JP2017125353A - Loading apparatus for wheel loader - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ホイールローダの荷役装置に関する。 The present invention relates to a cargo handling device for a wheel loader.
ホイールローダは、バケット作業だけでなくフォーク作業にも用いられる。リフトシリンダの伸長に対するバケットまたはフォークのチルト角の特性は、バケット作業とフォーク作業では異なる特性が求められる。特許文献1には、ブームの角度に応じてチルト角度を制御する発明が開示されている。
The wheel loader is used not only for bucket work but also fork work. The characteristics of the tilt angle of the bucket or fork with respect to the extension of the lift cylinder are required to be different between the bucket work and the fork work.
特許文献1に記載されている発明は、チルト角度がブーム角度(リフト角度)に応じて制御されるので、バケットのチルト角度が安定しない。
In the invention described in
本発明の第1の態様によるホイールローダの荷役装置は、リフトアーム10の先端に装着されたアタッチメント8を昇降する際、アタッチメント8の基準点が地面に対して平行に移動するリンク機構9と、リフトシリンダボトム室13aおよびリフトシリンダロッド室13bに圧油が供給されるとリフトアーム10を介してアタッチメント8を昇降させるリフトシリンダ13と、チルトシリンダボトム室14aおよびチルトシリンダロッド室14bに圧油が供給されるとアタッチメント8を傾動させるチルトシリンダ14とを備える。
そして、荷役装置は、アタッチメント8がチルトストッパ作動状態であることを検出するチルトストッパ作動状態検出部23と、リフトシリンダボトム室13aへ圧油を供給するリフトシリンダボトム室側油路13Aおよびチルトシリンダボトム室14aへ圧油を供給するチルトシリンダボトム室側油路14Aを互いに連通する連通位置と遮断する遮断位置に切換えられる第1連通/遮断弁17、すなわち切換弁と、少なくともチルトストッパ作動状態検出部23がチルトストッパ作動状態を検出すると第1連通/遮断弁17を連通位置に切換える制御部22(22a)とを備える。
なお、発明の理解を容易にするため実施の形態の符号を参考に付して説明しているが、あくまで参考であり、これにより本発明が実施の形態に限定されるものではない。
The wheel loader loading / unloading device according to the first aspect of the present invention includes a
The cargo handling device includes a tilt stopper
In addition, in order to make an understanding of an invention easy, the code | symbol of embodiment is attached | subjected and demonstrated, but it is only a reference and this invention is not limited to embodiment by this.
本発明によれば、リフトシリンダロッド室とチルトシリンダロッド室とを連通させることにより、リフトシリンダの伸長にあわせてチルトシリンダも伸長されるので、バケットのチルト角が安定する。 According to the present invention, by connecting the lift cylinder rod chamber and the tilt cylinder rod chamber, the tilt cylinder is extended with the extension of the lift cylinder, so that the tilt angle of the bucket is stabilized.
(第1実施形態)
以下、図1〜8を参照して、本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、ホイールローダ1の外観を示す図、図2は、ホイールローダ1の油圧装置を説明する図である。
ホイールローダ1は、前フレーム2、後フレーム3、後フレーム3に取り付けられる運転室4、荷役装置5で駆動されるフロントアタッチメント100、走行装置6、および荷役装置5と走行装置6の動力源となる原動機7を備える。
(First embodiment)
The first embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS.
FIG. 1 is a diagram illustrating an appearance of the
The
前フレーム2と後フレーム3は、車体中央部付近で鉛直軸方向にピン結合され、不図示の2本のステアリングシリンダにより屈曲される。フロントアタッチメント100は、バケット8と、バケット8を操作するリンク機構9とを備え、前フレーム2に装着される。
The
走行装置6は、運転室4に備えられるハンドル25により操作され、前タイヤ29aおよび後タイヤ29bを駆動し、ホイールローダ1を走行させる。走行装置6は、ホイールローダ1を操舵するため、図1に示す運転室4に備えられるハンドル25と、不図示のステアリング弁と、不図示のステアリングシリンダとを備えている。ハンドル25のステアリング操作によりステアリング弁が駆動してステアリングシリンダが伸縮することにより、前フレーム2と後フレーム3は互いに回動してホイールローダ1が向きを換える(換向される)。
The traveling
また、走行装置6は、走行駆動力を発生するため、トランスミッション26と、前後プロペラシャフト27a、27bと、前後アクスル28a、28bと、前後タイヤ29a、29bとを備える。原動機7からの駆動力はトランスミッション26に伝達される。トランスミッション26は原動機7からの駆動力を、前プロペラシャフト27aを介して、前アクスル28aに伝達し、後プロペラシャフト27bを介して後アクスル28bに伝達する。前アクスル28aの駆動力で前タイヤ29aが回転し、後アクスル28bの駆動力で後タイヤ29bが回転することにより、ホイールローダ1が走行する。
Further, the
荷役装置5は、図6で説明する油圧回路200と、チルトストッパセンサ23とを含む。リフトレバー操作によりリフト用操作パイロット弁20が操作されると、コントロール弁15のリフト用スプールが切換え制御される。メインポンプ18の吐出油はコントロール弁15のリフト用スプールに制御されてリフトシリンダ13に供給され、リフトシリンダ13が伸縮する。チルトレバー操作によりチルト用操作パイロット弁20が操作されると、コントロール弁15のチルト用スプールが切換え制御される。メインポンプ18の吐出油はコントロール弁15のチルト用スプールに制御されてチルトシリンダ14に供給され、チルトシリンダ14が伸縮する。
The
図1および図3を参照して、バケット8の動作に関連する構成を説明する。
図3は、リンク機構9の構成を示す図である。リンク機構9は、リフトアーム10、ベルクランク11、プッシュロッド12を備える。
リフトアーム10は、後端部が前フレーム2にピン結合され、前端部にバケット8がピン結合されている。リフトアーム10の中央部付近の下側と、前フレーム2に設けられたリフトシリンダブラケット2bとの間には、2本のリフトシリンダ13が設けられている。リフトアーム10は、2本のリフトシリンダ13の伸縮で前フレーム2に対して上下に回動する。
リフトアーム10の中央部付近にはベルクランクブラケット10aが設けられており、ベルクランクブラケット10aにベルクランク11がピン結合される。ベルクランク11の上部と前フレーム2に設けられたチルトシリンダブラケット2aとの間には、チルトシリンダ14が設けられている。ベルクランク11の下部とバケット8とは、プッシュロッド12によりピン結合されている。バケット8は、チルトシリンダ14の伸縮でチルト動作、あるいはダンプ動作する。
A configuration related to the operation of the
FIG. 3 is a diagram illustrating a configuration of the
The
A
リフトアーム10の先端付近の上部には盛り上がった突起部としてのチルトストッパ10b(図3(b)参照)があり、バケット8をチルトさせていくとチルトストッパ10bにバケット8の壁面が当接し、それ以上チルトしない構造になっている。以下、チルトストッパ10bにバケット8の壁面が当接している状態を、「チルトストッパ作動状態」と呼ぶ。
ベルクランクブラケット10aにはチルトストッパセンサ23、すなわち近接センサが設けられている。ベルクランク11にはチルトストッパ検出バー24が設けられている。「チルトストッパ作動状態」においては、チルトストッパセンサ23の検出部にチルトストッパ検出バー24が近接して、「チルトストッパ作動状態」であることを示す信号がチルトストッパセンサ23から出力される。
There is a
The
第1実施形態におけるホイールローダは、アタッチメントとしてフォークを使用したときの操作性を重視してリンク機構9が設計されている。この操作性について、図4に示すリフト角に対するチルト角の特性、すなわち、アタッチメント角度特性を参照して説明する。
In the wheel loader in the first embodiment, the
本明細書では「リフト角」と「チルト角」を次のように定義して用いる。すなわち、リフトアーム10のフレーム2との連結点と、リフトアーム10のバケット8の連結点とを結ぶ線分が水平線となす角度を「リフト角」と定義する。リフト角の正負は、リフトアーム10が上がる向きを正とする。また、バケット8の底面の直線部と、水平線のなす角を「チルト角」と定義する。チルト角は絶対値で評価し、負の値はとらないこととする。ただし、ホイールローダ1がアタッチメントとしてフォークを装着する場合は、フォークの底面の直線部と、水平線のなす角を「チルト角」と定義する。
In this specification, “lift angle” and “tilt angle” are defined and used as follows. That is, an angle formed by a line segment connecting a connection point between the
上述したチルトストッパ作動状態でのチルト角は、リンク機構9を構成する各要素部材の寸法、取付位置などに依存してリフト角に応じて決定される。
The tilt angle in the above-described tilt stopper operating state is determined according to the lift angle depending on the dimensions and mounting positions of the element members constituting the
実施の形態のホイールローダでは、オペレータがリフトレバーのみ操作してリフトシリンダ13が動作したとき、チルトレバー操作が行われなくてもバケット8のチルト角が変化する。その理由は次のとおりである。
リフトシリンダ13の動作によりリフトアーム10が動作すると、リフトアーム10に対するベルクランク11の角度が変化し、それに連動してプッシュロッド12、およびバケット8も動作する。チルトシリンダ14は、チルトシリンダブラケット2aとベルクランク11の間に設けられており、リフト動作によってリフトアーム10、すなわちベルクランク11と前フレーム2の位置関係が変化するためである。このようなリンク機構9のメカニズムにより、リフトアーム10を上昇させる際はバケット8がダンプ方向に姿勢が大きく変化する範囲が存在する。
In the wheel loader of the embodiment, when the operator operates only the lift lever and the
When the
フォークが装着されたホイールローダ1がフォーク作業を行う際には、リフトアーム10の上昇に伴うチルト角の変化は以下に記述されるような特性が望ましい。フォーク作業では、フォークを水平にセットした姿勢からリフトアーム10を上昇させるが、初期段階で若干チルトし、その後ほぼ水平を保つのがよい。
バケットが装着されたホイールローダ1がバケット作業を行う際には、リフトアーム10の上昇に伴うチルト角の変化は以下に記述されるような特性が望ましい。すなわち、リフトアーム10の上昇が開始されるとバケット8のチルト角度が一時的に増加し、さらに上昇が継続されるとチルト角度は約50度〜約60度の範囲で、ほぼ一定の角度を保つことがよい。
図4および図5を参照してアタッチメント角度特性を説明する。
When the
When the
The attachment angle characteristic will be described with reference to FIGS.
