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JP2016201046A - 紙葉類処理装置及び紙葉類処理方法 - Google Patents

紙葉類処理装置及び紙葉類処理方法 Download PDF

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JP2016201046A JP2015081990A JP2015081990A JP2016201046A JP 2016201046 A JP2016201046 A JP 2016201046A JP 2015081990 A JP2015081990 A JP 2015081990A JP 2015081990 A JP2015081990 A JP 2015081990A JP 2016201046 A JP2016201046 A JP 2016201046A
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智 久 ▲高▼濱
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Abstract

【課題】紙葉類の仕分け方について、現場で実際の紙葉類の状態を把握しながら容易に設定できるような紙葉類処理装置及び紙葉類処理方法を提供すること。
【解決手段】本発明は、紙葉類の正損情報を取得する識別部と、紙葉類の搬送途中において、各紙葉類を分岐させる分岐部と、分岐された紙葉類を集積するN個(Nは3以上の自然数)の集積部と、紙葉類を正損に関するN個の種類に分類する第1分類基準を自動で作成し、前記第1分類基準と前記識別部の識別結果に基づいて、前記分岐部を駆動制御する制御部と、を備えたことを特徴とする紙葉類処理システムである。
【選択図】図7

Description

本発明は、紙葉類処理装置及び紙葉類処理方法に関する。
従来から、紙葉類を受け入れるための受入部と、受入部で受け入れられた紙葉類を搬送するための搬送部と、搬送部で搬送される紙葉類を複数の分類に従って識別する識別部と、識別部で識別された紙葉類を複数の分類に従って集積する集積部と、を備えた紙葉類処理装置が知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2013−254392号公報 特許第5091359号公報
紙葉類(特には紙幣)は、例えば、正損情報(正券/損券に関する状態についての情報)に従って2種類に分類される。各紙幣の正損情報に基づく選別は、各紙幣の再利用の態様を決定する上で重要である。また、正券/損券の選別は、ATMでの出金にも耐えられる新券に近い正券(ATM−Fit)と、ATM以外で再利用される正券(Teller−Fit)と、回収してしまって(再利用はしないで)中央銀行で交換する損券(Unfit)と、の3種類に分類される場合もある。
紙幣処理装置は、開発途上国の経済発展に伴って、世界の様々な国で利用され始めている。本件発明者は、国によっては、正券/損券の仕分け方について、現場で実際の現物紙幣の状態を把握しながら設定できることが有益であるとの知見を得て、鋭意検討を重ねてきた。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、紙葉類の仕分け方について、現場で実際の紙葉類の状態を把握しながら容易に設定できるような紙葉類処理装置及び紙葉類処理方法を提供することを目的とする。
本発明は、紙葉類の正損情報を取得する識別部と、紙葉類の搬送途中において、各紙葉類を分岐させる分岐部と、分岐された紙葉類を集積するN個(Nは3以上の自然数)の集積部と、紙葉類を正損に関するN個の種類に分類する第1分類基準を自動で作成し、前記第1分類基準と前記識別部の識別結果に基づいて、前記分岐部を駆動制御する制御部と、を備えたことを特徴とする紙葉類処理システムである。
本発明によれば、制御部が第1分類基準を自動で作成するため、作業者がマニュアルで第1分類基準を作成する必要がなく、作業効率がよい。例えば、作業者は、第1分類基準により、正損に関するN個の種類に分類された紙葉類の実際の正損状態を把握することができ、把握した正損状態を利用して、目的とする紙葉類の仕分け方を設定することができる。
例えば、N=3であれば、1つの種類を正券とし、その他の2つの種類を損券とするような運用が可能である。
前記正損情報は、紙葉類の正損の程度を表す値であり、前記第1分類基準は、前記正損情報を大きさの順にN個の種類に分類するものであることが好ましい。
また、前記制御部は、前記紙葉類の正損の程度のうち、一部の範囲について前記第1分類基準を作成してもよい。例えば、正損の程度が著しく低い(再流通に適さない)範囲と、正損の程度が著しく高い(再流通に適する)範囲とを除いた範囲について前記第1分類基準を作成してもよい。
また、前記制御部は、紙葉類の欠損の程度、汚損の程度、厚み異常の程度、及び、疲労の程度からなる正損要因のうち、少なくとも1つの正損要因に関する前記第1分類基準を作成することが好ましい。
また、本発明による紙葉類処理システムは、前記集積部の内部状態を視認するための視認部を更に備えることが好ましい。この場合、当該視認部は、前記集積部に設けられ、当該集積部の内部を視認可能にする開口部または窓部であることが更に好ましい。あるいは、当該視認部は、前記集積部の各々の内部状態を視認可能に表示する表示部であることが更に好ましい。
本発明によれば、第1分類基準によりN個の集積部に分類された紙葉類の状態を、視認部から容易に把握することができる。
また、本発明による紙葉類処理システムは、紙葉類を正損に関するNより少ない個数の種類に分類する第2分類基準を、前記第1分類基準に基づいて作成する分類基準作成部を備えていることが更に好ましい。この場合、前記第1分類基準はN−1個の閾値を含み、前記分類基準作成部は、前記第1分類基準の前記閾値の一部を用いて前記第2分類基準を作成するようになっていることが更に好ましい。あるいは、前記分類基準作成部は、前記第1分類基準により分類されるN個の種類に含まれる複数の種類を、前記第2分類基準により分類される1つの種類とすることで前記第2分類基準を作成するようになっていることが更に好ましい。
本発明は、第1分類基準に基づいて、第2分類基準を容易に設定できる。より詳細には、第1分類基準により分類された紙葉類の実際の正損状態を確認しながら、第1分類基準を利用して、目的とする第2分類基準を容易に設定できる。
あるいは、本発明は、紙葉類の正損情報を取得する工程と、紙葉類の搬送途中において、各紙葉類を分岐させる工程と、分岐された紙葉類をN個(Nは3以上の自然数)の集積部に集積する工程と、紙葉類を正損に関するN個の種類に分類する第1分類基準を自動で作成する工程とを備え、前記紙葉類を分岐させる工程は、前記第1分類基準と前記正損情報に基づいて、各紙葉類を分岐させることを特徴とする紙葉類処理方法である。
