JP2017143691A - バッテリの昇温システム - Google Patents
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Abstract
【課題】コストの増加を抑制するとともに、リレーの溶着を検出するバッテリの昇温システムを提供することである。
【解決手段】モータジェネレータMG2に電力供給する駆動用バッテリ20と、駆動用バッテリ20を温めるヒータ32と、ヒータ32に電力供給する補機用バッテリ30と、補機用バッテリ30とヒータ32との電力経路を接続または切断するリレー33と、駆動用バッテリ20と補機用バッテリ30との電力経路を接続または切断するDC/DCコンバータ22とを備えたバッテリの昇温システムであって、リレー33及びDC/DCコンバータ22を制御するコントローラ40は、駆動用バッテリ20の昇温完了後、DC/DCコンバータ22を停止して、この状態において、補機用バッテリ30の電圧が低下しつつ、かつ、ヒータ32の温度が上昇している場合、リレー33が溶着していると判断する。
【選択図】図1
【解決手段】モータジェネレータMG2に電力供給する駆動用バッテリ20と、駆動用バッテリ20を温めるヒータ32と、ヒータ32に電力供給する補機用バッテリ30と、補機用バッテリ30とヒータ32との電力経路を接続または切断するリレー33と、駆動用バッテリ20と補機用バッテリ30との電力経路を接続または切断するDC/DCコンバータ22とを備えたバッテリの昇温システムであって、リレー33及びDC/DCコンバータ22を制御するコントローラ40は、駆動用バッテリ20の昇温完了後、DC/DCコンバータ22を停止して、この状態において、補機用バッテリ30の電圧が低下しつつ、かつ、ヒータ32の温度が上昇している場合、リレー33が溶着していると判断する。
【選択図】図1
Description
本発明は、バッテリの昇温システムに関し、特に、バッテリを温めるヒータへの電力経路を接続または切断するリレーの溶着を判断するバッテリの昇温システムに関する。
電気自動車やハイブリッド自動車等の電動車両は、走行用モータに電力を供給する駆動用バッテリを備えている。駆動用バッテリの入出力性能はバッテリ温度に依存し、バッテリ温度が低いほどバッテリの入出力性能が低下する。駆動用バッテリとして、例えば、リチウムイオン電池を用いることがある。リチウムイオン電池は、低温環境下で充電を行うと、正極から出たリチウムイオンが負極に吸収されにくくなり、リチウム金属が析出し易くなって良好な充電が困難になる性質を有している。
このため、低温環境下においてバッテリ温度が低い場合では、ヒータを用いて駆動用バッテリを温めるバッテリの昇温システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のバッテリの昇温システムは、駆動用バッテリを温めるヒータと、ヒータに電力を供給する補機用バッテリと、補機用バッテリとヒータとの電力経路を接続または切断するリレーとを備えており、低温環境下では、リレーをオンして、補機用バッテリの電力をヒータに供給して駆動用バッテリを温める。なお、補機用バッテリは、空調システムやオーディオシステム等の補機に電力を供給するものである。
リレーの接点は、リレーのオンオフ動作時の突入電流等により溶着する可能性がある。特許文献1に記載のバッテリの昇温システムでは、ヒータへの電力経路を接続または切断するリレーの溶着検出について記載されておらず、特許文献1に記載のバッテリの昇温システムにおいて、仮に、リレーが溶着した場合、駆動用バッテリの昇温完了後も駆動用バッテリの加熱が継続されて、駆動用バッテリが過熱して劣化する。このため、リレーが溶着したことを検出する必要がある。なお、リレーの溶着を検出するには、当該溶着を検出する検出手段等を使用することが考えられるが、このような検出手段等の使用はコスト増加に繋がる。
そこで、本発明では、コストの増加を抑制するとともに、リレーの溶着を検出するバッテリの昇温システムを提供することを目的とする。
