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JP2016507591A - 手動食器洗いのための改善された方法 - Google Patents

手動食器洗いのための改善された方法 Download PDF

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JP2016507591A
JP2016507591A JP2015538464A JP2015538464A JP2016507591A JP 2016507591 A JP2016507591 A JP 2016507591A JP 2015538464 A JP2015538464 A JP 2015538464A JP 2015538464 A JP2015538464 A JP 2015538464A JP 2016507591 A JP2016507591 A JP 2016507591A
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Abstract

1つ以上の酵素を含んでなる洗剤溶液に、汚れた食器類が浸漬され、ブラッシングがそれに続く、手動食器洗いのための改善された方法が開示される。本発明の方法は、食器類に改善された洗浄をもたらしてもよく、または代案としては、洗剤溶液に含まれる1つ以上の酵素なしに実施される同様の食器洗い手順と比較して、より少ないブラッシング作用を使用して、同一の洗浄恩恵を得る。

Description

本発明は、食器洗い、特に手動食器洗い(MDW)に関する。
食器洗いは、食品が準備または消費される、実質的に全ての場所で行われる周知の活動である。従来食器洗いは、汚れた食器類を洗い水に浸漬し、食器類をブラッシングしまたはその他の機械的作用を適用して、それに続いて清浄食器類を水洗し乾燥することで、手動で行われる。
自動皿洗い機が入手可能になって数年たつにもかかわらず、世界の多くの人々は、皿洗いをなおも手動で行っている。特に、レンジ上またはオーブン内のどちらかで、食品を加熱するのに使用される深鍋および平鍋そしてその他の台所用品は、長時間浸漬しなくてはならず、清浄にするのに多大な機械的努力を要することから、往々にして洗浄するのが面倒であると見なされる。
したがって、食器類を洗浄する際に、食器洗い作業を容易にして、満足できる結果を得るために要する機械的作用を低減するために、食器洗いの方法を改善する必要性がある。
本発明は、
a.1つ以上の酵素を含んでなる、手動食器洗いのための洗剤組成物の溶液を提供するステップと;
b.30秒間〜120分間、好ましくは1分〜60分間、好ましくは1分〜30分間、最も好ましくは1分〜10分間にわたり、汚れた食器類を溶液に浸漬するステップと;
c.汚染を遊離させるために機械的作用を適用するステップと;
d.清浄な食器類を水洗および乾燥するステップと
を含んでなる、手動食器洗いの改善された方法を提供する。
本発明の方法を使用して、同一条件下であるが、洗剤組成物中の1つ以上の酵素が省略された食器洗いと比較して、かなりの改善された食器類の洗浄を達成し得て、または同一条件下であるが、洗剤組成物中に1つ以上の酵素がない皿洗いと比較して、顕著により低い機械的作用で、同一洗浄効果を達成し得ることが、驚くことに分かった。
さらに本発明は、少なくとも1つの界面活性剤と、プロテアーゼ、リパーゼ、クチナーゼ、アミラーゼ、カルボヒドラーゼ、セルラーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、アラビナーゼ、ガラクタナーゼ、キシラナーゼ、例えばラッカーゼなどのオキシダーゼ、および/またはペルオキシダーゼから選択される1つ以上の酵素とを含んでなる、手動食器洗いのための洗剤組成物を提供する。
定義:
食器洗い組成物:「食器洗い組成物」という用語は、硬質表面、特に食器類を洗浄するための全ての形態の組成物を指す。本発明は、いかなる特定のタイプの食器洗い組成物、またはいかなる特定の洗剤にも限定されない。
洗剤組成物:「洗剤組成物」という用語は、食器類を手動で洗浄するための全ての形態の洗剤組成物を指す。洗剤組成物は、ゲルをはじめとする固体または液体形態であってもよい。使用時には、洗剤組成物を一定量の水に溶解させて、即時使用可能な洗浄液を形成する。
食器洗い:「食器洗い」という用語は、例えば手動または自動食器洗いによる、全ての形態の食器類洗浄を指す。食器類の洗浄としては、プレート、カップ、グラス、ボウルなどの全ての形態の陶磁器類、スプーン、ナイフ、フォークなどの全ての形態の食卓用金物、および給仕用具、ならびにセラミック、プラスチック、金属、瀬戸物、ガラス、およびアクリル樹脂の洗浄が挙げられるが、これに限定されるものではない。
食器類:食器類という用語は、平鍋、プレート、カップ、ナイフ、フォーク、スプーン、磁器などであるが、これに限定されるものではない、あらゆる形態の台所道具、正餐用食器類一式または食卓用食器類を意味することが意図される。
硬質表面洗浄:「硬質表面洗浄」という用語は、本明細書で硬質表面の洗浄と定義され、硬質表面としては、床、テーブル、壁、屋根など、ならびに自動車(自動車洗浄液)および食器類(食器洗い)などの硬質物体表面が挙げられる。食器洗いとしては、プレート、カップ、グラス、ボウル、スプーンやナイフやフォークなどの食卓用金物、給仕用具、セラミック、プラスチック、金属、瀬戸物、ガラスおよびアクリル樹脂の洗浄が挙げられるが、これに限定されるものではない。
発明の説明
本発明による手動食器洗いのための方法は、
a.1つ以上の酵素を含んでなる、手動食器洗いのための洗剤組成物の溶液を提供するステップと;
b.30秒間〜120分間、好ましくは1分〜60分間、好ましくは1分〜30分間、最も好ましくは1分〜10分間にわたり、汚れた食器類を溶液に浸漬するステップと;
c.汚染を遊離させるために機械的作用を適用するステップと;
d.食器類を水洗および乾燥するステップと
を含んでなる。
手動食器洗いは、いくつかの異なる方法で実施してもよく、本発明は、食器のいかなる特定の状況にも限定されない。一般に手動食器洗いは、汚れた食器類を洗い水に浸漬しまたは接触させ、ある種の機械的作用を使用して、例えばブラシまたはスポンジを使用して、食器類から汚染を遊離させ、それに続いて食器類を水洗および乾燥することによって、実施される。手動食器洗いは、自動皿洗い機の内部で行われる自動食器洗いとは対照的に、一般に、流し台、洗い桶またはボウルなど、ある種の開放容器内で実施される。
本発明の方法のステップaでは、1つ以上の酵素を含んでなる、手動食器洗いのための洗剤組成物の溶液が提供される。
本発明は、手動食器洗いのための洗剤組成物のいかなる特定の組成物にも限定されず、当該技術分野で公知のあらゆるこのような組成物を本発明に従って使用してもよい。手動食器洗いのための洗剤組成物が酵素を含まない場合、洗剤組成物を水と、1つ以上の酵素を含んでなるさらなる組成物とに混合することで、溶液を提供してもよい。しかし洗剤組成物が、1つ以上の酵素を含んでなる洗剤組成物であることが好ましい。
当業者は洗剤組成物が、高度に濃縮された組成物であってもよく、またはそれが濃縮度のより低い組成物であってもよいことを理解し、したがって溶液に添加される洗剤組成物の量は、特定の洗剤組成物に左右されることが理解される。
したがって一般に、洗剤組成物は、水1リットルあたり0.2g〜1.5gなど、水1リットルあたり0.3g〜1.5gなどの水1リットルあたり0.1g〜2gの量で添加される。手動食器洗いのための高度に濃縮された洗剤組成物は、典型的に0.3〜0.5g/lの量で投入され、濃縮度のより低い洗剤組成物は、典型的に0.7〜1.5g/lの量で投入される。