本発明によれば、第1分類基準が自動で作成されるため、作業者がマニュアルで第1分類基準を作成する必要がなく、作業効率がよい。例えば、作業者は、第1分類基準により、正損に関するN個の種類に分類された紙葉類の実際の正損状態を把握することができ、把握した正損状態を利用して、目的とする紙葉類の仕分け方を設定することができる。 本方法において、紙葉類を正損に関するNより少ない個数の種類に分類する第2分類基準を、前記第1分類基準に基づいて作成する工程を更に備えることが好ましい。
本発明によれば、制御部が第1分類基準を自動で作成するため、作業者がマニュアルで第1分類基準を作成する必要がなく、第1分類基準により分類された紙葉類の実際の正損状態を把握して、目的とする紙葉類の仕分け方を容易に設定することができる。
図1は、本発明の一実施の形態による紙葉類処理装置の外観を示す斜視図である。 図2は、本発明の一実施の形態による紙葉類処理装置の内部構成を示す概略縦断面図である。 図3は、本発明の一実施の形態による紙葉類処理装置の制御ブロック図である。 図4は、本発明の一実施の形態の変形例による紙葉類処理装置の外観を示す斜視図である。 図5は、図4の紙葉類処理装置の内部に設置される基板の構成の概略を示した図である。 図6は、第1分類基準とスタッカとの対応例を示している。 図7は、最終分類に仕分ける仕分け方の入力画面例を示している。 図8は、他の画面例を示している。 図9は、入力部として押ボタンが設けられた例を示している。 図10は、汚損の程度、厚み異常の程度、及び、疲労の程度をも考慮した第1分類基準の一例を示している。 図11は、汚損の程度、厚み異常の程度、及び、疲労の程度をも考慮した第1分類基準の他の一例を示している。
以下、本発明に係る紙葉類処理装置及び紙葉類処理方法の一実施の形態について、図面を参照して説明する。ここで、図1乃至図5は、本発明の一実施の形態を説明するための図である。
なお、本願における「紙葉類」とは、紙幣、小切手、商品券、帳票等のことを意味するが、代表的なものとしては紙幣を意味する。
図1及び図2に示すように、本実施の形態の紙葉類処理装置100は、筐体1と、筐体1に設けられて複数の紙葉類を受け入れる受入部11と、受入部11で受け入れられた紙葉類を1枚ずつ筐体1内に取り込む取込部10と、を備えている。図2に示すように、本実施の形態の紙葉類処理装置100は、取込部10から筐体1内に取り込まれた紙葉類を一枚ずつ搬送する搬送部70と、搬送部70で搬送されている紙葉類を識別して計数する識別部55と、後述するスタッカ60(60a〜60h)に集積されない紙葉類をリジェクトする複数のリジェクト部65(65a,65b)と、を備えている。
なお、本実施の形態の識別部55が紙幣を識別する際には、例えば、紙幣の金種、正損(後に詳述する)、表裏、刷種(新旧等)、方向、真偽、紙幣の記番号等を識別する。なお、識別部55は、搬送路を案内されている紙葉類の画像を読み取る画像読取センサ34を有しており、この画像読取センサ34によって読み取られた画像データに基づいて、例えば、紙幣の金種、正損、表裏、刷種、方向、真偽、紙幣の記番号等を識別する。通貨の内容としては、例えば、日本円、USドル、ユーロ、中国元、インドルピー等を挙げることができる。また、紙幣の金種としては、例えば1万円、1000円、100ドル、10ドル等を挙げることができる。
取込部10は、図2に示すように、紙葉類を繰り出すフィードローラ10aと、フィードローラ10aに対向して設けられたゲートローラ(逆転ローラ)10bと、受入部11に収容された紙葉類をフィードローラ10aに向かって蹴り出すキッカローラ10c,10dと、を有している。また、搬送部70は、紙葉類を案内する搬送路と、この紙葉類に駆動力を付与する搬送ローラ及び/又は搬送ベルトと、搬送ローラ及び/又は搬送ベルトを駆動する駆動部71(図3参照)と、を有している。
駆動部71は、受入部11、識別部55、リジェクト部65等を含む上部ユニット105(図2参照)内に設けられ、当該上部ユニット105内における搬送ローラ(フィードローラ、ゲートローラ及びキッカローラを含む)及び/又は搬送ベルト、羽根車66a,66b等を駆動する上部駆動部と、スタッカ60a〜60dを含む第一スタッカユニット110(図2参照)内に設けられ、当該第一スタッカユニット110内における搬送ローラ及び/又は搬送ベルト、羽根車61a−61d等を駆動する第一下部駆動部と、スタッカ60e−60hを含む第二スタッカユニット120(図2参照)内に設けられ、当該第二スタッカユニット120内における搬送ローラ及び/又は搬送ベルト、羽根車61e−61h等を駆動する第二下部駆動部と、を有している。
紙葉類の正損の内容は、最終的には、ATM等での出金にも耐えられる新券に近い正券(ATM−Fit)と、ATM等以外で再利用される正券(Teller−Fit)と、回収してしまって(再利用はしないで)中央銀行等で交換する損券(Unfit)と、の3種類に分類されることが好ましい。このための前準備として、本実施の形態の識別部55は、紙葉類の正損情報として、各紙葉類の正損の程度について256段階の値(レベル、大きさ)を出力可能となっている。
図1及び図2に示すように、リジェクト部65は、下方側に配置された第一リジェクト部65aと、上方側に配置された第二リジェクト部65bと、を有している。例えば、第一リジェクト部65aには、識別異常や搬送異常であると判断された紙葉類が集積され、第二リジェクト部65bには、識別部55の真偽判定によって偽券であると判断された紙葉類が集積され得る。搬送異常とは、搬送部70によって紙葉類を搬送する際の異常を意味している。このような搬送異常としては、例えば、紙葉類が斜めに搬送されている場合(斜行)や、複数の紙葉類が重なって搬送されている場合(重送)や、複数の紙葉類が所定の間隔を隔てないで搬送されている場合(連鎖)等を挙げることができる。他方、識別異常とは、識別部55によって識別された情報が後述する記憶部56に予め記憶された識別用情報と一致しないため、紙葉類の種類(例えば、紙幣の金種)を特定できない場合等を挙げることができる。また、偽券とは、紙葉類の種類は特定できるが、識別部55によって識別された特定の情報が、後述する記憶部56に予め記憶された真券であることを保証する情報と一致しない紙葉類や、特定の情報が偽券であることを示す情報と一致する紙葉類である。なお、このような偽券を、識別異常と一緒に第一リジェクト部65aに集積し、識別結果や搬送状態は正常であるが、スタッカ60a〜60dには集積されるべきではない紙葉類を第二リジェクト部65bに集積してもよい。
