JP2016200265A - スラストころ軸受 - Google Patents
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Abstract
【課題】潤滑油の排出性が高く、潤滑が必要な経路に潤滑油を案内することが可能なスラストころ軸受を提供する。
【解決手段】スラストころ軸受1は、放射状に配置された複数のころ5と、複数のころ5を転動可能に保持する環状の保持器4と、非回転部材10に組み付けられ、複数のころ5が転動する軌道面2aが形成された環状の軌道部21を有する固定側レース2と、回転部材11に組み付けられ、複数のころ5が転動する軌道面3aが形成された環状の軌道部31、および、軌道部31の外周側の縁部に周方向に離間して設けられた複数の潤滑油掻き出し片6を有する回転側レース3と、を備え、複数の潤滑油掻き出し片6は、回転側レース3の軌道部31の外周側の縁部から非回転部材10側に延設された折り曲げ部6aと、折り曲げ部6aの先端部から径方向外方に延設された外周縁部6bと、を有する。
【選択図】図1
【解決手段】スラストころ軸受1は、放射状に配置された複数のころ5と、複数のころ5を転動可能に保持する環状の保持器4と、非回転部材10に組み付けられ、複数のころ5が転動する軌道面2aが形成された環状の軌道部21を有する固定側レース2と、回転部材11に組み付けられ、複数のころ5が転動する軌道面3aが形成された環状の軌道部31、および、軌道部31の外周側の縁部に周方向に離間して設けられた複数の潤滑油掻き出し片6を有する回転側レース3と、を備え、複数の潤滑油掻き出し片6は、回転側レース3の軌道部31の外周側の縁部から非回転部材10側に延設された折り曲げ部6aと、折り曲げ部6aの先端部から径方向外方に延設された外周縁部6bと、を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、軌道輪の軌道面を転動する複数のころを保持器によって放射状に保持してなるスラストころ軸受に関する。
スラストころ軸受は、例えば車両のトランスミッションにおいて非回転部材と回転部材との間に介挿され、回転軸方向のスラスト力を受けながら回転部材の回転を円滑にするために用いられる。
スラストころ軸受は、放射状に配置された複数の円柱状の転動体(ころ)と、複数のころを転動可能に保持する環状の保持器と、非回転部材に組み付けられ、複数のころが転動する軌道面が形成された環状の軌道部を有する固定側レースと、回転部材に組み付けられ、複数のころが転動する軌道面が形成された環状の軌道部を有する回転側レースと、を備えている。
このように構成されたスラストころ軸受は、車両のトランスミッション等において、その内径側から潤滑油が供給され、その外径側から潤滑油が排出されるように配置される場合がある。
特許文献1では、回転側レースにおける軌道部の外周側の縁部に周方向に離間して複数の切欠きを形成したスラストころ軸受が提案されている。回転側レースの外周側の縁部に切欠きを形成することで、回転側レースが回転した際に、切欠きの側面で潤滑油を掻き出し、潤滑油の排出性を高めることが可能になる。
ところで、近年、車両の燃費を向上させるために、トランスミッションで用いる潤滑油の油量が少なく設定される場合が多くなっている。
このような潤滑油の油量が少ないトランスミッションに適用する場合、スラストころ軸受には、高い潤滑油の排出性(潤滑油の貫通性)が要求される。また、少ない油量の潤滑油を効率よく使用するため、潤滑油を不要な経路になるべく排出しないようにし、潤滑を必要とする経路、すなわち潤滑を必要とする摩擦材が存在する経路に潤滑油を案内することが可能なスラストころ軸受が求められる。
特許文献1のスラストころ軸受では、平板状の軌道部に切欠きを形成したのみの構造であるため、潤滑油の排出性が十分であるとはいえず、改善が求められる。また、特許文献1のスラストころ軸受では、潤滑油の排出方向が特に制限されていないため、不要な経路に潤滑油が排出されやすく、潤滑を必要とする経路に潤滑油を案内することが困難である、という問題もあった。
