JP2017096000A - 車両ドア制御システム、車載装置、および携帯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの意図に反して車両ドアを開くことを防ぐとともに、車両ドアを開くためにユーザが待機する時間を短くすることを可能にする。【解決手段】自動開扉可能なドアを備えた車両1で用いられる無線通信機能を備えた車載装置2と、車載装置と無線通信を行う携帯機3とを備える車両ドア制御システム11であって、車載装置は、携帯機に対してリクエスト信号を逐次送信するLF送信部と、携帯機から送信されるレスポンス信号を逐次受信するRF受信部とを備え、携帯機は、リクエスト信号を逐次受信するLF受信部と、リクエスト信号を受信した場合に、レスポンス信号を送信するRF送信部とを備え、LF受信部は、リクエスト信号の受信信号強度を逐次測定する測定部を有しており、車載装置は、測定部で逐次測定したリクエスト信号の受信信号強度の変化量が閾値以下である場合に、ドアを自動で開扉させる開扉要求部をさらに備える。【選択図】図1
Description
本発明は、車両のドアを自動的に開く車両ドア制御システム、ならびにこの車両ドア制御システムに含まれる車載装置および携帯機に関する。
特許文献1には、携帯装置との間で双方向通信を行うことで携帯装置を検出し、一定時間継続して検出に成功すると、ユーザに車両ドアを開く意図があると判定し、車両ドアを自動的に開く車両ドア制御装置が開示されている。この車両ドア制御装置では、ユーザが単に通過する場合といった、車両ドアを開く意図のない場合の誤動作を防ぐために、数秒間継続して携帯装置が通信可能な範囲にあるか否かにもとづいて車両ドアを開く。
しかし、特許文献1に開示の車両ドア制御装置では、車両ドアを開くためにユーザが待機する時間を短縮することが難しいという問題点があった。詳しくは、以下の通りである。特許文献1に開示の車両ドア制御装置では、車両ドアを開く意図を、車両ドア制御装置が通信可能な範囲に携帯装置が検出される継続時間によって判定する。よって、単なる通過と待機とを十分に区別するためには、単なる通過の場合にユーザが車両ドア制御装置の通信範囲内の通過に要すると考えられる時間よりも長い時間を、この継続時間としなければならない。従って、車両ドアを開くためにユーザが待機する時間は、単なる通過の場合にユーザが車両ドア制御装置の通信範囲内の通過に要すると考えられる時間よりも短縮することができなかった。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、ユーザの意図に反して車両ドアを開くことを防ぐとともに、車両ドアを開くためにユーザが待機する時間を短くすることが可能な車両ドア制御システム、車載装置、および携帯機を提供することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は、発明の更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するための車両ドア制御システムに係る発明は、自動開扉可能なドアを備えた車両(1)で用いられる無線通信機能を備えた車載装置(2)と、車載装置と無線通信を行う携帯機(3)とを備える車両ドア制御システム(11)であって、車載装置は、携帯機に対してリクエスト信号を逐次送信するLF送信部(21)と、リクエスト信号を受信した携帯機からこのリクエスト信号に応答して送信される、レスポンス信号を逐次受信するRF受信部(22)とを備え、携帯機は、車載装置が逐次送信するリクエスト信号を逐次受信するLF受信部(31)と、LF受信部でリクエスト信号を受信した場合に、このリクエスト信号に応答するレスポンス信号を送信するRF送信部(32)とを備え、LF受信部は、逐次受信するリクエスト信号の受信信号強度を逐次測定する測定部(34)を有しており、車載装置は、測定部で逐次測定したリクエスト信号の受信信号強度の変化量が閾値以下である場合に、ドアを自動で開扉させる開扉要求部(S10)をさらに備える。
