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JP2016100907A - 充電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発電機に直接接続されたメインバッテリと、該発電機にスイッチを介して接続されたサブバッテリとを備える車両において、該2つのバッテリを適切に充電する。【解決手段】充電装置(100)は、当該充電装置が搭載される車両の減速回生時に、(i)サブバッテリのSOCが第1閾値以上である場合に、スイッチをオフ状態とし、(ii)サブバッテリのSOCが、第1閾値未満且つ該第1閾値より小さい第2閾値以上である場合に、発電機が有するフィールドコイルの通電デューティに応じてスイッチのオン・オフを制御し、(iii)サブバッテリのSOCが第2閾値未満且つ該第2閾値より小さい第3閾値以上である場合に、通電デューティとメインバッテリの充電電流とに応じてスイッチのオン・オフを制御し、(iv)サブバッテリのSOCが第3閾値未満である場合に、スイッチをオン状態として、燃費向上とサブバッテリの劣化抑制とを図る。【選択図】図6

Description

本発明は、例えば自動車等の車両に搭載される充電装置に関し、特に、互いに種類の異なる2つのバッテリを備える充電装置の技術分野に関する。
この種の装置として、例えば、オルタネータに直接電気的に接続された鉛バッテリと、該オルタネータにDC/DCコンバータを介して電気的に接続されたリチウムイオンバッテリとを備え、オルタネータの有するフィールドコイルの通電デューティが所定値以上である場合にはリチウムイオンバッテリの充電が禁止され、該通電デューティが該所定値未満である場合にはリチウムイオンバッテリの充電が許可される装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−229478号公報
しかしながら、上述の背景技術によれば、通電デューティが所定値以上となる頻度が比較的高い場合、リチウムイオンバッテリの充電が禁止されることが比較的多くなり、該リチウムイオンバッテリの蓄電量が低下し続ける可能性があるという技術的問題点がある。
本発明は、例えば上記問題点に鑑みてなされたものであり、2つのバッテリを適切に充電可能な充電装置を提供することを課題とする。
本発明の充電装置は、上記課題を解決するために、発電機に電気的に接続された第1バッテリと、前記発電機及び前記第1バッテリに、スイッチを介して電気的に接続された第2バッテリと、を備える充電装置であって、前記第2バッテリの蓄電量の全容量に対する割合である蓄電割合を取得する蓄電割合取得手段と、(i)当該充電装置が搭載される車両の減速時に、前記取得された蓄電割合が第1閾値以上であることを条件に、前記スイッチをオフ状態とし、(ii)前記車両の減速時に、前記取得された蓄電割合が前記第1閾値未満且つ前記第1閾値より小さい第2閾値以上であり、前記発電機が有するフィールドコイルの通電デューティが第1所定値以上であることを条件に、前記スイッチをオフ状態とし、(iii)前記車両の減速時に、前記取得された蓄電割合が前記第1閾値未満且つ前記第2閾値以上であり、前記通電デューティが前記第1所定値未満であることを条件に、前記スイッチをオン状態とし、(iv)前記車両の減速時に、前記取得された蓄電割合が前記第2閾値未満且つ前記第2閾値より小さい第3閾値以上であり、前記通電デューティが前記第1所定値と同程度の値又は前記第1所定値より低い値である第2所定値以上であり、前記第1バッテリの充電電流が所定電流値以上であることを条件に、前記スイッチをオフ状態とし、(v)前記車両の減速時に、前記取得された蓄電割合が前記第3閾値未満であることを条件に、前記スイッチをオン状態とする制御手段と、を備える。
本発明の充電装置によれば、当該充電装置は、第1バッテリ、第2バッテリ、蓄電割合取得手段及び制御手段を備えて構成されている。
第1バッテリは、発電機に直接電気的に接続されている。第2バッテリは、発電機及び第1バッテリ各々に、スイッチを介して電気的に接続されている。尚、「発電機」は、モータ・ジェネレータ(電動発電機)において実現される発電機であってもよい。即ち、発電機として機能し得る限りにおいて、例えばハイブリッド自動車等に用いられるモータ・ジェネレータを意味してかまわない。
