JP2016111521A - 情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
【構成】 情報処理装置(10)はCPU(12)を含み、CPU(12)の指示の下、筐体(36)の設置角度に基づいて、カメラ(26)により撮像された撮影画像40の一部を切り出す第1切出し範囲42を決定する決定手段、第1切出し範囲44の画像を撮影画像40から切り出した切出し画像44を生成する切出し手段を備える。【効果】 撮影画像から必要な部分を簡単かつ適切に切り出すことができる。【選択図】 図4
Description
この発明は、情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法に関し、特にたとえば、他の情報処理装置との間で画像データを送受信可能な通信手段を有し、筐体に設けられたカメラを用いて撮像された撮影画像等をディスプレイに表示または他の情報処理装置に送信する、情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法に関する。
タブレット端末などの情報処理装置の中には、内蔵カメラが固定的に設けられるものがある。また、内蔵カメラは、当該内蔵カメラの角度(中心画角)がディスプレイに対して垂直に設けられることがある。このような情報処理装置は、スタンド等に立てかけて固定し、内蔵カメラで撮像した画像を用いて、テレビ会議などを行うことが可能である。
しかしながら、テレビ会議を行う際には、ユーザは、ディスプレイを見やすいようにユーザ自身の目線に合わせた角度に調整するので、ユーザの顔より上側を多く撮影してしまい、不要な部分(不要領域)を多く含む画像が撮像されてしまう。
一方、特許文献1には、ユーザがキー入力部に含まれる角度調整用のキーを操作することで、部分画像の切り出し角度が変更され、画面データの一部を撮影対象として切り出す切出し手段を有する撮像装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1の技術を背景技術のような情報処理装置に適用することも考えられるが、ユーザが自身で必要なサイズを切り出す必要があるので、手間がかかり、使い勝手が悪い。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法を提供することである。
この発明の他の目的は、撮影画像から必要な部分を簡単かつ適切に切り出すことができる、情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法を提供することである。
第1の発明は、所定の設置角度で設置される筐体に設けられ、利用者に対して画像データを含む表示情報を表示する表示手段、表示手段の表示面の前方を撮像する撮像手段、筐体の設置角度を検出する角度検出手段、少なくとも角度検出手段により検出された設置角度に基づいて、撮像手段により撮像された撮影画像の一部を切り出す第1切出し範囲を決定する第1決定手段、および第1切出し範囲の画像を撮影画像から切り出した切出し画像を生成する切出し手段を備える。
第1の発明によれば、筐体の設置角度に基づいて、撮像手段により撮像された撮影画像の一部を切り出す第1切出し範囲を決定し、第1切出し範囲の画像を撮影画像から切り出した切出し画像を生成する。このため、ユーザ自身で必要なサイズを切り出す必要が無くなり、撮影画像から必要な部分を簡単かつ適切に切り出すことができる。
第2の発明は、第1の発明に従属する情報処理装置であって、第1決定手段は、設置角度と、撮像手段の垂直方向の画角とに基づいて第1切出し範囲を決定する。
第2の発明よれば、第1決定手段が、設置角度と、撮像手段の垂直方向の画角とに基づいて第1切出し範囲を決定するので、複数のパラメータで第1切出し範囲を決定するので、撮影画像から必要な部分をより適切に切り出すことができる。
第3の発明は、第1の発明に従属する情報処理装置であって、第1決定手段は、設置角度と、表示手段の解像度とサイズとを含む表示仕様情報に基づいて設定される視認距離とに基づいて第1切出し範囲を決定する。
第3の発明よれば、第1決定手段が、設置角度と、視認距離とに基づいて第1切出し範囲を決定するので、複数のパラメータで第1切出し範囲を決定するので、撮影画像から必要な部分をより適切に切り出すことができる。
第4の発明は、第2の発明に従属する情報処理装置であって、第1決定手段は、設置角度と、撮像手段の垂直方向の画角と、表示手段の解像度とサイズとを含む表示仕様情報に基づいて設定される視認距離とに基づいて第1切出し範囲を決定する。
第4の発明によれば、第1決定手段が、設置角度と、撮像手段の垂直方向の画角と、視認距離とに基づいて第1切出し範囲を決定するので、複数のパラメータで第1切出し範囲を決定するので、撮影画像から必要な部分をより適切に切り出すことができる。
第5の発明は、第1ないし第4のいずれかの発明に従属する情報処理装置であって、第1切出し範囲の画像から顔画像を検出する顔検出手段、および顔検出手段により検出された顔画像の範囲に基づいて、第1切出し範囲の画像の一部をさらに切り出した第2切出し範囲を決定する第2決定手段を備え、切出し手段は、顔検出手段により顔画像が検出された場合、第2切出し範囲の画像を撮影画像から切り出して切出し画像を生成する。
第5の発明によれば、顔検出手段により検出された顔画像の範囲に基づいて、第1切出し範囲をさらに切り出した第2切出し範囲を決定するので、撮影画像から必要な部分をより適切に切り出すことができる。
