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JP2017084001A - 自動車用電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不揮発性メモリにブートローダプログラムが存在しなくとも、書込みツールでブートローダプログラムを書き込めるようにする。【解決手段】自動車用電子制御装置は、不揮発性メモリのブートセクタを検索し、そこにブートローダプログラムがあるか否かを判定する(S1)。自動車用電子制御装置は、不揮発性メモリにブートローダプログラムがないと判定すれば、オペレーティングシステムが動作していない状態、要するに、ブートローダプログラムが存在しない状態において、書換えツールの指示に応答して不揮発性メモリのデータを書き換える、フェイルセーフブートローダプログラムを起動する(S8)。そして、自動車用電子制御装置は、書換えツールと協働して、不揮発性メモリにブートローダプログラムを含むデータを書き込む(S9)。【選択図】図5

Description

本発明は、電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性メモリを備えた自動車用電子制御装置に関する。
自動車用電子制御装置は、電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性メモリを搭載している。不揮発性メモリのデータを書き換える場合、特開2014−16890号公報(特許文献1)に記載されるように、更新データを転送する書込みツールを電子制御装置に接続する。そして、書込みツールが電子制御装置に更新データを転送し、電子制御装置が更新データを不揮発性メモリに書き込む。
特開2014−16890号公報
ところで、電子制御装置の不揮発性メモリには、オペレーティングシステムをロードして起動するためのブートローダプログラムが書き込まれている。不揮発性メモリのデータを書き換える場合、不揮発性メモリの書換え領域を消去した後、そこに更新データを書き込むという手順を経る。ブートローダプログラムの書換え中、例えば、不揮発性メモリの消去後に電源障害又は通信障害によって電子制御装置がリセットされると、不揮発性メモリにブートローダプログラムが存在しなくなってしまう。このため、電源投入又はリセットしても、電子制御装置がオペレーティングシステムをロードすることができず、例えば、電子制御装置を分解して不揮発性メモリにブートローダプログラムを書き込まなければ、電子制御装置を使用できなくなってしまう。なお、ブートローダプログラムの書き換えは、例えば、その不具合解消、不揮発性メモリの全記憶領域の書き換えなどによって必要となる。
そこで、本発明は、書込みツールでブートローダプログラムを書き込めるようにした、自動車用電子制御装置を提供することを目的とする。
自動車用電子制御装置は、電気的にデータを書換え可能な不揮発性メモリを備え、外部からの指示によって不揮発性メモリのデータを書き換える第1のモードと、不揮発性メモリに格納されたアプリケーションプログラムに従って制御対象機器を制御する第2のモードと、を切り替え可能である。そして、自動車用電子制御装置は、第1のモードで使用する書換えプログラムを、第2のモードの起動プログラムが存在するときに動作する第1のプログラムと、起動プログラムが存在しないときにも動作する第2のプログラムと、を選択可能である。
本発明によれば、書込みツールでブートローダプログラムを書き込むことができる。
データ書換えシステムの一例を示す概要図である。 電子制御装置の一例を示す内部構造図である。 フラッシュROM(Read Only Memory)のメモリマップの一例を示す説明図である。 書換えツールの一例を示す内部構造図である。 電子制御装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 データ書換え処理の一例を示すサブルーチンである。 フラッシュROMにブートローダプログラムが存在しないときのメモリマップの一例を示す説明図である。
以下、添付された図面を参照し、本発明を実施するための実施形態について詳述する。
図1は、自動車に搭載される電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)のデータを書き換える、データ書換えシステムの一例を示す。
データ書換え対象となるECU100は、CAN(Controller Area Network),シリアル通信,FlexRay(登録商標)などのネットワークケーブル200を介して、作業者がECU100のデータ書換え作業を行う、書換えツール300に着脱可能に接続される。なお、ECU100と書換えツール300とは、ネットワークケーブル200を使用した有線接続に限らず、無線送受信器を使用した無線接続によって接続されるようにしてもよい。
