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JP2017169644A - 歯科用誤飲防止具 - Google Patents

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Abstract

【課題】口腔内における歯科用具を確実に捕捉して誤飲を防ぐことができる歯科用誤飲防止具を提供する。【解決手段】歯科用誤飲防止具1は、口腔D内に挿入して口腔内両側壁F,Fを拡開して維持するように略U字状に形成した口腔内保持体2と、口腔内保持体2のU字状の頂部に形成し、落下した微小な歯科用具を受け止めるシート30を着脱自在に装着可能とした挟持部3,3と、前記口腔内保持体2の略U字状の自由端部を内方に凹状に折曲して凹状部分5,5を口唇の左右端縁A,Aに係合するように構成した口唇係合部4,4と、口唇近傍皮膚面に当接するように前記口唇係合部4,4の先端に形成した当接フラット部6,6とよりなるとした。【選択図】 図1

Description

本発明は、歯科治療を行うに際し、患者が誤って補綴物を嚥下してしまうのを防止する歯科用誤飲防止具に関する。
従来、歯科医院などで行われる歯科治療は、患者を歯科治療用の椅子に座らせて、背もたれを後方へ傾けて仰向け状態となし、口を開かせて行われるのが一般的である。
また歯科治療を行う歯科医師等の術者は、このような仰向け状態の患者に対して、治療部位や歯牙が欠損した部位に、その部位を補うための補綴物の装着を行うことがある。
この補綴物は、例えば、部分義歯のような比較的大きなものもあるが、クラウンやインプラント治療で用いられる歯科用具等の比較的小さなものもあり、術者には繊細な作業が要求される。
特に、前述のインプラントに使用される歯科用具類は、顎骨に取り付けるフィクスチャーや、同フィクスチャーに取り付けるアバットメント、更にこのアバットメントに取り付ける取付ネジなど小さなものが多く、術者はこれらの微小な歯科用具を患者の口腔内に複数回に亘って調整しながら取り付ける作業を行わなければならない。
この取付作業を行うに際して術者は、補綴物が患者の口腔内に落下しないように慎重に作業を行っている。しかし、補綴物を把持するピンセット等が唾液で滑ることもあり、患者は仰向け状態であることから、補綴物が咽頭方向に落下してしまう事態も懸念される。特に、補綴物が口蓋垂近傍に至った場合、患者は反射的に嚥下してしまう傾向がある。
そこで、弾性体で形成した楕円形状のフレームに、補綴物よりも細かな目を有するネットを張設し、前記フレーム全体を側面視略U字状に湾曲させて口腔内に挿入し装着するマウスネットが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このようなマウスネットによれば、補綴物が口腔内に落下した場合でも、患者が嚥下してしまう前に補綴物を前記ネットにより捕捉することができるとしている。
特開2002−17755号公報
しかしながら、上記従来のマウスネットでは、装置全体を口腔内に挿入して使用するものであるため、患者の口腔内で定置し難いという問題があった。
すなわち、治療中に患者が口を動かしてしまうと容易にマウスネットが移動してしまい、補綴物を確実に補足できない場合があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、歯科治療中に補綴物が口腔内に落下した場合であっても、補綴物を確実に捕捉することができ、患者が嚥下してしまうことを防止できる歯科用誤飲防止具を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、請求項1に記載の歯科用誤飲防止具は、口腔内に挿入して口腔内両側壁を拡開して維持するように略U字状に形成した口腔内保持体と、口腔内保持体のU字状の頂部に形成し、落下した微小な歯科用具を受け止めるシートを着脱自在に装着可能とした挟持部と、前記口腔内保持体の略U字状の自由端部を内方に凹状に折曲して凹状部分を口唇の左右端縁に係合するように構成した口唇係合部と、口唇近傍皮膚面に当接するように前記口唇係合部の先端に形成した当接フラット部とよりなることとした。