例えばメモリ、プロセッサ等を備えてなる蓄電割合取得手段は、第2バッテリの蓄電割合(例えばSOC:State of Charge)を取得する。尚、蓄電割合の取得方法には、公知の各種態様を適用可能であるので、その詳細についての説明は割愛する。
例えばメモリ、プロセッサ等を備えてなる制御手段は、当該充電装置が搭載される車両の減速時に、取得された蓄電割合が第1閾値以上であることを条件に、スイッチをオフ状態とする。この結果、第2バッテリが発電機から電気的に切り離されるので、車両の減速に伴う発電機による回生電力は、第2バッテリには供給されず、該第2バッテリの劣化を回避することができる。
「第1閾値」は、スイッチをオフ状態とするか否かを決定する値であり、予め固定値として、或いは、何らかの物理量又はパラメータに応じた可変値として設定されている。「第1閾値」は、実験的若しくは経験的に、又はシミュレーションによって、例えば第2バッテリの充電を行うと、許容可能な劣化の程度を超えた劣化が生じ得る蓄電割合を求め、該求められた蓄電割合として、又は該求められた蓄電割合よりも所定値だけ小さい値として設定すればよい。
制御手段は、車両の減速時に、取得された蓄電割合が第1閾値未満且つ第2閾値以上であり、発電機が有するフィールドコイルの通電デューティが第1所定値以上であることを条件に、スイッチをオフ状態とする。
ここで、通電デューティが十分に高い場合には、発電機の回生発電の電力により第1バッテリを充電するだけで十分な燃費向上効果が期待できることが、本願発明者の研究により判明している。
そこで、第2バッテリが充電可能な状態(即ち、蓄電割合が、第1閾値未満且つ第2閾値以上である場合)であっても、通電デューティが比較的高い第1所定値以上である場合には、スイッチがオフ状態とされる。この結果、燃費の向上と、第2バッテリの劣化の抑制との両立を図ることができる。
制御手段は、車両の減速時に、取得された蓄電割合が第1閾値未満且つ第2閾値以上であり、通電デューティが第1所定値未満であることを条件に、スイッチをオン状態とする。つまり、発電機の発電能力に余力があると推定される場合には、車両の減速に伴う発電機による回生電力により第1バッテリ及び第2バッテリが充電されるので、燃費の向上を図ることができる。
制御手段は、車両の減速時に、取得された蓄電割合が第2閾値未満且つ第3閾値以上であり、通電デューティが第2所定値以上であり、第1バッテリの充電電流が所定電流値以上であることを条件に、スイッチをオフ状態とする。
ここで本発明では、例えばDC/DCコンバータ等の電力変換機が、発電機と第2バッテリとの間に介在していない。このため、第2バッテリを充電する場合には、該第2バッテリの劣化を抑制するために、発電機の発電電圧及び第2バッテリの充電電流を該第2バッテリに適した値とする必要がある。他方で、発電機の発電電圧を第2バッテリに適した電圧とした結果、第1バッテリの充電電流が低下する可能性がある。
そこで、第2バッテリが充電可能な状態であり、通電デューティが比較的高いが発電機の発電能力にある程度余力があっても(即ち、通電デューティが第2所定値以上である場合)、第1バッテリの充電電流が比較的大きい所定電流値以上である場合には、スイッチがオフ状態とされ、燃費の向上が図られる。
ここで、「所定電流値」は、実験的若しくは経験的に、又はシミュレーションによって、例えば、第1バッテリの充電電流を比較的大きい第1の値とし、該第1バッテリのみを充電した場合に得られる燃費向上効果と、第1バッテリの充電電流を上記第1の値から該第1の値より小さい第2の値に変更し、第1バッテリ及び第2バッテリを充電した場合に得られる燃費向上効果との関係を求め、該求められた関係に基づいて、第1バッテリのみを充電した場合に得られる燃費向上効果のほうが、第1バッテリ及び第2バッテリを充電した場合に得られる燃費向上効果よりも大きくなる第1バッテリの充電電流の下限値として設定すればよい。
尚、「第3閾値」は、典型的には、第2バッテリを充電する必要がある又は充電することが望ましい蓄電割合として設定される。「第2閾値」は、第1閾値と第3閾値との間の値であり、例えば充電装置の仕様等に応じて適宜設定される。
制御手段は、車両の減速時に、取得された蓄電割合が第3閾値未満であることを条件に、スイッチをオン状態とする。この結果、第2バッテリの蓄電量が比較的少なくなった場合に、該第2バッテリを充電して、該第2バッテリの蓄電量を確保することができる。
