JP2016184602A - 回路基板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 上面を有するセラミック基板1と、上面および下面を有しており、下面がセラミック基板1の上面に接合された金属回路板2と、金属回路板2の上面にろう材3を介して接合された金属端子4とを有しており、ろう材3が銅およびリンを主成分とするろう材である回路基板である。銅およびリンを主成分とするろう材の弾性率が比較的小さいため、金属回路板2と金属端子4との接合部分における熱応力が低減され、この接合部分における機械的な破壊が抑制される。
【選択図】 図1
Description
きな電流が流されるパワーモジュールまたはスイッチングモジュール等の電子装置に、セラミック基板の上下両面に銅等の金属板が接合された回路基板が用いられている(例えば、下記特許文献1を参照。)。このような回路基板は、電気自動車の制御装置または熱電変換による発電装置等の用途において需要が高まりつつある。
器に実装されて使用される。
スズ−銀またはスズ−鉛等の半田である。
料によって形成されている。これらのセラミック材料について、熱伝導性(放熱性)の点においては、窒化ケイ素質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体および炭化ケイ素質焼結体が好ましい。また、機械的な強度の点においては、窒化ケイ素質焼結体および炭化ケイ素質焼結体が好ましい。
板用ろう材5は、スクリーン印刷で所定位置に設けられたものでもよいし、金属板用ろう材5をクラッドした所定の厚みの金属の板を金属回路板2および金属板6の形状および寸法に打ち抜くことで形成してもよい。各部材を所定の位置に配置し、位置がずれないように治具等を用いて荷重をかけながら真空中で金属板用ろう材5が溶融する温度まで昇温し各部材を接合する。以上によって、セラミック基板1に金属回路板2および金属板6がそれぞれに接合される。
加熱し、ろう材ペーストの有機溶剤、溶媒および分散剤を気体に変えて発散させるとともにろう材3を溶融させる。その後これらを冷却させて金属板用ろう材5を固化させることによって、金属回路板2および金属板6をセラミック基板1の所定部位に接合することができる。
作製した後に、セラミック基板1上にメタライズペーストを所定パターン形状に印刷塗布して焼き付けることによって形成すればよい。メタライズペーストは、例えば、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、マンガン(Mn)またはこれらの混合粉末からなる金属粉末と、適当なバインダーと有機溶剤・溶媒とを添加混合し、混練することによって作製する。
金属回路板2および金属板6の露出表面(表面のうちセラミック基板1に接合されていない部分等)をより効果的に被覆して保護することができ、金属回路板2の酸化腐食をより効果的に低減させることができる。また、10μm以下であれば、その内部の残留応力が比較的小さいため、例えばセラミック基板1の厚さが300μm未満の薄いものになったとし
ても、めっき層7の内部の応力によってセラミック基板1に反りまたは割れ等の機械的な破壊が生じる可能性をより低く抑えることができる。
起因した上記接合部分における亀裂等の機械的な破壊の発生が効果的に抑制されている。
。錫が4質量%以上あれば、ろう材の融点を低下させ、濡れ性も向上させる効果がある。錫が15質量%を超えると、ろう材の強度が低下する。ニッケルが1%以上あれば、ろう材の融点を低下させる効果がある。ニッケルが4.5%を超えると、ろう材の融点が上昇する
。
ているろう材等の接合材は金属板用ろう材5を再溶融させない温度で接合できるように、作業性を考えると金属板用ろう材5の融点より50℃程度低いことが好ましい。同様に、ろう材3の融点が金属板用ろう材5の融点より50℃程度低い680℃以下であれば、図4に示
した回路基板9Aにおける金属端子4のろう付け時の加熱で金属板用ろう材5の一部が再溶融するような可能性がより効果的に低減される。また、ろう材3の融点が550℃以上で
あれば、電子部品が金属回路板2に半田等の低融点ろう材によって接合されるときの加熱温度に対して十分にろう材3の融点が高い。そのため、電子部品の搭載、実装時にろう材3が最溶融するような可能性が効果的に低減される。したがって、この場合には、信頼性の向上に対してもより有効な回路基板9Aを提供することができる。
1A、1B・・セラミック基板(変形例)
2・・・・金属回路板
2a・・・・金属層
2A・・・・補助用の金属回路板
3・・・・ろう材
4・・・・金属端子
4a・・・・(他の)金属層
5・・・・金属板用ろう材(接合材)
6・・・・金属板
7・・・・めっき層
9・・・・回路基板
Claims (4)
- 上面を有するセラミック基板と、
上面および下面を有しており、該下面が前記セラミック基板の前記上面に接合された金属回路板と、
該金属回路板の前記上面にろう材を介して接合された金属端子とを備えており、
前記ろう材が、銅およびリンを主成分とするろう材であることを特徴とする回路基板。 - 前記金属回路板の前記上面に、前記ろう材が直接接合されていることをで特徴とする請求項1に記載の回路基板。
- 前記ろう材が、スズまたはニッケルをさらに含んでいることを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
- 前記ろう材の融点が550℃〜680℃の範囲であることを特徴とする請求項3に記載の回路基板。
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2015
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