JP2016107878A - 自動車用電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】通常走行時及び回生制御時に、2基のバッテリーのうちいずれかが失陥した場合にも、負荷に安定して電力を供給し得る自動車用電源装置を提供する。【解決手段】メインバッテリー1と、サブバッテリー7と、メインバッテリー及びサブバッテリーから電力が供給される第一の負荷群4及び第二の負荷群9と、通常走行時若しくは回生動作時に動作して第一のバッテリー及び第二のバッテリーに充電電力を供給するオルタネータ3と、メインバッテリーから電力が供給されるスタータモータ2と、メインバッテリー及びサブバッテリーと第一及び第二の負荷群とを接続するか否かを制御する電源制御部8とを備えた自動車用電源装置において、電源制御部8は、通常走行時と回生動作時に、メインバッテリー1及びサブバッテリー7と第一及び第二の負荷群4,9を接続状態とする。【選択図】図1
Description
本発明は、電源として2基のバッテリーを搭載した自動車用電源装置に関するものである。
近年、複数のバッテリーを搭載するとともに、回生動作により各バッテリーを充電可能とした自動車用電源装置が実用化されている。
特許文献1には、それぞれ負荷が接続されるメインバッテリーとサブバッテリーを備え、メインバッテリーとサブバッテリーとの間には、両バッテリーを接続状態とするか否かを選択する分離リレーと、サブバッテリーを保護する保護リレーを介在させた車載電源装置が開示されている。
特許文献1には、それぞれ負荷が接続されるメインバッテリーとサブバッテリーを備え、メインバッテリーとサブバッテリーとの間には、両バッテリーを接続状態とするか否かを選択する分離リレーと、サブバッテリーを保護する保護リレーを介在させた車載電源装置が開示されている。
この車載電源装置では、走行時あるいは回生制御時には、各バッテリーの状態に応じて分離リレー及び保護リレーが開閉制御され、各バッテリーではオルタネータから供給される電力による充電動作と、負荷に電力を供給する放電動作が繰り返される。
また、アイドルストップ動作時には、分離リレーは遮断状態となり、保護リレーは導通状態となる。従って、各負荷には、分離リレーを介さずに接続されるバッテリーからのみ電力が供給される。
エンジンの始動時あるいはアイドルストップ状態からの再始動時には、分離リレーが遮断状態となり、保護リレーは導通状態に維持される。すると、サブバッテリー側の負荷には、エンジン始動時のメインバッテリーの電圧変動の影響が及ばないようにすることが可能となる。
特許文献1に開示された車載電源装置では、分離リレーが遮断された状態で、メインバッテリーとサブバッテリーのいずれか一方が失陥すると、失陥したバッテリーに接続される負荷には電力が供給されなくなる。従って、電力の供給が停止した負荷では、正常な動作ができなくなるという問題点がある。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は通常走行時及び回生制御時に、2基のバッテリーのうちいずれかが失陥した場合にも、負荷に安定して電力を供給し得る自動車用電源装置を提供することにある。
上記課題を解決する自動車用電源装置は、メインバッテリーと、サブバッテリーと、前記メインバッテリー及びサブバッテリーから電力が供給される第一の負荷群及び第二の負荷群と、通常走行時若しくは回生動作時に動作して前記第一のバッテリー及び第二のバッテリーに充電電力を供給するオルタネータと、前記メインバッテリーから電力が供給されるスタータモータと、前記メインバッテリー及びサブバッテリーと前記第一及び第二の負荷群とを接続するか否かを制御する電源制御部とを備えた自動車用電源装置において、前記電源制御部は、前記通常走行時と回生動作時に、前記メインバッテリー及びサブバッテリーと前記第一及び第二の負荷群を接続状態とすることを特徴とする。
この構成により、通常走行時と回生動作時にメインバッテリーとサブバッテリーのいずれかが失陥しても、失陥していないバッテリーから第一及び第二の負荷群に電力を供給することができる。
また、上記の自動車用電源装置において、前記メインバッテリーとサブバッテリーとの間に、該メインバッテリーとサブバッテリーとの接続を開閉可能とした分離リレーを設け、前記電源制御部は、前記スタータモータの作動時に前記分離リレーを遮断し、前記通常走行時と回生動作時に前記分離リレーを導通状態とすることが好ましい。
