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JP2016181887A - 撮像装置 - Google Patents

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JP2016181887A
JP2016181887A JP2015062584A JP2015062584A JP2016181887A JP 2016181887 A JP2016181887 A JP 2016181887A JP 2015062584 A JP2015062584 A JP 2015062584A JP 2015062584 A JP2015062584 A JP 2015062584A JP 2016181887 A JP2016181887 A JP 2016181887A
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智則 今井
Tomonori Imai
智則 今井
達哉 大山
Tatsuya Oyama
達哉 大山
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Abstract

【課題】撮像センサの受光面周りを密封する構造を備えた撮像装置で、密封構造の小型化と生産性の向上を実現する。【解決手段】撮像センサは、光軸方向に突出して受光面を端部に有する突出部と、突出部の外周部分を囲む外周支持面とを備える。撮像センサの外周支持面に当接して支持される被支持部を内周側に有する枠状の弾性材として密封部材を形成する。撮像センサの外周支持面に密封部材の被支持部を支持させた状態で、撮像光学系を支持する支持部材に対して撮像センサを取り付けて、撮像センサと支持部材で密封部材を挟んだ密封状態にする。【選択図】図9

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に撮像センサの周囲を密封する構造に関する。
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラのように、被写体光を受光する受光部として撮像センサ(撮像素子)を用いる撮像装置では、撮像センサの受光面上に埃や異物が付着することを防ぐために受光面周りを密封構造にする場合がある。密封構造の一例として、撮像センサの受領面の周縁領域と、受光面に対向する支持部材の当付面との間に密封用のパッキンを挟んだものが知られている(特許文献1)。このタイプの密封構造を備えた撮像装置は、組み立てに際して、支持部材の当付面側にパッキンを支持させた状態で撮像センサを支持部材に組み付けて密封状態にするのが一般的である。
特開2010-28471号公報
撮像センサの受光面の周縁領域と支持部材の当付面との間にパッキンを挟む従来の密封構造は、パッキン全体の厚みに対応したスペースを受光面と当付面の間に確保する必要があり、受光面に入射する光束の進行方向(光軸方向)での小型化に制約があった。また、支持部材と撮像センサによって挟まれるまではパッキンが安定的に支持されないので、組み付けの作業性や組み付け精度を考慮してパッキン自体にある程度の形状保持性(強度)を持たせる必要があった。すなわちパッキンを小型化したり柔軟にしたりすることに対する制約があった。
また、パッキンは荷重をかけて圧縮させた状態で組み込まれるため、パッキンが受光面の周縁領域に当接していると、その周縁領域の内側に位置する受光面の実効的な受光領域にも負荷が影響するおそれがある。そのため、密封性能を損なわない範囲でパッキンから受光面への負荷をできるだけ少なくするべく、撮像センサ周りの各部の寸法関係やパッキンの圧縮量などを厳密に設定する必要があり、設計や製造の難度が高いという問題があった。さらにパッキンの形状によっては、各部の寸法関係を適切に設定した場合でも、圧縮荷重に対するパッキンの反力が大きくて撮像センサの組み付け性に支障を及ぼしたり、撮像センサの組み付け段階でパッキンに意図しない異常変形(密封性能や撮影性能に影響を及ぼすような変形)を生じたりしてしまうおそれがあった。
また、光軸に対する撮像センサの傾き調整を可能としたタイプの撮像装置では、傾き調整を行った際にパッキンの各部の圧縮量が非均一になり、負荷や密封性能にばらつきが生じるおそれがある。そのためパッキンに関する条件設定がより一層難しくなるという問題があった。
本発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、撮像センサの受光面周りの密封を行う密封構造における小型化と生産性の向上を実現した撮像装置を提供することを目的とする。
本発明は、撮像光学系を通った光束を受光する受光面を有する撮像センサと、撮像光学系と撮像センサを支持する支持部材と、撮像センサを支持部材に支持させたときに撮像センサと支持部材の間に挟まれて受光面周りを密封する密封部材とを有する撮像装置において、以下の特徴を備えるものである。
第1の特徴では、撮像センサは、光軸方向に突出して受光面を端部に有する突出部と、突出部の外周部分を囲む外周支持面とを備え、密封部材は、撮像センサの外周支持面に当接して支持される被支持部を内周側に有する枠状の弾性材からなる。そして外周支持面に密封部材の被支持部を支持させた状態で撮像センサを支持部材に取り付けて密封状態にする。