図2に示すように、搬送部70の搬送路には、紙葉類をリジェクト部65へと案内するための分岐部材46(46a,46b)が設けられている。より具体的には、紙葉類を第一リジェクト部65aへと案内するための分岐部材46aと、紙葉類を第二リジェクト部65bへと案内するための分岐部材46bと、が設けられている。
また、分岐部材46aと第一リジェクト部65aとの間には、分岐部材46aによって案内された紙葉類が正常に第一リジェクト部65aへと案内されているかを検知するセンサ35aが設けられている。同様に、分岐部材46bと第二リジェクト部65bとの間には、分岐部材46bによって案内された紙葉類が正常に第二リジェクト部65bへと案内されているかを検知するセンサ35bが設けられている。
図2に示すように、スタッカ60a〜60dの上部には、第一スタッカユニット110内の搬送部70を覆うようにして第一カバー49aが設けられている。同様に、スタッカ60e−60hの上部には、第二スタッカユニット120内の搬送部70を覆うようにして第二カバー49bが設けられている。
また、本実施の形態の紙葉類処理装置100は、識別部55で識別された紙葉類を集積する複数、図1及び図2に示す態様では8個、のスタッカ60(60a〜60h)を備えている。そして、本実施の形態の紙葉類処理装置100は、紙葉類を正損に関するN個の種類に分類する第1分類基準を自動で作成する制御部50を備えている(図3参照)。制御部50は、当該第1分類基準と識別部55による識別結果(各紙葉類の正損の程度にを示す256段階の値(正損情報))に基づいて、分岐部材46を駆動制御するようになっている。
ここで、Nは3以上でスタッカ60の個数(ここでは8)以下の自然数であり、例えば操作表示部59に対する操作者の入力操作によって与えられる。また、Nは、紙葉類処理装置100のスタッカ60の最大個数(ここでは8)が自動的に与えられるようになっていてもよい。制御部50は、このNという数値に基づいて、予め与えられている所定の関数によって、第1分類基準を自動で作成する。本例では、スタッカ60の個数と同数、すなわち、N=8が与えられたものとして説明を続ける。この場合、第1分類基準は、紙葉類を正損に関する8個の種類に分類する基準であり、本例では、(1)正損情報が0〜31の紙葉類、(2)正損情報が32〜63の紙葉類、(3)正損情報が64〜95の紙葉類、(4)正損情報が96〜127の紙葉類、(5)正損情報が128〜159の紙葉類、(6)正損情報が160〜191の紙葉類、(7)正損情報が192〜223の紙葉類、(8)正損情報が224〜255の紙葉類、の8個の種類に分類する基準である。すなわち、本例では、所定の関数とは、256段階の正損情報を32段階ずつ均等割りするものである。ここで、レベルの数値が低い方が、再流通券としての適正が低い(欠損や汚損の程度が悪い)。
そして、本実施の形態の紙葉類処理装置100は、各紙葉類の搬送途中において、後述の分岐部材41a〜41gによって、前記第1分類基準と識別部55による識別結果とに基づいて、各紙葉類を8個の種類に分岐させ、分岐された各紙葉類を8個の種類に対応するようにスタッカ60(60a〜60h)に集積させるようになっている。
具体的には、正損情報が0〜31の紙葉類をスタッカ60aに集積させ、正損情報が32〜63の紙葉類をスタッカ60bに集積させ、正損情報が64〜95の紙葉類をスタッカ60cに集積させ、正損情報が96〜127の紙葉類をスタッカ60dに集積させ、正損情報が128〜159の紙葉類をスタッカ60eに集積させ、正損情報が160〜191の紙葉類をスタッカ60fに集積させ、正損情報が192〜223の紙葉類をスタッカ60gに集積させ、正損情報が224〜255の紙葉類をスタッカ60hに集積させるようになっている。
各スタッカ60a〜60hは、図1に示すように、前面に開口部Oを有しており、オペレータはスタッカ60a〜60h内の紙葉類を自由に視認可能であるばかりか、取り出すことさえできる。なお、図1及び図2では、一例として8個のスタッカ60a〜60hが設けられている態様を用いて説明するが、スタッカ60a〜60hの個数は3個以上であればよい。また、本実施の形態では、前面が開口したスタッカ60a〜60hを用いて説明しているが、これに限られることはなく、開口部Oの代わりに透明な窓部を採用することもできる。透明な窓部は、内部の紙葉類の状態を視認可能にするが、紙葉類の取り出しまでは許容しない。なお、本実施の形態のスタッカ60a〜60hは特許請求の範囲の「集積部」に含まれている。また、本実施の形態の開口部または窓部は、特許請求の範囲の「視認部」に含まれている。
図1に戻って、筐体1の正面側には、例えばタッチパネル等からなり所定の情報を表示するとともに、所定の情報を入力することができる操作表示部59が設けられている。本実施の形態の操作表示部59は、紙葉類を正損に関する3つの種類(ATM−Fit、Teller−Fit、Unfit)に仕分ける分類基準を設定する入力部として機能するようになっている。
なお、操作表示部59は、操作部及び表示部の両方の役割を果たしているが、このような態様に限られることはない。つまり、操作部と表示部とが別体となっていてもよい。また、本実施の形態では、筐体1の正面側には、操作表示部59に隣接してボタン式操作部58も設けられている。
図2に示すように、搬送部70には、搬送部70を通過する紙葉類を検知したり、紙葉類の有無を検知したりするための複数のセンサ33が設けられている。なお、受入部11に設けられたセンサ33は、受入部11内に紙葉類があるか否かを判断するために用いられる。また、分岐部材46bとスタッカ60aとの間に設けられたセンサ33は、リジェクト部65に案内されなかった紙葉類が、スタッカ60a〜60hに向かって正常に案内されているかを検知するために用いられる。
図2に示すように、第一スタッカユニット110及び第二スタッカユニット120内の搬送路には、紙葉類が正常に搬送されているかを検知するセンサ31(31a−31g)や、紙葉類の案内されるスタッカ60a〜60hを切り換える分岐部材41(41a〜41g)が設けられている。また、これら分岐部材41a〜41gの下流側には、分岐部材41a〜41gによって分岐された紙葉類が正常にスタッカ60a〜60hに案内されているかを検知するカウントセンサ32(32a−32h)が設けられている。
また、図1に示すように、筐体1には、スタッカ60a〜60hの各々に対応して、各スタッカ60a〜60hに集積されている紙葉類の状態(分類の情報)や枚数を表示するための個別表示部51a−51hが設けられている。この個別表示部51a−51hは、LCD等のディスプレイでもよいし、印刷された文字と発光素子との組み合わせでもよい。
