JP2017185684A - Communication device, method for controlling communication device and program - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、近距離無線通信が可能な通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラムに関する。 The present invention relates to a communication device capable of short-range wireless communication, a communication device control method, and a program.
通信部を備える画像形成装置と、携帯端末とを含み、ネットワークを利用して印刷処理を実行する印刷システムが知られている。携帯端末は、画像形成装置と接続を確立すると、印刷ジョブを画像形成装置に送信する。しかしながら、ネットワークに接続された画像形成装置では、エラー等により印刷を実行することができない場合がある。 2. Description of the Related Art A printing system that includes an image forming apparatus including a communication unit and a mobile terminal, and executes a printing process using a network is known. When the portable terminal establishes a connection with the image forming apparatus, the portable terminal transmits a print job to the image forming apparatus. However, an image forming apparatus connected to a network may not be able to execute printing due to an error or the like.
そこで、特許文献1では、印刷ジョブを画像形成装置が印刷処理できないとき、代行印刷が可能な他の画像形成装置を近距離無線通信により検索し、検索されたその画像形成装置に対して、近距離無線通信により印刷ジョブを送信する方法が開示されている。
Therefore, in
しかしながら、特許文献1では、通信範囲内の画像形成装置に印刷ジョブを転送することはできても、通信範囲外の画像形成装置に送信することはできない。したがって、例えば、通信範囲外に印刷処理が可能な画像形成装置があっても、ユーザは印刷を実行することができなかった。
However, in
本発明の目的は、このような従来の問題点を解決することにある。上記の点に鑑み、本発明は、無線通信におけるジョブ処理の利便性を向上する制御装置、制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。 An object of the present invention is to solve such conventional problems. In view of the above, it is an object of the present invention to provide a control device, a control method, and a program that improve the convenience of job processing in wireless communication.
本発明は、上述した事情に鑑みたものであり、無線通信をする通信装置であって、近距離無線通信をする無線通信手段と、情報処理装置から送信されたジョブを処理する処理手段と、当該通信装置の能力を表す第1ケイパビリティ情報と、外部通信装置の能力を表す第2ケイパビリティ情報とを合成する合成手段と、を有し、前記無線通信手段は、前記無線通信手段が外部通信装置から発信されたアドバタイズ信号を受信し、前記合成手段は、前記第1ケイパビリティ情報と、前記無線通信手段が受信したアドバタイズ信号に含まれる第2ケイパビリティ情報とを合成し、前記無線通信手段は、前記合成手段により合成されたケイパビリティ情報をパケットに含むアドバタイズ信号をブロードキャストする。 The present invention has been made in view of the circumstances described above, and is a communication device that performs wireless communication, a wireless communication unit that performs short-range wireless communication, a processing unit that processes a job transmitted from an information processing device, And combining means for combining the first capability information indicating the capability of the communication device and the second capability information indicating the capability of the external communication device, wherein the wireless communication means is configured such that the wireless communication means is an external communication device. Receiving the advertisement signal transmitted from the wireless communication means, the combining means combines the first capability information and the second capability information included in the advertisement signal received by the wireless communication means, the wireless communication means, An advertisement signal including the capability information synthesized by the synthesis means in the packet is broadcast.
本発明によれば、無線通信におけるジョブ処理の利便性を向上することができる。 According to the present invention, the convenience of job processing in wireless communication can be improved.
(実施形態1)
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、この実施の形態で用いる装置の各構成要素の相対配置、装置形状等は、あくまで例示であり、本発明をそれらのみに限定するものではない。
(Embodiment 1)
Hereinafter, embodiments for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings. In addition, the relative arrangement of each component of the apparatus used in this embodiment, the apparatus shape, and the like are merely examples, and the present invention is not limited thereto.
図1は、本実施形態に係る通信システムの概略図である。通信システムは、ジョブを送信する情報処理装置である端末装置100と、ジョブを処理する第1通信装置である画像形成装置200、ジョブを処理する第2通信装置である画像形成装置300を有する。端末装置100と、画像形成装置200、画像形成装置300は、いずれも、無線通信機能を備えており、無線通信をする装置として動作可能である。図1では、端末装置100は、画像形成装置300の通信範囲内に存在するが、画像形成装置200の通信範囲外に存在する。一方で、画像形成装置300と画像形成装置200は、無線通信範囲内に存在する。本実施形態では、通信機能を備える装置同士が各個にそれぞれ通信を行うことで可能である。なお、図示しないが、無線通信機能を備える通信装置をさらに1以上含んでいてもよく、これにより、スター型、バス型、リング型等の網の目状のネットワークを構築するメッシュネットワークを構築してもよい。画像形成装置200は、画像形成装置300の外部通信装置に該当する。また、図1では、各画像形成装置(200,300)のBluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)による通信範囲を示している。
FIG. 1 is a schematic diagram of a communication system according to the present embodiment. The communication system includes a
図2は、本実施形態における通信装置の一例である画像形成装置の概略構成を示す図である。図2の画像形成装置は、画像形成機能としては、印刷機能のみを有するものを示すが、これに限らず、原稿上の画像を読取る読取機能等の他の機能をさらに備えていてもよい。また、通信装置は、端末装置100と無線通信を行うことが可能な装置であり、所定の処理を実行することができるものであれば、種々のものを適用可能である。また、印刷処理を行う記録材(被記録媒体または記録シート)としてロールシートを用いたものを例に挙げて説明するが、これに限定されず、カット紙を用いるものであってもよい。なお、本実施形態の画像形成装置200は、同一面への複数ページ分の印刷を途中で切断せずに続けて行える長尺の連続シートであれば、ロール状となったものには限らない。また、連続シートの切断は、画像形成装置が自動的に切断するものであってもよいし、ユーザがマニュアル指示を行って切断するものであってもよい。記録材の材質も紙には限らず、印刷処理可能なものであれば種々のものを用いることができる。また、画像形成装置は、連続シートへの印刷のみではなく、所定のサイズに予めカットされたカットシートへの印刷をも可能な画像形成装置としてもよい。また、印刷方式は後述する画像印刷用液体インクを用いたインクジェット方式による画像の印刷には限らない。記録剤として固形インクを用いてもよいし、トナーを用いた電子写真方式や昇華方式など種々のものを採用可能である。また、複数色の記録剤を用いたカラー記録を行うものには限らず、黒色(グレーを含む)のみによるモノクロ記録を行うものとしてもよい。また、印刷は、可視画像の印刷には限らず、不可視もしくは視認が困難な画像の印刷としてもよいし、一般的な画像以外の、例えば配線パターン、部品の製造における物理的パターン、DNAの塩基配列等のプリントなど種々のものの印刷としてもよい。つまり、記録剤を記録材に付与可能なものであれば種々のタイプの記録装置に適用可能である。
