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JP2016158219A - 通信システム - Google Patents

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JP2016158219A
JP2016158219A JP2015036677A JP2015036677A JP2016158219A JP 2016158219 A JP2016158219 A JP 2016158219A JP 2015036677 A JP2015036677 A JP 2015036677A JP 2015036677 A JP2015036677 A JP 2015036677A JP 2016158219 A JP2016158219 A JP 2016158219A
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二寛 青木
Tsuguhiro Aoki
二寛 青木
秀一 竹花
Shuichi Takehana
秀一 竹花
文代 佐藤
Fumiyo Sato
文代 佐藤
俊明 亀野
Toshiaki Kameno
俊明 亀野
重人 鈴木
Shigeto Suzuki
重人 鈴木
佑介 高木
Yusuke Takagi
佑介 高木
俊平 布施
Shunpei Fuse
俊平 布施
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Abstract

【課題】隣接する基地局が構成するセル同士の重複エリアに端末が存在しなくても、一方の基地局が構成するセルに在圏する端末と、動作が停止した他方の基地局が構成するセルに在圏する端末との間の通信を可能とする通信システムを提供する。
【解決手段】基地局302は、監視装置401からの通知に基づき、基地局302に隣接する基地局301が動作を停止したことを検知する。基地局302は、基地局301の動作が停止したことが検知された場合、基地局302が構成するセル392に在圏するとともに基地局301が構成するセル391の端部付近に位置する端末201を特定する。基地局302は、端末201に対して、デバイス間通信を行なうように指示する。端末201は、指示を受け付けたことに基づき、セル392に在圏する端末をサーチする。端末201は、サーチによって発見された端末101との間でデバイス間通信を行なう。
【選択図】図5

Description

本発明は、端末と基地局とを備えた通信システムに関する。
従来、基地局(eNB:evolved NodeB)を介さずに端末(端末:User Equipment)同士が通信を行なう端末間(D2D: device to device)通信が知られている。D2D通信は、D2D Proximity Services (ProSe)とも称される。Proximity Servicesは、特許文献1〜3に示すとおり、3GPP(3rd Generation Partnership Project)のRelease 12において規格化されている。特に、特許文献2には、D2D Proximity Servicesにおける近接検知サービスである“Proximity discovery”(以下、「D2Dディスカバリサービス」と称する)が開示されている。
D2Dディスカバリサービスは、D2Dディスカバリ機能を有するLTE(Long Term Evolution)端末およびD2D Proximity Servicesを利用するアプリケーションプログラムによって実行可能である。また、eNBがD2Dディスカバリをサポートする圏内に位置する端末間において近接検知を可能にするサービスが検討されている。
D2Dディスカバリサービスでは、D2D Proximity Servicesを利用するアプリケーションプログラムの実行により、eNBが割り当てたディスカバリ専用の無線リソースプール、あるいは予めSIM(Subscriber Identity Module)等により設定された無線リソースプールから、端末が任意に1つあるいは複数のリソース(ブロック)を選択し、ディスカバリ信号を送信する。これにより、端末は、他の端末に自身の存在を通知する。また、端末は、他の端末の存在を発見するために、ディスカバリ用の無線リソースのすべてあるいは一部を受信する。
ディスカバリ信号は、ProSe (Proximity Service) UE IDと、ProSe Application IDとを含む。ProSe Application IDは、アプリケーションプログラム毎に割り当てられた専用のIDである。それゆえ、D2Dを利用する複数のアプリケーションプログラムは、それぞれ、ProSe Application IDを含むディスカバリ信号の送信要求を自端末の制御部に行なう。また、各アプリケーションプログラムは、端末において受信された他の端末のディスカバリ信号に基づき、同じアプリケーションプログラムを実行している他の端末の存在を識別できる。その際、端末は、識別結果をディスプレイに表示させることによって当該端末の利用者に通知する。
特許文献1には、D2D通信を実行可能な端末(端末)が開示されている。詳しく説明すると以下のとおりである。特許文献1の端末は、複数の基地局と通信する第一無線通信と、端末間で直接通信する第二無線通信とを行なう。また、当該端末は、複数の基地局のうちの第一基地局との第一無線通信が不能となった他の端末から、第二無線通信により情報を受信する。さらに、当該端末は、第一の基地局との第一無線通信が不能であり、かつ複数の基地局のうちの第二基地局との第一無線通信が可能である場合に、受信した情報を第二基地局へ送信する。特許文献1では、上記の構成により、「端末が通信できる基地局が機能停止した場合に、当該端末に関する情報を伝達する」といった目的を達成しようとしている。
特開2011−82645号公報
3GPP TR 36.843 V12.0.1 (2014-03): 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Study on LTE Device to Device Proximity Services; Radio Aspects (Release 12) 3GPP TR 23.703 V12.0.0 (2014-02): 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Study on architecture enhancements to support Proximity-based Services (ProSe) (Release 12) 3GPP TS 23.303 V12.1.0 (2014-06): 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Proximity-based services (ProSe); Stage 2 (Release 12)
しかしながら、特許文献1の構成では、第二の基地局と通信が可能な端末は、第一の基地局が構成するセルと第二の基地局が構成するセルとの重複エリアに存在するものに限られる(特許文献1の図1の“端末a1”参照)。それゆえ、上記重複エリアに端末が存在しない場合、機能停止した第一のセルに在圏する全ての端末は、第二の基地局とは通信できない。したがって、第二無線通信(すなわちD2D通信)によって、第1の基地局が構成するセルに在圏する端末の情報を、第二の基地局に送信することはできない。
