JP2017017641A - 文書出力システム、文書出力方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents
文書出力システム、文書出力方法、およびコンピュータプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017017641A JP2017017641A JP2015135214A JP2015135214A JP2017017641A JP 2017017641 A JP2017017641 A JP 2017017641A JP 2015135214 A JP2015135214 A JP 2015135214A JP 2015135214 A JP2015135214 A JP 2015135214A JP 2017017641 A JP2017017641 A JP 2017017641A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- document
- image
- output
- url
- character string
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Editing Of Facsimile Originals (AREA)
Abstract
【課題】URL(Uniform Resource Locator)が文字列によって文書に記される場合において、ユーザが従来よりも容易にこのURLに対応する電子データを取得できるようにする【解決手段】画像形成装置は、文書70の中から、アドレスを表わす文字列(URL701)検出する。URL701が表わすアドレスを文字以外の形態(例えば、QRコード)で表わす識別用画像7SGを生成する。そして、識別用画像7SGを文書70に付加して用紙に印刷する。【選択図】図6
Description
本発明は、URL(Uniform Resource Locator)などのアドレスを記した文書の技術に関する。
近年、文書を電子データとして取り扱う技術として、以下のような技術が提案されている。
CPUは、2次元コードをデコードすることにより得られたテキストがURLを含むか否かを判断する。CPUはURLを含むと判断すると、このURLにより指定される領域に記憶されているファイルの要求を送信する(特許文献1)。
スキャナ機能を備える画像形成装置に、ハードウェア又はソフトウェアとして、印刷物をスキャンしたスキャン画像から1次元バーコードや2次元コード等のコードを検出するコード検出部と、検出したコードが複数の場合に、複数のコードの中から所望のコードをユーザに選択させるための画面を作成し、該画面を表示部に表示させる表示制御部と、選択されたコードを読み取り、該コードに記録された情報、又は該コードに記録されたURLに保存されている情報を取得する情報取得部とを設け、取得した情報に対して表示、プリント、保存、送信などの処理を行う(特許文献2)。
ブラウザを備える画像形成装置が、前記ブラウザを用いて表示されたHTMLファイルのURLをテーブルに保存し、前記URLのリンク切れ/変更の有無を判断し、前記URLのリンク切れ/変更があった場合に、該URLをテーブルから削除し、削除後のテーブルのURLを送信する(特許文献3)。
情報処理装置は、インターネットを介してアクセス可能なサーバ上の画像のアドレス情報が記載された文書データを印刷する。まず、操作部により画像の印刷指示及びその設定がなされ、文書データ中からアドレス情報が検出され、インターネットを介してその画像にアクセスする。そして、アクセスされた画像が文書データ中に埋め込み可能であるか否かを判定し、可能であれば当該画像をダウンロードする。そして、ダウンロードされた画像が文書データ中の所定の位置に埋め込まれ印刷される(特許文献4)。
ところで、ある文書(第一の文書)の中に、他の文書(第二の文書)の電子データのURLが文字列によって記されていることがある。第一の文書がパーソナルコンピュータまたはスマートフォンなどの情報処理装置で表示されている場合は、ユーザは、このURLをクリックしまたはタップすることによって、第二の文書の電子データをダウンロードし、第二の文書を表示させることができる。
しかし、第一の文書が印刷された印刷物に対して上述の操作を行っても、第二の文書の電子データをダウンロードし第二の文書を表示させることは、できない。ユーザは、第二の文書を見たい場合は、URLを1文字ずつ情報処理装置に入力しなければならない。
本発明は、このような問題点に鑑み、URLが文字列によって文書に記される場合において、ユーザが従来よりも容易にこのURLに対応する電子データを取得できるようにすることを、目的とする。
本発明の一形態に係る文書出力システムは、電子データを取得するためのアドレスを表わす文字列を文書の中から検出する検出手段と、検出された前記文字列が表わす前記アドレスを文字以外の形態で表わす画像を生成する生成手段と、前記画像を付加して前記文書を出力する出力手段と、を有する。好ましくは、前記出力手段は、前記文書を用紙に印刷することによって出力する。
または、前記出力手段は、前記文書を、前記文字列を削除して出力する。または、前記画像を前記文字列の隣に配置して出力する。または、前記画像を前記文字列とは異なるページに配置して出力する。または、前記検出手段によって前記文字列が複数検出された場合は、前記生成手段によって生成される、当該検出された複数の文字列それぞれが表わす前記画像を、1つのページに纏めて出力する。
または、前記アドレスがイントラネットの中の第一のサーバから前記電子データを取得するためのものである場合に、前記電子データを前記第一のサーバから取得する取得手段と、取得された前記電子データをインターネット上の第二のサーバへアップロードするアップロード手段と、を有し、前記生成手段は、前記画像として、前記第二のサーバから前記電子データを取得するためのアドレスを前記アドレスとして表わす画像を生成する。
または、前記検出手段は、前記文書が複数のページからなる場合は、前記文字列を、前記複数のページのうちの連続する2つ以上のページに跨がって検出する。
本発明の他の一形態に係る文書出力システムは、電子データを取得するためのアドレスおよび前記アドレスがハイパーリンクとして設定されているオブジェクトを文書の中から検出する検出手段と、検出された前記オブジェクトに設定されている前記アドレスを文字以外の形態で表わす画像を生成する生成手段と、前記画像を付加して前記文書を出力する出力手段と、を有する。
本発明によると、URLが文字列によって文書に記される場合において、ユーザは従来よりも容易にこのURLに対応する電子データを取得することができる。
図1は、印刷物提供システム4の全体的な構成の例を示す図である。図2は、画像形成装置1のハードウェア構成の例を示す図である。図3は、第一の端末装置30のハードウェア構成の例を示す図である。図4は、第二の端末装置35のハードウェア構成の例を示す図である。
図1に示すように、印刷物提供システム4は、画像形成装置1、第一の文書サーバ20、第二の文書サーバ25、第一の端末装置30、第二の端末装置35、ルータ401、通信路402、およびインターネット41などによって構成される。
