JP2016194864A - 入力支援装置、入力支援方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザを保護しつつ、ネットワークを適正に利用することを可能とする入力支援装置等を提供する。
【解決手段】入力支援部100は、単語と、該単語の属性とを対応付けて記憶するデータ記憶部150を備える。入力支援部100は、テキストを形態素に分割する解析部110を備える。解析部110は、データ記憶部150の記憶内容に基づいて、前記テキストを構成する形態素に、使用することが不適切である特定の属性の形態素が含まれているか否かを判別する。入力支援部100は、解析部110が前記テキストに前記特定の形態素が含まれていると判別した場合に、該テキストの使用が不適切である旨のアラートを表示する警告表示部120を備える。
【選択図】図2
【解決手段】入力支援部100は、単語と、該単語の属性とを対応付けて記憶するデータ記憶部150を備える。入力支援部100は、テキストを形態素に分割する解析部110を備える。解析部110は、データ記憶部150の記憶内容に基づいて、前記テキストを構成する形態素に、使用することが不適切である特定の属性の形態素が含まれているか否かを判別する。入力支援部100は、解析部110が前記テキストに前記特定の形態素が含まれていると判別した場合に、該テキストの使用が不適切である旨のアラートを表示する警告表示部120を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、入力支援装置、入力支援方法及びプログラムに関する。
スマートフォン等の携帯端末を所持する子供が増加している。このため、子供が、公序良俗に反する有害情報を提供するサイトを利用したり、いわゆるSNS(Social Networking Service)いじめ等の友人関係のトラブルに巻き込まれるといった問題が発生している。この種の問題の発生を予防するために、携帯端末の利用の一部を制限するシステムが提案されている。
例えば、特許文献1には、有害な情報を提供するWEBサイトを事前に登録しておき、当該WEBサイトにアクセスがあった場合に、そのアクセスを制限するシステムが開示されている。
しかしながら、有害サイトへのアクセスを制限するだけでは、ユーザがネットワークの利用に関して自主的に考え判断する機会を奪ってしまうことになり、結果として、ネットワークの適正な使用について学習する機会を奪うことになる。また、有害サイトへのアクセスを制限するだけでは、個人間の通信に伴うトラブルを防ぐことができない。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、ユーザを保護しつつ、ネットワークを適正に利用することを可能とする入力支援装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る入力支援装置は、
単語と、該単語の属性とを対応付けて記憶する単語記憶手段と、
テキストを形態素に分割する分割手段と、
前記単語記憶手段の記憶内容に基づいて、前記テキストを構成する形態素に、使用することが不適切である特定の属性の形態素が含まれているか否かを判別し、含まれていると判別した場合に、該テキストの使用が不適切である旨のアラートを表示する警告表示手段と、
を備える。
単語と、該単語の属性とを対応付けて記憶する単語記憶手段と、
テキストを形態素に分割する分割手段と、
前記単語記憶手段の記憶内容に基づいて、前記テキストを構成する形態素に、使用することが不適切である特定の属性の形態素が含まれているか否かを判別し、含まれていると判別した場合に、該テキストの使用が不適切である旨のアラートを表示する警告表示手段と、
を備える。
例えば、前記入力支援装置は、テキストの使用が不適切である旨の複数のアラートを記憶するアラート記憶手段を備え、前記警告表示手段は、予め定められた方式で、前記アラート記憶手段に記憶されている複数のアラートから一のアラートを抽出し、該抽出したアラートを表示する。
例えば、前記単語記憶手段は、さらに、前記単語にポイントを対応付けて記憶し、前記分割手段により得られた形態素のうち、前記単語記憶手段に記憶されている単語と一致するものに対応付けられているポイントの合計値を求めて表示するポイント表示手段をさらに備える。
予め定められた期間内に累積されたポイントを表示するポイント累積値表示手段と、前記ポイント表示手段により求められた合計値により、前記ポイント累積値表示手段が表示する累積されたポイントを更新する更新手段と、を備えてもよい。