本願発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、隣接する基地局が構成するセル同士の重複エリアに端末が存在しなくても、一方の基地局が構成するセルに在圏する端末と、動作が停止した他方の基地局が構成するセルに在圏する端末との間の通信を可能とする通信システムを提供することにある。
本発明のある局面に従うと、通信システムは、基地局を介さないデバイス間通信が可能な複数の移動体端末と、複数の基地局と、複数の基地局の各々を監視する監視装置と、を備える。複数の基地局のうちの第1の基地局は、監視装置からの通知に基づき、複数の基地局のうち、第1の基地局に隣接する第2の基地局が動作を停止したことを検知する。第1の基地局は、第2の基地局の動作が停止したことが検知された場合、複数の移動体端末の中から、第1の基地局が構成する第1のセルに在圏するとともに第2の基地局が構成する第2のセルの端部付近に位置する第1の移動体端末を特定する。第1の基地局は、特定された第1の移動体端末に対して、デバイス間通信を行なうように指示する。第1の移動体端末は、指示を受け付けたことに基づき、複数の移動体端末のうち第2のセルに在圏する移動体端末をサーチする。第1の移動体端末は、サーチによって発見された第2の移動体端末との間でデバイス間通信を行なう。
上記の発明によれば、一方の基地局が構成するセルに在圏する端末と、動作が停止した他方の基地局が構成するセルに在圏する端末との間の通信を可能となる。
通信システム1の概略構成を説明するための図である。 端末101の機能的構成を説明するための機能ブロック図である。 基地局301の機能的構成を説明するための機能ブロック図である。 監視装置401の機能的構成を説明するための機能ブロック図である。 災害により基地局301の動作が停止した後の第1の局面を表した図である。 通信システム1における処理の一部の流れを示したシーケンスチャートである。 通信システム1における処理の残りの流れを示したシーケンスチャートである。 通信システム1における処理の流れを示したシーケンスチャートである。 監視装置401の処理の流れを表したフローチャートである。 生存している基地局302の処理の流れを説明するためのフローチャートである。 生存している基地局302が構成するセル392に在圏している端末200(すなわち、端末201〜203のうちの任意の一つ)の処理の流れを説明するためのフローチャートである。 停止している基地局301が構成するセル391に在圏している端末100(端末101〜107の任意の一つ)の処理の流れを説明するためのフローチャートである。 図5に示した第1の局面の後の第2の局面を表した図である。 図13に基づいて説明した第2の局面における端末100の処理の流れを説明するためのフローチャートである。 図13に示した第2の局面の後の第3の局面を表した図である。 図15に基づいて説明した第3の局面における端末100の処理の流れを説明するためのフローチャートである。 基地局301の典型的なハードウェア構成を表した図である。 端末101のハードウェア構成を説明するための図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施の形態に係る通信システムについて説明する。また、以下の説明では、同一の部材には同一の参照符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<A.システム構成の概要>
図1は、通信システム1の概略構成を説明するための図である。具体的には、図1は、ある局面における通信状態を表した図である。詳しくは、図1は、基地局が正常に動作している場合の通信状態を表した図である。
図1を参照して、通信システム1は、監視装置401と、複数の基地局301,302,…と、複数の端末101〜107,201〜203とを備えている。監視装置401と複数の基地局301,302,…とは、有線により通信可能に接続されている。基地局301と基地局302とは隣接している。基地局301は、セル391を構成する。基地局302は、セル392を構成する。なお、説明の便宜上、基地局は2つしか図示していないが、これに限定されるものではない。
端末101〜107は、セル391に在圏している。端末201〜203は、セル392に在圏している。セル391とセル392との重複エリアZには、端末は存在していない。
監視装置401は、複数の基地局301,302,…のセルIDと、複数の基地局301,302,…の位置情報および/またはカバレッジ領域とを紐付けて、監視装置401に接続されている全ての基地局301,302,…を管理する。監視装置401は、全ての基地局301,302,…の各々が正常に動作しているか否かを監視する。また、監視装置401は、気象庁から配信された緊急地震速報などの災害情報を受信すると、全ての基地局301,302,…の状態を確認する。
複数の端末101〜107,201〜203の各々は、移動体端末であって、基地局を介さずに、近くに存在する他の端末と、D2D通信(直接通信を行なうデバイス間通信)が可能である。具体的には、各端末101〜107,201〜203は、D2Dディスカバリ機能を有するLTE端末(LTE規格に準拠した携帯端末装置)である。典型的には、端末101〜107,201〜203は、スマートフォンである。端末101〜107,201〜203には、D2Dディスカバリサービスを利用するアプリ(以下、「D2D対応アプリ」とも称する)が予め複数インストールされている。なお、D2D対応アプリとは、上述したように、D2D Proximity Serviceを利用することが可能なアプリである。
以下では、基地局301,302を区別しない場合には、単に、「基地局300」と記載する。また、端末101〜107を区別しない場合には、単に、「端末100」と称する。さらに、端末201〜203を区別しない場合には、単に、「端末200」と称する。
<B.機能的構成>
(b1.端末)
図2は、端末101の機能的構成を説明するための機能ブロック図である。図2を参照して、端末101は、主制御部1010と、記憶部1020と、表示部1030と、操作部1040と、タイマ1050と、停止検知部1060と、無線リソース割当部1070と、同期信号設定部1080と、アンテナ1090と、通信部1110と、通信制御部1120と、電波強度測定部1130と、D2Dモード指示部1140と、D2Dモード指示受信部1150と、セルID送信部1160と、同期信号送信部1170とを備える。
主制御部1010は、端末101の全体的な動作を制御する。主制御部1010は、後述するCPU(Central Processing Unit)1501(図18)が、OS(Operating System)、アプリケーションソフトウェア等を実行することにより実現される。主制御部1010は、他の機能ブロックと接続されている。
記憶部1020は、OS、各種のアプリケーションソフトウェア、各種のデータを格納している。さらに、記憶部1020は、セルID登録部1021と、ルーティングテーブル1022とを格納している。セルID登録部1021には、端末101が、通信可能な状態にある基地局が構成するセルのID(セルID)が登録されている。
