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JP2017164860A - 打込機 - Google Patents

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JP2017164860A
JP2017164860A JP2016053946A JP2016053946A JP2017164860A JP 2017164860 A JP2017164860 A JP 2017164860A JP 2016053946 A JP2016053946 A JP 2016053946A JP 2016053946 A JP2016053946 A JP 2016053946A JP 2017164860 A JP2017164860 A JP 2017164860A
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piston
dead center
cylinder
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motor
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JP2016053946A
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English (en)
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剛也 藤本
Takeya Fujimoto
剛也 藤本
宗太郎 相澤
sotaro Aizawa
宗太郎 相澤
佐藤 慎一郎
Shinichiro Sato
慎一郎 佐藤
貴士 上田
Takashi Ueda
貴士 上田
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

【課題】シリンダ内で停止したピストンを正規の位置に戻すことができる打込機を実現する。【解決手段】打込機1は、シリンダ11と、ドライバブレード22と一体であって、シリンダ11内で上死点と下死点との間を往復動するピストン20と、ピストン20によってシリンダ11内に区画されるピストン上室21と、シリンダ11の周囲であって、シリンダ11の軸方向一端側に設けられた上側コイル61およびシリンダ11の軸方向他端側に設けられた下側コイル62と、正転することでピストン20を前記下死点から前記上死点の方向へ駆動するモータ40と、ピストン20と共にシリンダ11内を移動する磁石と、磁石の移動に伴って上側コイル61および下側コイル62に流れる誘導電流を検出し、検出結果に基づいてモータ40を制御するコントローラ42と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、釘やステープルなどの止具を被打込部材に打ち込むための打込機に関する。
打込機は、止具を被打込部材に打ち込むためのドライバブレードを有している。ドライバブレードは、シリンダ内に往復動可能に収容されたピストンと一体であり、シリンダ内の圧縮空気の圧力(空気圧)を受けたピストンと共に往復動する。
打込機には多数の止具を収容するマガジンが設けられ、マガジンに収容されている止具は、供給機構によって射出通路に順次送り出される。射出通路に送り出された止具は、往復動するドライバブレードによって打撃され、射出通路先端の射出口から打ち出されて被打込部材に打ち込まれる。
特開2013−208695号公報
上記のような打込機では、ピストンがシリンダ内の意図しない位置で停止してしまうことがある。例えば、射出通路内に止具が詰まると、ピストンは下死点に到達することなく、下死点の手前で停止してしまう。そこで、ピストンがシリンダ内の意図しない位置で停止してしまった場合、次回以降において正常な打ち込み動作を実行するためには、ピストンを正規の位置に戻す必要がある。
本発明の目的は、シリンダ内で停止したピストンを正規の位置に戻すことができる打込機を実現することである。
本発明の打込機は、往復動するドライバブレードによって止具を被打込部材に打ち込む打込機である。この打込機は、シリンダと、前記ドライバブレードと一体であって、前記シリンダ内で上死点と下死点との間を往復動するピストンと、前記ピストンによって前記シリンダ内に区画されるピストン上室と、前記シリンダの周囲であって、該シリンダの軸方向一端側に設けられた第1磁気検出手段および該シリンダの軸方向他端側に設けられた第2磁気検出手段と、正転することで前記ピストンを前記下死点から前記上死点の方向へ駆動するモータと、前記ピストンと共に前記シリンダ内を移動する磁性体と、前記磁性体の移動に伴って前記第1磁気検出手段に流れる誘導電流を検出する第1検出部と、前記磁性体の移動に伴って前記第2磁気検出手段に流れる誘導電流を検出する第2検出部と、前記第1検出部および前記第2検出部の検出結果に基づいて前記モータを制御する制御部と、を有する。