食器洗いのための水の供給は、一般に、それぞれの地理的位置毎に特徴的な組成を有する、地域の水道水である。したがって本発明は、水源のいかなる特定の組成によっても制限されず、好ましくは洗剤組成および洗剤組成物の量は地域の水質に適応される。特定の地域の水質に適した手動食器洗いのための洗剤組成物をデザインすることは、平均的洗剤製造業者の技能の範囲内であり、一般には、洗剤組成物の適当量を見出すために、製造会社の洗剤組成物使用説明に従い得る。
1つ以上の酵素は、原則として、食品源から生じる汚れ成分を分解または修飾する能力がある、あらゆる酵素であってもよい。好ましくは1つ以上の酵素は、プロテアーゼ、リパーゼ、アシル基転移酵素、クチナーゼ、アミラーゼ、カルボヒドラーゼ、セルラーゼ、エンドグルカナーゼ、キシログルカナーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、アラビナーゼ、ガラクタナーゼ、キサンタナーゼ、キサンタンリアーゼキシラナーゼ、例えばラッカーゼなどのオキシダーゼ、および/またはペルオキシダーゼから選択される。好ましくは、1つ以上の酵素は、少なくとも1つのプロテアーゼ、または少なくとも1つのアミラーゼ、なおもより好ましくは少なくとも1つのプロテアーゼと1つのアミラーゼとを含んでなる。
本発明の方法を使用する特定の好ましい実施形態は、プロテアーゼとα−アミラーゼとを含んでなる洗剤組成物である。プロテアーゼとα−アミラーゼは、本発明の方法で少なくともいくつかの汚染に対して相乗効果を有し、すなわち2つの酵素の組み合わせの効果が、個々の酵素の効果の合計よりも大きいことが、驚くことに発見された。
一般に選択された酵素の特性は、選択された洗剤と適合性であるべきで(すなわちpH最適、その他の酵素的および非酵素的成分などとの適合性)、酵素は有効量で存在すべきである。
プロテアーゼ:適切なプロテアーゼとしては、動物、植物または微生物起源のものが挙げられる。微生物起源が好ましい。化学修飾またはタンパク質遺伝子操作変異体が含まれる。プロテアーゼは、セリンプロテアーゼまたは金属プロテアーゼであってもよく、好ましくはアルカリ微生物プロテアーゼまたはトリプシン様プロテアーゼである。アルカリプロテアーゼの例は、例えばサブチリシンNovo、サブチリシンCarlsberg、サブチリシン309、サブチリシン147、およびサブチリシン168(国際公開第89/06279号パンフレットに記載される)などの、特にバチルス属(Bacillus)に由来するものなどのサブチリシンである。トリプシン様プロテアーゼの例は、(例えばブタまたはウシ起源の)トリプシン、そして国際公開第89/06270号パンフレットおよび国際公開第94/25583号パンフレットに記載されるフザリウム属(Fusarium)プロテアーゼである。
有用なプロテアーゼの例は、国際公開第92/19729号パンフレット、国際公開第98/20115号パンフレット、国際公開第98/20116号パンフレット、および国際公開第98/34946号パンフレットに記載される変種、特に27、36、57、76、87、97、101、104、120、123、167、170、194、206、218、222、224、235、および274の位置の1つ以上に置換がある変種である。
好ましい市販のプロテアーゼ酵素としては、Alcalase(商標)、Savinase(商標)、Primase(商標)、Duralase(商標)、Esperase(商標)、およびKannase(商標)、Everlase(Novozymes A/S)、Maxatase(商標)、Maxacal(商標)、Maxapem(商標)、Properase(商標)、Purafect(商標)、Purafect OxP(商標)、FN2(商標)、およびFN3(登録商標)(Genencor International Inc.)が挙げられる。
アミラーゼ:適切なアミラーゼ(aおよび/またはb)としては、細菌または真菌起源のものが挙げられる。化学修飾またはタンパク質遺伝子操作変異体が含まれる。アミラーゼとしては、例えば英国特許第1,296,839号明細書でより詳細に記載されるバチルス・リケニフォルミス(Bacillus licheniformis)の特殊な株などの、例えばバチルス属(Bacillus)から得られるα−アミラーゼが挙げられる。
有用なアミラーゼの例は、国際公開第94/02597号パンフレット、国際公開第94/18314号パンフレット、国際公開第96/23873号パンフレット、および国際公開第97/43424号パンフレットに記載される変種、特に15、23、105、106、124、128、133、154、156、181、188、190、197、202、208、209、243、264、304、305、391、408、および444の位置の1つ以上に置換がある変種である。
その他の有用なアミラーゼは、配列番号1を有するα−アミラーゼ(国際公開第01/66712号パンフレットの配列番号12に相当する)、または配列番号1と少なくとも80%の配列同一性を有して、配列番号1を有するアミラーゼ中のR28、R118、N174;R181、G182、D183、G184、G186、W189、N195、M202、Y298、N299、K302、S303、N306、R310、N314;R320、H324、E345、Y396、R400、W439、R444、N445、K446、Q449、R458、N471、N484の位置に相当するアミノ酸の1つ下流に、アミノ酸の置換、欠失または挿入を有する変種である。特定の好ましいアミラーゼとしては、D183およびG184の欠失を有して、R118K、N195F、R320K、およびR458K置換を有する変種、およびM9、G149、G182、G186、M202、T257、Y295、N299、M323、E345およびA339の群から選択される位置における1つ以上の置換をさらに有する変種が挙げられ、最も好ましいのは、全てのこれらの位置における置換をさらに有する変種(Stainzyme)である。
市販のアミラーゼは、Stainzyme(商標)、Stainzyme(商標)Plus、Natalase(商標)、Duramyl(商標)、Termamyl(商標)、Fungamyl(商標)およびBAN(商標)(Novozymes A/S)、Rapidase(商標)、Purastar(商標)、および(Genencor International Inc.からの)Purastar OxAmである。
リパーゼおよびクチナーゼ:適切なリパーゼおよびクチナーゼとしては、細菌または真菌起源のものが挙げられる。化学修飾またはタンパク質遺伝子操作変異体が含まれる。例としては、例えば欧州特許第258068号明細書および欧州特許第305216号明細書に記載されるような(以前フミコーラ・ラヌギノサ(Humicola lanuginosa)と命名された)T.ラヌギノサス(T.lanuginosus)などのサーモミセス属(Thermomyces)からのリパーゼ;例えば国際公開第96/13580号パンフレットに記載されるようなH.インソレンス(H.insolens)などのフミコーラ属(Humicola)からのクチナーゼ;例えばP.アルカリゲネス属(Alcaligenes)またはP.シュードアルカリゲネス(P.pseudoalcaligenes)(欧州特許第218272号明細書)、P.セパシア(P.cepacia)(欧州特許第331376号明細書)、P.スタッツェリ(P.stutzeri)(英国特許第1,372,034号明細書)、P.フルオレッセンス(P.fluorescens)、シュードモナス属(Pseudomonas)種SD705株(国際公開第95/06720号パンフレットおよび国際公開第96/27002号パンフレット)、P.ウィスコンシネンシス(P.wisconsinensis)(国際公開第96/12012号パンフレット)からのシュードモナス属(Pseudomonas)リパーゼ;例えばB.サブティリス(B.subtilis)(Dartois et al.,1993,Biochemica et Biophysica Acta,1131: 253−360)、B.ステアロサーモフィルス(B.stearothermophilus)(日本国特許第64/744992号明細書)またはB.プミルス(B.pumilus)(国際公開第91/16422号パンフレット)からのリパーゼが挙げられる。