ECU100は、自動車に搭載された各種機器、例えば、燃料噴射弁,変速機,電動ブレーキシステム、ABS(Antilock Brake System),可変バルブタイミング機構,可変圧縮比機構などを制御する電子機器であって、マイクロコンピュータを内蔵している。具体的には、ECU100は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ110と、ネットワークに接続するための通信回路120と、不揮発性メモリの一例として挙げられるフラッシュROM130と、揮発性メモリの一例として挙げられるRAM(Random Access Memory)140と、プロセッサ110,通信回路120,フラッシュROM130及びRAM140を相互に接続するバス150と、を有している。ここで、通信回路120は、ネットワークケーブル200を着脱可能に接続するコネクタ(図示せず)を含む。また、フラッシュROM130は、電気的にデータを消去及び書込むことで、データを書換え可能である。
フラッシュROM130には、図3に示すように、ブートローダプログラム、書換えプログラム、フェイルセーフブートローダプログラム、オペレーティングシステム、各種機器を制御するためのアプリケーションプログラム1〜nなどが格納されている。ここで、ブートローダプログラム、書換えプログラム及びフェイルセーフブートローダプログラムが、夫々、起動プログラム、第1のプログラム及び第2のプログラムの一例として挙げられる。
ブートローダプログラムは、オペレーティングシステムをRAM140にロードして起動する。書換えプログラムは、オペレーティングシステムの動作下で、書換えツール300の指示に応答して、フェイルセーフブートローダプログラムが格納されている記憶領域を除く、フラッシュROM130のデータを書き換える。フェイルセーフブートローダプログラムは、オペレーティングシステムが動作していない状態、即ち、ブートローダプログラムが存在しない状態において、書換えツール300の指示に応答して、フェイルセーフブートローダプログラムが格納されている記憶領域を含む、フラッシュROM130のデータを書き換える。なお、ブートローダプログラム、書換えプログラム、フェイルセーフブートローダプログラム、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム1〜nは、例えば、データに埋め込まれた識別子、フラッシュROM130のメモリマップを管理するテーブルなどによって識別することができる。
ここで、フェイルセーフブートローダプログラムは、オペレーティングシステムが動作していなくとも、ECU100と書換えツール300との間の通信機能、フラッシュROM130のデータ書換え機能、フラッシュROM130のデータ検証機能を実現できるように構成されている。従って、フェイルセーフブートローダプログラムは、オペレーティングシステムのサブセットを含んでいる。
そして、ECU100は、電源投入又はリセットが行なわれたときに、フラッシュROM130のメモリマップ状態に応じて、ブートローダプログラム又はフェイルセーフブートローダプログラムを選択的に起動する。この選択的な起動は、例えば、ブートセクタを利用して実現することができる。
書換えツール300は、作業者がECU100のデータ書換え作業を行う電子機器であって、例えば、パーソナルコンピュータなどのコンピュータから構成される。具体的には、書換えツール300は、図4に示すように、CPUなどのプロセッサ310と、ネットワークに接続するための通信回路320と、ハードディスク装置,SSD(Solid State Drive)などのストレージ330と、作業者へのインターフェースとなる入出力装置340と、を有している。ここで、通信回路320は、ネットワークケーブル200を着脱可能に接続するコネクタ(図示せず)を含む。また、入出力装置340は、LCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイと、キーボードと、マウスなどのポインティングデバイスと、を含む。ストレージ330は、例えば、図示しないネットワークに接続されたNAS(Network Attached Storage),サーバのストレージなどであってもよい。