本発明の一態様では、前記第1磁気検出手段および前記第2磁気検出手段が前記シリンダの外周面に巻かれたコイルである。
本発明の他の態様では、前記磁性体の全部または一部が前記ピストンに埋設された磁石である。
本発明の他の態様では、前記打込機は、前記ピストンに装着された摺動部材を有し、前記磁石の全部が前記ピストンに埋設され、前記摺動部材は、前記磁石を覆うように前記ピストンの外周面に装着される。
本発明の他の態様では、前記打込機は、前記ピストンに装着された摺動部材を有し、前記磁石の一部が前記ピストンに埋設され、前記ピストンから突出している前記磁石の他の一部が、前記摺動部材に形成されている凹部に嵌合する。
本発明の他の態様では、前記打込機は、前記第1磁気検出手段としての第1コイルと前記第2磁気検出手段としての第2コイルとの間で前記シリンダの外周面に設けられた少なくとも1以上の中間コイルと、前記磁性体の移動に伴って前記中間コイルに流れる誘導電流を検出する少なくとも1以上の第3検出部と、を有する。
本発明の他の態様では、前記制御部は、前記ピストン上室内の空気圧によって前記ピストンが前記上死点から前記下死点の方向に移動する際に、前記第2検出部によって誘導電流が検出されない場合には、前記モータを正転させて前記ピストンを前記上死点の方向に移動させる第1工程を含む回復制御を実行する。
本発明の他の態様では、前記回復制御には、前記第1工程の後に、前記モータを逆転させて前記ピストンを前記下死点の方向に移動させる第2工程と、前記第2工程の後に、前記モータを正転させて前記ピストンを前記上死点の方向に移動させる第3工程と、が含まれる。
本発明の他の態様では、前記第2工程では、前記ピストンが前記下死点に到達するまで前記モータを逆転させる。
本発明によれば、シリンダ内で停止したピストンを正規の位置に戻すことができる打込機が実現される。
打込機の一実施形態を示す一部断面の側面図である。 (a)はピストンが下死点にあるときの部分断面図であり、(b)はピストンが下死点と上死点の間にあるときの部分断面図であり、(c)はピストンが上死点にあるときの部分断面図である。 (a)は釘詰まりが発生したときの部分断面図であり、(b)は回復制御の一工程が実行されているときの部分断面図であり、(c)は回復制御の他の一工程が実行されているときの部分断面図である。 (a)はピストンの縦断面図であり、(b)は(a)に示されるA−A線に沿ったピストンの横断面図である。 通常制御の手順を示すフローチャートである。 回復制御の手順を示すフローチャートである。 打込機の他の実施形態を示す一部断面の側面図である。 (a),(b)は、ピストンとコイルの位置関係の異なる例を示す部分断面図である。 ピストンの他の一変形例を示す横断面図である。 (a)はピストンの一変形例を示す縦断面図であり、(b)は(a)に示されるA−A線に沿ったピストンの横断面図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の打込機の実施形態の一例について説明する。図1に示されるように、本実施形態に係る打込機1はハウジング10を有する。ハウジング10は、シリンダ11を収容するシリンダケース12と、シリンダケース12の下部に連接されたモータケース13と、を含んでいる。また、シリンダケース12の上部からモータケース13と略平行にハンドル14が延びており、モータケース13の端部とハンドル14の端部とは、シリンダケース12と略平行な連結部15によって互いに連結されている。このように、ハウジング10は、シリンダケース12,モータケース13,ハンドル14および連結部15を有する。ハウジング10は、ナイロンやポリカーボネート等の合成樹脂によって形成された2つのハウジング半体から構成され、これら2つのハウジング半体を突き合わせることによってハウジング10が組立てられる。
シリンダケース12内のシリンダ11にはピストン20が往復動可能に収容されている。ピストン20はシリンダ11の軸方向(図1では上下方向)に沿って上死点と下死点の間を往復動する。シリンダ11内には、シリンダ11の内周面とピストン20の上面とによって、ピストン20の往復動に伴って容積が増減するピストン上室21が区画される。
ピストン20の下面にはドライバブレード22が連結されている。ドライバブレード22はピストン20と一体であり、ピストン20と共に往復動して止具を打撃する。尚、本実施形態におけるピストン20とドライバブレード22とは一体成形されたものではなく、別々に成形したピストン20とドライバブレード22とを連結して一体化したものである。もっとも、図示されているピストン20およびドライバブレード22を一体成形されたピストンおよびドライバブレードに置換することは除外されない。
