JP2017065969A - 炭化珪素単結晶インゴット製造用の黒鉛坩堝及び炭化珪素単結晶インゴットの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】坩堝本体1aと坩堝上蓋1bとを備え、また、坩堝本体1a下部の原料充填部1cに炭化珪素原料3を充填し、坩堝上蓋1bの内面に種結晶2を設置し、炭化珪素原料3を加熱して昇華させ、昇華ガスを種結晶2の表面で再結晶化させる昇華再結晶法により炭化珪素単結晶4を製造するための黒鉛坩堝1であり、原料充填部1c内には、周縁基部が原料充填部1cの側壁内面に固定され、略々中央部に隔壁開口部21を有する円盤状の黒鉛製隔壁20が設けられている炭化珪素単結晶インゴット製造用の黒鉛坩堝1。黒鉛坩堝1を用いた炭化珪素単結晶インゴットの製造方法。
【選択図】図2
Description
そして、このような炭化珪素単結晶の作製法の一つとして、昇華再結晶法(レーリー法)が知られている。この昇華再結晶法は、2000℃を超える高温において原料の炭化珪素粉末を昇華させ、生成したその昇華ガス(原料ガス)を低温部に再結晶化させることにより、炭化珪素単結晶を製造する方法である。また、このレーリー法において、炭化珪素単結晶からなる種結晶を用いて炭化珪素単結晶を製造する方法は、特に改良レーリー法と呼ばれ(非特許文献1)、バルク状の炭化珪素単結晶インゴットの製造に利用されている。
昇華再結晶法で用いる炭化珪素原料3として炭化珪素結晶粉末〔通常、アチソン(Acheson)法で作製された炭化珪素結晶粉末を洗浄・前処理したものが使用される。〕が用いられ、また、黒鉛製坩堝1として上端開口筒状の坩堝本体1aとこの坩堝本体1aの上端開口部を閉塞する坩堝上蓋1bとを備えた坩堝が用いられる。そして、前記坩堝本体1a下部の原料充填部1c内に前記炭化珪素原料3が装填され、また、前記坩堝上蓋1bの内面に炭化珪素単結晶からなる種結晶2が設置される。坩堝1内では、前記炭化珪素原料3が、アルゴン等の不活性ガス雰囲気中(10Pa〜15kPa)で2400℃以上に加熱される。この加熱の際に、坩堝1内には炭化珪素原料3側に比べて種結晶2側がやや低温になるように温度勾配が設定され、加熱されて炭化珪素原料3から昇華した炭化珪素の昇華ガスは、温度勾配による流れ、及び、濃度勾配(温度勾配により形成される)による流れにより、種結晶2方向へと拡散・輸送され、この種結晶2の表面で再結晶し、結晶成長が進行して単結晶インゴット4が生成する。なお、図6中、符号5は断熱材である。
更にまた、種結晶に向かうガスの流れを制御するために原料充填部の上部に原料ガス整流ガイドを設ける方法が開示されている(特許文献5)。
〔1〕上端開口筒状に形成された黒鉛製の坩堝本体とこの坩堝本体の上端開口部を閉塞する坩堝上蓋とを備え、また、前記坩堝本体下部には炭化珪素原料を充填する原料充填部を有し、前記原料充填部内に装填された炭化珪素原料を加熱して昇華させ、生成した昇華ガスを前記坩堝上蓋の内面に設置された炭化珪素単結晶からなる種結晶の表面で再結晶化させる昇華再結晶法により炭化珪素単結晶を製造するための黒鉛坩堝において、
前記坩堝本体下部の原料充填部内には、周縁基部が原料充填部の側壁内面に固定され、略々中央部に隔壁開口部を有する円盤状の黒鉛製隔壁が設けられていることを特徴とする炭化珪素単結晶インゴット製造用の黒鉛坩堝。
〔2〕 前記黒鉛製隔壁の隔壁開口部の開口面積が、前記原料充填部内に装填された初期の炭化珪素原料の上面の面積の0.1倍以上0.5倍以下であることを特徴とする前記〔1〕に記載の炭化珪素単結晶インゴット製造用の黒鉛坩堝。
〔3〕 上端開口筒状に形成された黒鉛製の坩堝本体とこの坩堝本体の上端開口部を閉塞する坩堝上蓋とを備え、また、前記坩堝本体下部には炭化珪素原料を充填する原料充填部を有する黒鉛坩堝を用い、この黒鉛坩堝の坩堝本体下部の原料充填部内に炭化珪素原料を装填し、前記坩堝上蓋の内面には炭化珪素単結晶からなる種結晶を設置し、前記坩堝本体の側面を高周波誘導加熱して昇華ガスを発生させ、この発生した昇華ガスを前記種結晶上に再結晶させて炭化珪素単結晶を製造する方法において、