以上の構成によれば、開扉要求部は、測定部が逐次測定した、携帯機が逐次受信するリクエスト信号の受信信号強度の変化が閾値以下である場合に車両に開扉信号を送信し、車両のドアを自動で開扉させる。携帯機が受信するリクエスト信号の受信信号強度の変化は携帯機を所持するユーザの位置の変化に対応し、ユーザの位置の変化が大きいほど受信信号強度の変化も大きくなる。したがって、開扉要求部は、ユーザの位置の変化量が閾値以下である場合に車両ドアを開扉させることとなる。よって、ユーザが停止しているのか、車両近傍を通過しているのかを区別し、ユーザが車両近傍を通過している場合は、ドアを開く意図を示していないとしてドアを開かないため、ユーザの意図に反してドアを開扉させることを防ぐことが可能となる。また、携帯機が移動することを受信信号強度の変化から検出するために必要な携帯機の移動距離(以下、必要移動距離)は、携帯機と車載装置との間で通信が成立する範囲の通過に要する距離よりも小さいため、必要移動距離をユーザが移動する際に必要な時間が短縮される。よって、ユーザの移動を検出するために必要な時間、すなわちユーザが待機しているか移動しているかを判断するために必要な時間が短縮され、ユーザがドアを開くために待機する時間を短縮することが可能となる。
また、上記目的を達成するための車載装置に係る発明は、本発明の車両ドア制御システムに用いる車載装置である。すなわち、自動開扉可能なドアを備えた車両(1)で用いられる無線通信機能を備えた車載装置であって、ユーザが携帯する携帯機であって、受信した信号の受信信号強度を測定する携帯機に、リクエスト信号を逐次送信するLF送信部(21)と、携帯機がリクエスト信号を受信した際に送信する、レスポンス信号を受信するRF受信部(22)と、RF受信部で逐次受信するレスポンス信号に付加されたリクエスト信号の受信信号強度の変化量が閾値以下である場合に、ドアを自動で開扉させる開扉要求部(S10)とを備える。
また、上記目的を達成するための携帯機に係る発明は、本発明の車両ドア制御システムに用いる携帯機である。すなわち、上記目的を達成するための携帯機に係る発明は、自動開扉可能なドアを備えた車両(1)で用いられる車載装置(2)と無線通信を行う携帯機(3)であって、車載装置が送信するリクエスト信号を受信するLF受信部(31)と、車載装置に対してレスポンス信号を送信するRF送信部(32)とを備え、LF受信部は、受信信号強度を測定する測定部(34)を有しており、測定部が測定したリクエスト信号の受信信号強度の変化量が一定以下であるか否かの判定を行う携帯機判定部(33)と、判定結果をレスポンス信号に付加する判定結果送信部(33)とをさらに備える。
<実施形態>
以下、本発明の実施形態としての車両ドア制御システム11を図面に基づいて説明する。車両と携帯機との関係を図1に基づいて説明する。
以下、本発明の実施形態としての車両ドア制御システム11を図面に基づいて説明する。車両と携帯機との関係を図1に基づいて説明する。
車両1は自動開閉可能な所謂パワースライドドアやパワーバックドアといったドアを備えた自動車である。車両1はドアを駆動させるアクチュエータと、アクチュエータを制御するボデーECUをさらに備え、ボデーECUは、車両ドア制御システム11が備える車載装置2からの開扉信号に従ってアクチュエータを制御し、自動でドアを開く。
車載装置2は無線通信機能を備えており、リクエスト信号を周期的に逐次送信し、リクエスト信号を受信した携帯機3が逐次返信するレスポンス信号を受信する。このリクエスト信号の送信周期は、本実施形態では例えば250msecとする。
携帯機3は無線通信機能を備えた電子キーであり、車載装置2から送信されたリクエスト信号を受信すると車載装置2に対してレスポンス信号を送信する。車載装置2が送信するリクエスト信号を携帯機3が受信可能な範囲を範囲Aで示している。
携帯機3は、受信したリクエスト信号の受信信号強度を測定する機能を有している。携帯機3は、リクエスト信号の受信信号強度を測定し、測定した受信信号強度をレスポンス信号に付加して車載装置2に返信する。
車載装置2は、携帯機3から逐次返信されたレスポンス信号に付加された、携帯機3で受信したリクエスト信号の受信信号強度を取得する。また、車載装置2は、携帯機3から逐次返信されるレスポンス信号に付加されたリクエスト信号の受信信号強度の変化量が一定の範囲内であるか否かの判定を行う。そして、一定の範囲内であると判定すると、車両1に開扉信号を送信する。
続いて、図2を用いて車載装置2の構成を説明する。車載装置2は、LF送信部21と、RF受信部22と、制御部23とを備えて構成される。