そこで、本発明は、潤滑油の排出性が高く、潤滑が必要な経路に潤滑油を案内することが可能なスラストころ軸受を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、非回転部材と回転部材との間に介挿されるスラストころ軸受であって、放射状に配置された複数のころと、前記複数のころを転動可能に保持する環状の保持器と、前記非回転部材に組み付けられ、前記複数のころが転動する軌道面が形成された環状の軌道部を有する固定側レースと、前記回転部材に組み付けられ、前記複数のころが転動する軌道面が形成された環状の軌道部、および、該軌道部の外周側の縁部に周方向に離間して設けられた複数の潤滑油掻き出し片を有する回転側レースと、を備え、前記複数の潤滑油掻き出し片は、前記回転側レースの前記軌道部の外周側の縁部から前記非回転部材側に延設された折り曲げ部と、該折り曲げ部の先端部から径方向外方に延設された外周縁部と、を有する、スラストころ軸受を提供する。
本発明によれば、潤滑油の排出性が高く、潤滑が必要な経路に潤滑油を案内することが可能なスラストころ軸受を提供できる。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(スラストころ軸受1の全体構成)
図1は、本実施の形態に係るスラストころ軸受1を示す図であり、(a)は回転軸Oを含む平面で切断した断面図、(b)はスラストころ軸受1を組み付けた際の要部拡大断面図である。
図1は、本実施の形態に係るスラストころ軸受1を示す図であり、(a)は回転軸Oを含む平面で切断した断面図、(b)はスラストころ軸受1を組み付けた際の要部拡大断面図である。
図1(a),(b)に示すように、スラストころ軸受1は、放射状に配置された複数の円柱状のころ5と、複数のころ5を転動可能に保持する環状の保持器4と、非回転部材10に組み付けられた固定側レース2と、回転部材11に組み付けられた回転側レース3と、を備えている。
このスラストころ軸受1は、例えば車両のトランスミッションに用いられ、回転側レース3の内周側に挿通された軸状の回転部材11と、固定側レース2に面したトランスミッションハウジング等の非回転部材10との間に介挿され、保持器4に保持された複数のころ5の転動により、軸方向のスラスト力を受けながら回転部材11の回転を円滑にする。
(固定側レース2の構成)
図2は、固定側レース2を回転側レース3側から見た平面図である。
図2は、固定側レース2を回転側レース3側から見た平面図である。
図1及び図2に示すように、固定側レース2は、複数のころ5が転動する軌道面2aが形成された環状の軌道部21を有しており、全体として平板状に形成されている。軌道面2aは、回転軸Oに対して直交する平面上にあり、後述する回転側レース3の軌道面3aに対向して配置される。固定側レース2は、軌道部21の軌道面2aと反対側の面を非回転部材10側として、非回転部材10に組み付けられる。固定側レース2は、鋼板をプレス等によって打ち抜いて形成されている。
(保持器4の構成)
図3は、保持器4を回転側レース3側から見た平面図である。
図3は、保持器4を回転側レース3側から見た平面図である。
図1及び図3に示すように、保持器4は、複数のころ5を保持する複数の保持孔4aの外側に形成された外側円環部41と、保持孔4aの内側に形成された内側円環部42と、外側円環部41と内側円環部42とを径方向に連結する複数の柱部43とを一体に備える。外側円環部41及び内側円環部42は同心状に形成されて対をなし、柱部43と共に保持孔4aを形成する。保持孔4aは、保持器4の径方向に沿って長辺が延び、保持器4を厚さ方向(軸方向)貫通する長方形状の貫通孔である。
保持器4には、放射状に配置された複数のころ5を転動可能に保持するように、複数のころ5と同数の複数(本実施の形態では39個)の保持孔4aが放射状に形成されている。保持器4は、鋼板をプレス等によって打ち抜き及び屈曲して形成されている。
(回転側レース3の構成)
図4は、回転側レース3を示す図であり、(a)は固定側レース2側から見た平面図、(b)は潤滑油掻き出し片6の周辺を拡大した斜視図である。
図4は、回転側レース3を示す図であり、(a)は固定側レース2側から見た平面図、(b)は潤滑油掻き出し片6の周辺を拡大した斜視図である。
図1及び図4に示すように、回転側レース3は、複数のころ5が転動する軌道面3aが形成された環状の軌道部31と、軌道部31の内周端から軌道面3aに直交して延出された短円筒状の内周壁部32と、軌道部31の外周側の縁部に周方向に離間して設けられた複数(本実施の形態では4つ)の潤滑油掻き出し片6と、を一体に有している。回転側レース3は、鋼板をプレス等によって打ち抜き及び屈曲して形成されている。回転側レース3は、内周壁部32の内側に軸状の回転部材11を挿入することで、回転部材11に組み付けられる。
