JP2016223088A - Construction machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、建設機械に関する。 The present invention relates to a construction machine.
油圧ショベルなどの建設機械は、走行体と、走行体に対して旋回可能に設けられた旋回体とを備えている。従来、このような建設機械において、狭隘な作業現場などでの作業の際、周囲の障害物との干渉を避けるために、旋回体の走行体に対する旋回角度を所定の範囲に制限する技術が知られている(特許文献1参照)。 A construction machine such as a hydraulic excavator includes a traveling body and a revolving body provided so as to be able to swivel with respect to the traveling body. Conventionally, in such a construction machine, when working on a narrow work site or the like, a technique for limiting the turning angle of the turning body relative to the traveling body to a predetermined range is known in order to avoid interference with surrounding obstacles. (See Patent Document 1).
特許文献1に記載の建設機械は、旋回体を旋回駆動する電動モータと、電動モータのモータ角速度の時間積分値に基づき旋回体の旋回角度を算出する旋回角度算出手段と、旋回体の旋回範囲を設定する旋回範囲設定手段と、旋回角度が旋回範囲を超えないように電動モータの作動を停止させる停止制御手段とを備えている。
The construction machine described in
特許文献1に記載の旋回制御装置では、定位置において旋回範囲を超えないように旋回体の旋回動作を制限することについて記載されているが、走行中の旋回動作については、なんら記載されていない。このため、狭隘な作業現場などにおいて、走行中に旋回指令部材が誤操作されたときに、旋回体に設けられた作業装置等が周囲の障害物に干渉するおそれがある。
In the turning control device described in
請求項1に記載の建設機械は、走行体と、走行体に対して旋回可能に設けられた旋回体と、旋回体の旋回指令を出力する旋回指令部材と、旋回指令に基づいて旋回体を旋回駆動する旋回駆動装置と、旋回体の旋回位置を検出する旋回位置検出器と、旋回体の旋回範囲の範囲設定指令を出力する入力部と、範囲設定指令に基づいて旋回体の走行体に対する旋回範囲を設定する旋回範囲設定部と、旋回範囲内で旋回体が旋回するように旋回駆動装置を制御する制御部と、走行体が走行しているか否かを判定する走行判定部と、走行判定部により走行体が走行していると判定されたとき、旋回体の旋回動作を制限する制限部とを備えている。 According to a first aspect of the present invention, a construction machine includes a traveling body, a revolving body provided so as to be turnable with respect to the traveling body, a turning command member that outputs a turning command of the turning body, and a turning body based on the turning command. A turning drive device for turning, a turning position detector for detecting a turning position of the turning body, an input unit for outputting a range setting command for a turning range of the turning body, and a traveling body of the turning body based on the range setting command A turning range setting unit that sets a turning range, a control unit that controls the turning drive device so that the turning body turns within the turning range, a traveling determination unit that determines whether or not the traveling body is traveling, and traveling And a limiting unit that limits a turning operation of the revolving body when the determining unit determines that the traveling body is traveling.
本発明によれば、走行中に建設機械が障害物に干渉することを防止できる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, it can prevent that a construction machine interferes with an obstruction during driving | running | working.
図1は、本発明の実施の形態に係る建設機械の一例である油圧ショベル1の側面図である。なお、説明の便宜上、図1の姿勢を基準に油圧ショベル1の前後および上下方向を規定する。図1に示す油圧ショベル1は、走行体2と、走行体2上に設けられた旋回体5とを備えている。旋回体5は、旋回機構6により走行体2に対して旋回可能に設けられている。
FIG. 1 is a side view of a
走行体2には、走行用の油圧モータ(以下、走行モータ307と記す)が搭載されている。走行体2は、左右の走行モータ307により左右のクローラ3を駆動することで走行する。
The traveling
旋回体5の前部には、掘削作業を行うフロント作業装置が設けられている。フロント作業装置は、ブーム7、アーム8、および、バケット9を含む。ブーム7は、旋回体5のフレームにおいて、旋回体5に対して上下方向に回動可能に取り付けられている。ブーム7は、ブーム起伏用の油圧シリンダ(以下、ブームシリンダ304と記す)によって駆動されて起伏する。
A front working device that performs excavation work is provided at the front of the revolving
アーム8は、ブーム7の先端において、ブーム7に対して上下方向に回動可能に取り付けられている。アーム8は、アーム起伏用の油圧シリンダ(以下、アームシリンダ305と記す)によって駆動されて起伏する。
The
バケット9は、アーム8の先端において、アーム8に対して上下方向に回動可能に取り付けられ、バケット起伏用の油圧シリンダ(以下、バケットシリンダ306と記す)によって駆動される。
The
旋回体5には、油圧ショベル1を操縦するオペレータが搭乗する運転室(キャブ)14が設けられている。運転室14内には各種操作レバーが配設されている。
The revolving
図2は、建設機械の駆動システムの構成を示す図である。油圧ショベル1は、内燃機関であるディーゼルエンジン301、油圧発生機である油圧ポンプ302、コントロールバルブ303、コントローラ300、ならびに旋回体5を旋回駆動する旋回駆動装置を備えている。油圧ポンプ302は、ディーゼルエンジン301により駆動されて圧油を吐出する。
FIG. 2 is a diagram showing a configuration of a construction machine drive system. The
