JP2016171043A - 電気回路装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】通電経路に複数のリレーが直接接続された電気回路において、リレーの接点の偏磨耗や接触不良を抑制する。
【解決手段】直流電源(2)と、直流電源に接続される負荷(3)と、直流電源と負荷との通電経路4に直列に接続される複数のリレー(5、6)と、リレーのオン・オフを制御するコントロールユニット(8)とを備えた電気回路装置(1)において、コントロールユニットは、少なくとも1つのリレーを他のものよりも遅いタイミング(t2、t6、t12、t16)でオンし、遅いタイミングでオンするリレーを切り替える。また、コントロールユニットは、少なくとも1つリレーを他のものよりも早いタイミング(t3、t7、t11、t15)でオフし、早いタイミングでオフするリレーを切り替える。
【選択図】図1
【解決手段】直流電源(2)と、直流電源に接続される負荷(3)と、直流電源と負荷との通電経路4に直列に接続される複数のリレー(5、6)と、リレーのオン・オフを制御するコントロールユニット(8)とを備えた電気回路装置(1)において、コントロールユニットは、少なくとも1つのリレーを他のものよりも遅いタイミング(t2、t6、t12、t16)でオンし、遅いタイミングでオンするリレーを切り替える。また、コントロールユニットは、少なくとも1つリレーを他のものよりも早いタイミング(t3、t7、t11、t15)でオフし、早いタイミングでオフするリレーを切り替える。
【選択図】図1
Description
本発明は、直流電源と負荷との間の通電経路に複数のリレーが直列に接続された電気回路装置に関する。
自動車のバッテリからスタータモータへの通電経路に2つのリレーが直列に接続され、これらのリレーをコントロールユニットにより同時にオン・オフさせるようにしたエンジンスタータ回路が公知である(例えば、特許文献1参照)。このエンジンスタータ回路では、2つのリレーが直列に接続されることにより、一方のリレーが溶着等によりオン故障(オン状態で接点が固着)した時にも、他方のリレーによって通電経路を遮断することができる。これにより、例えば、イグニッションスイッチのスタート操作が終了しているにも拘わらずスタータモータが回り続けること等が防止され、駆動回路の信頼性が向上する。
特許文献1では、上記のように2つのリレーが直接に接続された電気回路において、2つのリレーよりも下流側の電圧(即ち、通電経路における、下流側のリレーの接点とスタータモータ等の負荷との間の電圧)をモニターすることで、リレーの異常を検出することが検討されている。しかしながら、このような構成の場合、両リレーが共にオン故障して初めて異常が検出され、どちらか一方のリレーがオン故障しても異常を検出することができない。また、どちらか一方のリレーがオフ故障した場合は、異常発生を検出することは可能であるが、どちらのリレーが故障したかを検出することはできない。
そこで、図3に示される電気回路101のように、バッテリ102とスタータモータ103との間の通電経路104に設けられた2つのリレー105、106の間にモニターライン111を接続し、当該接続点の電圧をECU108(electronic control unit)によりモニターすることで、リレーの異常を検出することが考えられる。このような構成の場合、上流側のリレー105がオン故障しただけで異常が検出され、上流側のリレー105がオフ故障した時にも異常が検出される。なお、下流側のリレー106がオフ故障した時は、異常は検出されないが、運転者がスタート操作を行ってもモータが駆動されないため、運転者が異常を認識することは可能である。
ところが、上記のように通電経路に複数のリレーが直接接続された電気回路では、複数のリレーに対してオンやオフの指令が同時に出力されたとしても、それぞれのリレーの応答時間に若干の差が生じ、全く同時に作動しない場合がある。また、リレーは、電流が流れている時にオン・オフを行うと、アークが発生し、接点が磨耗或いは消耗することが知られている。従って、上記のように複数のリレーのいずれかに磨耗が集中し(即ち、偏磨耗が発生し)、故障の原因になる。一方、アークが全く発生しない状態でオン・オフを行っていると、接点の表面に酸化皮膜等の不純物が滞積し、接触不良が起こり易い。
本発明は、このような背景に鑑み、通電経路に複数のリレーが直接接続された電気回路において、リレーの接点の偏磨耗や接触不良を抑制することを課題とする。
