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JP2016108178A - ガラスブロック - Google Patents

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Abstract

【課題】被研削性に優れるガラスブロックを提供することである。【解決手段】ガラスブロックが、半結晶化状態のガラスセラミックスからなり、かつ内部に直径0.1〜0.5μmの気孔を30,000個/mm2以上含むように構成した。このような構成によれば、研削加工時に気孔を起点としてガラスの剥離が起こることから、被研削性に優れ、結果として研削装置に掛かる負荷を小さくすることができる。それゆえ、研削加工を短時間で効率的に行うことができるとともに、研削工具の磨耗を少なくすることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、ガラスブロックに関する。
ガラスブロックは、ガラスセラミックスをブロック状に加工したものであり、歯科補綴物等の形状に研削加工されるものである(例えば、特許文献1参照)。ガラスブロックとしては、研削加工を短時間で効率的に行ううえで、被研削性に優れるものが望ましい。
特許第4777625号公報
本発明の課題は、被研削性に優れるガラスブロックを提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するべく鋭意検討を行った結果、以下の構成からなる解決手段を見出し、本発明を完成するに至った。
(1)半結晶化状態のガラスセラミックスからなり、かつ内部に直径0.1〜0.5μmの気孔を30,000個/mm以上含むことを特徴とするガラスブロック。
(2)前記気孔を35,000〜700,000個/mm含むことを特徴とする前記(1)に記載のガラスブロック。
(3)前記気孔を600,000〜700,000個/mm含むことを特徴とする前記(1)または(2)に記載のガラスブロック。
(4)Si、AlおよびLiを含有し、かつ前記Siの含有量が酸化物換算で63質量%以上であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載のガラスブロック。
(5)酸化物換算でSiを67〜75質量%、Alを3〜8質量%およびLiを11〜15質量%の割合で含有することを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載のガラスブロック。
(6)下記(I)および(II)を備える溶融条件でガラスセラミック原料を溶融し、前記半結晶化状態のガラスセラミックスにしたことを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれかに記載のガラスブロック。
(I)溶融温度:1300〜1600℃
(II)溶融時間:2時間未満
(7)前記溶融条件が下記(III)をさらに備えることを特徴とする前記(6)に記載のガラスブロック。
(III)昇温速度:100℃/時間以下
(8)歯科補綴物用であることを特徴とする前記(1)〜(7)のいずれかに記載のガラスブロック。
(9)前記(8)に記載のガラスブロックを歯科補綴物の形状に研削加工した後に前記半結晶化状態のガラスセラミックスを結晶化状態にしたことを特徴とする歯科補綴物。
本発明によれば、被研削性に優れるという効果がある。
本発明の一実施形態に係る歯科補綴物の製造方法を示すフローチャートである。 (a)は、実施例の試料No.1の気孔を拡大した電子顕微鏡写真であり、(b)は、実施例の試料No.2の気孔を拡大した電子顕微鏡写真である。
<ガラスブロックおよび歯科補綴物>
以下、本発明の一実施形態に係るガラスブロックおよび歯科補綴物について説明する。
本実施形態のガラスブロックは、歯科補綴物用である。歯科補綴物としては、例えばインレー、歯冠(クラウン)、ブリッジ、義歯、歯科インプラントの上部構造物等が挙げられ、上部構造物としては、例えば歯科インプラントに接合する歯冠、ブリッジ、義歯等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
ガラスブロックの形状としては、例えば、縦10〜15mm、横10〜15mm、高さ15〜20mmの直方体等が挙げられるが、これに限定されるものではない。ガラスブロックとは、所望の歯科補綴物の形状に研削加工できる限り、直方体以外の他の形状をも含む概念である。なお、ガラスブロックを直方体にするとき、角部をR付けしてもよい。
本実施形態のガラスブロックは、半結晶化状態のガラスセラミックスからなる。半結晶化状態とは、熱処理を施すことによりさらに結晶化が進み得る状態であって、結晶化度が20〜60%であることを意味するものとする。結晶化度は、ガラスセラミックスの試料に既知量の内標準物質を加えた混合試料を作製し、その粉末X線回折結果をリートベルト解析して得られる混合試料中の結晶成分の割合から算出される値である。内標準物質としては、例えばCr等が挙げられる。