コントローラ300は、CPUや記憶装置であるROMおよびRAM、その他の周辺回路などを有する演算処理装置を含む。コントローラ300は、油圧ショベル1のシステム全体の制御を行っており、コントロールバルブ303の切替制御やパワーコントロールユニット320の制御も行っている。
The
コントローラ300には、走行レバー310と、旋回レバー311と、モード切替スイッチ313と、旋回位置設定スイッチ315と、位置検出器309とが接続されている。コントローラ300は、後述するように、各レバーやスイッチ等から入力される指令に基づいて、コントロールバルブ303やパワーコントロールユニット320を制御する。
A
コントロールバルブ303は、コントローラ300からの制御信号に基づいて各アクチュエータ(304,305,306,307,308a)への作動油の供給量および供給方向が制御される。油圧ポンプ302から吐出された圧油は、各アクチュエータ(304,305,306,307,308a)に分配され、各アクチュエータが駆動される。
The
走行レバー310は、走行体2を走行させるための操作部材であって、オペレータの操作により、操作量に応じて走行モータ307を制御するための信号(以下、走行指令TRと記す)をコントローラ300に出力する(TRがON)。走行指令TRは、コントローラ300を介してコントロールバルブ303に入力される。コントロールバルブ303は、走行指令TRに応じて制御され、油圧ポンプ302から吐出される圧油を走行モータ307に供給し、走行モータ307を駆動する。走行レバー310が操作されていない場合(たとえば操作量が0の場合)、走行指令TRは出力されない(TRがOFF)。
The
旋回レバー311は、旋回体5を旋回させるための操作部材である。旋回レバー311は、オペレータが左旋回操作を行うと、操作量に応じた左旋回指令SWL1をコントローラ300に出力する(SWL1がON)。旋回レバー311は、オペレータが右旋回操作を行うと、操作量に応じた右旋回指令SWR1をコントローラ300に出力する(SWR1がON)。旋回レバー311による左旋回操作が行われていない場合(たとえば操作量が0の場合)、左旋回指令SWL1は出力されない(SWL1がOFF)。旋回レバー311による右旋回操作が行われていない場合(たとえば操作量が0の場合)、右旋回指令SWR1は出力されない(SWR1がOFF)。
The turning
モード切替スイッチ313は、範囲設定モードSMと作業モードOMとの間で制御モードを切り替えるための操作部材であり、たとえば、オルタネイト型のロック式スイッチである。モード切替スイッチ313は、オペレータによりON操作されると、ON位置で保持され、モード切替指令MSWをコントローラ300に出力する(MSWがON)。モード切替スイッチ313は、オペレータによりOFF操作されると、すなわちON位置で保持されている状態で再度操作されると、OFF位置に戻り、モード切替指令MSWの出力を停止する(MSWがOFF)。
The
旋回位置設定スイッチ315は、旋回範囲を設定するための操作部材であり、たとえば、モーメンタリ型(自動復帰型)のスイッチである。旋回位置設定スイッチ315は、オペレータによりON操作されると、すなわち押圧操作がなされると、押圧操作されている間だけ旋回範囲の範囲設定指令SSWをコントローラ300に出力する(SSWがON)。旋回位置設定スイッチ315は、オペレータによりOFF操作されると、すなわち押圧の解除操作がなされると、旋回範囲の範囲設定指令SSWの出力を停止する(SSWがOFF)。
The turning
旋回駆動装置は、旋回用の油圧モータ(以下、旋回油圧モータ308aと記す)および旋回用の電動モータ(以下、旋回電動モータ308bと記す)、キャパシタ321、パワーコントロールユニット320を含む。旋回油圧モータ308aと旋回電動モータ308bの回転軸は結合されている。
The turning drive device includes a turning hydraulic motor (hereinafter referred to as a turning
蓄電装置であるキャパシタ321は、ディーゼルエンジン301に連結された発電モータ(不図示)、および旋回電動モータ308bのそれぞれに、パワーコントロールユニット320を介して接続されている。パワーコントロールユニット320は、発電モータ(不図示)を制駆動するためのインバータ、旋回電動モータ308bを制駆動するためのインバータ、およびキャパシタ321の充放電電圧を昇圧または降圧するコンバータ(チョッパ)を含む。
A
発電モータ(不図示)がディーゼルエンジン301により駆動されると、三相交流電力が発生する。発電モータ(不図示)で発生した三相交流電力は、インバータにより直流電力に変換され、コンバータを介してキャパシタ321に供給され、キャパシタ321が充電される。旋回電動モータ308bが旋回体の慣性により回転すると、三相交流電力が発生する。旋回電動モータ308bで発生した三相交流電力は、インバータにより直流電力に変換され、コンバータを介してキャパシタ321に供給され、キャパシタ321が充電される。
When a generator motor (not shown) is driven by the
発電モータ(不図示)は、キャパシタ321からパワーコントロールユニット320を介してディーゼルエンジン301をアシストする回転トルクを発生し、ディーゼルエンジン301と協働して油圧ポンプ302を回転させる。
A power generation motor (not shown) generates rotational torque that assists the
旋回電動モータ308bは、キャパシタ321からコンバータおよびインバータを介して供給された電力によって駆動されて回転トルクを発生する。
The swing
旋回油圧モータ308aと旋回電動モータ308bは、両者の合計トルクにより旋回機構6を介して旋回体5を駆動する。合計トルクは、旋回レバー311から出力された旋回指令SWL1,SWR1に応じて、コントローラ300によって決定される。旋回体5は、旋回油圧モータ308aおよび旋回電動モータ308bにより旋回機構6が駆動されることで旋回する。
The swing
位置検出器309は、旋回電動モータ308bに設けられたレゾルバであって、旋回電動モータ308bの回転位置を検出することで、旋回体5の旋回角度(旋回位置)θを検出し、旋回角度θを表す信号である旋回角度信号Sigθをコントローラ300に出力する。図示しないが、レゾルバは、旋回電動モータ308bの回転子のシャフトに取り付けられたレゾルバロータと、レゾルバロータの外周側に空隙を介して対向配置されたレゾルバステータとを有している。コントローラ300は、レゾルバで検出された信号や旋回レバー311からの左旋回指令SWL1および右旋回指令SWR1等に基づいて、パワーコントロールユニット320に左旋回制御信号SWL2bおよび右旋回制御信号SWR2bを出力し、旋回電動モータ308bの制駆動を制御する。
The
コントローラ300は、モード切替部314と、旋回範囲設定部316と、旋回制限部317と、旋回制御部312とを機能的に備えている。モード切替部314は、モード切替指令MSWおよび走行指令TRに基づき、範囲設定モードSMと、作業モードOMと、走行モードRMとの間で制御モードを切り替えて設定する。
The
範囲設定モードSMは、旋回範囲設定部316が範囲設定指令SSWに基づいて旋回体5の走行体2に対する旋回範囲を設定するモードである。作業モードOMは、旋回制御部312および旋回制限部317が、設定された旋回範囲内で旋回体5が旋回するように旋回駆動装置を制御するモードである。走行モードRMは、旋回制御部312および旋回制限部317が、旋回体5の旋回動作を禁止するモードである。
The range setting mode SM is a mode in which the turning
モード切替部314は、走行指令TRに基づいて走行体2が走行しているか否かを判定する。走行指令TRがONである場合、モード切替部314は走行体2が走行していると判定する。走行指令TRがOFFである場合、モード切替部314は走行体2が走行していない、すなわち走行体2が停止していると判定する。
モード切替部314は、モード切替指令MSWがONであり、かつ、走行指令TRがOFFであるときには、制御モードを範囲設定モードSMに切り替えて、範囲設定モードフラグSflagを設定する。モード切替部314は、モード切替指令MSWがOFFであり、かつ、走行指令TRがOFFであるときには、制御モードを作業モードOMに切り替えて、作業モードフラグOflagを設定する。モード切替部314は、走行指令TRがONであるときには、モード切替指令MSWがONであるか否かにかかわらず、制御モードを走行モードRMに切り替えて、走行モードフラグRflagを設定する。モード切替部314は、設定されている制御モードを表す情報であるフラグをモード設定信号MDとして旋回制限部317に出力する。
