JP2016213614A - 通信装置、通信装置の制御方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 他の装置をネットワークに参加させる権限を得るための所定の処理を通信パラメータの提供装置と行った後に、当該権限を有さないことを通知された場合、所定の処理を再度行う手間を低減することを目的とする。【解決手段】 他の通信装置への通信パラメータの提供を提供装置に行わせるための権限を得るため、かつ、前記権限を有することを前記提供装置に登録するための所定の処理を前記提供装置と実行した場合、前記所定の処理を前記提供装置と実行したことを示す第1情報を前記提供装置から受信する。その後に、他の通信装置への通信パラメータの提供を前記提供装置に要求した際に、通信装置が前記権限を有さないことを通知された場合、通信装置は、前記第1情報を前記提供装置に送信する。そして、通信装置は、前記第1情報の送信を行うことで前記他の通信装置への通信パラメータの提供を前記提供装置に行わせる。【選択図】 図4
Description
本発明は、通信技術に関する。
近年、デジタルカメラ、プリンタ、携帯電話・スマートフォンなどの電子機器に無線通信機能を搭載し、これらの機器を無線ネットワークに接続して使用するケースが増えている。
電子機器を無線ネットワークに接続するには、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵等のさまざまな通信パラメータを設定する必要がある。これらの通信パラメータの設定を容易にする技術として、特許文献1に示す技術がある。特許文献1では、電子機器が、通信パラメータを示すQRコード(登録商標、以下省略)を表示させる。そして、携帯端末が、このQRコードを撮影により読み取り、読み取った通信パラメータをアクセスポイントに設定させる。
上述の特許文献1のように、2次元コードのように多くの情報を符号化できるコード情報の撮影を契機に通信パラメータの設定をすることにより、ユーザによる煩雑な入力を低減できる。また、特許文献1では、携帯端末が、電子機器のQRコードを撮影することにより、当該電子機器を簡便な操作でアクセスポイントに接続させることができる。しかしながら、このような利便性の反面として、画像の撮影を行うだけで、通信パラメータの設定が行われてしまい、容易に無線ネットワークで通信が可能となり、セキュリティ上の問題が生じ得る。そこで、コード情報の撮影を行うことでネットワークに新たな装置を参加させることができる権限を特定の装置にのみに与えることでセキュリティを維持させることが考えられる。通信パラメータを提供する提供装置は、権限の付与を要求する装置と権限を付与するための所定の処理を行い、当該処理を行った装置に対して、ネットワークに新たな装置を参加させる権限を与える。そして、提供装置は、新たな装置を参加させる要求が行われた場合、要求元の装置が権限を有するか否かを確認する。要求元の装置が権限を有する場合、提供装置は、要求元の装置から通知された新たな装置に通信パラメータを提供する。
このような構成の場合に、提供装置が、権限を有する装置の情報を削除した場合を考える。上述の所定の処理を行った装置は、提供装置に新たな装置をネットワークに参加させる要求を行うが、提供装置は、権限を有する装置の情報を削除してしまったため、要求元の装置を権限を有さない装置とみなし、その要求を拒否してしまう。要求を行った装置は、新たな装置を参加させるため、再度所定の処理を行うことにより権限を獲得する必要があり、新たな装置をネットワークに参加させるまでに時間がかかる恐れがあった。また、要求元の装置のユーザが権限を付与するための所定の処理を開始する操作が必要となり、その煩わしさが生じる恐れがあった。
本発明は、他の装置をネットワークに参加させる権限を得るための所定の処理を通信パラメータの提供装置と通信装置とが行った後に、当該権限を有さないことを通信装置が通知された場合、通信装置が所定の処理を再度行う手間を低減することを目的とする。
そこで本発明の通信装置は、撮影された画像から装置に関する情報を取得する取得手段と、無線ネットワークに参加するための通信パラメータを提供する提供装置に、前記取得手段により取得した情報が示す他の通信装置への通信パラメータの提供を要求する要求手段と、前記他の通信装置への通信パラメータの提供を前記要求に応じて前記提供装置に行わせるための権限を得るため、かつ、前記権限を有することを前記提供装置に登録するための所定の処理を前記提供装置と実行する実行手段と、前記所定の処理を前記実行手段により実行した場合、前記所定の処理を前記提供装置と実行したことを示す第1情報を前記提供装置から受信する第1受信手段と、前記要求手段による要求を行った場合、前記通信装置の前記権限の有無を示す第2情報を前記提供装置から受信する第2受信手段と、前記所定の処理を前記実行手段により実行した後に、前記第2受信手段により受信した前記第2情報が、前記通信装置が前記権限を有さないことを示す場合、前記第1受信手段により受信した前記第1情報を前記提供装置に送信する送信手段と、前記通信装置は、前記送信手段による送信を行うことで、前記実行手段により前記所定の処理を再度行うことなく、前記他の通信装置への通信パラメータの提供を前記提供装置に行わせることを特徴とする。
本発明によれば、他の装置をネットワークに参加させる権限を得るための所定の処理を通信パラメータの提供装置と通信装置とが行った後に、当該権限を有さないことを通信装置が通知された場合、通信装置が所定の処理を再度行う手間を低減することができる。
以下、本実施形態に係る通信装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers,Inc.)802.11シリーズに準拠した無線LANシステムを用いた例について説明する。しかしながら、通信形態は必ずしもIEEE802.11準拠の無線LANには限らない。
