JP2017210966A - 留め具 - Google Patents
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Abstract
【課題】取付作業性がよい留め具を提供する。
【解決手段】取付部材を被取付部材に取り付けるため、取付部材を保持した状態で被取付部材の軸部に固定される留め具10において、収容部20は、軸部の挿入口26を一端部28に有し、軸部を収容する。一対の脚部22は、収容部20の一端部28側から外側に向けて延びる。一対の脚部22は、一対の脚部22の間に位置する収容部20に接近するように撓み可能であり、先端側に取付部材の取付孔の周りに係合する係合部を有する。収容部20は、収容された軸部に係止する一対の係止部を有する。取付部材の取付孔に収容部20の一端部28側から挿入されて係合部が取付部材に係合され、挿入口26に軸部を挿入して係止部が軸部に係止され、取付部材を被取付部材に取り付ける。
【選択図】図1
【解決手段】取付部材を被取付部材に取り付けるため、取付部材を保持した状態で被取付部材の軸部に固定される留め具10において、収容部20は、軸部の挿入口26を一端部28に有し、軸部を収容する。一対の脚部22は、収容部20の一端部28側から外側に向けて延びる。一対の脚部22は、一対の脚部22の間に位置する収容部20に接近するように撓み可能であり、先端側に取付部材の取付孔の周りに係合する係合部を有する。収容部20は、収容された軸部に係止する一対の係止部を有する。取付部材の取付孔に収容部20の一端部28側から挿入されて係合部が取付部材に係合され、挿入口26に軸部を挿入して係止部が軸部に係止され、取付部材を被取付部材に取り付ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、取付部材を被取付部材に取り付けるための留め具に関する。
車両の外装部品として車体床下にアンダーカバーが設けられる。アンダーカバーは、車体下面の保護や、走行中の風切り音および空気抵抗を抑えるために設けられる。車体パネルの下面部分には下方に突出する複数のボルトが形成され、そのボルトに留め具を介してアンダーカバーを取り付ける。
特許文献1には、車両のボデーパネルから立設するスタッドボルトに空力カバーを取り付けるための第1クリップおよび第2クリップが開示される。第1クリップは、円板形状のフランジと、フランジから垂下する軸部と、軸部内に形成される複数の弾性係止片とを有する。第2クリップは、第1クリップの軸部を受け入れ可能な筒部と、筒部の一端に形成されるフランジとを有する。
特許文献1の第1クリップおよび第2クリップのフランジによって空力カバーの取付孔の縁を挟んで、第1クリップおよび第2クリップを空力カバーの取付孔に取り付ける。次に、空力カバーに取り付けられた第1クリップの軸部の中にスタッドボルトを押し込んで、軸部内の弾性係止片に係止させて、空力カバーをボデーパネルに取り付ける。
特許文献1に開示される技術では、第1クリップおよび第2クリップを空力カバーに取り付ける際、空力カバーの取付孔に第1クリップを挿入した後、第1クリップを押さえながら第1クリップの軸部に第2クリップの筒部を嵌め込んで取り付ける。このように第1クリップと第2クリップの2部品で構成されているため、取付作業性がよくない。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、取付作業性がよい留め具を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様は、取付部材を被取付部材に取り付けるため、取付部材を保持した状態で被取付部材の軸部に固定される留め具であって、軸部の挿入口を一端部に有し軸部を収容するための収容部と、収容部の一端部側から外側に向けて延びる少なくとも一対の脚部と、を備える。一対の脚部は、一対の脚部の間に位置する収容部に接近するように撓み可能であり、先端側に取付部材の取付孔の周りに係合する少なくとも一対の係合部を有する。収容部は、収容された軸部に係止する係止部を有する。取付部材の取付孔に収容部の一端部側から挿入されて係合部が取付部材に係合され、挿入口に軸部を挿入して係止部が軸部に係止され、取付部材を被取付部材に取り付ける。