なお、個別表示部51a−51hに表示される紙葉類の情報は、正損に関する情報に限られず、通貨の種類、紙幣の金種、紙幣の刷種、紙葉類の表裏、紙葉類の方向等であってもよい。紙葉類の方向というのは、表前、表後、裏前及び裏後の4つである。具体的には、紙葉類が紙幣である場合には、肖像が上でかつ肖像の頭の方から取り込まれる方向が表前、肖像が上でかつ頭と反対の方から取り込まれる方向が表後、肖像が下でかつ肖像の頭の方から取り込まれる方向が裏前、肖像が下でかつ頭と反対の方から取り込まれる方向が裏後となる。ちなみに、紙幣において肖像がある方は表面(おもてめん)と呼ばれ、表面(おもてめん)と逆側の面が裏面と呼ばれる。
また、図2に示すように、スタッカ60a〜60h内には、それぞれ、スタッカ60a〜60h内の紙葉類の収納状況を検知する残留検知センサ36(36a−36h)が設けられている。
その他、図3に示すように、制御部50には、取込部10、駆動部71、記憶部56、識別部55、分岐部材41,46、リジェクト部65、センサ31−34,36、操作表示部59、ボタン式操作部58、スタッカ制御部135、スタッカ記憶部136等が接続されている。そして、制御部50は当該制御部50に接続された各構成要素から情報を取得したり、各構成要素に指令を与えたりするようになっている。
次に、以上のような構成からなる8個のスタッカ60a〜60hを有する本実施の形態の作用について説明する。
まず、受入部11に処理の対象となる紙葉類が載置される(図1及び図2参照)。次に、受入部11に載置された紙葉類が筐体1内に取込部10によって取り込まれる。このように取込部10によって取り込まれた紙葉類は搬送部70で搬送され、識別部55で識別される。前述のように、本実施の形態の識別部55は、各紙葉類の正損の程度を示す正損情報を、256段階の値として出力可能となっている。
次に、例えば操作表示部59に対する操作者の入力操作によってNが与えられ、制御部50が、紙葉類を正損に関するN個の種類に分類する第1分類基準を自動で作成する。ここでは、N=8として説明を続ける。本例の第1分類基準は、紙葉類を正損に関する8個の種類に分類する基準であり、(1)正損情報が0〜31の紙葉類、(2)正損情報が32〜63の紙葉類、(3)正損情報が64〜95の紙葉類、(4)正損情報が96〜127の紙葉類、(5)正損情報が128〜159の紙葉類、(6)正損情報が160〜191の紙葉類、(7)正損情報が192〜223の紙葉類、(8)正損情報が224〜255の紙葉類、の8個の種類に分類する基準である。制御部50は、当該第1分類基準と識別部55による識別結果(各紙葉類の正損情報)に基づいて、搬送部70による搬送の途中において分岐される。分岐された各紙葉類は、8個の種類に対応するように、スタッカ60(60a〜60h)に集積される。
具体的には、正損情報が0〜31の紙葉類がスタッカ60aに集積され、正損情報が32〜63の紙葉類がスタッカ60bに集積され、正損情報が64〜95の紙葉類がスタッカ60cに集積され、正損情報が96〜127の紙葉類がスタッカ60dに集積され、正損情報が128〜159の紙葉類がスタッカ60eに集積され、正損情報が160〜191の紙葉類がスタッカ60fに集積され、正損情報が192〜223の紙葉類がスタッカ60gに集積され、正損情報が224〜255の紙葉類がスタッカ60hに集積される。
なお、識別部55で正常に識別されなかった紙葉類は、リジェクト紙葉類として例えばリジェクト部65a,65bへと搬送される。
各スタッカ60a〜60hは、図1に示すように、前面に開口部Oを有している(透明な窓部でもよい)。この開口部O(または窓部)を介して、オペレータがスタッカ60a〜60h内の紙葉類を視覚的に確認する。または、オペレータが、各スタッカ60a〜60hに集積された紙葉類を開口部Oから取り出し、手に取って紙葉類の状態を確認する。そして、正損に関する特定の種類とすべき紙葉類が、どのスタッカ60a〜60hに集積されているかを判断する。具体的には、ATM−Fitとすべき紙葉類が集積されているスタッカ60a〜60hを特定し、Teller−Fitとすべき紙葉類が集積されているスタッカ60a〜60hを特定し、Unfitとすべき紙葉類が集積されているスタッカ60a〜60hを特定する。そして、筐体1の正面側に設けられた操作表示部59を介して、オペレータが、正損に関する3つの種類(ATM−Fit、Teller−Fit、Unfit)に仕分ける仕分け方(第2分類基準)を設定する。
例えば、オペレータの入力によって、スタッカ60aとスタッカ60bとに集積された紙葉類(正損情報が0〜63の紙葉類)が、Unfitとして仕分けられ、スタッカ60cとスタッカ60dとスタッカ60eとスタッカ60fとに集積された紙葉類(正損情報が64〜191の紙葉類)が、Teller−Fitとして仕分けられ、スタッカ60gとスタッカ60hとに集積された紙葉類(正損情報が192〜255の紙葉類)とが、ATM−Fitとして仕分けられるような第2分類基準が設定される。
その後、任意のタイミングで、各スタッカ60a〜60h内の紙葉類が取り出される。
本実施の形態の紙葉類処理装置100は、第1分類基準による仕分けの結果に基づく第2分類基準(Nより少ない個数の種類に分類する基準である)を、後続の紙葉類処理において利用することも可能である。例えば制御部50が、第1分類基準による仕分けの結果に基づく第2分類基準を作成して記憶部56に記憶させ、後続の紙葉類処理において呼び出して利用することができる。この場合、制御部50が、第2分類基準を第1分類基準に基づいて作成する分類基準作成部である。
本例では、前述の通り、第1分類基準により分類されるN個の種類に含まれる複数の種類を併合し、第2分類基準により分類される1つの種類としている。この場合、第2分類基準の作成が容易であるため好ましいが、必ずしもこの態様に限定されない。例えば、第1分類基準を、N−1個の閾値によりN個の種類に分類する基準として作成し、第1分類基準のN−1個の閾値からN−2個以下の閾値を選択することで、第2分類基準を作成してもよい。
以上の通り、本実施の形態によれば、8個のスタッカ60a〜60hの各々に設けられた開口部Oを介して、オペレータが各スタッカ60a〜60h内部の紙葉類の状態を実際に視認可能である。そして、実際に視認した各スタッカ60a〜60hの紙葉類の状態に基づいて、オペレータは、操作表示部59を介して、紙葉類を3つの種類に仕分ける分類基準(第2分類基準)を任意に容易に設定することができる。すなわち、オペレータは、紙葉類の仕分け方について、現場で実際の紙葉類の状態を把握しながら容易に設定することができる。なお、第2分類基準により分類される種類の数は、2以上であればよく、3である必要は無い。
なお、Nがスタッカ60の個数と同数であるとき、もっとも詳細な正損分類を利用できて好ましい。従って、Nを当該数に固定しておく態様も採用可能である。この場合、操作者によるNの入力操作は不要である。
また、Nの最小数は3である。この場合、例えば、1つの種類が正券、残りの2つの種類が損券、という分類が第2分類基準となる。