以上の結果、本発明の充電装置によれば、燃費の向上を図りつつ、2つのバッテリを適切に充電することができる。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施するための形態から明らかにされる。
第1実施形態に係る充電装置の概要を示す概略構成図である。 第1実施形態に係る充電制御処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る充電制御処理の一具体例を示すタイムチャートである。 第2実施形態に係る充電制御処理を示すフローチャートである。 第3実施形態に係るスイッチ制御の概念を示す概念図である。 第3実施形態に係る充電制御処理を示すフローチャートである。
本発明の充電装置に係る実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
本発明の充電装置に係る第1実施形態について、図1乃至図3を参照して説明する。
(充電装置の構成)
先ず、第1実施形態に係る充電装置の構成について、図1を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係る充電装置の概要を示す概略構成図である。当該充電装置は、自動車等の車両に搭載されている。
図1において、充電装置100は、オルタネータ11と、鉛バッテリ12と、ニッケル水素電池又はリチウムイオン電池である第2バッテリ13と、ECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)14とを備えて構成されている。第2バッテリ13は、スイッチSW1及びSW2を介して、オルタネータ11及び鉛バッテリ12と電気的に接続されている。
当該充電装置100が搭載されている車両のスタータモータや、例えばウォータポンプ、ワイパ、ライト等の補機は、オルタネータ11、鉛バッテリ12及び第2バッテリ13の少なくとも一つから供給される電力により作動する。尚、ECU14も、オルタネータ11、鉛バッテリ12及び第2バッテリ13と電気的に接続されているが、説明の便宜上、図1のような記載としている。
オルタネータ11は、例えば三相コイルとしてステータに巻かれたステータコイルと、ロータに巻回されたフィールドコイルとを有し、ステータコイルから出力される三相交流を整流して出力すると共に、スイッチング回路により構成されたICレギュレータを内蔵したレギュレータ付き発電機である。
ICレギュレータは、オルタネータ11の発生電圧を一定に維持するための機能を有している。具体的には、ICレギュレータは、オルタネータ11の発生電圧がECU14からの指令信号に係る目標電圧よりも小さい場合には、スイッチング回路をオン動作させることによりフィールドコイルに励磁電流を流し、オルタネータ11のステータコイルに三相交流電流を発生させる。他方、オルタネータ11の発生電圧が目標電圧よりも大きい場合には、スイッチング回路をオフ動作させることによりフィールドコイルへの励磁電流の供給を停止し、ステータコイルに電流の発生を停止させる。このようなICレギュレータの機能により、オルタネータ11の発生電圧が目標電圧に維持される。
オルタネータ11のフィールドコイルとICレギュレータとの接点には、ECU14が電気的に接続されている。ICレギュレータのスイッチング回路がオン動作されると、ECU14へ、フィールドコイルの通電状態を示す、即ち、オルタネータ11の発電状態を示すオン信号が供給される。また、ICレギュレータのスイッチング回路がオフ動作されると、ECU14へ、フィールドコイルの非通電状態を示す、即ち、オルタネータ11の非発電状態を示すオフ信号が供給される。
ECU14は、オルタネータ11のフィールドコイルから供給されるオン・オフ信号に基づいて、オルタネータ11の一サイクル時間当たりのオン・オフ比率、具体的には、一サイクル時間内でのオン時間の比率である通電デューティを検出する。この通電デューティは、オルタネータ11が現時点でのエンジン回転数等から発電し得る最大発電量に対して実際に発電を行っている発電量の割合を示すこととなる。
(充電装置の動作)
次に、上述の如く構成された充電装置100の動作について、図2のフローチャートを参照して説明する。
図2において、当該充電装置100が搭載された車両の減速が開始された際に、ECU14は、スイッチSW1及びSW2の少なくとも一方をオフ状態として、第2バッテリ13を、オルタネータ11及び鉛バッテリ12から電気的に切り離す(ステップS101)。
