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JP2017036673A - 車両の動力伝達系回転制御装置 - Google Patents

車両の動力伝達系回転制御装置 Download PDF

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JP2017036673A JP2015156440A JP2015156440A JP2017036673A JP 2017036673 A JP2017036673 A JP 2017036673A JP 2015156440 A JP2015156440 A JP 2015156440A JP 2015156440 A JP2015156440 A JP 2015156440A JP 2017036673 A JP2017036673 A JP 2017036673A
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雄一 内藤
郁也 石神
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Abstract

【課題】車両を急加速操作した場合でも、過大なトルクが動力伝達系に掛かるのを防止することができる車両の動力伝達系回転制御装置を提供する。
【解決手段】動力伝達系回転制御装置20は、エンジン2の出力Pをトルクコンバータ3の入力軸4に伝達し、変速した回転動力Qを出力軸7から動力伝達系8に伝達して走行するキャリヤ1に搭載される。操作時のアクセル操作量Lと、アイドリング回転数と上限の回転数との範囲にある回転領域内で、回転数の変化増減量δを累積的に加えてなるアクセル指令値Mと、を有する。目標のアクセル操作量Lの値に達するまでの間、アクセル指令値Mを、アクセルの操作時間tを変数とする傾きαの一次関数で、傾きαの大きさを抑制した状態で処理してなる回転数応答遅延手段21を備える。キャリヤ1が正の加速度を有した後退走行状態では、回転数応答遅延手段21の実行で、入力軸4の回転を制御する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば、重量物を搬送するキャリヤ等で、トルクコンバータを通じて、エンジンの出力を動力伝達系に伝達して走行する車両の動力伝達系回転制御装置に関する。
特許文献1は、スピードスプレーヤー等の自走車両を対象としたエンジン出力制御装置について、開示されている。この装置は、自走車両のエンジンから駆動輪へ回転動力を伝達する動力伝達系で、この動力伝達系にかかるトルクを検出する歪ゲージと、この歪ゲージにより検出されたトルクが過大である場合に、エンジンの出力を強制的に低下させるアクチュエータを備えたものである。特許文献1によれば、動力伝達系にかかるトルクが過大になるのを回避して、過大なトルクに因る動力伝達系の破損を防止することができるとされている。
ところで、製鉄所や造船所等の工場内では、100トンを超える重量物を移動先まで搬送するのに、キャリヤが用いられている。その一種である機械式キャリヤは、エンジンからの出力をトルクコンバータ(torque converter)に伝達して変速し、変速した回転力をプロペラシャフトに伝えて、差動装置等を介して駆動輪に伝達されて走行する。トルクコンバータは、前進複数段のギヤと後退1段のギヤからなり、ロックアップ機構のない変速機である。前進1速ギヤ等とバックギヤとを選択することにより、機械式キャリヤは、前進または後退する。従来、このような機械式キャリヤは、特許文献1のようなエンジン出力制御装置を備えておらず、プロペラシャフトや差動装置等の動力伝達系にかかるトルクの制御は、行われていない。
特開平3−275951号公報