第2の特徴では、第1の特徴と同様に撮像センサの突出部の外周支持面に密封部材の被支持部を支持させた上で、撮像センサを支持部材に取り付けたときに、支持部材に形成した第1の挟持部と、撮像センサの突出部を囲む位置に設けた第2の挟持部とが光軸方向に対向して位置し、この第1の挟持部と第2の挟持部に挟まれて密封部材が圧縮荷重を受けるようにする。そして密封部材においては、第1の挟持部に当接する第1の当接部と第2の挟持部に当接する第2の当接部を、圧縮荷重の作用方向で互いの延長上に位置しないオフセットした配置にする。
より具体的には、密封部材における第2の当接部が第1の当接部よりも被支持部から遠い外周側に位置しており、第1の挟持部から第1の当接部に対して圧縮荷重が加わったときに、第2の当接部に対して被支持部から離れる外周方向への変形を誘発させる力が作用するようにすることが好ましい。
また、撮像センサの突出部を挿入可能な開口と、この開口の周囲に位置する枠状部とを有する中間部材を備え、撮像センサは、開口に突出部を挿入させた状態で中間部材を介して支持部材に支持され、中間部材の枠状部によって第2の挟持部を構成するとよい。
第3の特徴では、支持部材と撮像センサの間に、光軸方向での撮像センサの位置変化を規制する支点部と、光軸方向へ撮像センサを位置調整可能とする調整部とを含む傾き調整機構を備え、支持部材に対して支点部を支点として撮像センサを傾動させて光軸に対する受光面の傾きを変化させることを可能とした上で、密封部材を、調整部側から支点部側へ進むにつれて光軸方向の厚みを小さくする形状にする。
例えば略矩形である撮像センサの受光面の一組の対辺の一方に沿う位置に支点部を設け、他方に沿う位置に調整部を設ける。密封部材は、受光面を囲む4つの辺部を有する略矩形の枠状体であり、調整部が設けられている側に位置する第1の辺部から支点部が設けられている側に位置する第2の辺部へ進むにつれて光軸方向の厚みが小さくなる。
本発明の第1の特徴を適用した撮像装置では、撮像センサにおける受光面を含む平面上ではなく、受光面を端部に有する突出部の外周部分に密封部材を支持させるため、受光面と支持部材との間における密封部材の配置スペースの設定自由度が高くなり、光軸方向でのスペース効率を向上させることができる。また、撮像センサ側に密封部材を支持させた状態で支持部材への撮像センサの取り付けを行うので、簡単かつ高精度に密封部材を組み込むことができる。さらに、支持部材への撮像センサの取り付け段階で密封部材の基本形状が撮像センサの突出部を介して維持されるため、小型で柔軟な密封部材にも対応しやすい。
本発明の第2の特徴を適用した撮像装置では、密封部材における第1の当接部と第2の当接部を圧縮荷重の作用方向で互いの延長上に位置しないようにオフセットさせたことで、圧縮方向と異なる方向への変形を生じさせやすくなる。その結果、圧縮荷重を加えたときの密封部材の反力を抑えて、組み込みの作業性を向上させると共に、密封状態における撮像センサへの負荷を小さくすることができる。特に、支持部材側の第1の挟持部から第1の当接部に圧縮荷重が加わったときに、密封部材の外周方向へ向けて第2の当接部を変形させることで、支持部材との間の封止を担う第1の当接部の形状をコントロールしやすくなり(異常変形を防ぎ)、負荷を抑えつつ優れた密封性能を得ることができる。
本発明の第3の特徴を適用した撮像装置では、撮像センサの傾き調整時の傾動の変位量に対応させた非均一な厚みを密封部材に持たせることにより、撮像センサの組み付け段階での難しい調整などを要することなく、傾き調整による影響を受けにくい優れた密封性能を得ることができる。
以上から、本発明の各特徴を適用することで、撮像センサ周りの密封構造を備えた撮像装置における小型化や生産性の向上を実現することができる。第1から第3の特徴は、個別に適用してもよいし、組み合わせて用いてもよい。
本発明の一実施形態の撮像装置を被写体側から見た外観斜視図である。 同撮像装置を被写体側から見た正面図である。 図2のIII-III線に沿う撮像装置の断面図である。 図2のIV-IV線に沿う撮像装置の断面図である。 図3の一部を拡大した断面図である。 図4の一部を拡大した断面図である。 図2のVII-VII線に沿う撮像装置の断面図である。 図2のVIII-VIII線に沿う撮像装置の断面図である。 撮像センサユニットを分解した状態の撮像装置を被写体側から見た外観斜視図である。 撮像センサユニットを組み合わせた状態の斜視図である。 撮像センサユニットを分解した状態の斜視図である。 撮像センサユニットを被写体側から見た正面図である。 パッキンを被写体側から見た斜視図である。 パッキンを被写体側から見た正面図である。 図14のXV-XV線に沿うパッキンの断面図である。 図14のXVI-XVI線に沿うパッキンの断面図である。 図14のXVII-XVII線に沿うパッキンの断面図である。 図12のXVIII-XVIII線に沿う撮像センサユニットの断面図である。 撮像センサユニットをハウジングに取り付けた状態における図18と同様の断面図である。 図12のXX-XX線に沿う撮像センサユニットの断面図である。 撮像センサユニットをハウジングに取り付けた状態における図20と同様の断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態に係る撮像装置10について説明する。以下の説明中の前後、左右、上下の各方向は図中の矢線を基準としている。撮像装置10は、携帯電話、スマートフォン、タブレットコンピュータなどの様々な電子機器に搭載することが可能であり、図1及び図2に外観形状を示すように、前後方向に薄く左右方向に長い横長形状をなしている。
