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JP2017102637A - 処理装置、処理システム、撮像装置、処理方法、プログラム、および記録媒体 - Google Patents

処理装置、処理システム、撮像装置、処理方法、プログラム、および記録媒体 Download PDF

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JP2017102637A JP2015234636A JP2015234636A JP2017102637A JP 2017102637 A JP2017102637 A JP 2017102637A JP 2015234636 A JP2015234636 A JP 2015234636A JP 2015234636 A JP2015234636 A JP 2015234636A JP 2017102637 A JP2017102637 A JP 2017102637A
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Abstract

【課題】通常撮影画像と面法線情報の取得を連続して行う場合において、面法線の算出精度の低下を抑制可能な処理装置、処理システム、撮像装置、処理方法、プログラム、および記録媒体を提供すること。【解決手段】第1撮像条件で撮像部に第1の画像を撮像させるとともに、3つ以上の互いに異なる複数の位置から光源からの光を被写体に順次照射させ、照射ごとに前記第1撮像条件とは異なる第2撮像条件で撮像部に第2の画像を撮像させる撮像制御部と、第1の画像と、3つ以上の第2の画像を用いて取得される面法線情報と、に基づいて第3の画像を生成する画像生成部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、処理装置、処理システム、撮像装置、処理方法、プログラム、および記録媒体に関する。
被写体に関するより多くの物理情報を取得しておくことで、撮像後の画像処理において、物理モデルに基づく画像生成を行うことができる。例えば、被写体の見えを変更した画像を生成することが可能となる。被写体の見えは、被写体の形状情報、被写体の反射率情報、光源情報等で決定される。光源から出た光が被写体によって反射された反射光の物理的な振る舞いは局所的な面法線に依存するため、形状情報としては3次元形状ではなく被写体の面法線を用いることが特に有効である。
従来、被写体の面法線と光源方向に基づいた反射特性を仮定し、複数の光源位置での被写体の輝度情報と仮定した反射特性から面法線を決定する照度差ステレオ法が知られている(例えば、非特許文献1参照)。被写体の反射特性としてはランバートの余弦則に従うランバート反射モデルが用いられることが多い。
一般的に、物体の反射光は、鏡面反射光と拡散反射光の各成分を有する。鏡面反射光とは、物体表面での正反射であり、物体表面(界面)においてフレネルの式に従うフレネル反射を指す。拡散反射光とは、被写体の表面を透過した後に物体内部で散乱されて返ってくる光を指す。鏡面反射成分はランバートの余弦則では表せないため、撮像装置で観測される被写体からの反射光に鏡面反射成分が含まれていると、照度差ステレオ法を用いて面法線を正確に算出することができない。光源からの光が当たらない陰影部においても仮定した反射モデルからのずれが生じ、被写体の面法線情報を正確に取得することができない。例えば、特許文献1には、4つ以上の光源を使用して得られた複数の面法線候補から、真の面法線を求める方法が開示されている。
また、被写体の見えを変更した画像を生成する別の技術として、特許文献2で開示されているテクスチャマッピング手法などが知られている。テクスチャマッピング手法では、視点方向を変更した被写体の3次元形状に応じて、実際の撮影によって得られた被写体の表面テクスチャ画像を貼り付けることでレンダリング画像を生成する。
特開2010−122158号公報 特開2010−244420号公報
松下康之、"照度差ステレオ"、情報処理学会研究報告、2011、Vol.2011−CVIM−177、No.29、pp.1−12
照度差ステレオ法を用いて被写体の面法線を取得する場合、鏡面反射成分や陰影部以外にも鏡面被写体や透明被写体への対応が困難である。面法線が正確に求まっていない被写体について、その面法線情報を用いてレンダリング画像を生成した場合、画像としての見えに違和感が生じ画質という点で劣化が生じてしまう。ここで、面法線情報とは、面法線の1自由度の候補を少なくとも1つ以上決定する情報、面法線の複数の解候補から真の解を選択するための情報、および求めた面法線の妥当性に関する情報の少なくともいずれか1つの情報である。テクスチャマッピング手法では、実際の撮影によって得られた被写体の通常撮影画像をベース画像として使用することでレンダリング画像の画質劣化を低減する。デジタルカメラなどの撮像装置において面法線情報とベース画像を取得する際、レンダリング画像作成時に必要な幾何変形などの処理負荷を低減するため、同一の視点および同一の撮影条件で撮影することが好ましい。しかしながら、照度差ステレオ法による面法線情報を算出するための画像は、光源から光を照射して撮影されるため、ベース画像撮影時の適正露出と同一の露出条件では白とびなどの課題が生じる。特許文献1や特許文献2には、ベース画像取得時と面法線取得時の撮影条件についての記述がなく、上記課題に対する認識も見られない。そのため、面法線情報を算出するための画像取得時に白とびなどが発生し、面法線の算出精度を低下させてしまう。