次に、ECU14は、オルタネータ11のフィールドコイルの通電デューティ(以降、適宜“フィールドデューティ”と称する)が、所定値以上であるか否かを判定する(ステップS102)。ここで、ステップS102の処理に係る「所定値」は、例えばオルタネータ11に十分な発電余力があると推定されるフィールドデューティの上限値として設定されている。
フィールドデューティが所定値以上であると判定された場合(即ち、オルタネータ11の発電余力が小さい又はないと判定された場合)(ステップS102:Yes)、ECU14は、スイッチSW1及びSW2の少なくとも一方のオフ状態を維持する(ステップS103)。このように構成すれば、例えば、第2バッテリ13の充電を行うために、鉛バッテリ12が放電することを回避することができる。
ステップS103の処理の後、ECU14は、車両の減速が終了したか否かを判定する(ステップS104)。車両の減速が終了したと判定された場合(ステップS104:Yes)、ECU14は一旦処理を終了する。他方、車両が減速中であると判定された場合(ステップS104:No)、ECU14は、上述したステップS102の処理を行う。
上述したステップS102の処理において、フィールドデューティが所定値未満であると判定された場合(即ち、オルタネータ11の発電余力が十分にあると判定された場合)(ステップS102:No)、ECU14は、スイッチSW1及びSW2をオン状態として、第2バッテリ13を、オルタネータ11及び鉛バッテリ12と電気的に接続する(ステップS105)。
次に、ECU14は、第2バッテリ13の充電電流が所定値以下であるか否かを判定する(ステップS106)。ここで、ステップS106の処理に係る「所定値」は、例えば、充電に起因して第2バッテリ13の劣化を引き起こさない電流値の範囲の上限値として設定されている。
第2バッテリ13の充電電流が所定値以下であると判定された場合(ステップS106:Yes)、ECU14は、上述したステップS104の処理を行う。このように構成すれば、鉛バッテリ12及び第2バッテリ13を充電することにより燃費の向上を図りつつ、第2バッテリ13の劣化を抑制することができる。
他方、第2バッテリ13の充電電流が所定値より大きいと判定された場合(ステップS106:No)、ECU14は、第2バッテリ13の充電電流が低下するように、オルタネータ11の発電量を制限して(ステップS107)、ステップS106の処理を行う。このように構成すれば、第2バッテリ13の充電に起因して、該第2バッテリ13が劣化することを抑制することができる。
次に、充電装置100の動作について、図3のタイムチャートを参照して説明を加える。尚、図3の「バッテリ充電電流」のグラフについて、実線は、鉛バッテリ12(メインバッテリ)の充電電流を示しており、破線は、第2バッテリ13(サブバッテリ)の充電電流を示している。
図3の時刻t1において車両が減速を開始すると、ECU14は、上述したステップS101の処理により、スイッチSW1及びSW2の少なくとも一方をオフ状態とする(図3の“サブバッテリのスイッチ”のグラフ参照)。
時刻t1〜時刻t2の期間では、オルタネータ11のフィールドデューティが閾値(上述したステップS102の処理における所定値に相当)以上であるので、ECU14は、スイッチSW1及びSW2の少なくとも一方のオフ状態を維持する。
時刻t2において車両の減速が終了すると、ECU14は、スイッチSW1及びSW2をオン状態とする。
時刻t3において車両が再び減速を開始すると、ECU14は、スイッチSW1及びSW2の少なくとも一方をオフ状態とする。時刻t4において、オルタネータ11のフィールドデューティが所定値を下回ると、ECU14は、上述したステップS105の処理により、スイッチSW1及びSW2をオン状態とする。この結果、第2バッテリ13の充電が開始され、それに伴い、オルタネータ11のフィールドデューティも上昇する(図3の“オルタネータフィールドデューティ”のグラフ参照)。
時刻t5において車両の減速が終了すると、ECU14は、スイッチSW1及びSW2のオン状態を維持する。