印刷物提供システム4によると、ユーザは、文書を用紙に印刷することができる。この際に、文書にURL(Uniform Resource Locator)が記されていれば、URLをQR(Quick Response)コード(登録商標)などの画像に置き換えて印刷することができる。そして、この画像を撮影することによって、URLを1文字ずつ入力することなく、URLに示されるファイルへアクセスすることができる。以下、ある会社において印刷物提供システム4が使用される場合を例に説明する。
画像形成装置1、第一の文書サーバ20、第一の端末装置30、ルータ401、および通信路402などによって、イントラネット40が構築されている。
ルータ401は、イントラネット40とインターネット41とを接続する。また、ルータ401は、ハブの機能を有しており、画像形成装置1、第一の文書サーバ20、および第一の端末装置30と通信路402によって繋がれている。
通信路402は、ツイストペアケーブルによって構成される。そのほか、ハブ、リピータ、または基地局などが含まれる場合がある。
画像形成装置1、第一の文書サーバ20、および第一の端末装置30は、インターネット41に接続されている装置へアクセスし、通信することができる。特に、第二の文書サーバ25および第三の文書サーバ29へアクセスし、通信することができる。
ただし、ルータ401には、イントラネット40から外部へのアクセスよりも外部からイントラネット40へのアクセスが厳しく制限されている。
例えば、第一の端末装置30から第二の文書サーバ25および第三の文書サーバ29へのアクセスは許可されているが、第二の端末装置35から第一の文書サーバ20へのアクセスは禁止されている。
画像形成装置1は、コピー、ネットワークプリント、ファックス、およびスキャンなどの機能を集約した装置である。一般に、「複合機」または「MFP(Multi Function Peripherals)」などと呼ばれることがある。
画像形成装置1は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)10a、RAM(Random Access Memory)10b、ROM(Read Only Memory)10c、補助記憶装置10d、タッチパネルディスプレイ10e、操作キーパネル10f、NIC(Network Interface Card)10g、モデム10h、スキャンユニット10i、およびプリントユニット10jなどによって構成される。
タッチパネルディスプレイ10eは、ユーザに対するメッセージを示す画面、ユーザがコマンドまたは情報を入力するための画面、およびCPU10aが実行した処理の結果を示す画面などを表示する。また、タッチパネルディスプレイ10eは、タッチされた位置を示す信号をCPU10aへ送る。
操作キーパネル10fは、いわゆるハードウェアキーボードであって、テンキー、スタートキー、ストップキー、およびファンクションキーなどによって構成される。
NIC10gは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのプロトコルによって第一の文書サーバ20、第一の端末装置30、および第二の文書サーバ25などと通信する。
モデム10hは、ファクシミリ端末との間でG3などのプロトコルで画像データをやり取りする。
スキャンユニット10iは、プラテンガラスの上にセットされたシートに記されている画像を読み取って画像データを生成する。
プリントユニット10jは、スキャンユニット10iによって読み取られた画像を印刷する。さらに、ネットワークプリントを行う。つまり、パーソナルコンピュータなどからNIC10gによって受信されたデータに基づいて画像を用紙に印刷する。そのほか、ファックス端末からモデム10hによって受信されたデータに基づいて画像を用紙に印刷する。
ROM10cまたは補助記憶装置10dには、上述のコピーおよびネットワークプリントなどの機能を実現するためのプログラムが記憶されている。さらに、アクセス支援用プログラム10Pが記憶されている。アクセス支援用プログラム10Pは、文書に示されるURLのファイルへのアクセスを支援するためのプログラムである。
これらのプログラムは、必要に応じてRAM10bにロードされ、CPU10aによって実行される。補助記憶装置10dとして、ハードディスクまたはSSD(Solid State Drive)などが用いられる。
第一の文書サーバ20は、文書の文書ファイルを記憶し、イントラネット40内の他の装置からの要求に応じて文書ファイルを提供する。
文書ファイルは、HTML(Hypertext Markup Language)もしくはPDF(Portable Document Format)などの汎用的なフォーマットまたは特定のアプリケーション(例えば、マイクロソフト社のエクセル、ワード、またはパワーポイント)専用のフォーマットのファイルである。
第一の文書サーバ20として、ファイルサーバまたはNAS(Network Attached Storage)などが用いられる。
第一の端末装置30は、第一の文書サーバ20から文書ファイルをダウンロードし、文書を表示したり、画像形成装置1に文書を印刷させたりする。第二の文書サーバ25または第三の文書サーバ29から文書ファイルをダウンロードし、文書を表示したり、画像形成装置1に文書を印刷させたりすることも、できる。
さらに、第一の端末装置30は、ユーザがアプリケーションを用いて作成した文書のファイルを文書ファイルとして第一の文書サーバ20へアップロードすることができる。
第一の端末装置30として、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、またはタブレットコンピュータなどが用いられる。以下、第一の端末装置30としてパーソナルコンピュータが用いられる場合を例に説明する。
第一の端末装置30は、図3に示すように、CPU30a、RAM30b、ROM30c、補助記憶装置30d、液晶ディスプレイ30e、NIC30f、キーボード30g、およびポインティングデバイス30hなどによって構成される。
液晶ディスプレイ30eには、印刷の対象である文書および印刷の指令のための画面などが表示される。
NIC30fは、画像形成装置1、第一の文書サーバ20、第二の文書サーバ25、および第三の文書サーバ29などとTCP/IPなどのプロトコルによって通信する。
キーボード30gおよびポインティングデバイス30hは、ユーザが情報およびコマンドを入力するための入力装置である。
ROM30cまたは補助記憶装置30dには、オペレーティングシステムおよび種々のアプリケーションのほか、プリンタドライバが記憶されている。プリンタドライバは、画像形成装置1にネットワークプリントを実行させるためのプログラムである。
これらのプログラムは、必要に応じてRAM30bにロードされ、CPU30aによって実行される。
第二の文書サーバ25は、イントラネット40の外部に設けられており、インターネット41に接続されている。そして、送信元の装置から送信されてきた文書ファイルを記憶し、要求元の装置からの要求に応じて文書ファイルを提供する。送信元の装置および要求元の装置は、イントラネット40の内部および外部のどちらに設けられていても構わない。
特に、本実施形態では、イントラネット40の内部の装置から送信されてきた文書ファイルは、この会社のディレクトリに記憶される。
第二の文書サーバ25として、ウェブサーバが用いられる。または、FTP(File Transfer Protocol)サーバを用いてもよい。または、ドロップボックス社のドロップボックス、グーグル社のグーグルドライブ、またはマイクロソフト社のワンドライブなどのクラウドサーバを用いてもよい。