しかしながら、トルクコンバータでは、出力軸側の回転動力は、エンジンから出力される回転力を入力した入力軸側のポンプインペラの回転により、流体を介して従動的にタービンランナーに伝達されて生じるため、発進時には、出力軸側と入力軸側との間に相対的な回転数差が必然的に生じる。バックギヤと前進1速ギヤは、ギヤ比を他の段より高く設定されているため、オペレータが発進時に、アクセルペダルを必要以上に踏み込んで加速すると、エンジン回転数が急激に高くなり、エンジン出力が上昇し過ぎてしまう。このとき、トルクコンバータでは、出力軸側と入力軸側との回転数差がより大きくなり、これに起因して、入力軸側の回転に基づく相対的なトルクが、出力軸側の動力伝達系に過大に作用する。従来の機械式キャリヤでは、特許文献1のエンジン出力制御装置のような装置がなく、動力伝達系のトルク制御をトルクコンバータの出力側で行っていないため、このような過大なトルクが出力軸側の動力伝達系に生じると、プロペラシャフト等が破損してしまう虞があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、車両を急加速操作した場合でも、過大なトルクが動力伝達系に掛かるのを防止することができる車両の動力伝達系回転制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る車両の動力伝達系回転制御装置は、以下の構成を有する。
(1)走行条件に対応してエンジンを電気的に制御する制御部を備え、エンジンの出力をトルクコンバータの入力軸に伝達し、変速した回転力を出力軸から動力伝達系に伝達して走行する車両に搭載され、動力伝達系の回転を制御する車両の動力伝達系回転制御装置において、前記車両は、重量物を搬送するキャリヤであること、前記エンジンの回転数を制御するアクセルの開度状態に対し、前記制御部が指示する制御部指令値と、操作時の前記アクセルの開度量であるアクセル操作値と、前記制御部指令値と1対1の関係で対応する前記エンジンの回転数に対し、アイドリング回転数と上限の回転数との範囲にある回転領域内で、単位時間当たりの回転数の変化増減量を累積的に加えてなるアクセル指令値と、を有し、目標とする前記アクセル操作値に達するまでの間、前記アクセル指令値を、前記アクセルの操作時間を変数とする傾きα(α≠0、かつα≠∞)の一次関数で、前記傾きαの大きさを抑制した状態で処理してなる回転数応答遅延手段を備えること、前記車両が加速度を有した走行状態では、前記回転数応答遅延手段を実行することにより、前記制御部が、前記入力軸の回転を制御すること、を特徴とする。
(2)(1)に記載する車両の動力伝達系回転制御装置において、前記変化増減量は、前記エンジンの回転数に対し、設定時間内にスキャニングして把握した変化量であり、予め任意に設定可能な定量値であること、を特徴とする。
(3)(1)または(2)に記載する車両の動力伝達系回転制御装置において、前記トルクコンバータは、前記車両の前進走行で駆動する複数段の前進用ギヤと、後退走行で駆動する単数段の後退用ギヤとを有し、前記複数段の前進用ギヤのうち、ギヤ比の最も高い第1速ギヤ、または前記後退用ギヤの少なくとも一方のギヤで、前記出力軸が回転する状態にあるとき、前記入力軸は、前記回転数応答遅延手段によって回転制御されること、を特徴とする。
上記構成を有する本発明の車両の動力伝達系回転制御装置の作用・効果について説明する。
(1)走行条件に対応してエンジンを電気的に制御する制御部を備え、エンジンの出力をトルクコンバータの入力軸に伝達し、変速した回転力を出力軸から動力伝達系に伝達して走行する車両に搭載され、動力伝達系の回転を制御する車両の動力伝達系回転制御装置において、車両は、重量物を搬送するキャリヤであること、エンジンの回転数を制御するアクセルの開度状態に対し、制御部が指示する制御部指令値と、操作時のアクセルの開度量であるアクセル操作値と、制御部指令値と1対1の関係で対応するエンジンの回転数に対し、アイドリング回転数と上限の回転数との範囲にある回転領域内で、単位時間当たりの回転数の変化増減量を累積的に加えてなるアクセル指令値と、を有し、目標とするアクセル操作値に達するまでの間、アクセル指令値を、アクセルの操作時間を変数とする傾きα(α≠0、かつα≠∞)の一次関数で、傾きαの大きさを抑制した状態で処理してなる回転数応答遅延手段を備えること、車両が加速度を有した走行状態では、回転数応答遅延手段を実行することにより、制御部が、入力軸の回転を制御すること、を特徴とする。これにより、オペレータが主に走行発進時に、アクセルペダルをフルに踏み込んで加速しても、回転数応答遅延手段を実行した場合のエンジンのレスポンス時間は、回転数応答遅延手段を実行しない通常の場合のレスポンス時間より長くなって、エンジンの回転は、緩やかに上昇する。すなわち、トルクコンバータの入力軸も、急激に回転せず、より緩やかに回転しながら、エンジンの出力が出力軸側に伝達され、トルクコンバータにおいて、出力軸側と入力軸側との回転数差が、より小さく抑制される。そのため、トルクコンバータで変速された回転動力が動力伝達系に伝達するときに、出力軸側と入力軸側との回転数差に起因して、入力軸側の回転に基づく相対的なトルクが、出力軸側の動力伝達系に過大に作用することを抑止できる。ひいては、プロペラシャフト等の動力伝達系が、このような過大なトルクによって破損するのを防止することができる。
