JP2017066356A - 多孔質層、積層体、多孔質層を含む非水電解液二次電池用部材、および多孔質層を含む非水電解液二次電池 - Google Patents
多孔質層、積層体、多孔質層を含む非水電解液二次電池用部材、および多孔質層を含む非水電解液二次電池 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】本発明の多孔質層は、ポリフッ化ビニリデン系樹脂を含有する多孔質層であって、ポリフッ化ビニリデン系樹脂の、α型結晶とβ型結晶の含有量の合計を100モル%とした場合の、前記α型結晶の含有量が、10モル%以上、65モル%以下である。
【選択図】なし
Description
セパレータを構成する部材として利用できることを見出し、本発明に想到した。
する。
本発明の実施形態1に係る多孔質層は、前記課題を解決するために、ポリフッ化ビニリデン系樹脂を含有する多孔質層であって、前記ポリフッ化ビニリデン系樹脂中の、α型結晶とβ型結晶の含有量の合計を100モル%とした場合の、前記α型結晶の含有量が、10モル%以上、65モル%以下であることを特徴としている。
・第一の樹脂:ヘキサフルオロプロピレンの含有量が0モル%を超え、1.5モル%以下であるフッ化ビニリデン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体、またはフッ化ビニリデン単独重合体(ヘキサフルオロプロピレンの含有量が0モル%)。
・第二の樹脂:ヘキサフルオロプロピレンの含有量が1.5モル%を超えるフッ化ビニリデン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体。
PVDF系樹脂は、α型、β型およびγ型の3種類の結晶形を取り得る。しかしながら、本発明の積層体における多孔質層のIRスペクトルを測定したとき、以下に示す、α型結晶またはβ型結晶に特徴的なピークは観測され得るが、γ型結晶に特徴的なピークは観測されない。すなわち、前記多孔質層におけるPVDF系樹脂は、そのほとんど全てがα型の結晶またはβ型の結晶である。
PVDF系樹脂におけるα型結晶、β型結晶の含有率は、例えば、以下の(i)〜(iii)に記載の方法にて算出され得る。
Beerの法則:A=εbC …(1)
(式中、Aは吸光度、εはモル吸光定数、bは光路長、Cは濃度を表す)
前記式(1)において、α型結晶の特性吸収の吸光度をAα、β型結晶の特性吸収の吸光度をAβ、α型結晶のPVDF系樹脂のモル吸光定数をεα、β型結晶のPVDF系樹脂のモル吸光定数をεβ、α型結晶のPVDF系樹脂の濃度をCα、β型結晶のPVDF系樹脂の濃度をCβとすると、α型結晶とβ型結晶のそれぞれの吸光度の割合は、
Aβ/Aα=(εβ/εα)×(Cβ/Cα) …(1a)
となる。
=Aβ/{(Eβ/α×Aα)+Aβ} …(2a)
従って、補正係数Eβ/αを決定すれば、実測したα型結晶の特性吸収の吸光度Aα、β型結晶の特性吸収の吸光度Aβの値から、α型結晶およびβ型結晶の合計に対するβ型結晶のPVDF系樹脂の含有率F(β)を算出することができる。また、算出したF(β)からα型結晶およびβ型結晶の合計に対するα型結晶のPVDF系樹脂の含有率F(α)を算出することができる。
α型結晶のみからなるPVDF系樹脂のサンプルとβ型結晶のみからなるPVDF系樹脂のサンプルとを混合して、β型結晶のPVDF系樹脂の含有率F(β)が判っているサンプルを調製し、IRスペクトルを測定する。得られるIRスペクトルにおいて、α型結晶の吸光特性の吸光度(ピーク高さ)Aα、β型結晶の吸光特性の吸光度(ピーク高さ)Aβを測定する。
混合比を変更した複数のサンプルに関して、IRスペクトルの測定を行い、前記方法にて、それぞれのサンプルに関して補正係数Eβ/αを求め、それらの平均値を算出する。
前記(ii)にて算出した補正係数Eβ/αの平均値と、試料のIRスペクトルの測定結果とに基づいて、各試料におけるα型結晶およびβ型結晶の合計に対するα型結晶のPVDF系樹脂の含有率F(α)を算出する。
