JP2017172545A - Centrifugal air blower - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は遠心式送風機に関し、一層詳細には、車両に搭載される空調装置に使用される遠心式送風機に関する。 The present invention relates to a centrifugal blower, and more particularly to a centrifugal blower used in an air conditioner mounted on a vehicle.
従来から、車両用空調装置には、内気又は外気を取り込むファンと、前記ファンを回転させるモータと、前記ファンを囲繞するケーシングとから構成される遠心式送風機が採用されている。 2. Description of the Related Art Conventionally, a vehicular air conditioner employs a centrifugal blower that includes a fan that takes in inside air or outside air, a motor that rotates the fan, and a casing that surrounds the fan.
このような遠心式送風機は、例えば、特許文献1に開示されるように、ケーシングの内部には渦巻状で下流側に向かって徐々に通路断面積の増加する渦巻風路が形成されると共に、前記渦巻風路の中心となる位置にファン及びモータが設けられている。そして、ファンの回転作用下にケーシングに開口した空気取入口を通じて空気を内部へと取り込み、前記ファンの外周側を旋回するように形成された渦巻風路へと空気が流れて端部から送出される。 In such a centrifugal blower, for example, as disclosed in Patent Document 1, a spiral air passage in which a passage cross-sectional area gradually increases toward the downstream side is formed inside the casing in a spiral shape, A fan and a motor are provided at a position that becomes the center of the spiral air passage. Then, air is taken into the interior through the air intake opening opened in the casing under the rotational action of the fan, and the air flows to the spiral air passage formed so as to swivel around the outer periphery of the fan, and is sent from the end. The
しかしながら、上述した遠心式送風機では、ケーシングの渦巻風路に沿って流れた空気が該渦巻風路の出口近傍においてファン側へと逆流することがあり、前記ファンによる送風効率の低下を招くこととなる。 However, in the centrifugal blower described above, the air that flows along the spiral air passage of the casing may flow backward to the fan side in the vicinity of the outlet of the spiral air passage, leading to a reduction in air blowing efficiency by the fan. Become.
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、空気の逆流を防止することで送風効率の向上を図ることが可能な遠心式送風機を提供することを目的とする。 The present invention has been made in consideration of the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a centrifugal blower capable of improving the blowing efficiency by preventing the backflow of air.
前記の目的を達成するために、本発明は、ケーシングと、ケーシングの内部に収納され軸方向に吸入した空気を径方向へ送風するファンとを有し、ケーシングに、軸方向一端側に開口した空気取入口と、ファンの外周側に形成される渦巻状の通路と、通路の巻き終わり側端部に開口する吐出部とを有した遠心式送風機において、
ケーシングの軸方向他端には、ファンを駆動する駆動源を保持するハウジングが設けられ、ハウジングの一部が通路に臨む位置まで挿入され通路の一部を構成すると共に、通路の巻き終わり近傍においてハウジングの外周面から径方向外側へと突出したフランジを備えることを特徴とする。
In order to achieve the above-mentioned object, the present invention has a casing and a fan that is housed inside the casing and blows air sucked in the axial direction in the radial direction, and is opened on one end side in the axial direction of the casing. In a centrifugal blower having an air intake port, a spiral passage formed on the outer peripheral side of the fan, and a discharge portion that opens to a winding end side end of the passage,
At the other end in the axial direction of the casing, a housing for holding a drive source for driving the fan is provided, and a part of the housing is inserted to a position facing the passage to form a part of the passage. A flange that protrudes radially outward from the outer peripheral surface of the housing is provided.
本発明によれば、遠心式送風機を構成するケーシングの内部には、ファンの外周側に渦巻状の通路が形成され、軸方向一端に開口した空気取入口とは反対側となる軸方向他端には、ファンを駆動する駆動源を保持するハウジングが設けられる。このハウジングの一部を、ケーシング内に挿入し通路に臨む位置に配置することで通路の一部を構成すると共に、通路の巻き終わり近傍においてハウジングの外周面から径方向外側へと突出したフランジを備える。 According to the present invention, in the casing constituting the centrifugal blower, a spiral passage is formed on the outer peripheral side of the fan, and the other axial end opposite to the air intake opening at one axial end. Is provided with a housing for holding a drive source for driving the fan. A part of this housing is inserted into the casing and arranged at a position facing the passage, so that a part of the passage is formed, and a flange protruding radially outward from the outer peripheral surface of the housing near the end of winding of the passage Prepare.