When the mode switching command MSW is ON and the travel command TR is OFF, the
図3は、制御モードの状態遷移図である。図3に示すように、状態が作業モードOMのとき、モード切替スイッチ313がON操作されると(MSWがON)、範囲設定モードSMに遷移する。状態が範囲設定モードSMのとき、モード切替スイッチ313がOFF操作されると(MSWがOFF)、作業モードOMに遷移する。
FIG. 3 is a state transition diagram of the control mode. As shown in FIG. 3, when the state is the working mode OM, when the
状態が作業モードOMのとき、走行レバー310が操作されると(TRがON)、走行モードRMに遷移する。状態が走行モードRMのとき、走行レバー310が非操作とされ(TRがOFF)、かつ、モード切替スイッチ313がON操作されると(MSWがON)、範囲設定モードSMに遷移する。状態が範囲設定モードSMのとき、走行レバー310が操作されると(TRがON)、走行モードRMに遷移する。なお、本実施の形態において、走行モードRMから直接作業モードOMに遷移することはない。
When the state is the working mode OM and the traveling
図2に示す旋回範囲設定部316は、モード切替指令MSWがONであるか否かを判定する。モード切替指令MSWがONであると判定された場合、旋回範囲設定部316は、範囲設定指令SSWおよび旋回角度信号Sigθに基づいて旋回範囲を設定する。すなわち、旋回範囲設定部316は、後述するように、旋回範囲の左端である左旋回制限位置MLおよび旋回範囲の右端である右旋回制限位置MRを設定する。なお、上述したようにモード切替指令MSWがONであるときには、制御モードが範囲設定モードSMに設定されている。
The turning
旋回範囲設定部316は、範囲設定モードSMが設定されている状態で、1回目に範囲設定指令SSWがONされると、1回目の旋回位置設定操作がなされたことを表すフラグを設定する。さらに、旋回範囲設定部316は、そのときの位置である左旋回制限位置MLにおける旋回角度θを左制限閾値θLとして記憶装置に記憶させる。
When the range setting command SSW is turned on for the first time while the range setting mode SM is set, the turning
旋回範囲設定部316は、範囲設定モードSMが設定されている状態で、左旋回制限位置MLとして左制限閾値θLが設定された後、範囲設定指令SSWがOFFされ、その後、2回目に範囲設定指令SSWがONされると、2回目の旋回位置設定操作がなされたことを表すフラグを設定する。さらに、旋回範囲設定部316は、そのときの位置である右旋回制限位置MRにおける旋回角度θを右制限閾値θRとして記憶装置に記憶させる。なお、3回目に旋回位置設定操作がなされたときには左制限閾値θLを設定し直し、4回目に旋回位置設定操作がなされたときには右制限閾値θRを設定し直す。5回目以降の旋回位置設定操作も同様に、操作の度に左制限閾値θLおよび右制限閾値θRを交互に設定する。
The turning
旋回範囲設定部316は、左旋回制限位置MLを表す信号(以下、左旋回制限信号SigMLと記す)、および、右旋回制限位置MRを表す信号(以下、右旋回制限信号SigMRと記す)を旋回制限部317に出力する。
The turning
図4は、左制限閾値θLおよび右制限閾値θRの設定方法について説明する図である。図中、実線で示すように走行体2の正面方向を旋回角度θが0°となる基準位置BLとして説明する。なお、図4では、基準位置BLを表す線として、油圧ショベル1の旋回中心Oから前後方向に延びる線を図示している。旋回角度θは、基準位置BLのときに0°であり、左旋回するにしたがってθが増加し、右旋回するにしたがってθが減少するものとする(0°≦θ<360°)。
FIG. 4 is a diagram for explaining a method of setting the left limit threshold θL and the right limit threshold θR. In the drawing, as shown by a solid line, the front direction of the traveling
本実施の形態では、図4に示すように、旋回範囲設定部316は、旋回角度θがθL1(たとえば30°)となる位置まで旋回したときに1回目の範囲設定指令SSWがONされると、左制限閾値θLをθL1として設定する(θL=θL1)。なお、左制限閾値θLは、θL1よりも僅かに基準位置BL側の旋回位置として設定し、裕度を持たせてもよい。
In the present embodiment, as shown in FIG. 4, when the turning
同様に、旋回範囲設定部316は、旋回角度θがθR1(たとえば300°)となる位置まで旋回したときに2回目の範囲設定指令SSWがONされると、右制限閾値θRをθR1として設定する(θR=θR1)。なお、右制限閾値θRは、θR1よりも僅かに基準位置BL側の旋回位置として設定し、裕度を持たせてもよい。
Similarly, the turning
左旋回制限位置MLに対応する左制限閾値θLおよび右旋回制限位置MRに対応する右制限閾値θRは、旋回体5の旋回範囲Aを規定する閾値であり、後述するように、旋回体5は、旋回範囲A内、すなわち左旋回制限位置MLと右旋回制限位置MRとの間(ML〜MR)で旋回するように制御される。
The left limit threshold value θL corresponding to the left turn limit position ML and the right limit threshold value θR corresponding to the right turn limit position MR are threshold values that define the turning range A of the
図2に示すように、旋回制限部317には、モード設定信号MD、左旋回制限信号SigML、右旋回制限信号SigMR、および旋回角度信号Sigθが入力される。旋回制限部317は、モード設定信号MD、すなわちモードを表すフラグ(Oflag,Sflag,Rflag)に基づいて、設定されている制御モードを判定する。
As shown in FIG. 2, a mode setting signal MD, a left turn restriction signal SigML, a right turn restriction signal SigMR, and a turning angle signal Sigθ are input to the
図5は、各制御モードと旋回角度(旋回位置)θとによって出力が制御される左旋回禁止指令LMLおよび右旋回禁止指令LMRについて説明する図である。図中、「/」の左側が左旋回禁止指令LMLのON,OFFの情報、「/」の右側が右旋回禁止指令LMRのON,OFFの情報を表している。図5を参照して、各制御モードと旋回角度θとによって出力が制御される左旋回禁止指令LMLおよび右旋回禁止指令LMRについて説明する。なお、後述するように、左旋回禁止指令LMLがONのときには、旋回体5の左旋回動作が禁止され、右旋回禁止指令LMRがONのときには、旋回体5の右旋回動作が禁止される。