ここで、本願発明者の研究によれば、以下の事項が判明している。即ち、第2バッテリ13としての、例えばニッケル水素電池やリチウムイオン電池は、耐久性に優れているものの、鉛バッテリ12に比べて高価である。このため、第2バッテリ13の交換は望ましくなく、該第2バッテリ13の劣化の進行を抑制する必要がある。また、第2バッテリ13は、例えば図1におけるスイッチSW1がオフ状態とされると共に、スイッチSW2がオン状態とされることにより、バックアップ電源としても機能する。このため、第2バッテリ13の劣化によるバックアップ機能喪失という事態は回避されなければならない。
本実施形態に係る充電装置100では、上述の如く、オルタネータ11の発電余力が小さい場合(即ち、フィールドデューティが所定値以上の場合)は、鉛バッテリ12のみが充電されることにより、第2バッテリ13の劣化を防止することができる。また、オルタネータ11の発電余力が比較的大きい場合に、鉛バッテリ12及び第2バッテリ13を充電される場合であっても、第2バッテリ13の充電電流値に制限を設けることによって、該第2バッテリ13の劣化を抑制しつつ、燃費の向上を図っている。このように、本実施形態に係る充電装置100は、第2バッテリ13の劣化の抑制と、燃費の向上との両立が可能である。
<第2実施形態>
本発明の充電装置に係る第2実施形態について、図4のフローチャートを参照して説明する。第2実施形態では、充電制御処理の一部が異なる以外は、上述した第1実施形態と同様である。よって、第2実施形態について、第1実施形態と重複する説明を省略すると共に、図面上における共通箇所には同一符号を付して示し、基本的に異なる点についてのみ、図4を参照して説明する。
図4のフローチャートにおいて、上述したステップS102の処理(図2参照)で、フィールドデューティが所定値以上であると判定された場合(ステップS102:Yes)、ECU14は、鉛バッテリ12の充電電流が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS201)。
ここで、ステップS201の処理に係る「所定値」は、例えば第2バッテリ13が充電された場合に、該第2バッテリ13の劣化の程度が許容範囲内となる充電電流の上限値として設定されている。
鉛バッテリ12の充電電流が所定値以上であると判定された場合(ステップS201:Yes)、ECU14は、スイッチSW1及びSW2の少なくとも一方のオフ状態を維持する。
他方、鉛バッテリ12の充電電流が所定値未満であると判定された場合(ステップS201:No)、ECU14は、スイッチSW1及びSW2をオン状態として、第2バッテリ13を、オルタネータ11及び鉛バッテリ12と電気的に接続する(ステップS202)。
第2バッテリ13に流れる充電電流が比較的小さい場合は、該第2バッテリ13の劣化の程度は小さいことが判明している。このため、オルタネータ11の発電余力が小さい場合であっても、充電電流が比較的小さい場合には、第2バッテリ13を積極的に充電することにより、該第2バッテリ13の蓄電量を確保することができると共に、燃費の向上も図ることができる。
従って、本実施形態に係る充電装置100によれば、フィールドデューティが所定値以上となる頻度が比較的高い場合であっても、第2バッテリ13の劣化を抑制しつつ、該第2バッテリ13の蓄電量を確保することができる。
<第3実施形態>
本発明の充電装置に係る第3実施形態について、図5及び図6を参照して説明する。第3実施形態では、充電制御処理の一部が異なる以外は、上述した第1実施形態と同様である。よって、第3実施形態について、第1実施形態と重複する説明を省略すると共に、図面上における共通箇所には同一符号を付して示し、基本的に異なる点についてのみ、図5及び図6を参照して説明する。
上述した第1実施形態では、オルタネータ11のフィールドデューティが所定値以上であるか否かにより、スイッチSW1及びSW2のオン・オフが決定されている。本実施形態では、オルタネータ11のフィールドデューティに加え、第2バッテリ13のSOCも考慮して、スイッチSW1及びSW2のオン・オフが決定される。
具体的には、図5に示すように、第2バッテリ13のSOCが、例えば第2バッテリ13を充電する必要がある又は充電することが望ましいSOCである、SOC未満である場合は、フィールドデューティにかかわらず、スイッチSW1及びSW2がオン状態とされる。
第2バッテリ13のSOCが、例えば第2バッテリの充電を行うと、許容可能な劣化の程度を超えた劣化が生じ得るSOCである、SOC以上である場合は、フィールドデューティにかかわらず、スイッチSW1及びSW2の少なくとも一方がオフ状態とされる。