LF送信部21は、制御部23が生成するリクエスト信号の変調および送信を行う。送信の際に用いる周波数は長波もしくは超長波の周波数帯であり、例えば30kHz〜300kHz帯である。また、送信の際に用いる変調方式は、本実施形態では振幅偏移変調である。なお、LF送信部21の送信アンテナは各ドアやトランク、車内など複数個所に設けられているが、以降ではこれらのドアに設けられたアンテナの1つを例に挙げて説明する。
RF受信部22は、携帯機3が送信するレスポンス信号の受信および復調を行う。制御部23はCPU、ROM、RAM等よりなるマイクロコンピュータを主体として構成されており、リクエスト信号を生成し、一定の送信電力で送信される測定用信号を付与して、LF送信部21に送信させる送信機能と、RF受信部22からレスポンス信号を取得し、レスポンス信号に付加されたリクエスト信号の受信信号強度を取り出す信号強度取得部としての機能と、リクエスト信号の受信信号強度の変化量をもとに車両1に開扉信号を送信する開扉要求部としての機能とを備える。なお、制御部23が実行する機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。
図3を用いて携帯機3の構成を説明する。携帯機3は、LF受信部31と、RF送信部32と、携帯機制御部33とを備えて構成される。
LF受信部31は、3軸アンテナ35を有しており、車載装置2が送信するリクエスト信号の受信および復調を行う。3軸アンテナ35としては、例えば、コイルを貫通するコアの方向が互いに直交する3本のバーアンテナを用いる構成とすればよい。また、LF受信部31は受信信号強度の測定を行う測定部34を備える。測定部34は、3軸アンテナ35の各軸で受信した、リクエスト信号に付加された一定の送信電力で送信された測定用信号の受信信号強度を測定する。
RF送信部32は、携帯機制御部33が生成するレスポンス信号の変調および送信を行う。送信の際に用いる周波数は、例えば300MHz〜3GHz帯である。
携帯機制御部33はCPU、ROM、RAM等よりなるマイクロコンピュータを主体として構成され、受信したリクエスト信号と、リクエスト信号の受信信号強度をLF受信部31から取得し、レスポンス信号にこの受信信号強度を付加して送信する。なお、携帯機制御部33が実行する機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。
図4を用いて、測定部34が測定する、LF受信部31が受信するリクエスト信号の受信信号強度について説明する。
リクエスト信号を受信可能な範囲内において、図4に示すように、携帯機3の位置が変化すると、3軸アンテナ35の各軸で受信するリクエスト信号の受信信号強度の大きさも変化する。よって、リクエスト信号の向きと大きさとの変化を用いて、携帯機3の位置、すなわち携帯機3を携帯するユーザの位置が変化しているか否かを判定することができる。
ここで、図5のフローチャートを用いて、車載装置2が備える制御部23の作動について説明を行う。車両1のドアが閉じた状態において、制御部23はフローチャートのステップS1(以下、ステップを省略)から各ステップの処理を実行する。
S1では、リクエスト信号を生成し、LF送信部21を通じて送信する。S2では、車両1に対応する正規の電子キーである携帯機3が送信するレスポンス信号を受信したか否かを判定する。受信したと判定したならばS3に進み、受信していないと判定したならば、再びS1に戻る。
S3では、リクエスト信号を生成し、測定用信号をリクエスト信号に付加して、LF送信部21を通じて送信する。なお、測定用信号については一定の送信電力で送信を行う。
S4では、携帯機3が送信するレスポンス信号を受信したか否かを判定する。受信したと判定した場合はS5に進み、受信していないと判定した場合は再びS1に戻って処理を繰り返す。
S5では、S4で受信した最新のレスポンス信号に付加された受信信号強度を取得する。このS5の処理が請求項の信号強度取得部に相当する。S6では、取得した受信信号強度を制御部23が備えるメモリに記憶する。S7では、受信信号強度を付加されたレスポンス信号の受信回数のカウントを行う。
S8では、受信信号強度を付加されたレスポンス信号の受信回数が、あらかじめ定めた閾値Th1以上であるか否かを判定する。Th1は、受信信号強度を付加されたレスポンス信号の受信回数が、受信信号強度の変化量を算出可能となる回数に達しているかを判断するための閾値であり、例えば4程度である。Th1以上であればS9に進み、Th1未満であれば再びS3に戻る。