ストレージ330には、ECU100のフラッシュROM130を書き換えるための更新データが格納されている。更新データは、例えば、ブートローダプログラム、自動車に搭載された各種機器を制御するアプリケーションプログラム、そのアプリケーションプログラムで使用される定数,マップ(テーブル)などの制御パラメータなどを含む。なお、更新データは、更に、書換えプログラム、フェイルセーフブートローダプログラム、オペレーティングシステムを含むことができる。
そして、ECU100は、書換えツール300からの指示によってフラッシュROM130のデータを書き換える第1のモードと、フラッシュROM130に格納されたアプリケーションプログラムに従って制御対象機器を制御する第2のモードと、を切り替え可能に構成されている。第1のモードで使用するデータ書換えプログラムとしては、第2のモードのブートローダプログラムが存在するときに動作する書換えプログラムと、ブートローダプログラムが存在しないときにも動作するフェイルセーフブートローダプログラムと、を選択可能である。また、ECU100は、電源投入又はリセットされてもブートローダプログラムが動作しない場合、フェイルセーフブートローダプログラムによる書換え処理に自動的に移行する。
図5は、ECU100に電源が投入、又は、ECU100がリセットされたことを契機として、ECU100のプロセッサ110が実行する処理の一例を示す。なお、ECU100のフラッシュROM130のデータを書き換える場合には、作業者がECU100に書換えツール300を接続して、ECU100に電源を投入する。
ステップ1(図では「S1」と略記する。以下同様。)では、ECU100のプロセッサ110が、フラッシュROM130のブートセクタを検索し、例えば、そこにブートローダプログラムの識別子が格納されているか否かを介して、ブートローダプログラムがあるか否かを判定する。そして、ECU100のプロセッサ110は、フラッシュROM130にブートローダプログラムがあると判定すれば、処理をステップ2へと進める(Yes)。一方、ECU100のプロセッサ110は、フラッシュROM130にブートローダプログラムがないと判定すれば、処理をステップ8へと進める(No)。なお、フラッシュROM130にブートローダプログラムがあるか否かは、例えば、ECU100が備えている、指定した順序でブートセクタを検索して起動する機能を利用して判定することができる。
ステップ2では、ECU100のプロセッサ110が、フラッシュROM130のブートローダプログラムをRAM140にロードして起動する。そして、ブートローダプログラムが起動されると、ECU100のプロセッサ110は、フラッシュROM130のオペレーティングシステムをRAM140にロードして起動し、アプリケーションプログラムを起動する準備をすることができる。なお、ブートローダプログラムの起動は、例えば、ECU100が備えている、指定した順序でブートセクタを検索して起動する機能により実現することができる。
ステップ3では、ECU100のプロセッサ110が、フラッシュROM130の記憶領域を検索し、例えば、そこにアプリケーションプログラムの識別子が格納されているか否かを介して、アプリケーションプログラムがあるか否かを判定する。そして、ECU100のプロセッサ110は、フラッシュROM130にアプリケーションプログラムがあると判定すれば、処理をステップ4へと進める(Yes)。一方、ECU100のプロセッサ110は、フラッシュROM130にアプリケーションプログラムがないと判定すれば、処理をステップ7へと進める(No)。
ステップ4では、ECU100のプロセッサ110が、フラッシュROM130のアプリケーションプログラムをRAM140にロードして起動する。なお、フラッシュROM130に複数のアプリケーションプログラムがある場合には、ECU100のプロセッサ110は、例えば、予め設定された起動順序で各アプリケーションプログラムを順次起動する。
ステップ5では、ECU100のプロセッサ110が、ステップ4で起動した各アプリケーションプログラムに従って、例えば、燃料噴射弁,変速機,電動ブレーキシステム、ABS,可変バルブタイミング機構,可変圧縮比機構などの各種機器を電子制御する。
ステップ6では、ECU100のプロセッサ110が、書換えツール300からデータ書換え要求があるか否かを判定する。そして、ECU100のプロセッサ110は、データ書換え要求があると判定すれば、処理をステップ7へと進める(Yes)。一方、ECU100のプロセッサ110は、データ書換え要求がないと判定すれば、処理をステップ5へと戻す(No)。なお、ECU100に書換えツール300が接続されていない場合には、書換えツール300からECU100にデータ書換え要求が送信されないので、各種機器を電子制御する通常処理が実行されることとなる。