本発明によれば、取付作業性がよい留め具を提供できる。
図1(a)は、実施形態に係る留め具10の表側をみた斜視図であり、図1(b)は、実施形態に係る留め具10の裏側をみた斜視図である。図2(a)は、留め具10の側面図であり、図2(b)は、留め具10の上面図であり、図2(c)は、留め具10の下面図である。ここで各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。
樹脂製の留め具10は、取付部材を被取付部材に取り付けるために用いられる。取付部材は、例えば車両に設けられる樹脂製のアンダーカバーであり、被取付部材は、金属製の車体パネルである。また、取付部材は、アンダーカバーに限られず、別の外装部品であってよい。
アンダーカバーは車体の床下に設けられ、車体下面部分の保護や、走行中の風切り音や空気抵抗を低減する。アンダーカバーには複数の取付孔が形成され、取付孔のそれぞれに留め具10が係合する。
車体パネルの下面には、ボルト状の軸部が下方に突出するように複数設けられる。車体パネルの軸部は、アンダーカバーの取付孔の位置に応じて設けられる。留め具10は、アンダーカバーの複数の取付孔に挿入され、それぞれ係合されて仮留め状態をとる。次に、仮留め状態の留め具10を車体パネルの軸部に係止して取付作業を完了する。これにより、留め具10が車体パネルに固定された状態でアンダーカバーを保持する。
実施形態の留め具10はアンダーカバーの取付孔に押し込んで仮留め状態にでき、あとは車体パネルの軸部を押し入れて取付完了できるため、取付作業性がよい。なお、取付作業の詳細については後述する。
留め具10は、車体パネルの軸部を収容する収容部20と、アンダーカバーに係合する一対の脚部22とを備える。収容部20は、一端部28に形成される挿入口26と、他端部30側に形成されるフランジ部24と、一端部28および他端部30を連結する一対の第1柱部34および一対の第2柱部36と、収容部20の内側に形成される複数の係止部38とを有する。
図1(a)に示すように、円板状の一端部28の中央に挿入口26が形成される。挿入口26から車体パネルの軸部が収容部20内の収容空間に挿入される。挿入口26の周りには軸部の挿入ガイドとなる傾斜面32が形成される。傾斜面32は、外周から挿入口26に向かって凹むように形成される。傾斜面32は径方向内向きに沿って他端部30側に近づくように傾斜する。
図1(b)に示すように、他端部30の端面にはマイナスドライバーなどの所定の治具の先端を受け入れ可能な凹部39が形成される。他端部30は、車体パネルからアンダーカバーを取り外す際に凹部39にマイナスドライバーなどの所定の治具の先端を嵌めて留め具10を回転させるために設けられる。
フランジ部24は、収容部20の他端部30側に形成され、収容部20の外周面から径方向外向きに張り出すように形成される。フランジ部24は、一対の切欠部44により周方向に離間し、円弧状に一対形成される。フランジ部24は、アンダーカバーの取付孔に挿入した際に、取付孔の縁に引っ掛かる。
図2(a)に示すように、一対の第1柱部34は、対向しており、それらの間に一対の第2柱部36が形成される。図2(b)に示すように、一対の第2柱部36は、車体パネルの軸部が挿入可能となるように、中心軸を挟んで離間している。第1柱部34および第2柱部36は棒から格子状に形成されてよく、壁から筒状に形成されてよい。
図1(a)に示すように、第1柱部34および第2柱部36は、断面が長方形状であり、断面の長手方向が平行になるように形成されている。第1柱部34および第2柱部36の壁面の延在方向は平行である。これにより、成形用の型形状を一対の半割体にでき、製造コストを抑えることができる。また、一対の第1柱部34および一対の第2柱部36により、一端部28と他端部30を4本の柱で連結して、耐荷重性を高めることができる。
図2(a)に示すように、一対の第1柱部34の内面には、内方に向かって突出する6つの係止部38が形成される。図2(b)の挿入口26内から見えるように、対向する係止部38の最小間隔は挿入口26の直径より小さく形成される。係止部38は、弾性を有する爪体として撓み可能に形成され、先端が車体パネルの軸部に形成された螺旋状の外周溝に係止する。係止部38は、脚部22と同様に、一端部28側から他端部30側に垂れるように形成される。