第6の発明は、所定の設置角度で設置される筐体に設けられ、利用者に対して画像データを含む表示情報を表示する表示手段、表示手段の表示面の前方を撮像する撮像手段、および筐体の設置角度を検出する角度検出手段を備えた情報処理装置の情報処理プログラムであって、情報処理装置のコンピュータを、少なくとも検出手段により検出された設置角度に基づいて、撮像手段により撮像された撮影画像の一部を切り出す切出し範囲を決定する決定手段、および切出し範囲の画像を撮影画像から切り出した切出し画像を生成する切出し手段として機能させる。
第7の発明は、所定の設置角度で設置される筐体、撮像手段、および筐体の設置角度を検出する角度検出手段を備えた情報処理装置の情報処理方法であって、情報処理装置のコンピュータは、撮像手段により撮像された撮影画像を取得し、角度検出手段により検出された筐体の設置角度を取得し、少なくとも設置角度に基づいて、撮像手段により撮像された撮影画像の一部を切り出す切出し範囲を決定し、そして切出し範囲の画像を撮影画像から切り出した切出し画像を生成する。
第6および第7の各発明においても、第1の発明と同様に、撮影画像から必要な部分を簡単かつ適切に切り出すことができる。
この発明によれば、撮影画像から必要な部分を簡単かつ適切に切り出すことができる。
[第1実施例]
図1を参照して、この発明の第1実施例である情報処理装置10は、基本的な構成として、筐体36を備え、筐体36の表面にディスプレイ22が設けられ、筐体36の中央上部にカメラ26が内蔵され、筐体36の適宜の位置に加速度センサ32が内蔵されている。
図1を参照して、この発明の第1実施例である情報処理装置10は、基本的な構成として、筐体36を備え、筐体36の表面にディスプレイ22が設けられ、筐体36の中央上部にカメラ26が内蔵され、筐体36の適宜の位置に加速度センサ32が内蔵されている。
この第1実施例では、情報処理装置10が携帯型のタブレット端末に適用される場合について説明するが、タブレット端末のみならず、スマートフォン、およびノートPCなどの情報機器ないし電子機器に適用される。
ディスプレイ22は、利用者に対してカメラ26で撮像された撮影画像を含む画像データ等の表示情報を表示する表示手段である。このディスプレイ22としては、たとえばLCDやEL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどを用いることができる。
また、この第1実施例では、ディスプレイ22の表示面(表示領域)上にタッチパネル20が設けられる。タッチパネル20は、汎用のタッチパネルであり、静電容量方式、電磁誘導方式、抵抗膜方式、赤外線方式など、任意の方式のものを用いることができる。なお、この第1実施例では、入力手段の一例として、タッチパネル20が用いられる場合について説明するが、タッチパネル20以外の入力手段として、たとえばタッチパッドを用いてもよい。また、情報処理装置10には、他の入力手段として、タッチパネル20とは別に、操作パネルのようなハードウェアキーが設けられたり、ハードウェアのキーボードが接続されたりすることがある。
カメラ26は、ディスプレイ22の前方を撮像する撮像手段である。このカメラ26は、撮像素子(イメージセンサ)および位置の調節が可能なフォーカスレンズを有し、撮像素子から取り込んだ可視光としての撮像光を、電気信号へと変換することにより撮像を行う。この撮像素子の例としては、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の固体撮像素子が挙げられる。
また、カメラ26は、その画角の中心(画角中心)がディスプレイ22に対して垂直になるように設けられており、筐体36に対して角度調整できないように固定的に設けられている。したがって、第1実施例における情報処理装置10のカメラ26の画角中心は、ディスプレイ22の傾き、つまり、筐体36の設置角度に依存する。
加速度センサ32は、後述するCPU12(図2参照)と協働して筐体36の設置角度を検出する角度検出手段である。この加速度センサ32は、情報処理装置10の筐体36の縦方向(y軸方向)、横方向(x軸方向)および前後方向(z軸方向)の3軸の各々で加速度を検出して出力する。加速度センサ32で検出された加速度は、CPU12に入力され、当該加速度に基づいて、CPU12において筐体36の設置角度が算出される。ここで、この第1実施例では、筐体36の設置角度とは、縦方向(y軸方向)、つまり、垂直方向における角度(傾き)を指す。
この加速度センサ32は、典型的には、静電容量式の加速度センサであるが、他の方式のものを用いるようにしてもよい。たとえば、センサに加えて角度算出回路を含み、検出した加速度に基づいて角度を算出できる加速度センサユニットを用いてもよい。この場合、CPU12には筐体36の設置角度が直接入力される。また、加速度センサ32に代えて、筐体36の設置角度が検出可能なものであれば、ジャイロセンサ等の他のセンサを用いることもできる。
また、情報処理装置10がテレビ会議等に使用される場合には、筐体36は、スタンド38(図3参照)に立てかけられて所定の設置角度で設置される。なお、筐体36は、スタンド38に立てかけられることに限定されず、たとえば壁などに立てかけられてもよい。
図2はこの発明の第1実施例である情報処理装置10の電気的な構成を示すブロック図である。