ル)を用いて、前記試料に関して、分解能4cm−1、スキャン回数512回で、測定領域である波数4000cm−1〜400cm−1の赤外線吸収スペクトルを測定する。ここで、切り出される測定用試料は、好ましくは80mm×80mm角の正方形である。しかしながら、上記赤外線吸収スペクトルを測定することができる大きさであれば足りるので、測定用試料の大きさ、形はこれに限定されない。そして、得られたスペクトルから、α型結晶の特性吸収である765cm−1の吸収強度(Aα)とβ型結晶の特性吸収である840cm−1の吸収強度(Aβ)とを求める。前記波数に対応する各ピークを形成する開始の点と終了の点とを直線で結び、その直線とピーク波数との長さを吸収強度とする。α型結晶は、波数775cm−1〜745cm−1の範囲内で取り得る吸収強度の最大値を765cm−1の吸収強度(Aα)とし、β型結晶は、波数850cm−1〜815cm−1の範囲内で取り得る吸収強度の最大値を840cm−1の吸収強度(Aβ)とする。なお、本明細書においては、前記補正係数Eβ/αの平均値は、1.681(特開2005−200623号公報の記載を参考)として、前記α型結晶の含有率F(α)(%)を算出している。その算出式は、以下の式(4a)である。
本発明に係る多孔質層は、例えば、後述する本発明に係る積層体、非水二次電池用セパレータの製造方法と同様の方法にて製造され得る。
本発明の実施形態2および3として、本発明に係る積層体および本発明に係る非水電解液二次電池用セパレータ(非水二次電池用セパレータとも称する)に関して以下に説明する。
本発明の積層体または非水二次電池用セパレータにおける多孔質基材は、ポリオレフィンを主成分とする多孔質かつ膜状の基材(ポリオレフィン系多孔質基材)であればよく、微多孔膜であることが好ましい。すなわち、多孔質基材は、その内部に連結した細孔を有する構造を有し、一方の面から他方の面に気体や液体が透過可能であるポリオレフィンを主成分とする多孔質フィルムであることが好ましい。多孔質基材は、1つの層から形成されるものであってもよいし、複数の層から形成されるものであってもよい。
度や体積エネルギー密度を高くすることができる点で、通常、4g/m2〜20g/m2の範囲であり、5g/m2〜12g/m2の範囲が好ましい。
(1)超高分子量ポリエチレン100重量部と、重量平均分子量1万以下の低分子量ポリオレフィン5重量部〜200重量部と、炭酸カルシウム等の無機充填剤100重量部〜400重量部とを混練してポリオレフィン樹脂組成物を得る工程、
(2)ポリオレフィン樹脂組成物を用いてシートを成形する工程、
(3)工程(2)で得られたシート中から無機充填剤を除去する工程、
(4)工程(3)で得られたシートを延伸する工程。
その他、上述した各特許文献に記載の方法を利用してもよい。
前記積層体におけるシャットダウン特性の測定方法としては、例えば、以下の方法が挙げられる。また、同様の方法にて、前記非水二次電池用セパレータにおけるシャットダウン特性も測定することができる。
m、内径10mm、厚さ1.6mm))(宝泉株式会社製)を用意する。
機株式会社製;IM3523)により連続的に測定する。
本発明の実施形態2、3に係る積層体、非水二次電池用セパレータを製造する方法は、特に限定されず、種々の方法が挙げられる。
る。塗工液が塗布されて塗膜が形成された多孔質基材を前記溶媒Xに浸漬し、多孔質基材上または支持体上の塗膜中の溶媒(分散媒)を溶媒Xで置換した後に、溶媒Xを蒸発させることにより、塗工液から溶媒(分散媒)を効率よく除去することができる。析出溶媒としては、例えば、イソプロピルアルコールまたはt−ブチルアルコールを用いることが好ましい。
また、本発明の積層体、非水二次電池用セパレータは、上述の方法における乾燥温度および析出温度(PVDF系樹脂を含む多孔質層を析出溶媒または低沸点有機酸を用いて析出させる場合の析出温度)を調節することによって、得られる多孔質層に含まれるPVDF系樹脂の結晶形を制御して製造される。具体的には、前記PVDF系樹脂において、α型結晶とβ型結晶の含有量の合計を100モル%とした場合の、α型結晶の含有量が10
モル%以上、65モル%以下となるように、前記乾燥温度および前記析出温度を調節して、本発明の積層体、非水二次電池用セパレータが製造される。