従って、本発明に係る車両の動力伝達系回転制御装置によれば、車両を急加速操作した場合でも、過大なトルクが動力伝達系に掛かるのを防止することができる、という優れた効果を奏する。
特に、(1)に記載する動力伝達系回転制御装置を搭載したキャリヤでは、加速時に、オペレータがアクセルペダルを必要以上に踏み込んでキャリヤを運転操作しても、プロペラシャフト等の動力伝達系が破損し難くなっているため、当該キャリヤは、より耐久性の高いキャリヤとなる。
(2)に記載する車両の動力伝達系回転制御装置において、変化増減量は、エンジンの回転数に対し、設定時間内にスキャニングして把握した変化量であり、予め任意に設定可能な定量値であること、を特徴とする。これにより、変化増減量の値が、トルクコンバータ内の駆動ギヤ、及び差動装置内のディファレンシャルギヤにおけるギヤ比を考慮して、適切に選択できる。
(3)に記載する車両の動力伝達系回転制御装置において、トルクコンバータは、車両の走行で駆動する複数段の前進用ギヤと、後退走行で駆動する単数段の後退用ギヤとを有し、複数段の前進用ギヤのうち、ギヤ比の最も高い第1速ギヤ、または後退用ギヤの少なくとも一方のギヤで、出力軸が回転する状態にあるとき、入力軸は、回転数応答遅延手段によって回転制御されること、を特徴とする。これにより、トルクコンバータにおいて、出力軸側と入力軸側との回転数差がより大きくなるのが、オペレータがアクセルペダルを一気に踏み込んで加速した前進発進時や、後退発進時であり、車両におけるプロペラシャフト等の動力伝達系の破損が効果的に防止できる。
実施形態に係るキャリヤの動力伝達系統の構成を説明する概略図である。 実施形態に係るキャリヤのPLCの要部を示す模式図である。 ポテンショメータの出力電圧とアクセル操作量の関係を示すグラフである。 ECU指令値とエンジン回転数との関係を示すグラフである。 実施形態に係る動力伝達系回転制御装置を搭載したキャリヤを、停止状態から後退発進させる場合に、エンジンの回転制御のプロセスを示すフローチャート図である。 スロースタート処理に関する状態遷移図である。 通常スタート処理におけるアクセル操作量と時間、及びアクセル指令値と時間の関係を示すグラフである。 スロースタート処理におけるアクセル操作量と時間、及びアクセル指令値と時間の関係を示すグラフである。 エンジンにおけるレスポンス時間とエンジン回転数との関係を示すグラフである。
(実施形態)
以下、本発明に係る車両の動力伝達系回転制御装置について、実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。車両は、本実施形態では、主に製鉄所や造船所等の工場内で、例えば、100トンを超える鋼材等の重量物を移動先まで搬送するのに用いられるキャリヤ(詳細な図示は省略)であり、キャビンで運転操作を行って自走する。図1は、キャリヤの動力伝達系統の構成を説明する概略図である。
キャリヤ1は、ディーゼルエンジン2を動力源とし、エンジン2の出力Pをトルクコンバータ3の入力軸4に伝達し、変速した回転動力Qを出力軸7からプロペラシャフト、差動装置等の動力伝達系8を通じて駆動輪9に伝達され、前進方向または後退方向に走行する。このキャリヤ1は、操舵等の運転操作条件の制御を行うプログラマブルロジックコントローラ(PLC:programmable logic controller)10(制御部)と、走行条件に対応してエンジン2を電気的に制御するエンジンコントロールユニット(ECU:engine control unit)16(制御部)とを備えている。