図4は、アタッチメント角度特性(以下、「特性」)L1〜L4を示す図である。特性L2、L4は、本実施の形態にかかるフォーク作業に適したホイールローダ1におけるアタッチメント角度特性である。特性L1、L3は、比較対象として示すバケット専用機、すなわちバケット作業に適したリンケージ寸法を有するホイールローダのアタッチメント角度特性である。特性L1〜L4はいずれも、チルトシリンダ長を一定にした状態で、すなわちチルトシリンダ14を動作させない状態で、リフトシリンダ13のみを動作させた際のチルト角の変化を表す。すなわち、リフト角に対するチルト角の特性である
FIG. 4 is a diagram illustrating attachment angle characteristics (hereinafter referred to as “characteristics”) L1 to L4. Characteristics L2 and L4 are attachment angle characteristics in the
特性L1と特性L3の違い、および特性L2と特性L4の違いは、リフトシリンダ13を動作させる前のチルト角である。特性L1およびL2は、バケット8を地面近傍まで下げた状態でチルトストッパが作動する状態にさせ、その後リフトシリンダ13のみを動作させてバケット8を上昇させた際のチルト角の変化を表す。特性L3およびL4は、バケット8を地面近傍まで下げた状態でチルト角を約0度の状態にし、その後リフトシリンダ13のみを動作させてバケット8を上昇させた際のチルト角の変化を表す。
The difference between the characteristic L1 and the characteristic L3 and the difference between the characteristic L2 and the characteristic L4 are tilt angles before the
図4の特性L1はバケット専用機のアタッチメント角度特性であり、バケット作業に好適な特性である。リフト角が−30度付近からプラス側に変化する際、チルト角が増加傾向を示す。掘削した土砂が積載されたバケットを上昇させる際にリフトアームを上げ操作するとき、チルト角が大きくなる特性である。すなわち、バケット上昇時は土砂がバケットから落ちこぼれないようにしている。
これに対して、フォーク作業に好ましいリンク機構9を搭載した実施の形態のホイールローダでバケット作業を行うとき、とくに、土砂を積載したバケットを大きくチルトさせて上昇させる作業を行うとき、特別な制御、処理などを行わない場合はアタッチメント角度特性がL2となる。この特性L2では、リフト角度が−30度付近から上昇する初期過程でバケット8が大きくダンプ側に操作されてしまい、バケット8から土砂がこぼれ落ちるおそれがある。
一方、図4の特性L4は、リンク機構9を搭載した実施の形態のホイールローダのフォーク作業に好適な特性である。この特性L4では、リフト角が−30度付近からプラス側に変化する際、チルト角が若干増加する傾向を示し、その後、リフト角が変化してもチルト角の変動が少ない特性である。フォークに載せた荷物を上昇させる際、荷を平行に上昇させることができる。
A characteristic L1 in FIG. 4 is an attachment angle characteristic of the bucket dedicated machine, and is a characteristic suitable for bucket work. When the lift angle changes from around −30 degrees to the plus side, the tilt angle tends to increase. The tilt angle increases when the lift arm is lifted to raise the bucket loaded with excavated earth and sand. That is, earth and sand are prevented from falling from the bucket when the bucket is raised.
On the other hand, when the bucket work is performed with the wheel loader of the embodiment equipped with the
On the other hand, a characteristic L4 in FIG. 4 is a characteristic suitable for fork work of the wheel loader of the embodiment in which the
上述したように、実施の形態のホイールローダはフォーク作業を重視したアタッチメント角度特性で場合姿勢が変化するリンク機構9を有する。すなわち、図4の特性L2,L4で示すようなアタッチメント角度特性を有する。上述したように、このようなアタッチメント角度特性のリンク機構9を使用してバケット作業を行うと、特性L2で示すように、リフトアームの上昇に伴ってチルト角が小さくなり、バケットが意図しないダンプ動作を行ってしまい、バケットから土砂がこぼれ落ちるおそれがある。
As described above, the wheel loader according to the embodiment includes the
バケット作業に適するアタッチメント角度特性とフォーク作業に適するアタッチメント角度特性との両方を、リンク機構の構成の工夫のみにより実現することは複雑な機構が必要になり、現実的ではない。リンク機構9を構成する各要素部材の寸法、取付位置などをフォーク作業に適するアタッチメント角度特性が得られるように設計した第1実施形態のホイールローダでは、オペレータの操作状況を判別し、換言するとリフトアームやバケットなどの操作状況を判別し、後述する制御によりバケット作業時にバケットから土砂がこぼれないようなアタッチメント角度特性を得る制御を行う。
Realizing both the attachment angle characteristic suitable for bucket work and the attachment angle characteristic suitable for fork work only by devising the structure of the link mechanism requires a complicated mechanism and is not realistic. In the wheel loader of the first embodiment designed so that the attachment angle characteristics suitable for the fork work can be obtained by measuring the dimensions and mounting positions of the element members constituting the
図5は、連通弁の動作の有無によるアタッチメント角度特性の変化を示す図である。制御が有効である特性L2Aは、バケット8の上昇、すなわちリフト角の増加とともにチルト角が大きく増加し、リフト角がθ2のときにチルト角が最大となる。リフト角がθ2からさらに増加すると、チルト角は減少に転じて約55度に収束する。図5における特性L2と特性L2Aの比較から明らかなように、制御を有効にすることによりチルト角が増大し、バケット作業に適したアタッチメント角度特性が得られる。
詳しくは後述するが、リフト角がθ1〜θ2に増加するにつれてチルトシリンダ14は伸長し、リフト角がθ2に達するとチルトシリンダ14は最伸長となる。さらに、リフト角がθ2〜θ3ではチルトシリンダ14は最伸長のままである。
一方、制御が無効である特性L2は、バケット8の上昇、すなわちリフト角が増加するとチルト角が減少するので、バケット作業に適したアタッチメント角度特性ではない。
FIG. 5 is a diagram illustrating a change in the attachment angle characteristic depending on whether or not the communication valve is operated. In the characteristic L2A for which the control is effective, the tilt angle greatly increases as the
As will be described in detail later, the
On the other hand, the characteristic L2 in which the control is invalid is not an attachment angle characteristic suitable for bucket work because the tilt angle decreases as the
以下では、フォーク作業に好ましいアタッチメント角度特性となるリンク機構9を備えたホイールローダにおけるバケット作業時にバケットから土砂がこぼれ落ちないようにする制御を取り入れた油圧回路について説明する。
フォーク作業に好ましいアタッチメント角度特性となるリンク機構9とは、リフトアーム10の先端に装着されたバケット8を昇降する際、バケット8の基準となる箇所(点、面、線)が地面に対して極力平行に移動するように設計されたリンク機構である。
制御の無効/有効は、後述するように、リフトシリンダ13への給排油路とチルトシリンダ14への給排油路を連通/遮断制御することにより実現する。また、制御が無効のときはフォーク作業に適したアタッチメント角度特性となり、制御が有効のときはバケット作業に適したアタッチメント角度特性となるように構成されている。
Hereinafter, a description will be given of a hydraulic circuit incorporating control for preventing earth and sand from spilling from the bucket during the bucket operation in the wheel loader provided with the
The
Invalidation / validity of the control is realized by performing communication / blocking control of the supply / discharge oil passage to the
(油圧回路)
図6は、図2で一部の構成要素を示したホイールローダ1の油圧回路200である。
リフトスプール30は、センターバイパス型の3位置をとる油圧パイロット切換弁である。リフトスプール30が中立位置の場合は、メインポンプ18から吐出された圧油は、チルトスプール31にバイパスされる。リフトスプール30は、リフト操作パイロット弁20aからのパイロット油圧により切換えられる。
(Hydraulic circuit)
FIG. 6 is a hydraulic circuit 200 of the
The
リフトシリンダ13は、圧油が導入されるリフトシリンダボトム室13a、およびリフトシリンダロッド室13bを備える。
リフトスプール30が図示左位置に切換えられた場合は、メインポンプ18から吐出された圧油は、リフトシリンダボトム室側油路13Aを経由してリフトシリンダ13のボトム室13aに供給され、リフトシリンダ13が伸長する。リフトスプール30が図示右位置に切換えられた場合、メインポンプ18から吐出された圧油は、リフトシリンダロッド室側油路13Bを経由してリフトシリンダ13のロッド室13bに供給され、リフトシリンダ13が縮退する。
The
When the
チルトスプール31は、センターバイパス型の3位置をとる油圧パイロット切換弁である。チルトスプール31が中立位置の場合は、メインポンプ18から吐出された圧油はタンク21に戻される。チルトスプール31は、チルト操作パイロット弁20bからのパイロット油圧により切換えられる。
チルトシリンダ14は、圧油が導入されるチルトシリンダボトム室14a、およびチルトシリンダロッド室14bを備える。
チルトスプール31が図示左位置に切換えられた場合、メインポンプ18から吐出された圧油は、チルトシリンダボトム室側油路14Aを経由してチルトシリンダ14のボトム室14aに供給され、チルトシリンダ14が伸長する。チルトスプール31が図示右位置に切換えられた場合、メインポンプ18から吐出された圧油は、チルトシリンダロッド室側油路14Bを経由してチルトシリンダ14のロッド室14bに供給され、チルトシリンダ14が縮退する。
The
The
When the
リフト操作パイロット弁20aが出力する圧力は、リフトアーム上げ、およびリフトアーム下げの操作圧であり、チルト操作パイロット弁20bが出力する圧力は、チルト操作圧、およびダンプ操作圧である。
The pressure output from the lift
リフトアーム上げ用の操作圧(以下、「リフトアーム上げ操作圧」と呼ぶ)は圧力センサ16aにより測定され、チルト操作圧、およびダンプ操作圧は、圧力センサ16bにより測定される。圧力センサ16a、16bにより測定された圧力は、コントローラ22に出力される。ただし、チルト操作圧、およびダンプ操作圧は、シャトル弁33により選択されて圧力センサ16bに出力される。以下では、圧力センサ16bにより測定されるチルト操作圧、およびダンプ操作圧を「チルト/ダンプ操作圧」と呼ぶ。
The operation pressure for raising the lift arm (hereinafter referred to as “lift arm raising operation pressure”) is measured by the
メインポンプ18からリフトシリンダ13およびチルトシリンダ14に供給される圧油は、メインリリーフ弁34によって所定の圧力以下に制限される。
チルトストッパ作動状態においてリフトアーム10を下げるとチルトシリンダ14に過大な圧力がかかるため、これを防止するためにオーバーロードリリーフ弁35が設けられる。オーバーロードリリーフ弁35は、チルトシリンダボトム室14aとチルトスプール31の間に設けられる。チルトシリンダボトム室14aが所定の圧力を超えると、コントロール弁15内に設けられるオーバーロードリリーフ弁35から圧油がタンクに戻される。この際に、チルトシリンダロッド室14bの圧力が急激に低下し、キャビテーション(気泡の発生)が生じることを防止するために、チルトシリンダロッド室14bにはメイクアップ弁36から作動油が供給される。
The pressure oil supplied from the
When the
ここまで説明した油圧回路200の構成は、従来のホイールローダで使用されている回路の構成と同様である。次に本実施の形態に特有の構成を説明する。本実施の形態によるホイールローダは、フォーク作業に適したアタッチメント角度特性を有するリンク機構を採用したホイールローダでありながら、バケット作業の所定操作状況において土砂がバケットからこぼれる現象を防ぐように動作制御するものである。 The configuration of the hydraulic circuit 200 described so far is the same as the configuration of the circuit used in the conventional wheel loader. Next, a configuration unique to the present embodiment will be described. Although the wheel loader according to the present embodiment is a wheel loader that employs a link mechanism having an attachment angle characteristic suitable for fork work, the wheel loader performs operation control so as to prevent a phenomenon that earth and sand are spilled from the bucket in a predetermined operation state of the bucket work. Is.