ここで、本実施形態のガラスブロックは、その内部に直径0.1〜0.5μmの気孔を30,000個/mm以上、好ましくは35,000〜700,000個/mm、より好ましくは600,000〜700,000個/mm含む。このような構成によれば、研削加工時に気孔を起点としてガラスの剥離が起こることから、被研削性に優れ、結果として研削装置に掛かる負荷を小さくすることができる。それゆえ、研削加工を短時間で効率的に行うことができるとともに、研削工具の磨耗を少なくすることができる。
気孔は、ガラスブロックの内部に均一に存在しているのが好ましい。このような構成によれば、上述した効果を効率よく得ることができる。また、直径が0.5μmよりも大きい気孔は、ガラスブロックの内部に存在しないのが好ましい。このような構成によれば、研削加工時に欠けまたは割れが発生するのを抑制することができる。
気孔は、次のようにして分析することができる。まず、ガラスブロックを乳鉢等で砕き割り、その破断面を電子顕微鏡で約1万〜10万倍の倍率で観察する。次に、破断面に露出している複数の気孔のそれぞれの最大直径を測り、複数の気孔のうち最大直径が0.1〜0.5μmの気孔の数を数える。このとき、気孔の数は、20μm×20μmの範囲で数える。そして、数えた気孔の数から単位平方mmあたりの気孔の数を算出すればよい。
一方、ガラスブロックは、Si、AlおよびLiを含有し、かつガラスブロック全量に対してSiの含有量が酸化物換算で63質量%以上であるのが好ましい。また、ガラスブロックは、ガラスブロック全量に対して酸化物換算でSiを63〜75質量%、Alを3〜22質量%およびLiを3〜15質量%の割合で含有するのが好ましく、酸化物換算でSiを67〜75質量%、Alを3〜8質量%およびLiを11〜15質量%の割合で含有するのがより好ましい。ガラスブロックは、Si、Al、Liの他、例えばP、Zr、Mg、Zn、V、Fe、Mn、Ce、Ti、K等の元素を含んでいてもよい。
Si、AlおよびLiは、通常、ガラスブロック中に酸化物の状態、すなわちSiO、AlおよびLiOの状態で存在する。Si、AlおよびLiの含有量は、ICP(Inductively Coupled Plasma)発光分光分析法によって測定することができる。すなわち、ICP発光分光分析法によって、ガラスブロック中のSi、AlおよびLiの含有量(質量%)を測定し、この含有量をSiO、AlおよびLiO換算での含有量(質量%)に換算すればよい。ガラスブロック中のその他の元素についても、同様にして測定することができる。
本実施形態の歯科補綴物は、上述したガラスブロックを歯科補綴物の形状に研削加工した後に半結晶化状態のガラスセラミックスから結晶化状態にしたものである。ガラスブロックは、上述のとおり被研削性に優れることから、加工精度よく歯科補綴物の形状に研削加工することができる。また、ガラスセラミックスを半結晶化状態から結晶化状態にすることによって強度が向上することから、本実施形態の歯科補綴物は優れた強度を発揮することができる。結晶化状態とは、結晶化度が70〜90%であることを意味するものとする。結晶化度は、半結晶化状態で説明したのと同じ測定方法で測定される値である。
<ガラスブロックおよび歯科補綴物の製造方法>
次に、本発明の一実施形態に係るガラスブロックおよび歯科補綴物の製造方法について、図1を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、まず、ステップS1において、ガラスセラミック原料を溶融する。ガラスセラミック原料としては、例えばSiO、Al、P、ZrO、MgO、ZnO、V、Fe、MnO、CeO、TiO、LiO、KO等の酸化物およびこれらの酸化物を生成する金属炭酸塩等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。例示したガラスセラミック原料のうち、P、VおよびTiOは核剤として機能し、CeOは清澄剤として機能するが、核剤および清澄剤は、これらに限定されるものではない。ガラスセラミック原料は、粉末状であるのが好ましい。
ここで、上述した気孔の数は、主としてガラスセラミック原料を溶融するときの溶融条件によって調整することができる。具体的に説明すると、ガラスセラミック原料を溶融するときの溶融温度を高くすると、気孔の数は少なくなる傾向にある。逆に、溶融温度を低くすると、気孔の数は多くなる傾向にある。溶融温度としては、1300〜1600℃であるのが好ましく、1400〜1600℃であるのがより好ましい。特に、溶融温度を1440〜1460℃にすると、気孔の数は多くなる傾向にある。
溶融温度に温度を上げる昇温速度としては、100℃/時間以下が好ましく、50℃/時間以下がより好ましい。昇温速度を速くすると、気孔の数が少なくなる傾向にある。昇温速度の下限値としては、10℃/時間以上が好ましい。
溶融時間としては、2時間未満であるのが好ましく、1時間以上2時間未満であるのがより好ましい。溶融時間が長くなると、互いに隣接している気孔同士が凝集し易く、気孔の数が少なくなる傾向にある。
