JP2017121921A - 車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の停止直前でのブレーキペダルの必要踏力の増大を抑える。
【解決手段】車両1では、A/T20とエアコン30とが搭載され、エンジン10のクランクシャフト10aにエアコン30のコンプレッサ31が電磁クラッチ32を介して接続されており、トルクアップ制御部110が、コンプレッサ3がクランクシャフト10aに接続された場合に、エンジン10の出力トルクを増加させる。ECU100では、ブレーキセンサ35によってブレーキペダル16の踏込みが検出され、車速センサ35によって検出された車両1の走行速度が所定の停止前速度である場合に、エアコンスイッチ33による電磁クラッチ32の切断状態から接続状態への切換えが禁止される。
【選択図】図1
【解決手段】車両1では、A/T20とエアコン30とが搭載され、エンジン10のクランクシャフト10aにエアコン30のコンプレッサ31が電磁クラッチ32を介して接続されており、トルクアップ制御部110が、コンプレッサ3がクランクシャフト10aに接続された場合に、エンジン10の出力トルクを増加させる。ECU100では、ブレーキセンサ35によってブレーキペダル16の踏込みが検出され、車速センサ35によって検出された車両1の走行速度が所定の停止前速度である場合に、エアコンスイッチ33による電磁クラッチ32の切断状態から接続状態への切換えが禁止される。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動変速機と空調機とが搭載された車両の制御装置に関する。
エンジンの出力軸に自動変速機と空調機のコンプレッサとが接続された車両の制御装置として、車両の減速時に、空調機の作動状態の切換えを禁止するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この車両の制御装置では、車両の減速中にコンプレッサの作動状態の切換えによって生じるエンジンの出力トルクの変動を抑制して、ベルト式無断変速機(CVT)のベルトスリップ等の不具合を未然に防止しようとしている。
ところで、空調機の作動中には空調機用のコンプレッサがエンジンの出力軸に接続されることによりエンジンの負荷が増大するため、これへの対応として、エンジンの出力トルクが増加される。ここで、自動変速機を搭載した車両の場合、減速して停止する直前に空調機が作動されてエンジンの出力トルクが増加されると、ブレーキペダルの必要踏力が運転者の予測を超えるものとなる場合があり、追突を引き起こす可能性がある。
開示の車両の制御装置は、車両の停止直前におけるブレーキペダルの必要踏力の増大を抑えることを目的とする。
開示の車両の制御装置は、自動変速機と空調機とが搭載され、エンジンの出力軸に前記空調機のコンプレッサがクラッチを介して接続され、前記コンプレッサが前記出力軸に接続された場合に前記エンジンの出力トルクが増加される車両の制御装置であって、ブレーキペダルの踏込みを検出するブレーキ検出手段と、前記車両の走行速度を検出する車速検出手段と、前記クラッチの接続/切断を切換える切換手段と、前記ブレーキ検出手段によって前記ブレーキペダルの踏込みが検出され、前記車速検出手段によって検出された前記走行速度が所定の停止前速度である場合に、前記切換手段による前記クラッチの切断状態から接続状態への切換えを禁止する切換禁止手段とを備える。
上記車両の制御装置は、シフトポジションを検出するシフトポジション検出手段を備えてもよく、前記切換禁止手段は、前記シフトポジション検出手段によって走行レンジが検出された場合に、前記切換手段による前記クラッチの切断状態から接続状態への切換えを禁止してもよい。
また、上記車両には、減速停止時に発生したブレーキの制動力を維持するブレーキ補助機構が備えられてもよく、上記車両の制御装置は、前記アクセルペダルの踏込みを検出するアクセル検出手段と、前記車速検出手段によって検出された車速が前記所定の停止前速度から0になった場合に、前記ブレーキ補助機構を作動させ、前記アクセル検出手段によって前記アクセルペダルの踏込みが検出された場合に、前記ブレーキ補助機構を停止させる補助機構制御部を備えてもよい。
開示の車両の制御装置によれば、車両の停止直前におけるブレーキ必要踏力の増大を抑えることができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態に係る車両の電子制御ユニット(以下、ECUという)100が適用される車両1の概略構成を示す図である。この図に示すように、本実施形態に係る車両1には、エンジン10と、オートマチックトランスミッション(図示省略、以下、A/Tという)20と、エアーコンディショナ(以下、エアコンという)30と、坂道発進補助装置40とが搭載されている。
エンジン10のクランクシャフト10aには、トルクコンバータ11や前後進切換え用のクラッチ12を介してA/T20のインプットシャフト20aが接続されている。A/T20の不図示のアウトプットシャフトには、プロペラシャフト13及び、差動装置14を介して左右の駆動輪15L、15Rが接続されている。
