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JP2016109875A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2016109875A JP2014247334A JP2014247334A JP2016109875A JP 2016109875 A JP2016109875 A JP 2016109875A JP 2014247334 A JP2014247334 A JP 2014247334A JP 2014247334 A JP2014247334 A JP 2014247334A JP 2016109875 A JP2016109875 A JP 2016109875A
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徹 仲江川
Toru Nakaegawa
徹 仲江川
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Abstract

【課題】 一転レスシステムにおいて、システムの高速化とコストダウンを両立させる。【解決手段】 第1の電源と第2の電源から中間転写ベルトの周方向へ電流を流し、ツェナーダイオードを介してアースに流れ込む電流を、ツェナーダイオードが予め定められた電圧を発生するように電源の出力を調整する。【選択図】 図2

Description

本発明は、複写機やレーザプリンタ等の電子写真の技術を用いた画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、感光体からトナー像を中間転写体に転写(一次転写)して、中間転写体から記録材に転写(二次転写)することで画像を形成する中間転写方式が知られている。
しかし、二次転写ローラや二次転写用の電源とは別に、一次転写専用の電源、および一次転写ローラを用いれば、コストアップ、及び中間転写ユニットの大型化につながるおそれがある。そこで中間転写ユニットの小型化を図るために中間転写ベルトの内面を低抵抗化し、一次転写ローラ及び一次転写用の電源を省き、定電圧素子を介して中間転写ベルトを接地する構成(以下、一転レスシステム)が提案されている(特許文献1参照)。
特開2012−137733
しかし、上記の一転レスシステムでは、使用によって感光体が摩耗して膜厚が薄くなると、電源から供給される電流のうち一次転写部に流れ込んでしまう電流量が増え、定電圧素子に流れる電流量が低くなることがある。その結果、定電圧素子が予め定められた電圧を発生することができず、一次転写電界不足による一次転写不良が発生するという課題がある。
そこで本発明の画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体から一次転写部で転写されたトナー像を担持する中間転写体と、前記中間転写体の外周面に当接して配置され、前記中間転写体からトナー像を二次転写部で記録材に転写する転写部材と、前記中間転写体の内周面と接地電位との間に電気的に接続され、予め定められた電圧を発生させる定電圧素子と、前記定電圧素子に流れる電流を検知する検知手段と、前記転写部材に電圧を印加して前記定電圧素子に電流を流し前記二次転写部に二次転写電界を形成する第1の電源と、前記中間転写体の内周面と電気的に接続され、前記一次転写部に一次転写電界を形成する第2の電源と、前記検知手段の検知結果に基づき前記第2の電源を制御する制御部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、定電圧素子に予め定められた電圧を確実に発生させることができ、一次転写不良を抑制できる。
従来の一転レスシステムを説明する図 本実施形態における基本構成を説明する図 本実施形態における等価回路を説明する図 本実施形態における転写電位と静電像電位の関係を示す図 ツェナーダイオードのIV特性 本実施形態におけるブロック図
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図面において同一の符号を付したものは、同一の構成又は作用をなすものであり、これらについての重複説明は適宜省略した。
[画像形成装置]
図2に本実施例1におけるタンデム方式の中間転写体を用いた画像形成装置を示す。
画像形成ユニット101a、101b、101c、101dは、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)色のトナー像を形成する画像形成手段である。これらの画像形成ユニットは、中間転写ベルト7の移動方向において上流側から、画像形成ユニット101a、101b、101c、101dの順、すなわちイエロー、マゼンタ、シアン、黒の順に配置されている。