ハウジング10には、多数の止具を収容するマガジン23が設けられている。一方、シリンダケース12の下端には、内部に射出通路が形成されているノーズ部24が設けられている。マガジン23は供給機構を備えており、マガジン23に収容されている多数の止具は、供給機構によって射出通路に1本ずつ送り出される。ピストン20とともに往復動するドライバブレード22は、射出通路に送り出された止具の頭部を打撃する。打撃された止具は、射出通路を通過し、射出通路の出口である射出口24aから打ち出され、木材や石膏ボード等の被打込部材に打ち込まれる。
図2(a)は、ピストン20が下死点にあるときの部分断面図であり、図2(c)は、ピストン20が上死点にあるときの部分断面図である。また、図2(b)は、ピストン20が下死点と上死点の間にあるときの部分断面図である。換言すれば、図2(b)は、下死点から上死点の方向に移動中のピストン20を示している。
図2(a)に示されるように、シリンダ11の底部には、ゴム製またはウレタン製のダンパ25が設けられている。ダンパ25は、下死点に到達したピストン20を受け止め、ピストン20とシリンダ11との衝突を回避する。ピストン20から下方に向かって伸びているドライバブレード22は、ダンパ25を貫通し、シリンダ11の底部に設けられている貫通孔を通ってシリンダ11から突出している。
図2(a)に示されているピストン20を図2(c)に示されている位置(上死点)まで移動させるために、回転円板30が設けられている。回転円板30は、回転自在に支持されている駆動軸31に固定されており、回転円板30には複数のピン32が周方向に間隔を隔てて取り付けられている。一方、ドライバブレード22には、複数のラック爪33aを有するラック33が取付けられている。
再び図1を参照する。モータケース13には、回転円板30の駆動源であるモータ40が収容されており、モータ40の出力軸40aは、遊星歯車式の減速機構を介して回転円板30の駆動軸31に接続されている。モータ40は、ハウジング10の後部に装着されたバッテリ41から供給される電力によって動作する。また、ハウジング10の連結部15の内部には制御部としてのコントローラ42が収容されている。コントローラ42は、CPU,ROM,RAM等によって構成されるマイクロコンピュータであって、モータ40の回転量や回転速度などを制御する。
シリンダ11の上方には、蓄圧室50aを形成する蓄圧容器(チャンバ)50が設けられており、蓄圧室50aはピストン上室21に連通している。本実施形態では、蓄圧容器50をシリンダ11よりも大径とすることにより、必要な容積を確保しつつ、シリンダ11および蓄圧容器50を含めた打込機1の高さを低くしてある(打込機1の上下方向の長さを短くしてある。)。
ピストン上室21および蓄圧室50aには、高圧ガス(本実施形態では圧縮空気)が充填されている。図2(a)に示される位置(下死点)にあるピストン20を図2(c)に示される位置(上死点)に移動させるときには、コントローラ42(図1)の制御によってモータ40(図1)が正転される。図1に示されているモータ40が正転すると、図2(a)に示されている回転円板30が図中において反時計方向に回転する。図2(a),(b)に示されるように、回転円板30が回転すると、回転方向下流側のピン32がラック爪33aに順次係合する。その後、図2(c)に示されるように、回転方向において最も下流側のピン32aが最も下側のラック爪33aに係合するまで回転円板30が回転すると、ピストン20は上死点まで持ち上げられる。ここで、ピン32aは、他のピン32よりも若干太い。また、ピン32aと、回転方向においてピン32aに隣接する一方のピン32bとの間隔(離間角度)は60度であり、ピン32aと、回転方向においてピン32aに隣接する他方のピン32cとの間隔(離間角度)は30度である。
回転円板30の回転に伴ってピストン20が移動(上昇)する過程で、ピストン上室21の空気は蓄圧室50aに送り込まれ、圧縮される。図2(c)に示されている回転円板30がさらに回転してピン32aとラック爪33aとの係合が解除されると、ピストン上室21および蓄圧室50a内の圧縮空気の圧力(空気圧)によってピストン20が上死点から下死点の方向に移動する(降下する)。