また、請求項2に記載の歯科用誤飲防止具は、請求項1に記載の歯科用誤飲防止具において、当接フラット部の外側面に摘み部を突設したことに特徴を有する。
また、請求項3に記載の歯科用誤飲防止具は、請求項1又は請求項2に記載の歯科用誤飲防止具において、略U字状の口腔内保持体の左右中央部に口腔内側壁に当接する当接膨大部を形成したことに特徴を有する。
また、請求項4に記載の歯科用誤飲防止具は、請求項3に記載の歯科用誤飲防止具において、当接膨大部に略U字状の口腔内保持体に沿ってその頂部方向に挟持バネ体を突設したことに特徴を有する。
また、請求項5に記載の歯科用誤飲防止具は、請求項4に記載の歯科用誤飲防止具において、挟持バネ体は、バネの付勢に抗して拡開動作が行えるような把持部を形成したことに特徴を有する。
また、請求項6に記載の歯科用誤飲防止具は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の歯科用誤飲防止具において、当接フラット部と摘み部と当接膨大部は、歯科用樹脂で形成したことに特徴を有する。
請求項1に係る発明によれば、口腔内に挿入して口腔内両側壁を拡開して維持するように略U字状に形成した口腔内保持体と、口腔内保持体のU字状の頂部に形成し、落下した微小な歯科用具を受け止めるシートを着脱自在に装着可能とした挟持部と、前記口腔内保持体の略U字状の自由端部を内方に凹状に折曲して凹状部分を口唇の左右端縁に係合するように構成した口唇係合部と、口唇近傍皮膚面に当接するように前記口唇係合部の先端に形成した当接フラット部とよりなることとしたため、歯科治療中に補綴物が口腔内に落下した場合であっても、補綴物を確実に捕捉することができ、患者が嚥下してしまうことを防止することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、当接フラット部の外側面に摘み部を突設したため、患者の口腔内に装着した歯科用誤飲防止具を、術者が容易に取り付け取り外すことができる。
また、請求項3に係る発明によれば、略U字状の口腔内保持体の左右中央部に口腔内側壁に当接する当接膨大部を形成したため、当接膨大部が口腔内側壁に面接触して口腔内を広く保つとともに、歯科用誤飲防止具の姿勢を安定して維持することができる。
また、請求項4に係る発明によれば、当接膨大部に略U字状の口腔内保持体に沿ってその頂部方向に挟持バネ体を突設したため、同挟持バネ体にシートを容易かつ確実に装着することができ、また、患者が治療中に舌を動かした場合であっても、シートが外れてしまうことを防止できる。
また、請求項5の発明によれば、挟持バネ体は、バネの付勢に抗して拡開動作が行えるような把持部を形成したため、シートの着脱や交換を容易に行うことができる。
また、請求項6の発明によれば、当接フラット部と摘み部と当接膨大部は、歯科用樹脂で形成したため、顔面皮膚としての外側皮膚面や口腔内粘膜と接触した際に、障害を与えてしまうおそれを可及的防止することができる。
本実施形態に係る歯科用誤飲防止具を示す全体斜視図である。 本実施形態に係る歯科用誤飲防止具を示す平面図である。 本実施形態に係る歯科用誤飲防止具を示す正面図である。 本実施形態に係る歯科用誤飲防止具を示す背面図である。 本実施形態に係る歯科用誤飲防止具を示す側面図である。 本実施形態に係る歯科用誤飲防止具の使用状態を示す説明図である。 本実施形態に係る歯科用誤飲防止具の使用状態を示す断面図である。
本実施形態に係る歯科用誤飲防止具は、歯科治療を行うに際し、患者が誤って補綴物を嚥下してしまうのを防止するためのものであり、補綴物を捕捉するシートを装着し、患者の口腔内に挿入して使用する器具である。