このような課題に鑑みて、本発明は、通常撮影画像と面法線情報の取得を連続して行う場合において、面法線の算出精度の低下を抑制可能な処理装置、処理システム、撮像装置、処理方法、プログラム、および記録媒体を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての処理装置は、第1撮像条件で撮像部に第1の画像を撮像させるとともに、3つ以上の互いに異なる複数の位置から光源からの光を被写体に順次照射させ、照射ごとに前記第1撮像条件とは異なる第2撮像条件で前記撮像部に第2の画像を撮像させる撮像制御部と、前記第1の画像と、3つ以上の前記第2の画像を用いて取得される面法線情報と、に基づいて第3の画像を生成する画像生成部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の他の側面としての処理システムは、第1撮像条件で撮像部に第1の画像を撮像させるとともに、3つ以上の互いに異なる複数の位置から光源からの光を被写体に順次照射させ、照射ごとに前記第1撮像条件とは異なる第2撮像条件で前記撮像部に第2の画像を撮像させる撮像制御部と、3つ以上の前記第2の画像を用いて面法線情報を取得する法線取得部と、前記第1の画像と前記面法線情報とに基づいて第3の画像を生成する画像生成部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の他の側面としての撮像装置は、画像を撮像する撮像部と、第1撮像条件で前記撮像部に第1の画像を撮像させるとともに、3つ以上の互いに異なる複数の位置から光源からの光を被写体に順次照射させ、照射ごとに前記第1撮像条件とは異なる第2撮像条件で前記撮像部に第2の画像を撮像させる撮像制御部と、3つ以上の前記第2の画像を用いて面法線情報を取得する法線取得部と、前記第1の画像と前記面法線情報とに基づいて第3の画像を生成する画像生成部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の他の側面としての処理方法は、第1撮像条件で撮像部に第1の画像を撮像させるステップと、3つ以上の互いに異なる複数の位置から光源からの光を被写体に順次照射させ、照射ごとに前記第1撮像条件とは異なる第2撮像条件で前記撮像部に第2の画像を撮像させるステップと、前記第1の画像と、3つ以上の前記第2の画像を用いて取得される面法線情報と、に基づいて第3の画像を生成するステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、通常撮影画像と面法線の取得を連続して行う場合において、面法線の算出精度の低下を抑制可能な処理装置、処理システム、撮像装置、処理方法、プログラム、および記録媒体を提供することができる。
実施例1の撮像装置の外観図である。 実施例1の撮像装置のブロック図である。 実施例1の処理システムを示す図である。 実施例1の画像処理を示すフローチャートである。 撮影画像の説明図である。 撮像条件補正データを示す図である。 撮像素子の受光部と撮像光学系の射出瞳との関係図である。 瞳分割を行う撮像系の模式図である。 実施例2の画像処理を示すフローチャートである。 実施例3の撮像装置の外観図である。 実施例3の撮像装置のブロック図である。 Torrance−Sparrowモデルの説明図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
照度差ステレオ法は、被写体の面法線と被写体から光源への方向(光源方向)に基づく被写体の反射特性を仮定し、複数の光源位置での被写体の輝度情報と仮定した反射特性から面法線を算出する方法である。反射特性は、所定の面法線と光源の位置が与えられたときに反射率が一意に定まらない場合、ランバートの余弦則に従うランバート反射モデルで近似すればよい。鏡面反射成分は、図11に示されるように、光源ベクトルsと視線方向ベクトルvの2等分線と、面法線nのなす角αに依存する。したがって、反射特性は、視線方向に基づく特性としてもよい。また、輝度情報は、光源が点灯している場合と消灯している場合のそれぞれの被写体を撮像し、これらの差分をとることで環境光等の光源以外の光源による影響を除いてもよい。