FIG. 2 is a diagram illustrating a schematic configuration of an image forming apparatus which is an example of a communication apparatus according to the present embodiment. The image forming apparatus in FIG. 2 shows an image forming function having only a printing function, but is not limited thereto, and may further include other functions such as a reading function for reading an image on a document. The communication device is a device that can perform wireless communication with the
図2は、記録材としてロールシート(搬送方向において印刷単位(1ページ)の長さよりも長い連続した連続シート)を用いた画像形成装置の全体構成の概略を示す断面図である。画像形成装置は、以下の構成要素101〜115を含み、これらが1つの筐体内に配置される。ただし、これらの構成要素を複数の筐体に分けて構成してもよい。制御ユニット108は、コントローラ(CPUまたはMPUを含む)やユーザインターフェース情報の出力器(表示情報や音響情報などの発生器)、各種I/Oインターフェースを備えた制御部を内蔵し、画像形成装置全体の各種制御を司る。近距離無線通信部117は、Bluetooth(登録商標)で通信するためのユニットで、データを送受信するためのアンテナを備える。
FIG. 2 is a cross-sectional view schematically illustrating an overall configuration of an image forming apparatus using a roll sheet (a continuous continuous sheet longer than the length of a printing unit (one page) in the conveyance direction) as a recording material. The image forming apparatus includes the following components 101 to 115, which are arranged in one housing. However, these components may be divided into a plurality of cases. The
ロールシートを供給する供給ユニットとして上段シートカセット101aと下段シートカセット101bの2機を備える。ユーザは、ロールシート(以下、シート)をマガジンに装着してから画像形成装置本体に装填する。上段シートカセット101aから引き出されたシートは図中a方向に、下段シートカセット101bから引き出されたシートは図中b方向にそれぞれ搬送される。いずれのカセットからのシートも図中c方向に進行して搬送ユニット102に到達する。搬送ユニット102は、複数の回転ローラ104を通して印刷処理中にシートを図中d方向(水平方向)に搬送する。給紙元のシートカセットを一方から他方に切り替える際は、既に引き出されているシートをカセット内に巻き戻し、新たに給紙させるシートがセットされているカセットから新たに給紙する。
Two units, an
搬送ユニット102の上方にはヘッドユニット105が搬送ユニット102と対向して配置される。ヘッドユニット105では複数色(本実施形態では7色)分の独立した印刷ヘッド106がシートの搬送方向に沿って保持されている。本例ではC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、LC(ライトシアン)、LM(ライトマゼンタ)、G(グレー)、K(ブラック)の7色に対応した7つの印刷ヘッドを有す。もちろん、これら以外の色を用いたものでもよいし、これらの全てを用いる必要もない。本画像形成装置は、搬送ユニット102によるシートの搬送に同期させて、印刷ヘッド106からインクを吐出させてシート上に画像を形成する。なお、印刷ヘッド106はインクの吐出先が回転ローラ104と重ならない位置に配置される。これら搬送ユニット102、ヘッドユニット105、印刷ヘッド106を含んで印刷ユニットが構成されている。インクタンク109は各色のインクを独立して貯蔵する。インクタンク109からはチューブによって各色に対応して設けられたサブタンクまでインクが供給され、サブタンクから各印刷ヘッド106までチューブを介してインクが供給される。印刷ヘッド106は、印刷時の搬送方向d方向に沿って各色(本実施形態では7色)のラインヘッドが並んでいる。本実施形態では、本装置が使用可能な最大サイズのシートの印刷領域の幅分をカバーする範囲にノズルが並んでいる所謂フルマルチヘッドとする。ノズルからインクを吐出するインクジェット方式は、発熱素子を用いた方式、ピエゾ素子を用いた方式、静電素子を用いた方式、MEMS素子を用いた方式等を採用することができる。印刷データに基づいて各ヘッドのノズルからインクが吐出されるが、吐出のタイミングは搬送用エンコーダ103の出力信号によって決定される。なお、本実施形態では記録剤としてインクを用いたインクジェット方式のプリンタに限定されない。サーマルプリンタ(昇華型、熱転写型など)、ドットインパクトプリンタ、LEDプリンタ、レーザープリンタなどの電子写真方式など、様々な印刷方式に適用可能である。
A
シートに画像が形成された後、当該シートは搬送ユニット102から、スキャナユニット107まで搬送される。スキャナユニット107では、シート上の印刷画像や特殊パターンを光学的に読取って印刷画像に問題がないかどうかの確認や、インクの吐出状態を含む本装置の状態確認等を行う。本実施形態では、画像の確認方法において、ヘッドの状態の確認するためのパターンを読み込むことによるインクの吐出状態を確認するものでもよいし、元画像との比較を行うことによる印刷の成否を確認するものでもよい。
After the image is formed on the sheet, the sheet is conveyed from the
シートはスキャナユニット107近傍からe方向に搬送され、カッタユニット110に導入される。カッタユニット110ではシートを所定の印刷単位の長さ毎に切断する。印刷する画像サイズに応じてこの所定の印刷単位の長さは異なる。例えばL判サイズの写真では搬送方向の長さは135mm、A4サイズでは搬送方向の長さは297mmとなる。カッタユニット110は、片面印刷の場合はページ単位でシートを切断するが、印刷ジョブの内容によってはページ単位で切断しない場合もある。また、カッタユニット110は両面印刷の場合、シートの第1面(たとえばおもて面)はページ単位で切断せずに所定の長さ分まで画像を連続して印刷し、第2面(たとえば裏面)を印刷した場合にページ単位で切断する。
The sheet is conveyed in the direction e from the vicinity of the
カッタユニット110から搬送されたシートは、ユニット内を図中f方向に搬送され、裏面印字ユニット111に搬送される。裏面印字ユニット111は、シートの片面のみに画像を印刷する場合に、シートの裏面に所定の情報を印刷させるためのユニットである。シートの裏面に印刷する情報としては、印刷画像毎に対応した文字、記号、コード等の情報(例えば、オーダー管理用番号等)が含まれる。裏面印字ユニット111は、印刷ヘッド106が両面印刷の印刷ジョブのための画像を印刷する場合、印刷ヘッド106が画像を印刷する領域以外に上記のような情報を印刷する。
The sheet conveyed from the
裏面印字ユニット111を通ったシートは、次に乾燥ユニット112に搬送される。乾燥ユニット112は、インクが付与されたシートを短時間で乾燥させるために、ユニット内を図中g方向に通過するシートを温風(加温された気体(空気))で加熱するユニットである。印刷単位長さに切断されたシートは1枚ずつ乾燥ユニット112内を通過して、図中h方向に搬送されて114に搬送される。
The sheet that has passed through the back
仕分けユニット114は、複数のトレイ(本実施形態では14個)を保持しており、印刷単位の長さ等に応じでシートの排紙先のトレイを区別する。各トレイには、トレイ名称が割り当てられている。各トレイは、用紙積載量センサ116を備えている。
The
用紙積載量センサ116は、トレイにシートが積載されているか否か、満載か否かを検出することができる。仕分けユニット114は、ユニット内を図中i方向に通過するシートを印刷画像毎に設定されたトレイ名称に対応するトレイに排紙していく。切断されたシートの排出先となるトレイは、印刷ジョブの発行元(ホスト装置)で特定のものが指定される場合や、画像形成装置側で空いているトレイが任意に指定される場合がある。1つのトレイには予め決められた枚数まで排紙可能である。この予め決められた枚数を超える印刷ジョブの場合、複数のトレイに跨って排紙される。トレイに対して排紙可能なシートの枚数やサイズ、種類などは、そのトレイの大きさ(タイプ)等によって異なっている。図1において縦(上下)に並んでいるトレイ(以下、大トレイ)群は大サイズ(A4サイズ等、2L判サイズより大きいもの)のシート、小サイズ(2L判サイズ以下)の両方のシートの排紙が可能である。また、横(左右)に並んでいるトレイ(以下、小トレイ)群は小サイズ(2L判サイズ以下)のシートの排紙が可能であるが大サイズのシートの排紙はできない。さらに、縦(上下)に並んでいるトレイの一番上にあるトレイ(以下、エクストラトレイ)は、大小トレイが一杯になったときに使用される。エクストラトレイを使用するか否かは、ユーザが本体に設定することで適宜変更可能なものとする。また、シート排紙中や排紙完了等の状態は、表示器を用いてユーザが識別可能にする(例えば、LED等を用いる)。例えば、トレイのそれぞれに互いに異なる色で発光する複数のLEDを設け、点灯しているLEDの色や点灯状態か点滅状態かなどによって各トレイの種々の状態をユーザに通知可能である。また、複数のトレイのそれぞれには優先順位を付すことができ、画像形成装置200は、印刷ジョブを実行するにあたり、空いている(シートが存在しない)トレイを、優先順位に従って順にシートの排出先として割り当てていく。デフォルトでは、大トレイ群は上のトレイほど優先順位が高く、小トレイは左側ほど優先順位が高い。また大トレイより、小トレイの優先順位が高い。この優先順位はユーザがシートを取り出しやすい位置の優先順位を高くしてやればよいが、ユーザによる操作等で適宜変更可能なものとする。
