JP2016509518A

JP2016509518A - 獣医学用整形キット

Info

Publication number: JP2016509518A
Application number: JP2015556912A
Authority: JP
Inventors: ヘオルヒオブイチカイセリオブ，イホル
Original assignee: ヘオルヒオブイチカイセリオブ，イホル
Priority date: 2013-02-07
Filing date: 2013-07-15
Publication date: 2016-03-31
Also published as: US10045822B2; EP2959859A1; WO2014123503A1; CN105142562B; SG11201506171TA; US20150366616A1; CN105142562A; BR112015018892A2; EP2959859A4; UA81852U

Abstract

ＶＯＳＩＳ獣医学用整形キットは、獣医学用、より具体的には整形外科および外傷学に関し、イヌ、ネコ、および他の動物の損傷した肢の機能の処置および修復における獣医学上の臨床に使用できる。解決されるべき技術的な問題は、損傷した動物に対する緊急ケアのタイムリーかつ質の高い提供、重篤な合併症の処置および予防の有効性の増大にある。この問題は、整形外部固定システムが、普遍的かつ多機能的なセットで提供されることで解決される。ＶＯＳＩＳ獣医学用整形キットは、（１）箱の形態であり、（２）蓋を有し、（３）区切りにより複数の区分に分割される矩形コンテナからなる。この区分は、部品および外部固定を目的とする説明書のセット：多機能性モノブロック（４）、プレート（５）、ロッドおよびピン（６）、バー（７）、締結具（８）、および説明書（９）を収容する。このセットのすべての備品は識別を簡単にするために印をつけられている。【選択図】なし

Description

本発明は、獣医学、具体的には整形外科および外傷学（外部固定システム）に関する。本キットは、動物病院でイヌ、ネコ、および他の動物の損傷した肢の処置および修復に使用できる。

現在、家庭用小動物、特にイヌおよび猫の肢の長骨の骨幹骨折の処置のために、多くの事例では、従来より骨を固定するための保護用（ギプス包帯、副木）および手術用（骨髄外アンカーおよび骨内アンカー）の方法を使用しているが、処置全体にわたって骨の断片の正確な再位置づけおよび硬く安定した固定を必ずしも保証するものではなく、造骨組織（骨膜、骨髄）、ならびに周辺の軟組織および骨の栄養血管での外科手術の外傷により、様々な合併症がもたらされ、結果として治癒に時間がかかる。異なる原因、重症度、および位置の骨折に適用されるＧ．Ａ．Ｉｌｉｚａｒｏｖにより開発された骨穿（ｔｒａｎｓｏｓｓｅｏｕｓ）骨接合の方法、ならびに類似する他のアンカー方法により、好ましい修復骨形成の工程および肯定的な処置結果のための条件を作製することが可能となる。さらにこれらの一部の事例の家庭用小動物の肢骨骨折に関する処置の技術的かつ科学技術的な可能性は判断されておらず、
・家庭用動物の種類、年齢および性別ならびに断片の性質により、肢の長骨の処置のための外部骨接合装置のレイアウトの普遍的なバージョンが適切に開発されておらず、
・現存する装置は、骨折の治癒および変形の補正が完全となるまでの正確な骨の断片の再位置付けおよびこの骨の安定した固定を提供しておらず、骨折領域の外科的処置が必要されている
との事実により、骨接合のシステムおよび技術である新規方法の開発が必要とされている。

外傷学および整形外科の現代の処置およびリハビリテーションのプログラムにおいて使用される様々な整形製品を含む整形外科用の従来製品が存在する［ＷＷＷｄｏｃｕｍｅｎｔ参照］。ＵＲＬ：ｈｔｔｐ：／／ｒｅｋｏ−ｍｅｄ．ｒｕ（０１．０９．２０１３）

イヌ、ネコ、および他の動物の損傷した肢の処置および修復における現在高度な技術である外科的処置の手法の有効性を増大させる包括的な獣医学用整形セットが必要とされている。