図3に本実施形態の通信システムについて示す。図3に示す通信システムには、カメラ32、プリンタ33、アクセスポイント34(以下、AP34)が含まれる。なお、無線ネットワーク31は、AP34が形成する無線LANネットワークである。なお、本実施形態における通信システムにおける装置をカメラ、プリンタとして説明を行うが、例えば、携帯電話、PC、ビデオカメラ、スマートウォッチ、PDAなどの他の装置であってもよい。
続いて、図3に示す通信システムの各装置(カメラ32、プリンタ33、AP34)の本実施形態におけるハードウェア構成について図1を用いて説明する。図1において、101は通信装置全体を示す。102は、記憶部103に記憶される制御プログラムを実行することにより装置全体を制御する制御部である。制御部102は例えばCPU(Central Processing Unit)により構成される。103は制御部102が実行する制御プログラム、画像データ、通信パラメータ等の各種情報を記憶する記憶部である。後述する各種動作は、記憶部103に記憶された制御プログラムを制御部102が実行することにより行われる。記憶部103は、例えば、HDD、フラッシュメモリ、ROM、RAMまたは着脱可能なSDカードなどの記憶媒体により構成される。
104はIEEE802.11シリーズに準拠した無線LAN通信を行うための無線部である。無線部104は、無線通信を行うチップにより構成される。105は各種表示を行う表示部でありLCDやLEDのように視覚で認知可能な情報の出力、あるいはスピーカなどの音出力が可能な機能を有する。表示部105は視覚情報および音情報の少なくともどちらか一方を出力する機能を備えるものである。表示部105は視覚情報を表示する場合、表示する視覚情報に対応する画像データを保持するVRAM(Video RAM)を有する。表示部105は、VRAMに格納した画像データをLCDやLEDに表示させ続ける表示制御を行う。
106は、撮像素子、レンズ等により構成され、写真や動画の撮影を行う撮影部である。本実施形態において撮影部106は、バーコード、二次元コード、QRコードなどのコード情報の読み取りなどを実施する。
107はアンテナ108の出力制御を行うアンテナ制御部であり、108は無線LANで通信するための2.4GHz帯および/または5GHz帯で通信可能なアンテナである。109は、ユーザが各種入力等を行い、通信装置101を操作するための入力部である。入力部109は、入力に対応するフラグを記憶部103等のメモリに記憶する。
図2は、後述の通信制御機能を実行するソフトウェア機能ブロックの構成の一例を表すブロック図である。本実施形態において、各装置の機能ブロックは、それぞれ記憶部103にプログラムとして記憶され、制御部102によって当該プログラムが実行されることによりその機能が実施される。制御部102は、制御プログラムにしたがって、各ハードウェアの制御、および、情報の演算や加工を行うことで各機能を実現する。なお、本機能ブロックに含まれる一部または全部がハードウェア化されていてもよい。この場合、各機能ブロックに含まれる一部または全部は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)により構成される。
図2において、201は、通信装置101が有するソフトウェア機能ブロック全体を示す。202は通信パラメータ制御部である。通信パラメータ制御部202は、装置間で通信パラメータを共有するための通信パラメータ共有処理を実行する。通信パラメータ共有処理においては、提供装置が受信装置に無線通信するための通信パラメータを提供する。ここで、通信パラメータには、ネットワーク識別子としてのSSID(Service Set Identifier)、暗号方式、暗号鍵、認証方式、認証鍵等の無線LAN通信を行うために必要な無線通信パラメータが含まれる。また、MACアドレス、パスフレーズ、IP層での通信を行うためのIPアドレス、上位サービスに必要な情報等も含めてもよい。
通信パラメータ制御部202は、複数の方式の通信パラメータ共有処理を実行可能である。通信パラメータ制御部202が実行可能な第1方式は、通信装置101と他の装置との2装置間で通信パラメータを共有する方式である。なお、第1方式の通信パラメータ共有処理は、後述する第2方式の通信パラメータ共有処理を実行する権限を得るため、および、権限を有することを他の装置に登録するための権限登録処理である。
第1方式において、通信装置101は、他の装置に表示されているまたは他の装置に関連付けられたQRコードの撮影を行う。なお、他の装置に関連付けられたQRコードとは、例えば、他の装置の筺体に貼り付けられたQRコードや他の装置の取り扱い説明書に記載されたQRコードである。
そして、通信装置101は、読み取ったQRコードに含まれる通信パラメータの設定を行うために必要な情報を取得する。通信パラメータの設定を行うために必要な情報は、例えば、通信パラメータそのもの、装置の識別情報、通信パラメータ共有処理の識別情報である。
そして、通信装置101は、読み取ったQRコードに含まれる装置の識別情報を取得する。なお、装置の識別情報は、機器を一意に識別するMACアドレスやUUIDであってよい。通信装置101は、QRコードから取得した識別情報が示す装置から暗号化された通信パラメータを受信する。通信装置101は、受信した当該通信パラメータに基づいて、QRコードから取得した識別情報が示す装置と無線接続する。なお、通信パラメータ共有処理の際に公開鍵を用いて暗号化された通信パラメータを装置間で通信してもよい。なお、通信パラメータ共有処理の際に公開鍵を用いて通信パラメータを暗号通信する方法は、例えば、特開2014−230152公報に示す方法を用いればよい。この公開鍵はQRコードに含まれてもよい。また、通信装置101は、第1方式の処理を実行した場合、後述する第2方式の通信パラメータ共有処理を実行するための権限を有することを確認する権限確認処理に用いる認証情報を他の装置に送信し、他の装置に登録させる。また、権限登録処理を実行したことを示す当該他の装置の認証情報を受信する。このように、第1方式の通信パラメータ共有処理は、第2方式の通信パラメータ共有処理を行うための権限の登録処理ということができる。