また、自動作成される第1分類基準は、前述のような均等割りに限定されず、例えば上位30段階と下位30段階については分類対象外として、残りの196段階についてN個の種類に分類するような基準であってもよい。
あるいは、自動作成される第1分類基準は、上位側と下位側とで範囲が広いような重み付けされた基準であってもよい。例えば、N=8の場合、(1)正損情報が0〜44の紙葉類、(2)正損情報が45〜80の紙葉類、(3)正損情報が81〜107の紙葉類、(4)正損情報が108〜127の紙葉類、(5)正損情報が128〜147の紙葉類、(6)正損情報が148〜174の紙葉類、(7)正損情報が175〜210の紙葉類、(8)正損情報が211〜255の紙葉類、の8個の種類に分類する基準が採用されてもよい。
ところで、正損情報は、紙葉類の欠損の程度、汚損の程度、厚み異常の程度、及び、疲労の程度などの正損要因に関する情報である。ここまで述べた実施の形態では、正損情報を複数の正損要因について総合的に評価した値として説明したが、後述するように、正損情報を特定の正損要因のみに関する情報としてもよい。
次に、図4は、前記実施の形態の変形例として、16個のスタッカ60a〜60pが設けられている紙葉類処理装置100を示している。図5は、図4に示す紙葉類処理装置100の内部に設置される基板の構成の概略を示したものである。
図4及び図5に示す態様では、駆動部71は、前述した上部駆動部、第一下部駆動部及び第二下部駆動部の他に、スタッカ60i−60lを含む第三スタッカユニット130内に設けられ、当該第三スタッカユニット130内における搬送ローラ及び/又は搬送ベルト、羽根車61i−61l等を駆動する第三下部駆動部と、スタッカ60m−60pを含む第四スタッカユニット140内に設けられ、当該第四スタッカユニット140内における搬送ローラ及び/又は搬送ベルト、羽根車等を駆動する第四下部駆動部と、を有している。
また、図4及び図5に示す態様では、第一スタッカユニット110及び第二スタッカユニット120に対応した電源119が第一スタッカユニット110に設けられ、第三スタッカユニット130及び第四スタッカユニット140に対応した電源139が第三スタッカユニット130に設けられている。
なお、スタッカ60i−60lの上部には、第三スタッカユニット130内の搬送部70を覆うようにして第三カバーが設けられ、スタッカ60m−60pの上部には、第四スタッカユニット140内の搬送部70を覆うようにして第四カバーが設けられてもよい。
図5に示すように、紙葉類処理装置100は、CPUを含むメイン基板101と、メイン基板101に接続され、第一スタッカユニット110内に設けられた第一スタッカユニット駆動基板112と、メイン基板101に接続され、第二スタッカユニット120内に設けられた第二スタッカユニット駆動基板122と、メイン基板101にスタッカ基板131を介して接続され、第三スタッカユニット130内に設けられた第三スタッカユニット駆動基板132と、メイン基板101にスタッカ基板131を介して接続され、第四スタッカユニット140内に設けられた第四スタッカユニット駆動基板142と、を備えている。なお、スタッカ基板131は第三スタッカユニット130内に設けられるとともに、CPUを含んでいる。
第一スタッカユニット駆動基板112はメイン基板101からの指令を受けて第一下部駆動部等を駆動し、第二スタッカユニット駆動基板122はメイン基板101からの指令を受けて第二下部駆動部等を駆動し、第三スタッカユニット駆動基板132はスタッカ基板131(又はメイン基板101)からの指令を受けて第三下部駆動部等を駆動し、第四スタッカユニット駆動基板142はスタッカ基板131(又はメイン基板101)からの指令を受けて第四下部駆動部等を駆動するようになっている。
スタッカ基板131は、スタッカ60i−60l内及びスタッカ60m−60p内に集積されている紙葉類の枚数、紙葉類の分類情報等の様々な情報を記憶するスタッカ記憶部136(図3参照)と、第三スタッカユニット駆動基板132、第四スタッカユニット駆動基板142等を制御するスタッカ制御部135(図3参照)とを、有している。
スタッカ基板131は、メイン基板101からの指令を受け、当該指令に基づいて第三スタッカユニット駆動基板132及び第四スタッカユニット駆動基板142に対して指令を送信するようになっている。また、スタッカ60i−60l内及びスタッカ60m−60p内に集積されている紙葉類の枚数、紙葉類の分類情報等の情報は、スタッカ基板131で取得されて、当該スタッカ基板131からメイン基板101へ送信されることもできるようになっている。
次に、以上のような構成からなる16個のスタッカ60a〜60pを有する前記実施の形態の変形例の作用について説明する。
まず、受入部11に処理の対象となる紙葉類が載置される(図2及び図4参照)。次に、受入部11に載置された紙葉類が筐体1内に取込部10によって取り込まれる。このように取込部10によって取り込まれた紙葉類は搬送部70で搬送され、識別部55で識別される。本実施の形態では、複数の正損要因の一つである紙葉類の欠損の程度に関する正損情報に基づいて紙葉類を分類する。本実施の形態の識別部55は、各紙葉類の欠損の程度について、256段階の正損情報を出力可能となっている。
次に、例えば操作表示部59に対する操作者の入力操作によってNが与えられ、制御部50が、紙葉類を正損に関するN個の種類に分類する第1分類基準を自動で作成する。ここでは、N=16として説明を続ける。本例の第1分類基準は、紙葉類を欠損に関する16個の種類に分類する基準であり(1)正損情報が0〜15の紙葉類、(2)正損情報が16〜31の紙葉類、(3)正損情報が32〜47の紙葉類、(4)正損情報が48〜63の紙葉類、(5)正損情報が64〜79の紙葉類、(6)正損情報が80〜95の紙葉類、(7)正損情報が96〜110の紙葉類、(8)正損情報が112〜127の紙葉類、(9)正損情報が128〜143の紙葉類、(10)正損情報が144〜159の紙葉類、(11)正損情報が160〜175の紙葉類、(12)正損情報が176〜191の紙葉類、(13)正損情報が192〜207の紙葉類、(14)正損情報が208〜223の紙葉類、(15)正損情報が224〜239の紙葉類、(16)正損情報が240〜255の紙葉類、の16個の種類に分類する基準である。ここで、正損情報は紙葉類の欠損に関する情報である。制御部50は、当該第1分類基準と識別部55による識別結果(各紙葉類の欠損の程度について256段階の値)に基づいて、搬送部70による搬送の途中において分岐される。分岐された各紙葉類は、16個の種類に対応するように、スタッカ60(60a〜60p)に集積される。