図2を参照して、この発明の第1実施例である情報処理装置10はCPU12を含む。CPU12には、バス30を介してRAM14、タッチパネル制御回路16、画像制御回路18、カメラ制御回路24、HDD(ハードディスクドライブ)28、加速度センサ32および通信回路34が接続される。また、タッチパネル制御回路16にはタッチパネル20が接続され、画像制御回路18にはディスプレイ22が接続され、カメラ制御回路24にはカメラ26が接続される。
CPU12は、情報処理装置10の全体的な制御を司る。RAM14は、CPU12のワーク領域およびバッファ領域として用いられる。たとえば、CPU12は、HDD28に記憶されたオペレーティングシステムや各種のアプリケーションソフトを起動する場合には、当該システムやソフトのデータをRAM14に一時的に読み出して実行する。
タッチパネル制御回路16は、タッチパネル20に必要な電圧などを付与するとともに、タッチパネル20のタッチ有効範囲内でのタッチ操作(タッチ入力)を検出して、そのタッチ入力の位置を示すタッチ座標データをCPU12に出力する。そして、CPU12は、タッチ座標データおよびタッチ入力に応じて、所定の入力を受け付けたり、アプリケーションソフトの実行、または、当該アプリケーションソフトのデータの保存、コピー、カット、ペースト、削除等の処理を行う。
画像制御回路18は、GPUおよびVRAMなどを含んでおり、CPU12の指示の下、GPUは、RAM14に記憶された画像データを用いてディスプレイ22に画面を表示するための表示画像データをVRAMに生成し、生成した表示画像データをディスプレイ22に出力する。
カメラ制御回路24は、CPU12の指示の下、カメラ26に含まれる撮像素子またはフォーカスレンズの位置(フォーカス)を調節するとともに、撮像素子から取り込んだ光学像を電気信号に変換し、動画データとして出力する機能を有する。
カメラ機能が実行されると、被写体のリアルタイム動画像つまりスルー画像(プレビュー画像)をディスプレイ22に表示するべく、CPU12は、カメラ制御回路24を起動させ、露光動作および指定された読み出し領域に対応する電荷読み出し動作を、カメラ制御回路24に命令する。
カメラ制御回路24は、撮像素子の撮像面の露光と、当該露光によって生成された電荷の読み出しとを実行する。この結果、画像信号が撮像素子から出力される。また、カメラ制御回路24は、撮像素子から出力された画像信号を色分離、白バランス調整などの処理を施して動画データとして生成する。そして、カメラ制御回路24から生成された動画データが出力される。カメラ制御回路24から出力された動画データは、CPU12によってRAM14に格納(一時記憶)される。このとき、CPU12は、読み出し命令を画像制御回路18に発行する。そして、画像制御回路18は、CPU12にから発行された読み出し命令に従って、RAM14に格納された動画データをディスプレイ22に出力する。また、情報処理装置10がテレビ会議などに使用される場合は、CPU12は、カメラ制御回路24により生成された動画データを、通信回路34を介して他の情報処理装置10に送信する。
HDD28は、不揮発性のメモリであり、情報処理装置10のオペレーティングシステムや各種のアプリケーションソフトを記憶したり、各種のデータを記憶したりする。この第1実施例では、HDD28が情報処理装置10に内蔵される場合について示してあるが、HDD28は情報処理装置10の外部に通信可能に設けてもよい。また、HDD28は、情報処理装置10に通信可能に接続されるホストコンピュータに内蔵されてもよい。また、HDD28に代えて、フラッシュメモリのような他の不揮発性のメモリを設けるようにしてもよい。この場合、メモリカードやメモリスティックのような記憶媒体やCDまたはDVDなどのディスク記憶媒体を用いることもできる。
通信回路34は、有線または無線で接続されるネットワーク(通信網、電話網)を介して、他の情報処理装置10と画像データ(カメラ制御回路24により生成された動画データ等)の送受信を含む通信を行う。
図3(A)は情報処理装置において筐体36の設置角度が傾いている場合のカメラの撮像範囲とユーザの位置関係を示す図解図である。図3(B)は情報処理装置において筐体36の設置角度が垂直に近い場合のカメラの撮像範囲とユーザの位置関係を示す図解図である。
上述のように、ディスプレイ22の前方を撮像するカメラ26を備えるタブレット端末をテレビ会議などに使用する場合、ユーザは、当該タブレット端末の筐体36をスタンド38に立てかけて、所定の設置角度で設置する。この際、ユーザは、ディスプレイ22を見やすいようにユーザ自身の目線に合わせた角度に筐体36の設置角度を調整する。したがって、ユーザの顔が撮影画像の下側に映り、撮影画像におけるユーザの頭頂部よりも上側が不要な部分(不要領域)になってしまうという問題がある。
また、上述したように、カメラ26の画角中心は筐体36の設置角度に依存するので、図3(A)(B)に示すように、カメラ26の画角中心も筐体36の設置角度によって変化する。したがって、設置角度が変化する(回転する)筐体36に対し、ユーザは垂直方向(上下方向)に動くので、筐体36の設置角度の傾きが大きい場合(図3(A)参照)には、筐体36の設置角度が垂直に近い場合(図3(B)参照)と比較して、ユーザは、相対的にカメラ26の画角中心よりも下側に移動する。つまり、筐体36の設置角度が傾いた場合には、筐体36の設置角度が垂直に近い場合よりも撮影画像の上側の不要領域が大きくなってしまう。
したがって、この第1実施例では、筐体36の設置角度に基づいて、撮影画像40から切り出す範囲を変化させることができるようにしてある。以下、具体的に説明する。