以下、ランバート反射モデルで反射特性を仮定した場合について説明する。反射光の輝度値をi、物体のランバート拡散反射率をρd、入射光の強さをE、物体から光源への方向を示す単位ベクトル(光源方向ベクトル)をs、物体の単位面法線ベクトルをnとすると、輝度iはランバートの余弦則から以下の式(1)で示される。
異なるM個(M≧3)の光源ベクトルの各成分をs、s、・・・、s、光源ベクトルの成分ごとの輝度値をi、i、・・・iとすると、式(1)は以下の式(2)で示される。
式(2)の左辺はM行1列の輝度ベクトル、右辺の[s 、・・・s ]はM行3列の光源方向を示す入射光行列S、nは3行1列の単位面法線ベクトルである。M=3の場合は、入射光行列Sの逆行列S−1を用いて、Eρnは以下の式(3)で示される。
式(3)の左辺のベクトルのノルムが入射光の強さEとランバート拡散反射率ρの積であり、正規化したベクトルが物体の面法線ベクトルとして算出される。すなわち、入射光の強さEとランバート拡散反射率ρは積の形でのみ条件式に現れるので、Eρを1つの変数とみなすと、式(10)は単位面法線ベクトルnの2自由度と合わせて未知の3変数を決定する連立方程式とみなせる。したがって、少なくとも3つの光源を用いて輝度情報を取得することで、各変数を決定することができる。なお、入射光行列Sが正則行列でない場合は逆行列が存在しないため、入射光行列Sが正則行列となるように入射光行列Sの各成分s〜sを選択する必要がある。すなわち、成分s3を成分s1,s2に対して線形独立に選択することが望ましい。
また、M>3の場合は求める未知変数より多い条件式が得られるので、任意に選択した3つの条件式からM=3の場合と同様の方法で単位面法線ベクトルnを算出すればよい。4つ以上の条件式を用いる場合は、入射光行列Sが正則行列ではなくなるため、例えば、Moore−Penrose疑似逆行列を使って近似解を算出すればよい。また、フィッティング手法や最適化手法によって単位面法線ベクトルnを算出してもよい。
被写体の反射特性をランバート反射モデルとは異なるモデルで仮定した場合は、条件式が単位面法線ベクトルnの各成分に対する線形方程式と異なる場合がある。その場合、未知変数以上の条件式が得られれば、フィッティング手法や最適化手法を用いることができる。
また、M>3の場合には3以上M−1以下の複数の条件式が得られるため、単位面法線ベクトルnの複数の解の候補を求めることができる。この場合、さらに別の条件を用いて複数の解の候補から解を選択すればよい。例えば、単位面法線ベクトルnの連続性を条件として用いることができる。単位面法線nを撮像装置の1画素ごとに算出する場合、画素(x、y)での面法線をn(x、y)として、n(x−1、y)が既知であれば以下の式(4)で示される評価関数が最小となる解を選択すればよい。
また、n(x+1、y)やn(x、y±1)も既知であれば、以下の式(5)が最小となる解を選択すればよい。
既知の面法線がなく、全画素位置で面法線の不定性があるとすれば、以下の式(6)で示される式(5)の全画素での総和が最小となるように解を選択してもよい。
なお、最近傍以外の画素での面法線を用いてもよいし、注目する画素位置からの距離に応じて重みづけした評価関数を用いてもよい。
また、別の条件として、任意の光源位置での輝度情報を用いてもよい。ランバート反射モデルに代表される拡散反射モデルでは、単位面法線ベクトルと光源方向ベクトルが近いほど反射光の輝度が大きくなる。よって、複数の光源方向での輝度値のうち最も輝度値が大きくなる光源方向ベクトルに近い解を選択することで、単位面法線ベクトルを決定することができる。
また、鏡面反射モデルでは、光源ベクトルをs、物体からカメラへの方向の単位ベクトル(カメラの視線ベクトル)をvとすると、以下の式(7)が成り立つ。
式(7)に示されるように、光源方向ベクトルsとカメラの視線ベクトルvが既知であれば単位面法線ベクトルnを算出することができる。表面に粗さがある場合、鏡面反射も出射角の広がりを持つが、平滑面として求めた解の付近に広がるため、複数の解の候補うち最も平滑面に対する解に近い候補を選択すればよい。また、複数の解の候補の平均によって真の解を決定してもよい。
図1は本実施例の撮像装置1の外観図であり、図2Aは撮像装置1のブロック図である。撮像装置1は、被写体を撮像する撮像部100および光源部200を備える。撮像部100は、撮像光学系101を備える。光源部200は、撮像光学系101の光軸を中心とする同心円状に等間隔で配置される8個の光源から構成される。なお、照度差ステレオ法を実施する際に必要な光源は少なくとも3個であるため、光源部200は3個以上の光源を備えていればよい。また、本実施例では光源部200は複数の光源を撮像光学系101の光軸を中心とした同心円状に等間隔で配置しているが、本発明はこれに限定されない。また、本実施例では、光源部200は、撮像装置1に内蔵されているが、着脱可能に取り付けられる構成としてもよい。レリーズボタン300は、撮影やオートフォーカスを作動させるためのボタンである。
