JP2017018586A - 足指安定サポート具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】足Fの第1指Faと第2指Fbの間の間隙部Fgに差し込まれて用いられる足指安定サポート具であって、下鍔部2と、上鍔部1と、下鍔部2と上鍔部1とを上下一体に連結する中間胴部3と、を有する。中間胴部3は、上下中間位置から上方と下方へ次第に断面積が増加するように周囲を360度何れからみても弯曲凹状に形成される。上鍔部1の上鍔前後寸法が、7mm以上40mm以下に設定され、かつ、下鍔部2の下鍔前後寸法が、17mm以上40mm以下に設定される。さらに、一体成型されたゼリー菓子のように柔らかい弾性材から成り、弾性材はエラストマー又はゴムから成る。
【選択図】図2
Description
このような浮き指を、従来の足指安定サポート具で防止しようとしても、基盤部が第2指の裏面から第5指の裏面まで広範囲に渡って配設されると共に指上方に抜け止め部が無いため、確実に防止できなかった。
浮き指を確実に防止しないと、図17(a)に示す足圧(足裏荷重)分布図のように、第5指(小指)Feが浮いて、体重が支持されず、左右に体が振れやすくなる。また、図17(b)のように、第1指(親指)Faが浮くと、踏ん張りがきかず力が入らない。また、図17(c)のように第2指Fbと第3指Fcと第4指Fdが浮くと、前傾姿勢が困難になる。
例えば、浮き指状態でゴルフプレイを行うと、アドレス姿勢やスイングの際に、安定せず、ショットの方向や飛距離にバラツキが発生することや、足首や腰を痛めやすくなる。
つまり、浮き指を確実に防止しないと、適切に、かつ、思い通りに体を動かすことができず、歩行や運動(プレー)の妨げとなると共に、ケガや故障の原因となるといった問題がある。
例えば、ゴルフプレイの際に装着すると、浮き指が防止され、アドレス姿勢が安定し適切なフォームで力強いスイングを行うことができる。また、アドレス姿勢の調整やスイングを繰り返し行っても位置ズレすることが無く、長時間、適切な装着状態を保持できる。装着したままゴルフコースを歩いても違和感や痛みがほとんど無く、長時間使用できると共にゴルフプレイに集中できる。
本発明に係る足指安定サポート具は、図1及び図2に示すように、足Fの第1指(親指)Faと、第2指(人差し指)Fbの間の間隙部Fgに差し込まれて用いられるものである。
また、上鍔部1の上面1aを、平坦(水平面状)に形成している。上鍔部1の上鍔厚み寸法t1は、0.5mm以上2mm以下に設定している。このように設定することで、指抜けや位置ズレを防止しながらも、違和感を軽減できる。
このように設定することで、特に、JIS S5037に準拠する足長が25cm以上の足F(以下、大型の足Fと呼ぶ場合もある)に対して、指抜けや位置ズレを確実に防止できる。
このように指先端方向Naが狭く(小さく)なるため、第1指Fa及び第2指Fbの指先端部裏面が足裏被接触面Gに密着しようとする際の動きの邪魔にならない。
突片部22a,22aによって、第1指Fa及び第2指Fbの指基端部裏面との接触面が増加して位置ズレや抜けを確実に防止できる。
下鍔部2の最大下鍔幅寸法W2maxは、15mm以上35mm以下に設定している。
そして、上鍔部1の最大上鍔幅寸法W1maxを、下鍔部2の最大下鍔幅寸法W2maxよりも小さく、例えば、60%〜90%に設定している。
このように設定することで、大型の足Fに装着した際に、指から抜けることがなく位置ズレを防止できると共に、装着感を感じさせず長時間の使用が可能となる。
中間胴部3の高さ寸法Hは、12mm以上30mm以下に設定して、間隙部Fgに容易に差し込み可能としている。
図6に於て、中間胴部3の指先端側の前方くびれ部32によって、第1指Faと第2指Fbの指先端部が相互に左右方向に接近しやすくなり、中間胴部3が包囲状に保持される。