その他の例は、国際公開第92/05249号パンフレット、国際公開第94/01541号パンフレット、欧州特許第407225号明細書、欧州特許第260105号明細書、国際公開第95/35381号パンフレット、国際公開第96/00292号パンフレット、国際公開第95/30744号パンフレット、国際公開第94/25578号パンフレット、国際公開第95/14783号パンフレット、国際公開第95/22615号パンフレット、国際公開第97/04079号パンフレット、国際公開第97/07202号パンフレット、国際公開第00/060063号パンフレット、国際公開第2007/087508号パンフレット、および国際公開第2009/109500号パンフレットに記載されるものなどのリパーゼ変種である。
好ましい市販のリパーゼ酵素としては、Lipolase(商標)、Lipolase Ultra(商標)、およびLipex(商標);Lecitase(商標)、Lipolex(商標);Lipoclean(商標)、Lipoprime(商標)(Novozymes A/S)が挙げられる。その他の市販のリパーゼとしては、Lumafast(Genencor Int Inc);Lipomax(Gist−Brocades/Genencor Int Inc)、およびSolvayからのバチルス属(Bacillus)種リパーゼが挙げられる。
セルラーゼ:適切なセルラーゼとしては、細菌または真菌起源のものが挙げられる。化学修飾またはタンパク質遺伝子操作変異体が含まれる。適切なセルラーゼとしては、例えば、米国特許第4,435,307号明細書、米国特許第5,648,263号明細書、米国特許第5,691,178号明細書、米国特許第5,776,757号明細書、および国際公開第89/09259号パンフレットで開示される、フミコーラ・インソレンス(Humicola insolens)、ミセリオフトラ・サーモフィラ(Myceliophthora thermophila)、およびフザリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum)から生成される真菌セルラーゼなどの、バチルス属(Bacillus)、シュードモナス属(Pseudomonas)、フミコーラ属(Humicola)、フザリウム属(Fusarium)、チエラビア属(Thielavia)、アクレモニウム属(Acremonium)からのセルラーゼが挙げられる。
特に適切なセルラーゼは、カラーケアの利点を有する、アルカリまたは中性セルラーゼである。このようなセルラーゼの例は、欧州特許第0495257号明細書、欧州特許第0531372号明細書、国際公開第96/11262号パンフレット、国際公開第96/29397号パンフレット、国際公開第98/08940号パンフレットに記載される、セルラーゼである。その他の例は、国際公開第94/07998号パンフレット、欧州特許第0531315号明細書、米国特許第5,457,046号明細書、米国特許第5,686,593号明細書、米国特許第5,763,254号明細書、国際公開第95/24471号パンフレット、国際公開第98/12307号パンフレット、およびPCT/DK98/00299号明細書に記載されるものなどのセルラーゼ変種である。
市販のセルラーゼとしては、Celluzyme(商標)、およびCarezyme(商標)(Novozymes A/S)、Clazinase(商標)、およびPuradax HA(商標)(Genencor International Inc.)、KAC−500(B)(商標)(Kao Corporation)、およびBio Touch(商標)(AB Enzymes)が挙げられる。
ペルオキシダーゼ/オキシダーゼ:適切なペルオキシダーゼ/オキシダーゼとしては、植物、細菌または真菌起源のものが挙げられる。化学修飾またはタンパク質遺伝子操作変異体が含まれる。有用なペルオキシダーゼの例としては、国際公開第93/24618号パンフレット、国際公開第95/10602号パンフレット、および国際公開第98/15257号パンフレットに記載されるような、例えばC.シネレウス(C.cinereus)などのコプリナス属(Coprinus)からのペルオキシダーゼとその変種が挙げられる。
市販のペルオキシダーゼとしては、Guardzyme(商標)(Novozymes A/S)が挙げられる。
本発明の方法では、1つ以上の酵素が作用して、汚染がより容易に遊離されまたは洗い水に溶解するように、食器類の汚染を分解しまたは変性させる。
1つ以上の酵素は、妥当な短時間で、十分な分解または変性を得るのに十分な量で添加される。高い酵素濃度を使用することが、ステップbで短い保留時間をもたらす一方で、より低い酵素濃度は、同じ汚染分解を得るために、ステップbでより長い保留時間を要することが理解されるであろう。
一般に、1リットルの食器洗い溶液あたり、0.01〜100mgのタンパク質、好ましくは0.005〜50mgのタンパク質、より好ましくは0.01〜25mgのタンパク質、なおもより好ましくは0.05〜10mgのタンパク質、最も好ましくは0.05〜5mgのタンパク質、そしてさらに最も好ましくは0.01〜2mgのタンパク質などの、0.001〜100mgのタンパク質に相当する量で、1つ以上の酵素のそれぞれが添加される。
一実施形態では、組成物は、1つ以上の追加的な手動皿洗い組成物成分と組み合わされた、酵素を含んでなる。追加的成分の選択は、当業者の技術範囲内であり、下記の例示的な非限定的成分をはじめとする従来の成分が挙げられる。
以下で例証される組成物成分の非限定的一覧は、本明細書の組成物および方法で使用するのに適し、本発明の特定の実施形態に望ましく組み込まれて、例えば、清浄にする基材を処理するために洗浄性能を助けまたは増強してもよく、または香料、着色剤、染料などの場合は、組成物の審美性を修正してもよい。あらゆる組成物中に組み込まれる、あらゆるこのような成分のレベルは、組み込みのために先に列挙されたあらゆる材料に対して追加的である。これらの追加的成分の正確な性質、およびその組み込みレベルは、組成物の物理的な形態と、それが使用される洗浄操作の性質とに左右されるであろう。下で言及される成分は、特定の機能性に従った一般的見出しによって分類されてもよいが、当業者には理解されるように、成分は追加的な機能性を含んでなってもよいので、これは制限として解釈すべきでない。
特に断りのない限り、百分率量は、組成物の重量基準である(重量%)。適切な成分材料としては、界面活性剤、ビルダー、キレート化剤、移染防止剤、分散剤、酵素、および酵素安定剤、触媒物質、漂白剤活性化剤、過酸化水素、過酸化水素源、プレフォーム過酸、ポリマー分散剤、粘土汚れ除去/抗再付着剤、光沢剤、泡止め剤、染料、色相染料、香料、香料送達系、構造弾性付与剤、布帛柔軟剤、キャリア、ヒドロトロープ、加工助剤、溶媒および/または顔料が挙げられるが、これに限定されるものではない。下の開示に加えて、このようなその他の成分および使用レベルの適切な例は、参照によって本明細書に援用する、米国特許第5576282号明細書、米国特許第6306812号明細書、および米国特許第6326348号明細書にある。