表示部1030は、各種の情報を表示する。表示部1030は、後述するディスプレイ1581(図18)に相当する。操作部1040は、ユーザから各種の入力操作を受け付ける。操作部1040は、後述する、操作キー1505およびタッチパネル1582に相当する。タイマ1050は、時間を計時する。
通信制御部1120は、基地局を介した通信およびD2D通信についての各種の制御を実行する。通信部1110は、アンテナ1090からデータを送信するため各種の処理、アンテナ1090で受信した信号を受信するための各種の処理を行なう。通信部1110は、典型的には、ベースバンド変換等を行なう。
停止検知部1060は、少なくと、在圏しているセルを構成する基地局300が動作を停止したことを検知する。無線リソース割当部1070は、D2D通信における無線リソースの割当てを制御する。同期信号設定部1080は、D2D通信における同期信号の設定を行なう。同期信号送信部1170は、設定された同期信号をD2D通信にて送信する。電波強度測定部1130は、基地局300の電波強度を測定する。
D2Dモード指示部1140は、自端末(端末101)の通信モードを、基地局300を介する通信モード(以下、「通常モード」とも称する)からD2D通信のモード(以下、「D2Dモード」とも称する)に切り替える。D2Dモード指示受信部1150は、他の端末100,200や基地局300から、自端末(端末101)をD2Dモードに変更するための指示を受け付ける。セルID送信部1160は、セルID登録部1021に格納されているセルIDを送信する。
なお、他の端末102〜107,201〜203は、端末101と同様の機能的構成を有するため、ここでは、端末102〜107,201〜203の機能的構成については繰り返し説明しない。
(b2.基地局)
図3は、基地局301の機能的構成を説明するための機能ブロック図である。図3を参照して、基地局301は、主制御部3010と、記憶部3020と、停止情報受信部3030と、端末特定部3040と、アンテナ3050と、無線通信部3060と、通信制御部3070と、有線通信部3080と、D2Dモード指示部3090と、セルID送信部3100と、無線リソース割当部3110とを備える。
主制御部3010は、基地局301の全体的な動作を制御する。主制御部3010は、後述するCPU3521(図17)が、OS、アプリケーションソフトウェア等を実行することにより実現される。主制御部3010は、他の機能ブロックと接続されている。
記憶部3020は、OS、各種のアプリケーションソフトウェア、各種のデータを格納している。さらに、記憶部3020は、Measurement Report登録部3021を格納している。
通信制御部3070は、端末100,200および監視装置401との間の通信を制御する。無線通信部3060は、アンテナ3050からデータを送信するため各種の処理、アンテナ3050で受信した信号を受信するための各種の処理を行なう。また、有線通信部3080は、予め定められた通信規格を用いた有線による通信を行なうために、各種のデータ処理を行なう。
停止情報受信部3030は、監視装置401から他の基地局300が停止したことを表す停止情報を受信する。基地局301は、監視装置401からの停止情報に基づき、基地局301に隣接する他の基地局302等が動作を停止したことを検知する。無線リソース割当部3110は、D2D通信における無線リソースの割当てを制御する。
端末特定部3040は、基地局302の動作が停止したことが検知された場合、複数の端末101〜107の中から、基地局301が構成するセル391に在圏するとともに基地局302が構成するセル392の端部付近に位置する端末を特定する。
D2Dモード指示部3090は、端末特定部3040によって特定された端末100,200に対して、通信モードを通常モードからD2Dモードに切り替えるように指示する。つまり、D2Dモード指示部3090は、特定された端末100,200に対して、デバイス間通信を行なうように指示する。
セルID送信部3100は、自局(基地局301)が構成するセルについてのセルIDを、基地局301が通信可能な端末100(すなわち、基地局301が構成するセルに在圏する端末101〜107)に送信する。
なお、他の基地局302は、基地局301と同様の機能的構成を有する。たとえば、基地局302の端末特定部3040は、基地局301の動作が停止したことが検知された場合、複数の端末201〜201の中から、基地局302が構成するセル392に在圏するとともに基地局301が構成するセル391の端部付近に位置する端末を特定する。ここでは、基地局302の機能的構成については繰り返し説明しない。
(b3.監視装置)
図4は、監視装置401の機能的構成を説明するための機能ブロック図である。図4を参照して、監視装置401は、主制御部4010と、記憶部4020と、有線通信部4030と、通信制御部4040と、監視部4050と、停止情報送信部4060とを備える。
主制御部4010は、監視装置401の全体的な動作を制御する。主制御部4010は、図示しないCPUが、OS、アプリケーションソフトウェア等を実行することにより実現される。主制御部4010は、他の機能ブロックと接続されている。
記憶部4020は、OS、各種のアプリケーションソフトウェア、各種のデータを格納している。さらに、記憶部4020は、セルID登録部4021を格納している。セルID登録部4021は、監視装置401が監視している複数の基地局301,302,…の各々が構成するセルのID(セルID)が登録されている。
通信制御部4040は、基地局300および他のサーバ装置(典型的には、気象庁のサーバ)との間の通信を制御する。有線通信部4030は、予め定められた通信規格を用いた有線による通信を行なうために、各種のデータ処理を行なう。有線通信部4030は、ある局面において、気象庁から緊急地震速報などの災害情報を受信する。
監視部4050は、監視対象の基地局301,302,…の各々が正常に動作しているか否かを監視する。監視部4050は、定期的に、基地局301,302,…の各々が正常に動作しているか否かを監視する。なお、監視部4050は、監視装置401が災害情報を受信した場合には、監視のタイミングを早めてもよい。
監視装置401は、監視部4050による監視によって、動作が停止している基地局を検知した場合、停止情報送信部4060は、停止している基地局300を表す情報を、停止していない基地局300に通知する。
以下、上記のような構成を有する、端末101〜107,201〜203、基地局301,302、および監視装置401の各々の動作例を、図5〜図17に基づいて具体的に説明する。
<C.処理の具体例>
以下、図1の状態の通信システム1において、災害等により基地局301の動作が停止した場合における通信システム1を構成する各機器の動作を、具体例を挙げて説明する。
(c1.第1の局面)
図5は、災害により基地局301の動作が停止した後の第1の局面を表した図である。図5を参照して、災害などにより基地局301が停止した場合において、監視装置401は、基地局301の停止と、基地局301に隣接する基地局302,…の生存とを確認する。監視装置401は、生存確認できた基地局302に対して基地局301が停止していることを表す停止情報を送信する。