本発明の実施形態4および5として、非水二次電池用部材および非水二次電池に関して以下に説明する。本発明の非水二次電池用部材は、正極、本発明の実施形態1に係る多孔質層、および負極がこの順で配置されてなることを特徴とする。本発明の非水二次電池は、本発明の実施形態1に係る多孔質層を含むことを特徴とする。非水二次電池は、例えば、リチウムのドープ・脱ドープにより起電力を得る非水系二次電池であって、正極と、本発明の多孔質層と、多孔質基材と、負極とがこの順で積層されてなる非水二次電池部材を備えるリチウムイオン二次電池である。以下、リチウムイオン二次電池を例に挙げて説明する。なお、多孔質層以外の非水二次電池の構成要素は、下記説明の構成要素に限定されるものではない。
上述した説明では、多孔質基材の上に多孔質層を形成した非水二次電池用セパレータとしての本発明に係る積層体を製造し、当該非水二次電池用セパレータとしての本発明に係る積層体を挟むように正極シートおよび負極シートを重ねることで、非水二次電池用セパレータとしての本発明に係る積層体と電極とを含む非水二次電池用部材を製造するものとした。しかしながら、本発明に係る非水二次電池の製造方法は、これに限定されるものでない。
[各種測定方法]
以下の実施例1〜4および比較例1〜4にて得られた積層体に関して、α比の算出およびシャットダウン試験を、下記方法にて実施した。
以下の実施例および比較例において得られた積層体における多孔質層に含まれるPVDF系樹脂のα型結晶とβ型結晶との合計の含有量に対する、α型結晶のモル比(%)を、α比(%)とし、以下に示す方法にてそのα比を測定した。
m−ATRモデル)を用いて、分解能4cm−1、スキャン回数512回で、測定領域である波数4000cm−1〜400cm−1の赤外線吸収スペクトルを得た。得られたスペクトルから、α型結晶の特性吸収である765cm−1の吸収強度とβ型結晶の特性吸収である840cm−1の吸収強度とを求めた。前記波数に対応する各ピークを形成する開始の点と終了の点とを直線で結び、その直線とピーク波数との長さを吸収強度とし、α型結晶は、波数775cm−1〜745cm−1の範囲内で取り得る吸収強度の最大値を765cm−1の吸収強度とし、β型結晶は、波数850cm−1〜815cm−1の範囲内で取り得る吸収強度の最大値を840cm−1の吸収強度とした。
実施例1〜4、比較例1〜4にて得られた積層体(積層多孔質フィルム)から直径19.4mmの円形状測定用サンプルを切り出し、測定用サンプルとした。また、2032型コインセルの部材(上蓋、下蓋、ガスケット、カプトンリング(外径16.4mm、内径8mm、厚さ0.05mm)、スペーサー(直径15.5mm、厚さ0.5mmの円形状スペーサー)、アルミリング(外径16mm、内径10mm、厚さ1.6mm))(宝泉株式会社製)を用意した。
機株式会社製;IM3523)により連続的に測定した。
PVDF系樹脂(ポリフッ化ビニリデンホモポリマー)のN−メチル−2−ピロリドン(以下「NMP」と称する場合もある)溶液(株式会社クレハ製;商品名「L#7305
」、重量平均分子量:1,000,000)を塗工液とし、ポリエチレンの多孔膜(厚さ12μm、空隙率44%)上に、ドクターブレード法により、塗工液中のPVDF系樹脂が1平方メートル当たり5.0gとなるように塗布した。得られた塗布物を、塗膜がNMP湿潤状態のままで2−プロパノール中に浸漬し、−25℃で5分間静置させ、積層多孔質フィルム(1−i)を得た。得られた積層多孔質フィルム(1−i)を浸漬溶媒湿潤状態で、さらに別の2−プロパノール中に浸漬し、25℃で5分間静置させ、積層多孔質フィルム(1−ii)を得た。得られた積層多孔質フィルム(1−ii)を30℃で5分間乾燥させて、積層体(1)を得た。得られた積層体(1)の評価結果を表1に示す。
実施例1と同様の方法で得られた塗布物を、塗膜がNMP湿潤状態のままで2−プロパノール中に浸漬し、−5℃で5分間静置させ、積層多孔質フィルム(2−i)を得た。得られた積層多孔質フィルム(2−i)を浸漬溶媒湿潤状態で、さらに別の2−プロパノール中に浸漬し、25℃で5分間静置させ、積層多孔質フィルム(2−ii)を得た。得られた積層多孔質フィルム(2−ii)を30℃で5分間乾燥させて、積層体(2)を得た。得られた積層体(2)の評価結果を表1に示す。