FIG. 5 is a diagram illustrating a left turn prohibition command LML and a right turn prohibition command LMR whose outputs are controlled by each control mode and a turning angle (turning position) θ. In the figure, the left side of “/” represents ON / OFF information of the left turn prohibition command LML, and the right side of “/” represents ON / OFF information of the right turn prohibition command LMR. With reference to FIG. 5, the left turn prohibition command LML and the right turn prohibition command LMR whose outputs are controlled by each control mode and the turning angle θ will be described. As will be described later, when the left turn prohibition command LML is ON, the left turn operation of the
−作業モード−
作業モードOMでは、以下で説明するように、旋回範囲A内における旋回体5の旋回動作が許容され、旋回範囲A外での旋回体5の旋回動作が禁止される。
-Working mode-
In the work mode OM, as described below, the turning motion of the turning
作業モードOMが設定されていると判定された場合、旋回制限部317は、検出された旋回角度θと、左側閾値θL1および右側閾値θR1のそれぞれとを比較して、旋回体5の位置が旋回範囲A内にあるか、旋回範囲A外にあるかを判定する。旋回範囲A外における判定では、旋回制限部317は、旋回体5が左旋回制限位置MLを越えて左旋回制限位置MLよりも左側に位置しているのか、それとも右旋回制限位置MRを越えて右旋回制限位置MRよりも右側に位置しているのかを判定する。
When it is determined that the work mode OM is set, the turning
旋回制限部317は、旋回角度θが0°以上θL1未満、あるいは、旋回角度θがθR1よりも大きく360°未満である場合、旋回体5が旋回範囲A内にあると判定する。旋回体5が旋回範囲A内にあると判定された場合、すなわち旋回体5が左旋回制限位置MLよりも右側に位置し、かつ、旋回体5が右旋回制限位置MRよりも左側に位置していると判定された場合、旋回制限部317は、左旋回禁止指令LMLおよび右旋回禁止指令LMRを双方とも出力しない(LMLがOFF、かつ、LMRがOFF)。
The turning
旋回制限部317は、左旋回により旋回角度θが増加して左制限閾値θL1以上になると、旋回体5が左旋回制限位置MLを越えて左旋回制限位置MLよりも左側に位置していると判定する。旋回体5が左旋回制限位置MLを越えたことが判定されると、旋回制限部317は、左旋回禁止指令LMLを出力し(LMLがON)、右旋回禁止指令LMRを出力しない(LMRがOFF)。旋回制限部317は、右旋回により旋回角度が減少して右制限閾値θR1以下になると、旋回体5が右旋回制限位置MRを越えて右旋回制限位置MRよりも右側に位置していると判定する。旋回体5が右旋回制限位置MRを越えたことが判定されると、旋回制限部317は、右旋回禁止指令LMRを出力し(LMRがON)、左旋回禁止指令LMLを出力しない(LMLがOFF)。
When the turning angle θ increases due to the left turn and becomes equal to or greater than the left restriction threshold θL1, the turning
−走行モード−
走行モードRMが設定されていると判定された場合、旋回制限部317は、左旋回禁止指令LMLおよび右旋回禁止指令LMRの双方を出力する(LMLがON、かつ、LMRがON)。つまり、走行モードRMでは、旋回体5の旋回動作が禁止される。
-Driving mode-
When it is determined that the travel mode RM is set, the turning
−範囲設定モード−
範囲設定モードSMが設定されていると判定された場合、旋回制限部317は、左旋回禁止指令LMLおよび右旋回禁止指令LMRの双方を出力しない(LMLがOFF、かつ、LMRがOFF)。つまり、範囲設定モードSMでは、旋回体5を360°旋回させることができる。
−Range setting mode−
When it is determined that the range setting mode SM is set, the turning
図2に示すように、旋回制御部312には、旋回レバー311からの左旋回指令SWL1および右旋回指令SWR1、ならびに旋回制限部317からの左旋回禁止指令LMLおよび右旋回禁止指令LMRが入力される。
As shown in FIG. 2, the
旋回制御部312は、左旋回禁止指令LMLがOFFのときには左旋回指令SWL1に基づき、コントロールバルブ303に左旋回制御信号SWL2aを出力し、パワーコントロールユニット320に左旋回制御信号SWL2bを出力する。以下、左旋回制御信号SWL2aおよび左旋回制御信号SWL2bを総称して左旋回制御信号SWL2と記す。
When the left turn prohibition command LML is OFF, the
旋回制御部312は、左旋回禁止指令LMLがONのときには左旋回指令SWL1が入力されているか否かにかかわらず、左旋回制御信号SWL2を出力しない(SWL2がOFF)。換言すれば、左旋回禁止指令LMLがONの場合、旋回制御部312は左旋回指令SWL1を無効にする。
When the left turn prohibition command LML is ON, the
旋回制御部312は、右旋回禁止指令LMRがOFFのときには右旋回指令SWR1に基づき、コントロールバルブ303に右旋回制御信号SWR2aを出力し、パワーコントロールユニット320に右旋回制御信号SWR2bを出力する。以下、右旋回制御信号SWR2aおよび右旋回制御信号SWR2bを総称して右旋回制御信号SWR2と記す。
When the right turn prohibition command LMR is OFF, the
旋回制御部312は、右旋回禁止指令LMRがONのときには右旋回指令SWR1が入力されているか否かにかかわらず、右旋回制御信号SWR2を出力しない(SWR2がOFF)。換言すれば、右旋回禁止指令LMRがONの場合、旋回制御部312は右旋回指令SWR1を無効にする。
When the right turn prohibition command LMR is ON, the
本実施の形態に係る建設機械の主要な動作を図6および図7のタイムチャートを参照して、時間の経過にしたがって説明する。図6は、作業モードOMにおける旋回体5の制限動作を示すタイムチャートであり、図7は、走行モードRMにおける旋回体5の制限動作を示すタイムチャートである。図中、旋回角度θは、基準位置BLから上方向が左旋回を示し、基準位置BLから下方向が右旋回を示している。
The main operation of the construction machine according to the present embodiment will be described with the passage of time with reference to the time charts of FIGS. FIG. 6 is a time chart showing the restricting operation of the revolving
−範囲設定モードでの動作例1−
図6に示すように、時刻T1〜時刻T10までは、旋回体5の旋回範囲Aが設定される動作を示している。油圧ショベル1が作業現場における所定の作業位置に配置されている状態において、時刻T1で、オペレータがモード切替スイッチ313をON操作すると、モード切替指令MSWがONとなり、制御モードが作業モードOMから範囲設定モードSMに移行する。
-Operation example 1 in range setting mode-
As shown in FIG. 6, from time T1 to time T10, an operation in which the turning range A of the turning
時刻T2で、オペレータが旋回レバー311を左旋回方向に操作すると、左旋回指令SWL1および左旋回制御信号SWL2がONとなる。旋回体5は、左旋回指令SWL1に基づいて左方向に旋回されるので、旋回角度θが変化する。時刻T3で、オペレータが左旋回方向の障害物(不図示)の手前において旋回レバー311の操作をやめると、左旋回指令SWL1および左旋回制御信号SWL2がOFFとなる。このときの旋回角度θはθL1である。