また、指基端側の後方くびれ部33は、第1指Faと第2指Fbの間の指股部に違和感が生じるのを軽減し長時間の使用を可能にする。
或いは、図9に示すように、中間胴部3の横断面形状が、指基端側に比べて指先端側が先細りとなる涙形状とする。つまり、中間胴部3の横断面形状は楕円形状乃至涙形状であれば良い。
弾性材の材質は、エラストマー又はゴムとする。
このように、いわゆるゼリー菓子のように非常に柔らかいので、無理に第1指Faと第2指Fbとの間を拡げ過ぎず、装着者への圧迫感を軽減し、長時間の使用を可能とする。
未装着状態(自由状態)において、上鍔部1は、平面視で、楕円形状乃至涙形状であって、下鍔部2の面積よりも小さい面積を有している。例えば、上鍔部1の面積は、下鍔部2の面積の20%〜60%に形成している。
例えば、上鍔前後寸法X1は7mm以上20mm以下に設定している。下鍔前後寸法X2は17mm以上30mm以下に設定している。
さらに、平面視で、上鍔部1を下鍔部2の基端2kに寄せて配設している。つまり、平面視で、上鍔部1の先端1jから下鍔部2の先端2jまでの先端離間寸法Jを、上鍔部1の基端1kから下鍔部2の基端2kまでの基端離間寸法Kよりも長く(1.5倍〜4倍に)設定している。
そして、下鍔部2は、先端片部21が基端片部22に比べて先細りとなる涙形状に形成されている。
下鍔部2の最大下鍔幅寸法W2maxは、10mm以上30mm以下に設定している。
そして、上鍔部1の最大上鍔幅寸法W1maxを、下鍔部2の最大下鍔幅寸法W2maxよりも小さく、例えば、40%〜75%に設定している。
このように設定することで、中型の足Fに装着した際に、指から抜けることがなく位置ズレも防止できると共に、装着感を感じさせず長時間の使用が可能となる。
つまり、図10乃至図14を用いて説明した上述の第2実施形態は、JIS S5037に準拠する足長が19cm以上25cm未満の中型の足Fに好適である。
他の構造は、図1乃至図9を用いて説明した実施形態と同様である。
図1及び図2に示すように、第1指Faと第2指Fbの間の間隙部Fgに中間胴部3を差し込む。中間胴部3が第1指Faと第2指Fbを左右方向に離間しようとするが、足Fの骨格や筋肉等によって閉じようとする復元力が働き、中間胴部3が柔らかいので第1指Faと第2指Fbに圧縮(弾性変形)されつつ挟持される。
例えば、ゴルフプレイの際に装着すると、浮き指が防止され、アドレス姿勢が安定し適切なフォームで力強いスイングを行うことができる。また、アドレス姿勢の調整やスイングを繰り返し行っても位置ズレすることが無く、長時間、適切な装着状態を保持できる。装着したままゴルフコースを歩いても違和感や痛みがほとんど無く、長時間使用できると共にゴルフプレイに集中できる。
2 下鍔部
3 中間胴部
F 足
Fa 第1指
Fb 第2指
Fg 間隙部
X1 上鍔前後寸法
X2 下鍔前後寸法
Claims (1)
- 足(F)の第1指(Fa)と第2指(Fb)の間の間隙部(Fg)に差し込まれて用いられる足指安定サポート具であって、
下鍔部(2)と、上鍔部(1)と、上記下鍔部(2)と上記上鍔部(1)とを上下一体に連結する中間胴部(3)と、を有し、
上記中間胴部(3)は、上下中間位置から上方と下方へ次第に断面積が増加するように周囲を360度何れからみても弯曲凹状に形成され、
上記上鍔部(1)の上鍔前後寸法(X1)が、7mm以上40mm以下に設定され、かつ、上記下鍔部(2)の下鍔前後寸法(X2)が、17mm以上40mm以下に設定され、
さらに、一体成型されたゼリー菓子のように柔らかい弾性材から成り、該弾性材はエラストマー又はゴムから成ることを特徴とする足指安定サポート具。
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