S9では、メモリから、最新のレスポンス信号からあらかじめ定めた閾値Th2回前までのTh2+1回の受信信号強度を取得し、強度変化量が一定以下であるか否かを判定する。Th2は、最新のレスポンス信号とTh2回前のレスポンス信号との時間間隔が、携帯機の位置変化が、受信信号強度が変化する程度となるために必要な時間間隔となる数値で、かつTh2+1がTh1以下となる回数であり、例えば2程度である。
具体的には、最新の受信信号強度と1回前の受信信号強度の差、最新の受信信号強度と2回前の受信信号強度の差のように、最新の受信信号強度とTh2回前までの過去の受信信号強度をそれぞれ比較し、比較した結果得られる差(すなわち強度変化量)すべてがあらかじめ定めた閾値Th3以下であるか否かを判定する。閾値Th3は、車載装置2と携帯機3の位置関係に変化がない場合の受信信号強度のばらつきよりも少し大きい程度の値である。
差すべてが閾値Th3以下であると判定した場合はS10に進み、差にTh3以下でない値が含まれていると判定したならば再びS3に戻る。判定の詳細については後述する。このS9の処理が請求項の信号強度判定部に相当する。S10では、車両1に対して開扉信号を送信し、処理を終了する。このS10の処理が請求項の開扉要求部に相当する。
S9で行う判定について説明する。測定部34が備える直交する3軸の測定軸をそれぞれX軸、Y軸、Z軸とし、レスポンス信号に付加されたN回目のX軸の測定結果をX(N)、N回目のY軸の測定結果をY(N)、N回目のZ軸の測定結果をZ(N)とする。X軸の測定結果について|X(N)−X(N−1)|、|X(N)−X(N−2)|、・・・、|X(N)−X(N−Th2)|<Th3のすべてを満たし、かつY軸の測定結果について|Y(N)−Y(N−1)|、|Y(N)−Y(N−2)|、・・・、|Y(N)−Y(N−Th2)|<Th3のすべてを満たし、かつZ軸の測定結果について|Z(N)−Z(N−1)|、|Z(N)−Z(N−2)|、・・・、|Z(N)−Z(N−Th2)|<Th3のすべてを満たす場合に、S10に進む。いずれか1つ以上が満たさない場合、S2に戻る。なお、3軸すべてで閾値として閾値Th3を用いているが、測定軸ごとに異なる閾値を用いてもよい。
続いて、図6のフローチャートを用いて、携帯機3が備える携帯機制御部33の作動について説明する。携帯機3の電源が入ると、携帯機制御部33はフローチャートのS101から各ステップの処理を実行する。
S101では、LF受信部31がリクエスト信号を受信したか否かを判定する。受信したと判定した場合はS102に進み、受信していないと判定した場合は再びS101の処理を行う。S102では、レスポンス信号の生成を行う。
S103では、リクエスト信号に測定用信号が付加されているか否かを判定する。付加されていた場合はS104に進み、付加されていない場合はS106に進む。
S104では、LF受信部31が備える測定部34が測定した測定用信号の受信信号強度を取得する。S105では、S104で取得した受信信号強度を、S102で生成したレスポンス信号に付加する。このS105の処理が請求項の信号強度付加部に相当する。
測定用信号は一定の送信電力で送信されているため、携帯機3が同じ位置にあるならば、測定用信号を付加せずレスポンス信号の受信信号強度を測定する場合と比較して測定される信号強度のばらつきを少なくできる。
S106では、レスポンス信号をRF送信部32を通じて送信し、処理を終了する。携帯機3の電源が入っている限り、携帯機制御部33はフローチャートに示した処理をS101から繰り返し実行する。
以上、説明した実施形態によれば、LF受信部31が受信信号強度を測定する測定部34を有していることにより、携帯機3の位置の変化によって生じる受信信号強度の変化を検出し、携帯機3を携帯するユーザの位置の変化を推定することが可能となる。