簡単に説明すると、この第1実施例では、筐体36の設置角度に基づいて、カメラ26により撮像された撮影画像40の一部を切り出す第1切出し範囲42を決定し、第1切出し範囲42の画像を撮影画像40から切り出した切出し画像44を生成するようにしてある。
図4(A)は切り出し前の撮影画像40の一例を示す図解図である。図4(B)は切出し画像44の一例を示す図解図である。
上述したように、ユーザは、ディスプレイ22を見やすいようにユーザ自身の目線に合わせた角度に調整するので、図4(A)に示すように、撮影画像40の上側が不要領域になってしまう。そこで、撮影画像40の不要領域40aを除いて切り出す第1切出し範囲42が決定される。なお、図4(A)では、説明の都合上、不要領域40aを網線、第1切出し範囲42を点線で示しているが、撮影画像40には、これらの網線や点線は表示されない。
そして、具体的には、第1切出し範囲42は、加速度センサ32で検出された筐体36の設置角度、カメラ26の画角、およびディスプレイ22の表示仕様情報に基づいて決定される。つまり、第1実施例では、筐体36の設置角度、カメラ26の画角、およびディスプレイ22の表示仕様情報を、第1切出し範囲42を決定するための切出し情報として用いる。
この第1実施例では、第1切出し範囲42を決定する切出し範囲決定式に従って、第1切出し範囲42を決定する。この切出し範囲決定式は、上述したように、筐体36の設置角度、カメラ26の画角、および表示仕様情報を含む切出し情報を用いた式である。また、カメラ26の画角は、具体的にはカメラ26の垂直方向の撮像範囲を表す垂直画角であり、カメラ26の仕様により予め決まっている。さらに、表示仕様情報は、ディスプレイ22の解像度とサイズとを含む情報であり、この表示仕様情報に基づいて、ユーザの目とディスプレイ22の表示領域の中心との距離(視認距離)が予め設定される。たとえば、10型WQXGAのディスプレイ22であれば、60〜70cm程度に設定される。なお、ディスプレイ22のサイズが大きければ、視認距離はこれに応じて大きくするのが好ましい。一方、ディスプレイ22の解像度が高ければ、視認距離はこれに応じて小さくするのが好ましい。
ここで、切出し範囲決定式の一例を以下の数1〜数5に示す。
図5は切出し範囲決定式に用いる各寸法を示す図解図である。数1〜数5における各項を、図5を参照して説明する。なお、数1〜数5における距離の単位はcmである。
数1において、“A”は視認距離、つまり、ユーザの目とディスプレイ22の表示領域の中心との距離であり、“C”はディスプレイ22における表示領域の中心から筐体36の下端までの表示領域沿いの距離であり、“α”は筐体36の設置角度である。ここで、そして、数1によって算出される“D”は情報処理装置10の載置面S(たとえば机の上面など)からユーザの目までの垂直方向の距離に近似する距離である。
数2によって算出される“E”は情報処理装置10の載置面Sらユーザの頭頂部までの垂直方向の距離である。
数3において、“B”はディスプレイ22における表示領域の中心から表示領域上端までの表示領域沿いの距離であり、“β”はカメラ26の垂直画角である。そして、数3によって算出される“F”は情報処理装置10の載置面Sからカメラ26の撮像範囲の下端までの垂直方向の距離である。なお、第1実施例では、表示領域は、ユーザの顔の位置を基準としている。
数4によって算出される“G”は情報処理装置10の載置面Sらカメラ26の撮像範囲の上端までの垂直方向の距離である。
そして、数5によって算出される“H”が、撮像範囲の必要な領域を示す割合、つまり、第1切出し範囲42を示す値である。第1実施例では、第1切出し範囲42は、撮像範囲の下側の領域を示す割合として算出される。したがって、算出結果が0.40であれば、撮像範囲の下側40%が第1切出し範囲42になる。また、撮像範囲の上側60%が不要領域40aになる。
一例として、各寸法が“α”=70°、“β” =60°、“A”=70cm、“B”=12cm、“C”=12cmであった場合、数5によって算出される“H”は、約0.42となる。つまり、第1切出し範囲42が、撮像範囲の下側42%に決定される。
また、数5によって算出される“H”は、第1切出し範囲42の上下方向のサイズを示す値である。この第1実施例では、第1切出し範囲42は、切り出し前の撮影画像40の画面アスペクト比と同一であって、撮影画像40から不要領域40aを除いた領域の中央に設定される。したがって、撮影画像40から不要領域40aを除いた領域は、切り出し前の撮影画像40の画面アスペクト比に対して横寸法が大きくなるので、第1切出し範囲42の左右には当該第1切出し範囲42に含まれない不使用領域40bが生じる。
なお、第1切出し範囲42は、切り出し前の撮影画像40の画面アスペクト比と異なっていてもよく、撮影画像40の上側の不要領域40aを除いた領域をそのまま第1切出し範囲42として設定してもよいし、所定の画面アスペクト比に設定されていてもよい。たとえば、テレビ会議を行う場合には、通信先の情報処理装置の画面アスペクト比に合わせて、第1切出し範囲42が設定されるようにしてもよい。
そして、図4(B)に示すように、第1切出し範囲42の画像を撮影画像40から切り出した切出し画像44が生成される。この切出し画像44は、情報処理装置10の用途に応じて使用される。たとえば、テレビ会議に用いる場合には、通信回路34を介して他の情報処理装置に送信される。また、テレビ会議に用いる場合には、他の情報処理装置に対して切出し画像44の画像データを送信する際に切出し画像44をディスプレイ22に表示させて、ユーザが第1切出し範囲42を確認できるようにしてもよい。この場合、ユーザの入力操作に応じて、第1切出し範囲42の修正ができるようにしてもよい。