例えば、前記ポイントは、単語の使用を推奨するポイントと、単語の使用を避けることを推奨するポイントとを含み、使用を推奨するポイントと使用を避けることを推奨するポイントは異なる符号を有する。
例えば、ポイントとキャラクタ画像を対応付けて記憶する画像記憶手段を備え、前記ポイント表示手段又はポイント累積値表示手段は、前記画像記憶手段を参照して、表示するポイントに対応付けられたキャラクタ画像を表示する。
前記警告表示手段は、例えば、前記特定の属性の形態素の数に応じて、前記表示するアラートの表示態様を変更する。
例えば、前記アラート記憶手段は、さらに、前記テキストに含まれる前記特定の属性の形態素の数に対応付けてアラートを複数記憶し、前記警告表示手段は、前記アラート記憶手段を参照し、前記テキストに含まれる前記特定の属性の形態素の数に応じて、前記表示するアラートを変更する。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る入力支援方法は、
使用を避けるべき単語を記憶し、
テキストを形態素に分割し、
前記記憶する内容に基づいて、前記テキストを構成する形態素に、使用することが不適切である形態素が含まれていることを判別し、前記テキストの使用が不適切である旨のアラートを表示する、
ことを特徴とする。
使用を避けるべき単語を記憶し、
テキストを形態素に分割し、
前記記憶する内容に基づいて、前記テキストを構成する形態素に、使用することが不適切である形態素が含まれていることを判別し、前記テキストの使用が不適切である旨のアラートを表示する、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
単語とその属性とを対応付けて記憶する単語記憶手段、
テキストを形態素に分割する分割手段、
前記単語記憶手段の記憶内容に基づいて、前記テキストを構成する形態素に、使用することが不適切である特定の属性の形態素が含まれていることを判別し、前記テキストの使用が不適切である旨のアラートを表示する警告表示手段、
として機能させる。
コンピュータを、
単語とその属性とを対応付けて記憶する単語記憶手段、
テキストを形態素に分割する分割手段、
前記単語記憶手段の記憶内容に基づいて、前記テキストを構成する形態素に、使用することが不適切である特定の属性の形態素が含まれていることを判別し、前記テキストの使用が不適切である旨のアラートを表示する警告表示手段、
として機能させる。
本発明によれば、不適切な形態素が含まれているときに、アラートを表示するので、ネットワーク上でテキストを適正に使用する動機付けを提供することができる。これにより、ユーザを保護し、ネットワークを適正に利用する一助とすることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る入力支援装置を、図面を参照して説明する。
本実施の形態に係る入力支援装置は、スマートフォン、フィーチャーフォン、タブレット端末等の携帯端末装置に採用される装置であり、通信時に丁寧な表現の使用をユーザに促すことにより、ネットワークの使用について学習する機会を提供する装置である。
本実施の形態に係る携帯端末装置10は、物理的には、図1に示すように、制御部11と、記憶部12と、操作部13と、表示部14と、通信部15と、を備えている。これら構成部は、バス16を介して接続されている。
制御部11は、プロセッサ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成される。プロセッサは、RAMを作業領域として記憶部12に記憶されている各種プログラムを実行することにより、後述する入力処理、入力支援処理、送信処理等を実行する。
記憶部12は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリ等から構成され、制御部11が実行する入力プログラム、通信プログラム等のプログラム、制御部11の処理に用いられる種々のデータを記憶する。
操作部13は、タッチパネル、キーボード等の入力デバイスを含んで構成され、ユーザの入力操作を受け付け、受け付けた入力操作に対応する信号を制御部11に送出する。
表示部14は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスを含んで構成され、制御部11の制御の下、種々の情報を表示する。なお、操作部13と表示部14は、操作受付機能と表示機能とを備えるタッチパネルから構成されてもよい。