通信装置101が実行可能な第2方式は、複数の他の装置間における通信パラメータの共有を、通信装置101を介して実行する方式である。第2方式において、通信装置101は、第1装置と第2装置とを無線接続させるための処理を行う。ここで、第1装置は、無線ネットワークに新たに参加する装置である。なお、第1装置は、通信パラメータ共有処理の際に通信パラメータを受信する受信装置として動作する。また、第2装置は、通信パラメータ共有処理において、通信パラメータを提供する提供装置として動作可能な装置である。また、第2装置は、無線ネットワークを構築するアクセスポイントであってよい。なお、第2方式の処理を実行し、第1装置と第2装置との間で通信パラメータの共有を行わせる通信装置101を中継装置と称する。
第2方式において、通信装置101は、第1装置に表示されているまたは第1装置に関連付けられたQRコードの撮影を行う。なお、第1装置に関連付けられたQRコードとは、例えば、第1装置の筺体に貼り付けられたQRコードや第1装置の取り扱い説明書に記載されたQRコードである。
そして、通信装置101は、読み取ったQRコードに含まれる第1装置の識別情報を取得する。通信装置101は、事前に第1方式による設定により、接続可能な装置であって、セキュアなリンクを確立可能な第2装置に、読み取ったQRコードに含まれる第1装置の識別情報をセキュアなリンクを介して転送する。即ち、通信装置101は、QRコードに含まれる識別情報が示す第1装置に通信パラメータを提供するように第2装置に要求する。なお、この識別情報の転送に際して、QRコードに含まれる識別情報以外の情報も併せて転送してよい。例えば、QRコードに含まれる通信パラメータを暗号通信するための公開鍵等の暗号化情報を併せて通知してよい。
また、この転送の際に通信装置101は、第1方式による設定を行った際に第2装置と交換した認証情報を用いた権限確認処理を行う。権限確認処理により通信装置101が権限を有することが証明された場合、通信装置101からQRコードに含まれる第1装置の識別情報を転送された第2装置は、通信パラメータを第1装置に送信する。第1装置は、受信した当該通信パラメータに基づいて、第2装置と無線接続する。なお、第2装置は、通信装置から受信した公開鍵による公開鍵暗号方式により暗号化された状態の通信パラメータを第1装置に送信してよい。なお、通信装置101から第2装置への識別情報通知は、無線LANによるセキュアなリンクを用いて行ってもよいし、NFC(Near Field Communication)通信などのセキュアな近接無線通信で行われてよい。また、この転送は、Bluetooth(登録商標)などの無線LAN通信以外の通信を用いてよい。また、通信装置101は、取得したQRコードから読み取った情報を自装置の表示部によりQRコードとして表示し、第2装置に読み取らせることで転送を行ってもよい。
第2方式によれば、QRコードから読み取った情報に含まれる受信装置として動作する第1装置の識別情報を、提供装置として動作可能な第2装置に通知するため、第1装置と第2装置との間で通信パラメータを共有させることができる。
また、通信装置101と第2装置とで第1方式による通信パラメータの共有が、第2方式の処理を実行するための権限を第2装置から得るための条件となる。
なお、通信装置101は、第2方式による設定を実行する場合、事前に第2装置を登録しておくことができる。第2装置として登録する装置は、第1方式の処理で通信パラメータの共有を行ったことがある装置である。また、第2装置として登録する装置は、セキュアなリンクを介して接続することができる装置であってよい。通信装置101は、第2装置と第1方式を行った際に取得した第2装置の認証情報を保持することで当該第2装置の登録を行う。
203はバーコード読み取り制御部である。バーコード読み取り制御部203は、撮影部106により撮影された画像を解析し、符号化されたコード情報を取得する。バーコード読み取り制御部203は、バーコード、二次元コード、QRコードなどのコード情報の解析処理を実施する。
204はバーコード生成制御部である。バーコード、二次元コード、QRコードなどのコード情報の生成を実施し、表示部105へ生成したコード情報を表示するための制御を実施する。バーコード生成制御部204は、記憶部に103に記憶される通信パラメータを設定されるための通信パラメータ設定アプリケーションに従って通信パラメータ設定に必要な情報を符号化したQRコードを表示させる。
205はアプリケーションレイヤにおけるサービス制御部である。ここでのアプリケーションレイヤとはOSI参照モデルにおける第5層以上の上位レイヤにおけるサービス提供層のことをさす。すなわちサービス制御部205は、無線部104による無線通信を用いて印刷処理や画像ストリーミング処理や、ファイル転送処理などを実行する。
206はパケット受信部、207はパケット送信部であり、上位レイヤの通信プロトコルを含むあらゆるパケットの送受信を制御する。また、パケット受信206及びパケット送信部207は、対向装置との間でIEEE802.11規格に準拠したパケットの送信及び受信を行うため無線部104を制御する。
208はステーション機能制御部であり、IEEE802.11規格に定められたインフラストラクチャモードにおけるステーション(STA)として動作するSTA機能を提供する。STA機能制御部208は、STAとして動作する際に、認証・暗号処理等を実施する。また、209はAP機能制御部であり、IEEE802.11規格に定められたインフラストラクチャモードにおけるアクセスポイント(AP)として動作するAP機能を提供する。AP機能制御部209は、無線ネットワークを形成し、STAに対する認証・暗号処理およびSTAの管理等を実施する。210はデータ記憶部であり、ソフトウェアそのものおよび、通信パラメータや、バーコード類の情報の記憶部103への書き込み及び読み出しの制御を行う。