本発明のバッテリの昇温システムは、車両の走行用モータに電力を供給する駆動用バッテリと、前記駆動用バッテリを温めるヒータと、前記ヒータ及び補機に電力を供給する補機用バッテリと、前記補機用バッテリと前記ヒータとの電力経路を接続または切断するリレーと、前記駆動用バッテリと前記補機用バッテリとの電力経路を接続または切断するとともに、接続時には前記駆動用バッテリの電力を電圧変換して前記補機用バッテリに供給するDC/DCコンバータと、前記駆動用バッテリの温度に基づいて前記リレーを制御するとともに、前記補機用バッテリの電圧に基づいて前記DC/DCコンバータを制御する制御手段と、を備えたバッテリの昇温システムであって、前記制御手段は、前記駆動用バッテリの昇温完了後、前記DC/DCコンバータを停止して、この状態において、前記補機用バッテリの電圧が低下しつつ、前記ヒータの温度が上昇している場合に前記リレーが溶着していると判断することを特徴とする。
本発明によれば、コストの増加を抑制することができるとともに、リレーの溶着を検出することができる。
本発明のバッテリの昇温システムをハイブリッド自動車に適用した実施形態について説明する。図1に示すように、ハイブリッド自動車のハイブリッドシステム1は、駆動輪12を駆動するモータジェネレータMG2及びエンジン10と、エンジン10の動力を駆動輪12またはモータジェネレータMG1に伝達する動力分割機構11と、モータジェネレータMG2に電力を供給する駆動用バッテリ20と、エンジン10の動力を受けて発電するモータジェネレータMG1と、駆動用バッテリ20から出力された直流電力を交流電力に変換して、交流電力をモータジェネレータMG2に出力するインバータ13と、駆動用バッテリ20の充放電や駆動用バッテリ20からインバータ13への電力供給等を制御する制御手段としてのコントローラ40とを備えている。
図1において、駆動用バッテリ20は、電気的に直列に接続された複数の単電池を有している。駆動用バッテリ20を構成する単電池の数は、駆動用バッテリ20の要求出力等に基づいて適宜設定することができる。駆動用バッテリ20には、駆動用バッテリ20の温度を検出する温度センサ21が設けられている。温度センサ21は検出結果をコントローラ40に出力する。駆動用バッテリ20としては、例えば、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。
駆動用バッテリ20は、正極ラインPL及び負極ラインNLを介してインバータ13に接続されている。正極ラインPL及び負極ラインNLには、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gがそれぞれ設けられている。車両のイグニッションスイッチがオフからオンに切り替わったとき、コントローラ40は、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gをオフからオンに切り替えることによって、駆動用バッテリ20をインバータ13に接続する。これにより、図1に示すハイブリッドシステム1は起動状態(Ready−On)となる。
また、車両のイグニッションスイッチがオンからオフに切り替わったとき、コントローラ40は、システムメインリレーSMR−B,SMR−Gをオンからオフに切り替えて、駆動用バッテリ20とインバータ13との接続を切断する。これにより、ハイブリッドシステム1は停止状態(Ready−Off)となる。
インバータ13は、駆動用バッテリ20から出力された直流電力を交流電力に変換し、交流電力をモータジェネレータMG2に出力する。モータジェネレータMG2は、インバータ13から出力された交流電力を受けて駆動輪12を駆動する。
動力分割機構11は、エンジン10の動力を駆動輪12またはモータジェネレータMG1に伝達する。モータジェネレータMG1はエンジン10の動力を受けて発電する。モータジェネレータMG1が生成した電力(交流電力)は、インバータ13を介してモータジェネレータMG2に供給され、あるいは、駆動用バッテリ20に供給される。モータジェネレータMG1が生成した電力を、モータジェネレータMG2に供給すれば、モータジェネレータMG2が駆動輪12を駆動することができる。モータジェネレータMG1が生成した電力を駆動用バッテリ20に供給すれば、駆動用バッテリ20を充電することができる。