本実施の形態による油圧回路200は、リフトシリンダ13への油の給排を行うリフトシリンダボトム室側/ロッド室側油路13A,13Bと、チルトシリンダ14への油の給排を行うチルトシリンダボトム室側/ロッド室側油路14A,14Bとの間を接続した油路に介在された第1連通/遮断弁17と、リフトレバー操作を検出するリフトレバー操作パイロット圧センサ16aと、チルトレバー操作を検出するチルトレバー操作パイロット圧センサ16bと、上述したチルトストッパセンサ23と、チルトストッパセンサ23の出力および操作パイロット圧センサ16a,16bの圧力を受信して第1連通/遮断弁17を切換え制御するコントローラ22とを備える。
The hydraulic circuit 200 according to the present embodiment includes a lift cylinder bottom chamber side / rod chamber
第1連通/遮断弁17は閉位置と開位置に切換えられる電磁式の2位置切換え弁である。
閉位置では、リフトシリンダボトム室13aに接続されるリフトシリンダボトム室側油路13Aおよびリフトシリンダロッド室13bに接続されるリフトシリンダロッド室側油路13Bと、チルトシリンダボトム室14aに接続されるチルトシリンダボトム室側油路14Aおよびチルトシリンダロッド室14bに接続されるチルトシリンダロッド室側油路14Bとがそれぞれ遮断される。
The first communication /
In the closed position, the lift cylinder bottom chamber
第1連通/遮断弁17が閉位置に切換えられているとき、リフトレバー操作やチルトレバー操作によるアタッチメント角度特性はフォーク作業に好適な特性である。
開位置では、リフトシリンダ13のボトム室13aに接続されるリフトシリンダボトム室側油路13Aとチルトシリンダ14のボトム室14aに接続されるチルトシリンダボトム室側油路14Aとが連通し、リフトシリンダ13のロッド室13bに接続されるリフトシリンダロッド室側油路13Bとチルトシリンダ14のロッド室14bに接続されるチルトシリンダロッド室側油路14Bとが連通する。
第1連通/遮断弁17が開位置に切換えられると、リフトレバー操作によるアタッチメント角度特性は、デフォルト設定の特性から他の特性に切換えられる。切換え後の特性は、実施の形態ではバケット作業に好適な特性である。
When the first communication / shut-off
In the open position, the lift cylinder bottom chamber
When the first communication /
(油圧回路の動作)
リフト操作パイロット弁20aによってリフトアーム上げ操作がなされると、コントロール弁15のリフトスプール30の一端、図示左側の制御圧が上昇する。すると、リフトスプール30が右側に移動し、メインポンプ18からの圧油がリフトシリンダボトム室13aに供給される。このとき、コントローラ22は、操作パイロット圧センサ16a,16bによって得られるリフトアーム上げ操作圧、チルト/ダンプ操作圧が所定の閾値を超えた場合にそれぞれの操作が行われたと判断する。これと同時に、コントローラ22は、チルトストッパセンサ23からの信号に基づき、チルトストッパ10bが作動状態にあるか否かを判断する。コントローラ22は、リフトアーム上げ操作のみが行われており、かつチルトストッパ10bが作動状態にあると判断すると、第1連通/遮断弁17を第2位置、すなわち開位置に切り替える指令を出力する。
(Hydraulic circuit operation)
When the lift arm raising operation is performed by the lift
このとき、リフトシリンダボトム室13aに供給された圧油はチルトシリンダボトム室14aにも供給され、チルトシリンダ14には伸長する方向の推力が発生する。アタッチメント角度特性L2に示すようにリフト角の増大によってバケット8はダンプ側に姿勢が変化しようとするが、前述の推力によりチルトシリンダ14が伸長して、チルトストッパ作動状態が保たれる。チルトシリンダ14の伸長によってロッド側から排出された油は、第1連通/遮断弁17およびコントロール弁15を通過してタンク21に戻る。
At this time, the pressure oil supplied to the lift cylinder
そのままリフトアーム上げ操作が継続されると、チルトシリンダ14が最伸長まで達し、リフトシリンダ13のみが伸長を継続することによりチルトストッパ10bが非作動状態に移行する。
これによりチルトストッパセンサ23からの信号が非作動状態に変化し、コントローラ22から第1連通/遮断弁17に出力される指令が、第1位置、すなわち閉位置に切り替える指令値に変更される。
If the lift arm raising operation is continued as it is, the
As a result, the signal from the
第1連通/遮断弁17が第2位置、すなわち開位置に制御されているときにチルト/ダンプ操作が行われ、チルト/ダンプ操作圧が所定の閾値を超えた場合も、コントローラ22から第1連通/遮断弁17に出力される指令は第1位置、すなわち閉位置に切り替える指令値に変更される。第1連通/遮断弁17が第1位置に切り替わると、リフトシリンダボトム室側油路13Aとチルトシリンダボトム室側油路14Aが遮断され、リフトシリンダ13とチルトシリンダ14をそれぞれを独立して操作することが可能になる。
Even when the tilt / dump operation is performed while the first communication /
(コントローラのフローチャート)
コントローラ22の動作を、フローチャートを用いて説明する。
図7は、コントローラ22において実行されるプログラムの動作を示すフローチャートである。以下に説明する各ステップの実行主体は、コントローラ22のCPUである。コントローラ22は、所定の時間ごと、たとえば0.1秒ごとに以下に説明するプログラムを動作させる。
(Controller flowchart)
The operation of the
FIG. 7 is a flowchart showing the operation of the program executed in the
ステップS101において、チルトストッパセンサ23の出力を読み込み、ステップS102に進む。
ステップS102において、読み込んだチルトストッパセンサ23の出力が、所定の閾値以上であるか否かを判断する。たとえば、チルトストッパセンサ23の出力が電圧により表される場合に、入力された電圧が所定の電圧以上であるか否かを判断する。チルトストッパセンサ23の出力が閾値以上であると判断する場合は、チルトストッパ作動状態と認識してステップS104に進み、チルトストッパセンサ23の出力が閾値未満であると判断する場合は、チルトストッパ作動状態ではないと認識してステップS103に進む。
In step S101, the output of the
In step S102, it is determined whether or not the read output of the
ステップS103において、第1連通/遮断弁17に第1位置、すなわち閉位置への動作指令を出力して、図7により動作が表されるプログラムを終了する。ステップS103に進む状態は、フォーク作業に適したアタッチメント角度特性が選択された場合である。
ステップS104において、圧力センサ16aが出力する圧力、すなわちリフトアーム上げ操作圧を読み込み、ステップS105に進む。
In step S103, an operation command to the first position, that is, the closed position is output to the first communication /
In step S104, the pressure output from the
ステップS105において、リフトアーム上げ操作圧が所定の閾値以上であるか否か、すなわちリフト上げ操作が行われているか否かを判断する。リフトアーム上げ操作圧が所定の閾値未満であると判断する場合は、すなわちリフト非操作と認識してステップS106に進み、リフトアーム上げ操作圧が所定の閾値以上であると判断する場合は、リフト上げ操作と認識してステップS103に進む。
ステップS106において、圧力センサ16bが出力する圧力、すなわちチルト/ダンプ操作圧を読み込み、ステップS105に進む。
In step S105, it is determined whether or not the lift arm raising operation pressure is equal to or higher than a predetermined threshold, that is, whether or not a lift raising operation is being performed. When it is determined that the lift arm raising operation pressure is less than the predetermined threshold, that is, when it is recognized that the lift arm is not operated, the process proceeds to step S106. Recognizing the raising operation, the process proceeds to step S103.
In step S106, the pressure output from the
ステップS107において、チルト/ダンプ操作圧が所定の閾値以上であるか否か、すなわちチルト/ダンプ操作が行われているか否かを判断する。チルト/ダンプ操作圧が所定の閾値以上であると判断する場合はステップS108に進み、チルト/ダンプ操作圧が所定の閾値未満であると判断する場合はステップS103に進む。
ステップS108において、第1連通/遮断弁17に第2位置、すなわち開位置への動作指令を出力して、図7により動作が表されるプログラムを終了する。ステップS108に進む状態は、バケット作業に適したアタッチメント角度特性となるようなリフト操作、バケット操作が行われる場合である。
なお、ステップS102、S105、S107において用いた所定の閾値は、個別の値である。
In step S107, it is determined whether or not the tilt / dump operation pressure is greater than or equal to a predetermined threshold, that is, whether or not the tilt / dump operation is being performed. When it is determined that the tilt / dump operation pressure is greater than or equal to the predetermined threshold, the process proceeds to step S108, and when it is determined that the tilt / dump operation pressure is less than the predetermined threshold, the process proceeds to step S103.
In step S108, an operation command to the second position, that is, the open position is output to the first communication /
Note that the predetermined threshold values used in steps S102, S105, and S107 are individual values.
