JP2016102525A - Self-aligning roller bearing - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば、一般産業機械等の回転支持部に用いられる自動調心ころ軸受に関し、特に、高速性を要求される製紙機械やエレベーターの回転支持部に用いられる自動調心ころ軸受に関する。 The present invention relates to, for example, a self-aligning roller bearing used in a rotation support portion of a general industrial machine or the like, and more particularly, to a self-aligning roller bearing used in a rotation support portion of a papermaking machine or an elevator that requires high speed.
従来のこの種の自動調心ころ軸受としては、例えば図6に示すものが知られている(特許文献1参照)。この自動調心ころ軸受101は、複列軌道102a、102aを有する内輪102と、複列一体の凹球面軌道103aを有する外輪103との間に、転動体としての2列の球面ころ105、105が、一対の保持器104、104を介して周方向に転動可能に配設されている。内輪102の複列軌道102a、102a間には、鍔部106が設けられている。保持器104,104はこの鍔部106の外周面に沿って案内され、この保持器104、104の基部104a、104aには、軸方向(図中左右方向)に貫通した油穴104x、104xが設けられている。
As a conventional self-aligning roller bearing of this type, for example, the one shown in FIG. 6 is known (see Patent Document 1). This self-aligning roller bearing 101 has two rows of
一般に、球面ころ105がスキューした場合は、すべり摩擦が発生するためこれによる発熱、潤滑剤(潤滑油、グリース)への影響が懸念され、かかる球面ころのスキューを防止するためには、球面ころと保持器との間の隙間、および球面ころの端面と鍔部又は案内輪との間の隙間は小さいほうが好ましい。しかし、この隙間を小さくすればするほど、潤滑剤の流入が困難になってくるため、接触面の潤滑状態を良好に維持し続けるのが難しくなる。
Generally, when the
特許文献1によれば、図6の構成では油穴104x、104xが設けられていることにより、油穴104x、104xを介して潤滑油が軸方向に流通し、球面ころ105、105を収容しているポケット部内外間を通じて、潤滑油の循環、撹拌が円滑に行われるようになる。このため、ポケット部内における潤滑油の軸方向の滞留が抑制され、そのポケット部内に異物が溜まることが防止されるようになっていると説明されている。
According to Patent Document 1, since the
図6に記載の従来の自動調心ころ軸受101においては、ポケット部内における潤滑油の軸方向の滞留が抑制されるが、軸受の径方向における潤滑油の流動性については考慮されていない。生産性向上のため、軸受の高速回転化がますます進んできている。かかる高速回転においても、金属部品同士の直接接触による異常発熱や、接触面が摩耗する等の表面損傷が発生するのを緩和するためには、軸受内の軸受径方向においても潤滑油の流動性を向上させるための対応が必要になってくる。 In the conventional self-aligning roller bearing 101 shown in FIG. 6, the stay of the lubricating oil in the axial direction in the pocket portion is suppressed, but the fluidity of the lubricating oil in the radial direction of the bearing is not taken into consideration. In order to improve productivity, bearings are being rotated at higher speeds. Even at such high-speed rotation, in order to mitigate abnormal heat generation due to direct contact between metal parts and surface damage such as wear of the contact surface, the fluidity of the lubricating oil in the bearing radial direction within the bearing It is necessary to take measures to improve
本発明は、かかる問題点に鑑み、軸受の径方向における潤滑油の流動性を良好にし、これにより、軸受が高速回転したときも、発熱、摩耗、及び振動を抑制することができる自動調心ころ軸受を提供することを目的とする。 In view of such problems, the present invention improves the fluidity of the lubricating oil in the radial direction of the bearing, and thereby enables self-alignment that can suppress heat generation, wear, and vibration even when the bearing rotates at a high speed. It aims at providing a roller bearing.
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1)内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪との間で軸方向に2列に配列された複数の転動体と、前記転動体を周方向に所定間隔で保持するためのポケットを有する保持器と、を備えた自動調心ころ軸受において、
前記保持器のポケットは、環状部と当該環状部から軸方向に伸びた柱部とによって画成され、当該柱部には径方向に貫通した径方向穴が形成されている自動調心ころ軸受。
(2)前記柱部には、周方向に貫通した周方向穴が形成されている(1)の自動調心ころ軸受。
The above object of the present invention can be achieved by the following constitution.
(1) An inner ring, an outer ring, a plurality of rolling elements arranged in two rows in the axial direction between the inner ring and the outer ring, and a pocket for holding the rolling elements at a predetermined interval in the circumferential direction. A self-aligning roller bearing provided with a cage,
The cage pocket is defined by an annular portion and a column portion extending in the axial direction from the annular portion, and a spherical hole penetrating in the radial direction is formed in the column portion. .