撮像光学系101は、絞り101aを備え、被写体からの光を撮像素子102上に結像させる。本実施例では、撮像光学系101は、撮像装置1に内蔵されているが、一眼レフカメラのように撮像装置1に着脱可能に取り付けられる構成であってもよい。撮像素子102はCCDセンサやCMOSセンサ等の光電変換素子により構成され、被写体を撮像する。撮像素子102の光電変換によって生成されるアナログ電気信号は、A/Dコンバータ103でデジタル信号に変換されて画像処理部104に入力される。
画像処理部104は、デジタル信号に対して一般的に行われる画像処理と併せて、被写体の面法線情報を取得する。画像処理部104は、面法線情報を取得する法線取得部104a、通常撮影画像と面法線情報に基づいて画像を生成する画像生成部104b、および被写体距離を算出する被写体距離算出部104cを備える。画像処理部104で処理された出力画像は、半導体メモリや光ディスク等の画像記録部109に保存される。また、出力画像を、表示部105に表示してもよい。本実施例では、法線取得部104a、画像生成部104b、および被写体距離算出部104cは、撮像装置1に内蔵されているが、後述するように撮像装置1とは別に構成されてもよい。
情報入力部108は、ユーザーによって選択された撮像条件(絞り値、露出時間、および焦点距離など)をシステムコントローラ110に供給する。照射光源制御部106は、システムコントローラ110からの指示に応じて光源部200の発光状態を制御する。画像取得部107は、システムコントローラ110からの情報に基づいて、ユーザーが選択した所望の撮影条件で画像を取得する。ROM111は、システムコントローラ110によって実行される各種のプログラムやそれに必要となるデータを格納している。さらに、光源情報や被写体距離に基づく撮影条件の補正値が記録されたテーブルを格納している。測光部112は、結像した光学像の露出状態を測定することで、AE(自動露出)処理を行うための被写体光量(明るさ)を検出する。すなわち、測光部112は、撮像装置1で撮影される被写界を測光する。なお、本実施例では、測光部112は、撮像装置1に内蔵されているが、撮像装置1とは別に設けられてもよい。
本実施例の画像処理について、図3のフローチャートを参照して説明する。図3は、本実施例の画像処理を示すフローチャートである。本実施例の画像処理は、システムコントローラ110および画像処理部104により、コンピュータを処理装置として機能させるための処理プログラムにしたがって実行される。なお、処理プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録してもよい。
ステップS1001では、システムコントローラ110は、情報入力部108からユーザーによって設定される撮像条件(絞り値や焦点距離など)を設定する。また、システムコントローラ110は、レリーズボタン300の半押し動作に連動し、測光部112を制御して測光を行うことで測光値を取得する。さらに、システムコントローラ110は、画像取得部107を制御し、フォーカス制御および取得した測光値に基づく露出制御(露出時間設定やISO感度設定)を行う。そして、上述した以外の撮影に必要な諸条件を設定し、全ての条件を第1撮像条件として設定を完了する。
ステップS1002では、システムコントローラ110は、レリーズボタン300の全押し動作に連動し、第1撮像条件にて通常撮影画像(第1の画像)を撮影する。通常撮影画像は、従来のカメラで設定されるように、所望の測光領域内が適正露出となるように露出制御された画像である。図4(a)は、第1撮像条件で撮影された第1の画像の一例である。図4(a)では、主要被写体として画像の中心の人物が設定され、人物の顔領域が適正露出となるように制御されている。また、図4(b)は、第1撮像条件で撮影された面法線情報の算出に用いる画像の一例である。照度差ステレオ方式では、面法線情報を取得する主要被写体に対して光源を照射する必要があるため、光源を照射しない状態での適正露出条件で撮影すると図4(b)に示されるように、人物の顔領域で白とびが発生してしまう。白とびが発生した領域については、真の輝度値が得られないため、照度差ステレオ法の原理により算出される面法線情報は、真の面法線情報からずれた値となる。
ステップS1003では、システムコントローラ110は、面法線情報の算出に用いる複数の画像(第2の画像)を取得する際の第2撮像条件を設定する。第2撮像条件のうち露出条件(露出時間設定、ISO感度設定、絞り値)以外の撮像条件は、第1の撮像条件と同一である。このように設定することで、第1の画像と第2の画像間で画角やピント面が同じとなり、後述するレンダリング画像生成時の幾何変形などの処理負荷を低減できる。