The paper stacking
シート巻取りユニット113は、ページ毎に切断されずにおもて面が印刷されたシートの巻取りを行う。おもて面が印刷されたシートは、ユニット内を図中のj方向に通過し、シート巻取りユニット113が巻取る。そして、一連のページ分のおもて面の画像形成が終了して、巻き取られたシートは、先のおもて面とは反対面を印刷可能な面にして、つまり印刷ヘッド106に対向させる面を反転させて、再度ユニットの図中のk方向に搬送される。このように搬送させることで、先のおもて面とは反対の裏面の画像の印刷を行わせる。通常の片面印刷の場合は、画像が印刷されたシートは、シート巻取りユニット113による巻取りを行わせずに仕分けユニット114に搬送される。
The
このように、両面印刷の際は、シート巻取りユニット113を用いてシートの巻取りを行い、シートを反転させて裏面の印刷を行うため、片面印刷のときと両面印刷のときとでは仕分けユニット114への排紙の際のシートの面が異なる。即ち、片面印刷の場合はシート巻取りユニット113を用いたシートの反転が行われないので、先頭ページの画像が印刷されたシートは先頭ページの画像が下を向いた状態で排紙される。そして1つの印刷ジョブが複数ページあるジョブの場合、先頭ページのシートからトレイに排紙され、以後後続のページへと順次排紙されシートが重なっていく。このようなシートの並び順が昇順となる排紙をフェイスダウン排紙と呼ぶ。一方、両面印刷の場合はシート巻取りユニット113を用いたシートの反転が行われるので、先頭ページの画像が印刷されたシートは先頭ページの画像が上を向いた状態で排紙される。そして1つの印刷ジョブが複数枚のシートの出力を行うジョブの場合、最後のページを含むシートからトレイに排紙され、以後若いページのシートへと順次排紙されシートが重なっていき、最終的に先頭ページの画像が印刷されたシートが排紙される。このようなシートの並び順が降順となる排紙をフェイスアップ排紙と呼ぶ。
As described above, when performing duplex printing, the
操作ユニット115は、ユーザが種々の操作を行ったり、ユーザに種々の情報を通知したりするためのユニットである。例えば、ユーザに指定された画像が印刷されたシートはどこのトレイに積載されているか、あるいは当該画像が印刷中か印刷終了かなど、オーダー毎の印刷状況の確認が可能である。また、インク残量や、シートの残量等、装置の各種状態の確認、ヘッドクリーニング等の装置メンテナンスの実施の指示を行うためにユーザが操作/確認可能である。
The
図3は、図2で示した通信システムのハードウェア構成を説明するためのブロック図である。図3(a)は、画像形成装置200のハードウェア構成を示す図である。
FIG. 3 is a block diagram for explaining a hardware configuration of the communication system shown in FIG. FIG. 3A is a diagram illustrating a hardware configuration of the
画像形成装置200は、CPU201、ROM202、RAM203、HDD204、外部I/F205、操作部206、画像処理部207、エンジン制御部208、スキャナ制御部209、近距離無線通信部212を備える。そして、それぞれがシステムバス210を介して接続される。
The
CPU201、ROM202、RAM203、画像処理部207、エンジン制御部208、スキャナ制御部209、近距離無線通信部212は、図2に示す制御ユニット108に含まれる。CPU201は、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)形態の中央演算処理部であり、図2の制御ユニット108に含まれる。CPU201は、プログラムの実行やハードウェアの起動により画像形成装置200全体の動作を制御する。ROM202は、CPU201が実行するためのプログラムや画像形成装置200の各種動作に必要な固定データを格納する。RAM203は、CPU201がワークエリアとして用いられたり、種々の受信データの一時格納領域として用いられたり、各種設定データを記憶させたりする。HDD204は、CPU201が実行するためのプログラム、印刷データ、画像形成装置200の各種動作に必要な設定情報を、内蔵するハードディスクに記憶させたり、読み出したりすることが可能である。なお、HDD204に代えて、他の大容量記憶装置としてもよい。
The
操作部206は、ユーザが種々の操作を行うためのハードキーやタッチパネル、またユーザに種々の情報を提示(通知)するための表示部を含み、図1の操作ユニット115に対応するものである。またユーザへの情報の提示は音声発生器からの音響情報に基づく音響(ブザー、音声等)を出力することによっても行うこともできる。
The
画像処理部207は、画像形成装置200で扱う印刷データ(例えば、ページ記述言語で表されたデータ)の画像データ(ビットマップ画像)への展開(変換)や画像処理を行う。入力された印刷データに含まれる画像データの色空間(たとえばYCbCr)を、標準的なRGB色空間(たとえばsRGB)に変換する。また、画像データに対し、有効な(画像形成装置200が印刷処理可能な)画素数への解像度変換、画像解析、画像補正等、様々な画像処理が必要に応じて施される。これらの画像処理によって得られた画像データは、RAM203または、HDD204に格納される。
The
エンジン制御部208は、CPU201等から受信した制御コマンドに応じて、印刷データに基づく画像をシート上に印刷する処理の制御を行う。具体的には、各色の印刷ヘッド106へのインク吐出指示や、記録媒体上でのドット位置(インクの着弾位置)を調整するための吐出タイミング設定、ヘッド駆動状態取得に基づく調整等を行う。印刷データに応じて印刷ヘッドの駆動制御を行い、印刷ヘッドからインクを吐出させシート上に画像を形成させる。また、給紙ローラの駆動指示、搬送ローラの駆動指示、搬送ローラの回転状況取得等を行う等、搬送ローラの制御を行い、シートを適切な速度及び経路で搬送および停止させる。
The
スキャナ制御部209は、CPU201等から受信した制御コマンドに応じて、イメージセンサーの制御を行い、シート上の画像を読取り、赤(R)、緑(G)および青(B)色のアナログ輝度データを取得し、デジタルデータに変換する。イメージセンサーとしては、CCDイメージセンサーやCMOSイメージセンサー等を採用可能である。また、イメージセンサーはリニアイメージセンサーとしてもエリアイメージセンサーとしてもよい。また、スキャナ制御部209は、イメージセンサーの駆動指示、該駆動に基づくイメージセンサーの状況取得を行い、イメージセンサーから取得した輝度データを解析し、印刷ヘッド106からのインクの不吐やシートの切断位置の検出等を行う。スキャナ制御部209で画像が正しく印刷されていると判定されたシートは、シート上のインクの乾燥処理が施された後に、指定された仕分けユニットのトレイに排紙される。
The
本実施形態では、近距離無線通信部212の通信方式として、Bluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)が用いられる。すなわち、無線通信制御部212は、BLEユニットを有する。すなわち、近距離無線通信部212は、BLEユニットを有する。BLEユニットは、無線通信の処理を行うマイクロプロセッサであるマイコンと、無線通信によるデータの送受信を行う無線通信回路を含む。なお、マイコンは、RAMとフラッシュメモリが搭載されており、無線通信制御部として機能する。近距離無線通信部212は、近距離無線通信部117に対応しており、アドバタイズ信号を周囲に送信する。また、近距離無線通信部212は、他の画像形成装置200が送信するアドバタイズパケットを受信する。そして、受信したアドバタイズパケットの信号強度から画像形成装置とのおおよその距離を特定することができる。画像形成装置200内の上記した各構成はシステムバス210を介して接続され、互いに通信可能である。
In the present embodiment, Bluetooth (registered trademark) Low Energy (BLE) is used as a communication method of the short-range wireless communication unit 212. That is, the wireless communication control unit 212 includes a BLE unit. That is, the short-range wireless communication unit 212 includes a BLE unit. The BLE unit includes a microcomputer, which is a microprocessor that performs wireless communication processing, and a wireless communication circuit that transmits and receives data by wireless communication. The microcomputer is equipped with a RAM and a flash memory and functions as a wireless communication control unit. The short-range wireless communication unit 212 corresponds to the short-range
なお、以上の例では、1つのCPU201が図3(a)に示した画像形成装置200内の全ての構成要素を制御するものとしたが、この構成以外としてもよい。即ち、各機能ブロックのいくつかが別途CPUを備え、それぞれのCPUによって個別に制御するものとしてもよい。また、各機能ブロックは図3(a)に示した構成以外の分担のさせ方により個別の処理部または制御部として適宜分割したり、いくつかを統合したりするなど、種々の形態を採用可能である。また、メモリからのデータの読み出しにはDMAC(Direct Memory Access Controller)も用いることもできる。
In the above example, one
図3(b)は、端末装置100のハードウェア構成を示す図である。端末装置100は、本実施形態では、画像形成装置200に印刷を行わせるための画像データの供給源となる装置であり、種々の印刷ジョブのオーダーを発行する。
FIG. 3B is a diagram illustrating a hardware configuration of the
端末装置100は、入力インタフェース152、CPU153、ROM154、RAM155、外部記憶装置156、出力インタフェース157、通信部158、近距離無線通信部159等を有する。なお、これらはシステムバスを介して互いに接続されている。
The