図3と図4に示すように、撮像装置10の撮像光学系は、被写体側から順に、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4を有し、第1レンズ群G1に含まれる第1プリズムL11と第4レンズ群G4の像側に位置する第2プリズムL12でそれぞれ略直角に被写体からの光束を反射させる屈曲光学系となっている。第1レンズ群G1は、第1プリズムL11の入射面L11−aの前方に位置する第1レンズL1と、第1プリズムL11と、第1プリズムL11の出射面L11−bの右方に位置する第2レンズL2とから構成される。第2レンズ群G2から第4レンズ群G4はそれぞれ、プリズムなどの反射素子を含まないレンズ群である。第4レンズ群G4の右方に第2プリズムL12の入射面L12−aが位置し、第2プリズムL12の出射面L12−bの前方に撮像センサ40の受光面41が位置している。
図3に示すように、撮像装置10の撮像光学系では、第1プリズムL11で屈曲される前の光軸(第1レンズL1の光軸)を第1光軸O1、第1プリズムL11で屈曲されて第2プリズムL12に至るまでの光軸(第2レンズL2、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4の光軸)を第2光軸O2、第2プリズムL12で屈曲された後の光軸を第3光軸O3とする。
第1光軸O1に沿って第1レンズL1に入射した被写体光束は、入射面L11−aを通して第1プリズムL11に入り、第1プリズムL11の反射面L11−cによって第2光軸O2に沿う方向に反射されて出射面L11−bから出射される。続いて被写体光束は、第2光軸O2上に位置する第2レンズと第2レンズ群G2から第4レンズ群G4までの各レンズを通り、入射面L12−aを通して第2プリズムL12に入り、第2プリズムL12内の反射面L12−cによって第3光軸O3に沿う方向に反射されて出射面L12−bから出射され、撮像センサ40の受光面41上に結像する。
撮像装置10は、箱状のハウジング(支持部材)15内に第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4及び第2プリズムL12を支持している。ハウジング15は、第2光軸O2に沿う左右方向に長く、かつ第1光軸O1と第3光軸O3に沿う前後方向の厚さが薄い箱状体である。第1レンズ群G1を構成する第1プリズムL11と第2レンズL2は、ハウジング15の長手方向の一端部(左端部)付近に固定的に保持されている。第1レンズ群G1の第1レンズL1は第1レンズ枠17に支持され、第1レンズ枠17がハウジング15により支持されている。ハウジング15には第1レンズ群G1の周囲を囲む1群カバー16が取り付けられ、1群カバー16に形成した前面開口16aに臨んで第1レンズL1が配置される。ハウジング15の長手方向の他端部(右端部)付近には、第4レンズ群G4と第2プリズムL12とが固定的に保持されている。第2レンズ群G2を保持する2群枠20と第3レンズ群G3を保持する3群枠21は、ハウジング15内に設けたガイドロッド22(図3と図4には一つのみが表れているが、上下方向に位置を異ならせて一対設けられている)によって第2光軸O2に沿って移動可能に支持されている。ハウジング15の右端付近には第1モータ23と第2モータ24が設けられ(図7、図8参照)、第1モータ23を駆動すると2群枠20がガイドロッド22に沿って移動し、第2モータ24を駆動すると3群枠21がガイドロッド22に沿って移動する。
図9に示すように、ハウジング15の右端付近には、撮像センサ40を支持するための撮像センサ支持部30が形成されている。撮像センサ支持部30は前方を向く有底の凹部として形成されており、その底部が第3光軸O3に対して略垂直な支持平面(第1の挟持部)31になっている。支持平面31の左方には、支持平面31よりも前方に位置する支持段部(第1の挟持部)31aが形成されている。支持平面31の中央には略矩形の光路開口32が形成されている。第2プリズムL12の出射面L12−bが光路開口32に臨んで位置しており、出射面L12−bから出射された光は、光路開口32を通って撮像センサ40の受光面41に達する。撮像センサ支持部30はさらに支持平面31の周囲に前方へ向かって突出する立壁33を有している。立壁33は、支持平面31の左側と上側と下側の3つの辺に沿って形成されており、支持平面31の右側には立壁33が形成されずに開放されている。各立壁33には、撮像センサ支持部30の内側に向けて突出する複数の半円状断面の凸部33aが形成されている。支持平面31の左側に位置する立壁33には、撮像センサ支持部30内に向けて(すなわち右方に向けて)庇状に突出する支点突起(支点部、傾き調整機構)34が形成されている。
図4、図6及び図9に示すように、ハウジング15の右側部には挿入凹部(調整部、傾き調整機構)35が形成されている。挿入凹部35内には、ハウジング15の後面側に開口するネジ挿通孔36が形成されている。ネジ挿通孔36は上下方向に位置を異ならせて2つ設けられている。
撮像センサ40は単体でハウジング15に対して組み付けられるのではなく、図10と図11に示すように、撮像センサ40と調整板(中間部材)50とパッキン(密封部材)60を組み合わせた撮像センサユニット14が構成される。