ここで、図1に示されているノーズ部24にはプッシュロッド(コンタクトアーム)24bが往復動可能に設けられている。プッシュロッド24bは、図示されていないコイルばねによって常に図中下方に向けて付勢されている。プッシュロッド24bが被打込部材に押し付けられ、コイルばねの付勢に抗して後退(上昇)すると、このプッシュロッド24bの動きがセンサによって検知される。また、ハンドル14にはトリガレバー14aが設けられており、トリガレバー14aが操作されるとハンドル14に内蔵されているトリガスイッチが作動する。さらに、センサから出力された信号およびトリガスイッチから出力された信号の双方がコントローラ42に入力されると、コントローラ42はモータ40を正転させる。これにより、回転円板30が上記のように回転し、ピストン20が下死点から上死点に移動し、その後、上死点から下死点に移動する。つまり、ピストン20およびピストン20と一体のドライバブレード22が往復動し、止具が打ち出され、被打込部材に打ち込まれる。尚、本実施形態における止具は“釘”であり、被打込部材は“木材”である。以下の説明では、止具である釘に符号「A」を付し、被打込部材である木材に符号「X」を付す。つまり、図2(a)〜(c)に示されている釘Aは、空気圧によって駆動されるドライバブレード22によって打撃されて木材Xに打ち込まれる。
しかしながら、図3(a)に示されるように、釘Aが射出通路内に詰まってしまうことがある。つまり、釘詰まりが発生することがある。釘詰まりが発生すると、本来ならば下死点まで移動するはずのピストン20が上死点と下死点との間で停止してしまう。このときのピストン20の停止位置は、釘Aの長さや挫屈の程度などによって異なる。
そこで、図1に示されるコントローラ42は、上記のような釘詰まりの発生の有無を検出し、釘詰まりの発生が検出されると、これを解消するための回復制御を実行する。具体的には、釘詰まりの発生を検出したコントローラ42は、モータ40を正転させてピストン20を上死点の方向に移動させてドライバブレード22を引き上げる。つまり、図3(a)に示されているドライバブレード22を空気圧に抗して上死点側に押し上げ、ドライバブレード22を釘Aから離反させる。以下、釘詰まりの発生の有無を検出するための構成および回復制御の手順について詳細に説明する。
図3(a)〜(c)に示されるように、シリンダ11の周囲には複数のコイルが設けられている。具体的には、シリンダ11の軸方向一端側(上方)に第1磁気検出手段としての第1コイル61が設けられ、シリンダ11の軸方向他端側(下方)に第2磁気検出手段としての第2コイル62が設けられている。以下の説明では、第1コイル61を“上側コイル61”と呼び、第2コイル62を“下側コイル62”と呼ぶ。上側コイル61および下側コイル62は、シリンダ11の外周面にそれぞれ巻かれた導線によって形成されている。
一方、図4(a),(b)に示されるように、ピストン20には磁性体としての磁石70が設けられている。具体的には、ピストン20には、該ピストン20の外周面において開口する円筒形状の穴71が形成されており、この穴71に円柱形状の磁石70が挿入されている。よって、磁石70は、ピストン20の往復動に伴って、該ピストン20と共にシリンダ11内を移動する。本実施形態における磁石70は、直径5mm前後、長さ8mm前後の円柱形状を有し、穴71の内側にほぼ隙間なく挿入されている。また、磁石70の長さは穴71の深さと同一または略同一であり、穴71に挿入された磁石70の端面70aはピストン20の外周面と面一または略面一となっている。つまり、本実施形態では、磁石70の全部がピストン20に埋設されている。
ピストン20の外周面には、摺動部材としてのスライドリング72が装着されている。スライドリング72は幅10mm前後、厚さ1mm前後の帯状に加工された金属部材または樹脂部材であって、ピストン20の外周面にその全周に亘って巻かれている。また、スライドリング72は、穴71に埋設されている磁石70を覆っている。具体的には、スライドリング72は、ピストン20の外周面と面一または略面一となっている磁石70の端面70aを覆うようにピストン20の外周面に巻かれている。この場合、磁石70を覆っているスライドリング72は、ピストン20から磁石70が脱落することを防止するストッパとして機能する。
図4(a)に示されるように、ピストン20の外周面には、スライドリング72に加えて、シール部材としてのXリング73が装着されている。Xリング73はシリンダ11の内周面に密着し、ピストン上室21の気密性を保持する。
上記のように、ピストン20を収容しているシリンダ11の外周面には上側コイル61および下側コイル62が設けられており、シリンダ11内で往復動するピストン20には磁石70が設けられている。したがって、ピストン20の移動に伴って磁石70がシリンダ11内を移動すると、この磁石70の移動に伴って上側コイル61および下側コイル62に誘導電流が流れる。
再び図2を参照すると、上側コイル61および下側コイル62は、ピストン20の上死点および下死点と実質的に対応する位置に設けられている。より詳細には、図2(a)に示されるように、下側コイル62は、ピストン20が下死点に到達したときに、該ピストン20に装着されている磁石70が該下側コイル62より多少下方に位置する高さに設けられている。よって、ピストン20が下死点に到達する過程で磁石70が下側コイル62の内側を通過し、下側コイル62に誘導電流が流れる。