情報処理装置10の上記のような動作は、CPU12がRAM14に記憶された情報処理プログラムを実行することにより実現される。具体的な処理については、後でフロー図を用いて説明する。
図6は図1に示したRAM14のメモリマップ50の一例を示す。
図6に示すように、RAM14は、プログラム記憶領域52およびデータ記憶領域54を含む。プログラム記憶領域52には、入力検出プログラム52a、撮影プログラム52b、表示プログラム52c、切出し範囲決定プログラム52d、切出しプログラム52eおよび通信プログラム52fなどを含む情報処理プログラムが記憶される。
入力検出プログラム52aは、タッチパネル制御回路16から出力されたタッチパネル20におけるタッチ入力の位置を示すタッチ座標データを取得し、データ記憶領域54に時系列に従って記憶するためのプログラムである。ただし、入力検出プログラム52aは、情報処理装置10に接続されたハードウェアのキーボードや情報処理装置10に設けられたハードウェアの操作パネルないし操作ボタンからの入力を検出するためのプログラムでもある。
撮影プログラム52bは、カメラ26を用いて、撮影画像40を撮影するためのプログラムである。また、撮影プログラム52bは、カメラ26に関する入力操作、たとえばズーム操作を取得した場合に、カメラ制御回路24を制御して、カメラ26に含まれるイメージセンサまたはフォーカスレンズの位置を調節するためのプログラムでもある。
表示プログラム52cは、読み出し命令に従って、RAM14に格納された画像データをディスプレイ22に出力するためのプログラムである。
第1切出し範囲決定プログラム52dは、カメラ26により撮像された撮影画像40の一部を切り出す第1切出し範囲42を決定するためのプログラムである。上述したように、第1実施例では、第1切出し範囲決定プログラム52dは、第1切出し範囲42を決定する切出し範囲決定式に従って、第1切出し範囲42を決定する。また、カメラ26の垂直画角は、カメラ26の仕様により予め決まっているが、ズーム操作がされた場合には、当該垂直画角が変化する。したがって、第1切出し範囲決定プログラム52dは、ズーム操作がされた場合には、撮影プログラム52bからズーム倍率を取得して、当該ズーム倍率に基づいて、カメラ26の垂直画角を算出するためのプログラムでもある。
切出しプログラム52eは、第1切出し範囲決定プログラム52dにより決定された第1切出し範囲42の画像を撮影画像40から切り出した切出し画像44を生成するためのプログラムである。
通信プログラム52fは、他の情報処理装置10やコンピュータ(サーバなど)と、直接またはネットワークを介して通信するためのプログラムである。たとえば、情報処理装置10をテレビ会議に用いる場合には、通信プログラム52fは、他の情報処理装置10に対して切出し画像44を送信するとともに、他の情報処理装置10から送信された画像を受信するためのプログラムである。
なお、図示は省略するが、プログラム記憶領域52には、各種の機能を選択および実行するためのプログラムなども記憶される。
データ記憶領域54には、画像生成データ54a、撮影画像データ54b、切出し情報データ54c、および切出し画像データ54dなどが記憶される。
画像生成データ54aは、タッチ画面100のような各種の画面に対応する画像データを生成するためのポリゴンデータやテクスチャデータなどのデータである。また、画像生成データ54aには、タッチ画面100に表示される各種のアイコンについての画像データも含まれる。
撮影画像データ54bは、カメラ26によって撮像された撮影画像40のデータである。切出し情報データ54cは、加速度センサ32で検出された筐体36の設置角度、ズーム操作がされていない場合のカメラ26の垂直画角、および表示仕様情報を含む切出し情報を示すデータである。切出し画像データ54dは、切出しプログラム52eによって生成された第1切出し範囲42の画像を撮影画像40から切り出した切出し画像44のデータである。
なお、データ記憶領域54には、情報処理プログラムの実行に必要な他のデータや、他の情報処理装置から受信した受信画像データが記憶されたり、情報処理プログラムの実行に必要なタイマ(カウンタ)やレジスタが設けられたりする。
図7は図1に示すCPU12の切出し処理の一例を示すフロー図である。
CPU12は、カメラ26がオンにされた場合、カメラ26により撮像された撮影画像40の一部を切り出す第1切出し範囲42を決定し、第1切出し範囲42の画像を撮影画像40から切り出した切出し画像44を生成する切出し処理を開始する。
図7に示すように、CPU12は、切出し処理を開始すると、ステップS1で、カメラ制御回路24からカメラ26で撮像された撮影画像40を示す撮影画像データ54bを取得する。
次に、ステップS3で、加速度センサ32で検出された加速度を取得し、当該加速度に基づいて、筐体36の設置角度を算出(取得)し、ステップS5で、カメラ26の垂直画角を読み出す。ただし、ステップS5では、ズーム操作がされている場合には、カメラ制御回路24からズーム倍率を取得して、当該ズーム倍率に基づいて、カメラ26の垂直画角を算出する。