以上の構成を有する通信システムの動作について説明を行う。カメラ32とAP34が、QRコードを用い通信パラメータ共有処理を実行した後に、プリンタ33を、カメラ32を介して、AP34(無線ネットワーク31)に接続させるシーケンスを図4に示す。カメラ32は、ユーザにより無線接続のための指示を受け付けると、撮影部106による撮影が可能なモードに移行する。そして、カメラ32は、プリンタ33を参加させるための権限を得るために、まず、AP34と第1方式の通信パラメータ共有処理を実行する。カメラ32は、AP34に表示もしくは貼付されているQRコードを撮影部106により読み取る(F401)。なお、F401の撮影は、ユーザ操作に応じて行われてもよいし、撮影部106の画角内にQRコードがあることを検出した場合、自動で撮影が行われてもよい。カメラ32は、読み取ったQRコードを復号し、そのQRコードが示す情報を取得する。カメラ32は、QRコードにより取得される情報が通信パラメータの設定を行うために必要な情報であるか否かを判定する。
ここで、通信パラメータの設定を行うために必要な情報とは、例えば、通信パラメータを通信する際に暗号化に用いる情報と装置の識別情報とである。通信パラメータを通信する際に暗号化に用いる情報は、公開鍵または証明書であってよい。なお、通信パラメータ共有処理の際に公開鍵を用いて通信パラメータを暗号通信する方法は、例えば、特開2014−230152公報に示す方法を用いればよい。
また、QRコードに含まれる装置の識別情報は、機器を一意に識別するMACアドレスやUUIDであってよい。また、通信パラメータの設定を行うために必要な情報は、通信パラメータ共有処理を示す識別子であってもよい。その他、QRコードを用いたワンタイムパスワード方式などの識別情報が含まれていてもよい。なお、QRコードに通信パラメータの設定を行うために必要な情報が含まれていない場合、カメラ32は、処理をエラー終了してよい。
カメラ32はAP34のQRコードから読みとった情報に含まれる装置の識別情報を指定した検索信号を送信する(F402)。なお、カメラ32は、検索信号にQRコードから読みとった情報を含めて送信してよい。また、カメラ32は、QRコードの撮影を用いた通信パラメータ共有処理に対応していることを示す情報要素を付加した検索信号を送信するようにしてよい。また、カメラ32は、通信パラメータを提供する提供装置を検索するための情報要素が含まれた検索信号を送信するようにしてよい。また、検索信号は、IEEE802.11規格において規定されているプローブリクエストであってよい。
AP34は、カメラ32からの検索信号を受信すると、検索信号に対する応答である応答信号を返信する(F403)。なお、AP34は、QRコードの撮影を用いた通信パラメータ共有処理に対応していることを示す情報要素を付加した応答信号を送信してよい。また、応答信号は、IEEE802.11規格において規定されているプローブレスポンスであってよい。
カメラ32は、AP34から応答信号を受信すると、AP34とカメラ32の間で通信パラメータ共有処理が実施される(F404)。ここで実施される通信パラメータ共有処理は、上述の第1方式である。カメラ32とAP34は、第1方式の通信パラメータ共有処理に応じて、第2方式の処理を実行する権限を確認する権限確認処理に用いるカメラ32の認証情報を共有する。また、カメラ32とAP34は、権限登録処理を実行したことを証明する情報であるAP34の認証情報を共有する。即ち、カメラ32は、AP34の認証情報を受信する。また、AP34は、カメラ32の認証情報を取得する。このように、カメラ32は、AP34のQRコードを撮影し、第1方式による通信パラメータ共有処理を実行することで、AP34に第2方式の通信パラメータ共有処理を実行する権限を有することを示す認証情報を送信して、登録させることができる。
ここで、認証情報は、第1方式の通信パラメータ共有処理において、通信パラメータを暗号通信する際に用いる公開鍵や証明書などの情報であってよい。また、認証情報には、装置を特定するための情報(例えばMACアドレスやUUIDなど)が含まれてもよい。また、AP34の認証情報は、AP34のQRコードにおいて符号化されていてもよい。
AP34は、このように、第1方式の通信パラメータ共有処理を行った相手装置にAP34の認証情報を提供することで、第2方式の通信パラメータ共有処理で他の装置に通信パラメータを設定させる権限を相手装置に与えたことを証明する情報を提供する。カメラ32は、AP34の認証情報を記憶する(F407)。また、AP34も、カメラ32の認証情報を記憶する。
カメラ32は、AP34から通信パラメータを受信すると、当該通信パラメータを用いて、AP34が形成する無線ネットワーク31に接続し、無線ネットワーク31を介してデータ通信処理を実施する(F405)。
以降では、AP34が、例えば、他の情報を記憶する際にメモリ容量が足りなくなってしまった等の理由によりに記憶したカメラ32の認証情報を削除した場合の説明を行う(F406)。カメラ32の認証情報をAP34が削除する他の理由として、保存してから一定期間が経過した場合や電源が切れて記憶された情報がリセットされてしまった場合等が挙げられる。また、AP34は、通信パラメータ共有処理が完了した場合に、認証情報を削除してもよい。
また、AP34によって形成される無線ネットワーク31にプリンタ33を参加させるため、カメラ32が第2方式による通信パラメータ共有処理を実行するものとして以降の説明を行う。カメラ32は、第2方式による通信パラメータ共有処理に実行をユーザにより指示された場合、撮影部106による撮影が可能なモードに移行する。そして、カメラ32は、プリンタ33に表示もしくは貼付されているQRコードを撮影部106により読み取る(F408)。なお、プリンタ33は、QRコードを表示させる場合、ユーザ指示に応じてQRコードを表示させるものとする。また、QRコードは、プリンタ33の表示部105に表示されていなくても良く、取扱説明書やその他の媒体に記載されていてもよい。