この構成により、通常走行時及び回生動作時に分離リレーが導通状態に維持されて、メインバッテリー及びサブバッテリーと前記第一及び第二の負荷群が接続状態となる。
また、上記の自動車用電源装置において、前記電源制御部は、アイドルストップ時に前記分離リレーを遮断状態とすることが好ましい。
また、上記の自動車用電源装置において、前記電源制御部は、アイドルストップ時に前記分離リレーを遮断状態とすることが好ましい。
この構成により、アイドルストップ状態からエンジンを再始動するとき、第二の負荷群がメインバッテリーから遮断される。
また、上記の自動車用電源装置において、前記電源制御部は、アイドルストップ時に前記分離リレーを導通状態とすることが好ましい。
また、上記の自動車用電源装置において、前記電源制御部は、アイドルストップ時に前記分離リレーを導通状態とすることが好ましい。
この構成により、アイドルストップ状態からエンジンを再始動するとき、エンジンの再始動の直前に第二の負荷群がメインバッテリーから遮断される。
また、上記の自動車用電源装置において、前記サブバッテリーをリチウムイオン電池で構成し、前記分離リレーと前記サブバッテリーとの間に、該サブバッテリーの失陥時に前記電源制御部により遮断される保護リレーを備えることが好ましい。
また、上記の自動車用電源装置において、前記サブバッテリーをリチウムイオン電池で構成し、前記分離リレーと前記サブバッテリーとの間に、該サブバッテリーの失陥時に前記電源制御部により遮断される保護リレーを備えることが好ましい。
この構成により、サブバッテリーの失陥時にはサブバッテリーと他の機器との接続が遮断される。
本発明の自動車用電源装置によれば、通常走行時及び回生制御時に、2基のバッテリーのうちいずれかが失陥した場合にも、負荷に安定して電力を供給することができる。
(第一の実施形態)
以下、自動車用電源装置の第一の実施形態を図面に従って説明する。図1に示す自動車用電源装置は、鉛蓄電池で構成されるメインバッテリー1の出力端子T1にスタータモータ2と、オルタネータ3と、第一の負荷群4が接続されている。メインバッテリー1の正常時には、スタータモータ2と、第一の負荷群4に、電力を常時供給可能である。
以下、自動車用電源装置の第一の実施形態を図面に従って説明する。図1に示す自動車用電源装置は、鉛蓄電池で構成されるメインバッテリー1の出力端子T1にスタータモータ2と、オルタネータ3と、第一の負荷群4が接続されている。メインバッテリー1の正常時には、スタータモータ2と、第一の負荷群4に、電力を常時供給可能である。
また、オルタネータ3の作動時にはオルタネータ3の発電電力がメインバッテリー1に供給されて、メインバッテリー1が充電される。
メインバッテリー1の出力端子T1は、電源制御ECU8により開閉制御される分離リレー5と保護リレー6を介して、例えばリチウムイオン電池で構成されるサブバッテリー7に接続されている。
メインバッテリー1の出力端子T1は、電源制御ECU8により開閉制御される分離リレー5と保護リレー6を介して、例えばリチウムイオン電池で構成されるサブバッテリー7に接続されている。
また、サブバッテリー7には前記保護リレー6を介して第二の負荷群9が接続されている。そして、保護リレー6が導通状態であれば、サブバッテリー7から第二の負荷群9に電力が供給される。
前記分離リレー5と保護リレー6がともに導通状態であれば、オルタネータ3の発電電力がサブバッテリー7に供給されて、サブバッテリー7が充電されるとともに、サブバッテリー7から前記第一の負荷群4に電力を供給可能である。
また、サブバッテリー7が失陥した場合には、危険回避のために電源制御ECU8により保護リレー6が遮断されて、サブバッテリー7と他の機器との接続が遮断される。
図2は、前記電源制御ECU8の入出力信号を示す。電源制御ECU8に入力されるアイドルストップ禁止条件信号ISSは、多種類のアイドルストップ禁止条件を検出する多数のセンサから出力される信号である。
図2は、前記電源制御ECU8の入出力信号を示す。電源制御ECU8に入力されるアイドルストップ禁止条件信号ISSは、多種類のアイドルストップ禁止条件を検出する多数のセンサから出力される信号である。
エンジン完全爆発信号S1は、スタータモータ2の作動後にエンジンが起動されたとき入力される。アクセル信号S2は、アクセルペダルの踏込の有無を検出した信号である。
ブレーキ信号S3は、ブレーキペダルの踏込の有無を検出した信号である。車速信号S4は、車速を検出した検出信号が入力される。