具体的には、口腔内に挿入して口腔内両側壁を拡開して維持するように略U字状に形成した口腔内保持体と、口腔内保持体のU字状の頂部に形成し、落下した微小な歯科用具を受け止めるシートを着脱自在に装着可能とした挟持部と、前記口腔内保持体の略U字状の自由端部を内方に凹状に折曲して凹状部分を口唇の左右端縁に係合するように構成した口唇係合部と、口唇近傍皮膚面に当接するように前記口唇係合部の先端に形成した当接フラット部とよりなることとしている。
ここで補綴物とは、前述の部分義歯、歯科用具、デンタルインプラントは勿論のこと、デンタルインプラントのフィクスチャー、アバットメント、取付ネジなど口腔内で使用されるもの全般を意味する。
また、補綴物を捕捉するシートは、ガーゼやメッシュ状の布地、樹脂等で形成したメッシュ状のシートのような可撓性を有するシートであれば良く、口腔内に落下した補綴物を捕捉可能で、通気性があり、後に詳述する挟持バネ体にて挟持可能なものであれば特に限定されるものではない。
このような構成とすることにより、歯科治療中に補綴物が口腔内に落下した場合であっても、補綴物を装着したシートで確実に捕捉することができ、患者が嚥下してしまうことを防止することができる。
また、患者の口腔内に歯科用誤飲防止具の口腔内保持体を挿入すると、口腔内両側壁部(内頬の左右両面)を拡開して維持することとなり、挟持部に取り付けたシートを、口腔内の左右上下の後臼歯の周縁から咽頭部まで広く覆うことができる。
また、口腔内両側壁部が拡開されると、すなわち、歯列から内頬を遠ざけることとなるため、口腔内を広く保つことができ、術者による治療を容易にすることができる。
しかも、口唇係合部により、口唇の左右端縁を押し広げた状態を維持することができるため、患者が口を大きく開けた状態となり、口腔内に器具類を容易に挿入することができ、術者は安全かつ円滑な治療を行うことができる。
また、当接フラット部が口唇近傍の皮膚面に当接することとなるため、同皮膚面にかかる圧力を分散して、長時間の治療であっても患者が不快感を覚えるのを可及的防止することができる。
次に、本実施形態に係る歯科用誤飲防止具について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下では、まず歯科用誤飲防止具の具体的な構成について説明し、その後、同歯科用誤飲防止具の使用方法について説明する。
〔歯科用誤飲防止具の全体構成〕
本実施形態に係る歯科用誤飲防止具の外観を図1〜図5に示す。図1は歯科用誤飲防止具の全体斜視図であり、図2は同平面図、図3は同正面図、図4は同背面図、図5は同右側面図である。なお、歯科用誤飲防止具の底面は、図2に示す平面図と同様に表れ、また、左側面は、図5に示す右側面図と左右対称に表れる。
本実施形態の歯科用誤飲防止具は、平面視略Ω形状に形成し、ガーゼ等のシートを挟持して、患者の口腔内に取り付けることで、術者が誤って治療具等を落下したとしても、その治療具をシートで捕捉して誤飲を防止するものであり、その構造は下記の通りである。
本実施形態の歯科用誤飲防止具1は、図1から図5に示すように弾性力により拡開状に付勢されている略U字状の口腔内保持体2と、シート30を着脱自在に装着可能とした左右挟持部3,3と、口腔内保持体2の自由端部に内方に凹状に折曲しながらその凹状部分5の内側を口唇の左右端縁A,A(図6及び図7参照)に係合するように形成した口唇係合部4,4と、前記口唇係合部4,4の先端に形成した当接フラット部6,6とからなる構成としている。
前記口腔内保持体2は、口腔内保持体2の頂部で切断して、2つ割りの半円弧状の左フレーム部10と半円弧状の右フレーム部10とにより構成し、その各フレーム部10,10の基端にはコイルバネ部11を連設し、その連設した部分に歯科用樹脂よりなる端片部12,12を形成している。すなわち、口腔内保持体2の左右フレーム10,10は、コイルバネ部11のバネ付勢により、外側方向、すなわち、口腔内保持体2の拡開方向に付勢している。なお、コイルバネ部11は、コイル状のバネとしたが、付勢力を有する板状のバネであってもよい。
