JP2017052908A - 湿気硬化型ウレタン組成物、及び被覆材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、非結晶性ポリオール(a−1−1)、及び、鎖伸長剤(a−1−2)を含むポリオール(a−1)とポリイソシアネート(a−2)との反応物であるイソシアネート基を有するウレタンプレポリマー(A)、ポリオール(b−1)とポリイソシアネート(b−2)とN−2−ヒドロキシアルキルオキサゾリジン(b−3)との反応物であるオキサゾリジン基を有するウレタン化合物(B)、及び、酸触媒(C)を含有することを特徴とする湿気硬化型ウレタン組成物、並びに、その湿気硬化物であることを特徴とする被覆材を提供するものである。
【選択図】 なし
Description
カラム:東ソー株式会社製の下記のカラムを直列に接続して使用した。
「TSKgel G5000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
「TSKgel G4000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
「TSKgel G3000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
「TSKgel G2000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
検出器:RI(示差屈折計)
カラム温度:40℃
溶離液:テトラヒドロフラン(THF)
流速:1.0mL/分
注入量:100μL(試料濃度0.4質量%のテトラヒドロフラン溶液)
標準試料:下記の標準ポリスチレンを用いて検量線を作成した。
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−500」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−1000」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−2500」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−5000」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−1」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−2」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−4」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−10」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−20」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−40」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−80」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−128」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−288」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−550」
数平均分子量1,000のポリオキシプロピレングリコール(以下「PPG1000」と略記する。)300質量部、数平均分子量3,000のポリオキシプロピレングリコール(以下「PPG3000」と略記する。)180質量部、ジプロピレングリコール(以下「DPG」と略記する。)170質量部を混合し、そこへトリレンジイソシアネート(以下「TDI」と略記する。)350質量部加え、窒素気流下、90℃で8時間反応させ、NCO%;4.6質量%のウレタンプレポリマー(A−1)を得た。
PPG1000を300質量部、PPG3000を360質量部、DPGを70質量部を混合し、そこへTDIを270質量部加え、窒素気流下、90℃で8時間反応させ、NCO%;6.3質量%のウレタンプレポリマー(A−2)を得た。
ポリカーボネートポリオール(1,5−ペンタンジオール及び1,6−ヘキサンジオールを原料としたもの、数平均分子量1,000(以下「1,5PG/1,6HG−PC1000」と略記する。)300質量部、PPG3000を180質量部、DPGを170質量部を混合し、そこへTDIを350質量部加え、窒素気流下、90℃で8時間反応させ、NCO%;4.6質量%のウレタンプレポリマー(A−3)を得た。
ポリカーボネートポリオール(1,5−ペンタンジオール及び1,6−ヘキサンジオールを原料としたもの、数平均分子量3,000(以下「1,5PG/1,6HG−PC3000」と略記する。)300質量部、PPG3000を380質量部、DPGを60質量部を混合し、そこへTDIを260質量部加え、窒素気流下、90℃で8時間反応させ、NCO%;6.9質量%のウレタンプレポリマー(A−4)を得た。