また、測定部34によって測定されたリクエスト信号の受信信号強度と、制御部23が備えるメモリに記憶された、Th2回前までのリクエスト信号の受信信号強度とを比較し、受信信号強度の差が一定の範囲内であるか否かを判定する。すなわち、携帯機3を所持するユーザの位置が、Th2回前のリクエスト信号を受信した時点まで、現在の位置からの変化量が一定の範囲内であると推定できるか否かを判定する。これにより、ユーザが位置を保って待機し、ドアを開く意図を示しているのか、単に車載装置2と携帯機3との間の通信が成立する範囲を通過しているのかを判定し、ユーザの意図に沿ったドア制御を行うことが可能となる。この制御方法の変更は、ソフトウェアの変更のみで容易に変更することが可能である。
さらに、携帯機3が移動することを受信信号強度の変化から検出するために必要な携帯機3の移動距離は、携帯機3と車載装置2との間で通信が成立する範囲の通過に要する距離よりも小さい。そのため、受信信号強度の変化からユーザが移動していることを検出する際に要する時間は、通信が成立する範囲をユーザが通過する際に必要となる時間よりも短くなる。
このことを、図7を用いて説明する。測定部34は、3軸アンテナ35の各軸に対応する3つの測定軸を有し、測定軸がそれぞれ車両1の前後方向と、車両1の左右方向と、車両1の上下方向とを向く姿勢でユーザに保持されているとする。車両1の前後方向をX軸、車両1の左右方向をY軸、車両1の上下方向をZ軸とし、X軸の正方向を車両1の前方方向、Y軸の正方向を車両1の前方に向かって右方向、Z軸の正方向を車両1の上方として説明する。携帯機3を保持するユーザが位置P1から位置P2、位置P3、位置P4(以下、位置を省略)と移動して、携帯機3がリクエスト信号を受信可能な範囲を通過する場合と、P1からP2へ移動し、P2で立ち止まってドアを開く意図を示している場合とを比較する。なお、P1、P2、およびP3は携帯機3がリクエスト信号を受信可能な範囲内であり、P4は携帯機3がリクエスト信号を受信可能な範囲外である。
時刻t1に携帯機3はP1にあり、測定部34が測定した受信信号強度はX軸の正方向となっており、Y軸、Z軸方向ではほぼ0となっている。
時刻t2に携帯機3はP2にあり、測定部34が測定した受信信号強度は、X軸の正方向と、Y軸の正方向となっており、Z軸方向ではほぼ0となっている。
時刻t3に、通過する場合では携帯機3はP3にあり、測定部34が測定した受信信号強度は、X軸の負方向とY軸の正方向となっており、Z軸方向ではほぼ0となっている。立ち止まっている場合ではP2にとどまっており、測定部34が測定した受信信号強度は、時刻t2に測定した受信信号強度と同様にX軸の正方向とY軸の正方向となっており、Z軸方向ではほぼ0となっている。時刻t3の受信信号強度を時刻t2の受信信号強度と比較すると、通過する場合には差が生じるが、立ち止まっている場合には差が生じない。このため、ユーザが通過しているか、立ち止まっているかを時刻t3の時点で判定することが可能となる。
時刻t4に、通過する場合では携帯機3はP4にあるため、リクエスト信号を受信することができず、通信が成立しない。立ち止まっている場合では携帯機3はP2にあるため、リクエスト信号を受信可能であり、通信が成立する。受信信号強度を測定せず、通信が成立したか否かの判定にもとづいて通過しているか立ち止まっているかを判定するとした場合、時刻t4の時点で、通過しているか立ち止まっているかを判定することができる。よって、本実施形態ではユーザの待機時間が、ユーザが移動しているか否かを判別可能な時間であればよいことから、通信が成立する範囲をユーザが通過する際に必要な時間よりも待機時間を短くすることが可能となる。
また、一定の送信電力で送信される測定用信号を測定しているため、測定用信号を付加せずレスポンス信号の受信信号強度を測定する場合と比較して測定される信号強度のばらつきを少なくできる。よって、ユーザの意図を誤って判定する可能性を軽減することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の変形例も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。なお、以下の説明において、それまでに使用した符号と同一番号の符号を有する要素は、特に言及する場合を除き、それ以前の実施形態における同一符号の要素と同一である。また、構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分については先に説明した実施形態を適用できる。
<変形例1>