基地局301の停止情報を受信した基地局302は、セル392内の複数の端末201〜203に対して、基地局302の通信制御(具体的には、無線リソースの割当等)によるD2D通信を行うように指示を出す。この場合、端末201〜203から受信したMeasurement Reportを利用することにより、基地局301に近いセルエッジ(端部付近)にいる端末201,202に対してD2D通信を指示するように、基地局302を構成してもよい。この構成の場合、一例として、基地局302は、LTEのMeasurement Report TriggerのEvent A5を利用する。端末201,202は、通信先の基地局302の電波強度が予め定められた閾値C未満になり、隣接する基地局301の電波強度が予め定められた閾値B以上になると、端末201,202は通信先の基地局302にMeasurement Reportを送信する。Measurement Reportを受信した基地局302は、基地局301に近いセルエッジに端末201と202がいることがわかる。
なお、基地局302がセクターアンテナを使用している場合、基地局301に隣接するセクタ内の端末201,202に対してD2D通信を行うように指示を出すように、基地局302を構成してもよい。
D2D通信の指示を受けた端末201,202は、Discovery信号を出して他の端末をサーチし、応答してきた端末101、104とD2D通信を確立する。このとき、端末201,202がDiscoveryの成功を基地局302に通知し、基地局302が割当てた無線リソースで端末201,202が端末101、104とD2D通信を行うように、通信システム1を構成してもよい。
端末201,202は、基地局302の圏内にいるため、基地局302のセルIDの情報を保持している。端末201,202は、当該セルIDを、D2D通信を確立した端末101,104に送信する。これにより、端末101,104は、端末201,202が基地局302と繋がっているか否かがわかる。
一方、停止した基地局301のセルエリア内の端末101〜107は、基地局301との通信が途絶えて圏外になると、通信モードを、通常モードから基地局301を介さないD2Dモードに切り替える。さらに、端末101〜107の各々は、Discovery信号を出して圏外になっている他の端末をサーチし、応答してきた端末とD2D通信を確立する。たとえば、端末107は、端末103,106とD2D通信を確立する。このとき、端末107が割当てた無線リソースで端末103,106とD2D通信を行うように、通信システム1を構成してもよい。なお、端末101,104については、図5に示したタイミングでは、セル391に在圏する他の端末102,103,105〜107との間では、D2D通信が確立していない。
端末がD2D通信に切り替えを行なう判断基準として、以下の判断基準が挙げられる。端末は、定期的に基地局301,302から送信される電波の受信強度を測定する。端末は、受信強度が急にゼロになった場合や、受信強度がゼロの状態が継続する場合に、在圏しているセルを構成する基地局がダウンしたと判断する。端末は、在圏している基地局がダウンしたと判断すると、通信モードを、基地局を介する通信モードからD2Dモードに切り替える。
〔シーケンスチャート〕
図6は、通信システム1における処理の一部の流れを示したシーケンスチャートである。図7は、通信システム1における処理の残りの流れを示したシーケンスチャートである。具体的には、図6および図7は、図5に基づいて説明した処理の一部の流れを表したものである。より具体的には、図6および図7は、主として、生存している基地局302の処理と、4つの端末101,104,201,202の処理とに着目したものである。なお、通信システム1では、図6に示した処理の後に、図7に示した処理が行われる。
図6を参照して、シーケンスSQ2において、気象庁は、災害が発生したこと、あるいは災害が発生する可能性があることを通知するための災害発生通知を、監視装置401に送信する。
シーケンスSQ4において、監視装置401は、基地局301の生存を確認するために、基地局301に対して状態確認要求を送信する。この場合、基地局301が生存していない(すなわち、動作が停止している)ため、監視装置401は、状態確認要求に対する応答を受信できない。これにより、監視装置401は、基地局301が停止していることを把握できる。
シーケンスSQ6において、監視装置401は、基地局302の生存を確認するために、基地局302に対して状態確認要求を送信する。この場合、基地局302が生存しているため、監視装置401は、シーケンスSQ8において、状態確認要求に対する応答を受信する。
シーケンスSQ10において、監視装置401は、基地局302に対して、基地局301が停止していることを表す停止情報を送信する。シーケンスSQ12において、端末101,104は、基地局301から送信される電波の受信強度を測定する。端末101,104は、基地局301の停止によって基地局301からの電波の受信強度が0となっているため、シーケンスSQ14において、通信モードを、通常モードからD2Dモードへ切替える。
シーケンスSQ16において、基地局302は、通信モードを通常モードからD2Dモードへ切替りかえさせるための切替指示を、端末201に送信する。また、シーケンスSQ18において、端末201は、基地局302からの切替指示に基づき、通信モードを通常モードからD2Dモードへ切替える。
シーケンスSQ20において、端末201は、Discovery信号を送信する。端末101,104は、当該Discovery信号を受信する。端末101は、Discovery信号を受信すると、シーケンスSQ22において、応答信号をDiscovery信号の送信元の端末201に送信する。端末104は、Discovery信号を受信すると、シーケンスSQ24において、応答信号をDiscovery信号の送信元の端末201に送信する。
シーケンスSQ26において、端末201は、Discovery信号に対する応答があったことを表す通知(すなわち、通信に成功したことを表す成功通知)を、基地局302に送信する。シーケンスSQ28において、基地局302は、基地局302と通信可能な状態にある端末201に対して、D2D通信に用いる無線リソースの割り当てを通知する。端末201は、シーケンスSQ30において、基地局302から受信した無線リソースの割り当てを表した割当情報を、端末101に送信する。端末201は、シーケンスSQ32において、基地局302から受信した無線リソースの割り当てを表した割当情報を、端末104に送信する。
以上の処理により、端末201は、端末101および端末104との間でD2D通信を確立する(シーケンスSQ34)。その後、シーケンスSQ36において、端末201は、基地局302が構成するセル392のセルIDを端末101に送信する。シーケンスSQ38において、端末201は、セル392のセルIDを端末104に送信する。
次に、図7を参照して、シーケンスSQ40において、基地局302は、通信モードを通常モードからD2Dモードへ切替りかえさせるための切替指示を、端末202に送信する。また、シーケンスSQ42において、端末202は、基地局302からの切替指示に基づき、通信モードを通常モードからD2Dモードへ切替える。
シーケンスSQ44において、端末202は、Discovery信号を送信する。端末101,104は、当該Discovery信号を受信する。端末101は、Discovery信号を受信すると、シーケンスSQ46において、応答信号をDiscovery信号の送信元の端末202に送信する。端末104は、Discovery信号を受信すると、シーケンスSQ48において、応答信号をDiscovery信号の送信元の端末202に送信する。