そして、ステップS7で、ステップS3で取得した筐体36の設置角度およびステップS5で算出したカメラ26の垂直画角を用いて、撮影画像40における第1切出し範囲42を決定する。具体的には、切出し範囲決定式、つまり。数1〜数5に従って、撮影画像40の下側の領域を示す割合を算出し、算出された撮影画像40の下側の領域の上下方向に合わせた第1切出し範囲42を決定する。
続いて、ステップS9で、決定された第1切出し範囲42の画像を撮影画像40から切り出した切出し画像44を生成する。ただし、第1切出し範囲42を画面アスペクト比に合わせた場合、算出された撮影画像40の下側の領域は、切り出し前の撮影画像40の画面アスペクト比に対して横寸法が大きくなるので、第1切出し範囲42の左右に生じる不使用領域40bを除いた切出し画像44を生成する。そして、切出し画像44が生成されれば、切出し処理を終了する。
この第1実施例によれば、筐体36の設置角度を含む切出し情報に基づいて、カメラ26により撮像された撮影画像40の一部を切り出す第1切出し範囲42を決定し、第1切出し範囲42の画像を撮影画像40から切り出した切出し画像44を生成するので、カメラ26から必要な部分を簡単かつ適切に切り出すことができる。
また、第1実施例によれば、筐体36の設置角度に加え、カメラ26の撮像範囲を表す垂直方向の垂直画角、およびディスプレイ22の解像度とサイズとを含む表示仕様情報に基づいて設定される視認距離をパラメータとする切出し範囲決定式に従って第1切出し範囲42を決定する。このため、複数のパラメータを考慮して出し範囲42を決定するので、撮影画像40から必要な部分を適切に切り出すことができる。
[第2実施例]
第2実施例の情報処理装置10は、切出し範囲決定テーブルに従って、第1切出し範囲42を決定する以外は、第1実施例の情報処理装置10と同じであるため、第1実施例と異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
[第2実施例]
第2実施例の情報処理装置10は、切出し範囲決定テーブルに従って、第1切出し範囲42を決定する以外は、第1実施例の情報処理装置10と同じであるため、第1実施例と異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
図8は第2実施例における切出し範囲決定テーブルの一例を示す図解図である。
また、図示は省略するが、切出し範囲決定テーブルが、RAM14のデータ記憶領域54に記憶される。
図8を参照して、CPU12は、第1切出し範囲決定プログラム52dを実行して、筐体36の設置角度に基づいて、第1切出し範囲42を決定する切出し範囲決定テーブルに従って、第1切出し範囲42を決定する。つまり、この第2実施例では、切出し情報は、筐体36の設置角度である。具体的には、筐体36の設置角度が90°〜80°である場合には、第1切出し範囲42が撮像範囲の下側80%に決定される。また、筐体36の設置角度が79°〜70°であれば、第1切出し範囲42が撮像範囲の下側70%に決定され、筐体36の設置角度が69°〜60°であれば、第1切出し範囲42が撮像範囲の下側60%に決定され、筐体36の設置角度が59°〜50°であれば、第1切出し範囲42が撮像範囲の下側50%に決定される。
一例として、筐体36の設置角度α=75°であった場合、切出し範囲決定テーブルによって決定される第1切出し範囲42は、撮像範囲の下側70%に決定される。
なお、上述した切出し範囲決定テーブルは一例であり、これに限定されない。切出し範囲決定テーブルは、情報処理装置10における、カメラ26の撮像範囲を表す垂直方向の垂直画角(カメラ26の仕様情報)、およびディスプレイ22の解像度とサイズとを含む表示仕様情報に基づいて、適宜設定される。
以下、フロー図を用いて、第2実施例におけるCPU12の切出し処理について説明するが、第1実施例で説明した切出し処理と同じ処理については同じ参照符号を付し、重複した内容については、説明を省略するまたは簡単に説明することにする。
図9は第2実施例におけるCPUの切出し処理の一例の一部を示すフロー図である。
図9に示すように、第2実施例では、CPU12は、ステップS3で、筐体36の設置角度を算出取得した後に、ステップS31で、ステップS3で取得した筐体36の設置角度を用いて、切出し範囲決定テーブルに従って第1切出し範囲42を読み込んで決定する。続いて、ステップS9で、決定された第1切出し範囲42の画像を撮影画像40から切り出した切出し画像44を生成する。切出し画像44が生成されれば、切出し処理を終了する。なお、ステップS3までの処理は第1実施例の切出し処理と同じであるため、重複した説明は省略する。
この第2実施例によれば、筐体36の設置角度に基づいて、カメラ26により撮像された撮影画像40の一部を切り出す第1切出し範囲42を決定し、第1切出し範囲42の画像を撮影画像40から切り出した切出し画像44を生成するので、筐体36の設置角度に応じて撮影画像40から必要な部分を簡単に切り出すことができる。
また、第2実施例によれば、カメラ26の仕様情報およびディスプレイ22の表示仕様情報に基づいて適宜設定される切出し範囲決定テーブルに従って第1切出し範囲42を読み込んで決定するので、筐体36の設置角度だけで撮影画像40から必要な部分を適切に切り出すことができる。
[第3実施例]
第3実施例の情報処理装置10は、第1切出し範囲42の画像から顔画像を検出して、当該顔画像に基づいて第1切出し範囲42からさらに切り出した第2切出し範囲46を決定する処理をさらに含む。それ以外は、第1実施例の情報処理装置10と同じであるため、異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