前記坩堝本体下部の原料充填部には周縁基部が坩堝本体内壁面に固定され、かつ、略々中央部に隔壁開口部を有する円盤状の黒鉛製隔壁を設け、この黒鉛製隔壁により隔壁下方で発生する昇華ガスを原料充填部の中心軸へと向う方向に案内し、この原料充填部内の中心軸周辺に位置する炭化珪素原料を昇華温度まで加熱することを特徴とする炭化珪素単結晶インゴットの製造方法。
また、図1において、符号20は、周縁基部が原料充填部1cの側壁内面に固定されて前記坩堝本体1a下部の原料充填部1c内に位置する本発明の黒鉛製隔壁であり、その略々中央部には隔壁開口部21が形成されている。
ここで、種結晶2上に炭化珪素単結晶の結晶成長させるためには、坩堝1内部の上下方向に温度勾配を形成し、原料充填部1cの温度を高くし、種結晶2の結晶成長部分の温度を相対的に低くして再結晶させる必要がある。つまり、坩堝1の中では原料充填部1cから種結晶2に向かった熱の流れを形成する必要がある。
そして、このような黒鉛製の坩堝1を用いた高周波による誘導加熱では、発熱部材である黒鉛製の坩堝1の側壁は加熱され易いが、原料充填部1c内の原料3の中心軸近傍(坩堝本体1a下部の原料充填部1cの中心軸近傍)は加熱され難い。特に原料充填部1c内の原料3の底部は坩堝1の坩堝本体1a下部の原料充填部の底壁部(以下、単に「坩堝底壁部」ということがある。)と接している部分であって、坩堝1の側壁から原料充填部1c内の原料3に投入された熱が流出する部分であるため、坩堝底壁部の中央近傍を高周波誘導加熱により効果的に加熱することは難しい。また、加熱された原料3から発生する昇華ガスは、鉛直上方に上昇し、種結晶2の結晶成長面で再結晶する流れを生じる。すなわち高温に加熱されやすい側壁近傍の高温の昇華ガスは他の原料部分を加熱することなく種結晶2に向かう。
隔壁20の上面及び/又は下面は坩堝1の坩堝底壁部に対して平行であっても、また、この坩堝底壁部に対して角度をなしていてもよく、原料3の装填量を多くするためには厚さが薄い方が好ましい。一方で、黒鉛材料を用いて隔壁20を作製する場合には、昇華ガスと黒鉛の反応による隔壁20の浸食が起こるため、隔壁20の厚さは5mm以上であることが好ましい。
実施例1においては、図1に示す製造装置において、図2に示す黒鉛坩堝を用いた。この坩堝の坩堝本体下部の原料充填部内には、隔壁高さ位置が初期装填原料の上面高さの1/2の位置であり、上下面が坩堝底壁部と平行であって、その隔壁開口部の開口面積が原料充填部内に装填された初期装填原料上面の面積の0.35倍である円盤状の黒鉛製隔壁を配設した。
また、坩堝の坩堝本体下部の原料充填部内には、アチソン法により作製された炭化珪素結晶粉末からなる炭化珪素原料を2.3kg装填し、また、坩堝の坩堝上蓋には、種結晶として、口径105mmの(0001)面を有する4Hポリタイプの炭化珪素単結晶ウェハを配置した。
このインゴットから切り出された炭化珪素単結晶基板は、電子デバイスを作製するための基板として有用である。
実施例2においては、実施例1の図2に示す黒鉛坩堝に代えて、図3に示す黒鉛坩堝を用いた製造装置において、周縁基部が坩堝底壁部から初期装填原料の上面高さの1/3の位置に固定され、また、隔壁開口部側が周縁基部側より少し高くなって全体が坩堝底壁部と角度を有して固定され、上面側が平面状で下面側が凹状を有し、原料下室の昇華ガスの流れが原料中心軸近傍に誘導される形状を持つ円盤状の隔壁を配設した。また、隔壁開口部の開口面積は初期装填原料上面の面積の0.15倍とした。
また、坩堝の坩堝本体下部の原料充填部内には、アチソン法により作製された炭化珪素結晶粉末からなる炭化珪素原料を4.6kg装填し、また、坩堝の坩堝上蓋には、種結晶として、口径155mmの(0001)面を有する4Hポリタイプの炭化珪素単結晶ウェハを配置した。
このインゴットから切り出された炭化珪素単結晶基板は、電子デバイスを作製するための基板として有用である。
実施例3においては、実施例1の図2に示す黒鉛坩堝に代えて、図4に示す黒鉛坩堝を用いた製造装置において、周縁基部が坩堝底壁部から初期装填原料の上面高さの2/3の位置に固定され、また、隔壁開口部側が周縁基部上面より少し低くなって上面が坩堝底壁部と角度を有して固定され、上面側が平面状で下面側が凹状を有し、原料下室の昇華ガスの流れが原料中心軸近傍に誘導される形状を持つ円盤状の隔壁を配設した。また、隔壁開口部の開口面積は初期装填原料上面の面積の0.4倍とした。