カメラ32は、読み取ったQRコードを復号し、そのQRコードが示す情報を取得する。カメラ32は、QRコードにより取得される情報が通信パラメータの設定を行うために必要な情報であるか否かを判定する。なお、カメラ32は、QRコードにより取得される情報が通信パラメータの設定を行うために必要な情報ではないと判定した場合、処理をエラー終了してもよい。
QRコードの情報が通信パラメータの設定を行うために必要な情報である場合、カメラ32は、QRコードの情報に含まれるプリンタ33の識別情報を、通信パラメータの受信を要求する受信装置の情報として、提供装置であるAP34に通知する(F409)。なお、F409における通知では、QRコードに含まれる識別情報以外の情報も併せて通知してよい。例えば、F409において、QRコードに含まれる通信パラメータを暗号通信するための公開鍵等の暗号化情報を併せて通知してよい。
また、カメラ32とAP34は、第2方式の処理を実行する権限を有するか否かを確認する権限確認処理を行う(F410)。この権限確認処理は、第1方式の処理によりAP34に提供したカメラ32の認証情報に基づく処理であって、カメラ32からF409において送信された情報が示すプリンタ33に通信パラメータを提供するか否かをAP34が決定するための処理である。
カメラ32は、AP34に権限確認処理の要求を行う。なお、カメラ32は、F409の通知により、AP34に権限確認処理の要求を行うようにしてもよい。権限確認処理では、まず、カメラ32とAP34が、乱数を共有する。この乱数はカメラ32により生成されてもよいしAP34により生成されてもよい。そして、カメラ32は、乱数に対して自装置の認証情報を用いた所定の計算を実施し、ハッシュ値を求める。カメラ32は、計算結果であるハッシュ値をAP34に送信する。なお、カメラ32は、計算結果であるハッシュ値をAP34に送信することでAP34に認証処理の要求を行うようにしてもよい。
また、AP34は、F409の受信装置通知の送信元であるカメラ32の認証情報を保持しているか否かを判断する。受信装置通知の送信元であるカメラ32の認証情報を保持していない場合は、AP34は、処理結果をカメラ32は権限を有さないとして権限確認処理を終了する。一方、受信装置通知の送信元であるカメラ32の認証情報を保持している場合は、AP34は、カメラ32と共有した乱数に対して保持しているカメラ32の認証情報を用いた所定の計算を実施し、ハッシュ値を求める。なお、乱数に対して実施する所定の計算は、カメラ32が実施する計算と同一であるとする。AP34は、カメラ32から受信したハッシュ値と自身の計算結果であるハッシュ値が同じ値で一致すれば、処理結果をカメラ32は権限を有するとし、権限確認処理を終了する。また、AP34は、カメラ32から受信したハッシュ値と計算したハッシュ値が異なる値であれば、処理結果をカメラ32は権限を有さないとし、権限確認処理を終了する。なお、上述したようにAP34は、カメラ32の認証情報を削除してしまい、認証情報を保持していないため、F410の処理結果は権限を有さないとなる。
AP34は、権限確認処理の処理結果をカメラ32に通知する(F411)。この処理結果には、権限の有無を示す情報が含まれる。なお、権限確認処理の処理結果には、認証譲情報を有していない、または、計算結果が一致しないなどの権限を有さないと判断された理由に関する情報を含めるようにしてもよい。AP34は、F406にてカメラ32の認証情報を削除しているため、F411において、権限を有さないことを示す情報が含まれる処理結果をカメラ32に通知する。
カメラ32は、AP34から受信した処理結果情報を参照して、権限を有するか否かを判定する(F412)。カメラ32は、第1方式の処理を行った相手であり、自装置の認証情報を登録させたAP34から権限を有さないことを通知された場合、権限登録処理を行ったことを示す権限証明通知を送信する(F413)。なお、権限証明通知は、権限登録処理を行った際にAP34から受信したAP34の認証情報が含まれている。また、権限証明通知に、AP34から受信したAP34の認証情報を含めることとしたが他の情報であってもよい。例えば、権限証明通知は、AP34のQRコードに含まれる情報であってよい。
また、カメラ32は、自装置の認証情報を再度AP34に登録させるために、権限証明通知に、自装置の認証情報を含める。なお、権限証明通知とは異なるメッセージによりカメラ32は、自装置の認証情報を再度AP34に送信するようにしてもよい。
AP34は、カメラ32から権限証明通知を受信した場合、カメラ32と権限登録処理である第1方式による通信パラメータ共有が実行したことを認識できる。したがって、AP34は、カメラ32が第2方式の処理において中継装置として動作する権限を有していることを確認できる。AP34は、権限証明通知を受信すると、再配布されたカメラ32の認証情報を再度登録して、権限確認処理を再度行うことを判定する。
カメラ32とAP34は、F413において通信されたカメラ32の認証情報に基づいて再度権限確認処理を行う(F414)。F414における権限確認処理は、AP34は、F413において受信したカメラ32の認証情報を保持しているため、カメラ32が権限を有していることを確認できる。AP34は、権限を有していることを示す処理結果をカメラ32に通知する(F415)。なお、権限証明通知を通信した場合、再度権限確認処理を行うものとしたが、権限確認処理を省略してもよい。即ち、F414とF415を省略してもよい。
AP34は、カメラ32が権限を有していることを確認したため、カメラ32から通知された識別情報が示す装置(プリンタ33)と通信パラメータ共有処理を実施する(F416)。プリンタ33は、AP34から通信パラメータを受信すると、当該通信パラメータを用いて、AP34が形成する無線ネットワーク31に接続し、無線ネットワーク31を介してデータ通信処理を実施する(F417)。