ここで、露出条件を設定する方法について、図5を参照して説明する。図5は、撮像条件補正データを示す図である。露出条件は、図5(a)に示されるテーブル1を使用し、ROM111が記録する光源情報に基づいて設定される。光源部200は、発光強度を3段階で設定され、1段階上がるごとに発光量を2倍ずつ増加させる。テーブル1には、任意の標準距離と標準被写体で、各発光強度において白とび現象の回避に必要な露出条件の下げ幅があらかじめ反映されている。テーブル1では、白とびを回避するために、光源部200の発光強度が1の場合に露出条件を1段下げ、発光強度が3の場合に露出条件を3段下げる。このようROM11がテーブル1を保持することで、光源部200の発光強度に基づいて自動的に第2撮像条件を設定することができる。照度差ステレオ方式では、面法線を取得する主要被写体に対して光源を照射する必要があるため、基本的には第2撮像条件は第1撮像条件に対して露出を下げる設定となる。
また、露出条件は、図5(b)に示されるテーブル2を使用し、ROM111が記録する光源情報と被写体距離に基づいて設定されてもよい。被写体距離は、ステップS1001で第1撮像条件を設定する際にオートフォーカスまたはユーザーが手動でフォーカスを行った際のフォーカスレンズの位置に基づいて、被写体距離算出部104cにより推定される。また、異なる視点から撮影された複数の視差画像を取得し、ステレオ法によって被写体距離を推定してもよい。ステレオ法では、撮影された複数の視差画像中の被写体の対応点の視差量、撮影した各視点の位置情報および光学系の焦点距離から、三角測量によって奥行きを推定する。なお、ステレオ法で推定される被写体距離は、被写体中の対応点で算出された奥行きの平均値としてもよいし、被写体中の特定の点における奥行きとしてもよい。
視差画像から被写体距離を推定する場合、撮像部(撮像系)は、撮像光学系の瞳のうちそれぞれ異なる領域を通過した複数の光束を撮像素子における互いに異なる受光部(画素)に導いて光電変換を行わせる。図6は、撮像素子の受光部と撮像光学系の瞳との関係図である。撮像素子には、受光部であるG1画素とG2画素を備える画素群が複数配列されている。カラーフィルタCFは、撮像素子の前方に配置されている。G1画素とG2画素は、共通の(すなわち、画素群ごとに1つずつ設けられた)マイクロレンズ(光学素子)MLを介して撮像光学系の射出瞳EXPと共役な関係を有する。具体的には、G1画素は射出瞳EXP上のP1領域と共役な関係を有し、G2画素はP2領域と共役な関係を有する。撮像素子に配列された複数のG1画素をまとめてG1画素群といい、撮像素子に配列された複数のG2画素をまとめてG2画素群という。
図7は、図6のマイクロレンズMLの代わりに、射出瞳EXPの位置に厚さが無い仮想的な薄肉レンズが配置されていると仮定した場合の撮像系の模式図である。撮像している物点OSPからの光束は、透過する射出瞳EXP内での領域(位置)に応じてG1画素またはG2画素に入射する。物点OSPには必ずしも物体が存在している必要はなく、この点を通った光束はそれが通過する射出瞳EXP内での領域(位置)に応じてG1画素またはG2画素に入射する。G1画素は、射出瞳EXPのうちP1領域を透過した光束を受光し、受光した光束を光電変換する。G2画素は、射出瞳EXPのうちP2領域を透過した光束を受光し、受光した光束を光電変換する。射出瞳EXP上の互いに異なる領域を光束が透過することは、物点OSPからの入射光が角度(視差)によって分離されることに相当する。すなわち、各マイクロレンズMLに対して設けられたG1画素およびG2画素のうち、G1画素群からの出力信号を用いて生成される画像とG2画素群からの出力信号を用いて生成される画像とが、互いに視差を有する複数(図7では1対)の視差画像となる。以下の説明において、射出瞳EXP内の互いに異なる領域を通過した光束を互いに異なる受光部(画素)により受光することを瞳分割という。なお、図6および図7において、射出瞳EXPの位置がずれる等して、上述した共役関係が完全ではない場合やP1領域とP2領域とが部分的にオーバーラップする場合でも得られた複数の画像を視差画像として扱うことができる。なお、撮像系は、1つの撮像装置に複数の撮像光学系を設けることで視差画像を取得してもよいし、複数のカメラを用いて同一被写体を撮像して視差画像を取得してもよい。
テーブル2において、被写体への照射光量は、光源の発光量と被写体距離に依存し、特に被写体距離の2乗で減衰する。そのため、被写体距離を用いることで、より精度よく白とびを回避するための露出条件を設定することが可能となる。テーブル2では、白とびを回避するために、光源部200の発光強度が1で被写体距離が500mmの場合に露出条件を5段下げ、発光強度が3で被写体距離が2000mmの場合にでは露出条件を3段下げる。このようにテーブル2を保持することで、光源部200の発光強度と被写体距離に基づいて自動的に第2撮像条件を設定することができる。
面法線情報の算出に用いる複数の画像には、白とびの回避とともに、面法線の算出精度を向上させるために輝度の諧調も重要となる。そのため、単純に露出条件を落とすだけではなく、光源情報や被写体距離に基づいた露出条件の補正が重要となる。なお、ステップS1003の処理は、ステップS1002の処理の前に実行してもよい。