第三の文書サーバ29は、第二の文書サーバ25と同様に、イントラネット40の外部に設けられており、インターネット41に接続されている。そして、送信元の装置から送信されてきた文書ファイルを記憶し、要求元の装置からの要求に応じて文書ファイルを提供する。送信元の装置および要求元の装置は、イントラネット40の内部および外部のどちらに設けられていても構わない。本実施形態では、第三の文書サーバ29への文書ファイルのアップロードは、この会社以外の者によって行われ、この会社の者によっては行われない。その点が、第一の文書サーバ20とは異なる。
第二の端末装置35は、イントラネット40の外部に設けられており、インターネット41に接続されている。
そして、第二の端末装置35は、第二の文書サーバ25または第三の文書サーバ29から文書ファイルをダウンロードし、文書を表示する。ただし、第一の文書サーバ20へアクセスすることができないので、第一の文書サーバ20から文書ファイルをダウンロードすることは、できない。
第二の端末装置35として、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、またはタブレットコンピュータが用いられる。ただし、デジタルカメラが内蔵されまたは外付されている必要がある。以下、第二の端末装置35としてスマートフォンが用いられる場合を例に説明する。
第二の端末装置35は、図4に示すように、CPU35a、RAM35b、ROM35c、フラッシュメモリ35d、タッチパネルディスプレイ35e、操作ボタン群35f、無線LAN通信装置35g、携帯電話通信装置35h、およびデジタルカメラ35iなどによって構成される。
タッチパネルディスプレイ35eには、QRコードの撮影用の画面およびダウンロードした文書などが表示される。また、タッチパネルディスプレイ35eは、タッチされた位置を示す信号をCPU35aへ送る。
操作ボタン群35fは、いわゆるホームボタンおよび音量調整ボタンなどによって構成され、QR(Quick Response)コードの撮影のコマンドなどをユーザが入力するために用いられる。
無線LAN通信装置35gは、インターネット41に接続されている無線LANの無線基地局を介して第二の文書サーバ25および第三の文書サーバ29などとTCP/IPなどのプロトコルによって通信する。
携帯電話通信装置35hは、インターネット41に接続されている携帯電話網の無線基地局を介して、第二の文書サーバ25および第三の文書サーバ29などとTCP/IPなどのプロトコルによって通信する。
デジタルカメラ35iは、画像を撮影し画像データを生成する。本実施形態では、特に、QRコードを撮影するために用いられる。
ROM35cまたはフラッシュメモリ35dには、オペレーティングシステムおよび種々のアプリケーションのほか、文書閲覧用プログラム35Pが記憶されている。文書閲覧用プログラム35Pは、サーバから文書ファイルをダウンロードし文書を表示するためのプログラムである。
上述の通り、ユーザは、文書に記されているURLを1文字ずつ入力する代わりにQRコードを撮影することによって、URLに示されるファイルを取得することができる。撮影には、第二の端末装置35が用いられる。以下、この仕組みについて、図5〜図7を参照しながら説明する。
図5は、画像形成装置1および第二の端末装置35それぞれの機能的構成の例を示す図である。図6は、文書70の例を示す図である。図7は、文書71の例を示す図である。
アクセス支援用プログラム10Pによると、図5に示すテキスト認識部101、URL抽出部102、保存場所判別部103、文書ファイル取得部104、文書ファイル登録部105、識別用画像生成部106、印刷用文書生成部107、およびジョブ制御部108などの機能が画像形成装置1に実現される。
文書閲覧用プログラム35Pによると、図5に示す識別用画像取得部351、URL認識部352、文書ファイル取得部353、および文書表示部354などの機能が画像形成装置1に実現される。
ユーザは、例えば次の方法によって、文書を用意しこれを印刷するように画像形成装置1に対して指令する。
ユーザは、第一の端末装置30にインストールされている表計算ソフトまたはワープロソフトなどのアプリケーションで文書を作成し、ファイルとして保存する。文書には、文字列だけでなく、図表、イラスト、または写真などを含めることができる。ただし、本実施形態では、少なくとも1つURLを表わす文字列が含まれている。または、第一の端末装置30にインストールされているウェブブラウザによって文書のファイルをウェブサイトからダウンロードする。
そして、ユーザは、用意したファイルをアプリケーションで開いたまま、プリントのコマンドを入力する。
すると、端末装置30は、プリンタドライバによって、このファイルに基づいて文書の印刷用データ64を生成し、印刷用データ64をジョブの実行の要求とともに画像形成装置1へ送信する。印刷用データ64は、画像形成装置1に対応しているPDL(Page Description Language)によって記述される。
または、ユーザは、文書が記された用紙を画像形成装置1のスキャンユニット10iにセットする。この文書にも、少なくとも1つURLを表わす文字列が含まれている。そして、ユーザは、コピーのコマンドをタッチパネルディスプレイ10eまたは操作キーパネル10fを操作して入力する。
すると、スキャンユニット10iは、この用紙をスキャンすることによって、この文書の画像データ65を生成する。
その後、画像形成装置1において、印刷用データ64または画像データ65を用いて文書の印刷のジョブが行われる。以下、図6に示す文書70が印刷の対象である場合を例に、説明する。また、印刷用データ64を用いる印刷のジョブおよび画像データ65を用いる印刷のジョブをそれぞれ、「ネットワークプリントジョブ」および「コピージョブ」と区別して記載することがある。
画像形成装置1において、テキスト認識部101は、印刷用データ64または画像データ65に基づいて、文書70に含まれる文字列を認識する。認識は、公知の技術によって行えばよい。例えば、OCR(Optical Character Recognition)によって行えばよい。または、印刷用データ64の中から、所定のコマンドに対応付けられている文字列を抽出してもよい。
URL抽出部102は、テキスト認識部101によって得られた文字列の中からURLを表わす文字列を抽出する。以下、抽出されたURLを「URL701」と記載する。抽出は、公知の方法によって行うことができる。例えば、URL抽出部102は、スキーム名を表わす文字列を、テキスト認識部101によって得られた文字列の中から検索する。そして、スキーム名の後ろに一定の長さ未満の間隔で連続する複数の文字を、スキーム名とともにURL701として抽出する。
保存場所判別部103は、URL701に示されるファイルがイントラネット40の内部のサーバに保存されているかイントラネット40の外部のサーバに保存されているかを判別する。これは、URL701に示されるドメイン名またはホスト名に基づいて判別することができる。このドメイン名またはホスト名が所定のドメイン名またはホスト名であれば、イントラネット40の内部のサーバに保存されていると判別し、それ以外のドメイン名またはホスト名であれば、イントラネット40の外部のサーバに保存されていると判別すればよい。