実施形態では図4のS9において、最新の受信信号強度と、Th2回前までの受信信号強度それぞれとを比較し、全ての差がTh3以下であるか否かを判定することで、受信信号強度の変化量が一定以下であるか否かを判定するとしている。しかし、これ以外の方法によって変化量が一定以下であるか否かを判定するとしてもよい。
実施形態では図4のS9において、最新の受信信号強度と、Th2回前までの受信信号強度それぞれとを比較し、全ての差がTh3以下であるか否かを判定することで、受信信号強度の変化量が一定以下であるか否かを判定するとしている。しかし、これ以外の方法によって変化量が一定以下であるか否かを判定するとしてもよい。
例えば、受信信号強度を付加されたレスポンス信号を受信するたびに1回前の受信信号強度と比較し、受信信号強度の差がTh4回連続でTh5以下であるか否かを判定することによって、変化量が一定以下であるか否かを判定するとしてもよい。すなわち、X軸の測定結果について|X(N)−X(N−1)|、|X(N−1)−X(N−2)|、・・・、|X(N−Th2+1)−X(N−Th2)|<Th3のすべてを満たし、かつY軸の測定結果について|Y(N)−Y(N−1)|、|Y(N−1)−Y(N−2)|、・・・、|Y(N―Th2+1)−Y(N−Th2)|<Th3のすべてを満たし、かつZ軸の測定結果について|Z(N)−Z(N−1)|、|Z(N−1)−Z(N−2)|、・・・、|Z(N−Th2+1)−Z(N−Th2)|<Th3のすべてを満たす場合に、S10に進むとし、1つ以上が満たさない場合、S2に戻るとしてもよい。なお、3軸すべてで閾値として閾値Th3を用いているが、測定軸ごとに異なる閾値を用いてもよい。
<変形例2>
実施形態では、測定部34は強度測定用の信号を、コイルを貫通するコアの方向が互いに直交する3つのバーアンテナを用いて3軸の測定軸で測定するとしている。しかし、ユーザの移動によって生じる受信信号強度の変化を検出可能であれば、ユーザの意図を判定することが可能となる。そのため、複数軸のアンテナとして、3軸アンテナではなく2軸アンテナを用いて2軸の測定軸としてもよいし、また複数軸のアンテナではなく、1軸アンテナを用いて1軸の測定軸としてもよい。また、測定部34が有するアンテナとしては、バーアンテナ以外のアンテナを用いてもよい。
実施形態では、測定部34は強度測定用の信号を、コイルを貫通するコアの方向が互いに直交する3つのバーアンテナを用いて3軸の測定軸で測定するとしている。しかし、ユーザの移動によって生じる受信信号強度の変化を検出可能であれば、ユーザの意図を判定することが可能となる。そのため、複数軸のアンテナとして、3軸アンテナではなく2軸アンテナを用いて2軸の測定軸としてもよいし、また複数軸のアンテナではなく、1軸アンテナを用いて1軸の測定軸としてもよい。また、測定部34が有するアンテナとしては、バーアンテナ以外のアンテナを用いてもよい。
<変形例3>
実施形態、変形例1では、各測定軸が測定した受信信号強度それぞれについて変化量を算出し、それらの変化量すべてがあらかじめ定めた値以下であるか否かを判定するとしている。しかし、各測定軸が測定した受信信号強度をまとめて一つのパラメータとして扱い、その変化量を用いて判定してもよい。
実施形態、変形例1では、各測定軸が測定した受信信号強度それぞれについて変化量を算出し、それらの変化量すべてがあらかじめ定めた値以下であるか否かを判定するとしている。しかし、各測定軸が測定した受信信号強度をまとめて一つのパラメータとして扱い、その変化量を用いて判定してもよい。
例えば、各測定軸で測定した受信信号強度から受信信号強度のベクトルを求め、ベクトルの変化量があらかじめ定めた値以下であるか否かを判定するとしてもよい。
<変形例4>
実施形態では、測定部34が測定した受信信号強度を携帯機3が車載装置2に送信し、車載装置2側で、受信信号強度の変化量が一定以下であるか否かの判定を行うとしている。しかし、この受信信号強度の変化量が一定以下であるか否かの判定を、携帯機3側で行ってもよい。例えば、携帯機制御部33が請求項の携帯機判定部に相当する機能と、判定結果付加部に相当する機能とを有し、制御部23が判定結果取得部に相当する機能を有しているとすればよい。この場合、受信信号強度の変化量が一定以下であるか否かの判定結果を携帯機3がレスポンス信号に付加して送信し、車載装置2はレスポンス信号に付加された判定結果を用いて開扉信号を送信するか否かを判定すればよい。これによれば、携帯機制御部33で負担する処理が増加するが、レスポンス信号のデータ量を削減することができる。