(動作例)
ホイールローダ1が土砂を掘削し、最揚高までリフトアーム10を上げる際の動作例を説明する。
図8は、ホイールローダ1が土砂を掘削し、最揚高までリフトアーム10を上げる際の動作例を説明する図である。図8ではホイールローダ1のバケット8およびリンク機構9を実線で示し、前タイヤ29aを二点鎖線で示している。以下では図5に示すアタッチメント角度特性、および図7に示すフローチャートをあわせて参照しながら説明する。
(Operation example)
An example of operation when the
FIG. 8 is a diagram for explaining an operation example when the
オペレータは、掘削対象の土砂の手前でバケット8のチルト角を約0度に、すなわち地面と水平にセットし、さらにバケット8の刃先を地面近傍にセットする。図8(b)に示すように、ホイールローダ1は、この状態で走行して土砂に突入する。
バケット8が土砂に食い込んだら、走行駆動力を低減させてバケット8をチルトさせつつ、リフトアーム10を上げる操作が行われ、土砂がバケット8にすくいこまれる。このときは、まだチルトストッパ10bが動作していないので(図7のステップS102:NO)、第1連通/遮断弁17は第1位置が維持される。
The operator sets the tilt angle of the
When the
引き続き、バケット8がチルトストッパ作動状態になるまで、チルトとリフトアーム上げの複合動作を行う。バケット8がチルトストッパ作動状態になると、オペレータはチルトおよびリフトアーム上げ操作を停止し、図8(c)に示すように走行動作にて土砂を運搬する。オペレータがチルトおよびリフトアーム上げ操作を停止する直前の状態では、チルトストッパセンサの出力が閾値を上回るが(図7のステップS102:YES)、チルト/ダンプ操作圧が閾値より大きいと判断されるため(図7のステップS107:NO)。コントローラは第1連通/遮断弁17に対して第1位置の指令出力を継続する。
Subsequently, a combined operation of tilt and lift arm raising is performed until the
ホイールローダ1が土砂を放土する場所に到達すると、オペレータはリフトアーム上げの単独操作を行い放土の準備を行う。このときは、チルトストッパ10bが作動状態であり(ステップS102:YES)、リフトアーム上げ操作圧が閾値以上であり(ステップS105:YES)、チルト/ダンプ操作圧が所定値未満なので(ステップS107:YES)、コントローラ22は第1連通/遮断弁17へ第2位置、すなわち開位置への切換指令を出力する(ステップS108)。したがって、オペレータはリフトアーム上げ操作しか行っていないが、第1連通/遮断弁17を介して圧油がチルトシリンダボトム室14aにも供給され、チルトシリンダ14に推力が発生する。ただし、第1連通/遮断弁17が第2位置に切り替えられた直後はチルトストッパ作動状態なので、リフトシリンダ13は伸長できない。この状態が、図5におけるリフト角がθ1の状態である。
When the
その後、オペレータによるリフトアーム上げ動作が継続されると、リフトシリンダ13が伸長するとともにチルトシリンダ14も伸長する。この状態が、図5におけるリフト角がθ1〜θ2の状態である。
また、この状態は図8(c)の実線で示す状態でもある。比較例として、第1連通/遮断弁17が第1位置から変化がない場合、もしくは第1連通/遮断弁17を備えない場合の状態を図8(c)の破線で示す。図8(c)に示す点線と実線の比較により、チルト角が大きくなっておりバケット8がすくい取った土砂がこぼれにくくなっていることがわかる。
Thereafter, when the lift arm raising operation by the operator is continued, the
This state is also a state indicated by a solid line in FIG. As a comparative example, a broken line in FIG. 8C shows a state where the first communication /
図8(c)に示した状態から、さらにリフトアーム上げ動作を継続すると、チルトシリンダ14が最伸長に到達する。この状態は、図5におけるリフト角がθ2の状態である。
さらにリフト上げ動作を継続すると、リフトシリンダ13は伸長するがチルトシリンダ14はこれ以上伸長できないためバケット8が若干ダンプ側に変化し、チルトストッパ10bが非作動状態になる。換言すると、リフト角がθ1〜θ2の状態ではチルトストッパ動作状態であったが、リフト角がθ2〜θ3の状態ではチルトストッパ動作状態ではない。
リフト角がθ2を超えると、チルトストッパセンサ10bの出力値が閾値より小さくなるため(図5、ステップS102:NO)、第1連通/遮断弁17はコントローラ22により第1位置に切り替えられる(図5、ステップS103)。
If the lift arm raising operation is further continued from the state shown in FIG. 8C, the
If the lift raising operation is further continued, the
When the lift angle exceeds θ2, the output value of the
さらにリフトアーム上げ動作を継続すると、リフトアーム10が最伸長に達しリフト角がθ3となる。この状態が、図8(d)の実線で示す状態である。比較例として、第1連通/遮断弁17が第1位置から変化がない場合、もしくは第1連通/遮断弁17を備えない場合の状態を図8(d)の破線で示す。図8(d)に示す点線と実線の比較により、リフト角が最大の場合でも、第1連通/遮断弁17の働きによりチルト角が大きくなっており、バケット8がすくい取った土砂がこぼれにくくなっていることがわかる。
図5に示すアタッチメント角度特性L2Aは、比較例であるL2よりもリフト角の全域にわたってチルト角が大きい。すなわち、土砂を放土するためにリフトアーム上げを行う際に、バケットチルト角度を大きくすることができ、土砂のこぼれ落ち防止効果や、車体を安定化させる効果が得られる。
If the lift arm raising operation is further continued, the
The attachment angle characteristic L2A shown in FIG. 5 has a larger tilt angle over the entire lift angle than the comparative example L2. That is, when the lift arm is raised to release the earth and sand, the bucket tilt angle can be increased, and the effect of preventing spillage of earth and sand and the effect of stabilizing the vehicle body can be obtained.
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)ホイールローダ1の荷役装置5は、リフトアーム10の先端に装着されたバケット8を昇降する際、バケット8の基準点が地面に対して平行に移動するリンク機構9と、リフトシリンダボトム室13aおよびリフトシリンダロッド室13bに圧油が供給されるとリフトアーム10を介してバケット8を昇降させるリフトシリンダ13と、チルトシリンダボトム室14aおよびチルトシリンダロッド室14bに圧油が供給されるとバケット8を傾動させるチルトシリンダ14とを備える。そして、バケット8がチルトストッパ作動状態であることを検出するチルトストッパセンサ23と、リフトシリンダボトム室13aへ圧油を供給するリフトシリンダボトム室側油路13Aおよびチルトシリンダロッド室14bへ圧油を供給するチルトシリンダロッド室側油路14Bを連通する連通位置と遮断する遮断位置に切換えられる切換弁、すなわち第一連通/遮断弁17と、少なくともチルトストッパセンサ23がチルトストッパ作動状態を検出すると第一連通/遮断弁17を連通位置に切換えるコントローラ(制御部)22とを備える。
According to the embodiment described above, the following operational effects can be obtained.
(1) The
このように構成されたホイールローダ1では、チルトストッパ作動状態であるバケット8をオペレータが上昇させる操作を行うと、すなわち、オペレータがリフトアーム上げ操作を行うと、リフトシリンダロッド室13bへ導入される圧油の一部がチルトシリンダロッド室14bに導入される。このとき、チルトシリンダ14の伸長方向の推力により、バケット8はチルトストッパ作動状態のまま上昇する。したがって、バケット8のチルト角が安定し、ふらつくことがない。
In the
(2)第1実施形態のホイールローダにおいては、第一連通/遮断弁17は電磁切換弁であり、制御部であるコントローラ22は、チルトストッパセンサ23からの検出信号によりチルトストッパ作動状態を検出し、かつ、リフトアーム操作圧センサ16aからの検出信号によりリフトアーム上げ操作を検出し、チルト/ダンプ操作圧センサ16bからの検出信号によりチルト/ダンプ非操作を検出しているとき、連通/遮断弁17を連通位置に切換える。
このように、チルトストッパ作動状態となった場合に、バケット8のチルト操作は行わずにリフトアーム10を上昇させるとき、リフトシリンダボトム室13aに供給される圧油の一部がチルトシリンダボトム室14bにも供給され、バケット8はチルトストッパ作動状態を維持するので、バケット8はチルトストッパ10bに当接した状態で上昇するので、バケット8の姿勢が安定し、バケット8からの土砂の落ちこぼれが防止される。
(2) In the wheel loader of the first embodiment, the first series / shut-off
Thus, when the tilt stopper is activated, when the
(3)チルトストッパ作動状態検出部、すなわちチルトストッパセンサ23は、リンク機構9内の所定の2箇所の位置関係、すなわちベルクランクブラケット10aとベルクランク11の位置関係によりバケット8のチルト角を検出する。
そのため、リンク機構9の構成にあわせてバケット8のチルト角を検出するための2箇所を適切に選定することにより、バケット8のチルト角を高感度に測定できる。また、チルト角を検出するための2箇所は複数の組み合わせが選択可能であり、たとえばメンテナンスの容易さ、温度変化の影響の受けにくさ、汚れにくさ、などの観点で選択できる。
(3) The tilt stopper operating state detector, that is, the
Therefore, the tilt angle of the
(変形例1)
第1実施形態では、チルトストッパセンサ23はベルクランクブラケット10aに設けられ、チルトストッパ検出バー24はベルクランク11に設けられた。しかし、チルトストッパセンサ23およびチルトストッパ検出バー24の取付け位置はこれに限定されない。チルトストッパセンサ23およびチルトストッパ検出バー24は、チルトストッパ作動状態が検出できるように、リンク機構9内のどのような位置に取り付けられてもよい。
さらにチルトストッパセンサ23は、近接センサに限定されず、距離計でもよい。
(Modification 1)
In the first embodiment, the
Further, the
(変形例2)
第1実施形態では、チルトストッパセンサ23は、ベルクランク11に設けられたチルトストッパ検出バー24を検出することにより、チルトストッパ作動状態を検出した。しかし、チルトストッパセンサ23は、バケット8に設けられた検出対象を検出してチルトストッパ作動状態を検出してもよいし、チルトストッパセンサ23はベルクランクブラケット10a以外に設けられてもよい。
たとえば、チルトストッパセンサ23がレーザ距離計であり、ベルクランク11に設けられ、所定の方向の障害物までの距離を測定してもよい。
(Modification 2)
In the first embodiment, the
For example, the
図9は、チルトストッパセンサ23aがバケットとの距離を測定する例を示す図である。図9(a)は、チルトストッパセンサ23aの取付け位置を示す図である。チルトストッパセンサ23aは、図示矢印方向の障害物までの距離を測定する。図9(b)は、チルトストッパ作動状態を示す図である。チルトストッパセンサ23aの出力を受けるコントローラ22は、チルトストッパセンサ23aが出力する障害物までの距離が、予め測定したバケット8までの距離と一致することを検出すると、チルトストッパ作動状態にあると判断する。
FIG. 9 is a diagram illustrating an example in which the
以上説明した変形例2によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)チルトストッパ作動状態検出部、すなわちチルトストッパセンサ23は、リンク機構9内の所定箇所とバケット8の位置関係によりバケットのチルト角を検出する。
そのため、チルト角を直接的に検出することができる。
According to
(1) The tilt stopper operating state detector, that is, the
Therefore, the tilt angle can be detected directly.