(2) The spherical roller bearing according to (1), wherein a circumferential hole penetrating in the circumferential direction is formed in the column portion.
本発明によれば、保持器の柱部に径方向に延びた径方向穴が形成されているので、軸受径方向の潤滑油の流動性を向上させることができる。これにより、軸受が高速回転したときも、発熱、摩耗、及び振動を抑制することができる。また、径方向穴を形成することで保持器を軽量化でき、軸受の回転開始時の起動トルク、回転停止時の制動トルクを小さくすることができる。 According to the present invention, since the radial hole extending in the radial direction is formed in the column portion of the cage, the fluidity of the lubricating oil in the bearing radial direction can be improved. Thereby, even when the bearing rotates at high speed, heat generation, wear, and vibration can be suppressed. Further, by forming the radial hole, the cage can be reduced in weight, and the starting torque at the start of rotation of the bearing and the braking torque at the stop of rotation can be reduced.
以下、本発明に係る自動調心ころ軸受の実施形態について、図面に基づいて説明する。 Hereinafter, embodiments of a self-aligning roller bearing according to the present invention will be described with reference to the drawings.
(第1実施形態)
図1〜3は第1実施形態を示す。図1に示すように、自動調心ころ軸受1(以下、単に「軸受」ともいう。)は、内輪2と外輪3と、内輪2と外輪3との間で2列に配列され保持器4によって回動自在に保持される複数の球面ころ5と、を有する。
(First embodiment)
1 to 3 show a first embodiment. As shown in FIG. 1, spherical roller bearings 1 (hereinafter also simply referred to as “bearings”) are arranged in two rows between an
内輪2は、軸方向(図1中左右方向)中央側が凸となるように複列の軌道面2a、2aが形成され、両軌道面2a、2aの間の軸方向中央部には、ほぼ平坦な頂面2bが形成されている。軸方向両端部には、一対の鍔部2c、2cが設けられ、球面ころ5が軸受外に脱落するのを防止している。
The
外輪3は、内周面に凹球面状の軌道面3aが形成されている。また外周面の軸方向中央部には、潤滑剤注入穴3bが貫通して形成されており、該注入穴3bから軸受1内に潤滑剤が供給されるようになっている。
The outer ring 3 has a concave
転動体としての球面ころ5(以下、単に「ころ」ともいう。)は、外輪3の軌道面3aと内輪2の各軌道面2aとの間にそれぞれ配置され、保持器4によって回動自在に保持される。
Spherical rollers 5 (hereinafter also simply referred to as “rollers”) as rolling elements are respectively disposed between the
保持器4は、軌道輪案内方式の黄銅もみ抜き保持器とされており、図2、3からも明らかな通り、軸方向の略中央部に配置された環状部4aと、該環状部4aの軸方向両端部からそれぞれ軸方向外方に延びる柱部4bとを備えている。周方向に互いに隣り合う各柱部4bと環状部4aとによってコ字状のポケット4cが画成され、該ポケット4cに球面ころ5が回動自在に保持されている。各ポケット4cに各列のころ5をそれぞれ独立して収容することで環状部4aの両側にそれぞれ各ころ列を形成すると共に、各ころ列の各ころ5をその周方向に沿って一定の間隔を隔てて回動自在に保持するようになっている。
The
また、柱部4bには径方向に貫通した径方向穴4dが形成されている。ただし、この径方向穴は、各柱部に設けられるのが好ましいが、必ずしも全ての柱部に設けられなくてもよい。逆に、一つの柱部に複数の径方向穴が形成されていてもよい。
Further, a
なお、図2、3から明らかなように、保持器4の各ポケット4cは各ころ列間でその周方向に半ピッチずつずれるように形成されており、各列の球面ころ5は環状部4aを挟んで交互に(千鳥状に)配置するようになっている。
2 and 3, the
案内輪6は、軸方向で2列の球面ころ5、5の間、径方向で内輪2の頂面2bと保持器4の環状部4aとの間に位置して設けられている。該案内輪6は、2列の球面ころ5と対向する一対の側面6a、6a、保持器4と対向する外周面6b、及び内輪2と対向する内周面6cを有し、内輪2の頂面2bに案内されて回転可能とされている。また、外周面6b上を保持器4が案内されるようになっている。
The
次に作動について説明する。 Next, the operation will be described.