各画像形成ユニット101a、101b、101c、101dはそれぞれ、トナー像が形成される担持する像担持体としての感光体1a、1b、1c、1dを備える。帯電ローラ2a、2b、2c、2dは、各感光体1a、1b、1c、1dの表面を帯電する帯電手段である。露光装置3a、3b、3c、3dはレーザスキャナーを備えて、帯電ローラ2a、2b、2c、2dによって帯電された感光体1a、1b、1c、1dを露光する。レーザスキャナーの出力が画像情報に基づいてオンオフされることによって、画像に対応した静電像が各感光体1a、1b、1c、1d上に形成される。すなわち、帯電ローラ2a、2b、2c、2dと露光装置3a、3b、3c、3dとが、静電像を感光体1a、1b、1c、1dに形成する静電像形成手段として機能する。現像装置4a、4b、4c、4dは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、黒の各色のトナーを収容する収容器を備えて、感光体1a、1b、1c、1d上の静電像をトナーを用いて現像する現像手段である。
感光体1a、1b、1c、1dに形成されたトナー像は、中間転写ベルト7へ一次転写部N1a、N1b,N1c,N1dで一次転写される。こうして中間転写ベルト7上に4色のトナー像が重ねて転写される。
中間転写ベルト7は、感光体1a、1b、1c、1dからトナー像が転写される移動可能な中間転写体である。中間転写ベルト7は、基層(内周面側)と表層(外周面側)との二層構成である。なお、中間転写ベルト7は基層と表層の間に他の層を有する二層以上の構成であっても構わない。
基層はポリイミドあるいはポリアミド、PEN、PEEK等の樹脂または各種ゴム等にカーボンブラック等の帯電防止剤を適当量含有させたものが用いられる。
中間転写ベルト7の基層は、基層の表面抵抗率が10〜10Ω/□(導電性)となるように形成される。本実施例1における基層としては、ポリイミドで、中心厚みが45〜150um程度のフィルム状の無端ベルトが用いられる。
さらに表層は、基層込みでの膜厚方向の体積抵抗率が10〜1013Ω・cmに抵抗調整されたアクリルコートが施される。すなわち表層の抵抗よりも、基層の抵抗の方が低い。
表層の厚みは1〜10umである。もちろんこれらの数値に限定する意図ではない。
中間転写ベルト7は、張架部材としての各種ローラ10、11、12、13によって中間転写ベルト7の内周面に当接して張架されている。アイドラローラ12は、各感光体1a、1b、1c、1dの配列方向に沿って延びる中間転写ベルト7を張架する。
テンションローラ11は、中間転写ベルト7に対して一定の張力を与えるテンションローラである。さらにテンションローラ11は、中間転写ベルト7の蛇行を防止する補正ローラとしても機能する。なお、テンションローラ11に対するベルトテンションは5〜12kgf程度になるように構成される。このベルトテンションがかけられることで、一次転写部N1a、N1b,N1c,N1dとして、中間転写ベルト7と感光体1a、1b、1c、1dとの間にニップが形成される。
二次転写内ローラ10は、定速性に優れたモーターにより駆動されて中間転写ベルト7を循環駆動させる駆動ローラとして機能する。
第2の電源21はテンションローラ11に接続されており、中間転写ベルト7の周方向に電流を流すための電源である。なお、第2の電源21は必ずしもテンションローラ11へ接続する必要はなく、張架ローラ10、11、12、13のいずれか1つに接続される構成でも構わない。
記録材Pは用紙トレイに収容されている。記録材Pは、この用紙トレイから所定のタイミングでピックアップローラによって取り出されて、レジストレーションローラ(不図示)へ導かれる。記録材Pは、中間転写ベルト7上のトナー像が搬送されるのと同期して、中間転写ベルト7からトナー像を記録材Pに転写する二次転写部N2へレジストレーションローラによって送り出される。
二次転写外ローラ14は、中間転写ベルト7に当接し、中間転写ベルト7を介して二次転写内ローラ10を押圧して、二次転写内ローラ10と共に二次転写部N2を形成する二次転写部材である。
第1の電源22は、二次転写外ローラ14に電気的に接続されており、二次転写外ローラ14に電圧を印加する電圧印加手段としての電源である。
記録材Pが二次転写部N2へ搬送されると、二次転写外ローラ14にトナーと逆極性の二次転写電圧が印加されることによって、中間転写ベルト7からトナー像が記録材に転写する。
なお二次転写内ローラ10はEPDMゴムからなる。二次転写内ローラ10の直径は20mm、ゴム厚は0.5mm、硬度は70°(Asker−C)に設定される。
二次転写外ローラ14はNBRゴムやEPDMゴム等からなる弾性層と芯金からなる。二次転写外ローラの直径は、24mmになるように形成される。
中間転写ベルト7が移動する方向において二次転写部N2よりも下流側には、記録材に二次転写部N2で転写せず中間転写ベルト7に残留した残留トナーや紙粉を除去するための中間転写ベルトクリーニング装置15が設けられている。
[一次転写電界形成]
実施例1における一次転写電界の形成について図3の等価回路を参照して説明する。ここで、ITB_bは中間転写ベルト7の基層を、ITB_sは中間転写ベルト7の表層を表す。