ＶＯＳＩＳ獣医学用整形キットと題されるこの利用モデルは上述の要求に一致するものであり、コンパクトなパッケージ内の必要とされる外部固定整形外科システムのセットを有する獣医学用の外科手術および整形外科の分野の専門家にとって、損傷した動物に対してタイムリーかつ質の高い処置を提供し、処置の有効性を改善し、重篤な合併症の発症を予防することができる。

提案される獣医学用整形キットが、獣医学上の実務における様々な臨床事例に使用するために設計されるとの事実により達成された。本キットのすべての部品は複数回使用できる（消耗品を除く）。外科的処置の有効性が増大することにより、特に設計し組み立てた普遍的かつ多機能性の整形装置の使用により提供される。

本発明の開示
本獣医学用整形キットは、蓋３を備える箱２の形態で作製された矩形コンテナ１であって、外部の骨接合用の部品およびツールのセットを収容するため、区切りによりいくつかの区分に分割されている、矩形コンテナ１を含む（図１）。これは、多機能性単一ユニット４、プレート５、ロッド、およびピン６、梁７、ハードウェア８、およびツール９を含む（図２）。すべてのキットは、簡単に認識するために印をつけられている。

１．多機能性単一ユニット４（ＭＰ２０．５およびＭＰ２０．４）は、支持梁および骨アンカーの間、または放射状プレートおよび固定ロッドの間に取付け組立体を形成するために設計される。扱う動物のサイズにより、単一ユニットの穴の直径および固定方法により、０．８〜５．０ｍｍの直径の支持梁を固定することが可能である。骨アンカーの直径はまた、０．８ｍｍ〜５．０ｍｍの範囲である。２つの単一ユニットが支持梁を用いて組み合わせられる際に、異なる角度および異なる面で骨アンカーを挿入することを可能にする２つの度合いの自由度の配置が形成される。この単一ユニットの設計は、もともと開発されたものである（ウクライナ特許第＃７６４４６号参照）

２．プレート５（ウクライナ特許第＃７００２５号参照）
２．１．再建プレート（ＲＰＳＳＨ−５、ＲＰＳＳＨ−７、およびＲＰＳＳＨ−９）は、外部骨接合に使用される。これらは、大型および中型のイヌに使用され、固定ネジ用の５〜９の穴を有する。

再建プレートの特徴
・組織との少ない接触
・異なる骨プロフィールに適合する特質
・すべての終結具上方の固体の補強リブ
・単一の固定点での絶対的な安定性
・異なる密度による圧縮特性（糸―骨システムの張力）
・有意な反回転性の特性
・同一の種類のプレートを、きわどい骨折領域でプレートの厚さを倍加することにより異なる重量の動物に使用できる。

２．２．放射状プレート（ＰＲ−７およびＰＲ−９）は、多機能性の単一ユニットの使用に用いる、中型−小型、中型、大型の直径（最大１１０ｍｍ）の単一側面、二重平面および弧形―環状のセットを形成するために設計される。