複数の潤滑油掻き出し片6は、回転側レース3の軌道部31の外周側の縁部から非回転部材10側(固定側レース2側)に延設された折り曲げ部6aと、折り曲げ部6aの先端部から径方向外方に延設された外周縁部6bと、をそれぞれ有している。折り曲げ部6aは軌道面3aに対して垂直に形成され、外周縁部6bは軌道面3aと平行に形成される。折り曲げ部6aと外周縁部6bは、平面視で軌道部31の外周に沿った円弧状に形成されている。なお、各潤滑油掻き出し片6は同じ形状とされる。
ここでは、4つの潤滑油掻き出し片6を回転側レース3の周方向に沿って等間隔(90°ごと)に設けているが、潤滑油掻き出し片6の数はこれに限定されるものではない。ただし、潤滑油を掻き出す効果を十分得るためには、3つ以上の潤滑油掻き出し片6を設けることが望ましい。また、潤滑油掻き出し片6の数が多すぎると潤滑油に乱流が発生して潤滑油の排出性が低下してしまうおそれがあるため、潤滑油掻き出し片6の数は2つ以上6つ以下とすることが望ましい。
周方向に隣接する潤滑油掻き出し片6の間には、潤滑油掻き出し片6間の空間である切欠き7が形成されている。回転側レース3が回転されると、潤滑油掻き出し片6の側面、主に折り曲げ部6aの側面が潤滑油を掻き出す役割を果たし、潤滑油を切欠き7から排出する。本実施の形態では、周方向に隣接する潤滑油掻き出し片6の間から軌道部31の外周側の縁部の一部に至るまで切欠き7を形成し、潤滑油の排出性を高めている。
潤滑油掻き出し片6と切欠き7の割合(軌道部31の外周に沿った長さの割合)は、潤滑油の排出性が最も高くなる割合に調整される。ここでは、潤滑油掻き出し片6と切欠き7の軌道部31の外周に沿った長さを略同じ長さとした。
潤滑油掻き出し片6の外周縁部6bは、対向する非回転部材10の外壁10aとわずかな隙間を挟んで対向するようにされ、非回転部材10の外壁10aとの間でラビリンスを構成するように設けられている。外周縁部6bの径方向に沿った長さは、外周縁部6bと外壁10aとの間から潤滑油が排出されないように、すなわちラビリンスとしての効果が十分得られる長さに調整される。
なお、本実施の形態では、回転側レース3として厚さ0.8mmの薄い鋼板を用いたため、折り曲げ部6aの先端部を径方向外方に折り曲げて外周縁部6bを形成したが、例えば、回転側レース3として、上述のラビリンスとしての効果が十分得られる程度に十分に厚い板材を用いる場合には、その折り曲げ部6aの先端面を、外周縁部6bとして代用することも可能である。
外周縁部6bと非回転部材10の外壁10aとの間の距離は、例えば、回転部材11が非回転部材10側に押し込まれて荷重が付与されているときに接触しなく、非常に小さい隙間となるように調整される。なお、回転部材11が非回転部材10側に押し込まれておらず荷重が付与されていない場合には、外周縁部6bと非回転部材10の外壁10aとの間の距離が多少大きくなるが、この場合でも潤滑油を排出する際の抵抗は存在するので、潤滑油は非回転部材10側には排出されにくい。
また、ここでは外周縁部6bを軌道面3aと平行に形成したが、例えば非回転部材10の外壁10aが軌道面3aに対して大きく傾斜しているような場合には、外周縁部6bの少なくとも一部を、非回転部材10の外壁10aと平行になるように(つまり外壁10aに沿うように)形成し、ラビリンスの長さを確保するように構成してもよい。
(スラストころ軸受1における潤滑油の流れの説明)
スラストころ軸受1における潤滑油の流れを、図1(b)に実線矢印で示す。
スラストころ軸受1における潤滑油の流れを、図1(b)に実線矢印で示す。
図1(b)に示すように、スラストころ軸受1の内径側から供給された潤滑油は、固定側レース2と回転側レース3との間の隙間から導入され、保持器4が配置された空間、すなわち固定側レース2と回転側レース3との空間を通って、外径側に排出される。
本実施の形態では、回転側レース3の回転に伴って回転される潤滑油掻き出し片6の側面で潤滑油が掻き出され、その掻き出された潤滑油が切欠き7を通って排出されることになる。本実施の形態では、潤滑油掻き出し片6が軌道部31から非回転部材10側に延出された折り曲げ部6aを有しているため、この折り曲げ部6aにより潤滑油を効率よく掻き出すことが可能であり、従来のように平板に切欠きを設けたのみの構造と比較して、潤滑油の排出性を高めることが可能になる。
また、本実施の形態では、外周縁部6bが非回転部材10に近接して配置されているため、潤滑油は非回転部材10側には排出されにくくなる。さらに、表面張力により非回転部材10の外壁10aに付着している潤滑油も外周縁部6bによって掻き出され切欠き7から排出されることになるため、図1(b)に破線矢印Bで示す経路、すなわち非回転部材10側の経路には、潤滑油がほとんど排出されなくなる。