一方、図2(c)に示されるように、上側コイル61は、ピストン20が上死点に到達したときに、該ピストン20に装着されている磁石70が該上側コイル61よりも多少上方に位置する高さに設けられている。よって、ピストン20が上死点に到達する過程で磁石70が上側コイル61の内側を通過し、上側コイル61に誘導電流が流れる。
上記のようにして上側コイル61および下側コイル62に流れる誘導電流は、図1に示されるコントローラ42に入力される。具体的には、上死点から下死点に向かって移動するピストン20(磁石70)が下側コイル62の設置位置を通過すると、下側コイル62に誘導電流が流れ、下側コイル62に流れた誘導電流がコントローラ42に入力される。一方、下死点から上死点に向かって移動するピストン20(磁石70)が上側コイル61の設置位置を通過すると、上側コイル61に誘導電流が流れ、上側コイル61に流れた誘導電流がコントローラ42に入力される。コントローラ42は、下側コイル62に流れた誘導電流が入力されるとピストン20が下死点に到達したと判断し、上側コイル61に流れた誘導電流が入力されるとピストン20が上死点に到達したと判断する。さらに、誘導電流の入力によってピストン20の位置を検出したコントローラ42は、その検出結果に基づいてモータ40を制御する。このように、コントローラ42は、上側コイル61に流れる誘導電流を検出する第1検出部および下側コイル62に流れる誘導電流を検出する第2検出部として機能し、また、第1検出部および第2検出部の検出結果に基づいてモータ40を制御する制御部としても機能する。以下の説明では、磁石70の通過に伴って上側コイル61に流れる誘導電流を“上側センサ電流”と呼び、磁石70の通過に伴って下側コイル62に流れる誘導電流を“下側センサ電流”と呼ぶ場合がある。
次に、図1に示されるコントローラ42によって実行される制御の一例について説明する。図5は通常制御の手順を示すフローチャートであり、図6は釘詰まりが発生した際に実行される回復制御の手順を示すフローチャートである。
コントローラ42は、図5に示されているステップS1において電源がONされているか否かを判別する。本実施形態では、図1に示されるバッテリ41が装着されると自動的に電源がONされる。ステップS1において電源がONされていると判断したコントローラ42は、ステップS2に移行する。ステップS2に移行したコントローラ42は、トリガスイッチがONされているか否かを判別する。本実施形態では、図1に示されるトリガレバー14aが引かれるとトリガスイッチがONされ、トリガレバー14aの引きが解除されるとトリガスイッチがOFFされる。
ステップS2においてトリガスイッチがONされていると判断したコントローラ42は、ステップS3に移行する。ステップS3に移行したコントローラ42は、図1に示されるモータ40を駆動する。具体的にはモータ40を正転させる。モータ40が正転すると、図2(a)〜(c)に示されるように、回転円板30が反時計方向に回転し、ピストン20が上死点に向けて移動する。
ステップS3においてモータ40の駆動を開始したコントローラ42は、ステップS4に移行する。ステップS4に移行したコントローラ42は、上側センサ電流の入力の有無を判別する。換言すれば、コントローラ42は、ピストン20が上死点に到達したか否かを判別する。上記のように、下死点から上死点に向かって移動するピストン20が上側コイル61を通過すると、コントローラ42に上側センサ電流が入力される。そこで、コントローラ42は、上側センサ電流が検出された場合にはピストン20が上死点に到達したと判断してステップS5に移行する。一方、コントローラ42は、上側センサ電流が検出されない場合には何等かの異常が発生したと判断し、ステップS8に移行してモータ40を停止させる。
ステップS5に移行したコントローラ42は、下側センサ電流の入力の有無を判別する。換言すれば、コントローラ42は、ピストン20が下死点に到達したか否かを判別する。上記のように、空気圧によって上死点から下死点に向かって移動するピストン20が下側コイル62を通過すると、コントローラ42に下側センサ電流が入力される。そこで、コントローラ42は、下側センサ電流が検出された場合にはピストン20が下死点に到達したと判断してステップS6に移行する。一方、コントローラ42は、下側センサ電流が検出されない場合には、釘詰まりが発生したと判断し、通常制御から回復制御に移行する。具体的には、ステップS5において下側センサ電流が検出されない場合、コントローラ42は、図6に示されるステップS10に移行する。
図5に示されるステップS6に移行したコントローラ42は、モータ40を駆動する。具体的には、ピストン20を上死点に移動させるべくモータ40を再び正転させる。