本実施形態の自動調心ころ軸受1は、内輪2が、例えば製紙用ロールを支持する軸(不図示)に取付けられ、外輪3がハウジング(不図示)に取付けられて使用される。軸とともに内輪2が回転すると、球面ころ5は内輪軌道面2aと外輪軌道面3aとの間を転動する。
The self-aligning roller bearing 1 of the present embodiment is used with an
このとき、外輪3の潤滑剤注入穴3bから軸受1内に供給された潤滑油は、保持器4と球面ころ5の間、球面ころ5と内輪軌道面2aおよび外輪軌道面3aの間、案内輪6と内輪頂面2bの間および案内輪6と保持器4の環状部4aの間に供給され、これらの接触面を潤滑性が良好な状態にもたらす。また、軸受作動中、内輪2の回転による遠心力によって内輪軌道面2a上にある潤滑油が保持器4の径方向穴4dに流入し貯留されたり、貯留された潤滑油が径方向穴4dから流出する。これによって、球面ころ5と外輪3との間の潤滑状態を良好に維持し、結果的に発熱による温度上昇、磨耗、及び振動を抑制することができる。
At this time, the lubricating oil supplied into the bearing 1 from the
なお外輪3側に移動した潤滑油は、自重によって落下して再び内輪軌道面2aにもたらされる。そして、内輪軌道面2aと球面ころ5との間、球面ころ5と保持器ポケット4cとの間を潤滑しつつ、一部は上述したとおり、保持器4の径方向穴4dに流入し貯留されたり、貯留された潤滑油が径方向穴4dから流出することで、潤滑油を循環させながら球面ころ5と外輪3との間の潤滑状態を良好に維持することができる。
The lubricating oil that has moved to the outer ring 3 side falls due to its own weight and is brought back to the inner
また、径方向穴4dを形成することで保持器4を軽量化でき、軸受の回転開始時の起動トルク、回転停止時の制動トルクを小さくすることができる。
Further, by forming the
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について、図4、5を参照して説明する。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment will be described with reference to FIGS.
軸受の全体構成は図1と保持器4´の構成を除いては同様である。図4は図2と同様な保持器4´の斜視図、図5は図3と同様な保持器4´の拡大図である。保持器4´は第1実施形態と同様、環状部4aとこの環状部4aから軸方向外方に延びる柱部4bとを備えており、これら環状部4aと柱部4bでポケット4cを画成している。但し、柱部4bには、第1実施形態の径方向穴4dに加えて、周方向に延びた周方向穴4eが形成されている。なお、この周方向穴も、全ての柱部に形成されていなくてもよい。また、第1実施形態で説明したように、径方向穴が形成されていない柱部の場合には、周方向に延びた周方向穴のみが形成されていてもよい。
The overall structure of the bearing is the same except for FIG. 1 and the structure of the
軸受作動時には、潤滑油が保持器4´の径方向穴4dや周方向穴4eに流入し貯留されたり、貯留された潤滑油が径方向穴4dや周方向穴4eから流出し、潤滑油の流動性を向上させながら球面ころ5と保持器ポケット4cとの間の潤滑状態を良好に維持する。
During the operation of the bearing, the lubricating oil flows into and is stored in the
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等
が可能である。例えば、柱部に形成される径方向穴は放射状に径方向にまっすぐに延びるのではなく、径方向に斜めに延びていてもよい。また、潤滑剤として潤滑油に代えてグリースを使用してもよい。
In addition, this invention is not limited to embodiment mentioned above, A deformation | transformation, improvement, etc. are possible suitably. For example, the radial holes formed in the pillars may extend obliquely in the radial direction instead of extending radially in the radial direction. Further, grease may be used as the lubricant instead of the lubricating oil.
1 自動調心ころ軸受
2 内輪
3 外輪
4、4´ 保持器
4a 環状部
4b 柱部
4c ポケット
4d 径方向穴
4e 周方向穴
5 球面ころ
6 案内輪
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Self-aligning
Claims (2)
前記保持器のポケットは、環状部と当該環状部から軸方向に伸びた柱部とによって画成され、当該柱部には、径方向に貫通した径方向穴が形成されていることを特徴とする自動調心ころ軸受。 An inner ring, an outer ring, a plurality of rolling elements arranged in two rows in the axial direction between the inner ring and the outer ring, and a cage having a pocket for holding the rolling elements at predetermined intervals in the circumferential direction; In spherical roller bearings with
The cage pocket is defined by an annular part and a pillar part extending in the axial direction from the annular part, and a radial hole penetrating in the radial direction is formed in the pillar part. Spherical roller bearings to do.
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JP2018017060A (en) * | 2016-07-29 | 2018-02-01 | 有限会社中原製作所 | Suspension device for automatic door |
WO2018181113A1 (en) * | 2017-03-29 | 2018-10-04 | Ntn株式会社 | Self-aligning roller bearing |
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