トルクコンバータ3は、入力軸4のほか、流体5と、ギヤユニット6と、このギヤユニット6と一体構造の出力軸7等とを有し、周知技術で構成されたロックアップ機構のない変速機である。トルクコンバータ3は、PLC10と電気的に接続するトランスミッションコントロールユニット(TCU:transmission control unit)による制御で、エンジン2の動きと連動しながら動作する。ギヤユニット6は、キャリヤ1を前進走行に向けて回転する複数段の前進用ギヤFgと、後退走行に向けて回転する単数段の後退用ギヤRgとを有する。オペレータが、運転席にあるセレクタのポジションをDレンジにセットすると、ギヤユニット6では、エンジン2の出力Pが、複数段の前進用ギヤFgの回転により入力軸4から出力軸7に伝達され、キャリヤ1は前進走行する。また、セレクタがRレンジのポジションにセットされると、エンジン2の出力Pが、後退用ギヤRgの回転により入力軸4から出力軸7に伝達され、キャリヤ1は後退走行する。また、セレクタがNレンジのポジションにセットされると、ギヤユニット6はニュートラル状態となり、エンジン2の出力Pは、入力軸4から出力軸7に伝達されず、キャリヤ1は走行しない。
エンジン2は、アイドリング回転数を600rpmとし、後退用ギヤRgで後退走行する場合を除き、最大回転数を2100rpmとしており、アイドリング回転数と最大回転数との回転可能領域を1500rpmとしている。但し、後退用ギヤRgで後退走行する場合には、本実施形態では、エンジン回転数(実回転数)の上限を1400rpmに抑え、回転可能領域を800rpmに制限している。本実施形態では、後退用ギヤRgが、ギヤユニット6のうち、ギヤ比を最も高く設定したギヤであり、オペレータが後退発進時に、アクセルペダルを必要以上に踏み込んで加速し、エンジン回転数が急激に高くなって、エンジン出力が上昇し過ぎてしまうのを防ぐためである。
上述した制限があると、回転可能領域は、制限なしの場合に比べ、800/1500×100=53.3(%)に絞られる。そのため、オペレータが後退発進時に、たとえアクセルペダルをフルに踏み込んでも、エンジン2は、上限の回転数1400rpmまでしか回転しない。
図2は、PLCの要部を示す模式図である。PLC10は、中央演算ユニット(CPU)11、リードオンリーメモリ(ROM)12、ランダムアクセスメモリ(RAM)13等から構成された公知のマイコンを有し、RAM13等に予め記憶した各種プログラムに基づき、例えば、エンジン回転数、アクセル開度の制御、ポテンショ出力等の所定の制御を行う。PLC10は、ECU16やTCUとも、電気的に接続されている。また、後述する回転数応答遅延手段21と回転数変化把握手段22は、RAM13に格納されている。
PLC10には、操作時のアクセルペダルの踏込み量に応じて検出したアクセル位置の検出信号が、アクセルセンサ15より入力される。すなわち、この検出信号は、PLC10内のプログラム上で、下記[1]式により、アクセルペダルに設置されたポテンショメータの出力電圧に基づいて算出され、アクセル操作量Lとして出力変換される。具体的には、
アクセル操作量L(%)=25×v−12.5 …[1]
v;ポテンショメータの出力電圧(0.5≦v≦4.5)(単位;V)
後述する通常スタート処理の場合、ポテンショメータでは、アクセルペダルの踏込みがない状態は、出力電圧0.5Vで、アクセル操作量L=0%である。フルに踏込んだ状態は、出力電圧4.5Vで、アクセル操作量L=100%である。その中間の状態は、出力電圧2.5Vで、アクセル操作量L=50%である(図3参照)。
また、PLC10は、ECU16にECU指令値K(制御部指令値)を出してアクセルの開度状態を制御することで、エンジン2の回転数を制御する。本実施形態に係る動力伝達系回転制御装置20は、このようなPLC10と共に、回転数応答遅延手段21と回転数変化把握手段22を有して構成され、回転数応答遅延手段21の実行に基づき、ECU16で入力軸4の回転を制御することにより、出力軸7の回転を調整する。
回転数応答遅延手段21は、目標とするアクセル操作量Lの値に達するまでの間、アクセル指令値Mを、アクセルペダルを踏む操作時間tを変数とする傾きα(α≠0、かつα≠∞)の一次関数で、傾きαの大きさを抑制した状態で処理してなるプログラムである。アクセル指令値Mは、ECU指令値Kと1対1の関係で対応するエンジン2の回転数に対し、アイドリング回転数と上限の回転数との範囲にある回転領域内で、設定した単位時間T当たりの回転数の変化増減量δを累積的に加えた演算上のベクトル量である。変化増減量δを用いるのにあたり、回転数変化把握手段22は、設定時間T内でエンジン2の回転数の変化量を把握するプログラムである。