次に、ステップS2において、ガラスセラミック原料を溶融した融液を型に流し込み、これを冷却してブロック状に加工して、ガラス状態のガラスブロックを得る。ガラスセラミック原料の融液を型に流し込むとき、加圧せずに流し込むのが好ましい。これにより、冷却後にガラスブロックと型が互いに固着するのを抑制できるとともに、短時間でガラスブロックを作製することができる。
ガラスセラミック原料の融液を流し込む型の構成材料としては、例えばステンレス鋼(SUS)、カーボン等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。冷却は、下記で説明するアニール処理の加熱温度にまで冷却すればよい。
次に、ステップS3において、得られたガラスブロックにアニール処理(熱処理)を施してひずみを取る。アニール処理の条件としては、加熱温度をガラス転移温度(Tg)よりも5〜15℃低い温度、加熱時間を30分〜2時間にするのが好ましいが、これらに限定されるものではない。アニール処理後のガラスブロックは、室温(23℃)まで冷却すればよい。なお、アニール処理は、省略することができる。アニール処理を省略するとき、ステップS2における冷却は、室温まで冷却すればよい。
次に、ステップS4において、ガラスブロックに第1熱処理を施して結晶核を生成させたり、結晶を成長させ、半結晶化状態のガラスセラミックスからなるガラスブロックを得る。第1熱処理の条件としては、熱処理温度を700〜1050℃にするのが好ましい。熱処理時間は10分〜4時間が好ましい。
ガラスブロックには、チャッキング用の金具を取り付けるのが好ましい。このような構成によれば、金具を研削装置にチャッキングした状態でガラスブロックを研削加工することができる。金具の取り付けは、例えば接着剤等を介して行うことができる。
次に、ステップS5において、半結晶化状態のガラスセラミックスからなるガラスブロックを歯科補綴物の形状に研削加工し、研削加工物を得る。研削加工するガラスブロックは、半結晶化状態のガラスセラミックスからなるため、研削加工しても結晶化していないガラスのようにクラックが進展し難く、それゆえ研削加工中に割れ難い。また、半結晶化状態のガラスセラミックスからなるガラスブロックは、上述のとおり被研削性に優れることから、研削装置に掛かる負荷が小さく、研削加工を短時間で効率的に行うことができる。研削装置としては、例えばボールエンドミル等のミリングマシーン等が挙げられるが、これに限定されるものではない。
次に、ステップS6において、研削加工物に第2熱処理を施し、半結晶化状態のガラスセラミックスを結晶化状態にして歯科補綴物を得る。得られた歯科補綴物は、優れた強度を備えていることから、固いものを噛んだときにも割れ難い。
第2熱処理の条件としては、熱処理温度を850〜1200℃にするのが好ましい。熱処理時間は、特に限定されない。第2熱処理は、減圧しながら行うのが好ましい。
最後に、ステップS7において、歯科補綴物に色を調整するための陶材と呼ばれる着色ガラスペーストを塗布して焼き付ける。塗布手段としては、例えば筆等が挙げられる。焼き付けは、第2熱処理の熱処理温度よりも低い温度で行うのが好ましい。焼き付けは、減圧しながら行うのが好ましい。陶材を焼き付けた歯科補綴物は、例えば歯に接着剤で接着して使用することができる。
以上、本発明の一実施形態として歯科補綴物用のガラスブロックを例として説明してきたが、本発明のガラスブロックの用途はこれに限られるものではなく、研削加工により形成される種々のガラスセラミック部材の素材として用いることができる。
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
<ガラスブロックの作製>
ガラスセラミック原料として、SiO、Al、LiCO、ZrO、P、CeO、MgO、ZnO、V、Fe、KCO、TiOを使用した。これらのガラスセラミック原料はいずれも、粉末状である。
上述したガラスセラミック原料を、表1に示すガラスセラミックスの組成となるように混合した。表1に示すガラスセラミックスの組成は、ICP発光分光分析法によって測定した値である。
次に、混合したガラスセラミック原料を白金製の坩堝中で、大気中、表1に示す溶融条件(溶融温度、溶融時間および昇温速度)で溶融した。そして、ガラスセラミック原料を溶融した融液をSUS製の型に加圧せずに流し込み、これを冷却してブロック状に加工して、ガラス状態のガラスブロックを得た。
次に、得られたガラスブロックにアニール処理を施した。アニール処理の条件は、加熱温度をガラス転移温度(Tg)よりも10℃低い温度、加熱時間を1時間にした。アニール処理後のガラスブロックは、室温(23℃)まで冷却した。
最後に、ガラスブロックに第1熱処理を施して、表1に示す試料No.1〜11のガラスブロックを得た。第1熱処理の条件は、熱処理温度を700℃、熱処理時間を30分間にした。