図11に示すように、撮像センサ40は、撮像装置10の前面側に位置するセンサ基板42から後方に向けて突出する直方体状の突出部43を有し、突出部43の端部(後方を向く端面)が受光面41となっている。突出部43の外周部分には外周支持面44が形成されている。外周支持面44は略矩形の受光面41の4つの辺に沿う4つの平面部分を有し、それぞれの平面部分は受光面41に対して略直交する関係にある。センサ基板42は受光面41よりも面積が大きく、外周支持面44の周囲にフランジ部を形成している。センサ基板42のうち突出部43の右側に位置するフランジ部は幅広になっており、この幅広のフランジ部には後方へ向けて突出する複数のチップ部品45が設けられている。センサ基板42にフレキシブル基板46が接続している。フレキシブル基板46は、センサ基板42から側方(上方)へ向けて延設され、撮像装置10を搭載する電子機器の制御回路(図示略)に接続される。フレキシブル基板46を介して画像信号の授受などが行われる。
図9から図11に示すように、調整板50は、撮像センサ40の突出部43を挿入可能な略矩形の開口51が形成された枠状部(第2の挟持部)52と、枠状部52の右側の縁部から後方に向けて突出する後方延設部53を有している。後方延設部53の後端部には、枠状部52と略平行になるように曲げられた2つの支持座(調整部、傾き調整機構)54が設けられており、各支持座54にはネジ孔55が形成されている。ネジ孔55内には雌ネジが形成されている。また枠状部52と後方延設部53の境界部分には、左右方向へ貫通する逃げ孔56が形成されている。枠状部52には、後方延設部53と反対側に位置する左側の縁部に嵌合段部(支点部、傾き調整機構)57が形成されている。嵌合段部57は枠状部52における他の部分に比べて後方に位置する段差形状になっている。
図13から図17に単体形状を示すパッキン60は、弾性変形可能な材質で形成されており、撮像センサ40の突出部43の外周を囲む略矩形の枠状体である。パッキン60は、撮像センサ40の突出部43における外周支持面44に対して密着状態で当接する被支持部61を内周側に有し、さらに、後方(第3光軸O3に沿う被写体光の進行方向と反対方向)に向けて突出する第1当接部62と、第1当接部62とは逆に前方(第3光軸O3に沿う被写体光の進行方向)に向けて突出する第2当接部63とを有している。被支持部61と第1当接部62と第2当接部63は基部65で接続される(図5、図6、図15から図17参照)。パッキン60の内周側と外周側を結ぶ方向において、第2当接部63は被支持部61から遠いパッキン60の外周側に形成されており、第1当接部62は被支持部61と第2当接部63の間の位置に形成されている。別言すれば、第1当接部62と第2当接部63は、前後方向に並ばない(互いの延長上に位置しない)ようにオフセットした配置になっている。
矩形の枠状をなすパッキン60は、上下方向に延びる一対の上下方向延設部(第2の辺部)60a及び上下方向延設部(第1の辺部)60bと、左右方向に延びる一対の左右方向延設部60c及び左右方向延設部60dを有している。撮像センサ40の外周支持面44にパッキン60を支持させた状態で、上下方向延設部60a、60bと左右方向延設部60c、60dが受光面41の4辺に沿って位置する(図10参照)。このうち左側に位置する上下方向延設部60aはその略全体に亘って第1当接部62が形成されておらず(図11参照)、さらに上下方向延設部60aにおける長手方向(上下方向)の略中央に位置する一部分は、第1当接部62に加えて第2当接部63も形成されていない平板部64となっている。図5に示すように、平板部64は、左右方向の幅よりも前後方向の厚みが小さい薄板状の断面形状を有している。
パッキン60はさらに、図17に示すように、右側の上下方向延設部60bから左側の上下方向延設部60aに進むにつれて、徐々に前後方向の厚みを小さくするテーパー形状(楔状)になっている。より詳しくは、上下方向延設部60aと上下方向延設部60bを接続する左右方向延設部60cと左右方向延設部60dにおいて、基部65に対する第1当接部62の後方への突出量は略均一であり、第2当接部63の前方への突出量が徐々に変化しており、図17のように左右方向延設部60c(60d)を側方から見たときに、第1当接部62の先端面と第2当接部63の先端面が非平行な関係(図17と図20に傾き角θとして示している)になっている。これによりパッキン60の厚みが徐変している。
図9から図11、図18から図21に示すように、撮像センサユニット14を形成する際に、調整板50に対して撮像センサ40は、突出部43を前方から開口51に挿入し、センサ基板42を枠状部52の前面側に当接させて組み合わされる。このときセンサ基板42に設けたチップ部品45の一部が逃げ孔56に進入する(図5、図6、図20、図21参照)。撮像センサ40と調整板50は接着剤などを用いて接合される。撮像センサ40と調整板50を組み合わせた状態では、突出部43が開口51を通して枠状部52から突出しており、この突出した突出部43の外周支持面44に嵌る形態でパッキン60が取り付けられる(図10、図18から図21参照)。パッキン60の被支持部61の内寸は突出部43における外周支持面44の外寸よりもわずかに小さく設定されており、パッキン60は弾性変形して被支持部61を外周支持面44に密着させた状態で取り付けられる。このときパッキン60の第2当接部63の先端が調整板50の枠状部52に対向して位置する。パッキン60の第1当接部62は、撮像センサ40の受光面よりも後方に突出する(図18から図21参照)。また、調整板50の嵌合段部57がパッキン60の平板部64と重なる位置になる(図5、図10、図20、図21参照)。