図1(a)に示すように、一対の脚部22は、収容部20の一端部28側の外周面から外側に向けて延びるように形成される。一対の脚部22は、根元から先端に向かって収容部20から遠ざかるように拡開した形状を有する。一対の脚部22は、一対の脚部22の間に位置する収容部20に接近するように撓み可能に形成される。脚部22の先端22aは、フランジ部24の径方向外側に位置するように拡開する。
脚部22は、先端に第1係合部40および第2係合部42(これらを区別しない場合単に「係合部」という)を有する。脚部22の係合部は、アンダーカバーの取付孔の周りに係合する。第1係合部40および第2係合部42は、取付孔の縁の表裏に係合し、アンダーカバーの上下方向のガタツキを抑える。
図2(b)および図2(c)に示すように、フランジ部24に形成された切欠部44は、脚部22が収容部20に接近するように撓んだ際に入り込み可能に形成される。これにより、フランジ部24と第1係合部40がともにアンダーカバーの取付孔の縁に係合することが可能となり、耐荷重性を高めることができる。
図3(a)は、図2(b)に示す留め具10の線分A−Aの断面図であり、図3(b)は、図2(b)に示す留め具10の線分B−Bの断面図である。図3(a)に示す一対の第1柱部34にそれぞれ形成された係止部38は、対向するものの軸方向に少しずれて形成される。これにより、車体パネルの軸部の螺旋状の溝に係止しやすくできる。
図3(a)および図3(b)には、第2柱部36の断面が長方形状に形成され、その断面の長手方向は第1柱部34と同じであることが示される。これにより、成形用の型構造を簡素化できる。
図3(a)に示すように第1係合部40は脚部22の先端を屈曲するように平板状に形成される。第1係合部40の張り出し幅L1は、フランジ部24の径方向幅L2の半分以上の大きさに形成される。これにより、収容部20および脚部22が撓んでもアンダーカバーの取付孔から外れにくくできる。また、複数の取付孔に取り付ける際にそれぞれの取付孔に対する位置ずれを許容して係合することができる。
また、第1係合部40の張り出し幅L1は、第2係合部42の張り出し幅L3より大きくなるように形成される。これにより、第2係合部42がアンダーカバーの取付孔を通過しやすくしつつ、第1係合部40がその取付孔を通過しづらくでき、第1係合部40が取付孔の縁から外れにくくできる。
図3(a)に示すように、脚部22の根元側の端部は、収容部20の拡径面20aに連結する。これにより、脚部22が収容部20に接近するように撓む間隔を大きくできる。
図4は、留め具10をアンダーカバー12に取り付ける際の動きを説明するための図である。図4(a)は留め具10をアンダーカバー12の取付孔12aに挿入する前の状態を示し、図4(b)は留め具10を取付孔12aに挿入途中の状態を示し、図4(c)は留め具10をアンダーカバー12に取り付けた仮留め状態を示す。
図4(a)に示すように取付孔12aの直径は、自由状態での一対の脚部22の最大対向間隔より小さく、フランジ部24の外径より小さい。作業者は留め具10を一端部28側から取付孔12aに押し込む。なお、車体パネルの床下に取り付けた場合、アンダーカバー12の上面12bが内側(裏側)、下面12cが外側(表側)に位置する。
図4(b)に示すように、一対の脚部22は、取付孔12aの縁に当接して収容部20に接近するように撓み、切欠部44に入り込む。留め具10をさらに押し込むと、図4(c)に示すように、取付孔12aの縁を第2係合部42が乗り越えて、第2係合部42が取付孔12aの上側の縁に係合し、第1係合部40が取付孔12aの下側の縁に係合する。フランジ部24がアンダーカバー12の下面12cに当接して過剰な押し込みが制限される。このように、作業者は、留め具10を取付孔12aに押し込むだけで、アンダーカバー12に仮留めできるため取付作業が容易である。また、第1係合部40を設けることで取付孔12aの直径にバラツキが生じても取付孔12aの縁にガタツキなく係合することができる。
なお、図4(a)に示すように、取付孔12aの直径L4は、自由状態における脚部22の先端22aから収容部20の遠い側の第1柱部34までの間隔L5より小さくなるように形成される。これにより、取付孔12a内にて収容部20が一方の脚部22側にずれた場合であっても、第1係合部40の係合を維持でき、取付孔12aから外れにくくできる。