このような課題を解決するために、本発明は、直流電源(2)と、前記直流電源に接続される負荷(3)と、前記直流電源と前記負荷との間の通電経路(4)に直列に接続される複数のリレー(5、6)と、前記複数のリレーのオン・オフを制御するコントロールユニット(8)とを備えた電気回路装置(1)であって、前記コントロールユニットは、前記複数のリレーをオンする時に、前記複数のリレーのうちの少なくとも1つを他のものよりも遅いタイミング(t2、t6、t12、t16)でオンし、前記複数のリレーをオンする時に遅いタイミングでオンするリレーを切り替える構成とする。
この構成によれば、他のリレーよりも遅いタイミングでオンになり、接点に磨耗が生じ易い少なくとも1つのリレーが切り替えられるため、偏磨耗が抑制される。また、他のリレーよりも遅いタイミングでオンになり、接点の不純物がクリーニングされる少なくとも1つのリレーが切り替えられるため、接触不良が抑制される。
また、上記の発明において、前記コントロールユニットは、前記複数のリレーをオンするリレーオン制御の所定の回数毎に、又は所定の時間毎に、遅いタイミングでオンするリレーを切り替えるとよい。
この構成によれば、接点の磨耗が均等になると共に、接点が均等にクリーニングされるため、偏磨耗及び接触不良が確実に抑制される。
このような課題を解決するために、本発明は、直流電源(2)と、前記直流電源に接続される負荷(3)と、前記直流電源と前記負荷との間の通電経路(4)に直列に接続される複数のリレー(5、6)と、前記複数のリレーのオン・オフを制御するコントロールユニット(8)とを備えた電気回路装置(1)であって、前記コントロールユニットは、前記複数のリレーをオフする時に、前記複数のリレーのうちの少なくとも1つを他のものよりも早いタイミング(t3、t7、t11、t15)でオフし、前記複数のリレーをオフする時に早いタイミングでオフするリレーを切り替える構成とする。
この構成によれば、他のリレーよりも早いタイミングでオフになり、接点に磨耗が生じ易い少なくとも1つのリレーが切り替えられるため、偏磨耗が抑制される。また、他のリレーよりも早いタイミングでオフになり、接点の不純物がクリーニングされる少なくとも1つのリレーが切り替えられるため、接触不良が抑制される。
また、上記の発明において、前記コントロールユニットは、前記複数のリレーをオフするリレーオフ制御の所定の回数毎に、又は所定の時間毎に、早いタイミングでオフするリレーを切り替えるとよい。
この構成によれば、接点の磨耗が均等になると共に、接点が均等にクリーニングされるため、偏磨耗及び接触不良が確実に抑制される。
このように本発明によれば、電気回路の通電経路に直接接続された複数のリレーの接点の偏磨耗や接触不良を抑制することができる。
以下、図面を参照して、本発明の電気回路装置を自動車のスタータ回路装置1に適用した実施形態について詳細に説明する。
図1に示されるように、自動車のスタータ回路装置1は、エンジンルームに搭載された直流電源としてのバッテリ2と、バッテリ2から供給される電力により駆動され、エンジンを始動するスタータモータ3と、バッテリ2からスタータモータ3への通電経路4に直列に接続された上流側の第1スタータリレー5及び下流側の第2スタータリレー6と、自動車のイグニションスイッチ(以下、IGスイッチ7と称す)がスタート操作された時に出力されるスタータ信号に基づいて両スタータリレー5、6のオン・オフを制御するECU8とを備えている。
両スタータリレー5、6は、それぞれ内部にコイル5a、6aと接点5b、6bとを備えた周知の有接点リレーであり、いずれも常開接点(a接点)である。第1スタータリレー5のコイル5aの一端は第1リレーライン9によりECU8に接続されており、第2スタータリレー6のコイル6aの一端は第2リレーライン10によりECU8に接続されている。両コイル5a、6aの他端は電源ライン(図示せず)を介してバッテリ2と接続されている。
IGスイッチ7は、乗員によりキーが差し込まれて、オフ位置(OFF)からアクセサリ位置(Acc)、オン位置(ON)、更にスタート位置(STA)へ順次操作され得る周知のシリンダタイプのものである。IGスイッチ7がスタート位置にある時、即ちスタート操作されている時には、スタータ信号がECU8に入力される。
また、ECU8には、通電経路4における両スタータリレー5、6間に接続される一端11aを有するモニターライン11の他端11bが接続されている。モニターライン11は、第1スタータリレー5の異常検出を行うために必要となるスタータリレー間電圧を検出するためのものである。スタータリレー間電圧とは、第1スタータリレー5の接点5bと第2スタータリレー6の接点6bとの間の通電経路4の電圧値である。
なお、モニターライン11には、想像線で示すように、スタータモータ3の駆動を停止した際に発生する逆起電力を吸収するための抵抗器112が設けられてもよい。これにより、逆起電力が高圧のままECU8に流入してIC等に悪影響を及ぼすことが防止される。