モータ40の駆動を開始したコントローラ42はステップS7に移行する。ステップS7に移行したコントローラ42は、上側センサ電流の入力の有無を判別し、上側センサ電流が検出された場合にはステップS2に戻る。一方、上側センサ電流が検出されない場合、コントローラ42は何等かの異常が発生したと判断し、ステップS8に移行してモータ40を停止させる。
次に、図5に示されるステップS5において下側センサ電流が検出されなかった場合に実行される回復制御の手順について図6を参照しながら説明する。
図5に示されるステップS5において下側センサ電流が検出されなかった場合、コントローラ42は釘詰まりが発生したと判断し、図6に示されるステップS10に移行する。
ステップS10に移行したコントローラ42は、図1に示されるモータ40を正転させ、ピストン20を上死点の方向に移動させる。つまり、ステップS10は、回復制御における第1工程に相当する。ここで、ステップS10におけるモータ40の正転量は、図5に示されるステップS6における正転量よりも少ない。ステップS6において実行されるモータ40の正転駆動は、ピストン20を上死点に戻すために実行されるものであって、少なくとも上側センサ電流が検出されるまで継続される(ステップS7)。一方、ステップS10において実行されるモータ40の正転駆動は、射出通路に詰まっている釘Aからドライバブレード22を離反させるために実行されるものであって、少なくとも上側センサ電流が検出される前に終了する。
ステップS10においてモータ40を所定量だけ正転させたコントローラ42は、ステップS11に移行する。ステップS11に移行したコントローラ42は、モータ40を逆転させてピストン20を下死点の方向に移動させる。つまり、ステップS11は、回復制御における第2工程に相当する。その後、コントローラ42はステップS12に移行して下側センサ電流の入力の有無を判別する。換言すれば、コントローラ42は、ピストン20が下死点に到達したか否かを判別する。さらに換言すれば、ステップS11におけるモータ40の逆転駆動は、ピストン20が下死点に到達するまで継続される。尚、射出通路に詰まっていた釘Aは、ステップS10からステップS11に移行する間に作業者によって取り除かれる。例えば、図3(b),(c)に示されるように、射出口24aを被打込部材Xから離すと、射出通路に詰まっていた釘Aは自重により落下して射出口24aの外に排出される。
コントローラ42は、ステップS12において下側センサ電流が検出された場合には、釘詰まりが解消されたと判断して図5に示されるステップS6に戻る。ステップS6に戻ったコントローラ42は、モータ40を正転させてピストン20を上死点に戻す。つまり、ステップS12に続いて実行されるステップS6は、回復制御における第3工程に相当する。
一方、コントローラ42は、ステップS12において下側センサ電流が検出されない場合、何等かの異常が発生したと判断し、ステップS13に移行してモータ40を停止させる。
以上のように、本実施形態に係る打込機1は、通常制御を実行中に釘詰まりの発生が検出されると、自動的に回復制御を実行する。具体的には、ピストン20を一度上死点側に戻してドライバブレード22を詰まっている釘Aから離反させ、その後にピストン20を正規の位置である下死点まで移動させる。より具体的には、コントローラ42は、上側センサ電流および下側センサ電流を交互に検出しているときは、ピストン20が上死点と下死点の間を正常に往復動していると判断する。一方、コントローラ42は、下側センサ電流が検出されない場合には、釘詰まりその他の不具合が発生し、ピストン20が上死点と下死点との間で停止したと判断する。その後、コントローラ42は、ピストン20を上死点側に所定量だけ戻した後に、ピストン20を正規の位置である下死点に移動させる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の打込機の実施形態の他の一例について説明する。もっとも、既に説明した構成と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図7に示されるように、本実施形態に係る打込機1においては、シリンダ11の周囲に、上側コイル61および下側コイル62に加えて複数の中間コイル80が設けられている。具体的には、シリンダ11の外周面上に6つの中間コイル80が設けられており、これら6つの中間コイル80は、上側コイル61と下側コイル62との間でシリンダ11の軸方向に並んでいる。以下の説明では、6つの中間コイル80をシリンダ11の軸方向上側から順に“第1中間コイル81”,“第2中間コイル82”,“第3中間コイル83”,“第4中間コイル84”,“第5中間コイル85”,“第6中間コイル86”と呼ぶ場合がある。
それぞれの中間コイル80は、上側コイル61および下側コイル62と同様に、シリンダ11の外周面に巻かれた導線によって形成されている。また、それぞれの中間コイル80は電気的に独立しており、それぞれがコントローラ42に接続されている。つまり、本実施形態では、上側コイル61,下側コイル62に加えて、第1中間コイル81,第2中間コイル82,第3中間コイル83,第4中間コイル84,第5中間コイル85および第6中間コイル86がそれぞれコントローラ42に接続されている。