[第3実施例]
第3実施例の情報処理装置10は、第1切出し範囲42の画像から顔画像を検出して、当該顔画像に基づいて第1切出し範囲42からさらに切り出した第2切出し範囲46を決定する処理をさらに含む。それ以外は、第1実施例の情報処理装置10と同じであるため、異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
図示は省略するが、簡単に説明すると、プログラム記憶領域52に、第1切出し範囲42の画像から顔画像を検出する顔検出プログラムおよび顔検出プログラムにより検出された顔画像の範囲に基づいて、第2切出し範囲46を決定する第2切出し範囲決定プログラムをさらに含む。そして、切出しプログラム52eは、第2切出し範囲決定プログラムにより決定された第2切出し範囲46の画像を撮影画像40から切り出した切出し画像44を生成する。
顔検出プログラムは、第1切出し範囲42の画像に対する顔検出処理を実行するためのプログラムである。具体的には、第1切出し範囲決定プログラム52dにより決定された第1切出し範囲42の画像に対して、データ記憶領域54に記憶された顔DBに基づく顔検出処理を施すことによって、ユーザの顔を検出する。この認識ないし検出の結果は、顔情報データとしてデータ記憶領域54に書き込まれる。なお、この第3実施例では、顔検出プログラムは、撮影画像40に一人の顔が含まれる場合のみ顔検出をするようにしてあり、複数人の顔が含まれる場合には、顔検出をしないようにしてある。
第2切出し範囲決定プログラムは、第1切出し範囲決定プログラム52dにより決定された第1切出し範囲42を、顔検出プログラムにより検出された顔画像の範囲に基づいて、第2切出し範囲46を再決定する。たとえば、顔画像の範囲を基準にして、切り出し前の撮影画像40の画面アスペクト比に合うように、水平方向および垂直方向の所定寸法の領域を加えて、第2切出し範囲46を再決定する。
図10(A)は第3実施例における顔画像の範囲を用いた第1切出し範囲42の一例を示す図解図である。図10(B)は第2切出し範囲46で切り出した切出し画像44の一例を示す図解図である。
図10(A)に示すように、第1切出し範囲42の画像にユーザの顔が含まれており、顔検出プログラムが当該顔を認識できた場合、顔検出プログラムは、顔画像を検出する。そして、第2切出し範囲決定プログラムは、検出された顔画像の範囲に基づいて、第2切出し範囲46を決定する。ただし、第2切出し範囲決定プログラムは、少なくとも顔画像の範囲が第2切出し範囲46に含まれるように、第2切出し範囲46を決定する。
そして、図10(B)に示すように、第2切出し範囲46の画像を第1切出し範囲42の画像から切り出した切出し画像44が生成される。なお、第3実施例では、図10(A)に示す第1切出し範囲42の画像は、第2切出し範囲決定プログラムによる処理に用いるための画像であるので、ディスプレイ22には表示されないし、通信回路34を介して他の情報処理装置10に送信されることもない。
以下、フロー図を用いて、第3実施例におけるCPU12の切出し処理について説明するが、第1実施例で示した切出し処理と同じ処理については同じ参照符号を付し、重複した内容については、説明を省略するまたは簡単に説明することにする。
図11は第3実施例におけるCPUの切出し処理の一例の一部を示すフロー図である。
図11に示すように、第3実施例では、CPU12は、ステップS7で、ステップS3で取得した筐体36の設置角度、およびステップS5で算出したカメラ26の画角を用いて、数1〜数5に従って第1切出し範囲42を決定する。続いて、ステップS51で、第1切出し範囲42の画像にユーザの顔が含まれていた場合、顔検出プログラムにより当該顔を認識できたかどうかを判断する。
ステップS51で“YES”であれば、つまり、顔検出プログラムにより第1切出し範囲42の画像から顔画像を認識できた場合は、ステップS53で、顔画像を検出し、続くステップS55で、顔画像の範囲を検出する。具体的には、ステップS55で、検出された顔画像をすべて含む四角形の範囲を、顔画像の範囲として検出する。
続いて、ステップS57で、ステップS55で検出された顔画像の範囲に基づいて、第2切出し範囲46を決定する。そして、ステップS59で、ステップS57で決定された第2切出し範囲46の画像を撮影画像40から切り出した切出し画像44を生成する。
一方、ステップS51で“NO”であれば、つまり、顔検出プログラムにより第1切出し範囲42の画像から顔画像を認識できない場合は、ステップS59に進み、ステップS7で決定された第1切出し範囲42の画像を撮影画像40から切り出した切出し画像44を生成する。切出し画像44が生成されれば、切出し処理を終了する。
なお、ステップS7までの処理は第1実施例の切出し処理と同じであるため、重複した説明は省略する。
また、第3実施例では、第1切出し範囲42を決定する際に、第1実施例で説明した切出し範囲決定式を用いた例で説明したが、第2実施例で説明した切出し範囲決定テーブルを用いて第1切出し範囲42を決定してもよい。
この第3実施例によれば、顔検出プログラムにより検出された顔画像の範囲に基づいて、第1切出し範囲42からさらに切り出した第2切出し範囲46を決定するので、撮影画像40から必要な部分をより適切に切り出すことができる。
なお、第1実施例および第2実施例に示した態様は、それぞれ第3実施例と同時に採用することも可能である。