ECU8は、入力回路、CPU、駆動回路、電源回路等から構成されている。ECU8は、スタータ信号が入力されると(つまりスタータ信号がオフからオンになると)、両リレーライン9、10を介して両スタータリレー5、6のそれぞれのコイル5a、6aに電圧を印加してそれぞれの接点5b、6bをオン(閉成)する。また、ECU8は、スタータ信号の入力がなくなると(つまりスタータ信号がオンからオフになると)、両コイル5a、6aへの電圧の印加を停止して両スタータリレー5、6のそれぞれの接点5b、6bをオフ(開放)する。
ECU8の入力回路は、各種信号を入力させ、CPUが処理可能な信号に変換してCPUに出力するものであり、A/D変換器や波形整形回路等を備えている。入力回路には、検出信号として、スタータ制御を行うために必要となるスタータ信号に加え、スタータリレー接点間電圧が入力される。
CPUは、入力回路を介して取り込んだ各種検出信号に基づいて、両スタータリレー5、6をオン・オフさせるための制御指令を駆動回路へ出力するものであり、内部にROMやRAMを備えている。ROMには、両スタータリレー5、6のオン・オフ制御を行うためのプログラムが格納されている。また、CPUには、不揮発性メモリ(例えばEEPROM)も備えられる。不揮発性メモリは、電源がダウンしても記憶内容を保持することができ、所定の保持電圧が供給されている場合にはデータの書き込みが可能である。
駆動回路は、CPUからの制御指令に基づいて、第1リレーライン9及び第2リレーライン10を介して、対応する第1スタータリレー5又は第2スタータリレー6のコイル5a、6aに印加する電圧を制御するものであり、例えばトランジスタ等のスイッチング素子等により構成される。
また、電源回路は、IGスイッチ7がオン位置の時に、バッテリ2からバッテリ電圧Vbの供給を受け、バッテリ電圧VbをECU8内の各種回路等を動作させるのに必要な所定の電圧に変換してECU8内に供給する。
ECU8により両スタータリレー5、6がオンにされると、通電経路4を介してバッテリ2の電圧(即ちバッテリ電圧Vb)がスタータモータ3に印加される。スタータモータ3は、バッテリ電圧Vbが印加されることにより回転する公知の電磁石界磁形整流子電動機であり、エンジンをクランキングさせてエンジンを始動させる。
ここで、バッテリ2と負荷としてのスタータモータ3との間の通電経路4には、第1及び第2スタータリレー5、6が直列に接続されている。このように構成されたスタータ回路装置1では、ECU8が両スタータリレー5、6をオンするリレーオン制御時に、最後にオンになって電流を流すことになるリレーにアークが発生して接点が磨耗する。また、ECU8が両スタータリレー5、6をオフするリレーオフ制御時に、最初にオフになって電流を遮断するリレーにアークが発生して接点が磨耗する。また、リレーオン制御時に最後にオンになることがないリレー、及びリレーオフ制御時に最初にオフになることがないリレーには不純物が滞積する。
そこで、ECU8は、両スタータリレー5、6をオン・オフするスタータ制御を次のように行う。
即ち、ECU8は、スタータ信号がオフからオンになった時、第1スタータリレー5を先にオンし、所定期間(以下、優先期間と称す)遅らせて第2スタータリレー6を最後にオンするリレーオン制御と、スタータ信号がオフからオンになった時、第2スタータリレー6を先にオンし、優先期間遅らせて第1スタータリレー5を最後にオンするリレーオン制御とを切り替えながら行う。ECU8は、リレーオン制御の所定の回数毎に、又は所定の時間毎に両リレーオン制御の切り替えを行う。リレーオン制御の回数と時間とを組み合わせてECU8が両リレーオン制御の切り替えを行ってもよい。
また、ECU8は、スタータ信号がオンからオフになった時、第1スタータリレー5を最初にオフし、優先期間遅らせて第2スタータリレー6を後にオフするリレーオフ制御と、スタータ信号がオンからオフになった時、第2スタータリレー6を最初にオフし、優先期間遅らせて第1スタータリレー5を後にオフするリレーオフ制御と切り替えながら行う。ECU8は、リレーオフ制御の所定の回数毎に、又は所定の時間毎に両リレーオフ制御の切り替えを行う。リレーオフ制御の回数と時間とを組み合わせてECU8が両リレーオフ制御の切り替えを行ってもよい。
ECU8がリレーオン制御の切り替え及びリレーオフ制御の切り替えの一方のみを行ってもよい。この場合、切り替えが行われないリレーオン制御又はリレーオフ制御では、ECU8は、優先期間の時間差を設けて両スタータリレー5、6をオン又はオフしてもよく、同時に両スタータリレー5、6をオン又はオフしてもよい。