When the operator operates the turning
時刻T4で、オペレータが旋回位置設定スイッチ315をON操作すると、範囲設定指令SSWがONとなり、このときの旋回位置(旋回角度θ)が左旋回制限位置MLとして設定され、θL1が左制限閾値θLとして設定される(θL=θL1)。なお、オペレータは、旋回位置設定スイッチ315に押圧力を付与するON操作をした後、押圧力を解除するOFF操作を行う。
When the operator turns ON the turning
時刻T5で、オペレータが旋回レバー311を右旋回方向に操作すると、右旋回指令SWR1および右旋回制御信号SWR2がONとなる。旋回体5は、右旋回指令SWR1に基づいて右方向に旋回されるので、旋回角度θが変化する。時刻T6で、オペレータが右旋回方向の障害物(不図示)の手前において旋回レバー311の操作をやめると、右旋回指令SWR1および右旋回制御信号SWR2がOFFとなる。このときの旋回角度θはθR1である。
When the operator operates the turning
時刻T7で、オペレータが旋回位置設定スイッチ315をON操作すると、範囲設定指令SSWがONとなり、このときの旋回位置(旋回角度θ)が右旋回制限位置MRとして設定され、θR1が右制限閾値θRとして設定される(θR=θR1)。なお、オペレータは、旋回位置設定スイッチ315に押圧力を付与するON操作をした後、押圧力を解除するOFF操作を行う。
When the operator turns ON the turning
時刻T8〜時刻T9で、オペレータが旋回レバー311を左旋回方向に操作すると、左旋回指令SWL1および左旋回制御信号SWL2がONとなり、旋回体5が左旋回される。制御モードが範囲設定モードSMに設定されている間(時刻T1〜時刻T10)は、左旋回禁止指令LMLおよび右旋回禁止指令LMRがOFFのため、旋回体5は旋回レバー311の操作に応じて旋回され、旋回が禁止されることがない。
When the operator operates the turning
なお、図示しないが、3回目に旋回位置設定スイッチ315がON操作されると、左旋回制限位置MLが再設定され、4回目に旋回位置設定スイッチ315がON操作されると、右旋回制限位置MRが再設定される。オペレータは、範囲設定モードSMにおいて、何度でも左旋回制限位置MLおよび右旋回制限位置MRを設定し直すことができる。
Although not shown, when the turning
時刻T10で、オペレータがモード切替スイッチ313をOFF操作すると、モード切替指令MSWがOFFとなり、制御モードが範囲設定モードSMから作業モードOMに移行する。
When the operator turns OFF the
以上のように、オペレータは、簡単な操作で、所定の作業位置において、周囲の障害物に干渉しないように、旋回範囲Aの設定、すなわち左旋回制限位置MLと右旋回制限位置MRを設定することができる。 As described above, the operator can set the turning range A, that is, the left turn limit position ML and the right turn limit position MR so as not to interfere with surrounding obstacles at a predetermined work position with a simple operation. can do.
−作業モードでの動作例−
図6に示すように、時刻T10〜時刻T20では、旋回範囲A内で旋回体5が旋回するように旋回駆動装置が制御される動作を示している。図6に示すように、時刻T10で、上述したように、作業モードOMが設定されると、旋回体5は旋回範囲A内でのみ旋回が許容される。
-Operation example in work mode-
As shown in FIG. 6, from time T10 to time T20, an operation in which the turning drive device is controlled so that the turning
時刻T11〜時刻T12で、オペレータが旋回レバー311を左旋回方向に操作すると、左旋回指令SWL1および左旋回制御信号SWL2がONとなる。時刻T11〜時刻T12では、旋回体5の旋回位置は、旋回範囲A内にある。換言すれば、旋回体5が、左旋回制限位置MLよりも基準位置BL側(右側)に位置し、かつ、右旋回制限位置MRよりも基準位置BL側(左側)に位置しているので、左旋回禁止指令LMLおよび右旋回禁止指令LMRはOFFである。よって、左旋回指令SWL1に基づいて左旋回制御信号SWL2が出力されて、旋回体5が左に旋回する。
When the operator operates the turning
時刻T13で、オペレータが旋回レバー311を左旋回方向に操作すると、旋回体5が再び左旋回を開始し、時刻T14で、旋回体5が旋回範囲Aの左旋回制限位置MLに達する。旋回体5が左旋回して、旋回角度θが左制限閾値θL1以上になると(θ≧θL1)、左旋回禁止指令LMLがONとなる。その結果、左旋回制御信号SWL2がOFFとなり、旋回油圧モータ308aおよび旋回電動モータ308bが停止する。このため、時刻T14〜時刻T15では、旋回レバー311が左旋回方向に操作されている場合であっても、旋回体5の旋回動作が禁止される。
When the operator operates the turning
時刻T16で、オペレータが旋回レバー311を右旋回方向に操作すると、右旋回指令SWR1がONとなる。右旋回禁止指令LMRはOFFであるので、右旋回指令SWR1に基づいて右旋回制御信号SWR2が出力されて、旋回体5が右に旋回する。なお、旋回体5が右に旋回すると、旋回角度θが左制限閾値θL1よりも小さくなるので(θ<θL1)、左旋回禁止指令LMLがOFFとなり、左旋回が可能になる。
When the operator operates the turning
旋回体5が右旋回し、時刻T17で、旋回体5が旋回範囲Aの右旋回制限位置MRに達する。旋回体5が右旋回して、旋回角度θが右制限閾値θR1以下になると(θ≦θR1)、右旋回禁止指令LMRがONとなる。その結果、右旋回制御信号SWR2がOFFとなり、旋回油圧モータ308aおよび旋回電動モータ308bが停止する。このため、時刻T17〜時刻T18では、旋回レバー311が右旋回方向に操作されている場合であっても、旋回体5の旋回動作が禁止される。
The turning
時刻T19〜時刻T20で、オペレータが旋回レバー311を左旋回方向に操作すると、左旋回指令SWL1がONとなる。左旋回禁止指令LMLはOFFであるので、左旋回指令SWL1に基づいて左旋回制御信号SWL2が出力されて、旋回体5が左に旋回する。なお、旋回体5が左に旋回すると、旋回角度θが右制限閾値θR1よりも大きくなるので(θ>θR1)、右旋回禁止指令LMRがOFFとなり、右旋回が可能になる。
When the operator operates the turning
以上のように、本実施の形態によれば、簡単な操作で旋回範囲Aを設定することができ、簡単な構成で旋回範囲A外への旋回が禁止されるので、オペレータは、周囲の障害物に対して過大な注意を払う必要なく掘削作業等を行うことができる。この結果、オペレータの疲労を軽減することができ、作業効率の向上を図ることができる。 As described above, according to the present embodiment, the turning range A can be set with a simple operation, and turning outside the turning range A is prohibited with a simple configuration. Excavation work and the like can be performed without having to pay too much attention to the object. As a result, operator fatigue can be reduced and work efficiency can be improved.