また、上述の実施例で挙げた具体的な数値、画面構成等は一例であり、実際の製品に応じて適宜変更することが可能である。
10 …情報処理装置
12 …CPU
14 …RAM
16 …タッチパネル制御回路
18 …画像制御回路
20 …タッチパネル
22 …ディスプレイ
26 …カメラ
12 …CPU
14 …RAM
16 …タッチパネル制御回路
18 …画像制御回路
20 …タッチパネル
22 …ディスプレイ
26 …カメラ
Claims (7)
- 所定の設置角度で設置される筐体に設けられ、利用者に対して画像データを含む表示情報を表示する表示手段、
前記表示手段の表示面の前方を撮像する撮像手段、
前記筐体の設置角度を検出する角度検出手段、
少なくとも前記角度検出手段により検出された前記設置角度に基づいて、前記撮像手段により撮像された撮影画像の一部を切り出す第1切出し範囲を決定する第1決定手段、および
前記第1切出し範囲の画像を前記撮影画像から切り出した切出し画像を生成する切出し手段を備える、情報処理装置。 - 前記第1決定手段は、前記設置角度と、前記撮像手段の垂直方向の画角とに基づいて前記第1切出し範囲を決定する、請求項1記載の情報処理装置。
- 前記第1決定手段は、前記設置角度と、前記表示手段の解像度とサイズとを含む表示仕様情報に基づいて設定される視認距離とに基づいて前記第1切出し範囲を決定する、請求項1記載の情報処理装置。
- 前記第1決定手段は、前記設置角度と、前記撮像手段の垂直方向の画角と、前記表示手段の解像度とサイズとを含む表示仕様情報に基づいて設定される視認距離とに基づいて前記第1切出し範囲を決定する、請求項2記載の情報処理装置。
- 前記第1切出し範囲の画像から顔画像を検出する顔検出手段、および
前記顔検出手段により検出された顔画像の範囲に基づいて、前記第1切出し範囲の画像の一部をさらに切り出す第2切出し範囲を決定する第2決定手段を備え、
前記切出し手段は、前記顔検出手段により顔画像が検出された場合、前記第2切出し範囲の画像を前記撮影画像から切り出して前記切出し画像を生成する、請求項1ないし4のいずれかに記載の情報処理装置。 - 所定の設置角度で設置される筐体に設けられ、利用者に対して画像データを含む表示情報を表示面に表示する表示手段、前記表示面の前方を撮像する撮像手段、および前記筐体の設置角度を検出する検出手段を備えた情報処理装置の情報処理プログラムであって、
前記情報処理装置のコンピュータを、
少なくとも前記検出手段により検出された前記設置角度に基づいて、前記撮像手段により撮像された撮影画像の一部を切り出す切出し範囲を決定する決定手段、および
前記切出し範囲の画像を前記撮影画像から切り出した切出し画像を生成する切出し手段として機能させる、情報処理プログラム。 - 所定の設置角度で設置される筐体、撮像手段、および前記筐体の設置角度を検出する検出手段を備えた情報処理装置の情報処理方法であって、
前記情報処理装置のコンピュータは、
(a)前記撮像手段により撮像された撮影画像を取得し、
(b)前記検出手段により検出された前記筐体の設置角度を取得し、
(c)少なくとも前記設置角度に基づいて、前記撮像手段により撮像された撮影画像の一部を切り出す切出し範囲を決定し、そして
(d)前記切出し範囲の画像を前記撮影画像から切り出した切出し画像を生成する、情報処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014247255A JP2016111521A (ja) | 2014-12-05 | 2014-12-05 | 情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法 |
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JP2014247255A JP2016111521A (ja) | 2014-12-05 | 2014-12-05 | 情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法 |
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JP2014247255A Pending JP2016111521A (ja) | 2014-12-05 | 2014-12-05 | 情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020065122A (ja) * | 2018-10-15 | 2020-04-23 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 画像処理システム、インターホンシステム、画像処理方法及びプログラム |
US11140314B2 (en) | 2019-11-29 | 2021-10-05 | Seiko Epson Corporation | Imaging display device, imaging display system, and control method of imaging display device |
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- 2014-12-05 JP JP2014247255A patent/JP2016111521A/ja active Pending
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