ステップ7では、ECU100のプロセッサ110が、フラッシュROM130の書換えプログラムをRAM140にロードして起動する。そして、ECU100のプロセッサ110は、処理をステップ9へと進める。
ステップ8では、ECU100のプロセッサ110が、例えば、指定した順序でブートセクタを検索して起動する機能を利用して、フラッシュROM130のフェイルセーフブートローダプログラムをRAM140にロードして起動する。即ち、ECU100のプロセッサ110は、フラッシュROM130にブートローダプログラムが存在していないので、オペレーションシステムのサブセットを含むフェイルセーフブートローダプログラムを起動し、その機能を利用してブートローダプログラムを含む各種データをフラッシュROM130に書き込みできるようにする。そして、ECU100のプロセッサ110は、処理をステップ9へと進める。
ステップ9では、ECU100のプロセッサ110が、書換えツール300と協働して、ステップ7で起動した書換えプログラム、又は、ステップ8で起動したフェイルセーフブートローダプログラムによる、データ書換え処理のサブルーチンを実行する。なお、データ書換え処理の詳細は後述する。
ステップ10では、ECU100のプロセッサ110が、以下に列挙する4つの条件の少なくとも1つが成立したか否かを介して、処理を終了させるか否かを判定する。そして、ECU100のプロセッサ110は、4つの条件の少なくとも1つが成立したと判定すれば、処理を終了させる(Yes)。一方、ECU100のプロセッサ110は、4つの条件の何れも成立していないと判定すれば、処理をステップ9へと戻す(No)。
第1の条件:フラッシュROM130へのデータ書込みが完了、又は、書換えツール300の署名改変
第2の条件:セッションタイムアウト(但し、フラッシュROM130の全記憶領域を書き換える場合にはタイムアウトさせない)
第3の条件:ECU100がリセット指令を受信(但し、フラッシュROM130の全記憶領域を書き換える場合のみ有効とし、通常は否定応答)
第4の条件:フラッシュROM130の消去若しくは書込み異常、通信遮断などの通信障害(但し、全記憶領域又はブートセクタを書き換える場合のみ有効)
図6は、ECU100のプロセッサ110と書換えツール300のプロセッサ310とが協働して実行する、データ書換え処理のサブルーチンの一例を示す。
ステップ21では、書換えツール300のプロセッサ310が、入出力装置340を利用して、ユーザに書換え対象を選択させる。即ち、書換えツール300のプロセッサ310は、例えば、入出力装置340に書換え対象を選択させる画面を表示し、その中から少なくとも1つの書換え対象を選択させる。
ステップ22では、書換えツール300のプロセッサ310が、ステップ21で選択された少なくとも1つの書換え対象から、1つの書換え対象を順次選定する。書換えツール300のプロセッサ310は、例えば、第1回目の処理では最初に選択された書換え対象を選定し、第2回目以降の処理では選択された順序に従って書換え対象を順次選定する。
ステップ23では、書換えツール300のプロセッサ310が、例えば、ステップ22で選定された書換え対象のアドレスを指定することで、ECU100のフラッシュROM130における書換え対象が格納されている記憶領域の消去を、ECU100に要求する。
ステップ31では、ECU100のプロセッサ110が、書換えツール300からの消去要求に応答して、例えば、フラッシュROM130の指定アドレスに所定データを書き込むことで、その記憶領域を消去する。
ステップ32では、ECU100のプロセッサ110が、フラッシュROM130における指定アドレスの記憶領域の消去が終了したことを、書換えツール300に通知する。なお、このような通知は、ECU100と書換えツール300との間で同期をとるために行われる(以下同様)。
ステップ24では、書換えツール300のプロセッサ310が、ECU100からの通知に応答して、ストレージ330から書換え対象の更新データを読み出し、これをECU100に送信する。なお、更新データは、所定サイズごとに分割して送信してもよい。
ステップ33では、ECU100のプロセッサ110が、書換えツール300から受信した更新データをフラッシュROM130に書き込む。
ステップ34では、ECU100のプロセッサ110が、フラッシュROM130へのデータ書込みが終了したことを、書換えツール300に通知する。
ステップ25では、書換えツール300のプロセッサ310が、全ての書換え対象を処理したか否かを判定する。そして、書換えツール300のプロセッサ310は、全ての書換え対象を処理したと判定すれば、処理を終了させる(Yes)。一方、書換えツール300のプロセッサ310は、全ての書換え対象を処理していないと判定すれば、処理をステップ22へと戻す(No)。