PPG3000を570質量部、DPGを140質量部混合し、そこへTDIを290質量部加え、窒素気流下、90℃で8時間反応させ、NCO%;5.7質量%のウレタンプレポリマー(A−5)を得た。
ポリオキシテトラメチレングリコール(数平均分子量1,000(以下「PTMG1000」と略記する。)を300質量部、PPG3000を440質量部、DPGを40質量部混合し、そこへTDIを220質量部加え、窒素気流下、90℃で8時間反応させ、NCO%;5.9質量%のウレタンプレポリマー(A’−1)を得た。
PTMG1000を300質量部、PPG3000を180質量部、DPGを170質量部混合し、そこへTDIを350質量部加え、窒素気流下、90℃で8時間反応させ、NCO%;4.6質量%のウレタンプレポリマー(A’−2)を得た。
ポリカーボネートポリオール(1,6−ヘキサンジオールを原料としたもの、数平均分子量3,000(以下「1,6HG−PC1000」と略記する。)300質量部、PPG3000を180質量部、DPGを170質量部を混合し、そこへTDIを350質量部加え、窒素気流下、90℃で8時間反応させ、NCO%;4.6質量%のウレタンプレポリマー(A’−3)を得た。
PPG1000を1,000質量部入れ、そこへTDIを392質量部加え、窒素気流下、90℃で8時間反応させ、NCO%;7.6質量%のウレタンプレポリマー(A’−4)を得た。
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール(数平均分子量;1,000、オキシエチレン構造の含有量;20質量%、以下、「EOPO」と略記する。)を100質量部、TDIを80質量部を反応させ、NCO%;16.8質量%のウレタンプレポリマーを得た。次いで、キシレンを40質量部加えて撹拌しながら、N−2−イソプロピル−3−(2−ヒドロキシエチル)−1,3−オキサゾリジン(以下、「OXZ−1」と略記する。)を114.5質量部を発熱を抑えながらゆっくり滴下した。発熱が収まったのを確認した後、70℃にて8時間撹拌させ、オキサゾリジン基を有するウレタン化合物(B−1)を得た。
密閉した混合容器内で表1に示した所定量のウレタンプレポリマー(A)とウレタン化合物(B)、及び酸触媒(C)を均一に混合して湿気硬化型ウレタン組成物を得た。
ウレタンプレポリマー(A)及びウレタン化合物(B)の種類及び/又は量と、可塑剤の種類とを表1〜2に示す通り変更した以外は実施例1と同様にして湿気硬化型ウレタン組成物を得た。
JISA6021:2011「6.6.1 23℃における引張性能試験」に準拠して引張試験を行い、試験時温度23℃における引張強さ(N/mm2)、破断時の伸び率(%)、及び破断時のつかみ間の伸び率を測定した。
また、JISA6021:2011「6.6.2 −20℃及び60℃における引張性能試験」に準拠して引張試験を行い、試験時温度60℃における引張強さ(N/mm2)及び破断時のつかみ間の伸び率(%)を測定した。
実施例及び比較例で得られた湿気硬化型ウレタン組成物を、新聞紙上に厚さ2mmで塗布し、25℃、湿度50%の条件下で7日間放置し、硬化物を得た。その後、硬化物の上から、新聞紙の文字が確認できるか目視で観察し、確認できる場合は「○」、確認できない場合は「×」と評価した。
Claims (6)
- 非結晶性ポリオール(a−1−1)、及び、鎖伸長剤(a−1−2)を含み、結晶成分を含まないポリオール(a−1)とポリイソシアネート(a−2)との反応物であるイソシアネート基を有するウレタンプレポリマー(A)、
ポリオール(b−1)とポリイソシアネート(b−2)とN−2−ヒドロキシアルキルオキサゾリジン(b−3)との反応物であるオキサゾリジン基を有するウレタン化合物(B)、及び、酸触媒(C)を含有することを特徴とする湿気硬化型ウレタン組成物。 - 前記非結晶性ポリオール(a−1−1)が、ポリオキシプロピレングリコール、及び/又は、1,5−ペンタンジオールと1,6−ヘキサンジオールとを原料としたポリカーボネートポリオールである請求項1記載の湿気硬化型ウレタン組成物。
- 前記鎖伸長剤(a−1−2)が、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、及びブタンジオールからなる群より選ばれる1種以上のものである請求項1記載の湿気硬化型ウレタン組成物。
- 前記ポリイソシアネート(a−2)が、トルエンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、及びジフェニルメタンジイソシアネートからなる群より選ばれる1種以上のものである請求項1記載の湿気硬化型ウレタン組成物。
- 硬化物のJISA6021:2011に準拠して測定した引張強さ(試験時温度23℃)が10N/mm2以上であり、引張強さ(試験時温度60℃)が6N/mm2以上であり、破断時の伸び率(試験時温度23℃)が200%以上であり、破断時のつかみ間の伸び率(試験時温度23℃)が120%以上であり、破断時のつかみ間の伸び率(試験時温度60℃)が100%以上である請求項1記載の湿気硬化型ウレタン組成物。
- 請求項1〜5のいずれか1項記載の湿気硬化型ウレタン組成物の湿気硬化物であることを特徴とする被覆材。
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