(変形例3)
第1実施形態では、コントローラ22はチルトストッパセンサ23の出力に基づき、チルトストッパ作動状態にあるか否かを判断した。しかし、コントローラ22はリフトシリンダ13およびチルトシリンダ14の動作状態に基づきチルトストッパ作動状態にあるか否かを判断してもよい。
バケット8のチルト角は、リフトシリンダ13およびチルトシリンダ14の長さ、およびリンク機構9の構造および寸法により算出できる。そのため、コントローラ22は、リンク機構9の構造および寸法が既知であれば、リフトシリンダ13およびチルトシリンダ14の長さに基づき、バケット8がチルトストッパ作動状態にあるか否かを判断できる。そのため、たとえば以下の構成により、バケット8がチルトストッパ作動状態にあるか否かを判断することができる。
(Modification 3)
In the first embodiment, the
The tilt angle of the
リフトシリンダ13およびチルトシリンダ14にそれぞれのロッドの長さを検出するセンサを設け、ロッドの伸縮位置を電気信号としてコントローラ22に出力するように構成する。コントローラ22には、リンク機構9の構造および寸法が予め入力されている。コントローラ22は、リフトシリンダ13およびチルトシリンダ14から入力された電気信号、リンク機構9の構造および寸法に基づき、バケット8がチルトストッパ作動状態にあるか否かを判断する。
The
以上説明した変形例3によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)チルトストッパ作動状態検出部、すなわちチルトストッパセンサ23は、リフトシリンダ13およびチルトシリンダ14の動作に基づきバケットのチルト角を検出する。
そのため、センサをリンク機構9やバケット8に設置する必要がなく、ホイールローダの構成を簡素にすることができる。
According to Modification 3 described above, the following operational effects are obtained.
(1) The tilt stopper operating state detection unit, that is, the
Therefore, it is not necessary to install a sensor in the
(第2実施形態)
図10を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。以下の説明では、第1実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1実施形態と同じである。本実施の形態では、主に、コントローラへ入力される信号がチルトストッパの出力信号のみである点で、第1実施形態と異なる。
(Second Embodiment)
A second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In the following description, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and different points will be mainly described. Points that are not particularly described are the same as in the first embodiment. This embodiment differs from the first embodiment mainly in that the signal input to the controller is only the output signal of the tilt stopper.
(構成)
図10は、第2実施形態における油圧回路200aを示す図である。
油圧回路200aは、第1実施の形態のコントローラ22に代えてコントローラ22aを備えるが、第1実施形態の圧力センサ16a、16bを備えていない。
油圧回路200aは、第2連通/遮断弁40とバケット操作検出弁41とを備えている。第2連通/遮断弁40は、リフトシリンダボトム室側油路13Aおよびリフトシリンダロッド室側油路13Bと、チルトシリンダボトム室側油路14Aおよびチルトシリンダロッド室側油路14Bとの間に、上記第1連通/遮断弁17と直列に設置される。第2連通/遮断弁40は、ばねにより常時は閉位置に切換えられている。リフトアーム上げ操作圧がばね圧以上になると開位置に切換えられる。
(Constitution)
FIG. 10 is a diagram illustrating a hydraulic circuit 200a according to the second embodiment.
The hydraulic circuit 200a includes a
The hydraulic circuit 200 a includes a second communication /
バケット操作検出弁41は、常時はばねにより第1の位置に切換えられており、このとき、第2連通/遮断弁40のばね圧側のパイロットポートをタンク圧に接続する。バケット操作検出弁41は、チルト操作圧/ダンプ操作圧がばね圧以上となると第2の位置に切換えられる。第2の位置に切換えられると、第2連通/遮断弁40のばね圧側のパイロットポートにパイロットポンプ19の吐出圧が導入される。
The bucket
(動作)
リフト操作パイロット弁20aからリフトアーム上げ操作圧が出力されると、コントロール弁15のリフトスプール30の一端、図示左側の制御圧が上昇する。すると、リフトスプール30が図示右側に移動し、メインポンプ18からの圧油がリフトシリンダボトム室13aに供給される。
リフトアーム上げ操作圧は、第2連通/遮断弁40の一端、図示右側にも作用する。このとき、バケット操作が行われていなければ、第2連通/遮断弁40の他端である図示左側はタンク圧となっているため、リフトアーム上げ操作圧が所定の圧力を超えると第2連通/遮断弁40は第2位置に切り替わる。
(Operation)
When the lift arm raising operation pressure is output from the lift
The lift arm raising operation pressure also acts on one end of the second communication /
コントローラ22aは、チルトストッパセンサ23からの信号に基づきバケット8がチルトストッパ作動状態にあるか否かを判断し、バケット8がチルトストッパ作動状態にあると判断すると第1連通/遮断弁17を第2位置に切り替える指令を出す。
したがって、リフトアーム上げ操作が行われてリフトアーム上げ操作圧が所定の圧力を超え、バケット操作が行われておらず、かつ、バケット8がチルトストッパ作動状態にあると、以下の処理が行われる。すなわち、リフトシリンダボトム室13aに供給された圧油はチルトシリンダボトム室14aへも供給され、チルトシリンダ14には伸び方向の推力が発生する。
このため、リフト角の増大によってダンプ側に姿勢が変わろうとするバケット8をチルトストッパ作動状態に保つ。チルトシリンダ14の伸長によってロッド室から排出された油は、第1連通/遮断弁17、第2連通/遮断弁40、およびコントロール弁15を通ってタンク21に戻る。そのままリフトアーム上げ操作を継続すると、チルトシリンダ14が最伸長に達してチルトストッパ作動状態ではないバケット姿勢に移行する。
Based on the signal from the
Accordingly, when the lift arm raising operation is performed, the lift arm raising operation pressure exceeds a predetermined pressure, the bucket operation is not performed, and the
For this reason, the
これによりチルトストッパセンサ23からの信号がチルトストッパ作動状態ではない非チルトストッパ作動状態に変化し、コントローラ22aから第1連通/遮断弁17に出力される指令が第1位置、すなわち閉位置に切り替える指令値に変更される。また、チルト・ダンプ操作(バケット操作)が行われ、チルト・ダンプ操作圧が所定の閾値を超える場合は、バケット操作検出弁41の出口圧力としてパイロットポンプ19の吐出圧が出力され、第2連通/遮断弁40が第1位置、すなわち閉位置に切り替わる。第1連通/遮断弁17もしくは第2連通/遮断弁40の少なくとも1方が第1位置に切り替わると、リフトシリンダ13とチルトシリンダ14の連通路が遮断され、それぞれが独立して操作される。
As a result, the signal from the
この第2実施形態によれば、第1実施形態における作用効果に加えて、以下の作用効果を奏する。
(1)第2実施形態のホイールローダは、リフトシリンダボトム室13aおよびリフトシリンダロッド室13bへ圧油を供給するリフトシリンダ給排油路13A,13B、およびチルトシリンダボトム室14aおよびチルトシリンダロッド室14bへ圧油を供給するチルトシリンダ給排油路14A,14Bの間に、第1連通/遮断弁17と直列に配置され、リフトシリンダボトム室側油路13Aおよびチルトシリンダボトム室側油路14Aを連通する連通位置と遮断する遮断位置とに切り替えられる第2の切換弁である第2連通/遮断弁40を備える。第2連通/遮断弁40は、リフトアーム10を上昇させる操作が行われたこと、および、バケット8をチルトおよびダンプさせる操作が行われないことの条件が成立するときに、リフトシリンダ給排油路13A,13Bとチルトシリンダ給排油路14A,14Bとを連通する連通位置に切り換わり、条件が成立しないときに、リフトシリンダ給排油路13A,13Bとチルトシリンダ給排油路14A,14Bとを遮断する遮断位置に切り換わる。
According to this 2nd Embodiment, in addition to the effect in 1st Embodiment, there exist the following effects.
(1) The wheel loader of the second embodiment includes lift cylinder supply /
チルトストッパセンサ23からチルトストッパ作動状態を検出する信号が入力されると、コントローラ22aは、第1連通/遮断弁17を連通位置に切換える。リフト操作に伴うリフト操作圧により第2連通/遮断弁40が連通位置に切り換わると、リフトシリンダボトム室13aに供給される圧油の一部がチルトシリンダボトム室14aに供給される。したがって、第1実施形態と同様の効果を奏するとともに、さらに、チルトストッパ作動状態であることを検出して第1連通/遮断弁17を電気信号により切換えるが、リフト操作は油圧で検出するようにした。したがって、コントローラ22に比べると信頼性が若干高くなる。
When a signal for detecting the tilt stopper operating state is input from the
(2)第2実施形態のホイールローダは、バケット8をチルトさせる操作またはダンプさせる操作を検出するとチルト/ダンプ操作検出位置に切り換わり、当該操作が検出されないときはチルト/ダンプ非操作検出位置に切り換わる第3の切換弁、すなわちバケット操作検出弁41をさらに有する。バケット操作検出弁41がチルト/ダンプ非操作検出位置に切り換わると、リフトアーム10を上昇させる操作で発生するリフトアーム操作圧により、第2連通/遮断弁40は連通位置へ切り換わり、バケット操作検出弁41がチルト/ダンプ操作検出位置に切り換わると、リフトアーム操作圧が発生しても第2連通/遮断弁40は遮断位置に保持される。
第2連通/遮断弁40とバケット操作検出弁41は油圧により動作するので、圧力センサ16a、16bの出力に基づき電気的に動作するコントローラ22よりも信頼性が高い。
(2) The wheel loader according to the second embodiment switches to the tilt / dump operation detection position when an operation for tilting or dumping the
Since the second communication /
(第3実施形態)
図11〜12を参照して、本発明の第3実施形態を説明する。以下の説明では、第1実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1実施形態と同じである。本実施の形態では、主に、連通弁がボトム室連結用とロッド室連結用とで個別に設けられる点で、第1実施形態と異なる。
(Third embodiment)
A third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the following description, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and different points will be mainly described. Points that are not particularly described are the same as in the first embodiment. This embodiment is different from the first embodiment mainly in that the communication valve is provided separately for the bottom chamber connection and the rod chamber connection.