したがって特定の実施形態では、本発明は、界面活性剤、石鹸、ビルダー、キレート化剤、移染防止剤、分散剤、追加的酵素、酵素安定剤、触媒物質、漂白剤活性化剤、過酸化水素、過酸化水素源、プレフォーム過酸、ポリマー分散剤、粘土汚れ除去/抗再付着剤、光沢剤、泡止め剤、染料、香料、香料送達系、構造弾性付与剤、布帛柔軟剤、キャリア、ヒドロトロープ、加工助剤、溶媒および/または顔料の補助材料の1つ以上を含有しない。しかし1つ以上の成分が存在する場合、このような1つ以上の成分は、以下に詳述されるように提供されてもよい。
本発明の一実施形態では、洗剤組成物は、ポリマー、pH調節剤、香料、および着色料から選択される、1つ以上の成分を含んでなる。
1つ以上の酵素を含んでなる、手動食器洗いのための洗剤組成物溶液の温度は、一般に、使用者が手を火傷しないように選択される。他方、温度は、好ましくは、特に食器類からの脂質の遊離を容易にするのに十分に高いように選択される。したがって一般に、温度は0℃および90°Cの範囲であってもよいが、温度が、15℃〜60°Cなど、15℃〜55°Cなど、15℃〜45°Cなどの、10℃〜65°Cの範囲で選択されることが好ましい。
ステップbでは、食器類は、汚染が、溶液への溶解に十分な程度に、または例えばブラシまたはスポンジによる機械的作用によって、少なくとも食器類から容易に遊離できるように分解されるまで、1つ以上の酵素を含んでなる、手動食器洗いのための洗剤組成物溶液に浸漬される。浸漬期間は、溶液中の1つ以上の酵素の濃度に左右されることが理解されるが、一般に浸漬時間は、30秒間〜120分間、好ましくは1分間〜60分間、好ましくは1分間〜30分間、最も好ましくは1分間〜10分間の範囲である。
浸漬は、汚れた食器類を1つ以上の酵素を含んでなる手動食器洗いのための洗剤組成物溶液に浸漬することで;例えば溶液を食器類に噴霧することで、食器類を1つ以上の酵素を含んでなる手動食器洗いのための洗剤組成物溶液で濡らすことで;食器類を1つ以上の酵素を含んでなる手動食器洗いのための洗剤組成物溶液に液浸し、それに続いて食器類をしばらく放置することで;または食器類を1つ以上の酵素を含んでなる手動食器洗いのための洗剤組成物溶液に選択された保留時間にわたり接触させるその他の方法で実施してもよい。保留時間中に、食器類または溶液を撹拌することは有益であってもよいにもかかわらず、保留時間中に特定の措置は要求されない。
ステップcでは、汚染を遊離させるために機械的作用を適用する。
本発明は、いかなる特定タイプの機械的作用、または機械的作用を適用するいかなる特定タイプの道具にも限定されない。
ブラシ、スポンジまたは布帛をはじめとするが、これに限定されるものではない、いくつかの異なるツールが、伝統的に手動食器洗いで使用されており、これらのいずれでも本発明に応用し得る。
最後に、ステップdでは、遊離汚染を除去するために食器類を水洗して乾燥するが、それは当該技術分野で公知の方法を使用して実施してもよい。水洗は、ステップcで適用される機械的作用とさらに組み合わせてもよく、例えば、機械的作用のためのブラシまたはスポンジを使用して機械的作用を適用する前に、使用者は、一般に、ブラシまたはスポンジを洗い水に浸漬し、これは、ブラシまたはスポンジの洗い水を落として、機械的作用と実質的に同時に、汚れをすすぎ落とすことを意味する。
乾燥は、当該技術分野で公知のようにして実施され、本発明はいかなる特定の食器類乾燥方法にも限定されない。
本発明の方法は、手動食器洗いのための先行技術の方法と比較していくつかの利点を有し、特定量の機械的作用の使用によって、洗い水中で1つ以上の酵素を使用しない先行技術の方法と比較して、改善された洗浄を達成し得る。代案としては、洗い水が1つ以上の酵素を含まない状況と比較して、顕著により少ない機械的作用の使用によって、同じ洗浄効果を達成し得る。
洗剤開示
一実施形態では、本発明は、本発明の方法で使用される洗剤組成物を対象とし、組成物は、1つ以上の追加的な洗浄組成物成分と組み合わされた、1つ以上の酵素を含んでなる。追加的成分の選択は、当業者の技術範囲内であり、下記の例示的な非限定的成分をはじめとする従来の成分が挙げられる。
洗剤組成物は、アニオン性および/またはカチオン性および/または非イオン性および/または半極性および/または両性イオン性および/または両性、またはその混合物であってもよい、1つ以上の界面活性剤を含んでなってもよい。特定の実施形態では、洗剤組成物は、1つ以上の非イオン性界面活性剤と、1つ以上のアニオン性界面活性剤との混合物を含む。界面活性剤は、典型的に、重量基準で約1%〜約40%、または約3%〜約20%、または約3%〜約10%などの、約0.1%〜60%のレベルで存在する。界面活性剤は、所望の洗浄用途に基づいて選択され、当該技術分野で公知のあらゆる従来の界面活性剤が挙げられる。洗剤中で使用するための当該技術分野で公知のあらゆる界面活性剤を利用してもよい。その中に含まれる場合、洗剤は、通常は、重量基準で約5%〜約15%、または約20%〜約25%をはじめとする、約5%〜約30%などの、約1%〜約40%のアニオン性界面活性剤を含有するであろう。アニオン性界面活性剤の非限定的例としては、硫酸塩およびスルホン酸塩、特に、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)、LAS異性体、分枝アルキルベンゼンスルホン酸塩(BABS)、フェニルアルカンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩(AOS)、オレフィンスルホン酸塩、アルケンスルホン酸塩、アルカン−2,3−ジイルビス(硫酸)、ヒドロキシアルカンスルホン酸およびジスルホン酸、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)などの硫酸アルキル(AS)、脂肪アルコール硫酸塩(FAS)、第一級アルコール硫酸塩(PAS)、アルコールエーテル硫酸塩(AESまたはAEOSまたはFES、アルコールエトキシ硫酸塩または脂肪アルコールエーテル硫酸塩としてもまた知られている)、第二級アルカンスルホン酸塩(SAS)、パラフィンスルホネート(PS)、エステルスルホネート、スルホン化脂肪酸グリセロールエステル、メチルエステルスルホネート(MES)をはじめとするα−スルホ脂肪酸メチルエステル(α−SFMeまたはSES)、アルキル−またはアルケニルコハク酸、ドデセニル/テトラデセニルコハク酸(DTSA)、アミノ酸の脂肪酸誘導体、スルホコハク酸のジエステルおよびモノエステルまたは石鹸、およびそれらの組み合わせが挙げられる。
その中に含まれる場合、洗剤は、通常は、重量基準で約0.1%〜約20%のカチオン性界面活性剤を含有するであろう。カチオン性界面活性剤の非限定的例としては、アルキルジメチルエタノールアミンクアット(ADMEAQ)、臭化セチルトリメチルアンモニウム(CTAB)、塩化ジメチルジステアリルアンモニウム(DSDMAC)、およびアルキルベンジルジメチルアンモニウム、アルキル第四級アンモニウム化合物、アルコキシル化第四級アンモニウム(AQA)化合物、およびそれらの組み合わせが挙げられる。