−走行モードでの動作例−
図7に示すように、時刻T21〜時刻T27までは、走行体2の走行に伴って、旋回体5の旋回動作が禁止される動作を示している。図7に示すように、時刻T21で、オペレータが、走行レバー310を操作すると、走行指令TRがONとなる。コントロールバルブ303は、走行指令TRに基づいて制御されて、走行モータ307に油圧が供給されて油圧ショベル1が走行する。また、走行指令TRがONになると、制御モードが作業モードOMから走行モードRMに移行する。
-Operation example in travel mode-
As shown in FIG. 7, from time T <b> 21 to time T <b> 27, an operation in which the turning operation of the turning
走行モードRMになると、左旋回禁止指令LMLおよび右旋回禁止指令LMRの双方がONとなる。このため、走行中(時刻T21〜時刻T22)に、オペレータが誤って旋回レバー311を操作してしまい、左旋回指令SWL1や右旋回指令SWR1がONとなった場合であっても、旋回動作が禁止される。
When the travel mode RM is entered, both the left turn prohibition command LML and the right turn prohibition command LMR are turned on. Therefore, even when the operator erroneously operates the turning
時刻T22で、油圧ショベル1が上記所定の作業位置とは異なる作業位置への移動が完了し、オペレータが走行レバー310の操作をやめると、走行指令TRがOFFとなる。その結果、コントロールバルブ303により走行モータ307への圧油の供給が遮断されて油圧ショベル1の走行体2が停止する。
When the
走行体2が停止した後も時刻T22〜時刻T27では、走行モードRMが継続されている。このため、走行体2が停止した状態において、オペレータが旋回レバー311を操作して、左旋回指令SWL1がONとなった場合(時刻T23〜時刻T24)や右旋回指令SWR1がONとなった場合(時刻T25〜時刻T26)であっても、旋回油圧モータ308aおよび旋回電動モータ308bは駆動されず、旋回体5は旋回しない。走行モードRMが設定されている状態では、上述したように、左旋回禁止指令LMLおよび右旋回禁止指令LMRの双方がONであり、左旋回制御信号SWL2および右旋回制御信号SWR2がOFFに制御されているからである。
Even after the traveling
−範囲設定モードでの動作例2−
図7に示すように、時刻T27〜時刻T36までは、旋回体5の旋回範囲Aが設定される動作を示している。油圧ショベル1を停止させた後、時刻T27で、オペレータがモード切替スイッチ313をON操作すると、モード切替指令MSWがONとなり、制御モードが走行モードRMから範囲設定モードSMに移行する。これにより、左旋回禁止指令LMLおよび右旋回禁止指令LMRがOFFとなるので、再び旋回体5の旋回動作が可能になる。
-Operation example in range setting mode2-
As shown in FIG. 7, from time T27 to time T36, an operation in which the turning range A of the turning
時刻T27〜時刻T36の動作は、時刻T1〜T10の動作と同様であるので説明を省略する。なお、時刻T27〜時刻T36で設定される左制限閾値θLおよび右制限閾値θRは、上述した旋回角度θL1および旋回角度θR1とは異なる旋回角度θL2および旋回角度θR2が設定される例について示している。 Since the operation from time T27 to time T36 is the same as the operation from time T1 to T10, description thereof is omitted. Note that the left limit threshold θL and the right limit threshold θR set at time T27 to time T36 show an example in which the turning angle θL2 and the turning angle θR2 different from the turning angle θL1 and the turning angle θR1 described above are set. .
つまり、油圧ショベル1を移動させた後、走行前の作業位置とは異なる作業位置において、オペレータが旋回範囲を再度設定し、モード切替スイッチ313をOFF操作することで、制御モードが作業モードOMに移行し、旋回を伴う作業を再び行うことが可能となる。
That is, after the
このように、走行体2を走行させて油圧ショベル1を移動させると、走行体2の位置や向きが変わり、油圧ショベル1と周囲の障害物等との相対位置が変化するので、走行前に設定した旋回範囲Aで旋回を行った場合に、油圧ショベル1と障害物等とが干渉する可能性がある。本実施の形態では、走行体2により走行を行った場合は、走行体2を停止させた後もオペレータの意思により旋回範囲Aが再設定されるまでは、旋回体5の旋回動作を禁止するので、油圧ショベル1と障害物等との干渉を効果的に防止できる。
As described above, when the
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)油圧ショベル1は、範囲設定指令SSWに基づいて旋回体5の走行体2に対する旋回範囲を設定し、旋回範囲内(ML〜MR)で旋回体5が旋回するように旋回駆動装置を制御するコントローラ300を備えている。コントローラ300は、走行体2が走行しているか否かを判定し、走行体2が走行していると判定されたとき、旋回体5の旋回動作を制限する。これにより、走行中に油圧ショベル1が障害物に干渉することを防止できる。
According to the embodiment described above, the following operational effects can be obtained.