実施形態では、測定部34が測定した受信信号強度を携帯機3が車載装置2に送信し、車載装置2側で、受信信号強度の変化量が一定以下であるか否かの判定を行うとしている。しかし、この受信信号強度の変化量が一定以下であるか否かの判定を、携帯機3側で行ってもよい。例えば、携帯機制御部33が請求項の携帯機判定部に相当する機能と、判定結果付加部に相当する機能とを有し、制御部23が判定結果取得部に相当する機能を有しているとすればよい。この場合、受信信号強度の変化量が一定以下であるか否かの判定結果を携帯機3がレスポンス信号に付加して送信し、車載装置2はレスポンス信号に付加された判定結果を用いて開扉信号を送信するか否かを判定すればよい。これによれば、携帯機制御部33で負担する処理が増加するが、レスポンス信号のデータ量を削減することができる。
<変形例5>
実施形態では、LF送信部21がリクエスト信号を送信する際に、送信電力が変化する振幅偏移変調で変調する。そのため、制御部23はリクエスト信号に測定用信号を付加して送信し、携帯機制御部33は、リクエスト信号に測定用信号が付加されている場合に、測定した受信信号強度をレスポンス信号に付加して送信するとしている。しかし、LF送信部21が用いる変調方式を位相偏移変調などの送信電力が変化しない変調方式とし、制御部23がリクエスト信号に測定用信号を付加することなく送信してもよい。この場合、携帯機制御部33は、受信したリクエスト信号の受信信号強度を測定部34で測定した結果を取得し、レスポンス信号に付加して送信すればよい。
実施形態では、LF送信部21がリクエスト信号を送信する際に、送信電力が変化する振幅偏移変調で変調する。そのため、制御部23はリクエスト信号に測定用信号を付加して送信し、携帯機制御部33は、リクエスト信号に測定用信号が付加されている場合に、測定した受信信号強度をレスポンス信号に付加して送信するとしている。しかし、LF送信部21が用いる変調方式を位相偏移変調などの送信電力が変化しない変調方式とし、制御部23がリクエスト信号に測定用信号を付加することなく送信してもよい。この場合、携帯機制御部33は、受信したリクエスト信号の受信信号強度を測定部34で測定した結果を取得し、レスポンス信号に付加して送信すればよい。
1:車両 2:車載装置 3:携帯機 11:車両ドア制御システム 21:LF送信部 22:RF受信部 23:制御部 31:LF受信部 32:RF送信部 33:携帯機制御部 34:測定部 35:3軸アンテナ S5:信号強度取得部 S9:信号強度判定部 S10:開扉要求部 S105:信号強度付加部
Claims (10)
- 自動開扉可能なドアを備えた車両(1)で用いられる無線通信機能を備えた車載装置(2)と、
前記車載装置と無線通信を行う携帯機(3)とを備える車両ドア制御システム(11)であって、
前記車載装置は、
前記携帯機に対してリクエスト信号を逐次送信するLF送信部(21)を備え、
前記携帯機は、
前記車載装置が逐次送信する前記リクエスト信号を逐次受信するLF受信部(31)を備え、
前記LF受信部は、逐次受信する前記リクエスト信号の受信信号強度を逐次測定する測定部(34)を有しており、
前記車載装置は、
前記測定部で逐次測定された前記リクエスト信号の受信信号強度の変化量が閾値以下である場合に、前記ドアを自動で開扉させる開扉要求部(S10)をさらに備える車両ドア制御システム。 - 請求項1において、
前記LF受信部は、
互いに直交する複数軸のアンテナ(35)を有しており、
前記測定部は、前記複数軸のアンテナのそれぞれの軸について前記リクエスト信号の受信信号強度を測定し、
前記開扉要求部は、前記測定部が測定した、前記リクエスト信号を前記複数軸のアンテナが受信した際の受信信号強度の変化量が閾値以下である場合に、前記ドアを自動で開扉させる車両ドア制御システム。 - 請求項2において、
前記LF受信部は、
互いに直交する3軸のアンテナを備え、
前記測定部は、
前記3軸のアンテナのそれぞれの軸について前記リクエスト信号の受信信号強度を測定し、
前記開扉要求部は、前記測定部が測定した、前記リクエスト信号を前記3軸のアンテナが受信した際の受信信号強度の変化量が閾値以下である場合に、前記ドアを自動で開扉させる車両ドア制御システム。 - 請求項2または3において、