通信部15は、ネットワークNを介して外部機器(不図示)と通信するための通信インタフェース回路等から構成され、外部機器から受信した情報を制御部11に送出し、また、テキスト情報等を外部機器に送信する。
次に、携帯端末装置10の入力支援部100(入力支援装置)の構成を説明する。
入力支援部100は、上述したハードウェアにより構成され、機能的には、図2に示すように、解析部110(分割手段)と、警告表示部120と、表示部14にポイントを表示するポイント表示部130と、表示されているポイントの更新を指示するポイント更新部140と、これら構成部が行う処理に用いられるデータを有するデータ記憶部150と、を有する。
入力支援部100は、上述したハードウェアにより構成され、機能的には、図2に示すように、解析部110(分割手段)と、警告表示部120と、表示部14にポイントを表示するポイント表示部130と、表示されているポイントの更新を指示するポイント更新部140と、これら構成部が行う処理に用いられるデータを有するデータ記憶部150と、を有する。
解析部110は、主として制御部11によって実現され、ユーザが操作部13を操作して入力した送信対象のテキストを形態素に区切り、図4を参照して後述する単語テーブル151(単語記憶手段)を参照して、各形態素に、各形態素が有する意味に基づく属性(カテゴリ)とポイントとを付加する。
例えば、解析部110は、形態素が「ばか」である場合に、単語テーブル151の内容に従って、その形態素に、ネガティブな意味を有することを示す属性「ネガティブ」を付加し、ポイント「−1」を付加する。
警告表示部120は、主として制御部11によって実現される。警告表示部120は、送信対象のテキストに、使用をすることが不適切である属性が付加された形態素が含まれているか否かを判別する。警告表示部120は、判別結果に応じて、図5に示すアラートテーブル(アラート記憶手段)152の内容に従って、表示部14にアラート(警告、警告メッセージ)を表示する。
例えば、送信対象のテキストに、「ネガティブ」の属性を有する形態素が含まれている場合、警告表示部120は、アラートテーブル152を参照して、属性「ネガティブ」に対応するアラートの1つを選択し、表示部14に選択したアラートを表示する。
ポイント表示部130(ポイント累積値表示手段)は、主として制御部11によって実現される。ポイント表示部130は、所定の期間(例えば直近1ヶ月間)に通信部15から送信されたテキストに付加されたポイントを累積して、表示部14に表示させる。例えば、ポイント表示部130は、図3に示すように、表示部14で表示されるポイント表示エリアPに、累積ポイントを表示させる。また、ポイント表示部130は、表示部14に表示させる累積ポイントを、例えば、直近1ヶ月の累積値となるように日々更新する。
ポイント更新部140(更新手段)は、主として制御部11によって実現される。ポイント更新部140は、送信対象のテキストの付加情報を解析し、付加されたポイントの合計値を算出する。ポイント更新部140は、通信部15からテキストが送信されると、今回送信したテキストに付加されたポイントの合計値をポイント表示部130に通知し、表示部14に表示する直近一ヶ月の累算ポイントを更新させる。
データ記憶部150は、記憶部12によって実現され、単語とその属性等とポイントとを対応付けて記憶した単語テーブル151と、形態素の属性と表示させるアラートを対応付けて記憶するアラートテーブル152と、を格納する。これらのテーブルは、例えば、XML(Extensible Markup Language)形式で記述されるデータベースである。
単語テーブル151は、図4に示すように、特定の単語と、その単語の属性と、所定のポイントと、を対応付けて格納する。属性の設定は、任意であるが、ここでは、表現が積極的である「ポジティブ」、表現が否定的である「ネガティブ」、表現が猥雑である「アダルト」などの属性が設定されている。また、ポイントは、その表現を使用することの推奨度を表し、正の値は使用を推奨し、負の値は使用を避けるべきであることを示し、属性「ポジティブ」には正のポイントが、「ネガティブ」と「アダルト」には負のポイントが設定されている。また、同一属性でも形態素によりポイントが異なり、表現の程度が大きくなるに従って、ポイントの絶対値が高くなるように設定されている。