(1) The
(2)油圧ショベル1のように作業中に移動するような建設機械では、走行により移動して作業位置を変更すると、障害物と建設機械との相対位置が変化する。障害物と建設機械の相対位置が変化しているにもかかわらず、旋回範囲が走行前のままだと、作業中の旋回動作により、旋回体5に設けられた作業装置などが障害物に干渉するおそれがある。
(2) In a construction machine that moves during work, such as the
本実施の形態では、コントローラ300が、旋回範囲Aを設定する範囲設定モードSM、旋回範囲A内で旋回体5が旋回するように旋回駆動装置を制御する作業モードOM、および、旋回体5の旋回動作を制限する走行モードRMとの間で制御モードを切り替える。コントローラ300は、モード切替スイッチ313から出力されるモード切替指令MSWに基づいて範囲設定モードSMと作業モードOMとの間で制御モードを切り替える。コントローラ300は、走行体2が走行していると判定されたとき、制御モードを走行モードRMに切り替え、走行モードRMに切り替えられているときに、走行体2が走行していないと判定され、かつ、モード切替スイッチ313によって制御モードを範囲設定モードSMに切り替えるためのモード切替指令MSWが出力されたときに(MSWがON)、範囲設定モードSMに切り替える。
In the present embodiment, the
このように、本実施の形態では、走行モードRMが設定された後は範囲設定モードSMが設定されるまでは旋回が制限され、オペレータに対して旋回範囲の再設定が促される。その結果、走行により障害物と建設機械との相対位置が変化した場合において、適切な旋回範囲Aが設定されるので、その後の作業における旋回動作において、建設機械が障害物へ干渉することを防止できる。 Thus, in this embodiment, after the travel mode RM is set, turning is restricted until the range setting mode SM is set, and the operator is prompted to reset the turning range. As a result, when the relative position between the obstacle and the construction machine changes due to traveling, an appropriate turning range A is set, so that the construction machine is prevented from interfering with the obstacle in the turning operation in the subsequent work. it can.
(3)旋回位置検出器として、旋回電動モータ308bを制御するために搭載されているレゾルバを採用した。このため、旋回体5の旋回位置(旋回角度)を検出するための専用のセンサを新たに設ける必要がない。その結果、部品点数およびコストの低減を図ることができる。
(3) As a turning position detector, a resolver mounted to control the turning
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)
上述した実施の形態では、旋回位置(旋回角度)のみに基づいて左旋回禁止指令LMLや右旋回禁止指令LMRを出力する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。旋回位置(旋回角度)だけでなく、旋回速度を加味して、左旋回禁止指令LMLや右旋回禁止指令LMRを出力してもよい。たとえば、旋回速度が所定速度よりも高い場合には、左旋回制限位置MLや右旋回制限位置MRの手前で左旋回禁止指令LMLや右旋回禁止指令LMRを出力してもよい。旋回速度が高いほど、左旋回禁止指令LMLや右旋回禁止指令LMRを出力する位置を、左旋回制限位置MLや右旋回制限位置MRから基準位置BL側に近づけるようにしてもよい。旋回位置および旋回速度に基づいて、左旋回禁止指令LMLおよび右旋回禁止指令LMRを出力することで、旋回体5の制御精度を向上することができる。
The following modifications are also within the scope of the present invention, and one or a plurality of modifications can be combined with the above-described embodiment.
(Modification 1)
In the above-described embodiment, the example in which the left turn prohibition command LML and the right turn prohibition command LMR are output based only on the turning position (turning angle) has been described, but the present invention is not limited to this. In addition to the turning position (turning angle), the left turn prohibition command LML and the right turn prohibition command LMR may be output in consideration of the turning speed. For example, when the turning speed is higher than a predetermined speed, the left turn prohibition command LML or the right turn prohibition command LMR may be output before the left turn limit position ML or the right turn limit position MR. As the turning speed increases, the position at which the left turn prohibition command LML or the right turn prohibition command LMR is output may be closer to the reference position BL side from the left turn restriction position ML or the right turn restriction position MR. By outputting the left turn prohibition command LML and the right turn prohibition command LMR based on the turning position and the turning speed, the control accuracy of the revolving
(変形例2)
上述した実施の形態では、単一の旋回位置設定スイッチ315を設ける例について説明したが、本発明はこれに限定されない。左旋回制限位置MLを設定するための旋回位置設定スイッチと右旋回制限位置MRを設定するための旋回位置設定スイッチとを個別に設けてもよい。つまり、旋回位置設定スイッチを2つ設けてもよい。
(Modification 2)
In the above-described embodiment, the example in which the single turning
(変形例3)
上述した実施の形態では、1回目に旋回位置設定スイッチ315をON操作したときに、左旋回制限位置MLを設定し、2回目に旋回位置設定スイッチ315をON操作したときに、右旋回制限位置MRを設定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。1回目に旋回位置設定スイッチ315をON操作したときに、右旋回制限位置MRを設定し、2回目に旋回位置設定スイッチ315をON操作したときに、左旋回制限位置MLを設定するようにしてもよい。
(Modification 3)
In the embodiment described above, when the turning
旋回方向を検出し、左旋回方向に旋回したことが検出された後に旋回位置設定スイッチ315がON操作されたときには、左旋回制限位置MLを設定し、右旋回方向に旋回したことが検出された後に旋回位置設定スイッチ315がON操作されたときには、右旋回制限位置MRを設定するようにしてもよい。
When the turning
(変形例4)
上述した実施の形態では、旋回油圧モータ308aと旋回電動モータ308bとを備えた旋回駆動装置を例に説明したが、本発明はこれに限定されない。旋回油圧モータ308aを省略して、旋回電動モータ308bによって旋回体5を旋回駆動させてもよい。また、旋回電動モータ308bを省略して、旋回油圧モータ308aによって旋回体5を旋回駆動させてもよい。旋回電動モータ308bを省略する場合、レゾルバに代えて、ポテンショメータやロータリーエンコーダ等を位置検出器309として採用すればよい。
(Modification 4)
In the above-described embodiment, the swing drive device including the swing
(変形例5)
上述した実施の形態では、旋回位置(旋回角度θ)を検出する位置検出器309として、レゾルバを採用する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。ポテンショメータやロータリーエンコーダを位置検出器309に採用して旋回位置を検出してもよいし、円周方向に複数のリミットスイッチを配置するなどして旋回体5の旋回位置を検出してもよい。
(Modification 5)
In the above-described embodiment, the example in which the resolver is used as the
(変形例6)
上述した実施の形態では、走行モードRMが設定された後、オペレータが走行体2を停止させ、モード切替スイッチ313をON操作することで、範囲設定モードSMに移行する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、旋回動作制限解除スイッチをモード切替スイッチ313とは別に設け、走行モードRMが設定された後、走行体2が停止している状態で旋回動作制限解除スイッチが操作されると、旋回体5の旋回動作の制限を解除し、走行モードRMが設定されている状態であっても旋回範囲内で旋回体5を旋回できるようにしてもよい。
(Modification 6)
In the above-described embodiment, an example has been described in which, after the traveling mode RM is set, the operator stops the traveling
(変形例7)
上述した実施の形態では、短距離の走行を繰り返して掘削する場合など、作業場所の安全確保が十分に可能である場合には、オペレータが留意して操作することを前提に、走行レバー310による旋回動作の制限が行われないようにしてもよい。たとえば、旋回動作制限を無効とするための操作スイッチを設け、この操作スイッチにより旋回動作制限を無効とする操作がなされたときには、走行モードRMにおいて作業モードOMのときと同じように旋回範囲内での旋回動作を許容するように構成できる。
(Modification 7)
In the above-described embodiment, when the safety of the work place is sufficiently possible, such as when excavating repeatedly for a short distance, the traveling
(変形例8)
上述した実施の形態では、走行モードRMが設定されているときや、作業モードOMにおいて旋回範囲外に旋回体5が旋回したときに、左旋回および右旋回を禁止する例について説明したが本発明はこれに限定されない。旋回速度が非常に遅くなるように、旋回体5の動作を制限してもよい。
(Modification 8)
In the above-described embodiment, the example in which the left turn and the right turn are prohibited when the traveling mode RM is set or when the turning
(変形例9)
上述した実施の形態では、油圧ショベルに本発明を適用した例について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、ホイールショベルなど、旋回体と走行体を備える種々の建設機械に適用することができる。
(Modification 9)
In the above-described embodiment, the example in which the present invention is applied to the hydraulic excavator has been described. However, the present invention is not limited to this, and the present invention is applied to various construction machines including a rotating body and a traveling body such as a wheel excavator. be able to.