エアコン駆動用のコンプレッサ31は、クランクシャフト10aにベルト、プーリや電磁クラッチ32等を介して接続されている。また、コンプレッサ31には、電磁クラッチ32の接続/切断を切換えるエアコンスイッチ33が接続されている。このエアコンスイッチ33がオンになると、コンプレッサ31とエンジン10のクランクシャフト10aとが電磁クラッチ32を介して接続され、コンプレッサ31がエンジン10の動力により駆動される。
坂道発進補助装置40は、例えば、車両停止後、ブレーキペダル16が所定時間踏み続けられる等の開始条件が成立した場合に、ブレーキ配管に設けられた電磁弁41が作動され、ブレーキ油圧が保持されることによって、車両停止状態を維持する。
ECU100は、車両1の各種制御を行うもので、公知のCPUやROM、RAM、入力ポート、及び出力ポート等を備えている。このECU100は、上述のエアコンスイッチ33と、ブレーキセンサ34と、車速センサ35と、シフトポジションセンサ36と、アクセルセンサ37と、エンジン回転数センサ38とが接続されており、これらの各種センサ34〜38及びエアコンスイッチ33から検出信号が入力される。
ブレーキセンサ34は、ブレーキペダル16の踏込み量を検出する。車速センサ35は、車両1の走行速度を検出する。シフトポジションセンサ36は、シフトポジション(A/T20の変速段)を検出する。アクセルセンサ37は、不図示のアクセルペダル17の踏込み量を検出する。さらに、エンジン回転数センサ38は、クランクシャフト10aの回転数を検出する。
図2は、ECU100を示す機能ブロック図である。この図に示すように、ECU100は、トルクアップ制御部110と、エアコンスイッチ切換禁止処理部120と、坂道発進補助制御部130とを備えている。トルクアップ制御部110は、エアコンスイッチ33がオンになった場合に、エンジン10のトルクアップ制御を実施する。ここで、トルクアップ制御は、実施される。即ち、コンプレッサ31がクランクシャフト10aに接続されてエンジン10の負荷が増大する場合には、例えば、燃料噴射量を増加させることにより、エンジン10の出力トルクが増加される。
エアコンスイッチ切換禁止処理部120は、後述の禁止条件が成立した場合に、車両乗員による操作にかかわらず、エアコンスイッチ33のオフからオンへの切換えを禁止する処理を実施する。また、坂道発進補助制御部130は、上述の開始条件に加えて、車両停止後にエアコンスイッチ33がオンになった場合に、電磁弁41に駆動信号を出力して坂道発進補助装置40を作動させる。
図3は、車両が減速して停止する際のエアコン30のオン/オフ制御の処理を説明するためのフローチャートである。このフローチャートに示すように、まず、エアコンスイッチ切換禁止処理部120は、車速センサ35から入力される車速に基づいて、車両が走行状態であるか否かを判定し(ステップ1)、走行状態である場合には、ブレーキセンサ34から入力されるブレーキ操作量に基づいて、ブレーキペダル16が踏み込まれたか否かを判定する(ステップ2)。
ステップ2において肯定判定がされると、エアコンスイッチ切換禁止処理部120は、車速センサ35から入力される車速が、所定の停止前速度(例えば、10km/h未満、より好ましくは、4〜6km/h未満)であるか否かを判定する(ステップ3)。ステップ3において肯定判定がされると、エアコンスイッチ切換禁止処理部120は、シフトポジションセンサ36から入力されるシフトポジションが、走行レンジ(例えば、ニュートラルレンジやパーキングレンジ以外の前進レンジ・後進レンジ)であるか否かを判定する(ステップ4)。
ステップ4において肯定判定がされると、エアコンスイッチ切換禁止処理部120は、エアコンスイッチ33がオフであるか否かを判定する(ステップ5)。ステップ5において否定判定がされると、エアコンスイッチ切換禁止処理部120は、エアコンスイッチ33をオンに維持する(ステップ6)。一方、ステップ5において肯定判定がされると、エアコンスイッチ切換禁止処理部120は、エアコンスイッチ33のオフからオンへの切換えを禁止する(ステップ7)。
次に、坂道発進補助制御部130は、車速センサ35から入力される車速が0になったか否かを判定し(ステップ8)、車速が0になった場合には、坂道発進補助装置40の電磁弁41に駆動信号を出力し、坂道発進補助装置40を作動させる。ここで、坂道発進補助装置40が作動している間、エアコンスイッチ切換禁止処理部120によるエアコンスイッチ33の切換え禁止は実施されない。
次に、坂道発進補助制御部130は、アクセルセンサ37から入力されるアクセルペダル17の操作量に基づいて、アクセルペダル17が踏み込まれたか否かを判定し(ステップ9)、アクセルペダル17が踏み込まれた場合には、坂道発進補助装置130によるブレーキ油圧の維持が解除される(ステップ10)。
以上説明したように、本実施形態に係るECU100が適用された車両1では、A/T20とエアコン30とが搭載され、エンジン10のクランクシャフト10aにエアコン30のコンプレッサ31が電磁クラッチ32を介して接続されており、トルクアップ制御部110が、コンプレッサ31がクランクシャフト10aに接続された場合に、エンジン10の出力トルクを増加させる。
