JP2016123987A - 鋳造装置及び鋳造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】鋳造装置は、保持炉の内部の加圧により保持炉に保持された金属溶湯を少なくとも湯口まで供給する加圧装置と、チャンバーに接続され、かつ、チャンバーの外部に引き出されたチャンバー用配管を介して少なくともチャンバーの内部を減圧するチャンバー用吸引装置と、キャビティーに接続され、かつ、チャンバーの外部に引き出されたキャビティー用配管を介してキャビティーを減圧し、少なくとも湯口まで供給された金属溶湯をキャビティー全体に供給するキャビティー用吸引装置とを備える。キャビティーを形成する鋳型は、キャビティーと、チャンバーの内部で、かつ、鋳型の外部である空間とを連通する連通経路を有する。
【選択図】図1
Description
10 チャンバー
10a 空間
20 保持炉
30 ストーク
30a 上端部
30b 下端部
40 加圧装置
42 配管
50 チャンバー用吸引装置
50A ポンプ
51,57 圧力センサー
52 チャンバー用配管
52a 主配管
52b 副配管
53,54 絞りバルブ
55,56 開閉バルブ
59 タンク
60 キャビティー用吸引装置
62 キャビティー用配管
70 センサー
71 型閉じセンサー
80 制御装置
A 鋳型
A1 下鋳型
A2,A2’ 中鋳型
A3,A3’ 上鋳型
Aa 連通経路
Ab 湯口
Ac 吸引口
B キャビティー
C 金属溶湯
D 中子
E 巾木
F 成形品
Fa バリ
Claims (9)
- チャンバーの内部に配設され、分割鋳型で形成された鋳型のキャビティーに、前記鋳型の下部に配設された保持炉に保持された金属溶湯を、上端部が前記鋳型の湯口に接続され、かつ、下端部が前記保持炉に保持された前記金属溶湯に浸漬されたストークを介して充填して成形品を製造する鋳造装置であって、
前記保持炉の内部の加圧により前記保持炉に保持された前記金属溶湯を少なくとも前記湯口まで供給する加圧装置と、
前記チャンバーに接続され、かつ、前記チャンバーの外部に引き出されたチャンバー用配管を介して少なくとも前記チャンバーの内部を減圧するチャンバー用吸引装置と、
前記キャビティーに接続され、かつ、前記チャンバーの外部に引き出されたキャビティー用配管を介して前記キャビティーを減圧し、少なくとも前記湯口まで供給された前記金属溶湯を前記キャビティー全体に供給するキャビティー用吸引装置と、を備え、
前記鋳型が、前記キャビティーと、前記チャンバーの内部で、かつ、前記鋳型の外部である空間とを連通する連通経路を有する
ことを特徴とする鋳造装置。 - 前記連通経路の吸引口に対して、中子又は中子に付加された巾木が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の鋳造装置。
- 前記分割鋳型が、下鋳型、前記下鋳型上で水平方向にスライドする中鋳型、及び上鋳型を有し、
前記連通経路が、前記中鋳型、前記上鋳型、及び前記中鋳型と前記上鋳型との間のうちの少なくとも1つに形成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の鋳造装置。 - 型閉じを検知するための型閉じセンサーと、
前記型閉じセンサーからの信号に応じて、前記加圧装置を制御し、前記型閉じセンサー及び前記加圧装置のうちの少なくとも1つからの信号に応じて、前記チャンバー用吸引装置を制御し、前記型閉じセンサー及び前記加圧装置のうちの少なくとも1つからの信号に応じて、前記キャビティー用吸引装置を制御する一体又は別体の制御装置と、を備えた
ことを特徴とする請求項1に記載の鋳造装置。 - チャンバーの内部に配設され、分割鋳型で形成された鋳型のキャビティーに、前記鋳型の下部に配設された保持炉に保持された金属溶湯を、上端部が前記鋳型の湯口に接続され、かつ、下端部が前記保持炉に保持された前記金属溶湯に浸漬されたストークを介して充填して成形品を製造するに際して、
前記キャビティーと、前記チャンバーの内部で、かつ、前記鋳型の外部である空間とを連通する連通経路を有する前記鋳型を形成し、
加圧装置による前記保持炉の内部の加圧によって、前記保持炉に保持された前記金属溶湯を少なくとも前記湯口まで供給し、