ステップS1004では、システムコントローラ110は、第2の撮像条件にて面法線情報の算出に用いる複数の画像(第2の画像)を取得する。具体的には、システムコントローラ110は、照射光源制御部106を介して光源部200の互いに位置の異なる少なくとも3つ以上の光源からの光を被写体に順次照射させ、画像取得部107を介して撮像部100に被写体を撮像させる。そして、撮像素子102から出力されるアナログ信号は、A/Dコンバータ103によりA/D変換され、デジタル信号として撮影画像(輝度情報)を形成する。画像処理部104は、通常の現像処理や各種の画像補正処理を実行してもよい。
ステップS1005では、システムコントローラ110は、法線取得部104aに、ステップS1004で取得される輝度情報の変化に基づいて、面法線情報を取得させる。法線取得部104aは、照度差ステレオ法を用いて複数の画像間の輝度情報の変化に基づいて面法線情報を取得する。
ステップS1006では、システムコントローラ110は、画像生成部104bに、通常撮影画像と算出された面法線情報に基づいてレンダリング画像(第3の画像)を生成させる。画像生成部104bにより生成される画像やステップS1005で算出される面法線情報は、画像記録部109に保存される。ここで、レンダリング画像とは、被写体の見えを変更した画像の一例であり、光源の位置や強度、角度特性、波長、個数など各種光源条件を変更した際の被写体の見えを画像処理によって再現した画像等を含む。具体的には、画像生成部104bは、対象被写体に対して算出した面法線情報、仮想的または別途測定した反射特性、およびユーザーが所望する光源条件を用いることで、物理モデルに基づく画像生成を行う。所望の測光領域内が適正露出である通常撮影画像をベース画像として用いることにより、鏡面被写体や透明被写体といった照度差ステレオ法が対応困難な領域の画質劣化を低減することができる。また、ステップS1003で実行される露出制御により、面法線情報の算出に用いる複数の画像の白とびの発生を防ぐことができ、その他の領域については精度よく面法線を算出することができる。
なお、本実施例では撮像装置1内でレンダリング画像を生成しているが、図2Bに示されるように、撮像装置1とは異なる処理システム2を用いてレンダリング画像を生成してもよい。図2Bに示される処理システム2は、処理装置600、被写体距離算出部601、光源部602、撮像部603、および法線取得部604を備える。処理装置600は、撮像条件を設定する撮像制御部600aおよびレンダリング画像を生成する画像生成部600bを備える。処理システム2を用いてレンダリング画像を生成する場合、まず、撮像制御部600aは、第1撮像条件で撮像部603に第1撮像条件で第1の画像を撮像させる。次に、撮像制御部600aは、被写体を照明する光源部602の配置を互いに異ならせて第2撮像条件で撮像部603に複数の第2の画像を撮像させる。次に、画像生成部600bは、第1の画像と複数の第2の画像から取得される輝度情報の変化を用いて法線取得部604により取得される面法線情報に基づいてレンダリング画像を生成する。なお、処理システム2は少なくとも処理装置600と法線取得部604を備えていればよく、処理装置600が法線取得部604を備えていてもよい。また、被写体距離算出部601および光源部602はそれぞれ、個別の装置であってもよいし、撮像部603に搭載されていてもよい。
以上説明したように、ベース画像となる通常撮影画像と面法線情報の算出に用いる複数の画像を撮影する際の撮影条件を適切に制御することで、面法線の算出精度の低下を抑制することができ、レンダリング画像の画質をより向上させることが可能となる。
本実施例の撮像装置は実施例1の撮像装置と同様の構成であるため、詳細な説明は省略する。本実施例の画像処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。図8は、本実施例の画像処理を示すフローチャートである。本実施例の画像処理は、システムコントローラ110および画像処理部104により、コンピュータを処理装置として機能させるための処理プログラムにしたがって実行される。なお、処理プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録してもよい。
ステップS2001およびステップS2002は実施例1の図3のステップS1001およびステップS1002と同様の処理であるため、詳細な説明は省略する。
ステップS2003では、面法線情報の算出に用いる複数の画像(第2の画像)を取得する際の光源を用いて予備発光制御(プリ発光制御)を行う。さらに、予備発光時に測光部112が測光を行うことで第2測光値が取得される。なお、ステップS2003は、ステップS2002の処理の前に実行されてもよい。
ステップS2004では、システムコントローラ110は、ステップS2003で取得される第2測光値に基づいて面法線情報の算出に用いる複数の画像を取得する際の第2撮像条件を設定する。第2撮像条件のうち露出条件(露出時間設定やISO感度設定)以外の撮像条件は、第1撮像条件と同一である。予備発光時の測光による第2測光値を用いることで、光源情報、被写体距離、および被写体の反射率に基づく露出条件を設定することが可能となる。被写体の反射率まで加味することで、さらに精度よく第2撮像条件を設定することが可能となる。