また、取付孔12aの直径L4と、自由状態における脚部22の先端22aから収容部20の近い側の第1柱部34までの間隔L6とは、以下の関係式(1)を満たす。
L4<(2×L6) (1)
間隔L6は、自由状態で脚部22の収容部20から最大限拡開した取付孔12a内での長さを示す。取付孔12aの直径L4が間隔L6の2倍より小さいことを示す関係式(1)を満たすことで、脚部22が十分に撓むように設けられ、留め具10が取付孔12aから外れにくくできる。
L4<(2×L6) (1)
間隔L6は、自由状態で脚部22の収容部20から最大限拡開した取付孔12a内での長さを示す。取付孔12aの直径L4が間隔L6の2倍より小さいことを示す関係式(1)を満たすことで、脚部22が十分に撓むように設けられ、留め具10が取付孔12aから外れにくくできる。
また、収容部20の外幅L7と、脚部22の拡開幅L8の合計は、取付孔12aの直径L4より大きい。脚部22の拡開幅L8は、対向方向において、脚部22の根元から係合部の底までの間隔をいう。
L4<(L7+L8) (2)
これにより、脚部22は、取付孔12aに対して、一方の脚部22がなくとも取付孔12aの縁に係合でき、収容部20が取付孔12a内で位置ずれしても係合は外れない。
L4<(L7+L8) (2)
これにより、脚部22は、取付孔12aに対して、一方の脚部22がなくとも取付孔12aの縁に係合でき、収容部20が取付孔12a内で位置ずれしても係合は外れない。
図5は、留め具10を車体パネル14に取り付ける際の動きを説明するための図である。図5(a)では、アンダーカバー12を車体パネル14に取り付ける前の状態を示す。作業者は、留め具10の一端部28を車体パネル14の軸部14aに位置合わせし、留め具10を上方に持ち上げる。軸部14aの先端が一端部28の傾斜面32に当接しても、その傾斜により挿入口26へガイドされる。
軸部14aの先端を挿入口26にガイドすれば、留め具10を上方に持ち上げて軸部14aを収容部20内に収容する。図5(b)に示すように、軸部14aの外周面には螺旋状の溝が形成されており、その溝に係止部38がそれぞれ係止する。これにより、アンダーカバー12を保持した状態の留め具10を軸部14aに固定できる。このように、軸部14aへの取付作業も押し込むだけでよいので容易である。
なお、取り付けた後の留め具10の凹部39に対してマイナスドライバーなどの所定の治具の先端を差し入れて留め具10を回転させることで、係止部38と軸部14aとの係止を解除することが可能である。
図6は、取付作業の際に留め具10とアンダーカバー12の外れを抑える作用について説明するための図である。図6(a)は軸部14aを収容部20に挿入する前の状態を示す。アンダーカバー12の取付孔12aは複数あり、それぞれに留め具10が取り付けられ、それぞれに複数の軸部14aが設けられる。複数の留め具10を軸部14aに固定する場合、寸法公差などの要因でいずれかの軸部14aと留め具10の挿入口26に位置ずれが生じ得る。
図6(a)に示すように、軸部14aと挿入口26には位置ずれが生じている。そのまま留め具10を上方に移動させると、図6(b)に示すように、一端部28の傾斜面32に軸部14aが当接する。軸部14aが傾斜面32に当接した状態で留め具10を押し上げると、傾斜面32は図中右方向に荷重を受ける。
図6(c)に示すように、留め具10の傾斜面32が軸部14aから受ける荷重により、収容部20が移動して挿入口26に軸部14aが入る。この際に、一方の脚部22は拡開するように撓み、他方の脚部22は収容部20に接近するように撓むことで、取付孔12aと係合部の係合が外れないように構成される。
このように、留め具10は、取付孔12a内で収容部20が位置ずれしても、一対の脚部22が撓むことで係合を維持したまま、軸部14aに固定することができる。なお、軸部14aと挿入口26の位置ずれの方向が、一対の脚部22の対向方向と異なる場合は、留め具10を軸回転すればよい。