第2バッテリ13のSOCが、SOCとSOCとの間の値であって、例えば第2バッテリ13の蓄電余力が比較的大きいと推定されるSOCの上限値である、SOC未満、且つSOC以上である場合は、フィールドデューティと鉛バッテリ12の充電電流とに応じて、スイッチSW1及びSW2のオン・オフが決定される。
第2バッテリ13のSOCが、SOC以上、且つSOC未満である場合は、フィールドデューティに応じて、スイッチSW1及びSW2のオン・オフが決定される。
次に、本実施形態に係る充電制御処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。
図6において、当該充電装置100が搭載された車両の減速が開始された際に、ECU14は、スイッチSW1及びSW2の少なくとも一方をオフ状態として、第2バッテリ13を、オルタネータ11及び鉛バッテリ12から電気的に切り離す(ステップS301)。
次に、ECU14は、第2バッテリ13の現在のSOCであるSOCsubを取得する(ステップS302)。続いて、ECU14は、取得されたSOCsubが、SOC以上であるか否かを判定する(ステップS303)。
取得されたSOCsubが、SOC以上であると判定された場合(ステップS303:Yes)、ECU14は、第2バッテリ13の蓄電余力が小さい又はないとして、スイッチSW1及びSW2の少なくとも一方のオフ状態を維持する(ステップS304)。
次に、ECU14は、車両の減速が終了したか否かを判定する(ステップS305)。車両の減速が終了したと判定された場合(ステップS305:Yes)、ECU14は一旦処理を終了する。他方、車両が減速中であると判定された場合(ステップS305:No)、ECU14は、上述したステップS302の処理を行う。
上述したステップS303の処理において、取得されたSOCsubが、SOC未満であると判定された場合(ステップS303:No)、ECU14は、オルタネータ11のフィールドデューティFdを取得する(ステップS306)。続いて、ECU14は、取得されたSOCsubが、SOC以上であるか否かを判定する(ステップS307)。
取得されたSOCsubが、SOC以上であると判定された場合(ステップS307:Yes)、ECU14は、取得されたフィールドデューティFdが、所定値Fd以上であるか否かを判定する(ステップS308)。ここで、所定値Fdは、例えばオルタネータ11に十分な発電余力があると推定されるフィールドデューティの上限値として設定されている。
取得されたフィールドデューティFdが、所定値Fd以上であると判定された場合(ステップS308:Yes)、ECU14は、オルタネータ11の発電余力が小さい又はないとして、スイッチSW1及びSW2の少なくとも一方のオフ状態を維持する(ステップS304)。
他方、取得されたフィールドデューティFdが、所定値Fd未満であると判定された場合(ステップS308:No)、ECU14は、スイッチSW1及びSW2をオン状態として、第2バッテリ13を、オルタネータ11及び鉛バッテリ12と電気的に接続する(ステップS309)。
次に、ECU14は、第2バッテリ13の充電電流Ib_subを取得する(ステップS310)。続いて、ECU14は、取得された充電電流Ib_subが、所定値Ib1以下であるか否かを判定する(ステップS311)。ここで、所定値Ib1は、例えば、充電に起因して第2バッテリ13の劣化を引き起こさない電流値の範囲の上限値として設定されている。
取得された充電電流Ib_subが、所定値Ib1以下であると判定された場合(ステップS311:Yes)、ECU14は、上述したステップS305の処理を行う。他方、取得された充電電流Ib_subが、所定値Ib1より大きいと判定された場合(ステップS311:No)、ECU14は、第2バッテリ13の充電電流Ib_subが低下するように、オルタネータ11の発電量を制限して(ステップS312)、ステップS310の処理を行う。
上述したステップS307の処理において、取得されたSOCsubが、SOC未満であると判定された場合(ステップS307:No)、ECU14は、取得されたSOCsubが、SOC以上であるか否かを判定する(ステップS313)。取得されたSOCsubが、SOC未満であると判定された場合(ステップS313:No)、ECU14は、第2バッテリ13の充電が必要であるとして、スイッチSW1及びSW2をオン状態とする(ステップS309)。