ステップS2005〜ステップS2007は実施例1の図3のステップS1004〜ステップS1006と同様の処理であるため、詳細な説明は省略する。
以上説明したように、ベース画像となる通常撮影画像と面法線情報の算出に用いる複数の画像を撮影する際の撮影条件を適切に制御することで、面法線の算出精度の低下を抑制することができ、レンダリング画像の画質をより向上させることが可能となる。
図10は本実施例の撮像装置3の外観図であり、図11は撮像装置3のブロック図である。撮像装置3の撮像部400および光源部500以外の構成は実施例1の撮像装置1と同様であるため、詳細な説明は省略する。
撮像装置3は、被写体を撮像する撮像部400および不可視光(可視光とは異なる波長領域の光)である近赤外光を照射可能な光源部500を備える。本実施例では、波長400nm以上700nm以下の波長領域の光を可視光としている。また、本実施例では不可視光として近赤外光を用いているが、可視光とは異なる波長領域の光であれば、赤外光であってもよいし、紫外光であってもよい。撮像部400は、撮像光学系401を備える。光源部500は、撮像光学系401の光軸を中心とする同心円状に等間隔で配置される8個の光源から構成される。なお、照度差ステレオ法を実施する際に必要な光源は少なくとも3個であるため、光源部500は3個以上の光源を備えていればよい。また、本実施例では光源部500は複数の光源を撮像光学系401の光軸を中心とした同心円状に等間隔で配置しているが、本発明はこれに限定されない。また、本実施例では、光源部500は、撮像装置3に内蔵されているが、着脱可能に取り付けられる構成としてもよい。
撮像光学系401は、絞り401aおよび近赤外光の透過または反射を制御する波長選択性撮像フィルタ(以下、FLという)401bを備え、被写体からの光を撮像素子102上に結像させる。不可視光を発光する光源部500が点灯される場合、画像取得部107はFL401bを退避させることで撮像素子102に不可視光を透過させる。本実施例ではFL401bを退避させて撮像素子102に不可視光を透過させているが、電気的な制御によってFL401bの組成を変化させることで、透過率や反射率を低下させ撮像素子102へ不可視光を透過させてもよい。また、撮像素子102がR,G,B光に対応する画素と近赤外光に対応する画素を備えることで、解像度は低下するがFL401bを用いずに波長分離して撮像可能となる。
本実施例の構成を用いて面法線を算出する場合、実施例1の図3で示されるフローおよび実施例2の図8で示されるフローを援用することができる。実施例1のフローを援用した場合は、図3のステップS1003において、ROM111が記録する露出条件の補正値にFL401bの特性を反映させておく必要がある。また、ステップS1004を実行する際にFL401bを退避させる、または電気的な制御によってFL401bの組成を変化させることで、透過率や反射率を低下させて撮像素子102へ不可視光を透過させる制御を加える必要がある。実施例2のフローを援用する場合は、図8のステップS2003〜ステップS2005を実行する際に、FL401bを退避または電気的な制御によってFL401bの組成を変化させる制御を加える必要がある。
本実施例では、不可視光光源のみを用いて面法線情報の算出に用いる複数の画像を取得することで、人物の法線情報を推定する際にも眩しさによる不快感を低減させることができる。さらに、実施例1,2と同様に、ベース画像となる通常撮影画像と面法線情報の算出に用いる複数の画像を撮影する際の撮影条件を適切に制御することで、面法線の算出精度の低下を抑制することができ、レンダリング画像の画質をより向上させることが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
600 処理装置
600a 撮像制御部
600b 画像生成部

Claims (21)

  1. 第1撮像条件で撮像部に第1の画像を撮像させるとともに、3つ以上の互いに異なる複数の位置から光源からの光を被写体に順次照射させ、照射ごとに前記第1撮像条件とは異なる第2撮像条件で前記撮像部に第2の画像を撮像させる撮像制御部と、
    前記第1の画像と、3つ以上の前記第2の画像を用いて取得される面法線情報と、に基づいて第3の画像を生成する画像生成部と、を有することを特徴とする処理装置。
  2. 3つ以上の前記第2の画像を用いて前記面法線情報を取得する法線取得部を更に有することを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
  3. 前記第1撮像条件と前記第2撮像条件では、露出条件が異なることを特徴とする請求項1または2に記載の処理装置。