チャンバー用吸引装置により、前記チャンバーに接続され、かつ、前記チャンバーの外部に引き出されたチャンバー用配管を介して前記チャンバーの内部を少なくとも減圧し、
キャビティー用吸引装置による前記キャビティーに接続され、かつ、前記チャンバーの外部に引き出されたキャビティー用配管を介した前記キャビティーの減圧によって、少なくとも前記湯口まで供給された前記金属溶湯を前記キャビティー全体に供給する
ことを特徴とする鋳造方法。 - 前記連通経路の吸引口に対して、中子又は中子に付加された巾木を配設することを特徴とする請求項5に記載の鋳造方法。
- 前記分割鋳型が、下鋳型、前記下鋳型上で水平方向にスライドする中鋳型、及び上鋳型を有し、
前記連通経路を前記中鋳型、前記上鋳型、及び前記中鋳型と前記上鋳型との間のうちの少なくとも1つに形成する
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の鋳造方法。 - 前記加圧装置による前記保持炉の内部の加圧を開始し、次いで、前記湯口に前記金属溶湯が到達するまで、前記加圧装置による前記保持炉の内部の加圧を継続し、更に、前記キャビティー全体に前記金属溶湯が供給されるまで、前記加圧装置による前記保持炉の内部の加圧を継続又は保持し、更に、前記キャビティー全体の前記金属溶湯が凝固するまで、前記加圧装置による前記保持炉の内部の加圧を継続又は保持し、しかる後、前記加圧装置による前記保持炉の内部の加圧を終了するに際して、
前記加圧装置による前記保持炉の内部の加圧の開始から前記湯口に前記金属溶湯が到達するまでの間に、前記チャンバー用吸引装置による前記チャンバーに接続された前記チャンバー用配管を介した前記チャンバーの内部の減圧を開始し、次いで、前記キャビティー全体に前記金属溶湯が供給されるまで、前記チャンバー用吸引装置による前記チャンバー用配管を介した前記チャンバーの内部の減圧を継続又は保持し、更に、前記キャビティー全体の前記金属溶湯が凝固するまで、前記チャンバー用吸引装置による前記チャンバー用配管を介した前記チャンバーの内部の減圧を継続又は保持し、しかる後、前記加圧装置による前記保持炉の内部の加圧を終了する際に、前記チャンバー用吸引装置による前記チャンバー用配管を介した前記チャンバーの内部の減圧を終了すると共に、
前記湯口に前記金属溶湯が到達したときに、前記キャビティー用吸引装置による前記キャビティーに接続された前記キャビティー用配管を介した前記キャビティーの減圧を開始し、次いで、前記キャビティー全体に前記金属溶湯が供給されるまで、前記キャビティー用吸引装置による前記キャビティー用配管を介した前記キャビティーの減圧を継続し、しかる後、前記キャビティー全体に前記金属溶湯が供給されてから前記チャンバー用吸引装置による前記チャンバー用配管を介した前記チャンバーの内部の減圧を終了するまでの間に、前記キャビティー用吸引装置による前記キャビティー用配管を介した前記キャビティーの減圧を終了する
ことを特徴とする請求項5に記載の鋳造方法。 - 前記キャビティー全体に前記金属溶湯が供給されるまで、前記チャンバー用吸引装置による前記チャンバー用配管を介した前記チャンバーの内部の減圧を継続若しくは保持する際、又は前記キャビティー全体の前記金属溶湯が凝固するまで、前記チャンバー用吸引装置による前記チャンバー用配管を介した前記チャンバーの内部の減圧を継続若しくは保持する際に、前記チャンバー用吸引装置による前記連通経路及び前記チャンバー用配管を介した前記キャビティーの減圧を開始し、しかる後、前記加圧装置による前記保持炉の内部の加圧を終了する際に、前記チャンバー用吸引装置による前記連通経路及び前記チャンバー用配管を介した前記キャビティーの減圧を終了する
ことを特徴とする請求項8に記載の鋳造方法。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109622922A (zh) * | 2019-01-31 | 2019-04-16 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种铸造装置 |
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2014
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