３．ロッドおよびピン
３．１．セルフタッピング固定ロッド（ＳＦＳ１００．５）は、皮質板を捕捉する角度で骨を固定するために設計される。

３．２．セルフタッピング固定ロッド（ＳＦＳ１００．５．３０）は、弧形―環状、両側性、単一側面、および大きな寸法の構造における主要アンカーとして使用される。

３．３．固定片側強化ロッド（ＳＦＳ１００．３．０）は、小型〜大型寸法の構造の骨穿および骨内挿入のために設計される。

３．４．固定片側強化ロッド（ＳＦＳ１００．２．２）は、小型〜中型の寸法の構造の骨穿および骨内挿入のために設計される。

３．５．固定片側強化ロッド（ＳＦＳ１００．２．０６）は、小型の寸法の構造の骨穿および骨内挿入のために設計される。

３．６．固定片側強化ロッド（ＳＦＳ１００．１．６）は、小型の寸法の構造の骨穿および骨内挿入のために設計される。

３．７．固定片側強化ロッド（ＳＦＳ１００．１．０）は、小型の寸法の構造の骨穿および骨内挿入のために設計される。

３．８．骨穿片側強化ピン（ＳＴ−１５０．１．６）は、張力の可能性を伴う骨穿挿入のために使用される。

４．梁
４．１支持梁（ＢＯ２００．５、ＢＯ１５０．５、およびＢＯ１００．５）
肢の長さと互換性のある単一側面および弧形―環状装置の取付けに関して、補強リブを形成し、単一ユニットを支持するために使用される。補強リブは、単一ユニット内の追加的な固定により強化される。補強リブは、単一ユニットを介して連結される２つまたは３つの梁を備えた追加的な配置で強化される。

４．２支持梁（ＢＯ５０．５）
単一側面および弧形―環状装置の取付けに関して、補強リブを形成し、単一ユニットを支持するために使用される。この支持梁は、単一ユニット（ＭＰ２０．５）のさらなる固定により拡張される。

４．３支持梁（ＢＯ３０．５）
単一のユニット（ＭＰ２０．５、ＭＰ２０．４）を連結するために設計され、放射状プレート（ＰＲ７、ＰＲ９）の間の短いレバーアームを形成する。

４．４支持梁（ＢＯ１５．５）
単一ユニット（ＭＰ２０．４）に連結するために設計され、また放射状プレート（ＰＲ７、ＰＲ９）に単一ユニット（ＭＰ２０．５）を締結するためにも使用される。

５．ハードウェア
５．１．安定化ネジ（ＳＳＨ２５、ＳＳＨ２０）
再建プレートを固定するために使用される。メートルネジを備えた断片により、最大剛性を備えたプレートを備える完全なユニットを作製する。

５．２．ＶＦプレートの固定用ネジ
負荷が増大した領域のプレートの厚さを増加させる必要があるか、または固定領域を拡大しなければならない際に再建プレートを連結するために使用される。

５．３．ネジ
単一ユニットＭＰ２０．５およびＭＰ２０．４を固定するために使用される。

５．４．ナット
支持構造を締結するために使用される。

６．ツール
６．１．組立体およびシステムの取付けのための特定のレンチである耐擦傷性レンチ

６．２．ドリル３※１００およびドリル２※８５

獣医学用整形装置の一般図である。獣医学用整形装置の部品のリストを示す。

本発明の最良の実施形態
ＶＯＳＩＳ獣医学用整形装置は以下のように設定される。本キットを有し、適切に訓練された専門家は、臨床的な事例が発生した際に、臨床的な事例により判断されるいずれかの構成において提案される整形製品を動物に使用する。たとえば、手術される肢を調製した（毛皮のシェービング、洗浄）後、麻酔剤を動物に投与する。手術領域を処置し、断片の閉鎖型整復を実施した。２つのロッド６を、近位骨端および遠位骨端に挿入した。ロッド６は、単一ユニット４で締結し、適切な圧縮を骨折の部位に加え、さらなるアンカーを挿入した。挿入したアンカーの直径が動物の寸法により選択され、単一ユニット４を、アンカーホルダーとして使用した。放射状プレート５を使用した際に、次いで手動での断片の変形が実施され、この後にロッドを挿入した。単一ユニット４をアンカーホルダーとして使用した。

Claims

整形製品を含むＶＯＳＩＳ獣医学用整形キットであって、前記皮膚外（ｅｘｔｒａ−ｃｏｒｔｉｃａｌ）骨接合用の整形キットが、複数の仕切りにより複数の区分に分割される蓋を備えた箱の形態で作製した矩形コンテナの区分に配置されているとの事実により特徴づけられ、さらに前記整形キットが、多機能性単一ユニット、再建プレート、固定およびセルフタッピングロッド、放射状プレート、支持梁、取付け用のハードウェア、ネジ、ナット、およびツール、ならびに骨髄外システム組立体を含む、ＶＯＳＩＳ獣医学用整形キット。