アクセル指令値Mは、ECU指令値Kであるアナログ電圧信号(0〜10V)を決定するのに用いるプログラム上の値であり、ECU指令値Kが0Vで、アクセル指令値M=0%、10Vで、アクセル指令値M=100%となり、アナログ電圧信号の変化に正比例する。また、エンジン2の回転数は、ECU指令値K=0Vでアイドリング回転数600rpmとなり、ECU指令値K=10Vで最大回転数2100rpmになる(図4参照)。
キャリヤ1が加速度を有する走行状態の一つとして、本実施形態では、ギヤユニット6のうち、ギヤ比の最も高い後退用ギヤRgで出力軸7を駆動させて発進状態にあるときにのみ、PLC10内で、回転数応答遅延手段21による処理が実行される(以下、「スロースタート処理」と称する)。このスロースタート処理は、入力軸4の回転を抑制するものである。その反対に、キャリヤ1が、ギヤユニット6における複数段の前進用ギヤFgのうち、ギヤ比の最も高い第1速ギヤLgや、第2速ギヤ等で出力軸7を駆動させて発進するときには、回転数応答遅延手段21による処理は行われない(以下、「通常スタート処理」と称する)。通常スタート処理では、入力軸4の回転数は抑制されていない。
なお、ギヤユニット6において、複数段の前進用ギヤFgのうち、第1速ギヤLgで出力軸7を駆動させて発進状態にあるときに、回転数応答遅延手段21による処理が実行されても良い。また、回転数応答遅延手段21による処理の実行を、後退用ギヤRgと第1速ギヤLgの駆動時の両方に適用しても良い。
次に、本実施形態に係る動力伝達系回転制御装置20の動きについて、具体的にキャリヤ1を停止状態から発進させる場合を挙げて、図5に示すフローチャート図に沿いながら説明する。図5は、実施形態に係る動力伝達系回転制御装置を搭載したキャリヤを、停止状態から後退発進させる場合に、エンジンの回転制御のプロセスを示すフローチャート図である。図6は、スロースタート処理に関する状態遷移図である。図7は、通常スタート処理におけるアクセル操作量と時間、及びアクセル指令値と時間の関係を示すグラフである。図8は、スロースタート処理におけるアクセル操作量と時間、及びアクセル指令値と時間の関係を示すグラフである。
はじめに、オペレータが、セレクタをNレンジにセットし、トルクコンバータ3をニュートラル状態にして、エンジン2がアイドリング回転数600rpmで作動したまま、キャリヤ1は停車している。次に、オペレータが、キャリヤ1を走行させるのにあたり、セレクタをRレンジにセットして、後退方向に発進するか否かを選択する(S11)。セレクタをDレンジにセットし、すぐに複数段の前進用ギヤFgで出力軸7を駆動させて、前進方向に発進する場合や、セレクタをNレンジにセットしたまま、アイドリング状態をしばらく維持した後に、Dレンジにセットして前進方向に発進する場合には、S12に進み、通常スタート処理を行う。セレクタが、Rレンジ以外のDレンジやNレンジにセットされる場合には、図6に示すように、回転数応答遅延手段21による処理は待機状態になる。
S12において、通常スタート処理では、アクセル指令値Mとアクセル操作量Lとは、アクセル指令値M(%)=アクセル操作量L(%)の関係にあり、アクセル指令値Mは、前述した[1]式を適用することにより算出される。図7に示すように、アクセル指令値Mは、アクセル操作量Lをそのまま用いられる。
一方、セレクタをRレンジにセットして、後退方向に発進する場合には、S13に進み、スロースタート処理を行う。S13では、オペレータが、セレクタをRレンジにセットしたとき、Rレンジにセットされたことを検知した「Rレンジ検知信号」が、TCUからPLCに出力される。そして、PLC10で、この「Rレンジ検知信号」がTCUによって検出されると、スロースタート処理として、回転数応答遅延手段21による処理が実行される。
キャリヤ1の走行状態は、加速制御・減速制御・定速の3つの状態に大別できる。スロースタート処理は、正(増速を正、減速を負としている)の大きさの加速度で後退方向に発進する加速制御時のみに適用して実行される。そのため、Rレンジにセットされていても、キャリヤ1が、十分に加速して、加速度の大きさが0である定速で、後退走行する状態になったところで、スロースタート処理の実行が解除され、その解除以降、通常スタート処理と同じ内容が行われる。つまり、アクセル指令値Mが、目標値となるアクセル操作量Lに達しており、図6に示す状態遷移図に記した条件(c)を満たす場合である。