シーケンスSQ50において、端末202は、Discovery信号に対する応答があったことを表す通知(すなわち、通信に成功したことを表す成功通知)を、基地局302に送信する。シーケンスSQ52において、基地局302は、基地局302と通信可能な状態にある端末202に対して、D2D通信に用いる無線リソースの割り当てを通知する。端末202は、シーケンスSQ54において、基地局302から受信した無線リソースの割り当てを表した割当情報を、端末101に送信する。端末202は、シーケンスSQ56において、基地局302から受信した無線リソースの割り当てを表した割当情報を、端末104に送信する。
以上の処理により、端末202は、端末101および端末104との間でD2D通信を確立する(シーケンスSQ58)。その後、シーケンスSQ60において、端末202は、基地局302が構成するセル392のセルIDを端末101に送信する。シーケンスSQ62において、端末201は、セル392のセルIDを端末104に送信する。
図8は、通信システム1における処理の流れを示したシーケンスチャートである。具体的には、図8は、図5に基づいて説明した処理の一部の流れを表したものである。より具体的には、図8は、基地局301が構成するセル391に在圏する端末103,106,107の処理に着目したものである。
図8を参照して、シーケンスSQ102において、災害等の発生よって基地局301がダメージを受けることにより、基地局301の動作が停止する。シーケンスSQ104において、端末107は、基地局301から送信される電波の受信強度を測定する。シーケンスSQ106において、端末106は、基地局301から送信される電波の受信強度を測定する。シーケンスSQ108において、端末103は、基地局301から送信される電波の受信強度を測定する。
端末107は、基地局301の停止によって基地局301からの電波の受信強度が0(詳しくは、予め定められた時間以上、受信強度が0)となっているため、シーケンスSQ110において、通信モードを通常モードからD2Dモードへ切替える。また、端末106も、端末107と同様、基地局301の停止によって基地局301からの電波の受信強度が0となっているため、シーケンスSQ112において、通信モードを通常モードからD2Dモードへ切替える。さらに、端末103も、端末107,106と同様、基地局301の停止によって基地局301からの電波の受信強度が0となっているため、シーケンスSQ114において、通信モードを通常モードからD2Dモードへ切替える。
シーケンスSQ116において、端末107は、Discovery信号を送信する。端末103,106は、当該Discovery信号を受信する。端末106は、Discovery信号を受信したことに基づき、シーケンスSQ118において、Discovery信号の送信元の端末107に対して、Discovery信号に対する応答信号を送信する。また、端末103も、端末106と同様、Discovery信号を受信したことに基づき、シーケンスSQ120において、Discovery信号の送信元の端末107に対して、Discovery信号に対する応答信号を送信する。
シーケンスSQ122において、端末107は、D2D通信に用いる無線リソースの割り当てを決定する。シーケンスSQ124において、端末107は、無線リソースの割当を表す割当情報を、応答信号の送信元の端末106に送信する。シーケンスSQ126において、端末107は、無線リソースの割当を表す割当情報を、応答信号の送信元の端末103にさらに送信する。
以上の処理より、端末107は、端末103および端末106との間でD2D通信を確立する(シーケンスSQ128)。
〔フローチャート〕
以下、監視装置401と、基地局302と、端末100,200とにおける、図6および図7のシーケンスに対応する各々の処理の流れを、フローチャートを参照して説明する。
図9は、監視装置401の処理の流れを表したフローチャートである。図9を参照して、ステップS2において、監視装置401は、気象庁から災害発生通知を受信する。ステップS4において、監視装置401は、各基地局301,302,…の状態を確認する。すなわち、監視装置401は、監視部4050(図4)によって、各基地局301,302が生存しているか否かを確認する。
ステップS6において、監視装置401は、停止した基地局があるか否かを判断する。具体的には、監視装置401は、状態取得要求に対する応答信号の有無により、停止した基地局があるか否かを判断する。
基地局301が停止していると判断された場合(ステップS6においてYES)、ステップS8において、監視装置401は、停止した基地局301に隣接する、生存している基地局302に対して、基地局301が停止したことを表す停止情報を送信する。停止している基地局がないと判断された場合(ステップS6においてNO)、監視装置401は、一連の処理を終了する。
図10は、生存している基地局302の処理の流れを説明するためのフローチャートである。図10を参照して、ステップS102において、基地局302は、監視装置401から状態取得要求を受信する。ステップS104において、基地局302は、監視装置401に対して、状態取得要求に対する応答信号を監視装置401に送信する。
ステップS106において、基地局302の停止情報受信部3030(図3)は、基地局301が停止したことを表す停止情報を受信する。ステップS108において、基地局302の端末特定部3040は、セル392に在圏するとともに基地局が構成するセル391の端部付近(すなわち、セルエッジ)に位置する端末を特定する。
ステップS110において、基地局302のD2Dモード指示部3090は、上記特定された端末(図5の場合、端末201,202)に対して、D2Dモードへの切替指示を送信する。ステップS112において、基地局302は、上記特定された端末から、Discovery信号に対する応答があったことを表す通知(すなわち、成功通知)を受信したか否かを判断する。
受信したと判断された場合(ステップS112においてYES)、ステップS114において、基地局302の無線リソース割当部3110は、上記特定された端末に対して無線リソースを割り当てる。
図11は、生存している基地局302が構成するセル392に在圏している端末200(すなわち、端末201〜203のうちの任意の一つ)の処理の流れを説明するためのフローチャートである。
ステップS202において、端末200のD2Dモード指示受信部1150(図2)は、基地局302から、通信モードをD2Dモードへ切り替えるための切替指示を受信する。ステップS204において、切替指示を受信したことに基づき、D2Dモード指示部1140が、通信モードを、通常モードから、D2Dモードに切替える。
ステップS206において、端末200は、Discovery信号を送信する。ステップS208において、端末200は、他の端末から、Discovery信号に対する応答があったか否かを判断する。応答があったと判断された場合(ステップS208においてYES)、ステップS210において、端末200は、基地局302に対して、Discoveryの成功通知を送信する。応答がなかったと判断された場合(ステップS208においてNO)、端末200は、処理をステップS206に進める。