例えば、単語番号が「2」である「しね」には、属性番号が「1」の属性「ネガティブ」と、負の最大ポイント「−3」と、が対応付けられている。また、単語番号が「3」である「おめでとう」には、属性番号が「3」の属性「ポジティブ」と、正の最小ポイント「+1」と、が対応付けられている。さらに、単語番号が「4」である「出会い系」には、属性番号が「2」の属性「アダルト」と、ポイント「−2」と、が対応付けられている。
例えば、単語番号が「2」である「しね」には、属性番号が「1」の属性「ネガティブ」と、負の最大ポイント「−3」と、が対応付けられている。また、単語番号が「3」である「おめでとう」には、属性番号が「3」の属性「ポジティブ」と、正の最小ポイント「+1」と、が対応付けられている。さらに、単語番号が「4」である「出会い系」には、属性番号が「2」の属性「アダルト」と、ポイント「−2」と、が対応付けられている。
アラートテーブル152には、図5に示すように、使用することが不適切である単語の属性と、その単語を含むテキストが送信された際に表示部14が表示するアラートの複数の候補と、が対応付けられて記憶されている。このアラートは、テキストを送信することが不適切であり、改善することが望ましい旨を示唆するものである。例えば、属性「ネガティブ」には、「相手に失礼じゃないかな?」「そんなこと言われたら悲しい〜」等のアラートが対応付けられている。また、属性「アダルト」には、「誰かに見られたらはずかしい〜」「詐欺サイトとか気をつけないと…」等のアラートが対応付けられている。
次に、図3の例に示すように、ユーザ「けいた」がSNSアプリケーション上で、友人「ふみちゃん」からの「今度漫画貸してよ!」というメッセージに対し、「貸すわけないし ばかじゃん」と入力し、送信ボタンSBを押下した場合を例に、図6−図10を参照して、上記構成を有する入力支援部100の動作を説明する。
<解析処理>
ユーザが、操作部13の送信ボタンSBの押下すると、解析部110は、図6に示す解析処理をスタートする。
ユーザが、操作部13の送信ボタンSBの押下すると、解析部110は、図6に示す解析処理をスタートする。
解析部110は、送信対象のテキストを形態素解析する(ステップS100)。図3の例では、解析部110は、テキスト「貸すわけないし ばかじゃん」を形態素「貸す」「わけ」「ない」「し」「ばか」「じゃん」に区分する。
解析部110は、単語テーブル151を参照して、区切った形態素が登録されているか否かを判別する。判別した結果、単語テーブル151に登録されている形態素がある場合には、その形態素に、登録されている属性番号とポイントとを付加する。この例では、形態素「ばか」が単語テーブル151に登録されているので、解析部110は、形態素「ばか」に、登録されている属性番号「1」とポイント「−1」とを付加する。一方、単語テーブル151に登録されていない形態素には、属性番号「0」とポイント「0」とを付加する。
解析部110は、図7の例に示すように、各形態素に付加した属性番号とポイント番号とを示す付加情報を生成する。その後、解析部110は、図6に示すように、警告表示処理(ステップS200)とポイント更新処理(ステップS300)とを起動する。以下、それぞれの処理の詳細について説明する。
<警告表示処理>
警告表示処理(ステップS200)が起動されると、警告表示部120は、図8に示すように、まず、送信対象のテキストに、使用することが不適切な形態素が含まれるか否かを判別する(ステップS201)。具体的には、警告表示部120は、解析部110が生成した付加情報を解析し、属性番号が「1」又は「2」でポイントが負の値の形態素が含まれるか否かを判別する。図7に示す付加情報の例では、形態素番号「5」の形態素「ばか」の属性番号が「1」でポイントが「−1」であるので、「含まれている」と判断し(ステップS201でYes)、制御はステップS202に移る。
警告表示処理(ステップS200)が起動されると、警告表示部120は、図8に示すように、まず、送信対象のテキストに、使用することが不適切な形態素が含まれるか否かを判別する(ステップS201)。具体的には、警告表示部120は、解析部110が生成した付加情報を解析し、属性番号が「1」又は「2」でポイントが負の値の形態素が含まれるか否かを判別する。図7に示す付加情報の例では、形態素番号「5」の形態素「ばか」の属性番号が「1」でポイントが「−1」であるので、「含まれている」と判断し(ステップS201でYes)、制御はステップS202に移る。