これにより、通路の巻き終わり近傍においてハウジングの外周面から突出したフランジによって巻き終わり近傍まで流れた空気がファン側へと逆流してしまうことが確実に防止されるため、この逆流に起因したファンの作動抵抗の増加が回避され、それに伴って、ファンを円滑に作動させることで送風効率の向上を図ることが可能となる。 This ensures that the air that flows to the vicinity of the winding end is prevented from flowing back to the fan side by the flange protruding from the outer peripheral surface of the housing in the vicinity of the winding end of the passage. An increase in operating resistance is avoided, and accordingly, the fan can be operated smoothly to improve the blowing efficiency.
本発明によれば、以下の効果が得られる。 According to the present invention, the following effects can be obtained.
すなわち、遠心式送風機を構成するケーシングの軸方向他端に、ファンを駆動する駆動源を保持するハウジングが設けられ、その一部をケーシング内に挿入することで通路の一部を構成すると共に、通路の巻き終わり近傍においてハウジングの外周面から径方向外側へと突出したフランジを備える。これにより、通路の巻き終わり近傍まで流れた空気がフランジによってファン側へと逆流してしまうことが確実に防止されるため、ファンを円滑に作動させることで送風効率の向上を図ることが可能となる。 That is, a housing for holding a drive source for driving the fan is provided at the other axial end of the casing constituting the centrifugal blower, and a part of the passage is formed by inserting a part of the housing into the casing. A flange that protrudes radially outward from the outer peripheral surface of the housing is provided near the end of winding of the passage. As a result, the air that has flowed to the vicinity of the winding end of the passage is reliably prevented from flowing back to the fan side by the flange. Therefore, it is possible to improve the blowing efficiency by smoothly operating the fan. Become.
本発明に係る遠心式送風機について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る遠心式送風機を示す。
DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Preferred embodiments of a centrifugal blower according to the present invention will be given and described in detail below with reference to the accompanying drawings. In FIG. 1,
この遠心式送風機10は、図1に示されるように、モータ等からなる駆動源12と、該駆動源12の駆動作用下に回転するファン14と、該ファン14を収納すると共に渦巻状の通路部16を有したケーシング18と、該ケーシング18の下部に設けられ前記駆動源12を保持するハウジング20とを含む。
As shown in FIG. 1, the
駆動源12は、例えば、ケーシング18の略中央下部に設けられ、その回転軸22が前記ケーシング18内へ突出してファン14に連結される。
The
ファン14は、ケーシング18の略中央に収納され、周方向に沿って等間隔離間した複数のブレード24と、前記ブレード24の上端部に設けられた環状のシュラウド26と、前記ブレード24の下端部に設けられたボス部28とを備え、中心から外周側に向かい且つ下方(矢印A方向)へ向かって傾斜したボス部28の中心が駆動源12の回転軸22と連結される。
The
これにより、ファン14が回転することでシュラウド26から内側に取り込まれた空気がボス部28に沿って下方(矢印A方向)且つ外周側へと導かれた後、各ブレード24の間を通じて外周側へと送出される。
As a result, the air taken in from the
ケーシング18は、例えば、略中央部にファン14が収納され軸方向(矢印A、B方向)に分割可能なケース本体30を有し、前記ケース本体30の内部にはファン14が収納され、軸方向(矢印A、B方向)に沿った上端部中央には空気取入口32が開口している。この空気取入口32は、例えば、略円形状に開口し、ケーシング18の内部と外部とを連通させると共に、外周部には内側に向かって折り返されたベルマウス34が形成される。
The
このケース本体30の内部に形成される通路部16は、例えば、断面矩形状に形成され、その外周壁16aは巻き始めC1から巻き終わりC2に向かって徐々にケース本体30から離間するように径方向外側へと対数螺旋状に形成される。また、通路部16は、その巻き始めC1から巻き終わりC2に向かって上壁部36aの位置は変わらず、下壁部36bが徐々に下方(矢印A方向)へと傾斜するように形成されることで、前記巻き終わりC2側に向かって徐々に通路断面積が大きくなる。