ブレーキ信号S3は、ブレーキペダルの踏込の有無を検出した信号である。車速信号S4は、車速を検出した検出信号が入力される。
保護リレー信号S5は、前記保護リレー6の開閉状態を検出した検出信号が入力される。分離リレー信号S6は、前記分離リレー5の開閉状態を検出した検出信号が入力される。
メインバッテリー信号S7は、前記メインバッテリー1の出力電圧、充電量及び失陥の有無等を検出した検出信号が入力される。
サブバッテリー信号S8は、前記サブバッテリー7の出力電圧、充電量及び失陥の有無等を検出した検出信号が入力される。
サブバッテリー信号S8は、前記サブバッテリー7の出力電圧、充電量及び失陥の有無等を検出した検出信号が入力される。
電源制御ECU8から出力される指示電圧信号S9は、オルタネータ3の発電電圧を設定する信号であり、エンジン制御ECUに出力される。
アイドルストップ信号S10は、アイドルストップ状態への移行と、アイドルストップ状態の解除を設定する信号であり、エンジン制御ECUに出力される。
アイドルストップ信号S10は、アイドルストップ状態への移行と、アイドルストップ状態の解除を設定する信号であり、エンジン制御ECUに出力される。
リスタート要求信号S11は、アイドルストップ状態を解除する場合にエンジン制御ECUに出力される。リスタート要求信号S11の出力に基づいて、スタータモータ2が作動してエンジンが再始動される。
保護リレー制御信号S12は、前記保護リレー6を開閉制御する場合にリレー駆動回路に出力される。分離リレー制御信号S13は、前記分離リレー5を開閉制御する場合にリレー駆動回路に出力される。
図3は、多数のアイドルストップ禁止条件の一例を示す。これらの禁止条件をすべてクリアした場合に、電源制御ECU8はアイドルストップ状態に移行するためのアイドルストップ信号S10を出力する。
図4は、電源制御ECU8による分離リレー5と保護リレー6の開閉制御動作を示す。保護リレー6は、通常走行時、回生動作時、アイドルストップ時及びアイドルストップ状態からエンジンを再始動するリスタート時のいずれの状態でも導通状態(オン状態)に制御される。
分離リレー5は、通常走行時及び回生動作時には導通状態に制御され、アイドルストップ時及びリスタート時には遮断状態(オフ状態)に制御される。
次に、通常走行から減速走行を経て停止してアイドルストップ状態に移行する場合の電源制御ECU8の作用を図5に従って説明する。
次に、通常走行から減速走行を経て停止してアイドルストップ状態に移行する場合の電源制御ECU8の作用を図5に従って説明する。
通常走行からアクセルペダルが踏込まれると、回生動作に移行する(ステップ1)。すると、電源制御ECU8は車速が0km/hすなわち自動車が停止したか否かと、ブレーキペダルが踏み込まれているか否かと、アイドルストップ禁止条件がすべてクリアされているか否かを判定する状態となる(ステップ2〜4)。
ステップ2〜4で、車速が0km/hとなり、ブレーキペダルが踏み込まれているが、アイドルストップ禁止条件がすべてクリアされていない場合には、アイドルストップ制御を行わず(ステップ5)、ステップ2に移行する。
ステップ2〜4で、車速が0km/hとなり、ブレーキペダルが踏み込まれ、アイドルストップ禁止条件がすべてクリアされていると、電源制御ECU8はアイドルストップ状態に移行するためのアイドルストップ信号S10をエンジン制御ECUに出力する(ステップ6)。すると、エンジン制御ECUによりエンジンが停止されてアイドルストップ状態となる。
次いで、分離リレー5を遮断状態とし(ステップ7)、さらに保護リレー信号S5に基づいて分離リレー5が接点等の異常により導通状態で固着していないか否かの故障診断を行う(ステップ8)。
ステップ8の故障診断で、分離リレー5が遮断不能状態であることが検知されると、ステップ9に移行して、アイドルストップへの移行を禁止するとともに、ディスプレイ装置あるいは警告音で運転者に対し故障を通知し、ステップ2に復帰する。
ステップ8の故障診断で、分離リレー5が正常であると判定されると、ステップ10に移行して、図3に示すアイドルストップ禁止条件の少なくともいずれか1つが発生したか否かを検知し続ける状態となる。そして、アイドルストップ禁止条件が発生すると、エンジン制御ECUにリスタート要求信号S11を出力する(ステップ11)。
次いで、エンジンが再始動されてエンジン完全爆発信号S1を受信すると(ステップ12)、分離リレー5を導通状態に復帰させ(ステップ13)、アイドルストップ状態を停止するためのアイドルストップ信号S10を出力し(ステップ14)、通常走行状態あるいは停車状態であることを認識して(ステップ15)、アイドルストップを終了する。