他方、取得されたSOCsubが、SOC以上であると判定された場合(ステップS313:Yes)、ECU14は、鉛バッテリ12の充電電流Ib_mainを取得する(ステップS314)。続いて、ECU14は、取得されたフィールドデューティFdが、所定値Fd以上であるか否かを判定する(ステップS315)。ここで、所定値Fdは、上述した所定値Fdと同程度又は該所定値Fdよりある程度低い値として設定されている。
取得されたフィールドデューティFdが、所定値Fd未満であると判定された場合(ステップS315:No)、ECU14は、オルタネータ11に発電余力が十分にあるとして、スイッチSW1及びSW2をオン状態とする(ステップS309)。
他方、取得されたフィールドデューティFdが、所定値Fd以上であると判定された場合(ステップS315:Yes)、ECU14は、取得された充電電流Ib_mainが所定値Ib2以上であるか否かを判定する(ステップS316)。ここで、所定値Ibは、例えば第2バッテリ13が充電された場合に、該第2バッテリ13の劣化の程度が許容範囲内となる充電電流Ib_mainの上限値として設定されている。
取得された充電電流Ib_mainが所定値Ib2未満であると判定された場合(ステップS316:No)、ECU14は、第2バッテリ13の劣化はほとんどないとして、スイッチSW1及びSW2をオン状態とする(ステップS309)。
他方、取得された充電電流Ib_mainが所定値Ib2以上であると判定された場合(ステップS316:Yes)、ECU14は、第2バッテリ13の充電による劣化を防止するために、スイッチSW1及びSW2の少なくとも一方のオフ状態を維持して(ステップS317)、上述したステップS305の処理を行う。
尚、本実施形態に係る「オルタネータ11」、「鉛バッテリ12」及び「第2バッテリ13」は、夫々、本発明に係る「発電機」、「第1バッテリ」及び「第2バッテリ」の一例である。本実施形態に係る「ECU14」は、本発明に係る「充電割合取得手段」及び「制御手段」の一例である。つまり、本実施形態では、当該充電装置100が搭載される車両の各種電子制御を行うECU14の機能の一部を、当該充電装置100の一部として利用している。
本実施形態に係る「SOC」、「SOC」、「SOC」、「所定値Fd」、「所定値Fd」及び「所定値Ib」は、夫々、本発明に係る「第3閾値」、「第2閾値」、「第1閾値」、「第1所定値」、「第2所定値」及び「所定電流値」の一例である。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う充電装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
11…オルタネータ、12…鉛バッテリ、13…第2バッテリ、14…ECU、100…充電装置、SW1、SW2…スイッチ

Claims (1)

  1. 発電機に電気的に接続された第1バッテリと、前記発電機及び前記第1バッテリに、スイッチを介して電気的に接続された第2バッテリと、を備える充電装置であって、
    前記第2バッテリの蓄電量の全容量に対する割合である蓄電割合を取得する蓄電割合取得手段と、
    (i)当該充電装置が搭載される車両の減速時に、前記取得された蓄電割合が第1閾値以上であることを条件に、前記スイッチをオフ状態とし、(ii)前記車両の減速時に、前記取得された蓄電割合が前記第1閾値未満且つ前記第1閾値より小さい第2閾値以上であり、前記発電機が有するフィールドコイルの通電デューティが第1所定値以上であることを条件に、前記スイッチをオフ状態とし、(iii)前記車両の減速時に、前記取得された蓄電割合が前記第1閾値未満且つ前記第2閾値以上であり、前記通電デューティが前記第1所定値未満であることを条件に、前記スイッチをオン状態とし、(iv)前記車両の減速時に、前記取得された蓄電割合が前記第2閾値未満且つ前記第2閾値より小さい第3閾値以上であり、前記通電デューティが前記第1所定値と同程度の値又は前記第1所定値より低い値である第2所定値以上であり、前記第1バッテリの充電電流が所定電流値以上であることを条件に、前記スイッチをオフ状態とし、(v)前記車両の減速時に、前記取得された蓄電割合が前記第3閾値未満であることを条件に、前記スイッチをオン状態とする制御手段と、
    を備えることを特徴とする充電装置。
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