つまり、スラストころ軸受1では、供給された潤滑油の大部分が、図1(b)に実線矢印Aで示す経路、すなわち回転部材11に沿った経路に排出されることとなり、潤滑油を排出する際の方向性を高めることが可能になる。
車両のトランスミッション等では、回転部材11の回転を利用して潤滑油を循環させるため、回転部材11に沿った経路に潤滑を必要とする摩擦材が配置される場合が多い。よって、スラストころ軸受1のように回転部材11側に潤滑油を排出するように構成することで、潤滑が必要な経路に潤滑油を案内することが可能になる。
なお、本実施の形態では、回転側レース3において、軌道面2aに対して垂直に折り曲げ部6aを形成する場合について説明したが、図5に示すように、折り曲げ部6aは径方向内方に傾斜していてもよい。これにより、回転側レース3が回転した際の遠心力により、潤滑油が折り曲げ部6aの内壁に沿って回転部材11側に案内されることとなり、潤滑油が回転部材11側の経路により排出されやすくなる。また、折り曲げ部6aを径方向内方に傾斜させることで、外周縁部6bをより径方向内側に位置させることが可能となり、外周縁部6bと非回転部材10の外壁10aとが対向する部分の径方向の長さ、すなわちラビリンスの長さを確保しつつも、スラストころ軸受1の全体のサイズを小型化することが可能になる。
なお、折り曲げ部6aが径方向外方に傾斜している場合には、回転側レース3が回転した際の遠心力により潤滑油が非回転部材10側に案内されてしまうことになるので、好ましくないといえる。つまり、軌道部31と折り曲げ部6aとのなす角度θは、90°以下とすることが望ましい。
(実施の形態の作用及び効果)
以上説明したように、本実施の形態に係るスラストころ軸受1では、軌道部31の外周側の縁部に周方向に離間して設けられた複数の潤滑油掻き出し片6を有する回転側レース3を備え、複数の潤滑油掻き出し片6は、回転側レース3の軌道部31の外周側の縁部から非回転部材10側に延設された折り曲げ部6aと、折り曲げ部6aの先端部から径方向外方に延設された外周縁部6bと、を有している。
以上説明したように、本実施の形態に係るスラストころ軸受1では、軌道部31の外周側の縁部に周方向に離間して設けられた複数の潤滑油掻き出し片6を有する回転側レース3を備え、複数の潤滑油掻き出し片6は、回転側レース3の軌道部31の外周側の縁部から非回転部材10側に延設された折り曲げ部6aと、折り曲げ部6aの先端部から径方向外方に延設された外周縁部6bと、を有している。
このように構成することで、従来のように平板に切欠きを設けたのみの構造と比較して潤滑油の排出性を高めることが可能になり、かつ、潤滑油を排出する際の方向性を高め、潤滑が必要な回転部材11側の経路に潤滑油を案内することが可能になる。
また、本実施の形態では、対向する非回転部材10の外壁10aとの間でラビリンスを構成するように外周縁部6bを設けているため、潤滑油をより確実に潤滑が必要な経路に案内することが可能になる。
また、本実施の形態では、軌道部31と折り曲げ部6aとのなす角度を90°以下としているため、潤滑油をより確実に潤滑が必要な経路に案内し、かつ、スラストころ軸受1の小型化を図ることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。また、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。
1…スラストころ軸受、2…固定側レース、2a…軌道面、3…回転側レース、3a…軌道面、4…保持器、4a…保持孔、5…ころ、6…潤滑油掻き出し片、6a…折り曲げ部、6b…外周縁部、7…切欠き、10…非回転部材、10a…外壁、11…回転部材、21,31…軌道部、32…内周壁部、41…外側円環部、42…内側円環部、43…柱部
Claims (3)
- 非回転部材と回転部材との間に介挿されるスラストころ軸受であって、
放射状に配置された複数のころと、
前記複数のころを転動可能に保持する環状の保持器と、
前記非回転部材に組み付けられ、前記複数のころが転動する軌道面が形成された環状の軌道部を有する固定側レースと、
前記回転部材に組み付けられ、前記複数のころが転動する軌道面が形成された環状の軌道部、および、該軌道部の外周側の縁部に周方向に離間して設けられた複数の潤滑油掻き出し片を有する回転側レースと、を備え、
前記複数の潤滑油掻き出し片は、前記回転側レースの前記軌道部の外周側の縁部から前記非回転部材側に延設された折り曲げ部と、該折り曲げ部の先端部から径方向外方に延設された外周縁部と、を有する、