このように、カメラ32は、第2方式による通信パラメータの設定を行うための権限を有さないことを通知されても、権限登録処理である第1方式の処理を再び行うことなく認権限証明通知をAP34に送信する。したがって、カメラ32は、第1方式の処理を再度行って、認証情報をAP34に登録させる手間を低減して、第2方式による通信パラメータの設定を行い、プリンタ33を無線ネットワークに参加させることができる。
即ち、上述の処理によれば、カメラ32は、AP34のQRコードの撮影をユーザ操作に応じて行って、第1方式の処理により認証情報をAP34に登録する。そして、カメラ32は、第1方式の処理により認証情報を登録したにも拘わらず、AP34から権限を有することを認められなった場合、AP34のQRコードの再撮影を行わなくても、認証情報をAP34に再度登録することができる。したがって、カメラ32は権限確認処理により、権限を有さないと通知された場合に、権限証明通知を通知するので、権限を獲得すために再度権限登録処理を行う必要がない。したがって、カメラ32は、プリンタ33をネットワークに参加させるまでの時間の低減および再度権限登録処理を行う煩わしさの低減を行うことができる。
続いて、カメラ32が通信パラメータ共有処理を実行する際の動作を図5および図6に示すフローチャートに従って説明する。図5のフローチャートは、入力部109を介してユーザから通信パラメータ共有処理の開始が指示された後に開始される。
また図5及び図6に示すフローチャートは、制御部102が記憶部103に記憶されたコンピュータプログラムを読み出して実行することにより行われる処理の流れを示す。なお、図5及び図6に示すフローチャートに示すステップの一部または全部を例えばASIC等のハードウェアで実現する構成としてもよい。
カメラ32は、入力部109の操作に応じて、通信パラメータ設定モードとなるために、通信パラメータ設定アプリケーションを起動する。アプリケーション起動後、通信パラメータ設定モードを起動しておく所定期間(例えば、2分)を計時する監視タイマ(非図示)を起動する(S501)。次にカメラ32は、撮影部106により、通信パラメータの設定を行うために必要な情報を符号化したQRコードを読み取ったか否かを判定する(S502)。例えば、通信パラメータそのもの、装置の識別情報、通信パラメータ共有処理の識別情報、通信パラメータを暗号通信するための暗号化情報等である。なお、S502における撮影は、ユーザ操作に応じて行われてもよいし、撮影部106の画角内にQRコードがあることを検出した場合、自動で撮影が行われてもよい。
カメラ32は、撮影部106により、通信パラメータの設定を行うために必要な情報が符号化されたQRコードを読み取っていない場合、S501で設定したタイマがタイムアウトするまでQRコードの撮影を行う(S508)。なお、カメラ32は、通信パラメータの設定を行うために必要な情報が含まれないQRコードを撮影した場合、エラー終了してもよいし、再度撮影を行うようにしてもよい。なお、S501において起動したタイマがタイムアウトした場合(S508でYes)、表示部105にエラーを表示し(S510)処理をエラー終了する。
カメラ32は、撮影部106により、通信パラメータの設定を行うために必要な情報が符号化されたQRコードを読み取った場合、第1方式または第2方式の通信パラメータ共有処理を実行するかを判定する(S503)。S503の判定は、ユーザによる指示に基づいて行われてよい。また、カメラ32が上述の第2装置として登録した提供装置と接続中にQRコードを読み取った場合、第2方式の通信パラメータ共有処理を実行すると判定してよい。また、カメラ32が何れの装置とも接続していない場合、第1方式の通信パラメータ共有処理を実行すると判定してよい。また、カメラ32が上述の第2装置として何れの装置も登録していない場合、即ち、第1方式を未だ実行していない場合、第1方式の通信パラメータ共有処理を実行すると判定してよい。
S503において、第1方式の通信パラメータ共有処理を実行すると判定された場合、読みとったQRコードの情報に含まれる識別情報が示す提供装置を検索する(S504)。S504では、カメラ32は、QRコードの情報に含まれる識別情報を指定した検索信号を無線部104により送信する。カメラ32は、読みとったQRコードの情報に含まれる識別情報が示す提供装置から検索信号に対する応答信号を無線部104により受信したか否かを判定する(S505)。
カメラ32は、S501で起動したタイマがタイムアウトするまでに読みとったQRコードの情報に含まれる識別情報が示す提供装置から応答信号を受信せず、該提供装置を検出できない場合(S509でNo)、S510に処理を進める。
カメラ32は、読みとったQRコードの情報に含まれる識別情報が示す提供装置から応答信号を受信した場合、第2方式を実行する権限を得るための権限登録処理である提供装置と通信パラメータ共有処理を行う(S506)。また、カメラ32は、第2方式の処理を実行するための権限を有することを登録させるために、自装置の認証情報を提供装置に送信する。また、カメラ32は、権限登録処理を提供装置と実行したことを示す提供装置の認証情報を提供装置から受信する。
カメラ32は、権限登録処理を提供装置と実行したことを示す情報である提供装置の認証情報を記憶部103に記憶する(S507)。また、カメラ32は、自装置の認証情報を提供装置に登録する。
一方、S503において、第2方式の通信パラメータ共有処理を実行すると判定された場合、カメラ32は提供装置と接続中であるか否かを判定する(S600)。提供装置と接続中ではない場合、カメラ32は、例えば、「提供装置と接続を行ってください」とのエラー表示を行って処理を終了する(S612)。また、S600において、提供装置と接続中ではないと判定された場合、カメラ32は、前述した第2装置として登録してある提供装置と接続し、S601へ処理を進めてもよい。なお、S600では、カメラ32は、第2装置として登録してある提供装置の有無を判定し、第2装置として登録してある提供装置が1台もない場合、「提供装置と第1方式による処理を実行してください」とのエラー表示を行って処理をエラー終了してもよい。