図2は、実施例1に係るスタータ制御による第1及び第2スタータリレー5、6のオン・オフ状態を示すタイムチャートである。本実施例では、ECU8がリレーオン制御の切り替え及びリレーオフ制御の切り替えをそれぞれ1回の制御毎に行っている。また、ECU8は、リレーオン時に磨耗し易い(クリーニングされ易い)最後にオンになるリレーとリレーオフ時に磨耗し易い(クリーニングされ易い)最初にオフになるリレーとを、1セットのリレーオン制御及びリレーオフ制御の中で第1スタータリレー5と第2スタータリレー6とに振り分けている。
具体的に説明すると、ECU8は、スタータ信号がオフからオンになった時点t1において第1スタータリレー5を先にオンし、時点t1よりも優先期間遅い時点t2において第2スタータリレー6を最後にオンするリレーオン制御を行い、スタータ信号がオンからオフになった時点t3において第1スタータリレー5を最初にオフし、時点t3よりも優先期間遅い時点t4において第2スタータリレー6を後にオフするリレーオフ制御を行っている。
ECU8は、次にスタータ信号がオフからオンになった時点t5においては、第2スタータリレー6を先にオンし、時点t5よりも優先期間遅い時点t6において第1スタータリレー5を最後にオンするリレーオン制御を行い、次にスタータ信号がオンからオフになった時点t7においては、第2スタータリレー6を最初にオフし、時点t7よりも優先期間遅い時点t8において第1スタータリレー5を後にオフするリレーオフ制御を行っている。以上の制御をECU8は繰り返し行う。
このように、他のリレーよりも遅いタイミングの時点t2、t6でオンになり、接点に磨耗が生じ易い一方で接点の不純物がクリーニングされ易いリレーが、第2スタータリレー6と第1スタータリレー5とで切り替えられることにより、第1及び第2スタータリレー5、6の偏磨耗及び接触不良が抑制される。また、他のリレーよりも早いタイミングの時点t3、t7でオフになり、接点に磨耗が生じ易い一方で接点の不純物がクリーニングされ易いリレーが、第1スタータリレー5と第2スタータリレー6とで切り替えられることによっても、第1及び第2スタータリレー5、6の偏磨耗及び接触不良が抑制される。
また、ECU8が、第1及び第2スタータリレー5、6をオンするリレーオン制御の所定の回数毎に、又は所定の時間毎に、遅いタイミングの時点t2、t6でオンするリレーを切り替えること、並びに、第1及び第2スタータリレー5、6をオフするリレーオフ制御の所定の回数毎に、又は所定の時間毎に、早いタイミングの時点t3、t7でオフするリレーを切り替えることにより、接点の磨耗が均等になると共に、接点が均等にクリーニングされ、偏磨耗及び接触不良が確実に抑制される。
図3は、実施例2に係るスタータ制御による第1及び第2スタータリレー5、6のオン・オフ状態を示すタイムチャートである。本実施例においても、ECU8がリレーオン制御の切り替え及びリレーオフ制御の切り替えをそれぞれ1回の制御毎に行っている。一方、本実施例では、ECU8は、リレーオン時に磨耗し易い(クリーニングされ易い)最後にオンになるリレーとリレーオフ時に磨耗し易い(クリーニングされ易い)最初にオフになるリレーとを、1セットのリレーオン制御及びリレーオフ制御の中で第1、第2スタータリレー5、6の一方に集中させている。
具体的に説明すると、ECU8は、スタータ信号がオフからオンになった時点t11において第1スタータリレー5を先にオンし、時点t11よりも優先期間遅い時点t12において第2スタータリレー6を最後にオンするリレーオン制御を行い、スタータ信号がオンからオフになった時点t13において第2スタータリレー6を最初にオフし、時点t13よりも優先期間遅い時点t14において第1スタータリレー5を後にオフするリレーオフ制御を行っている。
ECU8は、次にスタータ信号がオフからオンになった時点t15においては、第2スタータリレー6を先にオンし、時点t15よりも優先期間遅い時点t16において第1スタータリレー5を最後にオンするリレーオン制御を行い、次にスタータ信号がオンからオフになった時点t17においては、第1スタータリレー5を最初にオフし、時点t17よりも優先期間遅い時点t18において第2スタータリレー6を後にオフするリレーオフ制御を行っている。以上の制御をECU8は繰り返し行う。