  4. 前記露出条件とは、前記撮像部の露出時間、ISO感度、および絞り値の少なくともいずれか1つであることを特徴とする請求項3に記載の処理装置。
  5. 前記第2撮像条件は、前記光源の発光強度および前記第1撮像条件に基づいて設定されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の処理装置。
  6. 前記第2撮像条件は、前記光源の発光強度、前記第1撮像条件、および被写体距離に基づいて設定されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の処理装置。
  7. 第1撮像条件で撮像部に第1の画像を撮像させるとともに、3つ以上の互いに異なる複数の位置から光源からの光を被写体に順次照射させ、照射ごとに前記第1撮像条件とは異なる第2撮像条件で前記撮像部に第2の画像を撮像させる撮像制御部と、
    3つ以上の前記第2の画像を用いて面法線情報を取得する法線取得部と、
    前記第1の画像と前記面法線情報とに基づいて第3の画像を生成する画像生成部と、を有することを特徴とする処理システム。
  8. 3つ以上の互いに異なる複数の位置から光を被写体に照射する光源を更に有することを特徴とする請求項7に記載の処理システム。
  9. 画像を撮像する撮像部と、
    第1撮像条件で前記撮像部に第1の画像を撮像させるとともに、3つ以上の互いに異なる複数の位置から光源からの光を被写体に順次照射させ、照射ごとに前記第1撮像条件とは異なる第2撮像条件で前記撮像部に第2の画像を撮像させる撮像制御部と、
    3つ以上の前記第2の画像を用いて面法線情報を取得する法線取得部と、
    前記第1の画像と前記面法線情報とに基づいて第3の画像を生成する画像生成部と、を有することを特徴とする撮像装置。
  10. 3つ以上の互いに異なる複数の位置から光を被写体に照射する光源を更に有することを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記第2撮像条件は、前記光源の発光強度および前記第1撮像条件に基づいて設定されることを特徴とする請求項9または10に記載の撮像装置。
  12. 被写体距離を算出する被写体距離算出部を更に有し、
    前記第2撮像条件は、前記光源の発光強度、前記第1撮像条件、および前記被写体距離に基づいて設定されることを特徴とする請求項9または10に記載の撮像装置。
  13. 前記撮像部は、撮像光学系を備え、
    前記被写体距離算出部は、前記撮像光学系のフォーカスレンズの位置に基づいて前記被写体距離を算出することを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  14. 前記光源の予備発光時の被写体の測光値を検出する測光部を更に有し、
    前記第2撮像条件は、前記測光値および前記第1撮像条件に基づいて設定されることを特徴とする請求項9または10に記載の撮像装置。
  15. 前記撮像部は、撮像光学系と撮像素子を備え、前記撮像光学系の瞳のうちそれぞれ異なる領域を通過した複数の光束を前記撮像素子における互いに異なる画素に導いて光電変換を行わせることを特徴とする請求項9から14のいずれか1項に記載の撮像装置。
  16. 前記撮像部は、撮像光学系と、前記撮像光学系の瞳のうちそれぞれ異なる領域からの光束を光電変換する複数の画素群と前記画素群ごとに1つずつ設けられたマイクロレンズとを有する撮像素子と、を備えることを特徴とする請求項9から14のいずれか1項に記載の撮像装置。
  17. 前記光源は、可視光とは異なる波長領域の不可視光を照射し、
    前記撮像部は、前記不可視光の透過を低下させるフィルタを備え、
    前記第1撮像条件と前記第2撮像条件では、前記フィルタの位置または組成が異なることを特徴とする請求項9から16のいずれか1項に記載の撮像装置。
  18. 前記可視光は、波長400nm以上700nm以下の光であり、
    前記不可視光は、紫外光、近赤外光、および赤外光のうち少なくともいずれか1つであることを特徴とする請求項17に記載の撮像装置。
  19. 第1撮像条件で撮像部に第1の画像を撮像させるステップと、
    3つ以上の互いに異なる複数の位置から光源からの光を被写体に順次照射させ、照射ごとに前記第1撮像条件とは異なる第2撮像条件で前記撮像部に第2の画像を撮像させるステップと、
    前記第1の画像と、3つ以上の前記第2の画像を用いて取得される面法線情報と、に基づいて第3の画像を生成するステップと、を有することを特徴とする処理方法。
  20. コンピュータを請求項1から6のいずれか1項に記載の処理装置として機能させるためのプログラム。
  21. 請求項20に記載のプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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