入力インタフェース152は、物理キーボードやボタン、タッチパネル等の操作部(不図示)を介して、ユーザからのデータ入力や動作指示を受け付けるためのインタフェースである。また、入力インタフェース152は、図示しない表示部の入力を受け付ける。表示部は、LED(発光ダイオード)やLCD(液晶ディスプレイ)などから構成され、データの表示や情報処理装置101の状態の通知を行う。なお、表示部上に、数値入力キー、モード設定キー、決定キー、取り消しキー、電源キー等のキーを備えるソフトキーボードを設置することで、表示部を介してユーザからの入力を受け付けても良い。このように、表示部と操作部とは、少なくとも一部が一体であってもよく、例えば、画面の出力とユーザからの操作の受け付けを同一の画面において行うような形態としてもよい。
The
CPU153は、システム制御部であり、プログラムの実行やハードウェアの起動により、端末装置100の全体を制御する。
The
ROM154は、CPU153が実行する制御プログラムやデータテーブル、組み込みオペレーティングシステム(以下、OSという。)プログラム等の固定データを格納する。本実施形態では、ROM154に格納されている各制御プログラムは、ROM154に格納されている組み込みOSの管理下で、例えば、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウェア実行制御を行う。
The
RAM155は、バックアップ電源を必要とするSRAM(Static Random Access Memory)やDRAM等で構成される。なお、RAM155は、図示しないデータバックアップ用の1次電池によってデータが保持されていてもよい。その場合、RAM155は、プログラム制御変数等の重要なデータを揮発させずに格納することができる。また、端末装置100の設定情報や端末装置100の管理データ等を格納するメモリエリアもRAM155に設けられている。また、RAM155は、CPU153の主メモリとワークメモリとしても用いられる。
The
外部記憶装置156は、印刷実行機能を提供するアプリケーション、画像形成装置200や画像形成装置300が解釈可能な印刷情報を生成する印刷情報生成プログラム等を保存している。また、外部記憶装置156は、通信部158を介して接続している画像形成装置300との間で送受信する情報送受信制御プログラム等の各種プログラムや、これらのプログラムが使用する各種情報を保存している。
The
出力インタフェース157は、表示部がデータの表示や端末装置100の状態の通知を行うための制御を行うインタフェースである。
The
通信部158は、画像形成装置200や画像形成装置300などの外部装置と接続して、データ通信を実行するための構成である。通信部158は、例えば、画像形成装置200内のアクセスポイント(不図示)に接続可能である。通信部158と画像形成装置200内のアクセスポイントが接続することで、端末装置100と画像形成装置200は相互に通信可能となる。なお、通信部158は、無線通信で画像形成装置200とダイレクトに通信しても良いし、端末装置100や画像形成装置200の外部に存在する外部アクセスポイントを介して通信しても良い。無線通信方式としては、例えば、Wi−Fi(WirelessFidelity)(登録商標)やBluetooth(登録商標)等が挙げられる。また、アクセスポイントとしては、例えば、無線LANルーター等の機器などが挙げられる。なお、本実施形態において、端末装置100と画像形成装置200とが外部アクセスポイントを介さずにダイレクトに接続する方式をダイレクト接続方式という。また、端末装置100と画像形成装置200とが外部アクセスポイントを介して接続する方式をインフラストラクチャー接続方式という。
The
近距離無線通信部159は、画像形成装置200等の装置と近距離で無線接続して、データ通信を実行するための構成であり、通信部158とは異なる通信方式によって通信を行う。近距離無線通信部159は、通信装置200内の近距離無線通信部212と接続可能である。なお、本実施形態では、近距離無線通信部159の通信方式として、Bluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)が用いられる。すなわち、近距離無線通信部159は、BLEユニットを有する。すなわち、近距離無線通信部159は、BLEユニットを有する。BLEユニットは、無線通信の処理を行うマイクロプロセッサであるマイコンと、無線通信によるデータの送受信を行う無線通信回路を含む。なお、マイコンは、RAMとフラッシュメモリが搭載されており、無線通信制御部として機能する。なお、近距離無線通信部159の通信方式として、例えば、NFC(Near Filed Communication)やWi−Fi Awareが用いられても良い。
The short-range
端末装置100は、本実施形態ではスマートホンを例示するが、これに限定されず、ノートPC、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ等、種々のものを適用可能である。端末装置100は、画像形成装置200の無線通信範囲に存在するとき、アドバタイズパケットを受信することができる。
The
画像形成装置300は、ROM352、RAM353、CPU354、プリントエンジン355、通信部356、近距離無線通信部357等を有する。なお、これらはシステムバスを介して互いに接続されている。
The
通信部356は、画像形成装置300内部のアクセスポイントとして、外部装置と接続するためのアクセスポイントを有している。なお、該アクセスポイントは、画像形成装置200の通信部に接続可能である。なお、通信部356は無線通信で端末装置100とダイレクトに通信しても良いし、アクセスポイントを介して通信しても良い。通信方式としては、例えば、Wi−Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)等が挙げられる。また、通信部356は、アクセスポイントとして機能するハードウェアを備えていてもよいし、アクセスポイントとして機能させるためのソフトウェアにより、アクセスポイントとして動作してもよい。
The
近距離無線通信部357は、外部装置と近距離で無線接続するための構成である。本実施形態では、近距離無線通信部357の通信方式として、Bluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)が用いられる。すなわち、近距離無線通信部357は、BLEユニットを有する。BLEユニットは、無線通信の処理を行うマイクロプロセッサであるマイコンと、無線通信によるデータの送受信を行う無線通信回路を含む。なお、マイコンは、RAMとフラッシュメモリが搭載されており、無線通信制御部として機能する。なお、近距離無線通信部159の通信方式として、例えば、NFC(Near Filed Communication)やWi−Fi Awareが用いられても良い。
The short-range
RAM353は、バックアップ電源を必要とするSRAMやDRAM等で構成される。なお、RAM353は、図示しないデータバックアップ用の1次電池によってデータが保持されているため、プログラム制御変数等の重要なデータを揮発させずに格納することができる。また、画像形成装置300の設定情報や画像形成装置300の管理データ等を格納するメモリエリアもRAM353に設けられている。また、RAM353は、CPU354の主メモリとワークメモリとしても用いられ、端末装置100等から受信した印刷情報を一旦保存するための受信バッファや各種の情報を保存する。
The
ROM352は、CPU354が実行する制御プログラムやデータテーブル、OSプログラム等の固定データを格納する。本実施形態では、ROM352に格納されている各制御プログラムは、ROM352に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ、割り込み処理等のソフトウェア実行制御を行う。
The
CPU354は、システム制御部であり、プログラムの実行やハードウェアの起動により、画像形成装置300の全体を制御する。
The
プリントエンジン355は、RAM353に保存された情報や端末装置100等から受信した印刷ジョブに基づき、インク等の記録剤を用いて紙等の被記録媒体上に画像形成し、印刷結果を出力する。この時、端末装置100等から送信される印刷ジョブは、送信データ量が大きく、高速な通信が求められるため、本実施形態では、近距離無線通信部357よりも高速に通信可能な通信部356を介して受信する。
The
なお、通信装置351には、外付けHDDやSDカード等のメモリがオプション機器として装着されてもよく、画像形成装置300に保存される情報は、当該メモリに保存されても良い。
Note that a memory such as an external HDD or an SD card may be attached as an optional device to the communication device 351, and information stored in the
図1に示す画像形成装置200は、BLE通信のブロードキャスターとして動作し、アドバタイズ信号を周囲に送信する。すなわち、画像形成装置200は、アドバタイズ信号をブロードキャストする。なお、「ブロードキャスト」とは、情報の送信先を特定せず一定の範囲に情報を送信することを指す。画像形成装置200は、同時にBLE通信のオブザーバとして動作も可能で、画像形成装置300の有効通信範囲である信号エリア301の内部に位置するので、画像形成装置300が送信したアドバタイズパケットを受信することができる。
The
画像形成装置300は、BLE通信のブロードキャスターとして動作し、アドバタイズ信号を周囲に送信する。同時にBLE通信のオブザーバとして動作も可能で、画像形成装置200の有効通信範囲である信号エリア201の内部に位置するので、画像形成装置200が送信したアドバタイズパケットを受信することができる。
The
端末装置100は、BLE通信のオブザーバとして動作し、画像形成装置300の有効通信範囲である信号エリア301の内部に位置するので、画像形成装置300が送信したアドバタイズパケットを受信することができる。
Since the
オブザーバは、複数のブロードキャスターの有効通信範囲内にある場合、複数のブロードキャスターのアドバタイズパケットを受信することができる。また、受信したアドバタイズパケットの信号強度からブロードキャスターとのおおよその距離を認識することができる。 When the observer is within the effective communication range of a plurality of broadcasters, the observer can receive an advertisement packet of the plurality of broadcasters. Further, the approximate distance from the broadcaster can be recognized from the signal strength of the received advertisement packet.