また、坩堝の坩堝本体下部の原料充填部内には、アチソン法により作製された炭化珪素結晶粉末からなる炭化珪素原料を8.3kg装填し、また、坩堝の坩堝上蓋には、種結晶として、口径155mmの(0001)面を有する4Hポリタイプの炭化珪素単結晶ウェハを配置した。
このインゴットから切り出された炭化珪素単結晶基板は、電子デバイスを作製するための基板として有用である。
実施例4においては、実施例1の図2に示す黒鉛坩堝に代えて、図5に示す黒鉛坩堝を用いた製造装置において、周縁基部が坩堝底壁部から初期装填原料の上面高さの1/2の位置に固定され、また、隔壁開口部側が周縁基部側より少し低くなって上面及び下面共に坩堝底壁部と角度を有して固定され、上面及び下面共に平面状の円板状であり、原料下室の昇華ガスの流れが原料中心軸近傍に誘導されるように隔壁を配設した。また、隔壁開口部の開口面積は初期装填原料上面の面積の0.3倍とした。
また、坩堝の坩堝本体下部の原料充填部内には、アチソン法により作製された炭化珪素結晶粉末からなる炭化珪素原料を3.0kg装填し、また、坩堝の坩堝上蓋には、種結晶として、口径105mmの(0001)面を有する4Hポリタイプの炭化珪素単結晶ウェハを配置した。
この実施例4の場合においても本発明の効果は得られるが、隔壁の周縁基部下面側に、原料下室の原料が再結晶していることが観察され、実施例1に比較して結晶化率が低いことが分かった。すなわち、原料を最大限に有効活用するためには、原料下室の周縁基部で昇華ガスの滞留が発生し難い構造であることが好ましい。
このインゴットから切り出された炭化珪素単結晶基板は、電子デバイスを作製するための基板として有用である。
実施例3と比較するために、隔壁20を配置せずに、実施例3と同じ操業条件にて結晶成長を実行した。
その結果、結晶の口径が155mm程度であり、かつ、高さが20mm程度のインゴットが得られた。坩堝内の原料の残渣を観察したところ、原料の中心軸で原料の再結晶が観察された。中心軸近傍の原料が有効に加熱されないため、原料の周辺部で昇華した原料ガスが結晶成長に利用されずに、原料の中心軸近傍で再結晶したものと考えられる。この原料の中心軸近傍での昇華ガスの再結晶のため、結晶成長の途中で原料ガスの供給が途絶え、成長した結晶の成長面が昇華し、成長面が炭化した。そのため、インゴットの結晶化率は15%と低い値であった。
Claims (3)
- 上端開口筒状に形成された黒鉛製の坩堝本体とこの坩堝本体の上端開口部を閉塞する黒鉛製の坩堝上蓋とを備え、また、前記坩堝本体下部には炭化珪素原料を充填する原料充填部を有し、前記原料充填部内に装填された炭化珪素原料を加熱して昇華させ、生成した昇華ガスを前記坩堝上蓋の内面に設置された炭化珪素単結晶からなる種結晶の表面で再結晶化させる昇華再結晶法により炭化珪素単結晶を製造するための黒鉛坩堝において、
前記坩堝本体下部の原料充填部内には、周縁基部が原料充填部の側壁内面に固定され、略々中央部に隔壁開口部を有する円盤状の黒鉛製隔壁が設けられていることを特徴とする炭化珪素単結晶インゴット製造用の黒鉛坩堝。 - 前記黒鉛製隔壁の隔壁開口部の開口面積が、前記原料充填部内に装填された初期の炭化珪素原料の上面の面積の0.1倍以上0.5倍以下であることを特徴とする請求項1に記載の炭化珪素単結晶インゴット製造用の黒鉛坩堝。
- 上端開口筒状に形成された黒鉛製の坩堝本体とこの坩堝本体の上端開口部を閉塞する坩堝上蓋とを備え、また、前記坩堝本体下部には炭化珪素原料を充填する原料充填部を有する黒鉛坩堝を用い、この黒鉛坩堝の坩堝本体下部の原料充填部内に炭化珪素原料を装填し、前記坩堝上蓋の内面には炭化珪素単結晶からなる種結晶を設置し、前記坩堝本体の側面を高周波誘導加熱して昇華ガスを発生させ、この発生した昇華ガスを前記種結晶上に再結晶させて炭化珪素単結晶を製造する方法において、
前記坩堝本体下部の原料充填部には周縁基部が坩堝本体内壁面に固定され、かつ、略々中央部に隔壁開口部を有する円盤状の黒鉛製隔壁を設け、この黒鉛製隔壁により隔壁下方で発生する昇華ガスを原料充填部の中心軸へと向う方向に案内し、この原料充填部内の中心軸周辺に位置する炭化珪素原料を昇華温度まで加熱することを特徴とする炭化珪素単結晶インゴットの製造方法。
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