文書ファイル取得部104は、URL701に示されるファイルがイントラネット40の内部のサーバに保存されていると保存場所判別部103によって判別された場合に、URL701に基づいてこのファイルを取得(ダウンロード)する。
例えば、URL701が「http://192.168.1.20/abc/1st/data.pdf」であり、かつ、「192.168.1.20」が第一の文書サーバ20のIPアドレス(ホスト名)である場合は、文書ファイル取得部104は、第一の文書サーバ20へアクセスし、「abc/1st」ディレクトリから「data.pdf」という文書ファイルをダウンロードする。
以下、ダウンロードされた文書ファイルを他の文書ファイルと区別するために「文書ファイル61」と記載することがある。また、イントラネット40の外部の第二の文書サーバ25以外のサーバに記憶(保存)されている文書ファイルを「文書ファイル62」と記載することがある。
文書ファイル登録部105は、第二の文書サーバ25へアクセスし、第二の文書サーバ25の所定のディレクトリへ文書ファイル61をアップロードする。これにより、文書ファイル61が第二の文書サーバ25に登録(保存)される。
識別用画像生成部106は、URL701または第二の文書サーバ25から文書ファイルを取得するためのURL(以下、「URL702」と記載する。)を表わす識別用画像7SGを生成する。
具体的には、URL701に示されるファイルがイントラネット40の外部のサーバ(例えば、第三の文書サーバ29)に保存されている場合は、識別用画像生成部106は、識別用画像7SGとして、URL701を表わす画像を生成する。
一方、URL701に示されるファイルがイントラネット40の内部のサーバ(例えば、第一の文書サーバ20)に保存されている場合は、識別用画像生成部106は、識別用画像7SGとしてURL702を表わす画像を生成する。URL702は、URL701に基づいて文書ファイル取得部104によって取得され文書ファイル登録部105によって第二の文書サーバ25へアップロードされた文書ファイル61のURLである。
例えば、第二の文書サーバ25のホスト名が「www.example.ne.jp」であり、「data.pdf」というファイル名の文書ファイル61が「bbb」というディレクトリ名のディレクトリにアップロードされた場合は、識別用画像生成部106は、「http://www.example.ne.jp/bbb/data.pdf」というURL702を表わす画像を生成する。
識別用画像7SGの規格として、公知の規格が用いられる。以下、QRコードの規格が用いられる場合を例に説明する。
印刷用文書生成部107は、文書70からURL701を消去し、識別用画像生成部106によって生成された識別用画像7SGを文書70へ配置することによって、図7のような文書71を生成する。
なお、文書70にURL701が複数、配置されている場合がある。この場合は、上述の処理が、これらのURL701ごとに行われる。
すなわち、保存場所判別部103は、これらのURL701それぞれについて、保存場所の判別を行う。文書ファイル取得部104は、これらのURL701のうちのファイルがイントラネット40の内部のサーバに保存されていると判別されたURL701それぞれに基づいて、文書ファイル61を取得する。文書ファイル登録部105は、それぞれの文書ファイル61を第二の文書サーバ25へアップロードする。識別用画像生成部106は、これらのURL701のうちのファイルがイントラネット40の外部のサーバに保存されていると判別されたURL701の識別用画像7SGと、第二の文書サーバ25へアップロードされたそれぞれの文書ファイル61のURL702の識別用画像7SGとを、生成する。そして、印刷用文書生成部107は、これらのURL701を文書70から消去し、それぞれに対応する識別用画像7SGを文書70へ配置することによって、文書71を生成する。
ジョブ制御部108は、文書71が用紙に印刷されるようにプリントユニット10jなどを制御する。これにより、文書71の印刷物が生成される。以下、この印刷物を「印刷物8」と記載する。
ユーザは、印刷物8を取得すると、文書71を読んだり印刷物8へメモを書き込んだりすることができる。
さらに、印刷物8によると、ユーザは、文書71に示される識別用画像7SG(QRコード)を第二の端末装置35で撮影することによって、元の文書70に示されるURLを一文字ずつ入力することなく、このURLに対応する文書ファイルをダウンロードし文書を閲覧することができる。以下、この仕組みについて説明する。
ユーザは、第二の端末装置35に文書閲覧用プログラム35Pを起動させる。すると、第二の端末装置35において、識別用画像取得部351は、識別用画像7SGを次のように取得する。
識別用画像取得部351は、QRコードを撮影するように促すメッセージをタッチパネルディスプレイ35eに表示させる。ユーザは、端末装置35のデジタルカメラ35iのピントを識別用画像7SGに合わせ、撮影のコマンドを入力する。すると、識別用画像取得部351は、撮影を行うようにデジタルカメラ35iを制御する。これにより、識別用画像7SGを含む画像が撮影される。そして、識別用画像取得部351は、撮影された画像の中から識別用画像7SGを抽出する。
URL認識部352は、識別用画像7SGに示される文字列を、QRコードの規格に基づいて認識する。すなわち、識別用画像7SGをテキストデータに変換する。このテキストデータは、URL701またはURL702を示す。
文書ファイル取得部353は、URL認識部352によって得られたURL701またはURL702に基づいてファイルを取得する。
URL702は、必ず、第二の文書サーバ25に記憶(保存)されている文書ファイル61を示している。よって、文書ファイル取得部353は、URL702が得られた場合は、第二の文書サーバ25へアクセスし、URL702によって特定される文書ファイル61をダウンロードする。
一方、URL701は、イントラネット40の外部のいずれかのサーバに記憶されているファイルを示している。例えば、第三の文書サーバ29に記憶されている文書ファイル62を示している。この例の場合は、文書ファイル取得部353は、第三の文書サーバ29へアクセスし、URL701によって特定される文書ファイル62をダウンロードする。
文書表示部354は、文書ファイル取得部353によって取得(ダウンロード)された文書ファイル61または文書ファイル62などのファイルに基づいて、文書をタッチパネルディスプレイ35eに表示させる。
以上の通り、ユーザは、第二の端末装置35で文書71の識別用画像7SGを撮影することによって、元の文書70に示されるURLに対応するファイルをダウンロードし、そのファイルに示される文書を閲覧することができる。
図8は、印刷物提供システム4の各装置の全体的な処理の流れの例を説明するシーケンス図である。図9は、置換処理の流れの例を説明するフローチャートである。
次に、図8および図9などを参照しながら、画像形成装置1、第一の文書サーバ20、第二の文書サーバ25、および第二の端末装置35の全体的な処理の流れを説明する。特に、画像形成装置1は、アクセス支援用プログラム10Pに基づいて、図8に示すステップ#801〜#807の処理を実行する。第二の端末装置35は、文書閲覧用プログラム35Pに基づいて、ステップ#831〜#835の処理を実行する。
画像形成装置1は、ネットワークプリントジョブまたはコピージョブを受け付ける(図8の#801)。受付の際に、ネットワークプリントジョブの場合は、文書70の印刷用データ64を受信し、コピージョブの場合は、文書70の画像データ65を生成する。