中間転写ベルト7からトナー像を記録材へ二次転写するための第1の電源22からの電流を利用して一次転写電界を発生させるように、張架ローラ10、11、12、13とアースとの間に定電圧素子を配置している。
その結果、図3に示すように、中間転写ベルト7の電位が高くなり、感光体1a、1b、1c、1dと中間転写ベルト7との間に一次転写電界が働くようになる。
次に図4を用いて、感光体の電位と中間転写ベルトの電位の差である一次転写コントラストについて説明する。
図4は、感光体表面が帯電ローラによって帯電されて、感光体表面の電位Vd(ここでは−678Vとする)となり、帯電された感光体の表面が露光手段によって露光されて、感光体の表面がVl(ここでは−240Vとする)となる場合である。
電位Vdはトナーが付着されない非画像部の電位であり、電位Vlは感光体上のトナーが付着される画像部の電位である。Vitbは中間転写ベルトの電位である。
感光体の表面電位は帯電、露光手段の下流側、且つ現像手段の上流で感光体に近接配置された電位センサーの検知結果に基づいて制御される。
電位センサーは感光体表面の非画像部電位と画像部電位を検知し、非画像部電位に基づいて帯電手段の帯電電位を制御して、画像部電位に基づいて露光手段の露光光量を制御する。
この制御により感光体の表面電位は画像部電位、非画像部電位の両電位とも適正な値にすることができる。
画像部電位Vlと非画像部電位Vdとの電位差である静電像コントラストVcbは、
−240(V)−(−678(V))=438(V)
となる。
感光体の画像部電位Vlと中間転写ベルトの電位Vitb(ここでは300Vとする)との電位差である一次転写コントラストVtrは、
300(V)−(−240(V))=540(V)
となる。
[ツェナーダイオードの電圧電流特性]
一次転写は中間転写ベルトの電位と感光体の電位との電位差である一次転写コントラストによって決まる。そのため一次転写コントラストを安定的に形成するためには中間転写ベルトの電位を一定に維持するのが望ましい。
そこで実施例1では、張架ローラと接地電位(アース)との間に配置される定電圧素子として、ツェナーダイオードが用いられる。なお、ツェナーダイオードに代えてバリスタを用いても構わない。
図5は、ツェナーダイオードの電流電圧特性を示す。ツェナーダイオードは、ツェナー降伏電圧Vbr以上の電圧が発生するまでほとんど電流が流れないが、ツェナー降伏電圧が発生すると急激に電流が流れる特性を持つ。すなわち、ツェナーダイオード16にかかる電圧がツェナー降伏電圧以上では、ツェナーダイオード16の電圧降下はツェナー電圧(予め定められた電圧)で一定に維持される。
このようなツェナーダイオードの電流電圧特性を利用して、中間転写ベルト7の電位を予め定められた電圧で略一定に維持する。
すなわち実施例1では、すべての張架ローラ10、11、12、13と、接地電位(アース)との間にツェナーダイオード16が電気的に接続される。
ここで、使用によって感光体が摩耗して感光層の膜厚が薄くなると定電圧素子に流れる電流が少なくなる理由を説明する。一次転写コントラストが同じと仮定した場合、感光体の膜厚が薄い場合には厚い場合に比べ一次転写部に流れる転写電流が多くなる。これは、転写電流は感光体と中間転写ベルトとの電位差が所定値になるまで流れるところ、感光体の膜厚が薄い程感光体の静電容量が上がるため、単位時間で比較すると感光体を同一電位まで変化させる転写電荷は感光体の膜厚が薄い程多く必要になるからである。
なお、プロセス速度が速い場合は遅い場合に比べ、感光体の設定電位が高い場合は低い場合に比べ、ツェナーダイオード16に流れる電流が減る場合がある。
このように使用によって感光体が摩耗して膜厚が薄くなると、第1の電源から供給される電流の中で一次転写部に流れ込む電流の量が増えツェナーダイオード16に流れる電流が減る。そのためツェナーダイオード16に発生する電圧が予め定められた電圧に満たないことがある。
そこで本発明ではツェナーダイオード16に発生する電圧が予め定められた電圧を維持できるように、第2の電源21を設けることで中間転写ベルト7のベルト電位を一定に維持させる。
実施例1では、張架ローラと接地電位(アース)との間に、ツェナー降伏電圧Vbrが25Vとなるツェナーダイオード16が12個直列に接続された状態で配置されるものとする。中間転写ベルトの電位は、各ツェナーダイオードのツェナー降伏電圧の合計、すなわち25×12=300Vで一定に維持されることになる。
もちろんツェナーダイオードを複数用いる構成に限定する意図ではない。ツェナーダイオードを1つだけ用いる構成にすることもできる。
もちろん中間転写ベルトの表面電位は300Vになる構成に限定する意図ではない。使用するトナーの種類や感光体の特性に応じて適宜設定するのが望ましい。
[ツェナーダイオードに流れる電流を検知する回路]
実施例1ではツェナーダイオード16を介してアースに流れる電流を検知する第1の電流検知回路204(検知手段)が設けられている。
第1の電流検知回路204で検知した電流が5μA未満である場合、ツェナーダイオード16に発生する電圧は予め定められた電圧未満であり、5μA以上である場合、ツェナーダイオード16に発生する電圧は予め定められた電圧である。