以上のようにして撮像センサ40と調整板50とパッキン60を組み合わせることで、図10、図12、図18から図21に示す形態の撮像センサユニット14が形成される。撮像センサユニット14として組んだ状態では、パッキン60は撮像センサ40の突出部43の外周支持面44に対して密着保持されており、パッキン60を手などで直接に保持していなくても脱落しない。
撮像センサユニット14は、撮像センサ40の受光面41を後方に向ける(第2プリズムL12の出射面L12−bに対向させる)と共に、嵌合段部57と平板部64が設けられている側を左方に向けて、ハウジング15の右端側から左方に向けてスライドさせて撮像センサ支持部30に取り付けられる。撮像センサユニット14を所定量スライドさせると、調整板50の枠状部52の左側の側部が撮像センサ支持部30における左側の立壁33に設けた凸部33aに当接して、撮像センサユニット14の左方への移動が規制される。このとき嵌合段部57が支点突起34の裏側(後方)に入り込む(図5参照)。また、調整板50の枠状部52の上側の側部と下側の側部がそれぞれ撮像センサ支持部30における上側と下側の立壁33に設けた凸部33aに当接して、ハウジング15に対する撮像センサユニット14の上下方向の位置も定まる。
撮像センサユニット14を撮像センサ支持部30に挿入する際に、調整板50に設けた2つの支持座54がそれぞれハウジング15の挿入凹部35に進入する(図6参照)。挿入凹部35内には2つの圧縮バネ(傾き調整機構)37がそれぞれネジ挿通孔36と対応する位置に挿入され、挿入凹部35の底面と各支持座54との間に各圧縮バネ37が挟まれる(図6参照)。そして、2つの調整ネジ(傾き調整機構)38をそれぞれ後方からネジ挿通孔36に挿入する。各調整ネジ38は、大径の頭部38aと、頭部から軸方向に突出する雄ネジ部38bとを有し、雄ネジ部38bが各圧縮バネ37内を通して各支持座54のネジ孔55に螺合すると共に、頭部38aがハウジング15の後面側に当接する(図6参照)。撮像センサユニット14は、圧縮バネ37の付勢力により前方へ付勢され、支点突起34に対する嵌合段部57の当接と、調整ネジ38(雄ネジ部38b)に対するネジ孔55の螺合によって前方への移動が規制される。このとき、嵌合段部57の裏側(後方)にパッキン60の平板部64が挿入されていることにより後方への嵌合段部57の移動を規制し、支点突起34への嵌合段部57の当接を維持させることができる。また撮像センサユニット14は、調整ネジ38(雄ネジ部38b)に対するネジ孔55の螺合によって、撮像センサ支持部30から右方への引き抜きが規制される。これによりハウジング15に対して撮像センサユニット14が組み付けられた状態になる。
撮像センサユニット14をハウジング15の撮像センサ支持部30に組み付けた状態で、パッキン60は、第1当接部62の端部がハウジング15の支持平面31に当接し、第2当接部63の端部が調整板50の枠状部52に当接し、支持平面31と枠状部52に挟まれて第3光軸O3に沿う方向の圧縮荷重を受ける(図5から図8参照)。この圧縮荷重により弾性変形したパッキン60が、撮像センサ40の受光面41周りを密封する。
図15から図17は外力を受けない自由状態でのパッキン60の断面形状を示している。図18と図20は、ハウジング15への組み付け前の撮像センサユニット14の断面構造を示しており、このときパッキン60は、(撮像センサ40の外周支持面44への取り付けに伴う僅かな弾性変形を除いて)図15から図17に示す自由状態と略同じ断面形状になっている。これらの図から分かるように、前後方向の圧縮荷重を受けていないときのパッキン60では、基部65から後方に向けて第1当接部62が直線的に突出し、第2当接部63は基部65から外周方向に向かいながら前方へ突出し、第2当接部63の先端付近は第1当接部62と同様に前後方向へ直線的に延びている。また、図20に示すように、撮像センサユニット14に組み付けた状態のパッキン60は、上下方向延設部60aから上下方向延設部60bに向かうにつれて徐々に厚みが大きくなる初期形状を維持している。
撮像センサユニット14をハウジング15に組み付けると、支持平面31に当接した第1当接部62が前方へ向けて押圧されて圧縮荷重を受ける。図19と図21は、図18と図20に示す組み付け前の状態との比較として、ハウジング15への組み付け後の撮像センサユニット14を示したものである。ここで、調整板50の枠状部52に対する第2当接部63の当接位置が、第1当接部62に対する荷重入力位置よりもパッキン60の外周側に位置をずらせた配置になっているため、第1当接部62が圧縮荷重を受けると、第2当接部63には、枠状部52への押し付け力と共に、基部65への接続部分を中心としてパッキン60の外周側への倒れ角を大きくさせる方向の分力が作用する。その結果、図5から図8、図19及び図21に示すように、パッキン60は初期形状(図15から図17、図18及び図20)に比べて第2当接部63の先端を外周側に変位させた形に変化する。このように圧縮荷重の作用方向と異なる方向への変形を行う第2当接部63と異なり、第1当接部62は、基部65からの自身の突出方向に直線的に押圧されて圧縮されるのみであり、倒れが生じない。