画像形成装置1は、印刷用データ64または画像データ65に対してOCRの処理を施しまたは他の処理を施すことによって、文書70に示される文字列を認識する(#802)。
そして、画像形成装置1は、文字列に含まれるURLを識別用画像7SGに置き換える処理を実行する(#803)。この処理の手順は、図9に示す通りである。
図9に示すように、画像形成装置1は、文字列に含まれるURL701の検索を開始する(#861)。URL701が見つかったら(#862でYes)、URL701に示されるファイルがイントラネット40の内部のサーバに保存されているかイントラネット40の外部のサーバに記憶(保存)されているかを判別する(#863)。
イントラネット40の内部のサーバに記憶されていると判別した場合は(#864でYes)、画像形成装置1は、URL701に基づいてこのサーバ(例えば、第一の文書サーバ20)から文書ファイル61をダウンロードし(#865)、第二の文書サーバ25の所定のディレクトリへアップロードする(#866)。文書ファイル61を第二の文書サーバ25からダウンロードするためのURL702を示す識別用画像7SGを生成する(#867)。そして、文書70からURL701を消去し、識別用画像7SGを配置する(#868)。
一方、イントラネット40の外部のサーバに記憶されていると判別した場合は(#864でNo)、画像形成装置1は、URL701を示す識別用画像7SGを生成する(#869)。そして、文書70からURL701を消去し、識別用画像7SGを配置する(#870)。
画像形成装置1は、図8のステップ#802で得た文字列の中から、さらにURL701を見つけた場合は(#871でNo、#862でYes)、このURL701について、ステップ#863〜#870の処理を適宜、実行する。
そして、検索が終了したら(#871でYes)、画像形成装置1は、置換の処理を終了する。これにより、図7のような文書71が得られる。
図8に戻って、画像形成装置1は、文書71を用紙に印刷する(#807)。これにより、印刷物8が生成される。
なお、図8には、文書ファイル61のやり取りが分かるように、図9のステップ#865〜#866の処理を重複して記載している。図8のステップ#804〜#806の処理は、図9の置換処理の中で含まれるものである。具体的には、次の通り、重複している。
画像形成装置1が文書ファイル61を第一の文書サーバ20に対して要求して文書ファイル61を受信する処理(#804〜#805)が、置換処理における文書ファイル61のダウンロードの処理(図9の#865)と重複している。第一の文書サーバ20は、要求を受け付けると(#821)、要求に係る文書ファイル61を画像形成装置1へ送信する(#822)。
また、画像形成装置1が文書ファイル61を第二の文書サーバ25へ送信する処理(#806)が、置換処理における文書ファイル61のアップロードの処理(#866)と重複している。第二の文書サーバ25は、文書ファイル61を画像形成装置1から受信すると(#851)、所定のディレクトリに保存する(#852)。
ユーザは、印刷物8を取得する。そして、第二の端末装置35のデジタルカメラ35iのピントを識別用画像7SGに合わせ、撮影のコマンドを入力する。
すると、第二の端末装置35は、印刷物8を撮影して識別用画像7SGを抽出し(#831)、識別用画像7SGに示されるURLを認識する(#832)。そして、認識したURLに基づいてサーバへファイルを要求し(#833)、受信する(#834)。図8には、第二の文書サーバ25へ要求する場合の例を示している。この場合に、第二の文書サーバ25は、要求を受け付けると(#853)、要求に係る文書ファイル61を第二の端末装置35へ送信する(#854)。または、第二の端末装置35が第三の文書サーバ29へ要求した場合は、第三の文書サーバ29が、要求に係る文書ファイル62を第二の端末装置35へ送信する。
そして、第二の端末装置35は、受信したファイル(例えば、文書ファイル61または文書ファイル62)に示される文書を表示する(#835)。
本実施形態によると、URLが文字列によって文書に記される場合に、従来よりも容易にこのURLに対応するファイルを取得することができる。
図10は、第一の端末装置30および第二の端末装置35それぞれの機能的構成の例を示す図である。図11は、文書73の例を示す図である。図12は、文書74の例を示す図である。図13は、印刷物提供システム4の各装置の全体的な処理の流れの例を説明するシーケンス図である。図14は、置換処理の流れの例を説明するフローチャートである。
本実施形態では、文書70にはURL701が含まれていたが、一般に文書の中の、URL以外の文字列にハイパーリンクが設定されている場合がある。このハイパーリンクに対応する識別用画像7SGを付加して印刷物を生成すれば、ユーザは、本実施形態のように、従来よりも容易にリンク先へアクセスすることができる。しかし、アクセス支援用プログラム10Pでは、文字列に設定されているハイパーリンクを検出することができない。そこで、印刷物提供システム4を次のように構成すればよい。
第一の端末装置30のROM30cまたは補助記憶装置30d(図3参照)に、プリンタドライバ30Pをインストールしておく。
プリンタドライバ30Pによると、図10に示すハイパーリンク検出部301、保存場所判別部302、文書ファイル取得部303、文書ファイル登録部304、識別用画像生成部305、印刷用文書生成部306、およびジョブ指令部307などの機能が実現される。
プリンタドライバ30Pは、RAM30bにロードされ、CPU30aによって実行される。
以下、図11に示すような、ハイパーリンクが設定されている複数の文字列733を有する文書73を印刷する場合を例に説明する。
ユーザは、第一の端末装置30で文書73のファイルをアプリケーションで開いたまま、第一の端末装置30にプリントのコマンドを入力する。
すると、第一の端末装置30において、ハイパーリンク検出部301は、文書73の中から文字列733を検出する。さらに、文字列733に設定されているURL(以下、「URL731」と記載する。)を検出する。検出は、公知の方法によって行えばよい。
例えば、ハイパーリンク検出部301は、所定のタグまたはコードに対応付けられている文字列を文字列733として検出し、この文字列に所定の書式で設定されているURLをURL731として検出すればよい。
保存場所判別部302は、検出されたURL731に示されるファイルがイントラネット40の内部のサーバに保存されているかイントラネット40の外部のサーバに保存されているかを判別する。判別の方法は、画像形成装置1の保存場所判別部103(図5参照)による判別の方法と同様である。
文書ファイル取得部303は、画像形成装置1の文書ファイル取得部104と同様に、URL731に示されるファイルがイントラネット40の内部のサーバに保存されていると保存場所判別部302によって判別された場合に、URL731に基づいてこのファイル(文書ファイル61)を取得する。
文書ファイル登録部304は、画像形成装置1の文書ファイル登録部105と同様に、第二の文書サーバ25へアクセスし、第二の文書サーバ25の所定のディレクトリへ文書ファイル61をアップロードする。
識別用画像生成部305は、URL731または第二の文書サーバ25から文書ファイルを取得するためのURL(以下、「URL732」と記載する。)を表わす識別用画像7SGを生成する。URL731およびURL732のどちらを表わす識別用画像7SGを生成するのかは、画像形成装置1の識別用画像生成部106の場合と同様に、決定される。