ステップS212において、端末200は、基地局302から、D2D通信のために割り当てられた無線リソースを表す割当情報を受信する。ステップS214において、端末200は、受信した割当情報を、D2D通信の相手に対して送信する。ステップS216において、端末200は、割当情報の送信先の相手端末との間で、D2D通信を確立する。再び図5を参照して、一例として、端末201および端末202の各々は、端末101および端末104との間でD2D通信を確立する。
ステップS218において、端末200のセルID送信部1160は、D2D通信の相手端末に対して、基地局302が構成するセル392のセルIDを送信する。
図12は、停止している基地局301が構成するセル391に在圏している端末100(端末101〜107の任意の一つ)の処理の流れを説明するためのフローチャートである。
図12を参照して、ステップS302において、端末100の電波強度測定部1130は、基地局301,302から送信される電波の強度を測定する。ステップS304において、端末100は、電波強度が0か否かを判断する。受信強度が0でないと判断された場合(ステップS308においてNO)、端末100は、通信モードを切替えることなく、通常モードで通信を続行する(ステップS306)。受信強度が0であると判断された場合(ステップS304においてYES)、ステップS308において、端末100は、受信強度が0の状態が予め定めた時間以上継続しているか否かを判断する。
受信強度が0の状態が予め定められた時間以上継続していると判断された場合(ステップS308においてYES)、ステップS310において、端末100のD2Dモード指示部1140は、自端末の通信モードを、通常モードからD2Dモードに切替える。受信強度が0の状態が予め定められた時間以上継続しなかった(すなわち、受信強度が0の状態が予め定められた時間が経過するまでに解消したと判断された場合)、端末100は、処理をステップS302に進める。
ステップS312において、端末100は、Discovery信号を送信する。ステップS314において、端末100は、他の端末から、Discovery信号に対する応答があったか否かを判断する。
応答があったと判断された場合(ステップS314においてYES)、ステップS316において、端末100の無線リソース割当部1070が、応答のあった端末に対して割当情報を送信する。ステップS318において、端末100は、割り当情報の送信先の端末とD2D通信を確立する。
応答がなかったと判断された場合(ステップS314においてNO)、ステップS320において、端末100は、他の端末から送信されたDiscovery信号を受信したか否かを判断する。受信したと判断された場合(ステップS324においてYES)、ステップS322において、端末100は、Discovery信号の送信元の端末に対して応答を返す。受信していないと判断された場合(ステップS320においてNO)、端末100は、処理をステップS312に進める。
ステップS324において、端末100は、Discovery信号の送信元の端末から、D2D通信に用いる無線リソースの割当を表した割当情報を受信する。ステップS326において、端末100は、Discovery信号の送信元の端末との間でD2D通信を確立する。
(c2.第2の局面)
図13は、図5に示した第1の局面の後の第2の局面を表した図である。以下、基地局(具体的には基地局302)を起点とするメッシュネットワークの形成方法と、端末(具体的には端末107)を起点とするメッシュネットワークの形成方法とを説明する。
図13を参照して、基地局302を起点としてD2D通信を形成する端末は、基地局のセルIDの情報を保持し、基地局302と同期を取って通信を行う。たとえば、端末201,202,101,104は、基地局302のセルIDを保持し、基地局302と同期を取って通信する。
さらに、基地局302を起点としてD2D通信を形成する端末は、Discovery信号を送信し、当該Discovery信号に対して応答してきた全ての端末とD2D通信を確立する。たとえば、端末101は、端末102,104とD2D通信を確立し、端末104は、端末105とD2D通信を確立する。このようして検出された端末101,104が、新たに検出された端末102,105とD2D通信を確立する。このような処理を繰り返すことにより、基地局302を起点とするD2Dのメッシュネットワークが形成される。
一方、端末を起点としてD2D通信を形成する場合は、最初にDiscovery信号を送信することによって他の端末を検出した端末が、同期信号を送信することによって、当該他の端末と同期を取ってD2D通信を行なう。たとえば、端末103,106が端末107のDiscovery信号で検出されたとすると、端末103,106は、端末107からの同期信号によって端末107と同期を取って、端末107とD2D通信を行なう。
さらに、端末103,106,107は、Discovery信号を送信し、応答してきた全ての端末とD2D通信を確立する。たとえば、端末103は、端末106とD2D通信を確立する。このように検出された端末103が新たに検出した端末106とD2D通信を確立する。このような処理を繰り返すことにより、端末107を起点とするD2Dのメッシュネットワークが形成される。
メッシュネットワークを形成した各端末は、ルーティング情報をルーティングテーブル1022(図2)に保持し、ルーティングテーブル1022に基づいて次の端末への転送を実行する。たとえば、端末102は、「端末102→端末101」のルーティング情報を保持している。また、端末101は、「端末101→端末201」,「端末101→端末202」,「端末101→端末104」のルーティング情報を保持している。さらに、端末104は、「端末104→端末201」,「端末104→端末202」,「端末104→端末105」のルーティング情報を保持している。
このような場合、端末102は、「端末101→端末201」,「端末101→端末202」,「端末101→端末104→端末201」,「端末101→端末104→端末202」のいずれかのルートを経由して基地局302と通信可能になる。このとき、ホップ数が少ないルートを選択するように端末102を構成してもよい。また、各端末は、ルーティングテーブルの内容を、メッシュネットワークの構成によって動的に更新する。
図14は、図13に基づいて説明した第2の局面における端末100の処理の流れを説明するためのフローチャートである。図14を参照して、ステップS402において、端末100は、Discovery信号を送信する。ステップS404において、端末100は、Discovery信号に対する応答が他の端末からあるか否かを判断する。
応答があったと判断された場合(ステップS404においてYES)、ステップS406において、端末100の無線リソース割当部1070(図2)は、応答のあった端末に対して、無線リソースの割当情報を送信する。応答がなかったと判断された場合(ステップS404においてNO)、端末100は、処理をステップS414に進める。
ステップS408において、端末は、応答のあった端末とD2D通信を確立する。ステップS410において、端末100は、セルID登録部1021にセルIDがあるか否かを判断する。セルIDがあると判断された場合(ステップS410においてYES)、ステップS412において、端末100のセルID送信部1160は、D2D通信の相手端末に対して、セルIDを送信する。セルIDがないと判断された場合(ステップS410においてNO)、端末100は、処理をステップS402に進める。