The
そして、通路部16の巻き終わりC2には、該巻き終わりC2から接線方向に向かって直線状に延在し端部の開口した吐出部(図示せず)が形成される。
A discharge portion (not shown) that extends linearly from the winding end C2 toward the tangential direction and has an open end is formed at the winding end C2 of the
ハウジング20は、例えば、樹脂製材料から有底円筒状に形成されたホルダ部38と、該ホルダ部38の径方向外側に設けられたキャップ部40とからなり、前記ホルダ部38が駆動源12及びファン14と同軸上に設けられ、その内部に前記駆動源12が収納されると共に、その一部がケース本体30の内部に収納される。
The
このホルダ部38は、円筒状に形成され内部に駆動源12の収納される収納部42と、該収納部42の上端部から径方向外側に向かって延在するフランジ44と、前記収納部42の外周側に設けられ前記フランジ44に対して鉛直下方(矢印A方向)へと延在した壁部48とを有する。
The
このフランジ44は、例えば、ホルダ部38の周方向に沿って形成され、ホルダ部38を含むハウジング20をケーシング18の下部へと取り付ける際、ケーシング18における通路部16の巻き始めC1から巻き終わりC2にかけて下壁部36bに対して当接する。この際、フランジ44と通路部16の下壁部36bとが所定面積で接触した面接触となる。
For example, the
また、フランジ44は、ケース本体30の巻き終わりC2近傍において通路部16側へと所定長さだけ突出し、且つ、前記ケーシング18の外周壁16aと略直交するように形成される。さらに、このフランジ44は、ホルダ部38を下方から上方(矢印B方向)に向かってケーシング18へと組み付ける際に、下壁部36bの開口部に挿入可能な大きさで形成される。
Further, the
そして、フランジ44の外周端から所定距離だけ収納部42側となる位置に壁部48が設けられる。
A
この壁部48は、ホルダ部38をケース本体30の内部に収納することで通路部16の内周壁として機能し、その下端近傍には、ケース本体30の巻き終わりC2近傍に臨む位置に冷却孔50が開口し、前記壁部48と収納部42との間に形成された冷却通路52と連通している。冷却通路52は、冷却孔50と収納部42の側面に開口したホルダ孔42aとを連通させている。
The
キャップ部40は、ホルダ部38及びケーシング18の一部の下部を覆うように設けられ、平面状に形成された内周縁部40aがホルダ部38における収納部42の底部に当接し、一方、平面状に形成された外周縁部40bがケーシング18における巻き終わりC2近傍の下壁部36bの下側に当接する。
The
すなわち、キャップ部40は、その内周縁部40aがホルダ部38の下部に対して所定面積で接触した面接触状態となり、外周縁部40bも同様にケーシング18の下壁部36bに対して所定面積で接触した面接触状態となる。
That is, the
そして、通路部16を流れる空気の一部が、その巻き終わりC2近傍において冷却孔50を通じてキャップ部40によって囲まれた冷却通路52へと流れ、ホルダ孔42aを通じてホルダ部38の内部へと導入されることで、駆動源12の冷却がなされる。
A part of the air flowing through the
本発明の実施の形態に係る遠心式送風機10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
The
先ず、図示しないコントローラからの制御信号に基づいた駆動源12の駆動作用下にファン14が回転することで、ケーシング18の上方に開口した空気取入口32から前記ファン14の内側へと空気が吸い込まれる。そして、ファン14の内側へと取り込まれた空気がボス部28に沿って下方且つ外周側へと導かれた後、複数のブレード24の間を通過して外周側の通路部16へと送出される。
First, the
この通路部16へと送出された空気は、該通路部16に沿って巻き始めC1から巻き終わりC2側へと流れ、該巻き終わりC2側まで到達した後、図示しない吐出部を通じて外部へと導出される。この際、通路部16の巻き終わりC2近傍には、内周側に設けられたハウジング20から前記通路部16側に向かって突出したフランジ44が設けられているため、例えば、前記通路部16の下壁部36bに沿って流れていた空気が、上方且つ内周側に配置されたファン14側へと逆流してしまうことが防止される。
The air sent to the
すなわち、フランジ44は、通路部16の巻き終わりC2近傍において、前記通路部16の下壁部36bとファン14との間となる位置に設けられる。
That is, the
また、通路部16の下壁部36bにはキャップ部40の外周縁部40bが重なり合うように設けられ面接触しているため、空気がケーシング18とハウジング20との接続部位から外部へと漏れてしまうことがない。
In addition, since the outer
さらに、通路部16の巻き終わりC2近傍に開口した冷却孔50を通じてハウジング20の内部へと空気の一部が取り込まれ、冷却通路52に沿って流れてホルダ部38の内部へと供給されることで、ホルダ部38に収納された駆動源12が好適に冷却されることとなる。
Further, a part of the air is taken into the
以上のように、本実施の形態では、駆動源12を保持可能なハウジング20をケーシング18の下部に設け、その一部を前記ケーシング18の内部に挿入することで前記ハウジング20の壁部48が通路部16の内周壁を構成し、前記壁部48から径方向外側へ突出するようにフランジ44を設けることにより、通路部16に沿って巻き終わりC2近傍まで流れた空気がフランジ44によってファン14側へと逆流してしまうことが防止される。その結果、空気の逆流に起因したファン14の作動抵抗の増加が回避され、それに伴って、前記ファン14を円滑に作動させ送風効率の向上を図ることができる。
As described above, in the present embodiment, the