ここで、ECU100では、エアコンスイッチ切換禁止処理部120が、ブレーキセンサ34によってブレーキペダル16の踏込みが検出され、車速センサ35によって検出された車両1の走行速度が所定の停止前速度である場合に、エアコンスイッチ33による電磁クラッチ32の切断状態から接続状態への切換えを禁止する。これによって、車両1が減速停止する直前で、エンジン10の出力トルクが増加することに起因して、制動距離及びブレーキペダル16の必要踏力が運転者の予測を超えるものになる状況を回避できる。
また、本実施形態に係るECU100では、エアコンスイッチ切換禁止処理部120が、シフトポジションセンサ36によって走行レンジが検出された場合に、エアコンスイッチ33による電磁クラッチ32の切断状態から接続状態への切換えを禁止する。即ち、シフトポジションがNレンジであることによりエンジン10の出力トルクが駆動輪15L、15Rに伝達されない場合には、エアコンスイッチ33のオフからオンへの切換えが許可される。従って、エアコン30の作動禁止を必要最小限に抑えることができる。
さらに、本実施形態に係るECU100では、坂道発進補助制御部130が、車速センサ35によって検出された車速が上記所定の停止前速度から0になった場合に、坂道発進補助装置40を作動させ、アクセルセンサ37によってアクセルペダル17の踏込みが検出された場合に、坂道発進補助装置40を停止させる。これによって、車両1の停止時にエアコンスイッチ33がオンになり、エンジン10の出力トルクが増加することに起因して、ブレーキペダル16の必要踏力が運転者の予測を超えるものになる状況を回避できる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。例えば、車両1は駆動源としてエンジン10のみを備えるものとして説明したが、走行用モータ等を備えるハイブリッド車両であってもよい。
1 車両、10 エンジン、10a クランクシャフト、11 トルクコンバータ、12 クラッチ、13 プロペラシャフト、14 差動装置、15L、15R 駆動輪、16 ブレーキペダル、17 アクセルペダル、20 A/T、20a インプットシャフト、30 エアコン、31 コンプレッサ、32 電磁クラッチ、33 エアコンスイッチ、34 ブレーキセンサ、35 車速センサ、36 シフトポジションセンサ、37 アクセルセンサ、38 エンジン回転数センサ、40 坂道発進補助装置、41 電磁弁、100 ECU、110 トルクアップ制御部、120 エアコンスイッチ切換禁止処理部、130 坂道発進補助制御部
Claims (3)
- 自動変速機と空調機とが搭載され、エンジンの出力軸に前記空調機のコンプレッサがクラッチを介して接続され、前記コンプレッサが前記出力軸に接続された場合に前記エンジンの出力トルクが増加される車両の制御装置であって、
ブレーキペダルの踏込みを検出するブレーキ検出手段と、
前記車両の走行速度を検出する車速検出手段と、
前記クラッチの接続/切断を切換える切換手段と、
前記ブレーキ検出手段によって前記ブレーキペダルの踏込みが検出され、前記車速検出手段によって検出された前記走行速度が所定の停止前速度である場合に、前記切換手段による前記クラッチの切断状態から接続状態への切換えを禁止する切換禁止手段と
を備える車両の制御装置。 - シフトポジションを検出するシフトポジション検出手段を備え、
前記切換禁止手段は、前記シフトポジション検出手段によって走行レンジが検出された場合に、前記切換手段による前記クラッチの切断状態から接続状態への切換えを禁止する
請求項1に記載の車両の制御装置。 - 前記車両には、減速停止時に発生したブレーキの制動力を維持するブレーキ補助機構が備えられ、
アクセルペダルの踏込みを検出するアクセル検出手段と、
前記車速検出手段によって検出された車速が前記所定の停止前速度から0になった場合に、前記ブレーキ補助機構を作動させ、前記アクセル検出手段によって前記アクセルペダルの踏込みが検出された場合に、前記ブレーキ補助機構を停止させるブレーキ補助機構制御部と
を備える請求項1又は請求項2に記載の車両の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016003001A JP2017121921A (ja) | 2016-01-08 | 2016-01-08 | 車両の制御装置 |
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CN109823201A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-05-31 | 吴志新 | 一种电动汽车刹车系统储气瓶的压缩充气系统及方法 |
CN115675012A (zh) * | 2022-11-18 | 2023-02-03 | 神龙汽车有限公司 | 一种起步加速工况下空调扭矩损失控制方法、系统及存储介质 |
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2016
- 2016-01-08 JP JP2016003001A patent/JP2017121921A/ja active Pending
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