その中に含まれる場合、洗剤は、通常は、例えば、重量基準で約0.5%〜約30%、特に約1%〜約20%、約3%〜約10%、約3%〜約5%、または約8%〜約12%などの、約0.2%〜約40%の非イオン性界面活性剤を含有する。非イオン性界面活性剤の非限定的例としては、アルコールエトキシレート(AEまたはAEO)、アルコールプロポキシレート、プロポキシル化脂肪アルコール(PFA)、エトキシル化および/またはプロポキシル化脂肪酸アルキルエステルなどのアルコキシル化脂肪酸アルキルエステル、アルキルフェノールエトキシレート(APE)、ノニルフェノールエトキシレート(NPE)、アルキルポリグリコシド(APG)、アルコキシル化アミン、脂肪酸モノエタノールアミド(FAM)、脂肪酸ジエタノールアミド(FADA)、エトキシル化脂肪酸モノエタノールアミド(EFAM)、プロポキシル化脂肪酸モノエタノールアミド(PFAM)、ポリヒドロキシアルキル脂肪酸アミド、またはグルコサミンのN−アシルN−アルキル誘導体(グルクアミド;GA、または脂肪酸グルクアミド;FAGA)、ならびにSPANおよびTWEENの商品名の下に入手できる製品、およびそれらの組み合わせが挙げられる。
その中に含まれる場合、洗剤は、通常は、重量基準で約0.1%〜約20%、典型的に0.1%〜5%の半極性界面活性剤を含有する。半極性界面活性剤の非限定的例としては、アルキルジメチルアミンオキシドとN−(ココアルキル)−N,N−ジメチルアミンオキシドとN−(タロー−アルキル)−N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アミンオキシドなどのアミン酸化物(AO)、脂肪酸アルカノールアミドおよびエトキシル化脂肪酸アルカノールアミド、およびそれらの組み合わせが挙げられる。
その中に含まれる場合、洗剤は、通常は、重量基準で約0.1%〜約40%典型的に0.1%〜20%の両性イオン性/両性界面活性剤を含有する。両性イオン性界面活性剤の非限定的例としては、ベタイン、アルキルジメチルベタイン、スルホベタイン、およびそれらの組み合わせが挙げられる。
洗剤は、重量基準で0.5〜5%、2〜5%、0.5〜2%または0.2〜1%などの、0〜10%のポリマーをさらに含有してもよい。洗剤中で使用するための当該技術分野で公知のあらゆるポリマーを利用してもよい。ポリマーは、上述したような補助ビルダーとして機能してもよく、または再付着防止、繊維保護、汚れ遊離、移染防止、グリース洗浄および/または消泡特性を提供してもよい。いくつかのポリマーは、上述の特性1つ以上および/または下で言及されるモチーフの1つ以上を有してもよい。代表的なポリマーとしては、(カルボキシメチル)セルロース(CMC)、ポリ(ビニルアルコール)(PVA)、ポリ(ビニルピロリドン)(PVP)、ポリ(エチレングリコール)またはポリ(酸化エチレン)(PEG)、エトキシル化ポリ(エチレンイミン)、カルボキシメチルイヌリン(CMI)、およびPAA、PAA/PMAなどのポリカルボキシレート、ポリアスパラギン酸、およびラウリルメタクリレート/アクリル酸共重合体、疎水性修飾CMC(HM−CMC)およびシリコーン、テレフタル酸とオリゴマーグリコールの共重合体、ポリ(エチレンテレフタレート)とポリ(オキシエテンテレフタレート)(PET−POET)の共重合体、PVP、ポリ(ビニルイミダゾール)(PVI)、ポリ(ビニルピリジン−N−オキシド)(PVPOまたはPVPNO)、およびポリビニルピロリドン−ビニルイミダゾール(PVPVI)が挙げられる。さらなる例示的なポリマーとしては、スルホン化ポリカルボキシレート、ポリエチレンオキシドおよびポリプロピレンオキシド(PEO−PPO)、およびジクアテルニウムエトキシスルフェートが挙げられる。その他の例示的なポリマーは、例えば国際公開第2006/130575号パンフレットで開示される。上述のポリマーの塩もまた検討される。
洗剤組成物は、洗剤ビルダーまたは補助ビルダー、またはその混合物をさらに含んでなってもよい。ビルダーおよび/または補助ビルダーは、具体的には、CaおよびMgと水溶性複合体を形成するキレート化剤であってもよい。洗剤中で使用される当該技術分野で公知のあらゆるビルダーおよび/または補助ビルダーを利用してもよい。ビルダーの非限定的例としては、ゼオライト、二リン酸(ピロリン酸)、三リン酸ナトリウムなどの(STPまたはSTPP)三リン酸、炭酸ナトリウムなどの炭酸塩、メタケイ酸ナトリウムなどの可溶性ケイ酸塩、層状ケイ酸塩(例えばヘキストからのSKS−6)、2−アミノエタン−1−オール(MEA)、ジエタノールアミン(DEA、イミノジエタノールとしてもまた知られている)、トリエタノールアミン(TEA、2,2’,2”−ニトリロトリエタノールとしてもまた知られている)などのエタノールアミン、およびカルボキシメチルイヌリン(CMI)、およびそれらの組み合わせが挙げられる。
洗剤組成物は、重量基準で約1%〜約5%などの0〜10%の洗剤補助ビルダーまたはその混合物もまた含有してもよい。洗剤組成物は、補助ビルダーを単独で、または例えばゼオライトビルダーなどのビルダーと組み合わせて含んでもよい。補助ビルダーの非限定的例としては、ポリ(アクリル酸)(PAA)またはコポリ(アクリル酸/マレイン酸)(PAA/PMA)などの、ポリアクリレートのホモポリマーまたはその共重合体が挙げられる。さらなる非限定的例としては、クエン酸塩と、アミノカルボキシレート、アミノポリカルボキシレートおよびホスホネート、およびアルキル−またはアルケニルコハク酸などのキレート剤とが挙げられる。追加的な特定例としては、2,2’,2”−ニトリロ三酢酸(NTA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、イミノ二コハク酸(IDS)、エチレンジアミン−N,N’−二コハク酸(EDDS)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、グルタミン酸−N,N−二酢酸(GLDA)、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸(HEDP)、エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)(EDTMPA)、ジエチレントリアミンペンタキス(メチレンホスホン酸)(DTMPAまたはDTPMPA)、N−(2−ヒドロキシエチル)イミノ二酢酸(EDG)、アスパラギン酸−N−一酢酸(ASMA)、アスパラギン酸−N,N−二酢酸(ASDA)、アスパラギン酸−N−モノプロピオン酸(ASMP)、イミノ二コハク酸(IDA)、N−(2−スルホメチル)−アスパラギン酸(SMAS)、N−(2−スルホエチル)−アスパラギン酸(SEAS)、N−(2−スルホメチル)−グルタミン酸(SMGL)、N−(2−スルホエチル)−グルタミン酸(SEGL)、N−メチルイミノ二酢酸(MIDA)、α−アラニン−N,N−二酢酸(α−ALDA)、セリン−N,N−二酢酸(SEDA)、イソセリン−N,N−二酢酸(ISDA)、フェニルアラニン−N,N−二酢酸(PHDA)、アントラニル酸−N,N−二酢酸(ANDA)、スルファニル酸−N,N−二酢酸(SLDA)、タウリン−N,N−二酢酸(TUDA)およびスルホメチル−N,N−二酢酸(SMDA)、N−(2−ヒドロキシエチル)−エチリデンジアミン−N,N’,N’−トリアセテート(HEDTA)、ジエタノールグリシン(DEG)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)(DTPMP)、アミノトリス(メチレンホスホン酸)(ATMP)、およびそれらの組み合わせと塩が挙げられる。さらなる例示的なビルダーおよび/または補助ビルダーは、例えば、国際公開第09/102854号パンフレット、米国特許第5977053号明細書に記載される。