続いて、警告表示部120は、表示部14にアラートを表示する(ステップS202)。より詳細には、警告表示部120は、アラートテーブル152を参照して、使用することが不適切な形態素の属性番号に対応付けられている複数のアラートから一のアラートを選択する。例えば、警告表示部120は、乱数を発生させ、その属性に対応付けられているアラートのアラート番号から一のアラート番号を抽出することにより、アラートを選択する。ここでは、警告表示部120が、属性番号「1」に対応する4つのアラートの中から、アラート番号「3」の「いい言葉ではないけど、本当に送る?」を選択したとする。その後、警告表示部120は、選択したアラートを表示部14に表示する。これにより、表示部14は、例えば、図9に例示するように、選択されたアラートを表示するとともに、テキストを送信するか否かをユーザに確認するためのダイアログボックスを表示する。
警告表示部120は、アラートを表示部14に表示すると、操作部13からユーザによるテキスト送信に関する指示を取得したか否かを判定する(ステップS203)。図9に示す例では、ユーザが「送る」、「送らない」のいずれかを押下操作すると、送信に関する指示がされたと判定される。指示を取得するまで、警告表示処理は待機状態となる(ステップS203でNo)。
指示を取得すると(ステップS203でYes)、警告表示部120は、その指示が送信指示であるか否かを判定する(ステップS204)。例えば、図9に示す例では、ユーザが「送る」の押下操作をした場合に、指示が送信指示であると判定される(ステップS204でYes)。
ユーザからの指示が送信指示であれば、警告表示部120は、テキストを送信する指示を通信部15に送出する(ステップS205)。図3、図9に示す例では、SNSアプリケーション上で「ふみちゃん」にテキスト「貸すわけないし ばかじゃん」が送信される。その後、警告表示処理が終了する。一方、ステップS204で、ユーザが「送らない」の押下操作をした場合は(ステップS204でNo)、テキストを送信する指示が通信部15に送出されることなく、警告表示処理が終了する。この場合、ユーザは、必要に応じて、操作部13を操作して、送信対象テキストを編集し、再度、送信ボタンSBを操作する。
なお、ステップS201で、送信対象のテキストに不適切な形態素が含まれていないと判別された場合は(ステップS201でNo)、処理はステップS205に移行する。
<ポイント更新処理>
ポイント更新部140は、ポイント更新処理(ステップS300)が起動されると、図10に示すように、付加情報を解析して、送信対象のテキストに含まれる形態素に付加されているポイントの合計を算出する(ステップS301)。図7に示す付加情報の例では、それぞれの形態素に付加されているポイント「0」、「0」、「0」、「0」、「−1」、「0」が合算され、ポイントの合計が「−1」と算出される。
ポイント更新部140は、ポイント更新処理(ステップS300)が起動されると、図10に示すように、付加情報を解析して、送信対象のテキストに含まれる形態素に付加されているポイントの合計を算出する(ステップS301)。図7に示す付加情報の例では、それぞれの形態素に付加されているポイント「0」、「0」、「0」、「0」、「−1」、「0」が合算され、ポイントの合計が「−1」と算出される。
次に、ポイント更新部140は、通信部15を監視し、テキストが実際に送信されたか否かを判定する(ステップS302)。実際に送信されたと判定された場合(ステップS302でYes)、ポイント更新部140は、算出したポイントの合計をポイント表示部130に通知し、表示部14に表示されているポイントを更新させる(ステップS303)。図3に示す例では、ポイント表示エリアPに表示されているポイント「32」はポイントの合計「−1」が加算され、「31」に更新される。その後、ポイント更新処理が終了する。
一方、ステップS302で、テキストが送信されないと判別された場合は、(ステップS302でNo)、所定時間が経過するまで(ステップS304でNo)、ポイント更新処理は待機状態となる。所定時間が経過した場合は(ステップS304でYes)、算出されたポイントの合計「−1」を示す情報が破棄される(ステップS305)。その後、ポイント更新処理が終了する。
以上説明したように、本実施の形態では、警告表示部120が、ユーザが送信指示をしたテキストに、使用することが不適切な形態素が含まれると判定した場合に、テキストを送信することが不適切である旨のアラートを表示部14に表示させる構成とした。これにより、不適切な表現を含むテキストを送信しようとしたユーザに、適切な操作を促し、操作をサポートすることができる。