[コントローラ]
実施例1の画像形成装置全体の制御を行うコントローラの構成について図6を参照して説明する。コントローラは、図6に示すように、CPU回路部150(制御部)を有する。CPU回路部150は、CPU(図示せず)、ROM151およびRAM152を内蔵する。
第1の電流検知回路204はツェナーダイオード16に流入する電流を検知する回路である。第2の電流検知回路205は二次転写部を流れる電流を検知する回路である。電位センサー206は感光体表面の電位を検知するセンサーである。温湿度センサー207は温湿度を検知するセンサーである。
CPU回路部150には、第1の電流検知回路204、第2の電流検知回路205、電位センサー206、温湿度センサー207からの情報が入力される。そしてCPU回路部150は、ROM151に格納されている制御プログラムに応じて、第2の電源21、第1の電源22、現像高圧電源201、露光電源202,帯電高圧電源203を統括的に制御する。後述する環境テーブルや紙厚さ対応テーブルはROM151に格納されておりCPUが呼び出して反映される。RAM152は制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。
[第1の電源の制御]
二次転写電界を適正化するために、第1の電源22がCPU回路部150によって制御される。
適正な二次転写電界は、雰囲気環境や記録材の種類によって変化する。そこで本実施例1では、トナー像を記録材に転写する二次転写工程前の非二次転写時に、CPU回路部150によって調整工程が実行される。
CPU回路部150は、第1の電源22で複数の調整電圧を印加したときに二次転写部を流れる電流を第2の電流検知手段205で測定し、電圧と電流の相関関係を算出する。
CPU回路部150は、算出された電流と電圧との相関関係に基づいて、二次転写に必要となる二次転写目標電流Itを流すための電圧V1を算出する。
CPU回路部150は、二次転写目標電流Itを流すためのV1に記録材分担電圧V2が加算された電圧(V1+V2)を二次転写電圧の目標電圧Vtとして設定する。
[一次転写と二次転写の実行時の各電源のON,OFFと制御]
画像形成中の一次転写部と二次転写部のそれぞれの場所において、転写が行われているか否かの観点で以下の(ア)〜(ウ)の3つのタイミングに分ける。それぞれのタイミングで第1の電源と第2の電源のON、OFFと制御について整理すると以下のようになる。
(ア)一次転写が行われているとともに二次転写も行われているとき
第1の電源をONかつ第2の電源をON
(イ)一次転写が行われていて、二次転写が行われてないとき
第1の電源をOFFかつ第2の電源をON
(ウ)一次転写が行われてなく、二次転写が行われているとき
第1の電源をONかつ第2の電源をON
(ア)の場合、第1の電源はATVCで決められた定電圧、第2の電源21は第1の電流検知回路204の検知電流が5μAになるように制御される。
(イ)の場合、第2の電源21は第1の電流検知回路204の検知電流が5μAになるように制御される。
(ウ)の場合、第1の電源はATVCで決められた定電圧、第2の電源は第1の電流検知回路204の検知電流が5μAになるように制御される。
ここで(イ)のタイミングで、第1の電源をON、第2の電源をOFFにすることも可能であるが、第1の電源をOFFかつ第2の電源をONにする理由は以下の通りである。2次転写ローラは、通電時間と電流値の積に依存して抵抗上昇して寿命に到達するところ、第1の電源をOFFにして2次転写ローラへの通電時間を短くして寿命を向上させるためである。
また、(ウ)のタイミングで、第1の電源22をON、第2の電源21をOFFにすることも可能であるが、第1の電源22をON、かつ第2の電源21をONにする理由は以下の通りである。(ウ)のタイミングは一次転写がされていない期間なので定電圧素子が予め定められた電圧未満でも一次転写の観点では問題はない。しかし、定電圧素子に発生する電位は二次転写内ローラ10の電位でもあるため二次転写電界に影響して二次転写電界の適正値からのずれによる二次転写不良が発生する。この二次転写不良の対策として(ウ)のタイミングに合わせて感光体の設定電位を下げ、相対的に定電圧素子に流れる電流を増やせば定電圧素子に予め定められた電圧を発生させ得る。しかし感光体の設定電位を下げた場合、中間転写ベルト7と感光体の電位差が大きくなり、感光体にメモリが発生するおそれがある。そこで実施例1では(ウ)のタイミングで第1の電源22をON、かつ第2の電源21をONにしている。
第1の実施例により、定電圧素子を確実に予め定められた電圧にすることができ、一次転写不良を抑制できるとともに、2次転写ローラの寿命が向上し、感光体のメモリも回避できる。
実施例2の装置の基本構成は実施例1と共通である。
第1の実施例では(イ)のタイミングで第1の電源22をOFFかつ第2の電源21をONにしていたが、二次転写ローラの材料や設定寿命により通電による抵抗上昇が問題にならない場合には以下の構成にできる。