具体的には、正損情報が0〜15の紙葉類がスタッカ60aに集積され、正損情報が16〜31の紙葉類がスタッカ60bに集積され、正損情報が32〜47の紙葉類がスタッカ60cに集積され、ル正損情報が48〜63の紙葉類がスタッカ60dに集積され、正損情報が64〜79の紙葉類がスタッカ60eに集積され、正損情報が80〜95の紙葉類がスタッカ60fに集積され、正損情報が96〜110の紙葉類がスタッカ60gに集積され、正損情報が112〜127の紙葉類がスタッカ60hに集積され、正損情報が128〜143の紙葉類がスタッカ60iに集積され、正損情報が144〜159の紙葉類がスタッカ60jに集積され、正損情報が160〜175の紙葉類がスタッカ60kに集積され、正損情報が176〜191の紙葉類がスタッカ60lに集積され、正損情報が192〜207の紙葉類がスタッカ60mに集積され、正損情報が208〜223の紙葉類がスタッカ60nに集積され、正損情報が224〜239の紙葉類がスタッカ60oに集積され、正損情報が240〜255の紙葉類がスタッカ60pに集積される。
なお、識別部55で正常に識別されなかった紙葉類は、リジェクト紙葉類として例えばリジェクト部65a,65bへと搬送される。
各スタッカ60a〜60pは、図4に示すように、前面に開口部Oを有している(透明な窓部でもよい)。この開口部O(または窓部)を介して、オペレータがスタッカ60a〜60p内の紙葉類の欠損状態を視覚的に確認する。または、オペレータが、各スタッカ60a〜60pに集積された紙葉類を開口部Oから取り出し、手に取って紙葉類の欠損状態を確認する。そして、正損に関する特定の種類とすべき欠損状態の紙葉類が、どのスタッカ60a〜60pに集積されているかを判断する。具体的には、ATM−Fitとすべき欠損状態の紙葉類が集積されているスタッカ60a〜60pを特定し、Teller−Fitとすべき欠損状態の紙葉類が集積されているスタッカ60a〜60pを特定し、Unfitとすべき欠損状態の紙葉類が集積されているスタッカ60a〜60pを特定する。そして、筐体1の正面側に設けられた操作表示部59を介して、オペレータが、正損に関する3つの種類(ATM−Fit、Teller−Fit、Unfit)に仕分ける仕分け方(第2分類基準)を設定を入力する。
例えば、オペレータの入力によって、スタッカ60a〜60cに集積された紙葉類(正損情報が0〜47の紙葉類)が、Unfitとして仕分けられ、スタッカ60d〜60kに集積された紙葉類(正損情報が48〜175の紙葉類)が、Teller−Fitとして仕分けられ、スタッカ60l〜60pに集積された紙葉類(正損情報が176〜255の紙葉類)が、ATM−Fitとして仕分けられる。
その後、任意のタイミングで、各スタッカ60a〜60p内の紙葉類が取り出される。
このような本実施の形態の変形例においても、第1分類基準による仕分けの結果に基づく第2分類基準(Nより少ない個数の種類に分類する基準である)を、後続の紙葉類処理において利用することも可能である。例えば制御部50が、第1分類基準による仕分けの結果に基づく第2分類基準を作成して記憶部56に記憶させ、後続の紙葉類処理において呼び出して利用することができる。この場合、制御部50が、第2分類基準を第1分類基準に基づいて作成する分類基準作成部である。
以上の通り、本変形例によれば、16個のスタッカ60a〜60pの各々に設けられた開口部Oを介して、オペレータが各スタッカ60a〜60p内部の紙葉類の欠損状態を実際に視認可能である。そして、実際に視認した各スタッカ60a〜60pの紙葉類の欠損状態に基づいて、オペレータは、操作表示部59を介して、紙葉類を3つの種類に仕分ける分類基準(第2分類基準)を任意に容易に設定することができる。すなわち、オペレータは、紙葉類の欠損に基づく仕分け方について、現場で実際の紙葉類の欠損状態を把握しながら容易に設定することができる。なお、第2分類基準により分類される種類の数は、2以上であればよく、3である必要は無い。
このように、複数の正損要因から選択した特定正損要因に関する第1分類基準と第2分類基準を作成する場合は、複数の正損要因を総合的に判定した分類基準を作成する場合に比べて、特定正損要因に関して、より正確な分類基準を作成できる見込みがある。特定正損要因は、紙葉類の欠損の程度、汚損の程度、厚み異常の程度、及び、疲労の程度からなる正損要因のうち、少なくとも1つの正損要因とすることができる。
オペレータが第2分類基準を設定するときの補助手段として、操作表示部59等の表示部に、各スタッカ60a〜60pに集積された紙葉類の情報を表示させてもよい。この場合、当該操作表示部59をタッチパネル等で構成しておいて、当該操作表示部59の表示画面上において、目的とする種類に仕分けるべき紙葉類が集積されているスタッカを選択できるようになっていることが好ましい。
図7に、そのような画面の一例を示す。図7の例では、各スタッカ60a〜60p内部の紙葉類の枚数が棒グラフ状に図示されており、Unfitとする紙葉類が集積されているスタッカ、Teller−Fitとする紙葉類が集積されているスタッカ、をそれぞれオペレータが容易にタッチ入力で選択できるようになっている。
あるいは、図8に示すように、各スタッカ60a〜60p内部の紙葉類の情報として、集積枚数を数値で示したり、全体の枚数に対する各スタッカの集積枚数の比率を数値で示したり、例えば、左端のスタッカから順に、集積された紙葉類の累積枚数を数値で示したりすることも有効である。
また、オペレータが目的とする種類に仕分けるべき紙葉類が集積されているスタッカを選択する手段(入力部)としては、前記したようなタッチパネル等からなる操作表示部59に限定されず、図9に示すように、各スタッカ60a〜60pの近傍に各スタッカ60a〜60pに対応するように設けられた各個別表示部51a〜51pに押ボタンを設けておくことも可能である。そのような場合、図9に示すように、各個別表示部51a〜51pには、対応するスタッカにおける紙葉類の枚数ないし累積枚数が表示されることが好ましい。
更に、識別部55は、欠損の程度に加えて、汚損の程度、厚み異常の程度、及び、疲労の程度を識別するようになっていてもよい。例えば、汚損の程度、厚み異常の程度、及び、疲労の程度の各々について、256段階の値を出力可能となっていてもよい。
そして、紙葉類処理装置100のスタッカが6個以上ある場合には、紙葉類を1つの正損要因のみに関するN個の種類に分類する第1分類基準と、紙葉類を別の正損要因のみに関するN個の種類に分類する第1分類基準とを、紙葉類処理装置100の異なるスタッカに別々に適用し、1つの紙葉類処理装置100で、複数の第1分類基準により紙葉類を分類することができる。