(構成)
図11は、第3実施形態における油圧回路200bを示す図である。
油圧回路200bは、第1実施形態における第1連通/遮断弁17に代えて、ボトム室連通/遮断弁42、およびロッド室連通/遮断弁43を備える。油圧回路200bは、バケット操作検出弁41、および連通弁動作圧選択弁44をさらに備える。油圧回路200bは、コントローラ22に代えてコントローラ22bを備える。油圧回路200bは、第1実施形態における油圧回路200が備えた圧力センサ16a、16bを備えない。ボトム室連通/遮断弁42、およびロッド室連通/遮断弁43の構成を図12も併せて参照しながら説明する。
図12(a)はボトム室連通/遮断弁42の構成を示す図、図12(b)はロッド室連通/遮断弁43の構成を示す図である。
(Constitution)
FIG. 11 is a diagram illustrating a hydraulic circuit 200b according to the third embodiment.
The hydraulic circuit 200b includes a bottom chamber communication /
FIG. 12A is a diagram showing the configuration of the bottom chamber communication /
ボトム室連通/遮断弁42は、リフトシリンダボトム室13aとチルトシリンダボトム室14aとの連通状態を切換える。ロッド室連通/遮断弁43は、リフトシリンダロッド室13bとチルトシリンダロッド室14bとの連通状態を切換える。ボトム室連通/遮断弁42、およびロッド室連通/遮断弁43は、いずれも2位置6ポートの油圧パイロット切換弁である。ボトム室連通/遮断弁42、およびロッド室連通/遮断弁43は、いずれもバケット操作検出弁41、および連通弁動作圧選択弁44の出口圧力により切換えられる。
The bottom chamber communication /
ボトム室連通/遮断弁42は、遮断位置において、リフトシリンダボトム室13aを油圧源に接続するボトム室油路42bを有し、連通位置において、リフトシリンダボトム室13aとチルトシリンダボトム室14aを圧油源に接続するボトム室側リフト/チルト連通油路42cを有する。ボトム室側リフト/チルト連通油路42cは、リフトシリンダボトム室13aの圧油をチルトシリンダボトム室14aへ逆流させないボトム室チェック弁42aを有する。
The bottom chamber communication /
ロッド室連通/遮断弁43は、遮断位置において、リフトシリンダロッド室13bを油圧源に接続するロッド室油路43bを有し、連通位置において、リフトシリンダロッド室13bとチルトシリンダロッド室14bを圧油源に接続するロッド室側リフト/チルト連通油路43cを有する。ロッド室側リフト/チルト連通油路43cは、リフトシリンダロッド室13bの圧油をチルトシリンダロッド室14bへ逆流させないロッド室チェック弁43aを有する。
The rod chamber communication /
ボトム室連通/遮断弁42の第1位置は、リフトスプール30の二次側流路38をリフトシリンダボトム室13aに接続させ、リフトシリンダボトム室13aとチルトシリンダボトム室14aとの連通を遮断する。ボトム室連通/遮断弁42の第2位置は、ボトム室チェック弁42aによりリフトシリンダボトム室13aからの圧油の流出を遮断しつつ、リフトシリンダボトム室13aとチルトシリンダボトム室14aにリフトスプール30で調節された圧油を供給する位置である。すなわち、第2の位置は、リフトシリンダボトム室13aとチルトシリンダボトム室14aとを連通する連通位置である。
The first position of the bottom chamber communication /
ロッド室連通/遮断弁43の第1位置は、リフトスプール30の二次側をリフトシリンダロッド室13bに接続させ、リフトシリンダロッド室13bとチルトシリンダロッド室14bとの連通を遮断する。ロッド室連通/遮断弁43の第2位置は、チェック弁43aによりリフトシリンダロッド室13bへの圧油の流入を遮断しつつ、リフトシリンダロッド室13bとチルトシリンダロッド室14bにリフトスプール30で調節された圧油を供給する。
The first position of the rod chamber communication / shut-off
ボトム室連通/遮断弁42およびロッド室連通/遮断弁43は、バケット操作検出弁41の出口圧力とばね圧の和と、連通弁動作圧選択弁44の出口圧力との大小比較で開位置または連通位置に切り換わる。連通弁動作圧選択弁44の出口圧力が所定の圧力(上記バケット操作検出弁41の出口圧力とばね圧の和)を超え、バケット操作検出弁41の出口圧力がタンク圧の場合に連通位置に切り替わる。連通位置では、リフトシリンダボトム室13aに供給される圧油がチルトシリンダボトム室14aにも供給される。
The bottom chamber communication /
連通弁動作圧選択弁44は、タンク圧とリフトアーム上げ操作圧のいずれかを出口圧力として選択する電磁切換弁であり、コントローラ22bにより選択が切り替えられる。コントローラ22bが上述したと同様にチルトストッパセンサ23の出力電圧に基づきチルトストッパ作動状態を判別すると、リフトアーム上げ操作圧が出力されるように連通弁動作圧選択弁44が切換え制御される。コントローラ22bがチルトストッパ作動状態を判別しないときは、タンク圧が出力されるように連通弁動作圧選択弁44が切換え制御される。
The communication valve operating
バケット操作検出弁41は、タンク圧とパイロットリリーフ圧のいずれかを出口圧力として選択する油圧パイロット式の切換弁である。バケット操作検出弁41は、チルト・ダンプ操作圧が所定の圧力を超えるとパイロットリリーフ圧を出力し、それ以外の場合にはタンク圧を出力する。
The bucket
(動作)
オペレータがリフト操作パイロット弁20aを図示左側に倒してリフトアーム上げ操作を行うと、この操作圧力は、コントロール弁15のリフトスプール30と連通弁動作圧選択弁44とに作用する。
リフトスプール30は、リフトアーム上げ操作により図示左側の制御圧が上昇する。すると、リフトスプール30が図示右側に移動し、メインポンプ18からの圧油がボトム室連通/遮断弁42に達する。このとき、チルト/ダンプ非操作の場合、ボトム室連通/遮断弁42の図示左側のパイロットポートにはタンク圧が作用している。一方、チルトストッパ作動状態が検出されていない場合、コントローラ22bは、連通弁動作圧選択弁44を初期位置に保持する制御を行っており、連通弁動作圧選択弁44の出口圧力はタンク圧である。したがって、チルト/ダンプ非操作、かつ、チルトストッパ作動状態でない場合には、ボトム室連通/遮断弁42を経由してリフトスプール30からの圧油がリフトシリンダボトム室13aに供給される。
(Operation)
When the operator moves the lift
In the
リフトアーム上げ操作が行われているとき、コントローラ22bによりチルトストッパ作動状態態にあると判断されると、コントローラ22bは、連通弁動作圧選択弁44に対して、リフトアーム上げ操作圧を出口圧力として選択する位置に切り換えるように指令を出力する。すると、ボトム室連通/遮断弁42、およびロッド室連通/遮断弁43の図示右側のパイロットポートにリフトアーム上げ操作圧が作用する。このとき、バケット操作が行われていなければ、ボトム室連通/遮断弁42、およびロッド室連通/遮断弁43の図示左側のパイロットポートはタンク圧となっている。そのため、リフトアーム上げ操作圧が所定の圧力を越えると、ボトム室連通/遮断弁42およびロッド室連通/遮断弁43は第2位置である連通位置に切り替わり、リフトアーム上げ操作に伴うメインポンプ18からの吐出油がリフトシリンダボトム室13aとチルトシリンダボトム室14aの双方に供給される。
If the
すなわち、リフトシリンダボトム室13aに供給される圧油はチルトシリンダボトム室14aへも供給され、チルトシリンダ14には伸び方向の推力が発生する。この結果、ダンプ側に姿勢が変わろうとするバケット8は、チルトストッパ作動状態を保つ。チルトシリンダ14の伸長によってロッド側から排出された油は、ボトム室連通/遮断弁42、ロッド室連通/遮断弁43、およびコントロール弁15を通ってタンク21に戻る。そのままリフトアーム上げ操作を継続すると、バケット8の姿勢がチルトストッパ作動状態ではない姿勢となる。
That is, the pressure oil supplied to the lift cylinder
これによりチルトストッパセンサ23からの信号がチルトストッパ非作動状態に変化し、コントローラ22bから連通弁動作圧選択弁44に出力される指令がタンク圧選択位置に切り替える指令値に変更される。また、チルト・ダンプ操作が行われ、チルト・ダンプ操作圧が所定の閾値を超える場合は、バケット操作検出弁41の出口圧力としてパイロットリリーフ圧が出力され、ボトム室連通/遮断弁42およびロッド室連通/遮断弁43が第1位置、すなわち閉位置に切り替わる。ボトム室連通/遮断弁42およびロッド室連通/遮断弁43が第1位置に切り替わると、リフトシリンダ13とチルトシリンダ14とが互い遮断され、それぞれが独立して操作される。
As a result, the signal from the
この第3実施形態によれば、第1実施形態における作用効果に加えて、以下の作用効果を奏する。
(1)第3実施形態のホイールローダ1の荷役装置5は、バケット8がチルトストッパ作動状態であることを検出するチルトストッパセンサ23と、リフトシリンダボトム室13aへ圧油を供給するリフトシリンダボトム室側油路13Aおよびチルトシリンダボトム室14aへ圧油を供給するチルトシリンダボトム室側油路14Aを連通する連通位置と遮断する遮断位置とに切換えられる第4の切換弁、すなわちボトム室連通/遮断弁42と、リフトシリンダロッド室13bへ圧油を供給するリフトシリンダロッド室側油路13Bよびチルトシリンダロッド室14bへ圧油を供給するチルトシリンダロッド室側油路14Bを連通する連通位置と遮断する遮断位置に切換えられる第5の切換弁、すなわちロッド室連通/遮断弁43とを備える。
さらに、バケット8をチルトまたはダンプさせる操作を検出するとチルト/ダンプ操作検出位置に切り換わり、当該操作が検出されないとチルト/ダンプ非操作検出位置に切り換わるバケット操作検出弁41と、リフトアーム10を上昇させる操作で発生するリフトアーム上げ操作圧を選択するリフトアーム上げ操作圧選択位置、およびタンク圧を選択するタンク圧選択位置のいずれか一方に切り換わる電磁式の切換弁44とをさらに備える。制御部22bが、チルトストッパ作動状態検出部23がチルトストッパ作動状態を検出すると、電磁式の切換弁44をリフトアーム上げ操作圧選択位置に切換え、チルトストッパ作動状態を検出しないと、電磁式の切換弁44をタンク圧選択位置に切換える。制御部22bがチルトストッパ作動状態を検出しているとき、バケット非操作のときにリフトアーム10を上昇させる操作で発生するリフトアーム操作圧により、ボトム室連通/遮断弁42およびロッド室連通/遮断弁43が連通位置に切換わる。
According to this 3rd Embodiment, in addition to the effect in 1st Embodiment, there exist the following effects.