S600において、提供装置と接続中であると判定された場合、カメラ32は、QRコードに含まれる装置の識別情報を、接続中の提供装置に、通信パラメータの受信を要求する受信装置の情報として、無線部104により通知する(S601)。即ち、カメラ32は、QRコードに含まれる識別情報が示す装置に通信パラメータを提供するように提供装置に要求する。なお、S601における通知では、QRコードに含まれる識別情報以外の情報も併せて通知してよい。例えば、QRコードに含まれる通信パラメータを暗号通信するための公開鍵等の暗号化情報を併せて通知してよい。
また、カメラ32は、第2方式の処理を実行するための権限を有することを提供装置に証明するための権限確認処理を行う(S602)。S602の権限確認処理では、F410の処理において説明したように、カメラ32は、自装置の認証情報に基づく計算結果を提供装置に送信する。そして、提供装置は、自装置で同様に行った計算結果とカメラ32から受信した計算結果とを比較し、それらの一致を判断する。
カメラ32は、権限確認処理の処理結果を提供装置から受信したか否かを判定する(S603)。カメラ32は、S501で起動したタイマがタイムアウトするまでに提供装置から処理結果を受信しない場合(S603でNo)、表示部105にエラーを表示する(S610)。また、カメラ32は、読みとったQRコードの情報に含まれる識別情報が示す受信装置に対し、通信パラメータ共有処理が失敗したことを示すエラー情報を無線部104により送信する(S611)。
カメラ32は、権限確認処理の処理結果を提供装置から受信した場合、その処理結果情報を参照し(S604)、提供装置におけるカメラ32が権限の有無の確認結果を判定する(S605)。
カメラ32は、権限確認処理により権限を有すると通知された場合、処理を終了する。なお、この場合、提供装置とQRコードの情報に含まれる識別情報が示す受信装置との間で通信パラメータ共有処理が実行される。
一方、カメラ32は、権限確認処理により権限を有すると通知された場合、S507にて記憶部103に記憶した提供装置の認証情報を含む権限証明通知を送信する(S606)。また、カメラ32は、権限証明通知に自装置の認証情報を含めて無線部104により送信する。つまり、AP34が削除してしまった、カメラ32が権限を有することを示す情報であるカメラ32の認証情報(例えば、公開鍵や証明書などの情報や装置を特定する情報)をカメラ32がAP34に再配布する。
カメラ32は、権限証明通知の送信に応じて、S602と同様に提供装置と権限確認処理を再度実行する(S607)。カメラ32は、受信した権限確認処理の処理結果に基づいて権限の有無を判定する(S608)。権限を有することを通知された場合、提供装置とQRコードの情報に含まれる識別情報が示す受信装置との間で通信パラメータ共有処理が実行される。権限を有することを通知された場合、カメラ32は、S610に処理を進める。なお、権限証明通知を送信した場合、S607の権限確認処理は省略して処理を終了してもよい。
以上のように、本実施形態によれば、QRコードにより通信パラメータの設定を行う装置において、第2方式のための権限確認処理により権限を有さないことを提供装置から通知された場合、権限登録処理を行ったことを示す情報を提供装置に自立的に送信する。したがって、再度ユーザにQRコードを読み取らせ、再度権限登録処理を行う必要がなくなるため、利便性が向上する。即ち、本実施形態によれば、カメラ32は、AP34のQRコードの撮影をユーザ操作に応じて行って、第2方式の処理の実行権限をAP34に登録する。そして、カメラ32は、第2方式の処理の実行権限を得たにも拘わらず、AP34から権限がないことを通知された場合、AP34のQRコードの撮影を再度行わなくても、第2方式の処理の実行権限を有することをAP34に証明することができる。したがって、プリンタ33をネットワークに参加させる際にQRコードを再撮影する手間や時間を削減することができる。
(その他の実施形態)
また、上述の実施形態においては、QRコードの画像撮影を利用して通信パラメータの設定を行うための情報を装置間でやり取りする構成について説明した。しかし、QRコードの撮影に代えて、NFCやBluetooth(登録商標)などの無線通信を用いてもよい。また、IEEE802.11adもしくはTransferJet(登録商標)等の無線通信を用いてもよい。
また、上述の実施形態においては、QRコードの画像撮影を利用して通信パラメータの設定を行うための情報を装置間でやり取りする構成について説明した。しかし、QRコードの撮影に代えて、NFCやBluetooth(登録商標)などの無線通信を用いてもよい。また、IEEE802.11adもしくはTransferJet(登録商標)等の無線通信を用いてもよい。
なお、読みとるQRコードは表示部に表示されているQRコードだけではなく、通信機器の筺体にシールなどの形態で貼り付けられているQRコードであってよい。また、読みとるQRコードは取り扱い説明書や通信機器の販売時の段ボールなどの包装に貼り付けられているものであってもよい。また、QRコードでなく、バーコード、二次元コードであってもよい。また、QRコードなどの機械が読み取り可能な情報に代えて、ユーザが読みとれる形式の情報であってもよい。
また、各実施形態において、装置間の通信をIEEE802.11準拠の無線LAN通信により行う場合について説明したが、これに限る物ではない。例えば、ワイヤレスUSB、MBOA、Bluetooth(登録商標)、UWB、ZigBee、NFC等の無線通信媒体を用いて実施してもよい。ここで、MBOAは、Multi Band OFDM Allianceの略である。また、UWBは、ワイヤレスUSB、ワイヤレス1394、WINETなどが含まれる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
31 無線LANネットワーク