スラストころ軸受。 - 前記外周縁部は、対向する前記非回転部材の外壁との間でラビリンスを構成するように設けられる、
請求項1に記載のスラストころ軸受。 - 前記軌道部と前記折り曲げ部とのなす角度が、90°以下である、
請求項1又は2に記載のスラストころ軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015082659A JP2016200265A (ja) | 2015-04-14 | 2015-04-14 | スラストころ軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015082659A JP2016200265A (ja) | 2015-04-14 | 2015-04-14 | スラストころ軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016200265A true JP2016200265A (ja) | 2016-12-01 |
Family
ID=57422525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015082659A Pending JP2016200265A (ja) | 2015-04-14 | 2015-04-14 | スラストころ軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016200265A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102020121938A1 (de) | 2020-08-21 | 2022-02-24 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Axiallagerscheibe sowie Axiallager mit einer solchen Axiallagerscheibe |
DE102022111092A1 (de) | 2022-05-05 | 2023-11-09 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Axialscheibe für ein Axiallager, Axiallager sowie Planetengetriebe mit einem Axiallager |
-
2015
- 2015-04-14 JP JP2015082659A patent/JP2016200265A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102020121938A1 (de) | 2020-08-21 | 2022-02-24 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Axiallagerscheibe sowie Axiallager mit einer solchen Axiallagerscheibe |
DE102020121938B4 (de) | 2020-08-21 | 2024-10-10 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Lageranordnung mit einem Axiallager mit einer Axiallagerscheibe |
DE102022111092A1 (de) | 2022-05-05 | 2023-11-09 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Axialscheibe für ein Axiallager, Axiallager sowie Planetengetriebe mit einem Axiallager |
DE102022111092B4 (de) | 2022-05-05 | 2024-08-29 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Axialscheibe für ein Axiallager, Axiallager sowie Planetengetriebe mit einem Axiallager |
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