また、図20と図21の比較から分かるように、撮像センサユニット14をハウジング15に取り付けると、前後方向への第1当接部62と第2当接部63の突出量がパッキン60の各部で概ね均等になる。
以上の撮像装置10における撮像センサ40周りの密封構造では、パッキン60を撮像センサ40側に予め取り付けて撮像センサユニット14を構成してからハウジング15に対する組み付けを行う。この構造によると、ハウジング15側に密封部材を支持させた形で撮像センサ40の組み付けを行うタイプに比べて、パッキン60の組み込みを容易に行うことができ、かつパッキン60が位置ずれするおそれもない。また、パッキン60が撮像センサ40に取り付けられた状態で取り扱われるため、パッキン60自体に高い形状保持性(強度)が要求されず、小型で柔軟なパッキン60を採用することが可能になる。また、撮像センサ40に対してパッキン60を予め取り付けておく構成は、ハウジング15に対する撮像センサユニット14の組み付けの方向に関する制約も少なく、自由度の高い組み付けを実現することができる。例えば、図示実施形態のように第3光軸O3と交差する方向にスライドさせて撮像センサユニット14を撮像センサ支持部30に挿入する形態に加えて、撮像センサユニット14を第3光軸O3に沿って撮像センサ支持部30に接近させる形態など、様々な組み付け形態を採用できる。
また、撮像センサユニット14では受光面41を有する突出部43の外周側にパッキン60を取り付けているため、受光面41の周縁部分と支持平面31との間に密封部材を挟持する構成に比べて、受光面41と支持平面31の間のクリアランスを小さくすることができ、第3光軸O3に沿う方向での小型化に寄与する。さらにパッキン60からの負荷が受光面41に対して直接的に作用しない配置であるため、密封に際して圧縮荷重をかけても撮影性能や受光面41の耐久性に影響しにくい。
パッキン60においては、第1当接部62に対して第2当接部63を外周側にオフセットさせて配置しており、第1当接部62へ圧縮荷重が加わると、第2当接部63に対して外周側へ倒れる形の弾性変形が誘発されるようになっている。そのため、第1当接部62と第2当接部63に相当する前後の当接箇所を圧縮荷重の作用方向に並べて配置した場合に比べて、圧縮荷重を加えたときのパッキン60の反力を抑えて、撮像センサユニット14を取り付ける際の作業性を向上させることができる。また、第2当接部63の変形によって、撮像センサユニット14を組み込んだ状態でパッキン60の反力が過大になることを防ぎ、撮像センサ40などに対する負荷を低減できる。さらに、第1当接部62ではなく第2当接部63を優先的に変形させやすくすることで、ハウジング15側への当接箇所である第1当接部62の倒れや巻き込みなどの異常変形を防いで適正な形状を保つように管理できる。第1当接部62が適正な形状を保つことで、撮像センサユニット14の安定した支持に寄与すると共に、支持平面31との密着状態を損なわずに優れた密封性能を得ることができる。
なお、パッキン60のうち左側の上下方向延設部60aは、第1当接部62を有していないため、上下方向延設部60bや左右方向延設部60c、60dに比べて後方への突出量が小さいが、図6に示すように、上下方向延設部60aは支持平面31よりも前方に位置する支持段部31aに当接することで、パッキン60の他の部分と同様に密封構造とすることができる。上下方向延設部60aでは、上下方向延設部60aに代えて基部65が支持段部31aに対して直接的に当接する。
また、パッキン60の上下方向延設部60aの一部をなす平板部64は、枠状部52と支持平面31よりも前後方向間隔を狭くした嵌合段部57と支持段部31aの間に挟まれており、前述のように第1当接部62に加えて第2当接部63も有していない(図5参照)。平板部64は、撮像センサ支持部30への撮像センサユニット14の組み付けに際して、嵌合段部57と共に右方から左方に向けてスライドさせながらハウジング15における支持段部31aと支点突起34の間に挿入される部分である。そのため平板部64を、第1当接部62と第2当接部63のような突出部分を有さず、かつ左右方向の幅よりも前後方向の厚みが小さい(挿入方向に長い)薄板形状にすることで、意図しない変形を防いでスムーズに挿入させることができる。
撮像センサユニット14は、2つの調整ネジ38の締め付け量を変化させることで、第3光軸O3に対する受光面41の傾き調整を行うことができる。より詳しくは、調整ネジ38の締め付け量を変化させると、雄ネジ部38bの軸線方向におけるネジ孔55の螺合位置が変化し、この螺合位置変化によって調整板50が支点突起34と嵌合段部57の嵌合部分を支点として傾動する。そのため撮像センサユニット14においては、嵌合段部57が設けられている部分は傾き調整によって前後方向の位置が実質的に変化しない支点部(固定部)となり、この支点部からの距離が大きくなるほど傾き調整による前後方向の位置変化が大きくなる。