また、不適切な形態素(表現)の内容に応じて、アラートを選択するように構成したので、内容に応じて適切なアラート、アドバイス、指導が可能となる。また、送信を単に禁止するものではないため、ユーザの自主的な判断を尊重した処理が可能となる。
また、本実施の形態では、アラートテーブル152で、使用することが不適切である単語の属性と、その単語を含むテキストが送信された際に表示部14が表示するアラートの複数の候補と、を対応付け記憶し、警告表示部120が、その複数の候補から、ランダムに一のアラートを選択する構成とした。これにより、より人間性のある受け入れやすい注意を促すことができる。
さらに、本実施の形態では、ポイント更新部140が、ポイント表示部130により表示部14に表示された所定期間内の累積ポイントを、実際に送信されたテキストのポイントに応じて更新する構成とした。これにより、不適切な表現を含むテキストの送信を抑制し、奨励される表現を用いることを心がけるためのモチベーションを高めることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更はもちろん可能である。
(変形例)
本実施の形態では、ポイント表示部130が累積ポイントを表示部14に表示させると説明したが、図3の例に示すように、ポイント表示エリアPに表示される累積ポイントとともに、キャラクタの画像Cを表示させてもよい。また、キャラクタの画像を、記憶部12(画像記憶手段)に複数記憶させ、ポイント表示エリアPに表示されるポイントに応じて、異なるキャラクタを表示するようにしてもよい。
本実施の形態では、ポイント表示部130が累積ポイントを表示部14に表示させると説明したが、図3の例に示すように、ポイント表示エリアPに表示される累積ポイントとともに、キャラクタの画像Cを表示させてもよい。また、キャラクタの画像を、記憶部12(画像記憶手段)に複数記憶させ、ポイント表示エリアPに表示されるポイントに応じて、異なるキャラクタを表示するようにしてもよい。
例えば、ポイントが「100」以上のときに、子供に人気のあるヒーローのキャラクタ画像を表示させ、「−100」以下のときに、子供に嫌悪感を抱かせるような悪役のキャラクタ画像を表示させる。これにより、上述したポイント表示による効果を促進することができる。
また、ポイント表示部130が、そのテキストを構成する形態素に付加されたポイントの合計値を算出し、表示部14に表示させるように構成してもよい。この場合、テキストが送信される度に、そのテキストを構成する形態素に付加されたポイントの合計値に応じて、キャラクタの画像を表示部14に表示させるように構成してもよい。
また、本実施の形態では、警告表示部120が、ユーザが送信指示をしたテキストに、使用することが不適切な形態素が含まれると判定した場合に、テキストを送信することが不適切である旨のアラートを表示部14に表示させると説明したが、1回の送信指示でテキストに含まれる不適切な形態素の数により、アラートの表示態様を変更してもよい。
例えば、アラートテーブル152に、属性毎に、不適切な形態素の数に応じたアラートを記憶させ、テキストに3以上の不適切な形態素が含まれていた場合に、語調が厳しいアラートを表示する等設計してもよい。また例えば、テキストに複数の不適切な形態素が含まれていた場合に、図11に示すように、表示するダイアログボックスの大きさを変更してもよい。これにより、不適切な形態素が複数含まれているテキストの送信に対して、より厳格に適切な操作を促すことができる。
さらに、本実施の形態では、データ記憶部150に、単語テーブル151とアラートテーブル152とを格納すると説明したが、これらのテーブルは、外部サーバからのプッシュ送信等により随時更新されてもよい。この場合、入力支援部100は、主として制御部11によって実現される機能部であるデータ更新部を備える。データ更新部は、通信部15が外部サーバから受信した更新データを、単語テーブル151又はアラートテーブル152に上書きすることにより、これらのテーブルを更新する。
これにより、単語テーブル151に時流に即した新しい単語に関する情報を記憶させることができ、警告表示部120、ポイント表示部130、ポイント更新部140は、新しい単語を処理の対象に含めて、上述した各処理を実行することができる。また、アラートテーブル152に記憶されているアラートを更新することができ、より人間性のある受け入れやすい注意を促すことができる。
また、本実施の形態では、ユーザがテキストの送信ボタンSBを押下すると各処理が起動すると説明したが、各処理が起動するタイミングはこれに限られない。例えば、解析部110が、ユーザによるテキストの入力中に、入力されているテキストを解析するように構成してもよい。