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。 Although various embodiments and modifications have been described above, the present invention is not limited to these contents. Other embodiments conceivable within the scope of the technical idea of the present invention are also included in the scope of the present invention.
1 油圧ショベル(建設機械)、2 走行体、5 旋回体、308a 旋回油圧モータ(旋回駆動装置)、308b 旋回電動モータ(旋回駆動装置)、309 位置検出器、311 旋回レバー(旋回指令部材)、312 旋回制御部(制御部、制限部)、313 モード切替スイッチ(モード切替操作部材)、314 モード切替部(走行判定部)、315 旋回位置設定スイッチ(入力部)、316 旋回範囲設定部、317 旋回制限部(制御部、制限部)、320 パワーコントロールユニット(旋回駆動装置)
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記走行体に対して旋回可能に設けられた旋回体と、
前記旋回体の旋回指令を出力する旋回指令部材と、
前記旋回指令に基づいて前記旋回体を旋回駆動する旋回駆動装置と、
前記旋回体の旋回位置を検出する旋回位置検出器と、
前記旋回体の旋回範囲の範囲設定指令を出力する入力部と、
前記範囲設定指令に基づいて前記旋回体の前記走行体に対する旋回範囲を設定する旋回範囲設定部と、
前記旋回範囲内で前記旋回体が旋回するように前記旋回駆動装置を制御する制御部と、
前記走行体が走行しているか否かを判定する走行判定部と、
前記走行判定部により前記走行体が走行していると判定されたとき、前記旋回体の旋回動作を制限する制限部とを備えている建設機械。 A traveling body,
A swivel body provided so as to be turnable with respect to the traveling body;
A turning command member for outputting a turning command of the revolving structure;
A turning drive device that drives the turning body to turn based on the turning command;
A turning position detector for detecting a turning position of the turning body;
An input unit that outputs a range setting command of a turning range of the turning body;
A turning range setting unit that sets a turning range of the turning body with respect to the traveling body based on the range setting command;
A control unit for controlling the turning drive device so that the turning body turns within the turning range;
A travel determination unit that determines whether or not the traveling body is traveling;
A construction machine comprising: a restricting unit that restricts a turning operation of the revolving body when the traveling determining unit determines that the traveling body is traveling.
前記旋回体の旋回動作の制限解除指令を出力する解除指令部材を備え、
前記制限部は、前記旋回体の旋回動作が制限された後、前記走行判定部により前記走行体が走行していないと判定され、かつ、前記制限解除指令が入力されたとき、前記旋回体の旋回動作の制限を解除する、建設機械。
る建設機械。 The construction machine according to claim 1,
A release command member that outputs a restriction release command for the turning operation of the revolving structure,
After the turning operation of the revolving structure is restricted, the restriction unit determines that the traveling object is not traveling by the travel determination unit, and when the restriction release command is input, A construction machine that lifts the limits of turning motion.
Construction machinery.
前記旋回範囲設定部が前記旋回範囲を設定する範囲設定モードと、前記制御部が前記旋回範囲内で前記旋回体が旋回するように前記旋回駆動装置を制御する作業モードと、前記制限部が前記旋回体の旋回動作を制限する走行モードとの間で制御モードを切り替えるモード切替部と、
前記範囲設定モードと前記作業モードとの間で制御モードを切り替えるためのモード切替指令を出力するモード切替操作部材とを備え、
前記モード切替部は、
前記走行判定部により前記走行体が走行していると判定されたとき、前記制御モードを前記走行モードに切り替え、
前記走行モードに切り替えられているときに、前記走行判定部により前記走行体が走行していないと判定され、かつ、前記モード切替操作部材によって前記範囲設定モードに切り替えるためのモード切替指令が出力されたときに、前記範囲設定モードに切り替える、建設機械。 The construction machine according to claim 1,
A range setting mode in which the turning range setting unit sets the turning range; an operation mode in which the control unit controls the turning drive device to turn the turning body within the turning range; A mode switching unit that switches a control mode between a traveling mode that restricts a turning motion of the turning body, and
A mode switching operation member that outputs a mode switching command for switching a control mode between the range setting mode and the work mode;
The mode switching unit
When the traveling determination unit determines that the traveling body is traveling, the control mode is switched to the traveling mode,
When the travel mode is switched, the travel determination unit determines that the traveling body is not traveling, and a mode switching command for switching to the range setting mode is output by the mode switching operation member. When the construction machine is switched to the range setting mode.
前記旋回駆動装置は、蓄電装置からの電力によって駆動される電動モータを備え、
前記旋回位置検出器は、前記電動モータに設けられたレゾルバである、建設機械。
The construction machine according to any one of claims 1 to 3,
The turning drive device includes an electric motor driven by electric power from the power storage device,
The turning position detector is a construction machine that is a resolver provided in the electric motor.
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Cited By (1)
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Legal Events
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