この口腔内保持体2の左右フレーム部10,10の左右中央部には、棒状の金属を左右対称のループ状に折り曲げて形成した左右挟持バネ体7,7を連設しており、これら挟持バネ体7,7は、U字状の口腔内保持体2に沿うように突設している。さらに、左右フレーム部10,10の左右中央部に挟持バネ体7,7を連設した部分は、歯科用樹脂よりなる側面視ひし形状の当接膨大部8,8を形成している。
すなわち、U字状の口腔内保持体2と左右挟持バネ体7,7とにより歯科用具を受け止めるシート30を着脱自在に装着可能とした左右挟持部3,3を構成しており、これら左右挟持部3,3には、シート30を取り付けるためのシート挟持空間Sが形成されている。
左右挟持部3,3にシート30を取り付け取り外す際には、シート挟持空間Sにシート30を通すと、左右挟持部3,3がシート30を挟持することが出来、すなわち、口腔D内の臼歯Cから咽頭部Eにかけて挟持したシート30で広く覆うことができる(図6及び図7参照)。しかも、前記当接膨大部8,8は、口腔内側壁Fに面接触しながら外方へ押し広げるように保つことで、歯と口腔内側壁Fとの間に空間を形成して、後述するシート30を広げる作業、あるいは、インプラントの取り付け作業を行い易くする効果があり、さらには、歯科用誤飲防止具1の姿勢を安定して維持することが出来る効果がある。
左右挟持バネ体7,7の中途部には、下方に凸形状の把持部13,13を形成している。左右挟持部3,3にシート30を取り付けた際には、両把持部13,13がシート30を舌Gに押し当てるために、シート30が浮き上がらないようにすることが出来る効果がある。
口腔内保持体2の左右フレーム10,10の自由端部には、前記左右口唇係合部4,4を形成しており、左右口唇係合部4,4は、左右フレーム10,10の平板状の金属の自由端部を内方に凹状に折曲して凹状部分5,5を形成し、さらに、その各凹状部分5,5の内側を口唇の左右端縁A,Aに係合するように構成している。
具体的には、凹状部分5,5は、平面視く字状或は平面視逆く字状に折り曲げた第1屈曲部5aと平面視L字状或は平面視逆L字状に折り曲げた第2屈曲部5bからなり、一方の第1屈曲部5aは口腔D内において口腔内側壁F,Fから左右端縁A,Aにかけて当接し、他方の第2屈曲部5bは左右端縁A,Aから外側皮膚面Bにかけて当接するようになる。凹状部分5の先端には、後述する当接フラット部6を形成している。
口腔内に歯科用誤飲防止具1を挿入した際には、口唇係合部4,4の凹状部分5,5が口唇の左右端縁A,Aに係合することにより、口を左右方向に押し開くように開口して、その開口姿勢を維持することができる効果がある。
前記当接フラット部6は、各凹状部分5,5の先端部分を歯科用樹脂で囲繞して略十字形状に形成しており、当接フラット部6の外側面6aには、略ハート形状の摘み部9,9が突設するように形成されている。
すなわち、左右の摘み部9,9を把持して口腔内保持体2を挿入すると、当接フラット部6,6が口唇の外側皮膚面B、すなわち、口のへり部分に直接当接するために、凹状部分5の先端の金属質の一部が可及的に皮膚面に接触しないようにすることが可能となり、患者の不快感をなくす効果がある。また、把持した左右の摘み部9,9同士を近づけるとコイルバネ部11の付勢力に抗するために、拡開していた口腔内保持体2を縮めることとなり、術者は患者の口腔D内への装着或は脱着が容易に行える効果がある。
当接フラット部6と当接膨大部8と摘み部9と端片部12は歯科用樹脂により形成されることで、肉厚かつ幅広に容易に構成することができる。
術者が上記構成とした本歯科用誤飲防止具1を口腔D内に装着する使用方法について以下詳説する。
[歯科用誤飲防止具の使用方法]
以下、歯科用誤飲防止具の使用方法について図6及び図7に基づいて説明する。
まず、歯科用誤飲防止具1における挟持部3,3にシート30を取り付ける際には、シート挟持空間Sにガーゼ等のシート30を通すと、この左右挟持部3,3がシート30を挟持した状態となる。一方、患者は頭部を天井に向いた状態となるように仰向け姿勢となる。