32 カメラ32
33 プリンタ33
34 AP34
32 カメラ32
33 プリンタ33
34 AP34
Claims (9)
- 通信装置であって、
撮影された画像から装置に関する情報を取得する取得手段と、
無線ネットワークに参加するための通信パラメータを提供する提供装置に、前記取得手段により取得した情報が示す他の通信装置への通信パラメータの提供を要求する要求手段と、
前記他の通信装置への通信パラメータの提供を前記要求に応じて前記提供装置に行わせるための権限を得るため、かつ、前記権限を有することを前記提供装置に登録するための所定の処理を前記提供装置と実行する実行手段と、
前記所定の処理を前記実行手段により実行した場合、前記所定の処理を前記提供装置と実行したことを示す第1情報を前記提供装置から受信する第1受信手段と、
前記要求手段による要求を行った場合、前記通信装置の前記権限の有無を示す第2情報を前記提供装置から受信する第2受信手段と、
前記所定の処理を前記実行手段により実行した後に、前記第2受信手段により受信した前記第2情報が、前記通信装置が前記権限を有さないことを示す場合、前記第1受信手段により受信した前記第1情報を前記提供装置に送信する送信手段と、
前記通信装置は、前記送信手段による送信を行うことで、前記実行手段により前記所定の処理を再度行うことなく、前記他の通信装置への通信パラメータの提供を前記提供装置に行わせることを特徴とする通信装置。 - 前記第2受信手段により受信した前記第2情報が、前記通信装置が前記権限を有することを示す場合、前記提供装置は、前記他の通信装置に通信パラメータを提供し、
前記受信手段により受信した情報が、前記通信装置が前記権限を有さないことを示す場合、前記提供装置は、前記他の通信装置に通信パラメータを提供しないことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記実行手段は、第1画像から前記取得手段により取得した前記提供装置に関する情報に基づいて、当該提供装置から通信パラメータの受信を行う前記所定の処理により、前記権限を得ることを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
- 第1画像から前記取得手段により取得した前記提供装置に関する情報に基づいて、当該提供装置から通信パラメータの受信を行う前記所定の処理を前記実行手段により実行する場合、前記通信装置は、前記所定の処理を前記提供装置と実行したことを示す情報を前記提供装置から受信することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の通信装置。
- 画像を撮影する撮影手段を有し、
前記取得手段は、バーコード、二次元コードまたはQRコードを前記撮影手段により撮影した画像から情報を取得することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の通信装置。 - 前記通信パラメータは、SSID、暗号鍵、暗号方式、認証鍵、認証方式のうち少なくとも何れか一つを含むことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の通信装置。
- 前記通信パラメータは、IEEE802.11規格に準拠した通信を行うための情報であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の通信装置。
- 通信装置の制御方法であって、
撮影された画像から装置に関する情報を取得する取得工程と、
無線ネットワークに参加するための通信パラメータを提供する提供装置に、前記取得工程において取得した情報が示す他の通信装置への通信パラメータの提供を要求する要求工程と、
前記他の通信装置への通信パラメータの提供を前記要求に応じて前記提供装置に行わせるための権限を得るため、かつ、前記権限を有することを前記提供装置に登録するための所定の処理を前記提供装置と実行する実行工程と、
前記所定の処理を前記実行工程において実行した場合、前記所定の処理を前記提供装置と実行したことを示す第1情報を前記提供装置から受信する第1受信工程と、
前記要求工程における要求を行った場合、前記通信装置の前記権限の有無を示す第2情報を前記提供装置から受信する第2受信工程と、
前記所定の処理を前記実行工程において実行した後に、前記第2受信工程において受信した前記第2情報が、前記通信装置が前記権限を有さないことを示す場合、前記第1受信工程において受信した前記第1情報を前記提供装置に送信する送信工程と、を有し、
前記通信装置は、前記送信工程を行うことで、前記所定の処理を再度行うことなく、前記他の通信装置への通信パラメータの提供を前記提供装置に行わせることを特徴とする通信装置の制御方法。 - 請求項1乃至7の何れか1項に記載の通信装置としてコンピュータを動作させるためのプログラム。
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JP2015094344A JP2016213614A (ja) | 2015-05-01 | 2015-05-01 | 通信装置、通信装置の制御方法、プログラム |
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JP2021048585A (ja) * | 2019-09-19 | 2021-03-25 | ヒュエンテク インコーポレーテッドHuantech Inc. | 車主との通信を支援する車両用ハブシステム及びこれを用いた車主呼び出し方法 |
-
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- 2015-05-01 JP JP2015094344A patent/JP2016213614A/ja active Pending
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