また、キャリヤ1が、加速度の大きさが負である減速制御で後退走行している場合、エンジン2の回転数が急激に低下せず、入力軸4側の回転に基づく相対的なトルクが、出力軸7側の動力伝達系8に過大に作用することはない。そのため、スロースタート処理を実行する必要がなく、通常スタート処理と同様、アクセル指令値M(%)はアクセル操作量L(%)と同じである。また、そのアクセル指令値Mは、目標値となるアクセル操作量Lより小さくなり、図6に示す状態遷移図に記した条件(b)を満たす。
次に、S13において、加速度の大きさが正である加速制御で後退走行している場合には、アクセルペダルを踏んでスロースタート処理を行う。スロースタート処理では、アクセル操作量Lの目標値に達するまで、先のアクセル指令値Mに、その少量の指令値を繰り返し積算することで、エンジン回転数の上昇を緩やかにして、上限のエンジン回転数1400rpmに達するまでの時間をより長くする(図6中、条件(a))。換言すれば、次の指令値演算式が適用される。
次のアクセル指令値M(%)=先のアクセル指令値M(%)+1スキャン増加量(%) …[2]
すなわち、図8(b)に示すように、この指令値演算式をグラフで表示すると、回転数応答遅延手段21は、加速制御の始点から、定速域となる目標のアクセル操作量Lに達する終点までの間、アクセル指令値Mを、アクセルを踏む操作時間tを変数とする傾きα(α≠0、かつα≠∞)の一次関数で、傾きαの大きさを抑制した状態で処理している。
1スキャン増加量とは、前述した変化増減量δ(%)を意味する。変化増減量δは、0.001≦δ≦10の範囲内で任意に設定され、本実施形態では、δ=0.05%としている。変化増減量δの値を小さくとると、キャリヤ1の後退発進時の加速度が小さくなり、大きくとると、加速度が大きくなる。また、回転数変化把握手段22は、本実施形態では、設定時間T=10ms内に、エンジン2の回転数の変化量(変化増減量δ)をスキャニングして把握する。
図5に示すフローチャート図に戻り、S14では、回転数応答遅延手段21が、上記[2]式により演算された「次のアクセル指令値M」を算出し、S15で、この算出値に基づいて出力換算を行う。そして、S16では、回転数応答遅延手段21は、その出力換算値であるECU指令値Kを、PLC10からECU16に指令してアクセルの開度状態を制御する。これにより、エンジン2の回転数が上昇する(S17)。かくして、停車していたキャリヤ1は走行する。
ところで、通常スタート処理の場合、アクセルペダルを一気に踏込んで加速制御を行うと、エンジン2の回転数は、図9に示す実線のように、僅かな大きさの時間t1(0<t1)で上限回転数1400rpmに達する。このとき、後退用ギヤRgで出力軸7を駆動させ、大きさが正の加速度で後退走行する場合に、もし通常スタート処理を行うと、トルクコンバータ3では、入力軸4の回転数が急激に高くなり、停止状態にあった出力軸7が、流体5を介して従動的に回転して、出力軸7側と入力軸4側との回転数差がより大きくなる。そして、これに起因して、入力軸4側の回転に基づく相対的なトルクが、出力軸7側の動力伝達系8に過大に作用し、特にプロペラシャフトでは、負荷が大きく掛かって、破損する虞がある。
これに対し、スロースタート処理を行えば、エンジン2の回転可能領域が、前進走行する場合との対比で53.3%に抑制されているため、アクセルペダルがフルに踏まれた状態でも、アクセル操作量Lは53.3%となる(図8(a)参照)。
また、キャリヤ1が、後退用ギヤRgで出力軸7を駆動させ、大きさが正の加速度で後退走行するとき、オペレータが、たとえアクセルペダルをフルに踏込んだ状態にあっても、エンジン2は、アイドリング回転数600rpmから800rpmだけ上昇し、上限回転数1400rpmで頭打ちになる。この上限回転数1400rpm時におけるアクセル操作量Lは、53.3%であり、この値が、アクセル指令値Mを演算処理する上での目標値となる。また、エンジン2がアイドリング状態では、アクセル指令値Mは0%である。
オペレータが、エンジン2の回転数を、アイドリング回転数600rpmから上限回転数1400rpmまで一気に上昇させてキャリヤ1を後退走行する場合、PLC10では、アクセル指令値M0%から、目標とするアクセル指令値Mが53.3%(=アクセル操作量Lが53.3%)に達するまで、[2]式に示した指令値演算処理を繰り返し行う。すなわち、