前述のように、パッキン60の初期形状は、上下方向延設部60b側から上下方向延設部60a側に進むにつれて徐々に前後方向の厚みを小さくするテーパー形状になっている(図17、図21参照)。上下方向延設部60aは、撮像センサユニット14の傾き調整による前後方向の位置変化が生じない支点部(嵌合段部57)が設けられている側に位置する辺部である。これに対して上下方向延設部60bは、撮像センサユニット14の傾き調整による前後方向の位置変化が最も大きくなる支持座54が設けられている側に位置する辺部である。すなわちパッキン60は、撮像センサユニット14の傾き調整時の変位量が大きくなる部分ほど前後方向の厚さを大きくした初期形状に設定されている。そのため、撮像センサユニット14の傾き調整を行うと、変位量が小さい箇所(上下方向延設部60a側)ではパッキン60の圧縮量の変化を小さくし、変位量が大きい箇所(上下方向延設部60b側)ではパッキン60の圧縮量の変化を大きくして、傾き調整の変位量に対応した弾性変形を行うことができる。従って、撮像センサユニット14で傾き調整を行う際に、事前の複雑な調整や設定を要さずに、圧縮荷重への反力や密封性能をパッキン60全体で平均化(最適化)させることができる。
パッキン60を構成する4つの辺部のうち上下方向延設部60aでは第1当接部62が形成されていないが、上下方向延設部60aは撮像センサユニット14の傾き調整に際して変位量が少ない部分に位置するため、上下方向延設部60aによって十分な密封性能を得ることができる。さらに上下方向延設部60aの略中央に位置する平板部64では第2当接部63も形成されていないが、平板部64は撮像センサユニット14の傾き調整に際して実質的に位置変化を伴わない支点部(支点突起34、嵌合段部57)に対応する箇所であるため、平板部64によって十分な密封性能を得ることができる。
以上、図示実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は図示実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で改変することができる。例えば、図示実施形態の撮像装置10の撮像光学系は、第1プリズムL11や第2プリズムL12といった反射素子を含む屈曲光学系であるが、屈曲光学系ではない撮像光学系を備えた撮像装置にも本発明を適用可能である。
図示実施形態では、調整板50を介して撮像センサ40をハウジング15に支持させているが、調整板50に相当する中間部材を省略して撮像センサ40を直接的にハウジング15に支持させる構成を採用することも可能である。
撮像装置における受光面は一般に矩形であり、密封部材などの形状も受光面に応じたものにすることが好ましい。例えば図示実施形態では、撮像センサ40の受光面41の形状に対応させて、直方体状の突出部43の外周部に略矩形の枠状のパッキン60を取り付ける構成としている。但し、本発明では突出部43やパッキン60とは異なる形状の突出部や密封部材を用いることも可能である。
図示実施形態は先に述べた本発明の3つの特徴を全て含むものであるが、いずれかの特徴に特定した構成にすることも可能である。例えば第1や第2の特徴に着目した場合、撮像センサの傾き調整機構を省略した撮像装置に適用することも可能である。
10 撮像装置
14 撮像センサユニット
15 ハウジング(支持部材)
16 1群カバー
16a 前面開口
17 第1レンズ枠
20 2群枠
21 3群枠
22 ガイドロッド
23 第1モータ
24 第2モータ
30 撮像センサ支持部
31 支持平面(第1の挟持部)
31a 支持段部(第1の挟持部)
32 光路開口
33 立壁
33a 凸部
34 支点突起(支点部、傾き調整機構)
35 挿入凹部(調整部、傾き調整機構)
36 ネジ挿通孔
37 圧縮バネ(傾き調整機構)
38 調整ネジ(傾き調整機構)
38a 頭部
38b 雄ネジ部
40 撮像センサ
41 受光面
42 センサ基板
43 突出部
44 外周支持面
45 チップ部品
46 フレキシブル基板
50 調整板(中間部材)
51 開口
52 枠状部(第2の挟持部)
53 後方延設部
54 支持座(調整部、傾き調整機構)
55 ネジ孔
56 逃げ孔
57 嵌合段部(支点部、傾き調整機構)
60 パッキン(密封部材)
60a 上下方向延設部(第2の辺部)
60b 上下方向延設部(第1の辺部)
60c 右方向延設部
60d 右方向延設部
61 被支持部
62 第1当接部
63 第2当接部
64 平板部
65 基部
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L11 第1プリズム
L12 第2プリズム
O1 第1光軸
O2 第2光軸
O3 第3光軸

Claims (11)

  1. 撮像光学系を通った光束を受光する受光面を有する撮像センサと、上記撮像光学系と上記撮像センサを支持する支持部材と、上記撮像センサを上記支持部材に支持させたときに上記撮像センサと上記支持部材の間に挟まれて上記受光面周りを密封する密封部材とを有する撮像装置において、
    上記撮像センサは、光軸方向に突出して上記受光面を端部に有する突出部と、上記突出部の外周部分を囲む外周支持面とを備えていること;
    上記密封部材は、上記撮像センサの上記外周支持面に当接して支持される被支持部を内周側に有する枠状の弾性材からなること;及び
    上記外周支持面に上記密封部材の上記被支持部を支持させた状態で上記撮像センサを上記支持部材に取り付けて上記密封状態になること;
    を特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1記載の撮像装置において、上記撮像センサを上記支持部材に取り付けたときに、上記支持部材に形成した第1の挟持部と、上記撮像センサの上記突出部を囲む位置に設けた第2の挟持部とが上記光軸方向に対向して位置し、上記密封部材が上記第1の挟持部と上記第2の挟持部に挟まれて圧縮荷重を受け、