ここで実施例の手段によって、本発明を詳述するが、実施例は、本発明をどのようにも制限しないものと理解すべきである。
材料と方法
実施例1および2で使用されたMDW擦り落とし装置の説明
手動食器洗い(MDW)擦り落とし装置を使用して、異なるMDW洗剤の汚れ除去力を試験した。
MDW擦り落とし装置(Center For Testmaterial BV,Vlaardingen,the Netherlands)は、その上で標準的台所用皿洗いスポンジ缶が保持アーム上に取り付けられる、電化機械装置からなる。操作においては、擦り落とし装置に組み込まれたカウンターを使用して設定し得る所定回数にわたり、汚染タイル上で、保持アーム、したがってスポンジを再現可能な一様な様式で前後に動かす。装置は、保持アーム上のスポンジと係合するように、交換可能な扁平汚染タイル(およそ10cm*12cm*0,5cm)を取り付け得るスロットをさらに含んでなる。保持アームの動作サイクルの特定の位置で、スポンジは、汚染タイルの表面に接触し、再現可能な様式で汚染タイルを横切って動く。スポンジは、汚染タイルに一定の圧力を及ぼし、人が手動皿洗いの過程で、所定の汚れた台所用品の表面を洗浄するやり方と似ている。
最初のスポンジサイクルの前、そして引き続くサイクルの間に、汚れ除去力を試験するMDW洗剤溶液にスポンジを浸した。
実施例3〜11で使用されたMDW擦り落とし装置の説明
MDW擦り落とし装置を使用して、異なるMDW洗剤の汚れ除去力を試験した。
使用したMDW擦り落とし装置は、その上で標準的台所用皿洗いスポンジ缶が保持アーム上に取り付けられる電化機械装置からなる、AB5000摩耗および耐洗浄性試験機(TQC Thermimport Quality Control,Capelle aan den IJssel,the Netherlands)であった。操作においては、擦り落とし装置に組み込まれたカウンターを使用して設定し得る所定回数にわたり、汚染タイル上で、保持アーム、したがってスポンジを再現可能な一様な様式で前後に動かす。装置は、保持アーム上のスポンジと係合するように、交換可能な扁平汚染タイル(およそ10cm*12cm*0,5cm)を取り付け得るスロットをさらに含んでなる。保持アームの動作サイクルの特定の位置で、スポンジは、汚染タイルの表面に接触し、再現可能な様式で汚染タイルを横切って動く。スポンジは、汚染タイルに一定の圧力を及ぼし、人が手動皿洗いの過程で、所定の汚れた台所用品の表面を洗浄するやり方と似ている。
擦り落とし過程では溶液の流れがあり、これは清浄にされる汚染タイルの汚れ浸漬溶液に相当する。流速は3mL/分である。
汚染タイル
実験のために使用された汚染タイルは、CFT Dishwash Monitorsの名称の下に市販される、食器洗い洗剤の洗浄力試験用の標準汚染メラミンタイルである。これらのタイルは、Center For Testmaterials BV (Vlaardingen,the Netherlands)によって製造される。それらの製品番号によって識別される、以下の2種のタイルを実施例で使用した。
DM177−デンプン混合物の激しい汚れ−アミラーゼが洗剤中の唯一の酵素である実施例で使用された。
DM06−焼き付いたダイエットチーズ−アミラーゼおよびプロテアーゼが洗剤中に存在する実施例で使用された。
方法の説明
特定量の1つ以上の酵素を含んでなり、43℃の出発温度を有する、0.3g/L〜0.8g/Lの濃度で洗剤が投入された洗剤溶液に、典型的に0、10、30、60または120分間である所定時間にわたり、タイルを浸漬した。
浸漬後、所与のタイルをMDW擦り落とし装置に入れて、典型的に4、8、16または32回である所定回数擦り落とした。
擦り落とし後、流れる水道水の下でタイルを5秒間穏やかに水洗して、水平に置いて室温で少なくとも2時間乾燥した。
乾燥後、標準Color Eye装置(製造元:Macbeth (USA,U.K.,Germany)、供給業者:Largo、モデル:370)を使用して、タイルの中心におけるR460値を測定した。
使用酵素:
Stainzyme 12 L および Savinase Ultra 16 XL どちらもNovozymes A/S,Bagsvaerd,Denmarkから入手できる。
実施例1.本発明の方法におけるアミラーゼの使用
手動食器洗いにおけるα−アミラーゼの利点を実証するために、上述の方法を使用して、以下の条件で実験を実施した:
洗剤:市販の手動食器洗い洗剤
初期浸漬温度(43℃)
水の硬度:15°dH(Ca2+:Mg2+:HCO3 -=4:1:7,5)0,5g/Lの洗剤濃度/用量
使用アミラーゼ:Stainzyme 12 L
使用酵素レベル:0重量%;0,2重量%;0,5重量%(洗剤に対する追加的投入量)
汚れに適用された擦り落とし回数:4および8回
各試験変数組み合わせの反復回数:2回
汚れ除去評価法:標準Color Eye装置を使用した460nmにおける規約反射率値の測定。
結果:
Figure 2016507591
例えば、「0重量%酵素、60分間の浸漬時間、8回の擦り落とし」と「0,2重量%Stainzyme 12 L、30分間の浸漬時間、4回の擦り落とし」の汚れ除去レベルの比較は、洗剤溶液への0,2重量%Stainzyme 12 Lの添加が、一定レベルの汚れ除去を得るのに必要な汚れ浸漬時間と機械的作用をそれぞれ少なくとも50%低下させ得ることを示す。
例えば、「0重量%酵素、60分間の浸漬時間、8回の擦り落とし」と「0,5重量%Stainzyme 12 L、10分間の浸漬時間、4回の擦り落とし」の汚れ除去レベルの比較は、洗剤溶液への0,5重量%Stainzyme 12 Lの添加が、一定レベルの汚れ除去を得るのに必要な汚れ浸漬時間を少なくとも80%低下させ、必要な機械的作用を少なくとも50%低下させ得ることを示す。
実施例2.本発明の方法におけるアミラーゼおよびプロテアーゼの使用
手動食器洗いにおけるα−アミラーゼおよびプロテアーゼの利点を実証するために、上述の方法を使用して、以下の条件で実験を実施した:
洗剤:市販の手動食器洗い洗剤
初期浸漬温度(43℃)
水の硬度:15°dH(Ca2+:Mg2+:HCO3 -=4:1:7,5)
0,5g/Lの洗剤濃度/用量
使用アミラーゼ:Stainzyme 12 L
使用アミラーゼレベル:0重量%;0,5重量%;
使用プロテアーゼ:Savinase Ultra 16 XL
使用プロテアーゼレベル:0重量%;0,5重量%
汚れに適用された擦り落とし回数:16および32回
各試験変数組み合わせの反復回数:2回
汚れ除去評価法:標準Color Eye装置を使用した460nmにおける規約反射率値の測定。
結果
Figure 2016507591
例えば、「0重量%酵素、120分間の浸漬時間、32回の擦り落とし」と「0,5重量%Stainzyme 12 L、60分間の浸漬時間、16回の擦り落とし」の汚れ除去レベルの比較は、洗剤溶液への0,5重量%Stainzyme 12 Lの添加が、一定レベルの汚れ除去を得るのに必要な汚れ浸漬時間と機械的作用をそれぞれ少なくとも50%低下させ得ることを示す。
例えば、「0重量%酵素、120分間の浸漬時間、32回の擦り落とし」と「0,5重量%Stainzyme 12 L+0,5重量%Savinase Ultra 16 XL、30分間の浸漬時間、16回の擦り落とし」の汚れ除去レベルの比較は、洗剤溶液への0,5重量%;Stainzyme 12 L+0,5重量%Savinase Ultra 16 XLの添加が、一定レベルの汚れ除去を得るのに必要な汚れ浸漬時間を少なくとも75%低下させ、必要な機械的作用を少なくとも50%低下させ得ることを示す。