また、ステップ12でエンジン完全爆発信号S1を受信できないときには、リスタート不能によるフェイルセーフモードに移行する(ステップ16)。
上記のような自動車用電源装置では、次に示す効果を得ることができる。
(1)通常走行時及び回生動作時には分離リレー5及び保護リレー6を導通状態とすることができるので、メインバッテリー1とサブバッテリー7のいずれかが失陥した場合には、失陥していないバッテリーから第一の負荷群4及び第二の負荷群9に電力を供給することができる。従って、2基のバッテリーのうちいずれかが失陥した場合にも、第一の負荷群4及び第二の負荷群9に安定して電力を供給することができる。
(2)アイドルストップ時及びリスタート時には分離リレー5を遮断することができるので、アイドルストップ状態に続くリスタート動作時に、メインバッテリー1の電圧変動の影響が第二の負荷群9に及ぶことはない。
(3)アイドルストップ時に分離リレー5を遮断状態とするとき、分離リレー5の接点不良を検出することができる。
(第二の実施形態)
図6及び図7は、第二の実施形態を示す。この実施形態は、アイドルストップ時には分離リレー5を導通状態として、アイドルストップ時にメインバッテリー1とサブバッテリー7のいずれかが失陥した場合にも、失陥していないバッテリーから第一の負荷群4及び第二の負荷群9に電力を供給するようにしたものである。
上記のような自動車用電源装置では、次に示す効果を得ることができる。
(1)通常走行時及び回生動作時には分離リレー5及び保護リレー6を導通状態とすることができるので、メインバッテリー1とサブバッテリー7のいずれかが失陥した場合には、失陥していないバッテリーから第一の負荷群4及び第二の負荷群9に電力を供給することができる。従って、2基のバッテリーのうちいずれかが失陥した場合にも、第一の負荷群4及び第二の負荷群9に安定して電力を供給することができる。
(2)アイドルストップ時及びリスタート時には分離リレー5を遮断することができるので、アイドルストップ状態に続くリスタート動作時に、メインバッテリー1の電圧変動の影響が第二の負荷群9に及ぶことはない。
(3)アイドルストップ時に分離リレー5を遮断状態とするとき、分離リレー5の接点不良を検出することができる。
(第二の実施形態)
図6及び図7は、第二の実施形態を示す。この実施形態は、アイドルストップ時には分離リレー5を導通状態として、アイドルストップ時にメインバッテリー1とサブバッテリー7のいずれかが失陥した場合にも、失陥していないバッテリーから第一の負荷群4及び第二の負荷群9に電力を供給するようにしたものである。
電源装置の電気的構成は、第一の実施形態と同様であり、電源制御ECU8による分離リレー5と保護リレー6の開閉制御動作のみ第一の実施形態と相違する。
図6は、電源制御ECU8による分離リレー5と保護リレー6の開閉制御動作を示す。保護リレー6は、通常走行時、回生動作時、アイドルストップ時及びアイドルストップ状態からエンジンを再始動するリスタート時のいずれの状態でも導通状態(オン状態)に制御される。
図6は、電源制御ECU8による分離リレー5と保護リレー6の開閉制御動作を示す。保護リレー6は、通常走行時、回生動作時、アイドルストップ時及びアイドルストップ状態からエンジンを再始動するリスタート時のいずれの状態でも導通状態(オン状態)に制御される。
分離リレー5は、通常走行時、回生動作時及びアイドルストップ時には導通状態に制御され、リスタート時に遮断状態(オフ状態)に制御される。
次に、この実施形態で通常走行から減速走行を経て停止してアイドルストップ状態に移行する場合の電源制御ECU8の作用を図7に従って説明する。
次に、この実施形態で通常走行から減速走行を経て停止してアイドルストップ状態に移行する場合の電源制御ECU8の作用を図7に従って説明する。
図7において、ステップ21〜ステップ26の動作は、第一の実施形態のステップ1〜ステップ6の動作と同様である。
ステップ27では、図3に示すアイドルストップ禁止条件の少なくともいずれか1つが発生したか否かを検知し続ける状態となる。そして、アイドルストップ禁止条件が発生すると、分離リレー5を遮断状態とし(ステップ28)、さらに保護リレー信号S5に基づいて分離リレー5が接点等の異常により導通状態で固着していないか否かの故障診断を行う(ステップ29)。