    上記密封部材は、上記第1の挟持部に当接する第1の当接部と、上記第2の挟持部に当接する第2の当接部を、上記圧縮荷重の作用方向で互いの延長上に位置しないオフセットした配置としている撮像装置。
  3. 請求項2記載の撮像装置において、上記密封部材は上記第2の当接部が上記第1の当接部よりも上記被支持部から遠い外周側に位置しており、上記第1の挟持部から上記第1の当接部に対して圧縮荷重が加わったときに、上記第2の当接部に対して上記被支持部から離れる外周方向への変形を誘発させる力が作用する撮像装置。
  4. 請求項2または3記載の撮像装置において、上記撮像センサの上記突出部を挿入可能な開口と、上記開口の周囲に位置する枠状部とを有する中間部材を備え、
    上記撮像センサは、上記開口に上記突出部を挿入させた状態で上記中間部材を介して上記支持部材に支持され、上記中間部材の上記枠状部が上記第2の挟持部を構成する撮像装置。
  5. 請求項1ないし3のいずれか1項記載の撮像装置において、
    上記支持部材と上記撮像センサの間に、上記光軸方向での上記撮像センサの位置変化を規制する支点部と、上記光軸方向へ上記撮像センサを位置調整可能とする調整部とを含む傾き調整機構を備え、上記支持部材に対して上記支点部を支点として上記撮像センサを傾動させて光軸に対する上記受光面の傾きを変化させることが可能であり、
    上記密封部材は、上記調整部側から上記支点部側へ進むにつれて上記光軸方向の厚みを小さくする撮像装置。
  6. 請求項5記載の撮像装置において、
    上記撮像センサの上記受光面は略矩形であり、上記受光面の一組の対辺の一方に沿う位置に上記支点部が設けられ、他方に沿う位置に上記調整部が設けられ、
    上記密封部材は、上記受光面を囲む4つの辺部を有する略矩形の枠状体であり、上記調整部が設けられている側に位置する第1の辺部から上記支点部が設けられている側に位置する第2の辺部へ進むにつれて上記光軸方向の厚みが小さくなる撮像装置。
  7. 撮像光学系を通った光束を受光する受光面を有する撮像センサと、上記撮像光学系と上記撮像センサを支持する支持部材と、上記撮像センサを上記支持部材に支持させたときに上記撮像センサと上記支持部材の間に挟まれて上記受光面周りを密封する密封部材とを有する撮像装置において、
    上記撮像センサは、光軸方向に突出して上記受光面を端部に有する突出部と、上記突出部の外周部分を囲む外周支持面とを備えていること;
    上記密封部材は、上記撮像センサの上記外周支持面に当接して支持される被支持部を内周側に有する枠状の弾性材からなり、上記支持部材に形成した第1の挟持部に対して当接する第1の当接部と、上記撮像センサの上記突出部を囲む位置に設けた第2の挟持部に当接する第2の当接部とを有し、上記撮像センサを上記支持部材に取り付けた状態で上記第1の挟持部と上記第2の挟持部に挟まれて圧縮荷重を受けること;及び
    上記密封部材の上記第1の当接部と上記第2の当接部は、上記圧縮荷重の作用方向で互いの延長上に位置しないオフセットした配置であること;
    を特徴とする撮像装置。
  8. 請求項7記載の撮像装置において、上記密封部材は上記第2の当接部が上記第1の当接部よりも上記被支持部から遠い外周側に位置しており、上記第1の挟持部から上記第1の当接部に対して圧縮荷重が加わったときに、上記第2の当接部に対して上記被支持部から離れる外周方向への変形を誘発させる力が作用する撮像装置。
  9. 請求項7または8記載の撮像装置において、上記撮像センサの上記突出部を挿入可能な開口と、上記開口の周囲に位置する枠状部とを有する中間部材を備え、
    上記撮像センサは、上記開口に上記突出部を挿入させた状態で上記中間部材を介して上記支持部材に支持され、上記中間部材の上記枠状部が上記第2の挟持部を構成する撮像装置。
  10. 撮像光学系を通った光束を受光する受光面を有する撮像センサと、上記撮像光学系と上記撮像センサを支持する支持部材と、上記撮像センサを上記支持部材に支持させたときに上記撮像センサと上記支持部材の間に挟まれて上記受光面周りを密封する密封部材とを有する撮像装置において、
    上記支持部材と上記撮像センサの間に、光軸方向での上記撮像センサの位置変化を規制する支点部と、上記光軸方向へ上記撮像センサを位置調整可能とする調整部とを含む傾き調整機構を備え、上記支持部材に対して上記支点部を支点として上記撮像センサを傾動させて光軸に対する上記受光面の傾きを変化させることが可能であり、
    上記密封部材は、上記調整部側から上記支点部側へ進むにつれて上記光軸方向の厚みを小さくすることを特徴とする撮像装置。
  11. 請求項10記載の撮像装置において、
    上記撮像センサの上記受光面は略矩形であり、上記受光面の一組の対辺の一方に沿う位置に上記支点部が設けられ、他方に沿う位置に上記調整部が設けられ、
    上記密封部材は、上記受光面を囲む4つの辺部を有する略矩形の枠状体であり、上記調整部が設けられている側に位置する第1の辺部から上記支点部が設けられている側に位置する第2の辺部へ進むにつれて上記光軸方向の厚みが小さくなる撮像装置。
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