印刷用文書生成部306は、文字列733の傍(例えば、右横)に、識別用画像生成部305によって生成された識別用画像7SGを配置する。これにより、図12のような文書74が生成される。
ジョブ指令部307は、文書74を印刷するように画像形成装置1に対して指令する。つまり、ネットワークプリントジョブの指令を画像形成装置1に対して与える。この際に、文書74の印刷用データ66を生成し、画像形成装置1へ送信する。印刷用データ66は、画像形成装置1に対応するPDLによって記述される。
画像形成装置1は、印刷用データ66を受信すると、文書74を用紙に印刷する。これにより、印刷物82が生成される。
文字列733は、バナー画像またはボタンなど、文字列以外のオブジェクトであってもよい。
以下、ユーザは、第二の端末装置35で文書74の識別用画像7SGを撮影することによって、元の文書73に含まれるハイパーリンクに対応するファイルをダウンロードし、そのファイルに示される文書を閲覧することができる。その仕組みは、図5および図8などを用いて説明した通りである。
次に、図13および図14などを参照しながら、画像形成装置1、第一の文書サーバ20、第二の文書サーバ25、第一の端末装置30、および第二の端末装置35の全体的な処理の流れを説明する。特に、第一の端末装置30は、プリンタドライバ30Pに基づいて、図13に示すステップ#631〜#636の処理を実行する。第二の端末装置35は、文書閲覧用プログラム35Pに基づいて、ステップ#641〜#645の処理を実行する。
第一の端末装置30は、文書73の印刷の指令を受け付けると(図13の#631)、ハイパーリンクが設定されている文字列(つまり、文字列733)を識別用画像7SGに置き換える処理を実行する(#632)。この処理の手順は、図14に示す通りである。
図14に示すように、第一の端末装置30は、文書73に含まれる文字列733およびそれに設定されているURL731の検索を開始する(#661)。文字列733およびURL731が見つかったら(#662でYes)、URL731に示されるファイルがイントラネット40の内部のサーバに保存されているかイントラネット40の外部のサーバに記憶(保存)されているかを判別する(#663)。
イントラネット40の内部のサーバに記憶されていると判別した場合は(#664でYes)、第一の端末装置30は、URL731に基づいてこのサーバ(例えば、第一の文書サーバ20)から文書ファイル61をダウンロードし(#665)、第二の文書サーバ25の所定のディレクトリへアップロードする(#666)。文書ファイル61を第二の文書サーバ25からダウンロードするためのURL732を示す識別用画像7SGを生成する(#667)。そして、文書73から文字列733を消去し、識別用画像7SGを配置する(#668)。
一方、イントラネット40の外部のサーバに記憶されていると判別した場合は(#664でNo)、第一の端末装置30は、URL731を示す識別用画像7SGを生成する(#669)。そして、文書73から文字列733を消去し、識別用画像7SGを配置する(#670)。
画像形成装置1は、文書73の中から、さらに文字列733およびURL731がヒットした場合は(#671でNo、#662でYes)、この文字列733およびこのURL731について、ステップ#663〜#670の処理を適宜、実行する。
そして、検索が終了したら(#671でYes)、第一の端末装置30は、置換の処理を終了する。これにより、図12のような文書73が得られる。
なお、図13には、文書ファイル61のやり取りが分かるように、図14のステップ#665〜#666の処理を重複して記載している。図13のステップ#633〜#635の処理は、図14の置換処理の中で含まれるものである。具体的には、次の通り、重複している。
第一の端末装置30が文書ファイル61を第一の文書サーバ20に対して要求して文書ファイル61を受信する処理(図13の#633〜#634)が、置換処理における文書ファイル61のダウンロードの処理(図14の#665)と重複している。第一の文書サーバ20は、要求を受け付けると(#621)、要求に係る文書ファイル61を第一の端末装置30へ送信する(#622)。
また、第一の端末装置30が文書ファイル61を第二の文書サーバ25へ送信する処理(#635)が、置換処理における文書ファイル61のアップロードの処理(#666)と重複している。第二の文書サーバ25は、文書ファイル61を第一の端末装置30から受信すると(#651)、所定のディレクトリに保存する(#652)。
図13に戻って、第一の端末装置30は、文書74の印刷用データ66を生成し、ネットワークプリントジョブの指令とともに印刷用データ66を画像形成装置1へ送信する(#636)。
画像形成装置1は、ネットワークプリントジョブの指令および印刷用データ66を受信すると(#601)、印刷用データ66に基づいて文書73を用紙に印刷する(#602)。これにより、印刷物82が生成される。
その後、ユーザは印刷物8を取得した場合と同様に、印刷物82を第二の端末装置35出撮影することによって、印刷物82に印刷されている識別用画像7SGに対応するファイルをダウンロードし、文書を閲覧することができる。
また、第二の端末装置35は、図8のステップ#831〜#835で説明した通りの処理を実行し(#641〜#645)、第二の文書サーバ25は、ステップ#853〜#854で説明した通りの処理を実行する(#653〜#654)。
本実施形態では、図5および図8などを用いて説明した通り、文書ファイル61を第一の文書サーバ20からダウンロードして第二の文書サーバ25へアップロードする処理およびURL701またはURL702を識別用画像7SGに置き換える処理を画像形成装置1が実行した。しかし、これらの処理を第一の端末装置30が実行してもよい。
本実施形態では、印刷用文書生成部107は、URL701を文書70から消去(削除)し、それに対応する識別用画像7SGを文書70へ配置したが(第一の出力態様)、URL701を削除せずURL701の近隣の余白または用紙の端に識別用画像7SGを配置してもよい(第二の出力態様)。または、URL701を削除せず、URL701とは異なるページ(用紙の面)に識別用画像7SGを配置してもよい(第三の出力態様)。
文書70からURL701が複数見つかった場合は、印刷用文書生成部107は、これらのURL701それぞれに対応する識別用画像7SGを新たなページに纏めて配置してもよい。新たなページは、1ページ目(表紙)であってもよいし、最後のページであってもよい。
または、第一の出力態様、第二の出力態様、および第三の出力態様のうちのいずれかをユーザに選択させ、ユーザが選択した態様で文書70を加工し文書71を生成してもよい。さらに、第四の出力態様をも含めてユーザに選択させてもよい。
文書70が複数のページによって構成される場合は、URL701が2つのページに跨がる場合がある。そこで、URL抽出部102は、次のようにURL701を抽出してもよい。
URL抽出部102は、スキーム名を見つけると、それに続く文字を次々に抽出する。このスキーム名が記されるページの末尾まで文字が続いている場合は、引き続き、次のページの先頭から、途切れるまで文字を抽出する。そして、抽出したこれらの文字(文字列)からURL701を抽出する。