また、ハウジング20を構成するキャップ部40に径方向外側へ拡がった外周縁部40bを形成し、該外周縁部40bをケース本体30における通路部16の下壁部36bへと面接触させることで、前記ハウジング20とケーシング18との間を通じた空気の漏れが確実に防止され、シール性を高めることが可能となる。
Further, by forming an outer
さらに、ハウジング20において、通路部16の巻き終わりC2近傍となる位置にホルダ部38の壁部48に開口するように冷却孔50を形成することで、ケーシング18に対して冷却風を流すための冷却室を設ける必要がなく駆動源12を確実に冷却することができる。そのため、駆動源12を冷却するための冷却室を別に設ける場合と比較し、遠心式送風機10の小型軽量化を図ることができる。
Furthermore, in the
なお、本発明に係る遠心式送風機は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。 In addition, the centrifugal blower according to the present invention is not limited to the above-described embodiment, and it is needless to say that various configurations can be adopted without departing from the gist of the present invention.
10…遠心式送風機 12…駆動源
14…ファン 16…通路部
18…ケーシング 20…ハウジング
30…ケース本体 38…ホルダ部
40…キャップ部 44…フランジ
48…壁部 50…冷却孔
52…冷却通路
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記ケーシングの軸方向他端には、前記ファンを駆動する駆動源を保持するハウジングが設けられ、該ハウジングの一部が前記通路に臨む位置まで挿入され該通路の一部を構成すると共に、前記通路の巻き終わり近傍において前記ハウジングの外周面から径方向外側へと突出したフランジを備えることを特徴とする遠心式送風機。 A casing, and a fan that blows air sucked in an axial direction stored in the casing in a radial direction, the casing having an air intake opening that opens on one end side in the axial direction, and an outer peripheral side of the fan In a centrifugal blower having a spiral passage formed and a discharge portion opening at an end portion on the winding end side of the passage,
A housing for holding a drive source for driving the fan is provided at the other axial end of the casing, and a part of the housing is inserted to a position facing the passage to form a part of the passage. A centrifugal blower comprising a flange projecting radially outward from the outer peripheral surface of the housing near the end of winding of the passage.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016061819A JP2017172545A (en) | 2016-03-25 | 2016-03-25 | Centrifugal air blower |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016061819A JP2017172545A (en) | 2016-03-25 | 2016-03-25 | Centrifugal air blower |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2016061819A Pending JP2017172545A (en) | 2016-03-25 | 2016-03-25 | Centrifugal air blower |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017172545A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021147497A1 (en) * | 2020-01-20 | 2021-07-29 | 珠海格力电器股份有限公司 | Flow guide device, fan assembly, and electric appliance |
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2016
- 2016-03-25 JP JP2016061819A patent/JP2017172545A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021147497A1 (en) * | 2020-01-20 | 2021-07-29 | 珠海格力电器股份有限公司 | Flow guide device, fan assembly, and electric appliance |
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