PVDF系樹脂(ポリフッ化ビニリデンホモポリマー)のNMP溶液(株式会社クレハ製;商品名「L#1120」、重量平均分子量;280,000)を塗工液とし、実施例1と同様の方法でポリエチレンの多孔膜(厚さ12μm、空隙率44%)上に塗布した。得られた塗布物を、塗膜がNMP湿潤状態のままで2−プロパノール中に浸漬し、実施例1と同様の方法で、−5℃で5分間静置させ、積層多孔質フィルム(3−i)を得た。得られた積層多孔質フィルム(3−i)を浸漬溶媒湿潤状態で、さらに別の2−プロパノール中に浸漬し、25℃で5分間静置させ、積層多孔質フィルム(3−ii)を得た。得られた積層多孔質フィルム(3−ii)を30℃で5分間乾燥させて、多孔質層を備える積層体(3)を得た。得られた積層体(3)の評価結果を表1に示す。
PVDF系樹脂(ポリフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレンコポリマー)のNMP溶液(株式会社クレハ製;商品名「L#9305」、重量平均分子量;1,000,000)を塗工液として、実施例1と同様の方法でポリエチレンの多孔膜(厚さ12μm、空隙率44%)上に塗布した。得られた塗布物を、塗膜がNMP湿潤状態のままで2−プロパノール中に浸漬し、10℃で5分間静置させ、積層多孔質フィルム(4−i)を得た。得られた積層多孔質フィルム(4−i)を浸漬溶媒湿潤状態で、さらに別の2−プロパノール中に浸漬し、25℃で5分間静置させ、積層多孔質フィルム(4−ii)を得た。得られた積層多孔質フィルム(4−ii)を30℃で5分間乾燥させて、多孔質層を備える積層体(4)を得た。得られた積層体(4)の評価結果を表1に示す。
実施例3と同様の方法で得られた塗布物、塗膜がNMP湿潤状態のままで、2−プロパノール中に浸漬し、0℃で5分間静置させ、積層多孔質フィルム(4−i)を得た。得られた積層多孔質フィルム(5−i)を浸漬溶媒湿潤状態で、さらに別の2−プロパノール中に浸漬し、25℃で5分間静置させ積層多孔質フィルム(4−ii)を得た。得られた積層多孔質フィルム(5−ii)を65℃で5分間乾燥させて、積層体(5)を得た。得られた積層体(5)の評価結果を表1に示す。
PVDF系樹脂(ポリフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレンコポリマー、株式会社クレハ製;商品名「W#9300」、重量平均分子量;1,000,000)を、固
形分が5質量%となるように、ジメチルアセトアミド/トリプロピレングリコール=7/3[質量比]の混合溶媒に、65℃、30分間の条件で撹拌し、溶解させた。得られた溶液を塗工液とし、ポリエチレンの多孔膜(厚さ12μm、空隙率44%)上に、ドクターブレード法により、塗工液中のPVDF系樹脂が1平方メートル当たり5.0gとなるように塗布した。得られた塗布物を、塗膜がNMP湿潤状態のままで水/ジメチルアセトアミド/トリプロピレングリコール=57/30/13[質量比]中に浸漬し、40℃で5分間静置させ、積層多孔質フィルム(6−i)を得た。得られた積層多孔質フィルム(6−i)を水洗し、積層多孔質フィルム(6−ii)を得た。得られた積層多孔質フィルム(6−ii)を65℃で5分間乾燥させて、多孔質層を備える積層体(6)を得た。得られた積層体(6)の評価結果を表1に示す。
実施例3と同様の方法で得られた塗布物を、塗膜がNMP湿潤状態のままで、ドライアイスで冷却した2−プロパノール中に浸漬し、25℃で5分間静置させ、積層多孔質フィルム(7−i)を得た。得られた積層多孔質フィルム(7−i)を浸漬溶媒湿潤状態で、さらに別の2−プロパノール中に浸漬し、25℃で5分間静置させ積層多孔質フィルム(7−ii)を得た。得られた積層多孔質フィルム(7−ii)を30℃で5分間乾燥させて、積層体(7)を得た。得られた積層体(7)の評価結果を表1に示す。