試料No.1〜11のガラスブロックはいずれも、縦12mm、横14mm、高さ18mmの直方体であった。また、試料No.1〜11のガラスブロックの結晶化度を、PANalytical社製のX線回折装置「X’PertPRO」で測定したX線回折データを使ってリートベルト解析プログラム「RIETAN」によって計算した。内標準物質には、Crを使用した。その結果、試料No.1〜11のガラスブロックはいずれも、結晶化度が30〜60%であった。したがって、試料No.1〜11のガラスブロックはいずれも、半結晶化状態のガラスセラミックスで構成されていた。
<評価>
試料No.1〜11のガラスブロックについて、直径0.1〜0.5μmの気孔の数、研削時間および被研削性を評価した。各評価方法を以下に示すとともに、その結果を表1に示す。
(直径0.1〜0.5μmの気孔の数)
まず、ガラスブロックを乳鉢で砕き割り、その破断面を電子顕微鏡で1万倍の倍率で観察した。次に、破断面に露出している複数の気孔のそれぞれの最大直径を測り、複数の気孔のうち最大直径が0.1〜0.5μmの気孔の数を数えた。このとき、気孔の数は、20μm×20μmの範囲で数えた。そして、数えた気孔の数から単位平方mmあたりの気孔の数を算出した。その結果を、表1中の「気孔の数(個/mm)」の欄に示す。
なお、試料No.1の気孔を拡大した電子顕微鏡写真を図2(a)に、試料No.2の気孔を拡大した電子顕微鏡写真を図2(b)にそれぞれ示す。図2から明らかなように、試料No.1〜2のガラスブロックはいずれも、最大直径が0.5μmよりも大きい気孔は観察されなかった。同様に、試料No.3〜11のガラスブロックにも、最大直径が0.5μmよりも大きい気孔は観察されなかった。
(研削時間)
以下の条件で研削加工を行ったときの研削時間(分)を測定した。
研削装置:Kucco-Koul Dental Co., Ltd製の水冷式研削機「Plus MG5W」
砥石の種類:電着ダイヤ軸付き砥石のΦ2(120番)およびΦ0.9(240番)
回転数:40,000rpm
送り速度:300mm/分
加工形状:歯冠
そして、研削時間が最も長時間であった試料を100とし、この試料に対する他の試料の研削時間の比率を算出した。研削時間(比率)は、その値が小さいほど被研削性に優れることを意味している。
(被研削性)
上述した研削時間(比率)の結果から被研削性を評価した。評価基準は、以下のように設定した。
◎:研削時間(比率)が65以下の値である。
○:研削時間(比率)が65よりも大きく、85よりも小さい値である。
△:研削時間(比率)が85以上であり、90よりも小さい値である。
×:研削時間(比率)が90〜100の値である。
なお、評価基準において、△は、実使用上は問題のない範囲である。
表1から明らかなように、内部に直径0.1〜0.5μmの気孔を30,000個/mm以上含む試料No.1〜3、5、7、9〜11はいずれも、被研削性に優れる結果を示した。これらの試料のうち気孔を35,000〜700,000個/mm含むNo.1〜3、7、9〜11は、被研削性により優れる結果を示した。特に、気孔を600,000〜700,000個/mm含む試料No.1は、被研削性に最も優れる結果を示した。

Claims (9)

  1. 半結晶化状態のガラスセラミックスからなり、かつ内部に直径0.1〜0.5μmの気孔を30,000個/mm以上含むことを特徴とするガラスブロック。
  2. 前記気孔を35,000〜700,000個/mm含むことを特徴とする請求項1に記載のガラスブロック。
  3. 前記気孔を600,000〜700,000個/mm含むことを特徴とする請求項1または2に記載のガラスブロック。
  4. Si、AlおよびLiを含有し、かつ前記Siの含有量が酸化物換算で63質量%以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のガラスブロック。
  5. 酸化物換算でSiを67〜75質量%、Alを3〜8質量%およびLiを11〜15質量%の割合で含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のガラスブロック。
  6. 下記(I)および(II)を備える溶融条件でガラスセラミック原料を溶融し、前記半結晶化状態のガラスセラミックスにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のガラスブロック。
    (I)溶融温度:1300〜1600℃
    (II)溶融時間:2時間未満
  7. 前記溶融条件が下記(III)をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載のガラスブロック。
    (III)昇温速度:100℃/時間以下
  8. 歯科補綴物用であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のガラスブロック。
  9. 請求項8に記載のガラスブロックを歯科補綴物の形状に研削加工した後に前記半結晶化状態のガラスセラミックスを結晶化状態にしたことを特徴とする歯科補綴物。





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