車両を減速または停止するとき、モータジェネレータMG2は、車両の制動時に発生する運動エネルギを電気エネルギ(交流電力)に変換する。インバータ13は、モータジェネレータMG2が生成した交流電力を直流電力に変換し、直流電力を駆動用バッテリ20に出力する。これにより、駆動用バッテリ20は回生電力を蓄えることができる。
次に、駆動用バッテリ20を温める昇温システムについて説明する。昇温システムは、駆動用バッテリ20を温めるヒータ32と、ヒータ32に電力を供給する補機用バッテリ30と、補機用バッテリ30とヒータ32との電力経路を接続または切断するリレー33と、駆動用バッテリ20の電力を電圧変換して補機用バッテリ30に供給するDC/DCコンバータ22と、駆動用バッテリ20の温度に基づいてリレー33を制御するコントローラ40とを備えている。
正極ラインPLにおけるシステムメインリレーSMR−Bとインバータ13との間と、負極ラインNLにおけるシステムメインリレーSMR−Gとインバータ13との間とには、DC/DCコンバータ22が接続されている。DC/DCコンバータ22には、空調システムやオーディオシステム等の補機31、補機用バッテリ30及びヒータ32が接続されている。
DC/DCコンバータ22は、駆動用バッテリ20と補機用バッテリ30等との電力経路を接続または切断する機能を備えている。DC/DCコンバータ22の動作はコントローラ40によって制御される。DC/DCコンバータ22がオン(作動)されると、DC/DCコンバータ22は、駆動用バッテリ20の出力電圧を降圧して、降圧後の電力を補機31、補機用バッテリ30及びヒータ32にそれぞれ供給する。また、DC/DCコンバータ22がオフ(停止)されると、駆動用バッテリ20と補機用バッテリ30等とは切断された状態となり、この状態では、補機用バッテリ30、補機31及びヒータ32は、補機用バッテリ30を電力供給源とした閉じた回路になる。なお、この状態では、補機用バッテリ30から補機31及びヒータ32に電力が供給される。
補機用バッテリ30には、補機用バッテリ30の電圧を検出する電圧センサ34が設けられている。電圧センサ34は検出結果をコントローラ40に出力する。また、補機用バッテリ30としては、バッテリ温度が低い状態でも、その入出力性能が低下にくい電池、例えば、鉛蓄電池等を使用する。
ヒータ32は、駆動用バッテリ20の近傍に配置されている。ヒータ32とDC/DCコンバータ22または補機用バッテリ30との間には、ヒータ32への電力経路を接続または切断するリレー33が配置されている。リレー33は、コントローラ40からの制御信号によりオンオフされる。リレー33がオンされるとヒータ32への電力供給が行われ、オフされると電力供給が遮断される。ヒータ32への電力供給によりヒータ32が発熱して駆動用バッテリ20が温められる。また、ヒータ32の近傍には、ヒータ32の温度を検出するサーミスタ35が設けられている。サーミスタ35は検出結果をコントローラ40に出力する。
コントローラ40は、駆動用バッテリ20の充放電制御を行う。また、コントローラ40は、駆動用バッテリ20の温度に基づいて、駆動用バッテリ20の昇温の必要性を判断し、昇温の必要があればヒータ32による加熱制御を行う。さらに、ヒータ32のリレー33が溶着しているかの判断も行う。このリレー溶着の判断制御については後述する。
次に、ヒータ32による駆動用バッテリ20の昇温について説明する。コントローラ40は、温度センサ21から駆動用バッテリ20の温度を取得する。取得した駆動用バッテリ20の温度がバッテリ入出力性能を十分に発揮できない温度であったとき、すなわち、低温であったとき、リレー33をオンしてヒータ32に電力供給を行って駆動用バッテリ20を温める。
ヒータ32への電力供給にはいくつかのパターンがある。まず、電圧センサ34の検出電圧に基づいて、補機用バッテリ30の電力が十分に残存していると判断される場合には、補機用バッテリ30の電力をヒータ32に供給する。また、電圧センサ34の検出電圧に基づいて、補機用バッテリ30の電力が十分に残存していないと判断される場合には、DC/DCコンバータ22をオンして、駆動用バッテリ20の電力をDC/DCコンバータ22を介してヒータ32に供給する。このとき、駆動用バッテリ20の電力は、補機用バッテリ30にも供給されて、駆動用バッテリ20の電力によって補機用バッテリ30は充電される。また、駆動用バッテリ20の電力は補機31にも供給される。さらに、ハイブリッドシステム1が図示しない外部電源に接続されている場合には、DC/DCコンバータ22をオンして、外部電源からの電力をDC/DCコンバータ22を介してヒータ32に供給する。