実施例3と同様の方法で得られた塗布物を、塗膜がNMP湿潤状態のままで、ドライアイスで冷却した2−プロパノール中に浸漬し、25℃で5分間静置させ、積層多孔質フィルム(8−i)を得た。得られた積層多孔質フィルム(8−i)を浸漬溶媒湿潤状態で、さらに別の2−プロパノール中に浸漬し、25℃で5分間静置させ積層多孔質フィルム(8−ii)を得た。得られた積層多孔質フィルム(8−ii)を65℃で5分間乾燥させて、積層体(8)を得た。得られた積層体(8)の評価結果を表1に示す。
実施例1〜4にて製造された、積層体における多孔質層に含まれるα型結晶およびβ型結晶からなるPVDF系樹脂中の、α型結晶の含有率(α比)が10モル%以上、65モル%以下である積層体(1)〜(4)をセパレータとして含むコインセル(非水二次電池
)のうちの60%以上のセルがシャットダウン機能を有することが示された。
次に、以下に示す作製方法にて、非水二次電池を作製した。そして、以下に示す電池保存安定性の試験方法にて、製造した非水二次電池の電池保存安定性を測定した。
<非水電解液二次電池の作製方法>
以下に示す正極、負極、並びに、実施例5、6および比較例5にて作製された積層体の各々を非水二次電池用セパレータとして用いて、非水二次電池を以下に示す組み立て方法に従って作製した。
LiNi0.5Mn0.3Co0.2O2/導電材/PVDF(重量比92/5/3)をアルミニウム箔に塗布することにより製造された市販の正極を用いた。上記正極を、正極活物質層が形成された部分の大きさが40mm×35mmであり、かつその外周に幅13mmで正極活物質層が形成されていない部分が残るように、アルミニウム箔を切り取って正極とした。正極活物質層の厚さは58μm、密度は2.50g/cm3であった。
黒鉛/スチレン−1,3−ブタジエン共重合体/カルボキシメチルセルロースナトリウム(重量比98/1/1)を銅箔に塗布することにより製造された市販の負極を用いた。上記負極を、負極活物質層が形成された部分の大きさが50mm×40mmであり、かつその外周に幅13mmで負極活物質層が形成されていない部分が残るように、銅箔を切り取って負極とした。負極活物質層の厚さは49μm、の密度は1.40g/cm3であった。
ラミネートパウチ内で、上記正極、非水二次電池用セパレータ(積層体)、および負極をこの順で積層(配置)することにより、非水電解液二次電池用部材を得た。このとき、正極の正極活物質層における主面の全部が、負極の負極活物質層における主面の範囲に含まれる(主面に重なる)ように、正極および負極を配置した。なお、上記非水二次電池用セパレータは、実施例5、6および比較例5の各々にて得られた積層体を5.5cm×4.0cmの大きさにて長方形の形状に切り出したものである。
チルメチルカーボネート、ジエチルカーボネートおよびエチレンカーボネートの体積比が50:20:30の混合溶媒に溶解させた25℃の電解液を用いた。そして、袋内を減圧しつつ、当該袋をヒートシールすることにより、非水二次電池を作製した。
上に示す方法にて作製された、充放電サイクルを経ていない新たな非水二次電池に対して、25℃で電圧範囲;4.1〜2.7V、電流値;0.2C(1時間率の放電容量による定格容量を1時間で放電する電流値を1Cとする、以下も同様)を1サイクルとして、4サイクルの初期充放電を行った。
PVDF系樹脂(ポリフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレンコポリマー)のNMP溶液(株式会社クレハ製;商品名「L#9305」、重量平均分子量;1,000,000)を塗工液とし、ポリエチレンの多孔膜(厚さ12μm、空隙率44%)上に、ドクターブレード法により、塗工液中のPVDF系樹脂が1平方メートル当たり1.0gとなるように塗布した。得られた塗布物を、塗膜がNMP湿潤状態のままで2−プロパノール中に浸漬し、−25℃で5分間静置させ、積層多孔質フィルム(9−i)を得た。得られた積層多孔質フィルム(9−i)を浸漬溶媒湿潤状態で、さらに別の2−プロパノール中に浸漬し、25℃で5分間静置させ、積層多孔質フィルム(9−ii)を得た。得られた積層多孔質フィルム(9−ii)を30℃で5分間乾燥させて、多孔質層を備える積層体(9)を得た。得られた積層体(9)をセパレータとして用いた非水二次電池の電池保存安定性の評価結果を表2に示す。