かかる処理によれば、ECU100のフラッシュROM130にブートローダブログラムが書き込まれていれば、ECU100のプロセッサ110は、ブートローダプログラムをRAM140にロードして起動することで、オペレーティングシステムを動作させる。そして、フラッシュROM130にアプリケーションプログラムが書き込まれていれば、ECU100のプロセッサ110は、アプリケーションプログラムをRAM140にロードして起動することで、自動車に搭載された各種機器を電子制御する。
フラッシュROM130にアプリケーションプログラムが書き込まれていなければ、ECU100が各種機器を電子制御できないので、アプリケーションプログラムをフラッシュROM130に書き込み可能とすべく、ECU100のプロセッサ110は、書換えプログラムを起動する。また、ECU100のプロセッサ110が各種機器を電子制御しているとき、ECU100に接続された書換えツール300からデータ書換え要求があると、ECU100のプロセッサ110は、書換えツール300の要求に応答すべく、書換えプログラムを起動する。
そして、ECU100のプロセッサ110は、書換えツール300からの指示に応答して、フラッシュROM130のデータを書き換える。このとき、書換えプログラムは、フェイルセーフローダプログラムを書換え不能に構成されているため、例えば、フラッシュROM130の全データを書き換えているときに、電源障害又は通信障害が発生しても、フラッシュROM130からフェイルセーフブートローダプログラムが消失することを抑制できる。
一方、図7に示すように、フラッシュROM130にブートローダプログラムが書き込まれていない場合、ECU100のプロセッサ110は、オペレーティングシステムを動作させることができない。このため、ECU100のプロセッサ110は、オペレーティングシステムのサブセットを含んだフェイルセーフブートローダプログラムを起動し、その機能を利用して、少なくともブートローダプログラムをフラッシュROM130に書き込みできるようにする。
従って、ECU100において、フラッシュROM130のブートローダプログラムを書き換えているときに、例えば、電源障害又は通信障害によってリセットされ、ブートローダプログラムが消去されても、ECU100を分解せずに、書換えツール300の指示に応答して、フェイルセーフブートローダプログラムによってブートローダプログラムを書き込むことができる。
ここで、フラッシュROM130のフェイルセーフブートローダプログラムは、例えば、バグなどを含んでいる可能性があるため、これも書換え対象となり得る。この場合、オペレーティングシステムの動作下において、書換えプログラムによってフェイルセーフブートローダプログラムを書き換えることができない。しかし、フェイルセーフブートローダプログラムは、フラッシュROM130の全記憶領域を書換え可能であるため、これによってフェイルセーフブートローダプログラムを書き換えることができる。ここで、フェイルセーフブートローダプログラムは、フラッシュROM130からRAM140へとロードされて起動されているので、フラッシュROM130のフェイルセーフブートローダプログラムを書き換えても、何ら問題が発生しない。
100 電子制御装置
110 プロセッサ
130 フラッシュROM(不揮発性メモリ)

Claims (3)

  1. 電気的にデータを書換え可能な不揮発性メモリを備え、外部からの指示によって前記不揮発性メモリのデータを書き換える第1のモードと、前記不揮発性メモリに格納されたアプリケーションプログラムに従って制御対象機器を制御する第2のモードと、を切り替え可能な自動車用電子制御装置において、
    前記第1のモードで使用する書換えプログラムを、前記第2のモードの起動プログラムが存在するときに動作する第1のプログラムと、前記起動プログラムが存在しないときにも動作する第2のプログラムと、を選択可能にした、
    ことを特徴とする自動車用電子制御装置。
  2. 電源投入又はリセットしても前記第1のプログラムが動作しない場合、前記第2のプログラムによる書換え処理に移行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用電子制御装置。
  3. 前記第1のプログラムは、前記第2のプログラムを書換え不能である、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動車用電子制御装置。
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