例えば図10に示すように、複数の正損要因のそれぞれについて第1分類基準を設定することができる。まず、欠損の程度、汚損の程度、厚み異常の程度、及び、疲労の程度の4つの正損要因のそれぞれについて、使用する集積部の数Nを4に設定する。次に、制御部は、欠損の程度について4段階の第1分類基準(欠損の正損情報が0〜63、欠損の正損情報が64〜127、欠損の正損情報が128〜191、欠損の正損情報が192〜255)を作成し、スタッカ60a〜スタッカ60dに割り当てる。次に、受入部11に処理の対象となる紙葉類が載置されると、それらの紙葉類を4つのスタッカ60a〜スタッカ60dに振り分け、欠損に関する4つの種類に分類する。このとき、汚損、厚み及び疲労の程度については評価せず、分類基準から除外する。次に、制御部は、汚損の程度について4段階の第1分類基準(汚損の正損情報が0〜63、汚損の正損情報が64〜127、汚損の正損情報が128〜191、汚損の正損情報が192〜255)を作成し、スタッカ60e〜スタッカ60hに割り当てる。次に、受入部11に処理の対象となる紙葉類が載置されると、それらの紙葉類を4つのスタッカ60a〜スタッカ60dに振り分け、汚損に関する4つの種類に分類する。このとき、欠損、厚み及び疲労の程度については評価せず、分類基準から除外する。次に、制御部は、厚み異常の程度について4段階の第1分類基準(厚み異常の正損情報が0〜63、厚み異常の正損情報が64〜127、厚み異常の正損情報が128〜191、厚み異常の正損情報が192〜255)を作成し、スタッカ60i〜スタッカ60lに割り当てる。次に、受入部11に処理の対象となる紙葉類が載置されると、それらの紙葉類を4つのスタッカ60i〜スタッカ60lに振り分け、厚み異常に関する4つの種類に分類する。このとき、欠損、汚損及び疲労の程度については評価せず、分類基準から除外する。次に、制御部は、最後は疲労の程度について4段階の第1分類基準(疲労の正損情報が0〜63、疲労の正損情報が64〜127、疲労の正損情報が128〜191、疲労の正損情報が192〜255)を作成し、スタッカ60m〜スタッカ60pに割り当てる。次に、受入部11に処理の対象となる紙葉類が載置されると、それらの紙葉類を4つのスタッカ60m〜スタッカ60pに振り分け、疲労に関する4つの種類に分類する。このとき、欠損、汚損及び厚み異常の程度については評価せず、分類基準から除外する。
このような4個のスタッカに対応する第1分類基準を、互いに異なる4つの正損要因のそれぞれについて採用しても、オペレータは各スタッカ60a〜60p内部の紙葉類の状態を実際に視認可能であるから、実際に視認した各スタッカ60a〜60pの紙葉類の状態に基づいて、オペレータは、操作表示部59を介して、第2分類基準を作成することができる。具体的には、オペレータは、スタッカ60a〜60dの紙葉類の状態に基づいて、欠損に関する新たな分類基準を作成し、スタッカ60e〜60hの紙葉類の状態に基づいて、汚損に関する新たな分類基準を作成し、スタッカ60i〜60lの紙葉類の状態に基づいて、厚み異常に関する新たな分類基準を作成し、スタッカ60m〜60pの紙葉類の状態に基づいて、疲労に関する新たな分類基準を作成することができる。そして、欠損の程度、汚損の程度、厚み異常の程度、及び、疲労の程度に関する新たな分類基準のそれぞれを、第2分類基準として個別に利用してもよいし、これら4つの新たな分類基準を統合して、1つの第2分類基準として利用してもよい。
あるいは、例えば図11に示すように、欠損の程度、汚損の程度、厚み異常の程度、及び、疲労の程度に対して等しく重み付けして、各程度のうちで最も数値が低い(程度が悪い)ものに基づくような第1分類基準が設定されてもよい。
図11の例では、数値最小(最悪)の正損情報が0〜15である紙葉類がスタッカ60aに集積され、数値最小(最悪)の正損情報が16〜31である紙葉類がスタッカ60bに集積され、数値最小(最悪)の正損情報が32〜47である紙葉類がスタッカ60cに集積され、数値最小(最悪)の正損情報が48〜63である紙葉類がスタッカ60dに集積され、数値最小(最悪)の正損情報が64〜79である紙葉類がスタッカ60eに集積され、数値最小(最悪)の正損情報が80〜95である紙葉類がスタッカ60fに集積され、数値最小(最悪)の正損情報が96〜110である紙葉類がスタッカ60gに集積され、数値最小(最悪)の正損情報が112〜127である紙葉類がスタッカ60hに集積され、数値最小(最悪)の正損情報が128〜143である紙葉類がスタッカ60iに集積され、数値最小(最悪)の正損情報が144〜159である紙葉類がスタッカ60jに集積され、数値最小(最悪)の正損情報が160〜175である紙葉類がスタッカ60kに集積され、数値最小(最悪)の正損情報が176〜191である紙葉類がスタッカ60lに集積され、数値最小(最悪)の正損情報が192〜207である紙葉類がスタッカ60mに集積され、数値最小(最悪)の正損情報が208〜223である紙葉類がスタッカ60nに集積され、数値最小(最悪)の正損情報が224〜239である紙葉類がスタッカ60oに集積され、いずれの正損情報も240〜255である紙葉類がスタッカ60pに集積される。
このような第1分類基準を採用しても、オペレータは各スタッカ60a〜60p内部の紙葉類の状態を実際に視認可能であるから、実際に視認した各スタッカ60a〜60pの紙葉類の状態に基づいて、オペレータは、操作表示部59を介して、第2分類基準を作成することができる。すなわち、オペレータは、第2分類基準を、現場で実際の紙葉類の状態を把握しながら容易に設定することができる。
なお、以上の実施の形態では、紙葉類紙幣処理装置100は、第1分類基準を自動で作成し、この第1分類基準に基づいて第2分類基準を作成するものとして説明したが、たとえば、紙葉類紙幣処理装置100は、手動で設定した第1分類基準に基づいて第2分類基準を作成するものとしてもよい。即ち、紙葉類紙幣処理装置100は、紙葉類の正損情報を取得する識別部と、紙葉類の搬送途中において、各紙葉類を分岐させる分岐部と、分岐された紙葉類を集積する少なくともN個(Nは3以上の自然数)の集積部と、紙葉類を正損に関するN個の種類に分類する第1分類基準と識別部の識別結果に基づいて、分岐部を駆動制御する制御部と、紙葉類を正損に関するNより少ない個数の種類に分類する第2分類基準を、第1分類基準に基づいて作成する分類基準作成部と、を備えたものとしてもよい。
なお、以上の実施の形態において、通常時においては、計数結果は、紙葉類処理装置100に接続される管理装置(外部装置、通常は上位装置)で管理される。すなわち、紙幣処理装置100が取り扱うデータは、基本的に全て、管理装置との間で送受信される。また、計数結果は、取引単位で集計され、計数の開始から取引の終了までの処理が1つの取引として扱われる。例えば、確定(ACCEPT)キーが入力されることにより取引は終了するが、それまで処理された計数結果は、すべて1つの取引の計数結果として集計される。
一方で、業務上の都合により、管理装置とは無関係の処理を紙葉類処理装置100で実施したい場合がある。そのような処理は、紙葉類処理装置100をいわゆるオフライン状態にして、実施されている。すなわち、紙葉類紙幣処理装置100は、オンライン状態とオフライン状態とを、切替可能となっている。