ステップS414において、端末100は、他の端末からDiscovery信号を受信したか否かを判断する。受信したと判断された場合(ステップS414においてYES)、ステップS416において、端末は、他の端末に対して、受信したDiscovery信号に対する応答を返す。受信していないと判断された場合(ステップS414においてNO)、端末100は、処理をステップS402に進める。
ステップS418において、端末100は、Discovery信号の送信元である上記他の端末から、割当情報を受信する。ステップS420において、端末100は、Discovery信号の送信元である上記他の端末との間で、D2D通信を確立する。
ステップS422において、端末100は、D2D通信の相手端末からセルIDを受信したか否かを判断する。受信したと判断された場合(ステップS422においてYES)、ステップS424において、端末100は、セルID登録部1021に受信したセルIDを登録する。受信していないと判断された場合(ステップS422においてNO)、端末100は、処理をステップS402に進める。
(c3.第3の局面)
図15は、図13に示した第2の局面の後の第3の局面を表した図である。以下、基地局(具体的には基地局302)を起点とするネットワークと、端末(具体的には端末107)を起点とするネットワークとの結合の方法について説明する。
図15を参照して、基地局302を起点としてD2D通信を行っている端末102がDiscovery信号を送信した場合には、一例として、以下の処理が行われる。当該Discovery信号に応答した端末103が端末を起点として他の端末106,107とD2D通信を確立している場合、端末102は、端末103に対して端末102が保持するセルID(つまり、基地局302が構成するセル392のセルID)を送信すると共に、端末103の同期信号を端末102の同期信号(つまり、基地局302の同期信号)に切替える。
さらに、端末103は、端末を起点として他の端末とD2D通信を確立している他の端末106,107に対して、端末102から受信したセルID(つまり、基地局302が構成するセル392のセルID)を送信することによって、端末106,107の同期信号を端末102の同期信号に切替える。
逆に、端末を起点としてD2D通信を行っている端末103がDiscovery信号を送信した場合には、一例として、以下の処理が行われる。当該Discovery信号に応答してきた端末102が基地局302を起点としてD2D通信を行っている端末であって、かつセルIDを持っている場合には、端末103は、端末102からセルIDを受信し、端末103の同期信号を当該セルIDを持つ端末102の同期信号(つまり、基地局302の同期信号)に切替える。さらに、端末103は、端末を起点としてD2D通信を行なっている他の端末106,107に対して端末103が保持するセルID(すなわち、基地局302が構成するセル392のセルID)を送信することによって、端末106,107の同期信号を端末102の同期信号に切替える。
以上の処理により、端末のみでネットワークを形成していた端末103,106,107も基地局302と通信可能になる。
図16は、図15に基づいて説明した第3の局面における端末100の処理の流れを説明するためのフローチャートである。図16を参照して、ステップS502において、端末100は、Discovery信号を送信する。ステップS504において、端末100は、他の端末から、Discovery信号に対する応答があったか否かを判断する。
応答があったと判断された場合(ステップS504においてYES)、ステップS506において、端末100の無線リソース割当部1070は、応答のあった端末に対して、無線リソースの割当情報を送信する。応答がなかったと判断された場合(ステップS504においてNO)、端末100は、処理をステップS528に進める。
ステップS508において、端末100は、応答のあった端末100とD2D通信を確立する。ステップS510において、端末100は、セルID登録部1021にセルIDがあるか否かを判断する。セルIDがあったと判断された場合(ステップS510においてYES)、ステップS512において、端末100のセルID送信部1160は、D2D通信の相手端末に対して、セルID登録部1021に保持しているセルIDを送信する。ステップS514において、端末100の同期信号送信部1170は、D2D通信の相手端末に対して、同期信号を送信する。
セルIDがなかったと判断された場合(ステップS510においてNO)、ステップS516において、端末100は、D2D通信の相手端末から、セルIDと同期信号とを受信したか否かを判断する。両者を受信したと判断された場合(ステップS516においてYES)、ステップS518において、端末100は、セルID登録部1021にセルIDを登録する。両者を受信していないと判断された場合(ステップS516においてNO)、端末100は、処理をステップS502に進める。
ステップS520において、端末100の同期信号設定部1080は、同期信号を、現在利用している同期信号から上記受信した同期信号に切替える。ステップS522において、端末100は、端末を起点として他の端末とD2D通信を確立中であるか否かを判断する。確立中であると判断された場合(ステップS522においてYES)、ステップS524において、端末100のセルID送信部1160は、D2D通信の相手端末に対して、セルIDを送信する。その後、ステップS526において、端末100の同期信号送信部1170は、D2D通信の相手端末に対して、同期信号を送信する。確立中でないと判断された場合(ステップS522においてNO)、端末100は、処理をステップS502に進める。
また、ステップS528において、端末100は、他の端末からDiscovery信号を受信したか否かを判断する。受信したと判断された場合(ステップS528においてYES)、ステップS530において、端末100は、Discovery信号の送信元である上記他の端末に対して、応答を返す。受信していないと判断された場合(ステップS528においてNO)、端末100は、処理をステップS502に進める。
ステップS532において、端末100は、Discovery信号の送信元である上記他の端末から割当情報を受信する。ステップS534において、端末100は、当該他の端末とD2D通信を確立する。
(c4.まとめ)
(1)上記の第1の局面に基づき、特に端末101,201および基地局301,302に着目すると、以下のことが言える。
基地局302は、監視装置401からの通知に基づき、基地局302に隣接する基地局301が動作を停止したことを検知する。基地局302は、基地局301の動作が停止したことが検知された場合、複数の端末101〜107,202〜203の中から、基地局302が構成するセル392に在圏するとともに基地局301が構成するセル391の端部付近に位置する端末201を特定する。基地局302は、当該特定された端末201に対して、デバイス間通信を行なうように指示する。
端末201は、上記指示を受け付けたことに基づき、複数の端末101〜107,202〜203のうちセル391に在圏する端末をサーチする。端末201は、上記サーチによって発見された端末101との間でデバイス間通信を行なう。