近距離無線通信部159は、BLE通信において、2.4GHzの周波数帯を40チャネル(0〜39ch)に分割して通信を行う。近距離無線通信部159は、そのうち、37〜39番目のチャネルをアドバタイズ情報の送信及びGATT通信の開始要求の受信に利用し、0〜36番目のチャネルをBLE接続後のデータ通信に利用する。図9(a)では、縦軸が近距離無線通信部159の消費電力を、横軸が時間を示しており、1つのチャネルを利用してアドバタイズ情報を送信する際の消費電力を各処理別に示している。Tx205は、アドバタイズ情報をブロードキャストする処理(以下、「送信処理」ともいう)における総消費電力を示す。Rx206は、GATT通信の開始要求を受信するための受信器を有効にしておく処理(以下、「受信処理」ともいう)における総消費電力を示している。送信電力202は送信処理による瞬間消費電力を示す。また、受信電力203は受信処理による瞬間消費電力を示す。また、マイコン動作電力801は、近距離無線通信部159内のマイコンが動作している場合の瞬間消費電力を示す。なお、Tx205とRx206の前後や間にもマイコンが動作しているのは、送信・受信処理の実行や停止のためには事前にマイコンが起動している必要があるためである。また、アドバタイズ情報の送信を複数チャネルで行う場合は、アドバタイズ情報の送信を行うチャネルの数だけ消費電力が増えることになる。また、マイコンが動作を行っておらず、近距離無線通信部159が省電力状態となっている間は、スリープ電力204が近距離無線通信部157の瞬間消費電力となる。このように、近距離無線通信部159は、所定のチャネルを用いて送信処理を行った後、同一のチャネルを用いて一定時間受信処理を行うことで、端末装置100からGATT通信の開始要求が送信されるのを待つ。
The short-range
また、近距離無線通信部159は、図9(b)に示すように、アドバタイズ情報の送信処理と受信処理を、チャネル別に3回繰り返した後、マイコンの動作を停止させ一定時間省電力状態になる。以下、所定のチャネルによるアドバタイズ情報の送信処理と受信処理の組み合わせをアドバタイズと言う。また、所定のチャネルによってアドバタイズ情報を送信する時間間隔、すなわち、あるチャネルによってアドバタイズ情報を送信し、同じチャネルによって次にアドバタイズ情報を送信するまでの時間間隔をアドバタイズ間隔という。なお、1回目のアドバタイズを行ってから省電力状態になるまでに繰り返すアドバタイズの回数は、3回以下であれば任意に変更可能である。
Further, as shown in FIG. 9B, the short-range
BLEユニットは、電源オン状態になると初期化処理を行い、その後、アドバタイズパケットを送受信するアドバタイジング状態となる。アドバタイジング状態になると、BLEユニットは、設定可能なインターバル(所定時間間隔)で、図4に示すアドバタイズパケットを周辺に発信する。図4は、アドバタイズパケットの詳細構成を示す図である。なお、本実施形態では、アドバタイズパケットは、画像形成装置200及び画像形成装置300のいずれも同様の構成とするが、これに限定されず、異なる構成であってもよい。
The BLE unit performs an initialization process when the power is turned on, and then enters an advertising state in which an advertisement packet is transmitted and received. In the advertising state, the BLE unit transmits the advertisement packet shown in FIG. 4 to the periphery at a settable interval (predetermined time interval). FIG. 4 is a diagram showing a detailed configuration of the advertisement packet. In this embodiment, the advertisement packet has the same configuration in both the
図4に示すアドバタイズパケットは、ヘッダー401とそのペイロード402から構成される。ヘッダー401は、パケットのタイプやペイロード402の大きさ情報などを格納する領域であり、本実施形態では2バイトである。ペイロード402は、アドバタイズ信号を送信する装置の情報を格納することができる領域であり、所定のサイズが割り当てられている。ペイロード402には、デバイス名や搭載プロファイル情報の他、送信電力(Tx Power408)等の画像形成装置に関する情報を格納する。本実施形態では、ペイロード402には、画像形成装置名403、画像形成装置への接続情報404、ケイパビリティ情報405、設定情報406、ステータス情報407、NEXT Flag427、TxPower408を格納する。
The advertisement packet shown in FIG. 4 includes a
画像形成装置名403は、画像形成装置を識別するための名前が格納されている。例えばオフィスの中で画像形成装置を一意に特定できるためのフロア名や部屋名などの文字列を設定する。
The image forming
画像形成装置への接続情報404は、アドバタイズパケットを受信した装置が、画像形成装置へ接続を行うための情報が格納されている。BLE接続する場合はBLE4.0規格書に記載されているプロトコルデータPDU(Protocol Data Unit)を送受信することで、端末装置100は画像形成装置と接続を確立することができ、その後のデータ通信を行うことができる。
The
ケイパビリティ情報405は、画像形成装置200が実行できる処理についての能力を表す情報であり、例えば、画像形成装置200が実行できる印刷ジョブについての能力情報を示す。オブザーバとして機能する装置(例えば、端末装置100、画像形成装置300)は、ケイパビリティ情報405を受信することで、画像形成装置と接続を確立することなく画像形成装置がどのような機能をもった装置であるのかを特定することができる。
The
メーカー409にはメーカー毎に与えられたメーカーIDが格納されている。型番410には画像形成装置200の製品モデルが一意に特定できるIDが格納されている。カラー411にはカラープリンタか、モノクロプリンタかを示すフラグが格納されている。インク数412にはインク色毎にビットが割り当てられており、装着できるインクを表すことができる。サポート用紙サイズ413には用紙サイズ毎にビットが割り当てられており、セットできる用紙サイズを表すことができる。サポート用紙種類414には用紙種類毎にビットが割り当てられており、セットできる用紙種類を表すことができる。両面対応415には両面印刷が可能かを示すフラグが格納されている。このように、ブロードキャスターとして機能する画像形成装置の機能を知ることができるため、端末装置100は、これから実行しようとするジョブが該当画像形成装置で実行できるかを判定することができる。
The
ステータス情報407は、画像形成装置に発生しているエラー情報、ジョブの処理状況の情報等である。端末装置100は、ステータス情報407を受信することで、画像形成装置と接続を確立することなく画像形成装置にエラーが発生していることを特定して、ユーザに通知することができる。
The
設定情報406は、画像形成装置に現在設定されている情報である。例えば、シートカセット101に装着されたロールシートの情報等である。端末装置100は、設定情報406を受信することで、画像形成装置と接続を確立することなく画像形成装置の現在の設定状態を特定することができる。
Setting
NEXT Flag427は、今回のアドバタイズパケットに格納しきれない情報を、次のアドバタイズパケットでブロードキャストすることを表している。例えば、プリント、ファックス、スキャン等の複数機能を備える画像形成装置の場合、機能毎にアドバタイズパケットを分けて送信することができる。また、所定のフォーマットだけでなく、任意の文字列等を送信するモードを表すビット等の情報を取り決めてもよい。
Tx Power408は、Txの信号強度を示す情報であり、オブザーバとして機能する装置は、このTx Power408の情報と受信したパケットの受信信号強度から伝搬損失を特定することができる。そして、この特定した伝搬損失からBLE無線デバイスとの距離の推定を行うことができる。
本実施形態では、ブロードキャスターとして機能する他の装置のケイパビリティ情報を、自身のケイパビリティ情報とマージして(合成して)、アドバタイズパケットを生成する。ここでは、画像形成装置300は、画像形成装置300のケイパビリティ情報と、画像形成装置200のケイパビリティ情報をマージして、アドバタイズパケットを生成する。図5(a)は、画像形成装置200のケイパビリティ情報を示す図であり、図5(b)は、画像形成装置300のケイパビリティ情報を示す図である。図5(c)は、これらをマージして生成されたケイパビリティ情報を示す図である。
In this embodiment, capability information of another device functioning as a broadcaster is merged (combined) with its own capability information to generate an advertisement packet. Here, the
ここで、本実施形態のマージ方法について説明する。図5(c)のカラー411は、図5(a)の01(カラー)、図5(b)の10(モノクロ)の論理和から11(カラー、モノクロ)となる。他の情報についても同様に論理和に基づいて求める。
Here, the merge method of this embodiment will be described. The
図6は、実施形態1に係る画像形成装置300のアドバタイズパケット用のケイパビリティ情報の生成について説明するフロー図である。図6では、外部通信装置から受信したケイパビリティ情報を合成するか否かの合成判定を行うと共に、その結果に基づいて合成処理を行う。図6のフローチャートは、CPU354がROM352に格納されている制御プログラムをRAM353にロードし、それを実行することにより行われる処理の流れを示す。このフローでは、画像形成装置300が周辺の画像形成装置から受信するアドバタイズ信号に応じて、ケイパビリティ情報を合成し、画像形成装置300のケイパビリティ情報を生成する。このフローは、画像形成装置300が電源ONの間、周辺の画像形成装置の状態が変化するため、定期的に実行される。なお、このフローの実行周期は、特に限定されず、予め装置に設定されていてもよいし、ユーザが設定できるようにしてもよい。
FIG. 6 is a flowchart illustrating generation of capability information for advertisement packets of the
S601において、画像形成装置300が起動したとき、CPU354は、近距離無線通信部357を介して受信したアドバタイズ信号に含まれる情報をアドバタイズパケットリストに登録する。このとき、リストには、Tx Power408と受信したパケットの受信信号強度で推定した距離情報の近い画像形成装置の情報がリストの上になるように登録する。アドバタイズパケットリストは、RAM353に格納されているが、図示しないハードディスクに保存してもよい。
In step S <b> 601, when the