次に、リレー33の溶着を判断する制御について、図2に示すフローチャートを参照して説明する。このフローチャートによる制御はコントローラ40によって行われる。図2において、ステップS10ではヒータ32が発熱しているかを判断する。すなわち、ステップS10において、サーミスタ35の検出温度を取得して所定温度と比較する。所定温度とは、ヒータ32が発熱状態であるかを判断するための温度であり、例えば、ヒータ32の停止時(非発熱時)の温度よりも高い温度(例えば、環境温度よりも高い温度)に設定される。
そして、ヒータ32が所定温度よりも高い温度である場合(Yes)、ヒータ32が発熱している状態、すなわち、駆動用バッテリ20を加熱している状態であると判断して、ステップS11に進む。また、ヒータ32が所定温度以下である場合(No)、ヒータ32が非発熱状態、すなわち、駆動用バッテリ20を加熱していない状態であると判断して終了する。
ステップS11では、駆動用バッテリ20の温度に基づいて、駆動用バッテリ20の昇温(加熱)の継続または停止を判断する。すなわち、温度センサ21の検出温度を取得して、駆動用バッテリ20の温度を検出する。駆動用バッテリ20の温度が入出力性能を十分に発揮できる温度以上である場合(Yes)、駆動用バッテリ20の昇温は必要なくなったと判断して、駆動用バッテリ20の昇温を停止する。この昇温停止に基づいてリレー33はオフされて、ステップS12に進む。また、駆動用バッテリ20の温度が入出力性能を十分に発揮できる温度に達していない場合(No)、駆動用バッテリ20の昇温を継続する必要があると判断して、駆動用バッテリ20の昇温を継続して終了する。
ステップS12では、リレー33の溶着を判断するための準備として、DC/DCコンバータ22をオフしてステップS13に進む。DC/DCコンバータ22をオフ(停止)することによって、駆動用バッテリ20と補機用バッテリ30等とは切断された状態となり、この状態では、補機用バッテリ30、補機31及びヒータ32は、補機用バッテリ30を電力供給源とした閉じた回路になる。
ステップS13ではリレー33の溶着を判断する。そのために補機用バッテリ30の電圧状態及びヒータ32の温度状態を検出する。すなわち、電圧センサ34の検出電圧を取得して補機用バッテリ30の電圧が低下している状態であるかを判断する。また、サーミスタ35の検出温度を取得して、ヒータ32の温度が上昇しているかを判断する。
ステップS13においては、補機用バッテリ30、ヒータ32、リレー33及び補機31は、補機用バッテリ30を電力供給源とした閉じた回路であるため、リレー33が溶着していると、補機用バッテリ30の電力がヒータ32に供給され続けてヒータ32の温度が上昇する。このため、補機用バッテリ30の電圧が低下し続けている状態と、ヒータ32の温度が上昇し続けている状態とが同時に検出された場合、リレー33が溶着していると判断できる。
また、補機用バッテリ30の電圧が低下し続けている状態であっても、ヒータ32の温度が上昇し続けていない状態は、車両の空調システムやオーディオシステム等の補機31が使用されている状態であり、リレー33は溶着していないと判断できる。すなわち、リレー33がオフしてヒータ32が停止している。また、補機31によって補機用バッテリ30の電力が消費されている状態であり、このためリレー33は正常に動作していると判断できる。
よって、ステップS13では、所定時間の間、電圧センサ34の検出電圧及びサーミスタ35の検出温度をそれぞれ取得して、検出電圧及び検出温度の変化を観察する。その結果、補機用バッテリ30の電圧が低下している状態であり、かつ、ヒータ32の温度が上昇している状態であれば(Yes)、ステップS14に進みリレー33が溶着していると判断する。また、補機用バッテリ30の電圧が低下している状態であっても、ヒータ32の温度が上昇していない状態では(No)、リレー33は溶着していないと判断する。また、このとき、DC/DCコンバータ22をオフからオンに切り替える。DC/DCコンバータ22をオンすることによって、補機用バッテリ30等への電力供給が行うことができる。