術者は、歯科用誤飲防止具1の左右の摘み部9,9を把持した状態で、口腔内保持体2を患者の口腔D内へ挿入する。すなわち、摘み部9,9同士を近づけると、コイルバネ部11のバネ付勢力に抗した状態となり、この縮めた状態で口腔内保持体2を口腔D内に容易に挿入することができる。
次いで、左右の摘み部9,9を放すと挟持バネ体11の付勢力により口腔内保持体2を拡開し、すなわち、当接膨大部8,8が口腔内両側壁F,Fを押し広げた状態となる。このとき、左右の口唇係合部4,4は、口唇の左右端縁A,Aに係合しつつ、口を左右方向に押し開くように開口して、その開口姿勢を維持することとなる。すなわち、術者は、大きく押し開いた開口姿勢の口から後述するシート30を広げる作業、あるいは、インプラントの取り付け作業等をスムーズに行うことができることとなる。
次いで、術者は、左右の挟持部3,3とで挟んだ状態のシート30を押し広げて口腔D内の臼歯Cから咽頭部Eにかけて覆うようにしている。このとき左右挟持部3,3の両把持部13,13は、シート30の下端を舌Gに押し当てており、すなわち、患者が舌Gを動かしたとしても、シート30が浮き上がらないように常にシート30の下端を閉じた状態とすることができる。
上述したように患者の口腔D内に歯科用誤飲防止具1を装着することにより、口腔D内の臼歯Cから咽頭部Eにかけてシート30で閉塞されるために、その後に行うインプラントの取り付け作業において、仮にネジ等の歯科用具を咽頭方向に落下させたとしても、閉塞したシート30に引っかかるため患者が誤嚥下することがなくなる効果がある。
インプラントの取り付け作業が完了した際には、左右の摘み部9,9を把持して、摘み部9,9同士を近づけると、挟持バネ体11の付勢力に抗した状態となり、すなわち、口唇の左右端縁Aと口唇係合部4との係合状態が解除され、その状態のまま口腔内保持体2を口腔D内から一気に引き出すことができる。
上述した使用方法にしたがうことで、術者は患者の口腔D内に本歯科用誤飲防止具1を取り付けたり、或は取り外すことが簡単に行えることとなる。
A 左右端縁
B 口唇近傍皮膚面
C 臼歯
D 口腔
E 咽頭部
F 口腔内側壁
G 舌
1 歯科用誤飲防止具
2 口腔内保持体
3 左右挟持部
4 口唇係合部
5 凹状部分
6 当接フラット部
7 挟持バネ体
8 当接膨大部
9 摘み部
10 左右フレーム
11 挟持バネ体
12 端片部
13 把持部
30 シート

Claims (6)

  1. 口腔内に挿入して口腔内両側壁を拡開して維持するように略U字状に形成した口腔内保持体と、口腔内保持体のU字状の頂部に形成し、落下した微小な歯科用具を受け止めるシートを着脱自在に装着可能とした挟持部と、前記口腔内保持体の略U字状の自由端部を内方に凹状に折曲して凹状部分を口唇の左右端縁に係合するように構成した口唇係合部と、口唇近傍皮膚面に当接するように前記口唇係合部の先端に形成した当接フラット部とよりなる
    ことを特徴とする歯科用誤飲防止具。
  2. 当接フラット部の外側面に摘み部を突設したことを特徴とする請求項1に記載の歯科用誤飲防止具。
  3. 略U字状の口腔内保持体の左右中央部に口腔内側壁に当接する当接膨大部を形成した
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の歯科用誤飲防止具。
  4. 当接膨大部に略U字状の口腔内保持体に沿ってその頂部方向に挟持バネ体を突設した
    ことを特徴とする請求項3に記載の歯科用誤飲防止具。
  5. 挟持バネ体は、バネの付勢に抗して拡開動作が行えるような把持部を形成した
    ことを特徴とする請求項4に記載の歯科用誤飲防止具。
  6. 当接フラット部と摘み部と当接膨大部は、歯科用樹脂で形成した
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の歯科用誤飲防止具。
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