本実施形態では、識別用画像7SGとしてQRコードを用いたが、他の規格の画像を用いてもよい。
本実施形態では、文書ファイルを取得するためのアドレスとしてURLが用いられたが、他の形式であってもよい。「\\server20\folder01\data.pdf」のようなネットワークパスであってもよい。
本実施形態では、画像形成装置1は、文書71、74を用紙に印刷することによって出力したが、第二の端末装置35へ画像データ(例えば、PDFファイル)として送信することによって出力してもよい。
第一の文書サーバ20に保存されている文書ファイル61を第二の文書サーバ25へアップロードするか否かを、ユーザに選択させてもよい。そして、ユーザがアップロードを許可した場合にのみ、第二の文書サーバ25へアップロードしてもよい。
その他、印刷物提供システム4、画像形成装置1、第一の端末装置30、第二の端末装置35の全体または各部の構成、処理内容、処理順序、文書70、73の構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
4 印刷物提供システム
40 イントラネット
41 インターネット
1 画像形成装置
102 URL抽出部(検出手段)
106 識別用画像生成部(生成手段)
107 印刷用文書生成部(出力手段)
104 文書ファイル取得部(取得手段)
105 文書ファイル登録部(アップロード手段と)
10i スキャンユニット(スキャナ)
10j プリントユニット(出力手段)
20 第一の文書サーバ(第一のサーバ)
25 第二の文書サーバ(第二のサーバ)
30 第一の端末装置(端末装置)
301 ハイパーリンク検出部(検出手段)
305 識別用画像生成部(生成手段)
306 印刷用文書生成部(出力手段)
307 ジョブ指令部(出力手段)
61 文書ファイル(電子データ)
62 文書ファイル(電子データ)
70 文書
701 URL
702 URL
7SG 識別用画像(画像)
731 URL
732 URL
733 文字列(オブジェクト)
40 イントラネット
41 インターネット
1 画像形成装置
102 URL抽出部(検出手段)
106 識別用画像生成部(生成手段)
107 印刷用文書生成部(出力手段)
104 文書ファイル取得部(取得手段)
105 文書ファイル登録部(アップロード手段と)
10i スキャンユニット(スキャナ)
10j プリントユニット(出力手段)
20 第一の文書サーバ(第一のサーバ)
25 第二の文書サーバ(第二のサーバ)
30 第一の端末装置(端末装置)
301 ハイパーリンク検出部(検出手段)
305 識別用画像生成部(生成手段)
306 印刷用文書生成部(出力手段)
307 ジョブ指令部(出力手段)
61 文書ファイル(電子データ)
62 文書ファイル(電子データ)
70 文書
701 URL
702 URL
7SG 識別用画像(画像)
731 URL
732 URL
733 文字列(オブジェクト)
Claims (16)
- 電子データを取得するためのアドレスを表わす文字列を文書の中から検出する検出手段と、
検出された前記文字列が表わす前記アドレスを文字以外の形態で表わす画像を生成する生成手段と、
前記画像を付加して前記文書を出力する出力手段と、
を有することを特徴とする文書出力システム。 - 前記出力手段は、前記文書を用紙に印刷することによって出力する、
請求項1に記載の文書出力システム。 - 前記出力手段は、前記文書を、前記文字列を削除して出力する、
請求項1または請求項2に記載の文書出力システム。 - 前記出力手段は、前記文書を、前記画像を前記文字列の隣に配置して出力する、
請求項1または請求項2に記載の文書出力システム。 - 前記出力手段は、前記文書を、前記画像を前記文字列とは異なるページに配置して出力する、
請求項1または請求項2に記載の文書出力システム。 - 前記出力手段は、前記文字列を削除して出力する第一の態様、前記画像を前記文字列の隣に配置して出力する第二の態様、および前記画像を前記文字列とは異なるページに配置して出力する第三の態様のうちのユーザが選択した態様で、前記文書を出力する、
請求項1または請求項2に記載の文書出力システム。 - 前記出力手段は、前記検出手段によって前記文字列が複数検出された場合は、前記生成手段によって生成される、当該検出された複数の文字列それぞれが表わす前記画像を、1つのページに纏めて出力する、
請求項1または請求項2に記載の文書出力システム。 - 前記アドレスがイントラネットの中の第一のサーバから前記電子データを取得するためのものである場合に、前記電子データを前記第一のサーバから取得する取得手段と、
取得された前記電子データをインターネット上の第二のサーバへアップロードするアップロード手段と、を有し、
前記生成手段は、前記画像として、前記第二のサーバから前記電子データを取得するためのアドレスを前記アドレスとして表わす画像を生成する、
請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の文書出力システム。 - 前記検出手段は、前記文書が複数のページからなる場合は、前記文字列を、前記複数のページのうちの連続する2つ以上のページに跨がって検出する、
請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の文書出力システム。 - 前記検出手段、前記生成手段、前記出力手段は、スキャナを有する画像形成装置に設けられており、
前記文書は、前記スキャナによって読み取られまたは前記画像形成装置のプリンタドライバを有する端末装置から送信されてきたものである、
請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の文書出力システム。 - 前記出力手段は、スキャナを有する画像形成装置に設けられており、
前記検出手段および前記生成手段は、前記画像形成装置のプリンタドライバを有する端末装置に設けられており、
前記文書は、前記スキャナによって読み取られまたは前記端末装置から送信されてきたものである、
請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の文書出力システム。 - 電子データを取得するためのアドレスおよび前記アドレスがハイパーリンクとして設定されているオブジェクトを文書の中から検出する検出手段と、
検出された前記オブジェクトに設定されている前記アドレスを文字以外の形態で表わす画像を生成する生成手段と、
前記画像を付加して前記文書を出力する出力手段と、
を有することを特徴とする文書出力システム。 - 電子データを取得するためのアドレスを表わす文字列を文書の中から検出し、
検出した前記文字列が表わす前記アドレスを文字以外の形態で表わす画像を生成し、
前記画像を付加して前記文書を出力する、
ことを特徴とする文書出力方法。 - 電子データを取得するためのアドレスおよび前記アドレスがハイパーリンクとして設定されているオブジェクトを文書の中から検出し、
検出した前記オブジェクトに設定されている前記アドレスを文字以外の形態で表わす画像を生成し、
前記画像を付加して前記文書を出力する、
ことを特徴とする文書出力方法。 - 文書を出力する機能を有する文書出力装置に用いられるコンピュータプログラムであって、
前記文書出力装置に、
電子データを取得するためのアドレスを表わす文字列を前記文書の中から検出する処理と、
検出した前記文字列が表わす前記アドレスを文字以外の形態で表わす画像を生成する処理と、