(1) The
Further, when an operation for tilting or dumping the
このような第3実施の形態のホイールローダの荷役装置においても第1実施の形態の荷役装置で得られた作用効果と同様の作用効果を奏することができる。また、第2実施の形態と同様に、電磁式の切換弁44と、油圧パイロット切換式のバケット操作検出弁41、ボトム室連通/遮断弁42、およびロッド室連通/遮断弁43を備えるので、第1実施形態の荷役装置に比べて信頼性が向上する。
Also in the wheel loader handling apparatus of the third embodiment, it is possible to achieve the same effects as the actions and effects obtained by the cargo handling apparatus of the first embodiment. Further, similarly to the second embodiment, since it includes an
(2)第3実施形態のホイールローダ1の荷役装置5のボトム室連通/遮断弁42は、遮断位置において、リフトシリンダボトム室13aを油圧源に接続するボトム室油路42bを有し、連通位置において、リフトシリンダボトム室13aとチルトシリンダボトム室14aを圧油源に接続するボトム室側リフト/チルト連通油路42cを有する。ロッド室連通/遮断弁43は、遮断位置において、リフトシリンダロッド室13aを油圧源に接続するロッド室油路43bを有し、連通位置において、リフトシリンダロッド室13bとチルトシリンダロッド室14bを圧油源に接続するロッド室側リフト/チルト連通油路43cを有する。
ボトム室連通/遮断弁42とロッド室連通/遮断弁43は、電磁式の切換弁44で選択された圧力と、バケット操作検出弁41がチルト/ダンプ操作検出位置またはチルト/ダンプ非操作検出位置に切換えられたときの出力圧とに応じて切り換わる。ボトム室連通/遮断弁42、ロッド室連通/遮断弁43は、切換弁44で選択された圧力がバケット操作検出弁41の出力圧よりも高いときに連通位置に切り換わる。
ボトム室連通/遮断弁42、ロッド室連通/遮断弁43,およびバケット操作検出弁41は油圧により動作するので、圧力センサ16a、16bの出力に基づき電気的に動作する第1および第2実施の形態の荷役装置よりも信頼性が高い。
(2) The bottom chamber communication /
The bottom chamber communication /
Since the bottom chamber communication /
(3)第3実施形態のホイールローダ1の荷役装置5において、ボトム室側リフト/チルト連通油路とロッド室側リフト/チルト連通油路はそれぞれ、リフトシリンダボトム室13aからチルトシリンダボトム室14aへの圧油の流入を阻止するボトム室チェック弁42a、および、リフトシリンダロッド室13bの圧油をチルトシリンダロッド室14bへ逆流させないロッド室チェック弁43aを有する。
このような逆流防止用のチェック弁42b、43bにより、リフトシリンダボトム室13aおよびリフトシリンダロッド室13bの圧油がチルトシリンダボトム室14aやチルトシリンダロッド室14bに逆流することが防止され、不所望なリフトアーム10の落下を防止できる。
さらに、以下に説明する第3実施形態に特有の効果を有する。
(3) In the
Furthermore, it has an effect peculiar to 3rd Embodiment demonstrated below.
(第3実施形態に特有の効果)
図13は、第3実施形態に特有の効果を説明する図である。
第1連通/遮断弁17が第2位置である連通位置で固着すると、第1、第2実施の形態では、図13に示すように、リフトシリンダ13とチルトシリンダ14のボトム室間、ロッド室間が常に連通した状態になる。さらに、チルトストッパ非作動状態で、リフトシリンダ13の保持圧がチルトシリンダ14の保持圧より高いと、リフトシリンダ13のボトム室からチルトシリンダ14のボトム室に作動油が流入し、バケット8がチルトし、リフトアーム10が下降する。このリフトアーム10の予期しない動きは、リフトシリンダ13とチルトシリンダ14の保持圧が同じになるか、チルトストッパ10bが作動する、すなわちチルトストッパ作動状態になることで停止する。
一方、第3実施形態においては、連通弁42,43内にチェック弁を備えているので、ボトム室連通/遮断弁42、およびロッド室連通/遮断弁43が第2位置である連通位置で固着しても、リフトシリンダ13、チルトシリンダ14のボトム室から作動油が流出することがないため、上記第1、第2実施形態のような事態は起こらない。さらに、ボトム室連通/遮断弁42、ロッド室連通/遮断弁43が第2位置の固着によりリフトアーム下げ動作が不能になるため、不具合の発生を運転車などが速やかに知ることができる。
(Effects peculiar to the third embodiment)
FIG. 13 is a diagram for explaining effects peculiar to the third embodiment.
When the first communication /
On the other hand, in the third embodiment, since the check valves are provided in the
上述した各実施形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
上記では、種々実施形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
The above-described embodiments and modifications may be combined.
Although various embodiments and modifications have been described above, the present invention is not limited to these contents. Other embodiments conceivable within the scope of the technical idea of the present invention are also included in the scope of the present invention.
1 … ホイールローダ
8 … バケット
9 … リンク機構
13 … リフトシリンダ
13a … リフトシリンダボトム室
13b … リフトシリンダロッド室
13A …リフトシリンダボトム室側油路
13B …リフトシリンダロッド室側油路
14 … チルトシリンダ
14a … チルトシリンダボトム室
14b … チルトシリンダロッド室
14A … チルトシリンダボトム室側油路
14B … チルトシリンダロッド室側油路
17 … 第1連通/遮断弁(切換弁)
22,22a,22b … コントローラ
23 … チルトストッパセンサ(チルトストッパ作動状態検出部)
40 … 第2連通/遮断弁(第2の切換弁)
41 … バケット操作検出弁(第3の切換弁)
42 … ボトム室連通/遮断弁(切換弁、第4の切換弁)
42a … ボトム室チェック弁
42b … ボトム室油路
42c … ボトム室側リフト/チルト連通油路
43 … ロッド室連通/遮断弁(第5の切換弁)
43a … ロッド室チェック弁
43b … ロッド室油路
43c … ロッド室側リフト/チルト連通油路
44 … 連通弁動作圧選択弁
DESCRIPTION OF
22, 22a, 22b ...
40: Second communication / shutoff valve (second switching valve)
41 ... Bucket operation detection valve (third switching valve)
42 ... Bottom chamber communication / shutoff valve (switching valve, fourth switching valve)
42a ... Bottom
43a ... Rod
Claims (10)
リフトシリンダボトム室およびリフトシリンダロッド室に圧油が供給されると前記リフトアームを介してアタッチメントを昇降させるリフトシリンダと、
チルトシリンダボトム室およびチルトシリンダロッド室に圧油が供給されると前記アタッチメントを傾動させるチルトシリンダとを備えるホイールローダにおける荷役装置であって、
前記アタッチメントがチルトストッパ作動状態であることを検出するチルトストッパ作動状態検出部と、
前記リフトシリンダボトム室へ圧油を供給するリフトシリンダボトム室側油路および前記チルトシリンダボトム室へ圧油を供給するチルトシリンダボトム室側油路を互いに連通する連通位置と互いに遮断する遮断位置に切換えられる切換弁と、
少なくとも前記チルトストッパ作動状態検出部が前記チルトストッパ作動状態を検出すると前記切換弁を前記連通位置に切換える制御部とを備えることを特徴するホイールローダの荷役装置。 A link mechanism in which the reference point of the attachment moves parallel to the ground when the attachment attached to the tip of the lift arm is moved up and down;
A lift cylinder that lifts and lowers the attachment via the lift arm when pressure oil is supplied to the lift cylinder bottom chamber and the lift cylinder rod chamber;
A load handling device in a wheel loader comprising a tilt cylinder that tilts the attachment when pressure oil is supplied to a tilt cylinder bottom chamber and a tilt cylinder rod chamber,
A tilt stopper operating state detector for detecting that the attachment is in a tilt stopper operating state;
The lift cylinder bottom chamber side oil passage for supplying pressure oil to the lift cylinder bottom chamber and the tilt cylinder bottom chamber side oil passage for supplying pressure oil to the tilt cylinder bottom chamber are connected to a communication position for communication with each other and a blocking position for blocking each other. A switching valve to be switched;
A wheel loader loading / unloading apparatus comprising: a control unit that switches the switching valve to the communication position when at least the tilt stopper operating state detection unit detects the tilt stopper operating state.
前記リフトアームを上昇させる操作を検出するリフトアーム操作検出部と、
前記アタッチメントをチルトまたはダンプさせる操作を検出するアタッチメント操作検出部とを備え、
前記切換弁は電磁切換弁であり、
前記制御部は、前記チルトストッパ作動状態検出部が前記チルトストッパ作動状態を検出し、かつ、前記リフトアーム操作検出部が前記リフトアームの上昇操作を検出し、かつ、前記アタッチメント操作検出部が前記アタッチメントのチルトまたはダンプ操作を検出していないとき、前記切換弁を前記連通位置に切換えることを特徴するホイールローダの荷役装置。 In the wheel loader cargo handling device according to claim 1,
A lift arm operation detector that detects an operation of raising the lift arm;
An attachment operation detection unit that detects an operation of tilting or dumping the attachment;
The switching valve is an electromagnetic switching valve;
The control unit is configured such that the tilt stopper operation state detection unit detects the tilt stopper operation state, the lift arm operation detection unit detects a lift operation of the lift arm, and the attachment operation detection unit A wheel loader loading / unloading device that switches the switching valve to the communication position when an attachment tilt or dump operation is not detected.