さらに係止部38および脚部22はともに撓み可能な弾性体であり、収容部20から延出する。複数の係止部38は、一対の脚部22の対向方向にも撓み可能に形成され、係止部38と脚部22とが略同一方向に撓み可能に形成される。複数の係止部38は、一対の脚部22に挟まれた間に形成され、一対の脚部22の対向方向に変形可能である。また、脚部22の撓み方向に沿う平面と、係止部38の撓み方向に沿う平面は略平行である。これにより、脚部22の撓みだけでなく収容部20内でも係止部38の撓みによって、軸部14aと挿入口26の中心軸との位置ずれを吸収することができ、取付作業をいっそう容易にできるとともに、取付孔12aと係合部の係合および軸部14aの外周溝と係止部38の係止が外れづらくなるため高い保持力を得ることができる。
脚部22と係止部38とは弾性爪体ではあるが、脚部22は根元からの延出長さが係止部38より大きく形成され、係止部38より撓みやすく形成される。外側の弾性爪体(脚部22)を大きく、内側の弾性爪体(係止部38)を小さく形成する。相対的に小さい弾性爪体を壊れにくくできる。
本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を実施例に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施例も本発明の範囲に含まれうる。
実施形態では、留め具10を車両の外装部品を車体パネルに取り付けるために用いる態様を示したが、この態様に限られない。例えば、トリム部材やインストルメントパネルなどの内装部品を車体パネルに取り付けるために用いてよい。また、取付部材は、アンダーカバー12に限られず、天井に位置する車体パネルの上面に取り付けられる外装部材であってよい。
実施形態において、留め具10に一対の脚部22が形成される態様を示したが、この態様に限られない。例えば3つ以上の脚部が形成されてよく、脚部に応じてフランジ部24に切欠部44が形成されてよい。実施形態では収容部20内の係止部38は6つ形成される態様を示したが、この態様に限られず、例えば係止部38は2つから5つまたは7つ以上形成されてよい。
実施形態では、車体パネル14の軸部14aを螺旋状の溝を有する態様を示したが、その態様に限られない。軸部14aは棒状体であって、その外周面に係止部38が係止可能な段部や突部が形成される態様であってよい。
10 留め具、 12 アンダーカバー、 12a 取付孔、 12b 上面、 12c 下面、 14 車体パネル、 14a 軸部、 20 収容部、 22 脚部、 24 フランジ部、 26 挿入口、 28 一端部、 30 他端部、 32 傾斜面、 34 第1柱部、 36 第2柱部、 38 係止部、 39 凹部、 40 第1係合部、 42 第2係合部、 44 切欠部。
Claims (4)
- 取付部材を被取付部材に取り付けるため、取付部材を保持した状態で被取付部材の軸部に固定される留め具であって、
軸部の挿入口を一端部に有し、軸部を収容するための収容部と、
前記収容部の一端部側から外側に向けて延びる少なくとも一対の脚部と、を備え、
前記一対の脚部は、前記一対の脚部の間に位置する前記収容部に接近するように撓み可能であり、先端側に取付部材の取付孔の周りに係合する少なくとも一対の係合部を有し、
前記収容部は、収容された軸部に係止する係止部を有し、
取付部材の取付孔に前記収容部の一端部側から挿入されて前記係合部が取付部材に係合され、前記挿入口に軸部を挿入して前記係止部が軸部に係止され、取付部材を被取付部材に取り付けることを特徴とする留め具。 - 前記係合部は、取付部材の取付孔周りの表面に係合する第1係合部と、取付部材の取付孔周りの裏面に係合する第2係合部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の留め具。
- 前記収容部の他端部側の外周面から張り出すように形成されたフランジ部を備え、
前記フランジ部は、前記収容部に接近するように撓んだ前記一対の脚部が入り込み可能に形成された切欠部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の留め具。 - 前記一対の係止部は、前記一対の脚部の間に形成され、前記一対の脚部の対向方向に撓み可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の留め具。
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