実施例5と同様の方法で得られた塗布物を、塗膜がNMP湿潤状態のままで2−プロパノール中に浸漬し、0℃で5分間静置させ、積層多孔質フィルム(10−i)を得た。得られた積層多孔質フィルム(10−i)を浸漬溶媒湿潤状態で、さらに別の2−プロパノール中に浸漬し、25℃で5分間静置させ、積層多孔質フィルム(10−ii)を得た。得られた積層多孔質フィルム(10−ii)を30℃で5分間乾燥させて、多孔質層を備える積層体(10)を得た。得られた積層体(10)をセパレータとして用いた非水二次電池の電池保存安定性の評価結果を表2に示す。
実施例5と同様の方法で得られた塗布物を、塗膜がNMP湿潤状態のままで2−プロパノール中に浸漬し、5℃で5分間静置させ、積層多孔質フィルム(11−i)を得た。得られた積層多孔質フィルム(11−i)を浸漬溶媒湿潤状態で、さらに別の2−プロパノール中に浸漬し、25℃で5分間静置させ、積層多孔質フィルム(11−ii)を得た。得られた積層多孔質フィルム(11−ii)を30℃で5分間乾燥させて、多孔質層を備える積層体(11)を得た。得られた積層体(11)をセパレータとして用いた非水二次電池の電池保存安定性の評価結果を表2に示す。
実施例5〜6にて製造された、積層体における多孔質層に含まれるα型結晶およびβ型結晶からなるPVDF系樹脂中の、α型結晶の含有率(α比)が10モル%以上、65モル%以下である積層体(9)〜(10)をセパレータとして含む非水二次電池は、比較例5にて製造された、積層体における多孔質層に含まれるα型結晶およびβ型結晶からなるPVDF系樹脂中の、α型結晶の含有率(α比)が上記範囲外(67%)である積層体(11)をセパレータとして含む非水二次電池よりも、電池保存安定性に優れることが示された。
Claims (9)
- ポリフッ化ビニリデン系樹脂を含有する多孔質層であって、
前記ポリフッ化ビニリデン系樹脂における、α型結晶とβ型結晶の含有量の合計を100モル%とした場合の、前記α型結晶の含有量が、10モル%以上、65モル%以下であることを特徴とする多孔質層。
(ここで、α型結晶の含有量は、前記多孔質層のIRスペクトルにおける765nm付近の吸収強度から算出され、β型結晶の含有量は、前記多孔質層のIRスペクトルにおける840nm付近の吸収強度から算出される。) - 前記ポリフッ化ビニリデン系樹脂が、フッ化ビニリデンのホモポリマー、および/または、フッ化ビニリデンと、ヘキサフルオロプロピレン、テトラフルオロエチレン、トリフルオロエチレン、トリクロロエチレン、およびフッ化ビニルからなる群から選択される少なくとも1種類のモノマーとの共重合体であることを特徴とする、請求項1に記載の多孔質層。
- 前記ポリフッ化ビニリデン系樹脂の重量平均分子量が、30万以上、300万以下であることを特徴とする、請求項1または2に記載の多孔質層。
- さらにフィラーを含んでおり、
前記ポリフッ化ビニリデン系樹脂および前記フィラーの総量に占める前記フィラーの割合が、1質量%以上、30質量%以下であることを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の多孔質層。 - 前記フィラーの体積平均粒子径が、0.01μm以上、10μm以下であることを特徴とする、請求項4に記載の多孔質層。
- ポリオレフィン系樹脂を主成分とする多孔質基材と、前記多孔質基材の少なくとも一方の面に積層された、請求項1〜5の何れか1項に記載の多孔質層と、を含む積層体。
- ポリオレフィン系樹脂を主成分とする多孔質基材と、前記多孔質基材の少なくとも一方の面に積層された、請求項1〜5の何れか1項に記載の多孔質層と、を含む非水電解液二次電池用セパレータ。
- 正極、請求項1〜5の何れか1項に記載の多孔質層、および負極がこの順で配置されてなることを特徴とする、非水電解液二次電池用部材。
- 請求項1〜5の何れか1項に記載の多孔質層を含むことを特徴とする、非水電解液二次電池。
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