目標とするアクセル指令値M53.3(%)÷変化増減量δ0.05(%/10ms)÷100=10.66(s)
つまり、アイドリング回転数600rpmから上限回転数1400rpmに達するまでのエンジン回転上昇時間(レスポンス時間)t2は、10.66(s)となる。
従って、図9に示すように、スロースタート処理の場合、アクセルペダルを一気に踏込んで加速制御を行うと、エンジン2のレスポンス時間t2は、通常スタート処理の場合のレスポンス時間t1よりΔt長くなる。
次に、本実施形態に係るキャリヤ1の動力伝達系回転制御装置20の作用・効果について説明する。キャリヤ1の動力伝達系回転制御装置20は、走行条件に対応してエンジン2を電気的に制御するECU16を備え、エンジン2の出力Pをトルクコンバータ3の入力軸4に伝達し、変速した回転動力Qを出力軸7から動力伝達系8に伝達して走行するキャリヤ1に搭載され、動力伝達系8の回転を制御する。エンジン2の回転数を制御するアクセルの開度状態に対し、ECU16が指示するECU指令値Kと、操作時のアクセルの開度量であるアクセル操作量Lと、ECU指令値Kと1対1の関係で対応するエンジン2の回転数に対し、アイドリング回転数600rpmと上限の回転数1400rpmとの範囲にある回転領域800rpm内で、10ms当たりの回転数の変化増減量δを累積的に加えてなるアクセル指令値Mと、を有する。目標とするアクセル操作量Lの値に達するまでの間、アクセル指令値Mを、アクセルの操作時間tを変数とする傾きα(α≠0、かつα≠∞)の一次関数で、傾きαの大きさを抑制した状態で処理してなる回転数応答遅延手段21を備える。キャリヤ1が正の加速度を有した後退走行状態では、回転数応答遅延手段21を実行することにより、ECU16が、入力軸4の回転を制御する。
これにより、オペレータが後退発進時に、アクセルペダルをフルに踏み込んで加速しても、スロースタート処理を行う場合のエンジン2のレスポンス時間t2は、通常スタート処理の場合のレスポンス時間t1よりΔtだけ長くなって、エンジン2の回転は、緩やかに上昇する。すなわち、トルクコンバータ3の入力軸4も、急激に回転せず、より緩やかに回転しながら、エンジン2の出力Pが出力軸7側に伝達され、トルクコンバータ3において、出力軸7側と入力軸4側との回転数差が、より小さく抑制される。そのため、トルクコンバータ3で変速された回転動力Qが動力伝達系8に伝達するときに、出力軸7側と入力軸4側との回転数差に起因して、入力軸4側の回転に基づく相対的なトルクが、出力軸7側の動力伝達系8に過大に作用することを抑止できる。ひいては、プロペラシャフト等の動力伝達系8が、このような過大なトルクによって破損するのを防止することができる。
従って、本実施形態に係るキャリヤ1の動力伝達系回転制御装置20によれば、キャリヤ1が急加速して後退走行した場合でも、過大なトルクが動力伝達系8に掛かるのを防止することができる、という優れた効果を奏する。
また、変化増減量δは、エンジン2の回転数に対し、設定時間である10ms内にスキャニングして把握した変化量であり、予め任意に設定可能な定量値であること、を特徴とするので、変化増減量δの値が、ギヤユニット6内の前進用ギヤFgや後退用ギヤRg、及び差動装置内のディファレンシャルギヤにおけるギヤ比を考慮して、適切に選択できる。変化増減量δの値がより大きく設定されれば、エンジン回転数の上昇時間を短く調整することができる。その反対に、変化増減量δの値がより小さく設定されれば、エンジン回転上昇時間をより長く調整することができる。
また、トルクコンバータ3は、キャリヤ1の走行で作動する複数段の前進用ギヤFgと、後退走行で作動する単数段の後退用ギヤRgとを有し、後退用ギヤRgで、出力軸7が回転する状態にあるとき、入力軸4は、回転数応答遅延手段21によって回転制御されること、を特徴とする。これにより、トルクコンバータ3において、出力軸7側と入力軸4側との回転数差が最も大きくなるのが、オペレータがアクセルペダルを一気に踏み込んで加速した後退発進時であり、キャリヤ1におけるプロペラシャフト等の動力伝達系8の破損が効果的に防止できる。