(ア)一次転写が行われているとともに二次転写も行われているとき
第1の電源をON、かつ第2の電源をON
(イ)一次転写が行われていて、二次転写が行われてないとき
第1の電源をON、かつ第2の電源をOFF
(ウ)一次転写が行われてなく、二次転写が行われているとき
第1の電源をON、かつ第2の電源をON
(ア)の場合、第1の電源22はATVCで決められた定電圧、第2の電源21は第1の電流検知回路204の検知電流が5μAになるように制御される。
(イ)の場合、第1の電源22は第1の電流検知回路204の検知電流が5μAになるように制御される。
(ウ)の場合、第1の電源22はATVCで決められた定電圧、第2の電源21は第1の電流検知回路204の検知電流が5μAになるように制御される。
実施例2により、定電圧素子を確実に予め定められた電圧にすることができ、一次転写不良を抑制できるとともに、感光体のメモリも回避できる。
実施例3の装置の基本構成は実施例1と共通である。
第1、第2の実施例では、(ウ)のタイミングでは第1の電源22をON、かつ第2の電源21をOFFにしていたが、感光体の材料等で感光体のメモリが問題にならない場合には次の構成にできる。
(ア)一次転写が行われているとともに二次転写も行われているとき
第1の電源をON、かつ第2の電源をON
(イ)一次転写が行われていて、二次転写が行われてないとき
第1の電源をON、かつ第2の電源をOFF
(ウ)一次転写が行われてなく、二次転写が行われているとき
第1の電源をON、かつ第2の電源をOFF
(ア)の場合、第1の電源22はATVCで決められた定電圧、第2の電源21は第2の電流検知回路204の検知電流が5μAになるように制御される。
(イ)の場合、第1の電源22は第1の電流検知回路204の検知電流が5μAになるように制御される。
(ウ)の場合、第1の電源22はATVCで決められた定電圧で制御される。
ここで、実施例3では(ウ)のタイミングに合わせて、一次転写部における感光体の電位が0Vになるように帯電又は露光を制御する。これによりツェナーダイオードに流れる電流が増え、二次転写内ローラ10の電位が下がることが抑制され、2次転写電界を適正に維持することができる。
実施例3により、定電圧素子を確実に予め定められた電圧にすることができ、一次転写不良を抑制できる。
1 感光体
7 中間転写ベルト
21 第2の電源
22 第1の電源
14 二次転写外ローラ
150 CPU回路部

Claims (7)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体から一次転写部で転写されたトナー像を担持する中間転写体と、
    前記中間転写体の外周面に当接して配置され、前記中間転写体からトナー像を二次転写部で記録材に転写する転写部材と、
    前記中間転写体の内周面と接地電位との間に電気的に接続され、予め定められた電圧を発生させる定電圧素子と、
    前記定電圧素子に流れる電流を検知する検知手段と、
    前記転写部材に電圧を印加して前記定電圧素子に電流を流し前記二次転写部に二次転写電界を形成する第1の電源と、
    前記中間転写体の内周面と電気的に接続され、前記一次転写部に一次転写電界を形成する第2の電源と、
    前記検知手段の検知結果に基づき前記第2の電源を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記検知手段による検知結果が、前記定電圧素子が予め定められた電圧を発生する電流値になるように前記第2の電源を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、一次転写が行われている時に、前記検知手段の検知結果に基づき前記第2の電源を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、一次転写が行われている時でかつ二次転写が行われていない時に、前記第2の電源のみから電流を供給し、前記検知手段の検知結果に基づき前記第2の電源を制御することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記中間転写体は二層以上の構成であり、前記外周面側の層の体積抵抗率が前記内周面側の層の体積抵抗率よりも高いことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記中間転写体は中間転写ベルトであり、
    前記中間転写ベルトの内周面に当接して前記中間転写ベルトを張架する複数の張架部材を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記張架部材は導電性を有する張架ローラであり、
    前記張架ローラが前記定電圧素子に電気的に接続されることで前記中間転写体と前記定電圧素子とを電気的に接続することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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