「0,5重量%Savinase Ultra 16 XL、16回の擦り落とし」および「0,5重量%Stainzyme 12 L、16回の擦り落とし」の総合汚れ除去レベルと、30分間または60分間のどちらかの浸漬時間後の「0,5重量%Savinase Ultra 16 XL+0,5重量%Stainzyme 12 L、16回の擦り落とし」の汚れ除去レベルとをそれぞれ比較すると、この汚れに対して、プロテアーゼとアミラーゼの相乗汚れ除去効果があることが明確に明らかであり、すなわち酵素組み合わせの汚れ除去レベルは、個々の酵素の汚れ除去レベルの合計よりも大きい。
この相乗作用効果はまた、同一条件であるが、16回の擦り落としの代わりに32回の擦り落としにおける、汚れ除去レベルを比較した場合にも見られる。実験は、手動食器洗いにおいてα−アミラーゼおよびプロテアーゼを使用することの利点を実証する。さらに、アミラーゼとプロテアーゼの間の明らかな相乗作用が観察された。
実施例3.本発明の方法におけるアミラーゼの使用
手動食器洗いにおけるα−アミラーゼの利点を実証するために、上述の方法を使用して、以下の条件で実験を実施した:
洗剤:市販の手動食器洗い洗剤
100%洗剤用量:0,8g/L
初期浸漬温度(43℃)
水の硬度:15°dH(Ca2+:Mg2+:HCO3 -=4:1:7,5)
使用アミラーゼ:Stainzyme 12 L
使用酵素レベル:0重量%;0,1重量%;0,2重量%(洗剤に対する追加的投入量。酵素レベルは100%洗剤用量に基づく)。
汚れに適用された擦り落とし回数:4および8回
各試験変数組み合わせの反復回数:2回
汚れ除去評価法:標準Color Eye装置を使用した460nmにおける規約反射率値の測定。
結果:
Figure 2016507591
Figure 2016507591
実施例4.本発明の方法におけるアミラーゼの使用
手動食器洗いにおけるα−アミラーゼの利点を実証するために、上述の方法を使用して、以下の条件で実験を実施した:
洗剤:市販の手動食器洗い洗剤
洗剤用量:0,5g/L
初期浸漬温度(43℃)
水の硬度:15°dH(Ca2+:Mg2+:HCO3 -=4:1:7,5)
使用アミラーゼ:Stainzyme 12 L
使用酵素レベル:0重量%;0,2重量%(洗剤に対する追加的投入量)
汚れに適用された擦り落とし回数:4および8回
各試験変数組み合わせの反復回数:2回
汚れ除去評価法:標準Color Eye装置を使用した460nmにおける規約反射率値の測定。
結果:
Figure 2016507591
実施例5.本発明の方法におけるアミラーゼの使用
手動食器洗いにおけるα−アミラーゼの利点を実証するために、上述の方法を使用して、以下の条件で実験を実施した:
洗剤:市販の手動食器洗い洗剤
100%洗剤用量:0,4g/L
初期浸漬温度(43℃)
水の硬度:15°dH(Ca2+:Mg2+:HCO3 -=4:1:7,5)
使用アミラーゼ:Stainzyme 12 L
使用酵素レベル:0重量%;0,15重量%;0,30重量%(洗剤に対する追加的投入量。酵素レベルは100%洗剤用量に基づく)。
汚れに適用された擦り落とし回数:4および8回
各試験変数組み合わせの反復回数:2回
汚れ除去評価法:標準Color Eye装置を使用した460nmにおける規約反射率値の測定。
結果:
Figure 2016507591
Figure 2016507591
Figure 2016507591
実施例6.本発明の方法におけるアミラーゼの使用
手動食器洗いにおけるα−アミラーゼの利点を実証するために、上述の方法を使用して、以下の条件で実験を実施した:
洗剤:市販の手動食器洗い洗剤
100%洗剤用量:0,4g/L
初期浸漬温度(43℃)
水の硬度:15°dH(Ca2+:Mg2+:HCO3 -=4:1:7,5)
使用アミラーゼ:Stainzyme 12 L
使用酵素レベル:0重量%;0,15重量%(洗剤に対する追加的投入量。酵素レベルは100%洗剤用量に基づく)。
汚れに適用された擦り落とし回数:12および24回
各試験変数組み合わせの反復回数:2回
汚れ除去評価法:標準Color Eye装置を使用した460nmにおける規約反射率値の測定。
結果:
Figure 2016507591
実施例7.本発明の方法におけるアミラーゼの使用
手動食器洗いにおけるα−アミラーゼの利点を実証するために、上述の方法を使用して、以下の条件で実験を実施した:
洗剤:市販の手動食器洗い洗剤
100%洗剤用量:0,4g/L
初期浸漬温度(43℃)
水の硬度:15°dH(Ca2+:Mg2+:HCO3 -=4:1:7,5)
使用アミラーゼ:Stainzyme 12 L
使用酵素レベル:0重量%;0,30重量%(洗剤に対する追加的投入量。酵素レベルは100%洗剤用量に基づく)。
汚れに適用された擦り落とし回数:12および24回
各試験変数組み合わせの反復回数:2回
汚れ除去評価法:標準Color Eye装置を使用した460nmにおける規約反射率値の測定。
結果:
Figure 2016507591
実施例8.本発明の方法におけるアミラーゼの使用
手動食器洗いにおけるα−アミラーゼの利点を実証するために、上述の方法を使用して、以下の条件で実験を実施した:
洗剤:市販の手動食器洗い洗剤
100%洗剤用量:0,4g/L
初期浸漬温度(43℃)
水の硬度:15°dH(Ca2+:Mg2+:HCO3 -=4:1:7,5)
使用アミラーゼ:Stainzyme 12 L
使用酵素レベル:0重量%;0,30重量%(洗剤に対する追加的投入量。酵素レベルは100%洗剤用量に基づく)。
汚れに適用された擦り落とし回数:12および24回
各試験変数組み合わせの反復回数:2回
汚れ除去評価法:標準Color Eye装置を使用した460nmにおける規約反射率値の測定。
結果:
Figure 2016507591
実施例9.本発明の方法におけるアミラーゼおよびプロテアーゼの使用
手動食器洗いにおけるα−アミラーゼおよびプロテアーゼの利点を実証するために、上述の方法を使用して、以下の条件で実験を実施した:
洗剤:市販の手動食器洗い洗剤
100%洗剤用量:0,8g/L
初期浸漬温度(43℃)
水の硬度:15°dH(Ca2+:Mg2+:HCO3 -=4:1:7,5)
使用アミラーゼ:Stainzyme 12 L
使用アミラーゼレベル:0重量%;0,20重量%(洗剤に対する追加的投入量。酵素レベルは100%洗剤用量に基づく)。
使用プロテアーゼ:Savinase Ultra 16 XL
使用プロテアーゼレベル:0重量%;0,20重量%(洗剤に対する追加的投入量。酵素レベルは100%洗剤用量に基づく)。
汚れに適用された擦り落とし回数:32回
各試験変数組み合わせの反復回数:2回
汚れ除去評価法:標準Color Eye装置を使用した460nmにおける規約反射率値の測定。
Figure 2016507591
実施例10.本発明の方法におけるアミラーゼおよびプロテアーゼの使用
手動食器洗いにおけるα−アミラーゼおよびプロテアーゼの利点を実証するために、上述の方法を使用して、以下の条件で実験を実施した:
洗剤:市販の手動食器洗い洗剤
100%洗剤用量:0,4g/L
初期浸漬温度(43℃)
水の硬度:15°dH(Ca2+:Mg2+:HCO3 -=4:1:7,5)
使用アミラーゼ:Stainzyme 12 L
使用アミラーゼレベル:0重量%;0,30重量%(洗剤に対する追加的投入量。酵素レベルは100%洗剤用量に基づく)。
使用プロテアーゼ:Savinase Ultra 16 XL