前記リフトシリンダボトム室および前記リフトシリンダロッド室へ圧油を供給するリフトシリンダ給排油路、および前記チルトシリンダボトム室および前記チルトシリンダロッド室へ圧油を供給するチルトシリンダ給排油路の間に、前記切換弁と直列に配置され、前記リフトシリンダボトム室側油路および前記チルトシリンダボトム室側油路を連通する連通位置と遮断する遮断位置とに切り替えられる第2の切換弁を備え、
前記第2の切換弁は、前記リフトアームを上昇させる操作が行われたこと、および、前記アタッチメントをチルトまたはダンプさせる操作が行われないことの条件が成立するときに、前記リフトシリンダ給排油路と前記チルトシリンダ給排油路とを連通する連通位置に切り換わり、前記条件が成立しないときに、前記リフトシリンダ給排油路と前記チルトシリンダ給排油路とを遮断する遮断位置に切り換わることを特徴するホイールローダの荷役装置。 In the wheel loader cargo handling device according to claim 2,
Between a lift cylinder supply / discharge oil passage for supplying pressure oil to the lift cylinder bottom chamber and the lift cylinder rod chamber, and a tilt cylinder supply / discharge oil passage for supplying pressure oil to the tilt cylinder bottom chamber and the tilt cylinder rod chamber And a second switching valve that is arranged in series with the switching valve and that is switched between a communication position that communicates the lift cylinder bottom chamber side oil passage and the tilt cylinder bottom chamber side oil passage and a blocking position that shuts off.
The second switching valve is configured to supply and discharge the lift cylinder when a condition that an operation for raising the lift arm is performed and an operation for tilting or dumping the attachment is not performed is established. When the above condition is not satisfied, the lift cylinder supply / discharge oil passage and the tilt cylinder supply / discharge oil passage are switched to a shut-off position. A wheel loader cargo handling device characterized by being replaced.
前記アタッチメントをチルトまたはダンプさせる操作を検出するとチルト/ダンプ操作検出位置に切り換わり、当該操作が検出されないときはチルト/ダンプ非操作検出位置に切り換わる油圧パイロット式の第3の切換弁をさらに有し、
前記第3の切換弁がチルト/ダンプ非操作検出位置に切り換わると、前記リフトアームを上昇させる操作で発生するリフトアーム操作圧により、前記第2の切換弁は前記連通位置へ切り換わり、前記第3の切換弁がチルト/ダンプ操作検出位置に切り換わると、前記リフトアーム操作圧が発生しても前記第2の切換弁は前記遮断位置に保持されることを特徴する前記ホイールローダの荷役装置。 In the wheel loader cargo handling device according to claim 3,
When an operation for tilting or dumping the attachment is detected, it is further switched to a tilt / dump operation detection position, and when the operation is not detected, a hydraulic pilot-type third switching valve is further switched to the tilt / dump non-operation detection position. And
When the third switching valve is switched to the tilt / dump non-operation detection position, the second switching valve is switched to the communication position by the lift arm operation pressure generated by the operation of raising the lift arm, When the third switching valve is switched to the tilt / dump operation detection position, the second switching valve is held at the shut-off position even when the lift arm operation pressure is generated. apparatus.
前記切換弁が、前記リフトシリンダボトム室へ圧油を供給するリフトシリンダボトム室側油路および前記チルトシリンダボトム室へ圧油を供給するチルトシリンダボトム室側油路を連通する連通位置と遮断する遮断位置とに切換えられる油圧パイロット式の第4の切換弁と、
前記リフトシリンダロッド室へ圧油を供給するリフトシリンダロッド室側油路および前記チルトシリンダロッド室へ圧油を供給するチルトシリンダロッド室側油路を連通する連通位置と遮断する遮断位置とに切換えられる油圧パイロット式の第5の切換弁と、
前記アタッチメントをチルトまたはダンプさせる操作を検出するとチルト/ダンプ操作検出位置に切り換わり、当該操作が検出されないとチルト/ダンプ非操作検出位置に切り換わる油圧パイロット式の第3の切換弁と、
前記リフトアームを上昇させる操作で発生するリフトアーム上げ操作圧を選択するリフトアーム上げ操作圧選択位置、およびタンク圧を選択するタンク圧選択位置のいずれか一方に切り換わる電磁式の切換弁とを更に備え、
前記制御部が、前記チルトストッパ作動状態検出部が前記チルトストッパ作動状態を検出すると、前記電磁式の切換弁を前記リフトアーム上げ操作圧選択位置に切換え、前記チルトストッパ作動状態を検出しないと、前記電磁式の切換弁を前記タンク圧選択位置に切換え、
前記制御部が前記チルトストッパ作動状態を検出しているとき、前記リフトアームを上昇させる操作で発生するリフトアーム操作圧により、前記第4の切換弁および第5の切換弁が前記連通位置に切換わることを特徴とするホイールローダの荷役装置。 The wheel loader cargo handling device according to claim 1,
The switching valve is disconnected from a communication position that communicates a lift cylinder bottom chamber side oil passage that supplies pressure oil to the lift cylinder bottom chamber and a tilt cylinder bottom chamber side oil passage that supplies pressure oil to the tilt cylinder bottom chamber. A hydraulic pilot-type fourth switching valve that is switched to the shut-off position;
The lift cylinder rod chamber side oil passage that supplies pressure oil to the lift cylinder rod chamber and the tilt cylinder rod chamber side oil passage that supplies pressure oil to the tilt cylinder rod chamber are switched between a communicating position and a blocking position that shuts off. A hydraulic pilot operated fifth switching valve;
A hydraulic pilot-type third switching valve that switches to a tilt / dump operation detection position when an operation for tilting or dumping the attachment is detected, and switches to a tilt / dump non-operation detection position when the operation is not detected;
An electromagnetic switching valve that switches to one of a lift arm raising operation pressure selection position for selecting a lift arm raising operation pressure generated by an operation for raising the lift arm and a tank pressure selection position for selecting a tank pressure; In addition,
When the controller detects the tilt stopper operating state, the tilt stopper operating state detection unit switches the electromagnetic switching valve to the lift arm raising operation pressure selection position, and does not detect the tilt stopper operating state. Switching the electromagnetic switching valve to the tank pressure selection position;
When the control unit detects the tilt stopper operating state, the fourth switching valve and the fifth switching valve are switched to the communication position by the lift arm operation pressure generated by the operation of raising the lift arm. A wheel loader cargo handling device characterized by being replaced.
前記第4の切換弁は、前記遮断位置において、前記リフトシリンダボトム室を油圧源に接続するボトム室油路を有し、前記遮断位置において、前記リフトシリンダボトム室と前記チルトシリンダボトム室を圧油源に接続するボトム室側リフト/チルト連通油路を有し、
前記第5の切換弁は、前記遮断位置において、前記リフトシリンダロッド室を油圧源に接続するロッド室油路を有し、前記遮断位置において、前記リフトシリンダロッド室と前記チルトシリンダロッド室を圧油源に接続するロッド室側リフト/チルト連通油路を有し、
前記第4の切換弁と前記第5の切換弁とは、前記電磁式の切換弁で選択された圧力と、前記第3の切換弁が前記チルト/ダンプ操作検出位置または前記チルト/ダンプ非操作検出位置に切換えられたときの出力圧とに応じて切り換わり、前記切換弁で選択された圧力が前記第3の切換弁の出力圧よりも高いときに前記連通位置に切り換わることを特徴とするホイールローダの荷役装置。 In the wheel loader cargo handling device according to claim 5,
The fourth switching valve has a bottom chamber oil passage that connects the lift cylinder bottom chamber to a hydraulic pressure source at the shut-off position, and pressurizes the lift cylinder bottom chamber and the tilt cylinder bottom chamber at the shut-off position. It has a bottom chamber side lift / tilt communication oil passage connected to the oil source,
The fifth switching valve has a rod chamber oil passage that connects the lift cylinder rod chamber to a hydraulic pressure source at the shut-off position, and pressurizes the lift cylinder rod chamber and the tilt cylinder rod chamber at the shut-off position. It has a rod chamber side lift / tilt communication oil passage connected to the oil source,
The fourth switching valve and the fifth switching valve are a pressure selected by the electromagnetic switching valve, and the third switching valve is at the tilt / dump operation detection position or the tilt / dump non-operation. Switching according to the output pressure when switched to the detection position, and switching to the communication position when the pressure selected by the switching valve is higher than the output pressure of the third switching valve. Wheel loader handling equipment.
前記ボトム室側リフト/チルト連通油路とロッド室側リフト/チルト連通油路はそれぞれ、前記リフトシリンダボトム室から前記チルトシリンダボトム室への圧油の流入を阻止するボトム室チェック弁、および、前記リフトシリンダロッド室の圧油を前記チルトシリンダロッド室へ逆流させないロッド室チェック弁を有することを特徴とするホイールローダの荷役装置。 In the wheel loader cargo handling device according to claim 6,
The bottom chamber side lift / tilt communication oil passage and the rod chamber side lift / tilt communication oil passage are respectively a bottom chamber check valve for preventing the flow of pressure oil from the lift cylinder bottom chamber to the tilt cylinder bottom chamber, and A load handling device for a wheel loader, comprising: a rod chamber check valve that does not allow the pressure oil in the lift cylinder rod chamber to flow backward to the tilt cylinder rod chamber.
前記チルトストッパ作動状態検出部は、前記リンク機構内の所定の2箇所の位置関係により前記アタッチメントのチルト角を検出することを特徴とするホイールローダの荷役装置。 In the wheel loader cargo handling device according to claim 1,
The wheel loader cargo handling device, wherein the tilt stopper operating state detection unit detects a tilt angle of the attachment based on a positional relationship between two predetermined positions in the link mechanism.
前記チルトストッパ作動状態検出部は、前記リンク機構内の所定箇所と前記アタッチメントの位置関係により前記アタッチメントのチルト角を検出することを特徴とするホイールローダの荷役装置。 In the wheel loader cargo handling device according to claim 1,
The wheel loader cargo handling apparatus, wherein the tilt stopper operating state detection unit detects a tilt angle of the attachment based on a positional relationship between the attachment and a predetermined position in the link mechanism.
前記チルトストッパ作動状態検出部は、前記リフトシリンダおよび前記チルトシリンダの動作に基づき前記アタッチメントのチルト角を検出することを特徴とするホイールローダの荷役装置。
In the wheel loader cargo handling device according to claim 1,
The wheel loader cargo handling device, wherein the tilt stopper operating state detection unit detects a tilt angle of the attachment based on operations of the lift cylinder and the tilt cylinder.
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