よって、シリンダ11内のピストン20(磁石70)の移動に伴って、上側コイル61および下側コイル62のみでなく、第1中間コイル81,第2中間コイル82,第3中間コイル83,第4中間コイル84,第5中間コイル85および第6中間コイル86のそれぞれにも誘導電流が流れ、その誘導電流はコントローラ42に入力される。
第1の実施形態に係る打込機1では、ピストン20がシリンダ11内の上死点と下死点との間で停止したことは特定可能であるが、停止位置まで特定することは不可能であった。一方、本実施形態における打込機1では、ピストン20がシリンダ11内の上死点と下死点との間で停止した場合、ピストン20の停止位置を6段階で特定することができる。
ピストン20がピストン上室21の空気圧によって上死点から下死点に向かっている移動するときには、まず上側コイル61に誘導電流が流れ、これが上側センサ電流してコントローラ42によって検出される。その後、ピストン20の移動(降下)に伴って、第1中間コイル81,第2中間コイル82,第3中間コイル83,第4中間コイル84,第5中間コイル85および第6中間コイル86にこの順で誘導電流が流れる。それぞれの中間コイル80に流れる誘導電流は、中間センサ電流として順次コントローラ42によって検出される。つまり、コントローラ42は、磁石70の移動に伴ってそれぞれの中間コイル80に流れる誘導電流を検出する第3検出部としても機能する。以下の説明では、第1中間コイル81,第2中間コイル82・・・のそれぞれに流れる誘導電流を第1中間センサ電流,第2中間センサ電流・・・とそれぞれ呼ぶ場合がある。
一方、ピストン上室21の空気圧によって上死点から下死点に向かって移動していたピストン20が何らかの理由(例えば、釘詰まり)で停止すると、それ以降、中間コイル80に誘導電流が流れなくなる。つまり、中間センサ電流が検出されなくなる。例えば、図8(a)に示されるピストン20が上死点から下死点に向かって移動を開始した後、図8(b)に示される位置で停止した場合、上側センサ電流、第1中間センサ電流,第2中間センサ電流および第3中間センサ電流は検出されるが、第4中間センサ電流は検出されない。この場合、コントローラ42は、ピストン20が第3中間コイル設置位置と第4中間コイル設置位置との間で停止したと判断した上で図6に示される回復制御を実行する。つまり、コントローラ42は、シリンダ11内におけるピストン20の位置を把握した上で回復制御を開始する。
回復制御に移行したコントローラ42は、回復制御におけるモータ40の回転量を予め把握しているピストン20の位置に応じて設定する。例えば、コントローラ42は、図6に示されるステップS11におけるモータ40の回転量(逆転量)や、その後に実行するステップS6(図5)におけるモータ40の回転量(正転量)をピストン20の位置に応じて設定する。換言すれば、コントローラ42は、回転円板30の回転角度をピストン20の位置に応じて設定する。したがって、最低限のモータ回転量で釘詰まりなどの不具合を解消し、ピストン20を正規の位置に戻すことができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、ピストンに2つ以上の磁石を設けることもできる。例えば、図9に示されるように、2つの磁石70を180度間隔で設けることができる。但し、複数の磁石を設ける場合、それら磁石を等間隔で配置することが重量バランスの観点からは好ましい。例えば、3つの磁石を設ける場合には、それら磁石を120度間隔で配置することが好ましい。
図10に示されるように、ピストン20に摺動部材としてのピストンリング90が装着され、ピストンリング90の内側に磁石70が配置されることもある。図示されている磁石70は、ピストン20に形成された穴71にその一部が埋設され、他の一部はピストン20の外周面から突出している。一方、ピストン20の外周面に装着されているピストンリング90には凹部91が形成されており、この凹部91に磁石70の突出部分が嵌合している。この場合、磁石70を覆っているピストンリング90は、ピストン20から磁石70が脱落することを防止するストッパとして機能する。一方、ピストンリング90に係合している磁石70は、ピストンリング90がピストン20に対して回転することを防止する回り止めとして機能する。
シリンダ11の周囲に設けられる中間コイル80の数は6つに限定されるものではなく、その数は適宜増減させることができる。さらに、コイルの代わりに磁気センサ(例えばホール素子)を用いてもよい。