ここで、オペレータが紙葉類処理装置100をオフライン状態として適宜の処理を実施した後、オンライン状態に復帰させることを忘れる、ということが時々ある。そのような場合、管理装置と紙葉類処理装置100との協働動作が実施できず、例えば管理装置からのモニタリング処理が滞るという問題があった。
また、業務上の都合により、処理中の取引とは無関係の処理を紙葉類処理装置100で実施したい場合がある。
このような問題に対応するため、本実施の形態の紙葉類処理装置100は、通常モードとは異なる第2のモード(ゲストモード)を用意している。ゲストモードでは、管理装置に対するオンライン状態を維持しながらも、管理装置とは無関係の処理、すなわち、管理装置と共同管理している取引から独立した処理、を実施できる。オペレータが操作表示部59から当該ゲストモードを選択すると、オンライン状態を維持しながらも(従って管理装置によるモニタリング処理は継続される)、見かけ上は管理装置に対してオフラインであるが如く紙幣処理を実施することができる。また、ゲストモードでは、計数結果を、処理中の取引とは無関係の独立した計数結果として処理できる。
ゲストモードから通常モードへの復帰は、オペレータによるその旨の入力を要件としてもよいし、ゲストモード中の1取引の紙幣処理について確定(ACCEPT)キーが入力される毎に復帰してもよい。ゲストモードでの計数結果を通常モードでの処理に組み入れる(現在処理中の取引、既に処理済みの取引または後に処理する取引に加算、減算する等)ことも勿論可能である。
ゲストモードで紙幣の計数処理を実施する場合には、通常モードで処理した紙幣と混合しないようにすることが好ましい。すなわち、紙幣が混合しないように、空スタッカを用意してから(場合によってはスタッカに集積されているすべての紙幣の抜き取りを実施する)、ゲストモードでの紙幣の計数処理を実施してもよい。または、ゲストモードで処理された紙幣を、通常モードで主に使用するスタッカとは異なる集積部(例えば、リジェクト部)に集積してもよい。
また、紙葉類の混合を避けるため、受入部11に紙葉類が残存している間は、モードの切替は不可としてもよい。更に、ゲストモードの選択中は、オペレータがその状態を容易に視覚的に認識できるように、画面全体の色を通常モード時とは異ならせることが好ましい。
また、ゲストモードで処理した計数結果は、通常モードで処理した計数結果としての取引データと同様に管理することができる。取引データは、取引ID、取引開始時間、取引終了時間、処理機ID、計数結果(金種別の紙幣枚数や合計金額)、手入力された紙幣の枚数や金額などに加え、通常モードとゲストモードのどちらで処理されたデータかを示すモード種別を含むものとしてもよい。
50 制御部
55 識別部
56 記憶部
59 操作表示部(入力部)
70 搬送部
71 駆動部
60a〜60p スタッカ
O 開口部
105 上部ユニット
110 第一スタッカユニット
120 第二スタッカユニット
130 第三スタッカユニット
135 スタッカ制御部
136 スタッカ記憶部
140 第四スタッカユニット

Claims (12)

  1. 紙葉類の正損情報を取得する識別部と、
    紙葉類の搬送途中において、各紙葉類を分岐させる分岐部と、
    分岐された紙葉類を集積する少なくともN個(Nは3以上の自然数)の集積部と、
    紙葉類を正損に関するN個の種類に分類する第1分類基準を自動で作成し、前記第1分類基準と前記識別部の識別結果に基づいて、前記分岐部を駆動制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする紙葉類処理システム。
  2. 前記正損情報は、紙葉類の正損の程度を表す値であり、
    前記第1分類基準は、前記正損情報を大きさの順にN個の種類に分類するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理システム。
  3. 前記制御部は、前記紙葉類の正損の程度のうち、一部の範囲について前記第1分類基準を作成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の紙葉類処理システム。
  4. 前記正損情報は、紙葉類の欠損の程度、汚損の程度、厚み異常の程度、及び、疲労の程度からなる正損要因のうち、少なくとも1つの正損要因に関する情報である
    ことを特徴とする請求項1乃至3に記載の紙葉類処理システム。
  5. 前記集積部の内部状態を視認するための視認部を備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至4に記載の紙葉類処理システム。
  6. 前記視認部は、前記集積部に設けられ、当該集積部の内部を視認可能にする開口部または窓部である
    ことを特徴とする請求項5に記載の紙葉類処理システム。
  7. 前記視認部は、前記集積部の各々の内部状態を視認可能に表示する表示部である
    ことを特徴とする請求項5に記載の紙葉類処理システム。
  8. 紙葉類を正損に関するNより少ない個数の種類に分類する第2分類基準を、前記第1分類基準に基づいて作成する分類基準作成部を備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至7に記載の紙葉類処理システム。
  9. 前記第1分類基準はN−1個の閾値を含み、
    前記分類基準作成部は、前記第1分類基準の前記閾値の一部を用いて前記第2分類基準を作成する
    ことを特徴とする請求項8に記載の紙葉類処理システム。
  10. 前記分類基準作成部は、前記第1分類基準により分類されるN個の種類に含まれる複数の種類を、前記第2分類基準により分類される1つの種類とすることで前記第2分類基準を作成する
    ことを特徴とする請求項8に記載の紙葉類処理システム。
  11. 紙葉類の正損情報を取得する工程と、
    紙葉類の搬送途中において、各紙葉類を分岐させる工程と、
    分岐された紙葉類を少なくともN個(Nは3以上の自然数)の集積部に集積する工程と、
    紙葉類を正損に関するN個の種類に分類する第1分類基準を自動で作成する工程とを備え、
    前記紙葉類を分岐させる工程は、前記第1分類基準と前記正損情報に基づいて、各紙葉類を分岐させる
    ことを特徴とする紙葉類処理方法。
  12. 紙葉類を正損に関するNより少ない個数の種類に分類する第2分類基準を、前記第1分類基準に基づいて作成する工程を更に備えた
    ことを特徴とする請求項11に記載の紙葉類処理方法。
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