このような制御によっても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、上記実施形態では、一例として自動車のスタータ回路装置1として本発明の電気回路装置の説明を行ったが、他の負荷を駆動するための電気回路に適用することも当然に可能である。また、上記実施形態では、バッテリ2からスタータモータ3への通電経路4に2つのリレーが接続されているが、3つ以上のリレーが接続されていてもよい。3つ以上のリレーが直列に接続される場合、負荷への通電を開始する時には、他のリレーに対して優先期間遅れて最後にオンされるリレーを少なくとも1つ設定し、設定したリレーを切り替えるように制御すればよい。また、負荷への通電を遮断する時には、他のリレーに対して優先期間先行して最初にオフされるリレーを少なくとも1つ設定し、設定したリレーを切り替えるように制御すればよい。この他、各部材や部位の具体的構成や配置、数量、値など、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能である。一方、上記実施形態に示した各構成要素は必ずしも全てが必須ではなく、適宜選択することができる。
1 スタータ回路装置
2 バッテリ(直流電源)
3 スタータモータ(負荷)
4 通電経路
5 第1スタータリレー
6 第2スタータリレー
8 ECU(コントロールユニット)
2 バッテリ(直流電源)
3 スタータモータ(負荷)
4 通電経路
5 第1スタータリレー
6 第2スタータリレー
8 ECU(コントロールユニット)
Claims (4)
- 直流電源と、
前記直流電源に接続される負荷と、
前記直流電源と前記負荷との間の通電経路に直列に接続される複数のリレーと、
前記複数のリレーのオン・オフを制御するコントロールユニットと
を備えた電気回路装置であって、
前記コントロールユニットは、前記複数のリレーをオンする時に、前記複数のリレーのうちの少なくとも1つを他のものよりも遅いタイミングでオンし、前記複数のリレーをオンする時に遅いタイミングでオンするリレーを切り替えることを特徴とする電気回路装置。 - 前記コントロールユニットは、前記複数のリレーをオンするリレーオン制御の所定の回数毎に、又は所定の時間毎に、遅いタイミングでオンするリレーを切り替えることを特徴とする請求項1に記載の電気回路装置。
- 直流電源と、
前記直流電源に接続される負荷と、
前記直流電源と前記負荷との間の通電経路に直列に接続される複数のリレーと、
前記複数のリレーのオン・オフを制御するコントロールユニットと
を備えた電気回路装置であって、
前記コントロールユニットは、前記複数のリレーをオフする時に、前記複数のリレーのうちの少なくとも1つを他のものよりも早いタイミングでオフし、前記複数のリレーをオフする時に早いタイミングでオフするリレーを切り替えることを特徴とする電気回路装置。 - 前記コントロールユニットは、前記複数のリレーをオフするリレーオフ制御の所定の回数毎に、又は所定の時間毎に、早いタイミングでオフするリレーを切り替えることを特徴とする請求項3に記載の電気回路装置。
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JP2015051462A JP2016171043A (ja) | 2015-03-13 | 2015-03-13 | 電気回路装置 |
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Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
JP2018128320A (ja) * | 2017-02-07 | 2018-08-16 | 矢崎総業株式会社 | 地絡検出装置 |
JP2020123518A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-13 | マレリ株式会社 | スイッチング装置 |
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2015
- 2015-03-13 JP JP2015051462A patent/JP2016171043A/ja active Pending
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JP2018128320A (ja) * | 2017-02-07 | 2018-08-16 | 矢崎総業株式会社 | 地絡検出装置 |
JP2020123518A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-13 | マレリ株式会社 | スイッチング装置 |
JP7103966B2 (ja) | 2019-01-31 | 2022-07-20 | マレリ株式会社 | スイッチング装置 |
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