ステップ27では、図3に示すアイドルストップ禁止条件の少なくともいずれか1つが発生したか否かを検知し続ける状態となる。そして、アイドルストップ禁止条件が発生すると、分離リレー5を遮断状態とし(ステップ28)、さらに保護リレー信号S5に基づいて分離リレー5が接点等の異常により導通状態で固着していないか否かの故障診断を行う(ステップ29)。
ステップ29の故障診断で、分離リレー5が遮断不能状態であることが検知されると、ステップ30に移行して、アイドルストップへの移行を禁止するとともに、ディスプレイ装置あるいは警告音で運転者に対し故障を通知し、ステップ22に復帰する。
ステップ29の故障診断で、分離リレー5が正常であると判定されると、エンジン制御ECUにリスタート要求信号S11を出力する(ステップ31)。
次いで、エンジンが再始動されてエンジン完全爆発信号S1を受信すると、分離リレー5を導通状態に復帰させ(ステップ33)、アイドルストップ状態を停止するためのアイドルストップ信号S10を出力し(ステップ34)、通常走行状態あるいは停車状態であることを認識して(ステップ35)、アイドルストップを終了する。
次いで、エンジンが再始動されてエンジン完全爆発信号S1を受信すると、分離リレー5を導通状態に復帰させ(ステップ33)、アイドルストップ状態を停止するためのアイドルストップ信号S10を出力し(ステップ34)、通常走行状態あるいは停車状態であることを認識して(ステップ35)、アイドルストップを終了する。
また、ステップ32でエンジン完全爆発信号S1を受信できないときには、リスタート不能によるフェイルセーフモードに移行する(ステップ36)。
この実施形態の自動車用電源装置では、次に示す効果を得ることができる。
(1)通常走行時及び回生動作時に加えて、アイドルストップ時にも分離リレー5及び保護リレー6を導通状態とすることができるので、メインバッテリー1とサブバッテリー7のいずれかが失陥した場合には、失陥していないバッテリーから第一の負荷群4及び第二の負荷群9に電力を供給することができる。従って、通常走行時及び回生動作時に加えて、アイドルストップ時において、2基のバッテリーのうちいずれかが失陥した場合にも、第一の負荷群4及び第二の負荷群9に安定して電力を供給することができる。
(2)リスタート時には分離リレー5を遮断することができるので、アイドルストップ状態に続くリスタート動作時に、メインバッテリー1の電圧変動の影響が第二の負荷群9に及ぶことはない。
この実施形態の自動車用電源装置では、次に示す効果を得ることができる。
(1)通常走行時及び回生動作時に加えて、アイドルストップ時にも分離リレー5及び保護リレー6を導通状態とすることができるので、メインバッテリー1とサブバッテリー7のいずれかが失陥した場合には、失陥していないバッテリーから第一の負荷群4及び第二の負荷群9に電力を供給することができる。従って、通常走行時及び回生動作時に加えて、アイドルストップ時において、2基のバッテリーのうちいずれかが失陥した場合にも、第一の負荷群4及び第二の負荷群9に安定して電力を供給することができる。
(2)リスタート時には分離リレー5を遮断することができるので、アイドルストップ状態に続くリスタート動作時に、メインバッテリー1の電圧変動の影響が第二の負荷群9に及ぶことはない。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図8に示すように、図1に示す自動車用電源装置から分離リレー5を除去した構成の自動車用電源装置としてもよい。このような構成により、保護リレー6を導通状態としたとき、メインバッテリー1とサブバッテリー7のいずれかが失陥した場合には、失陥していないバッテリーから第一の負荷群4及び第二の負荷群9に電力を供給することができる。
・図8に示すように、図1に示す自動車用電源装置から分離リレー5を除去した構成の自動車用電源装置としてもよい。このような構成により、保護リレー6を導通状態としたとき、メインバッテリー1とサブバッテリー7のいずれかが失陥した場合には、失陥していないバッテリーから第一の負荷群4及び第二の負荷群9に電力を供給することができる。
1…メインバッテリー、2…スタータモータ、3…オルタネータ、4…第一の負荷群、5…分離リレー、6…保護リレー、7…サブバッテリー、8…電源制御部(電源制御ECU)、9…第二の負荷群。
Claims (5)
- メインバッテリーと、
サブバッテリーと、
前記メインバッテリー及びサブバッテリーから電力が供給される第一の負荷群及び第二の負荷群と、