前記画像を付加して前記文書を出力する処理と、
を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 文書を出力する機能を有する文書出力装置に用いられるコンピュータプログラムであって、
電子データを取得するためのアドレスおよび前記アドレスがハイパーリンクとして設定されているオブジェクトを前記文書の中から検出する処理と、
検出した前記オブジェクトに設定されている前記アドレスを文字以外の形態で表わす画像を生成する処理と、
前記画像を付加して前記文書を出力する処理と、
を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015135214A JP2017017641A (ja) | 2015-07-06 | 2015-07-06 | 文書出力システム、文書出力方法、およびコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015135214A JP2017017641A (ja) | 2015-07-06 | 2015-07-06 | 文書出力システム、文書出力方法、およびコンピュータプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017017641A true JP2017017641A (ja) | 2017-01-19 |
Family
ID=57831296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015135214A Pending JP2017017641A (ja) | 2015-07-06 | 2015-07-06 | 文書出力システム、文書出力方法、およびコンピュータプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017017641A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11138484B2 (en) | 2019-02-19 | 2021-10-05 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Colored region barcode printing |
-
2015
- 2015-07-06 JP JP2015135214A patent/JP2017017641A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11138484B2 (en) | 2019-02-19 | 2021-10-05 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Colored region barcode printing |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8446616B2 (en) | Image-forming apparatus, image-processing method, and control program for executing the same | |
US10270926B2 (en) | Information processing apparatus, information processing system, and information processing method | |
JP6344325B2 (ja) | 検索システム、検索方法、およびコンピュータプログラム | |
US20130050743A1 (en) | System and Method of Print Job Retrieval from the Cloud | |
JP4940982B2 (ja) | 画像形成装置およびWebページ印刷制御方法 | |
US20120050799A1 (en) | Print server apparatus, printing apparatus, information processing method, and storage medium | |
US20130208296A1 (en) | Image forming system, image forming apparatus, and recording medium | |
JP2009303081A (ja) | プリントシステム、画像形成装置、ウェブページ印刷方法、およびコンピュータプログラム | |
US8582170B2 (en) | Image forming apparatus, print control method, and storage medium for controlling user of executing gray-out print settings | |
JP2007241567A (ja) | デバイス管理システムおよびその制御方法 | |
US9507796B2 (en) | Relay apparatus and image processing device | |
US9667831B2 (en) | Information processing apparatus, printing method, and non-transitory computer-readable recording medium for generating print data corresponding to a display image | |
US8564805B2 (en) | Printing system and computer usable medium therefor | |
JP5899706B2 (ja) | 印刷システム、印刷装置、携帯端末装置、印刷方法及び印刷プログラム | |
JP6458427B2 (ja) | 情報処理装置、記録システム、及びプログラム | |
JP2017017641A (ja) | 文書出力システム、文書出力方法、およびコンピュータプログラム | |
JP3864883B2 (ja) | 通信端末および端末制御プログラム | |
JP4766089B2 (ja) | 画像処理プログラム、画像処理装置及び画像処理システム | |
JP2012243286A (ja) | 情報処理装置、ドキュメントデータ更新方法、およびコンピュータープログラム | |
JP6699624B2 (ja) | アンケート管理システム及びアンケート管理方法 | |
JP6432249B2 (ja) | 情報処理装置、記録システム、及びプログラム | |
JP2007189648A (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム | |
JP2018010544A (ja) | データ提供システム、画像出力装置、サーバ、データ提供方法、およびコンピュータプログラム | |
JP7095273B2 (ja) | 情報処理装置、画像形成方法および画像形成プログラム | |
US10735622B2 (en) | Image forming apparatus and storage medium for controlling of document data for maintenance of the image forming apparatus |