上記実施形態ではシリンダの周囲に設けられたコイルに流れる誘導電流に基づいてピストンの位置を特定した。しかし、モータの駆動電流の変化に基づいてピストンの位置を特定することもできる。例えば、図3(a)に示される回転円板30を反時計方向に回転させたとき、ピン32がラック爪33aに係合するまでモータ40(図1)は実質的に無負荷で回転する。その後、ピン32がラック爪33aに係合すると、モータ40に負荷が掛かり、モータ40の駆動電流が一気に増大する。よって、モータ40の回転数と回転円板30の回転角度との関係を予め把握しておけば、モータ40の駆動を開始からモータ40の駆動電流が上昇するまでの間のモータ回転数に基づいてピストン20の位置を特定することができる。
1 打込機
10 ハウジング
11 シリンダ
12 シリンダケース
13 モータケース
14 ハンドル
14a トリガレバー
15 連結部
20 ピストン
21 ピストン上室
22 ドライバブレード
23 マガジン
24 ノーズ部
24a 射出口
24b プッシュロッド
25 ダンパ
30 回転円板
31 駆動軸
32,32a,32b,32c ピン
33 ラック
33a ラック爪
40 モータ
40a 出力軸
41 バッテリ
42 コントローラ
50 蓄圧容器
50a 蓄圧室
61 第1磁気検出手段(上側コイル)
62 第2磁気検出手段(下側コイル)
70 磁性体(磁石)
70a 端面
71 穴
72 スライドリング
73 Xリング
80 中間コイル
81 第1中間コイル
82 第2中間コイル
83 第3中間コイル
84 第4中間コイル
85 第5中間コイル
86 第6中間コイル
90 ピストンリング
91 凹部
A 釘
X 木材

Claims (9)

  1. 往復動するドライバブレードによって止具を被打込部材に打ち込む打込機であって、
    シリンダと、
    前記ドライバブレードと一体であって、前記シリンダ内で上死点と下死点との間を往復動するピストンと、
    前記ピストンによって前記シリンダ内に区画されるピストン上室と、
    前記シリンダの周囲であって、該シリンダの軸方向一端側に設けられた第1磁気検出手段および該シリンダの軸方向他端側に設けられた第2磁気検出手段と、
    正転することで前記ピストンを前記下死点から前記上死点の方向へ駆動するモータと、
    前記ピストンと共に前記シリンダ内を移動する磁性体と、
    前記磁性体の移動に伴って前記第1磁気検出手段に流れる誘導電流を検出する第1検出部と、
    前記磁性体の移動に伴って前記第2磁気検出手段に流れる誘導電流を検出する第2検出部と、
    前記第1検出部および前記第2検出部の検出結果に基づいて前記モータを制御する制御部と、
    を有する打込機。
  2. 前記第1磁気検出手段および前記第2磁気検出手段が前記シリンダの外周面に巻かれたコイルである、請求項1に記載の打込機。
  3. 前記磁性体の全部または一部が前記ピストンに埋設された磁石である、請求項1または2に記載の打込機。
  4. 前記ピストンに装着された摺動部材を有し、
    前記磁石の全部が前記ピストンに埋設され、
    前記摺動部材は、前記磁石を覆うように前記ピストンの外周面に装着されている、
    請求項3に記載の打込機。
  5. 前記ピストンに装着された摺動部材を有し、
    前記磁石の一部が前記ピストンに埋設され、
    前記ピストンから突出している前記磁石の他の一部が、前記摺動部材に形成されている凹部に嵌合している、
    請求項3に記載の打込機。
  6. 前記第1磁気検出手段としての第1コイルと前記第2磁気検出手段としての第2コイルとの間で前記シリンダの外周面に設けられた少なくとも1以上の中間コイルと、
    前記磁性体の移動に伴って前記中間コイルに流れる誘導電流を検出する少なくとも1以上の第3検出部と、を有する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の打込機。
  7. 前記制御部は、前記ピストン上室内の空気圧によって前記ピストンが前記上死点から前記下死点の方向に移動する際に、前記第2検出部によって誘導電流が検出されない場合には、前記モータを正転させて前記ピストンを前記上死点の方向に移動させる第1工程を含む回復制御を実行する、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の打込機。
  8. 前記回復制御には、
    前記第1工程の後に、前記モータを逆転させて前記ピストンを前記下死点の方向に移動させる第2工程と、
    前記第2工程の後に、前記モータを正転させて前記ピストンを前記上死点の方向に移動させる第3工程と、
    が含まれる請求項7に記載の打込機。
  9. 前記第2工程では、前記ピストンが前記下死点に到達するまで前記モータを逆転させる、請求項8に記載の打込機。
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