前記開扉要求部は、前記測定部が測定した、前記リクエスト信号の受信信号強度の変化量が、前記それぞれの軸の全てにおいて閾値以下である場合に、前記ドアを自動で開扉させる車両ドア制御システム。 - 請求項2または3において、
前記開扉要求部は、前記測定部が測定した、前記それぞれの軸についての前記リクエスト信号の受信信号強度をまとめて単一のパラメータを算出し、前記単一のパラメータの変化量が閾値以下である場合に、前記ドアを自動で開扉させる車両ドア制御システム。 - 請求項1〜5のいずれか1項において、
前記携帯機は、
前記LF受信部で前記リクエスト信号を受信した場合に、前記リクエスト信号に応答するレスポンス信号を送信するRF送信部(32)と、
前記測定部が測定した前記リクエスト信号の前記受信信号強度を前記レスポンス信号に付加する信号強度付加部(S105)とを備え、
前記車載装置は、
前記レスポンス信号を逐次受信するRF受信部(22)と、
前記RF受信部で逐次受信する前記レスポンス信号に付加された前記リクエスト信号の前記受信信号強度を逐次取得する信号強度取得部(S5)と、
前記信号強度取得部で逐次取得する前記受信信号強度の変化量が閾値以下であるか否かの判定を行う信号強度判定部(S9)とをさらに備える車両ドア制御システム。 - 請求項1〜5のいずれか1項において、
前記携帯機は、
前記LF受信部で前記リクエスト信号を受信した場合に、前記リクエスト信号に応答するレスポンス信号を送信するRF送信部(32)と、
前記測定部が測定した前記リクエスト信号の前記受信信号強度の変化量が閾値以下であるか否かの判定を行う携帯機判定部(33)と、
判定結果を前記レスポンス信号に付加する判定結果付加部(33)とを備え、
前記車載装置は、
前記リクエスト信号を受信した前記携帯機から、前記リクエスト信号に応答して送信される、前記レスポンス信号を逐次受信するRF受信部(22)と、
前記RF受信部で受信する前記レスポンス信号に付加された前記判定結果を取得する判定結果取得部(23)とを備え、
前記開扉要求部は、前記判定結果取得部で取得した前記判定結果が、前記リクエスト信号の前記受信信号強度の変化量が閾値以下である旨の判定結果であった場合に、前記ドアを自動で開扉させる車両ドア制御システム。 - 請求項1〜7のいずれか1項において、
前記LF送信部は、前記リクエスト信号に、一定の送信電力で送信する測定用信号を付加して逐次送信するものであり、
前記測定部は、前記測定用信号の受信信号強度を逐次測定し、
前記開扉要求部は、前記測定部が逐次測定した前記測定用信号の受信信号強度の変化量が閾値以下である場合に、前記ドアを自動で開扉させる車両ドア制御システム。 - 自動開扉可能なドアを備えた車両(1)で用いられる無線通信機能を備えた車載装置であって、
ユーザが携帯する携帯機であって、受信した信号の受信信号強度を測定する携帯機に、リクエスト信号を逐次送信するLF送信部(21)と、
前記携帯機が前記リクエスト信号を受信した際に送信する、レスポンス信号を受信するRF受信部(22)と、
前記RF受信部で逐次受信する前記レスポンス信号に付加された前記リクエスト信号の受信信号強度の変化量が閾値以下である場合に、前記ドアを自動で開扉させる開扉要求部(S10)とを備える車載装置。 - 自動開扉可能なドアを備えた車両(1)で用いられる車載装置(2)と無線通信を行う携帯機(3)であって、
前記車載装置が送信するリクエスト信号を受信するLF受信部(31)と、
前記車載装置に対してレスポンス信号を送信するRF送信部(32)とを備え、
前記LF受信部は、受信信号強度を測定する測定部(34)を有しており、
前記測定部が測定した前記リクエスト信号の前記受信信号強度の変化量が閾値以下であるか否かの判定を行う携帯機判定部(33)と、
前記携帯機判定部での判定結果を前記レスポンス信号に付加する判定結果付加部(33)とをさらに備える携帯機。
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- 2015-11-25 JP JP2015229919A patent/JP2017096000A/ja active Pending
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