ここで、アドバタイズパケットリストについては、図7を用いて説明する。図7は、画像形成装置300のケイパビリティ・マージ対象候補となる画像形成装置のアドバタイズパケットを記憶するリストである。リストに登録された画像形成装置は、画像形成装置300がアドバタイズ信号を受信可能な範囲に位置するものである。図7に示すように、アドバタイズパケットリストは、画像形成装置名と、画像形成装置の機能の情報と、画像形成装置への接続情報と、ケイパビリティ情報と、設定情報と、ステータス情報と、距離情報と、ケイパビリティ・マージ情報を含む。なお、ここでいうケイパビリティ情報は、アドバタイズパケットのケイパビリティ情報のうち機能情報を除くものである。画像形成装置300が起動したとき、CPU354は、近距離無線通信部357を介して受信したアドバタイズ信号に含まれる情報を本リストに登録する。なお、本実施形態では、画像形成装置名は、グループ及び個体が識別可能である。ここでは、例えば、同じフロアや同じ部屋に設置された画像形成装置に、予め同じグループ名(例えば、Grp1、Grp2、・・・)を設定しておく。このように設定することにより、使用するユーザを限定することができる。すなわち、本実施形態では、画像形成装置名は、設置場所を示す情報を含むものであるといえる。なお、設置場所を示す情報は、画像形成装置名以外の情報に含ませるようにしてもよい。また、Tx Power408と受信したパケットの受信信号強度に基づいて距離情報を特定(推定)し、特定した距離情報もアドバタイズパケットリストに登録する。本実施形態では、距離情報として、Immediate,Near,Farのいずれかを保存するものとするが、これに限定されず、例えば、距離(m)等を保存してもよい。そして、画像形成装置300と距離の近い装置をリストの上位に登録する。なお、「ケイパビリティ・マージ対象」には初期値unknownを設定する。CPU354は、電源OFF状態になるまで、定期的にリストを更新する。
Here, the advertisement packet list will be described with reference to FIG. FIG. 7 is a list that stores advertisement packets of image forming apparatuses that are candidates for capabilities and merge targets of the
S602において、CPU354は、アドバタイズパケットリストを上から順次読み出し、画像形成装置名のGrp名と画像形成装置300のGrp名が一致するか否かを判定する。一致する場合(S602でYes)、S603へ進む。不一致の場合(S602でNo)、S610へ進む。
In step S <b> 602, the
S603において、CPU354は、アドバタイズパケットリストの画像形成装置の機能が画像形成装置300の機能と一致するか否かを判断する。一致する場合(S603でYes)、S604へ進む。不一致の場合(S603でNo)、S610へ進む
S604において、CPU354は、アドバタイズパケットリストの画像形成装置のステータス情報で印刷可能な状態か否かを判定する。具体的には、ステータス情報がサービスエラー状態、ジョブが溜まりジョブを受付けられない状態、等を印刷不可能と判定する。印刷可能と判定した場合(S604でYes)、S605へ進む。なお、ジョブを受け付けられる状態とは、例えば、スプールされたジョブが所定の数以下である場合とする。印刷不可能と判定した場合(S604でNo)、S610へ進む。
In step S <b> 603, the
S605において、CPU354は、リストの画像形成装置のケイパビリティ・マージ対象欄にYesを設定する。
In step S <b> 605, the
S610において、CPU354は、リストの画像形成装置のケイパビリティ・マージ対象欄にNoを設定する。
In step S610, the
S606において、CPU354は、画像形成装置300のケイパビリティ情報とリストのケイパビリティ・マージ対象欄がYesのケイパビリティ情報をマージする(合成する)。そして、全てのケイパビリティをサポートしているか否かを判定する。全てのケイパビリティをサポートしている状態とは、図5においてカラー、インク数、サポート用紙サイズ、サポート用紙紙種、両面対応が全て1になる状態を示す。ケイパビリティを全てサポートしている場合(S606でYes)、S607へ進む。ケイパビリティを一部サポートしている場合(S606でNo)、S611へ進む。
In step S <b> 606, the
S611において、CPUはリスト(図7)の全てのNoを処理したか否かを判断する。全て処理した場合(S611でYes)、S607へ進む。S611では、リストの終端であるか判定する、すなわち、未処理のケイパビリティ情報がないか判定する。リストの終端ではない場合、すなわち、未処理のケイパビリティ情報がある場合(S611でNo)、S602へ戻り、リストの次のケイパビリティ情報(No)を処理する。リストの終端である場合、S607へ進む。 In S611, the CPU determines whether or not all Nos in the list (FIG. 7) have been processed. If all have been processed (Yes in S611), the process proceeds to S607. In S611, it is determined whether it is the end of the list, that is, whether there is unprocessed capability information. If it is not the end of the list, that is, if there is unprocessed capability information (No in S611), the process returns to S602 to process the next capability information (No) in the list. If it is the end of the list, the process proceeds to S607.
以上の処理により、自装置のケイパビリティ情報に対して合成する合成対象のケイパビリティ情報を決定する。 Through the above processing, the capability information to be synthesized to be synthesized with the capability information of the own device is determined.
S607において、CPUは画像形成装置300のケイパビリティ情報と、リスト(図7)のケイパビリティ・マージ対象欄がYesのケイパビリティ情報をマージして新たなケイパビリティ情報を生成する。そして、生成したケイパビリティ情報を画像形成装置300のアドバタイズ用のケイパビリティ情報として更新する。その後、S608へ進む。
In step S <b> 607, the CPU merges the capability information of the
S608において、CPU354は、一定時間待機し、一定時間経過したらS609へ進む。
In S608, the
S609において、CPU354は、画像形成装置300の電源がOFFされたか否かを判定する。起動中の場合(S609でNo)、S601へ戻る。電源OFFの場合(S609でYes)、本フローを終了する。
In step S <b> 609, the
図7に示すリスト上のケイパビリティ情報が、ケイパビリティ・マージ対象か否かについて、図6のフローに従って説明する。 Whether the capability information on the list shown in FIG. 7 is a capability merge target will be described with reference to the flow of FIG.
No1のGrp2_001は、画像形成装置300のケイパビリティ(図5(a))と比較すると、Grp名が異なる(S602でNo)。したがって、ケイパビリティ・マージ対象外と判定される。すなわち、ケイパビリティ・マージ対象の領域にNoが設定される(S610)。グループが異なる場合としては、フロアの異なる場所に設置されている等が想定される。 No. 1 Grp2 — 001 has a different Grp name (No in S602) compared to the capability of the image forming apparatus 300 (FIG. 5A). Therefore, it is determined not to be a capability merge target. That is, No is set in the capability merge area (S610). When the groups are different, it is assumed that they are installed in different places on the floor.
No2のGrp1_200は、画像形成装置300のケイパビリティ(図5(a))と比較すると、Grp名が同じであり(S602でYes)、機能が同じであり(S603でYes)、ステータス情報が印刷可能な状態である(S604でYes)。したがって、ケイパビリティ・マージ対象の領域にYesが設定される(S605)。 The Grp1_200 of No. 2 has the same Grp name (Yes in S602), the same function (Yes in S603), and the status information can be printed, as compared with the capability of the image forming apparatus 300 (FIG. 5A). (Yes in S604). Therefore, Yes is set in the capability merge target area (S605).
No3のGrp1_200は、No2と同じ画像形成装置であり、画像形成装置名は事装置と同じグループであるが(S602でYes)、機能がFaxであり、画像形成装置300のPrintと異なる(S603でNo)。したがって、ケイパビリティ・マージ対象の領域にNoが設定される(S610)。 Grp1_200 of No. 3 is the same image forming apparatus as No. 2 and the name of the image forming apparatus is the same group as the apparatus (Yes in S602), but the function is Fax and is different from the print of the image forming apparatus 300 (in S603). No). Therefore, No is set in the capability merge target area (S610).
No4のGrp1_400は、画像形成装置300のケイパビリティ(図5(a))と比較すると、Grp名が同じであり(S602でYes)、機能が同じである(S603でYes)。しかしながら、ステータス情報がジョブフルで、ジョブを受付けることが不可能である(S604でNo)。したがって、ケイパビリティ・マージ対象の領域にNoが設定される(S610)。 The No. 4 Grp1_400 has the same Grp name (Yes in S602) and the same function (Yes in S603) as compared with the capability of the image forming apparatus 300 (FIG. 5A). However, the status information is full and it is impossible to accept the job (No in S604). Therefore, No is set in the capability merge target area (S610).