通常走行時若しくは回生動作時に動作して前記メインバッテリー及びサブバッテリーに充電電力を供給するオルタネータと、
前記メインバッテリーから電力が供給されるスタータモータと、
前記メインバッテリー及びサブバッテリーと前記第一及び第二の負荷群とを接続するか否かを制御する電源制御部と
を備えた自動車用電源装置において、
前記電源制御部は、前記通常走行時と回生動作時に、前記メインバッテリー及びサブバッテリーと前記第一及び第二の負荷群を接続状態とすることを特徴とする自動車用電源装置。 - 請求項1に記載の自動車用電源装置において、
前記メインバッテリーとサブバッテリーとの間に、該メインバッテリーとサブバッテリーとの接続を開閉可能とした分離リレーを設け、前記電源制御部は、前記スタータモータの作動時に前記分離リレーを遮断し、前記通常走行時と回生動作時に前記分離リレーを導通状態とすることを特徴とする自動車用電源装置。 - 請求項2に記載の自動車用電源装置において、
前記電源制御部は、アイドルストップ時に前記分離リレーを遮断状態とすることを特徴とする自動車用電源装置。 - 請求項2に記載の自動車用電源装置において、
前記電源制御部は、アイドルストップ時に前記分離リレーを導通状態とすることを特徴とする自動車用電源装置。 - 請求項2乃至4のいずれか1項に記載の自動車用電源装置において、
前記サブバッテリーをリチウムイオン電池で構成し、前記分離リレーと前記サブバッテリーとの間に、該サブバッテリーの失陥時に前記電源制御部により遮断される保護リレーを備えたことを特徴とする自動車用電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014248207A JP2016107878A (ja) | 2014-12-08 | 2014-12-08 | 自動車用電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014248207A JP2016107878A (ja) | 2014-12-08 | 2014-12-08 | 自動車用電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=56121669
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2014248207A Pending JP2016107878A (ja) | 2014-12-08 | 2014-12-08 | 自動車用電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016107878A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020051785A (ja) * | 2018-09-25 | 2020-04-02 | トヨタ自動車株式会社 | バッテリ状態推定装置 |
JP2020188632A (ja) * | 2019-05-16 | 2020-11-19 | 株式会社Subaru | 車両用電源装置 |
JP2021146802A (ja) * | 2020-03-17 | 2021-09-27 | 本田技研工業株式会社 | 電力供給装置及び車両 |
-
2014
- 2014-12-08 JP JP2014248207A patent/JP2016107878A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020051785A (ja) * | 2018-09-25 | 2020-04-02 | トヨタ自動車株式会社 | バッテリ状態推定装置 |
JP7031545B2 (ja) | 2018-09-25 | 2022-03-08 | トヨタ自動車株式会社 | バッテリ状態推定装置 |
JP2020188632A (ja) * | 2019-05-16 | 2020-11-19 | 株式会社Subaru | 車両用電源装置 |
JP7277253B2 (ja) | 2019-05-16 | 2023-05-18 | 株式会社Subaru | 車両用電源装置 |
JP2021146802A (ja) * | 2020-03-17 | 2021-09-27 | 本田技研工業株式会社 | 電力供給装置及び車両 |
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