ここで、リレー33の溶着を判断するために、補機用バッテリ30の電圧とヒータ32の温度とを同時に検出する理由について説明する。補機用バッテリ30の電圧及びヒータ32の温度の2つの状態に基づいて、リレー33の溶着を判断するので、リレー33の溶着を確実かつ正確に判断することができる。
また、補機用バッテリ30の電圧及びヒータ32の温度の2つの状態を検出しているので、ステップS13において、リレー33が溶着していないと判断(No)されたとき、例えば、補機用バッテリ30の電圧が低下していない状態(補機31停止状態及びリレー33オフ状態)と、ヒータ32の温度が上昇している状態とが同時に検出された場合、サーミスタ35が故障等により異常であると判断することができる。すなわち、この場合では、ヒータ32に電力供給されていない状態であるのに、ヒータ32の温度上昇が検出されるので、サーミスタ35の異常を検出することができる。
ステップS14では、リレー33の溶着を示す警告表示を行う。なお、リレー33への電力経路を遮断する図示しない遮断手段等を作動させてもよい。また、このリレー33の溶着を判断するフローチャートは、駆動用バッテリ20を温める毎に行う。すなわち、リレー33を駆動する毎にリレー33の溶着を判断する。
このように、駆動用バッテリ20の昇温後に、DC/DCコンバータ22をオフ(停止)することによって、補機用バッテリ30、補機31、ヒータ32及びリレー33を、補機用バッテリ30を電力供給源とする閉じた回路とする。そして、補機用バッテリ30の電圧及びヒータ32の温度を検出することによって、補機用バッテリ30の電圧低下状態及びヒータ32の温度上昇状態が同時に検出された場合に、リレー33が溶着していると判断することができる。
また、リレー33の溶着判断のために専用の検出手段等を追加することなく、既存の構成に基づいて、リレー33の溶着を判断することができる。このため、低コストでリレー33の溶着を判断することができる。
1 ハイブリッドシステム、20 駆動用バッテリ、21 温度センサ、22 DC/DCコンバータ、30 補機用バッテリ、31 補機、32 ヒータ、33 リレー、34 電圧センサ、35 サーミスタ、40 コントローラ。
Claims (1)
- 車両の走行用モータに電力を供給する駆動用バッテリと、
前記駆動用バッテリを温めるヒータと、
前記ヒータ及び補機に電力を供給する補機用バッテリと、
前記補機用バッテリと前記ヒータとの電力経路を接続または切断するリレーと、
前記駆動用バッテリと前記補機用バッテリとの電力経路を接続または切断するとともに、接続時には前記駆動用バッテリの電力を電圧変換して前記補機用バッテリに供給するDC/DCコンバータと、
前記駆動用バッテリの温度に基づいて前記リレーを制御するとともに、前記補機用バッテリの電圧に基づいて前記DC/DCコンバータを制御する制御手段と、
を備えたバッテリの昇温システムであって、
前記制御手段は、前記駆動用バッテリの昇温完了後、前記DC/DCコンバータを停止して、この状態において、前記補機用バッテリの電圧が低下しつつ、前記ヒータの温度が上昇している場合に前記リレーが溶着していると判断することを特徴とするバッテリの昇温システム。
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Cited By (2)
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CN111098846A (zh) * | 2020-01-08 | 2020-05-05 | 中国第一汽车股份有限公司 | 一种车用混合动力电气系统及汽车 |
JP2022549061A (ja) * | 2020-08-21 | 2022-11-24 | エルジー エナジー ソリューション リミテッド | バッテリ装置およびヒータの診断方法 |
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- 2016-02-12 JP JP2016024605A patent/JP2017143691A/ja active Pending
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