なお、ケイパビリティ情報がアドバタイズパケットのペイロード402に入らない場合は、ケイパビリティ情報を分割して複数のアドバタイズパケットを生成するようにしてもよい。この場合は、このNEXT Flag427により、今回のアドバタイズパケットに格納しきれない情報を、次のアドバタイズパケットでブロードキャストすることを表すようにすればよい。
If the capability information does not enter the
また、ここでは、画像形成装置300について説明したが、画像形成装置200も図6に示すフローと同様の機能を備えているものとする。
Although the
本実施形態では、上述したように、距離情報に基づいてマージするケイパビリティ情報を決定することができる。本実施形態では、画像形成装置300自身により近い画像形成装置のケイパビリティ情報をマージすることができる。すなわち、画像形成装置300に近い画像形成装置のケイパビリティ情報を優先して合成する。例えば、Nearの画像形成装置において、ケイパビリティをフルサポートしているものがあるときは、Nearのみマージすることができる。これにより、より近い画像形成装置でより確実に印刷が実行可能な画像形成装置のケイパビリティをマージすることができ、ユーザはより近い画像形成装置で印刷を実行させることが可能となる。また、ケイパビリティがフルサポートしていないときは、Farまでマージ対象を広げる。これにより、ユーザは、より確実に印刷を実行させることが可能となる。
In this embodiment, as described above, capability information to be merged can be determined based on distance information. In the present embodiment, capability information of an image forming apparatus closer to the
また、本実施形態では、グループを設定することにより、同フロアや同部屋等の限定した範囲の画像形成装置のみをマージすることが可能となる。これにより、端末装置100は、より確実に自身が実行可能な画像形成装置で印刷を実行させることが可能となる。
In this embodiment, by setting a group, it is possible to merge only image forming apparatuses in a limited range such as the same floor or the same room. As a result, the
さらに、本実施形態では、ケイパビリティ情報のうち機能情報に基づいて印刷可能な状態であるか判定し、印刷可能な状態であればマージをし、印刷可能でなければマージをしない。これにより、印刷が実行できない画像形成装置のケイパビリティ情報をマージするのを抑制することができる。 Furthermore, in the present embodiment, it is determined whether the printable state is available based on the function information in the capability information. If the printable state, the merge is performed. If the printable state is not possible, the merge is not performed. Thereby, it is possible to suppress merging of capability information of image forming apparatuses that cannot perform printing.
さらに、本実施形態では、アドバタイズパケットのステータス情報に基づいて印刷可能な状態であるか判定し、印刷可能な状態であればマージをし、印刷可能でなければマージをしない。これにより、印刷が実行できない画像形成装置のケイパビリティ情報をマージするのを抑制することができる。 Furthermore, in this embodiment, it is determined whether the printable state is based on the status information of the advertisement packet. If the printable state, the merge is performed. If the printable state is not possible, the merge is not performed. Thereby, it is possible to suppress merging of capability information of image forming apparatuses that cannot perform printing.
図8は、アドバタイズからジョブ受信、完了までの端末装置100、画像形成装置300と画像形成装置200の処理シーケンスを示す図である。図8のフローチャートの端末装置のフローは、CPU153がROM154に格納されている制御プログラムをRAM155にロードし、それを実行することにより行われる処理の流れを示す。
FIG. 8 is a diagram illustrating a processing sequence of the
図8において、端末装置100は、周辺にあるブロードキャスターからのアドバタイジングパケットを待ち受けているオブザーバである。画像形成装置200、および画像形成装置300はアドバタイズ間隔801でアドバタイズパケットを送信するブロードキャスターである。さらに、画像形成装置200、および画像形成装置300は、周辺にあるブロードキャスターからのアドバタイジングパケットを待ち受けているオブザーバでもある。
In FIG. 8, the
端末装置100は、例えば、CPU153が印刷用アプリが起動されたことを検知すると、アドバタイズ情報を受信可能な状態であるスキャニング状態となる。
For example, when the
画像形成装置200のCPU201は、アドバタイズ情報を近距離無線通信部212の無線通信回路によって一定期間ごとにブロードキャストする処理を開始する。すなわち、画像形成装置200の近距離無線通信部212は、アドバタイズ情報の送信を行う(S795〜S797)。
The
また、画像形成装置300のCPU354は、アドバタイズ情報を近距離無線通信部357の無線通信回路によって一定期間ごとにブロードキャストする処理を開始する。すなわち、画像形成装置300の近距離無線通信部357の無線通信回路は、アドバタイズ情報の送信を行う(S798〜S800)。ここで、画像形成装置300は、画像形成装置200からアドバタイズパケットを受信すると、無線通信制御部において、新たなケイパビリティを生成する。そして、生成した新たなケイパビリティを載せたアドバタイズパケットを無線通信回路を介して端末装置100に送信する。図8では、画像形成装置300は、画像形成装置200からのアドバタイズパケットを受信し(S841〜S843)、無線通信制御部において、新たなケイパビリティ情報を生成して端末装置100に送信する(S802〜S804)。なお、画像形成装置300は、画像形成装置200からのアドバタイズパケットを受信していない場合、自身のケイパビリティ情報をそのまま端末装置100に送信する。また、本実施形態では、近距離無線通信部357の無線通信制御部が、ケイパビリティ情報を生成するものとしたが、これに限定されず、CPU354が生成するようにしてもよい。
Further, the
端末装置100は、画像形成装置300からのアドバタイズパケットを受信することで、画像形成装置300の存在を認識することができると共に、画像形成装置300のケイパビリティを特定することができる。このとき、本実施形態によれば、画像形成装置300から送信されたアドバタイズパケットから、画像形成装置200のケイパビリティも特定することができる。したがって、端末装置100において、画像形成装置200及び画像形成装置300のいずれかで、印刷を実行することが可能であることが特定できる。そして、画像形成装置200及び画像形成装置300のいずれかで、印刷を実行することが可能であると特定した場合、端末装置100がBLEによる無線通信が可能な画像形成装置300に印刷ジョブを送信するための処理を行う。
The
端末装置100は、ネットワーク接続をするための要求であるCONNECT_REQ(接続要求)を送信する(S805)。画像形成装置300は、CONNECT_REQを受信すると、接続イベントに遷移する準備をする(S806)。近距離無線通信部357は、無線通信制御部にLE_Connection_Completeを通知し(S807)、端末装置100及び画像形成装置300は、それぞれマスタとスレーブに変化する。そして、マスタの端末装置100とスレーブの画像形成装置300は、コネクションを確立する。
The
端末装置100は、確立したネットワークを用いて、印刷ジョブを画像形成装置300の近距離無線通信部357の無線通信回路へ送信する(S808)。すなわち、GATT通信により印刷ジョブデータを送信する。印刷ジョブは、画像データを含む印刷ジョブを送信してもよいし、または印刷ジョブへのポインタ情報だけを通知してもよい。
The
画像形成装置300において、近距離無線通信部357の無線通信回路は、無線通信制御部に受信した印刷ジョブデータを印刷ジョブとして渡す(S810)。通信制御部は、印刷ジョブを受信すると、受信完了を近距離無線通信部357の無線通信回路に通知する(S811)。近距離無線通信部357の無線通信回路は、受信完了を端末装置100へ通知する(S812)。その後、端末装置100と画像形成装置300はそれぞれオブザーバとブロードキャスターに戻り、画像形成装置300はアドバタイズを再開する(S813)。なお、本実施形態に係る画像形成装置300における無線通信回路は1つであるが、図8では機能毎に分けて記載している。
In the
そして、画像形成装置300のCPU153は、受信した印刷ジョブを自装置で印刷可能か否かケイパビリティ情報から判定する。印刷可能と判定した場合は、自装置で印刷し、印刷不可能と判断した場合は、アドバタイズパケットリストのケイパビリティ・マージ対象がYesのアドバタイズパケットから印刷可能な画像形成装置を検索する。すなわち、アドバタイズパケットリストの情報に基づいて、受信した印刷ジョブを処理可能な画像形成装置を検索する。図8では、時装置で印刷が不可能と判定した場合を例示している。印刷可能な画像形成装置(ここでは、画像形成装置200)を見つけると、画像形成装置300は、近距離無線通信部357の無線通信回路を介して画像形成装置200に対してCONNECT_REQ(接続要求)を送信する(S823、S824)。画像形成装置200の無線通信回路が接続要求を受信すると、画像形成装置300と画像形成装置200とがコネクションを確立する(S825、S826)。そして、画像形成装置300は、確立したネットワークを用いて、近距離無線通信部357の無線通信回路を介して画像形成装置200に対して印刷ジョブデータを送信する(S827、S828)。すなわち、GATT通信により印刷ジョブを送信する。なお、印刷ジョブのポインタ情報を受信した場合、例えば、外部I/F205を用いてジョブの実データを取得してもよい。画像形成装置200において、近距離無線通信部212の無線通信回路は、無線通信制御部に受信した印刷ジョブデータを印刷ジョブとして渡す(S829)。無線通信制御部は、印刷ジョブを受信すると、受信完了を近距離無線通信部212の無線通信回路に通知する(S830)。近距無線通信部212の無線通信回路は、受信完了を近距離無線通信部357の無線通信回路に通知すると、近距離無線通信部357の無線通信制御部へ通知される(S832)。
Then, the
なお、図示しないが、画像形成装置200において印刷ジョブに基づく印刷が実行される。また、画像形成装置200で印刷が完了した旨が、画像形成装置300の近距離無線通信部357に通知され、画像形成装置300は近距離無線通信部357を介して端末装置100に印刷が完了した旨を通知する。これにより、端末装置100は、画像形成装置300で画像処理が実行されたことをユーザに通知することができる。なお、画像形成装置200で印刷ジョブに基づく印刷を実行する前に、ユーザに画像形成装置200で印刷が実行可能であることを表示部の表示等により通知し、画像形成装置200で印刷を実行するか否かを選択させるようにしてもよい。例えば、印刷を実行するか否かを選択可能な選択画面を表示し、選択ボタンの押下を検知するようにしてもよい。
Although not shown, the
本実施形態では、画像形成装置300は、周辺装置の画像形成装置のケイパビリティ情報と、自身のケイパビリティ情報をマージしたケイパビリティ情報を生成し、生成したケイパビリティ情報を含むアドバタイズパケットをブロードキャストする。これにより、端末装置100は、印刷を実行可能な画像形成装置の通信範囲外に存在していても、通信範囲外にある端末装置100から当該端末装置が実行したい印刷ジョブの印刷を実行可能な画像形成装置に印刷を実行させることができる。したがって、ユーザは通信範囲を意識することなく、印刷をすることが可能となり、無線通信における印刷ジョブ処理の利便性を向上させることができる。
In the present embodiment, the
例えば、オフィスの場合、ユーザが使用可能な画像形成装置が複数存在し、画像形成装置毎にケイパビリティ情報が異なる場合がある。そして、ユーザの所望するケイパビリティを備えた画像形成装置の通信範囲外に、ユーザの端末装置が存在する場合もある。本実施形態では、ユーザは、所望のケイパビリティを備えた画像形成装置の通信範囲内まで移動せずに、所望の印刷を行うことができる。具体的には、端末装置がモノクロ機の通信範囲内に存在し、カラー機の通信範囲外に存在する場合、端末装置はモノクロ機のケイパビリティ情報を取得し、モノクロ設定の印刷ジョブを送信するだけではなく、カラー機のケイパビリティ情報を取得することができる。そして、カラー設定の印刷ジョブをモノクロ機に送信することで、カラー機に転送することができる。 For example, in the case of an office, there are a plurality of image forming apparatuses that can be used by a user, and capability information may be different for each image forming apparatus. In some cases, the terminal device of the user exists outside the communication range of the image forming apparatus having the capability desired by the user. In this embodiment, the user can perform desired printing without moving to the communication range of the image forming apparatus having the desired capability. Specifically, when the terminal device is within the communication range of the monochrome machine and outside the communication range of the color machine, the terminal device simply acquires the capability information of the monochrome machine and transmits a print job for monochrome setting. Instead, the capability information of the color machine can be acquired. The color setting print job can be transmitted to the monochrome machine by being transmitted to the monochrome machine.