使用プロテアーゼレベル:0重量%;0,30重量%(洗剤に対する追加的投入量。酵素レベルは100%洗剤用量に基づく)。
汚れに適用された擦り落とし回数:32回
各試験変数組み合わせの反復回数:2回
汚れ除去評価法:標準Color Eye装置を使用した460nmにおける規約反射率値の測定。
結果:
Figure 2016507591
実施例11.本発明の方法におけるアミラーゼおよびプロテアーゼの使用
手動食器洗いにおけるα−アミラーゼおよびプロテアーゼの利点を実証するために、上述の方法を使用して、以下の条件で実験を実施した:
汚れタイプ:Knorr Quattro Formaggi(登録商標)−4 Sorten Kaese & Basilikum(成分:植物性脂肪、穀粉(小麦、トウモロコシ)、19%チーズミックス(ブルーチーズ、モツァレラ、硬質チーズ、クレツェンツァチーズ、ホエー製品、チーズ)、デンプン、ヨード化食卓塩、乳糖、乳タンパク質、酵母抽出物、食卓塩、オニオン、砂糖、ハーブ、白ワイン抽出物、香辛料、香料、グルコース)
汚れ調製法:泡立て器を使用して、1個のソース袋の内要物を250mLの水と混合する。レンジ上の深鍋内で、撹拌しながら混合物を加熱して、1分間沸騰させる。冷却後、塗料ローラーを使用して、清浄なステンレス鋼タイル上にソースを塗布し、タイル上に均一なソースの層を作り出す。汚染タイルを150℃のオーブン内で30分間加熱する。室温に冷却後、タイルは使える状態になる。
洗剤:市販の手動食器洗い洗剤
洗剤用量:0,4g/L
初期浸漬温度(43°C)
水の硬度:15°dH(Ca2+:Mg2+:HCO3 -=4:1:7,5)
使用アミラーゼ:Stainzyme 12 L
使用アミラーゼレベル:0重量%;0,30重量%(洗剤に対する追加的投入量)
使用プロテアーゼ:Savinase Ultra 16 XL
使用プロテアーゼレベル:0重量%;0,30重量%(洗剤に対する追加的投入量)
汚れに適用された擦り落とし回数:32回
各試験変数組み合わせの反復回数:2回
汚れ除去評価法:視覚的スコア付け単位(0=汚れ除去なし、10=完全な汚れ除去)。
結果:
Figure 2016507591

Claims (14)

  1. a.1つ以上の酵素を含んでなる、手動食器洗いのための洗剤組成物の溶液を提供するステップと;
    b.30秒間〜120分間、好ましくは1分〜60分間、好ましくは1分〜30分間、最も好ましくは1分〜10分間にわたり、汚れた食器類を溶液に浸漬するステップと;
    c.汚染を遊離させるために機械的作用を適用するステップと;
    d.水洗して乾燥するステップと
    を含んでなる手動食器洗い方法。
  2. 前記1つ以上の酵素が、プロテアーゼ、リパーゼ、クチナーゼ、アミラーゼ、カルボヒドラーゼ、セルラーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、アラビナーゼ、ガラクタナーゼ、キシラナーゼ、例えばラッカーゼなどのオキシダーゼ、および/またはペルオキシダーゼから選択される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記1つ以上の酵素が、アミラーゼおよびプロテアーゼから選択される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記1つ以上の酵素が、プロテアーゼおよび/またはアミラーゼからなる、請求項3に記載の方法。
  5. 前記アミラーゼが、配列番号1と少なくとも80%の配列同一性を有して、配列番号1を有するアミラーゼ中のR28、R118、N174;R181、G182、D183、G184、G186、W189、N195、M202、Y298、N299、K302、S303、N306、R310、N314;R320、H324、E345、Y396、R400、W439、R444、N445、K446、Q449、R458、N471、N484の位置に対応するアミノ酸の1つ下流に、アミノ酸の置換、欠失または挿入を有する変種である、請求項4に記載の方法。
  6. 前記アミラーゼが、配列番号1と少なくとも80%の配列同一性を有して、D183およびG184の欠失を有し、R118K、N195F、R320K、およびR458Kの置換を有する変種であり、M9、G149、G182、G186、M202、T257、Y295、N299、M323、およびA339の群から選択される1つ以上の位置に置換をさらに有する変種であり、最も好ましくは、これらの全ての位置に置換をさらに有する変種である、請求項5に記載の方法。
  7. 前記1つ以上の酵素のそれぞれが、溶液1リットルあたり、0.01〜100mgのタンパク質、好ましくは0.005〜50mgのタンパク質、より好ましくは0.01〜25mgのタンパク質、なおもより好ましくは0.05〜10mgのタンパク質、最も好ましくは0.05〜5mgのタンパク質、さらに最も好ましくは0.01〜1mgのタンパク質などの、0.001〜100mgのタンパク質に相当する量で添加される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. ブラシ、スポンジまたは布帛を使用して、機械的作用が適用される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. ステップaの初期溶液温度が、0℃〜90℃の範囲であり、好ましくは35℃〜60℃など、35℃〜55℃など、40℃〜50℃などの30℃〜65℃の範囲である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 少なくとも1つの界面活性剤と、プロテアーゼ、リパーゼ、クチナーゼ、アミラーゼ、カルボヒドラーゼ、セルラーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、アラビナーゼ、ガラクタナーゼ、キシラナーゼ、例えばラッカーゼなどのオキシダーゼ、および/またはペルオキシダーゼから選択される1つ以上の酵素とを含んでなる、手動食器洗いのための洗剤組成物。
  11. 少なくとも1つのプロテアーゼと、好ましくはα−アミラーゼである少なくとも1つのアミラーゼとを含んでなる、請求項10に記載の洗剤組成物。
  12. 前記アミラーゼが、配列番号1と少なくとも80%の配列同一性を有して、配列番号1を有するアミラーゼ中のR28、R118、N174;R181、G182、D183、G184、G186、W189、N195、M202、Y298、N299、K302、S303、N306、R310、N314;R320、H324、E345、Y396、R400、W439、R444、N445、K446、Q449、R458、N471、N484の位置に対応するアミノ酸の1つ下流に、アミノ酸の置換、欠失または挿入を有する変種である、請求項11に記載の洗剤組成物。
  13. 前記アミラーゼが、配列番号1と少なくとも80%の配列同一性を有して、D183およびG184の欠失を有し、R118K、N195F、R320K、およびR458Kの置換を有する変種であり、M9、G149、G182、G186、M202、T257、Y295、N299、M323、およびA339の群から選択される1つ以上の位置に置換をさらに有する変種であり、最も好ましくは、これらの全ての位置に置換をさらに有する変種である、請求項12に記載の組成物。
  14. ポリマー、pH調節剤、香料、および着色料から選択される1つ以上の成分をさらに含んでなる、請求項10〜13のいずれか一項に記載の洗剤組成物。
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