以上の説明では、理解を容易にするため、単純に「単語」と「属性」、「ポイント」とを対応付けたが、誤解析を防止するため、「単語」と「品詞」、「属性」、「ポイント」とを対応付ける等してもよい。
また、上記実施の形態では「属性」として、「ポジティブ」、「ネガティブ」、「アダルト」を設定したが、その形態素の使用を推奨する「推奨」と、使用を推奨しない「非推奨」という属性でもよい。その他、単語テーブル151とアラートテーブル152の設計手法は任意である。例えば、反社会的な言葉、「爆破」、「殺」、「麻薬」等を非推奨に設定する等してもよい。
また、上記実施の形態では「属性」として、「ポジティブ」、「ネガティブ」、「アダルト」を設定したが、その形態素の使用を推奨する「推奨」と、使用を推奨しない「非推奨」という属性でもよい。その他、単語テーブル151とアラートテーブル152の設計手法は任意である。例えば、反社会的な言葉、「爆破」、「殺」、「麻薬」等を非推奨に設定する等してもよい。
上記実施の形態では、個人対個人の通信を行う際に、入力テキストの「適切さ」に基づいて、利用者にアドバイスを提示する例を示したが、この発明は、これに限定されない。例えば、検索エンジンに、「爆破」、「殺」、「麻薬」、「出会い系」等の反社会的表現や児童生徒にふさわしくない単語・形態素が入力されたときに、それを検出し、アラートを表示するようにしてもよい。
また、有害な情報(例えば、反社会的情報、公序良俗に反する情報、児童・生徒にふさわしくない内容の情報)を提供するサイトのURLと、提供される情報の属性とをURLテーブルに対応付けておき、URLテーブルに登録されたURLにアクセスする際に、属性に応じたアラートを表示することにより、不適切なサイトへのアクセスを防止するようにしてもよい。
操作部13を操作して入力されたテキストを例に発明を説明したが、処理対象(解析及びアラート対象)のテキストは、外部より通信で受信して入力されたものでも、既存のテキストの全部又は一部をコピー・ペーストして入力されたものでもよい。
本実施の形態では、入力支援装置は、携帯端末装置に採用される装置であると説明したが、PC等他の装置に採用することも可能である。
10 携帯端末装置
11 制御部
12 記憶部
13 操作部
14 表示部
15 通信部
16 バス
100 入力支援部
110 解析部
120 警告表示部
130 ポイント表示部
140 ポイント更新部
150 データ記憶部
151 単語テーブル
152 アラートテーブル
C キャラクタ画像
N ネットワーク
P ポイント表示エリア
SB 送信ボタン
TB テキストボックス
TS トーク画面
11 制御部
12 記憶部
13 操作部
14 表示部
15 通信部
16 バス
100 入力支援部
110 解析部
120 警告表示部
130 ポイント表示部
140 ポイント更新部
150 データ記憶部
151 単語テーブル
152 アラートテーブル
C キャラクタ画像
N ネットワーク
P ポイント表示エリア
SB 送信ボタン
TB テキストボックス
TS トーク画面
Claims (10)
- 単語と、該単語の属性とを対応付けて記憶する単語記憶手段と、
テキストを形態素に分割する分割手段と、
前記単語記憶手段の記憶内容に基づいて、前記テキストを構成する形態素に、使用することが不適切である特定の属性の形態素が含まれているか否かを判別し、含まれていると判別した場合に、該テキストの使用が不適切である旨のアラートを表示する警告表示手段と、
を備える入力支援装置。 - 前記入力支援装置は、テキストの使用が不適切である旨の複数のアラートを記憶するアラート記憶手段を備え、
前記警告表示手段は、予め定められた方式で、前記アラート記憶手段に記憶されている複数のアラートから一のアラートを抽出し、該抽出したアラートを表示する、
請求項1に記載の入力支援装置。 - 前記単語記憶手段は、さらに、前記単語にポイントを対応付けて記憶し、
前記分割手段により得られた形態素のうち、前記単語記憶手段に記憶されている単語と一致するものに対応付けられているポイントの合計値を求めて表示するポイント表示手段をさらに備える、
請求項1又は2に記載の入力支援装置。 - 予め定められた期間内に累積されたポイントを表示するポイント累積値表示手段と、
前記ポイント表示手段により求められた合計値により、前記ポイント累積値表示手段が表示する累積されたポイントを更新する更新手段と、