(他の実施形態)
本発明の基本的構成は上述したものに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態では、通信装置に実行させる処理として印刷処理を例に挙げて説明したが、これに限定されず、読取処理であってもよいし、他の処理であってもよい。すなわち、ジョブは印刷ジョブに限定されるものではなく、通信装置で処理可能なジョブであればよい。
(Other embodiments)
The basic configuration of the present invention is not limited to that described above. For example, in the above-described embodiment, the printing process has been described as an example of the process to be executed by the communication apparatus. However, the present invention is not limited to this and may be a reading process or another process. That is, the job is not limited to a print job, and may be any job that can be processed by the communication apparatus.
上述した実施形態では、画像形成装置200と画像形成装置300は、装置構成が異なるものとしたが、これに限定されず、同じ構成からなるものであってもよい。
In the above-described embodiment, the
また、上述した実施形態では、印刷ジョブデータを各装置の近距離無線通信部のBLEユニットを介して送受信するものとしたが、これに限定されず、NFC(Near Filed Communication)やWi−Fi Awareが用いられてもよい。すなわち、ケイパビリティ情報等は、近距離無線通信部のBLEユニットを介して送信や受信を行い、処理対象のジョブは、BLE以外の他の通信方法により送受信をするようにしてもよい。 In the above-described embodiment, the print job data is transmitted / received via the BLE unit of the short-range wireless communication unit of each apparatus. However, the present invention is not limited to this, and NFC (Near Field Communication) or Wi-Fi Aware is used. May be used. That is, capability information and the like may be transmitted and received via the BLE unit of the short-range wireless communication unit, and the job to be processed may be transmitted and received by a communication method other than BLE.
また、印刷ジョブには、端末装置100のメールアドレスを含んでもよく、画像形成装置200は、印刷完了した際、端末装置100にメールで印刷を実行した装置の場所と印刷が完了した旨を通知するようにしてもよい。
Further, the print job may include the mail address of the
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアをネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読みだして実行する処理である。また、プログラムは1つのコンピュータで実行させても、複数のコンピュータを連動させて実行させてもよい。また、上記した処理の全てをソフトウェアで実現する必要はなく、処理の一部または全ての処理をASIC等のハードウェアで実現するようにしてもよい。また、CPUも1つのCPUで全ての処理を行うものに限らず、複数のCPUが適宜連携をしながら処理を行うものとしてもよい。 The present invention is also realized by executing the following processing. That is, a process for supplying software that realizes the functions of the above-described embodiments to a system or apparatus via a network or various storage media, and a computer (or CPU, MPU, etc.) of the system or apparatus reads and executes the program. It is. Further, the program may be executed by one computer or may be executed in conjunction with a plurality of computers. Further, it is not necessary to implement all of the above-described processing by software, and part or all of the processing may be realized by hardware such as an ASIC. Further, the CPU is not limited to the one that performs all the processing by one CPU, and a plurality of CPUs may perform the processing while appropriately cooperating.
100 端末装置
200、300 画像形成装置
159、212、357 近距離無線通信部
100
Claims (13)
近距離無線通信をする無線通信手段と、
情報処理装置から送信されたジョブを処理する処理手段と、
当該通信装置の能力を表す第1ケイパビリティ情報と、外部通信装置の能力を表す第2ケイパビリティ情報とを合成する合成手段と、
を有し、
前記無線通信手段は、前記無線通信手段が外部通信装置から発信されたアドバタイズ信号を受信し、
前記合成手段は、前記第1ケイパビリティ情報と、前記無線通信手段が受信したアドバタイズ信号に含まれる第2ケイパビリティ情報とを合成し、
前記無線通信手段は、前記合成手段により合成されたケイパビリティ情報をパケットに含むアドバタイズ信号をブロードキャストすることを特徴とする通信装置。 A communication device for wireless communication,
Wireless communication means for short-range wireless communication;
Processing means for processing a job transmitted from the information processing apparatus;
Combining means for combining the first capability information indicating the capability of the communication device and the second capability information indicating the capability of the external communication device;
Have
The wireless communication means receives an advertisement signal transmitted from an external communication device by the wireless communication means,
The combining means combines the first capability information with the second capability information included in the advertisement signal received by the wireless communication means,
The wireless communication unit broadcasts an advertisement signal including capability information combined by the combining unit in a packet.
前記判定手段によりジョブを処理できないと判定した場合、前記情報処理装置から送信されたジョブを処理できる外部通信装置に、前記情報処理装置から送信されたジョブを送信することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 A determination unit that determines whether the job transmitted from the information processing apparatus can be processed;
The job transmitted from the information processing apparatus is transmitted to an external communication apparatus capable of processing the job transmitted from the information processing apparatus when the determination unit determines that the job cannot be processed. The communication apparatus as described in.
情報処理装置から送信されたジョブを処理する処理工程と、
当該通信装置の能力を表す第1ケイパビリティ情報と、外部通信装置の能力を表す第2ケイパビリティ情報とを合成する合成工程と、
を有し、
前記無線通信手段により外部通信装置から発信されたアドバタイズ信号を受信し、
前記合成工程では、前記第1ケイパビリティ情報と、前記無線通信手段が受信したアドバタイズ信号に含まれる第2ケイパビリティ情報とを合成し、
前記無線通信工程では、前記合成工程において合成されたケイパビリティ情報をパケットに含むアドバタイズ信号をブロードキャストすることを特徴とする制御方法。 A method of controlling a communication device for performing wireless communication, wherein a wireless communication step of performing short-range wireless communication by wireless communication means;
A processing step for processing a job transmitted from the information processing apparatus;
A combining step of combining the first capability information indicating the capability of the communication device and the second capability information indicating the capability of the external communication device;
Have
Receiving an advertisement signal transmitted from an external communication device by the wireless communication means;
In the combining step, the first capability information and the second capability information included in the advertisement signal received by the wireless communication unit are combined,
In the wireless communication step, an advertisement signal including the capability information combined in the combining step in a packet is broadcast.
The program which makes a computer function as each means of the control apparatus of any one of Claims 1-11.
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