また、本実施形態に係る動力伝達系回転制御装置20を搭載する車両は、重量物を搬送するキャリヤ1であること、を特徴とする。これにより、加速時に、オペレータがアクセルペダルを必要以上に踏み込んでキャリヤ1を運転操作しても、プロペラシャフト等の動力伝達系8が破損し難くなっているため、より耐久性の高いキャリヤ1を提供することができる。特に、キャリヤ1が重量物を積載していない空荷状態にあるときには、積荷状態に比べて、キャリヤ1の動力性能が良くなるため、トルクコンバータ3において、出力軸7側と入力軸4側との回転数差がより大きくなり易い。しかしながら、空荷状態で、オペレータがアクセルペダルをフルに踏み込んでキャリヤ1を運転操作しても、動力伝達系回転制御装置20によって、プロペラシャフト等の動力伝達系8は破損し難くい。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できる。
(1)前にも述べたが、例えば、実施形態では、スロースタート処理を、後退用ギヤRgで出力軸7を駆動する後退発進時に適用したが、ギヤユニット6において、複数段の前進用ギヤFgのうち、第1速ギヤLgで出力軸7を駆動させて発進状態にあるときに、回転数応答遅延手段21による処理が実行されても良い。また、回転数応答遅延手段21による処理の実行を、後退用ギヤRgと第1速ギヤLgの駆動時の両方に適用しても良い。
(2)また、実施形態では、出力軸7側の回転動力Qに掛かるトルクを、センサ等で検出せずに、PLC10内のプログラム処理だけでスロースタート処理を行ったが、出力軸側の回転動力に掛かるトルクについて、センサ等で検出した情報を制御部にフィードバックさせて、回転数応答遅延手段による処理を行っても良い。
1 キャリヤ(車両)
2 エンジン
3 トルクコンバータ
4 入力軸
7 出力軸
8 動力伝達系
10 PLC(制御部)
16 ECU(制御部)
20 動力伝達系回転制御装置
21 回転数応答遅延手段
Fg 前進用ギヤ
Rg 後退用ギヤ
Lg 第1速ギヤ
K ECU指令値(制御部指令値)
L アクセル操作量(アクセル操作値)
M アクセル指令値

Claims (3)

  1. 走行条件に対応してエンジンを電気的に制御する制御部を備え、エンジンの出力をトルクコンバータの入力軸に伝達し、変速した回転力を出力軸から動力伝達系に伝達して走行する車両に搭載され、動力伝達系の回転を制御する車両の動力伝達系回転制御装置において、
    前記車両は、重量物を搬送するキャリヤであること、
    前記エンジンの回転数を制御するアクセルの開度状態に対し、前記制御部が指示する制御部指令値と、
    操作時の前記アクセルの開度量であるアクセル操作値と、
    前記制御部指令値と1対1の関係で対応する前記エンジンの回転数に対し、アイドリング回転数と上限の回転数との範囲にある回転領域内で、単位時間当たりの回転数の変化増減量を累積的に加えてなるアクセル指令値と、を有し、
    目標とする前記アクセル操作値に達するまでの間、前記アクセル指令値を、前記アクセルの操作時間を変数とする傾きα(α≠0、かつα≠∞)の一次関数で、前記傾きαの大きさを抑制した状態で処理してなる回転数応答遅延手段を備えること、
    前記車両が加速度を有した走行状態では、前記回転数応答遅延手段を実行することにより、前記制御部が、前記入力軸の回転を制御すること、
    を特徴とする車両の動力伝達系回転制御装置。
  2. 請求項1に記載する車両の動力伝達系回転制御装置において、
    前記変化増減量は、前記エンジンの回転数に対し、設定時間内にスキャニングして把握した変化量であり、予め任意に設定可能な定量値であること、
    を特徴とする車両の動力伝達系回転制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載する車両の動力伝達系回転制御装置において、
    前記トルクコンバータは、前記車両の前進走行で駆動する複数段の前進用ギヤと、後退走行で駆動する単数段の後退用ギヤとを有し、
    前記複数段の前進用ギヤのうち、ギヤ比の最も高い第1速ギヤ、または前記後退用ギヤの少なくとも一方のギヤで、前記出力軸が回転する状態にあるとき、
    前記入力軸は、前記回転数応答遅延手段によって回転制御されること、
    を特徴とする車両の動力伝達系回転制御装置。
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