を備える請求項3に記載の入力支援装置。 - 前記ポイントは、単語の使用を推奨するポイントと、単語の使用を避けることを推奨するポイントとを含み、
使用を推奨するポイントと使用を避けることを推奨するポイントは異なる符号を有する、
請求項3又は4に記載の入力支援装置。 - ポイントとキャラクタ画像を対応付けて記憶する画像記憶手段を備え、
前記ポイント表示手段又はポイント累積値表示手段は、前記画像記憶手段を参照して、表示するポイントに対応付けられたキャラクタ画像を表示する、
請求項3乃至5のいずれか一項に記載の入力支援装置。 - 前記警告表示手段は、前記特定の属性の形態素の数に応じて、前記表示するアラートの表示態様を変更する、
請求項1乃至6のいずれか一項に記載の入力支援装置。 - 前記入力支援装置は、テキストの使用が不適切である旨の複数のアラートを記憶するアラート記憶手段を備え、
前記アラート記憶手段は、さらに、前記テキストに含まれる前記特定の属性の形態素の数に対応付けてアラートを複数記憶し、
前記警告表示手段は、前記アラート記憶手段を参照し、前記テキストに含まれる前記特定の属性の形態素の数に応じて、前記表示するアラートを変更する、
請求項7に記載の入力支援装置。 - 使用を避けるべき単語を記憶し、
テキストを形態素に分割し、
前記記憶する内容に基づいて、前記テキストを構成する形態素に、使用することが不適切である形態素が含まれていることを判別し、前記テキストの使用が不適切である旨のアラートを表示する、
ことを特徴とする入力支援方法。 - コンピュータを、
単語とその属性とを対応付けて記憶する単語記憶手段、
テキストを形態素に分割する分割手段、
前記単語記憶手段の記憶内容に基づいて、前記テキストを構成する形態素に、使用することが不適切である特定の属性の形態素が含まれていることを判別し、前記テキストの使用が不適切である旨のアラートを表示する警告表示手段、
として機能させるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015075265A JP2016194864A (ja) | 2015-04-01 | 2015-04-01 | 入力支援装置、入力支援方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015075265A JP2016194864A (ja) | 2015-04-01 | 2015-04-01 | 入力支援装置、入力支援方法及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016194864A true JP2016194864A (ja) | 2016-11-17 |
Family
ID=57323576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015075265A Pending JP2016194864A (ja) | 2015-04-01 | 2015-04-01 | 入力支援装置、入力支援方法及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016194864A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0477857A (ja) * | 1990-07-13 | 1992-03-11 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 不適切表現検出装置 |
JP2003248681A (ja) * | 2001-11-20 | 2003-09-05 | Just Syst Corp | 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム |
JP2005092305A (ja) * | 2003-09-12 | 2005-04-07 | Nec Access Technica Ltd | 携帯電話機及びそのプログラム |
JP2006268303A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Nomura Research Institute Ltd | 投稿データ評価装置 |
-
2015
- 2015-04-01 JP JP2015075265A patent/JP2016194864A/ja active Pending
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