上記の構成によれば、隣接する基地局301,302が構成するセル391,392同士の重複エリアZ(図1)に端末が存在しなくても、一方の基地局302が構成するセル392に在圏する端末201と、動作が停止した他方の基地局301が構成するセル391に在圏する端末101との間の通信が可能となる。
(2)上記の第1の局面に基づき、端末103,107に着目すると、さらに以下のことが言える。
複数の端末101〜107,201〜203のうちセル391に在圏する端末107は、基地局301との通信が途絶えたことに基づき、上記複数の端末のうちセル391に在圏する端末をサーチする。端末107は、上記サーチによって発見された端末103との間でデバイス間通信を行なう。
上記の構成によれば、基地局301が停止しても、基地局301が構成するセル391内の端末107は、セル391内の他の端末(端末103)と通信可能となる。
(3)上記の第2の局面に基づき、端末101と端末102とに着目すると、以下のことが言える。
端末101は、複数の端末101〜107,202〜203のうちセル391に在圏する端末をサーチする。端末101は、当該サーチによって発見された端末102との間でデバイス間通信を行なう。上記の構成によれば、基地局302を起点とした、D2D通信を利用したネットワークを拡張することができる。
(4)上記の第3の局面に基づき、端末102,103に着目すると、以下のことが言える。
端末102は、複数の端末101〜107,201〜203のうちセル391に在圏する端末をサーチする。端末102は、当該サーチによって端末103を発見した場合には、端末103との間でデバイス間通信を行なう。上記の構成によれば、基地局302を起点とした、D2D通信を利用したネットワークをさらに拡張することができる。
(5)さらに、ある局面においては、端末102のみならず端末101も、複数の端末101〜107,201〜203のうちセル391に在圏する端末をサーチする。端末101は、当該サーチによって端末103を発見した場合には、端末103との間でデバイス間通信を行なう。
(6)さらに、上記の第1〜第3の局面に基づけば、以下のことが言える。
端末201は、端末201の存在を通知するためのディスカバリ信号を送信することによって、上記サーチを行なう。端末201は、当該サーチによって発見された端末101に対して、基地局302のセルID(識別情報)を送信する。上記の構成によれば、ディスカバリ信号を利用し、かつ基地局302のセルIDが通知されることにより、基地局302を起点としたネットワークを形成することができる。
<D.ハードウェア構成>
(d1.基地局301,302)
図17は、基地局301の典型的なハードウェア構成を表した図である。図17を参照して、基地局301は、アンテナ3210と、無線処理部3230と、制御・ベースバンド部3250とを備える。
無線処理部3230は、デュプレクサ3301と、パワーアンプ3303と、ローノイズアンプ3305と、送信回路3307と、受信回路3309と、直交変復調部3311とを備える。制御・ベースバンド部3250は、ベースバンド回路3251と、制御装置3252と、電源装置3255と、タイミング制御部3253と、通信インターフェイス3254とを備える。制御装置3252は、CPU3521と、ROM3522と、RAM3523と、不揮発性メモリ3524と、HDD(Hard Disk Drive)3525とを備える。
直交変復調部3311は、ベースバンド回路3251で処理されるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号を直交変復調し、アナログ信号(RF(Radio Frequency)信号)と変換する。送信回路3307は、直交変復調部3311で生成されたRF信号を、電波として送出する周波数に変換する。受信回路3309は、受信した電波を直交変復調部3311で処理する周波数に変換する。
パワーアンプ3303は、送信回路3307で生成したRF信号を、アンテナ3210から送信するために電力増幅する。ローノイズアンプ3305は、アンテナ3210で受信した微弱電波を増幅し、受信回路3309に渡す。
制御装置3252は、基地局301全体の制御、および呼制御のプロトコルや制御監視を行なう。タイミング制御部3253は、伝送路等から抽出した基準クロックを基に、基地局301内部で使用する各種クロックを生成する。
通信インターフェイス3254は、イーサネット(登録商標)などの伝送路を接続し、IPsec(Security Architecture for Internet Protocol)、IPv6(Internet Protocol Version 6)等のプロトコルを処理してIPパケットの授受を行なう。
ベースバンド回路3251は、通信インターフェイス3254を用いて授受するIPパケットと、無線上に乗せるOFDM信号(ベースバンド信号)の変換(変復調)を行なう。また、ベースバンド信号は無線処理部3230との間で授受される。
電源装置3255は、基地局301に供給される電圧を、基地局301内部で使用する電圧に変換する。
基地局301における処理は、各ハードウェアおよびCPU3521により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、HDD3525等に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、メモリカード(図示せず)その他の記憶媒体に格納されて、プログラムプロダクトとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラムプロダクトとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、ICカードリーダライタその他の読取装置によりその記憶媒体から読み取られて、あるいは、通信インターフェイス3254を介してダウンロードされた後、HDD3525に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU3521によってHDD3525から読み出され、さらに不揮発性メモリ3524に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU3521は、そのプログラムを実行する。
同図に示される基地局301を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本発明の本質的な部分は、HDD3525、不揮発性メモリ3524、メモリカードその他の記憶媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。なお、基地局301の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、記録媒体としては、DVD-ROM、CD−ROM、FD(Flexible Disk)、ハードディスクに限られず、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、光カード、マスクROM、EPROM(Electronically Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。また、記録媒体は、コンピュータが読取可能な一時的でない媒体である。また、ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
なお、基地局302のハードウェア構成は、基地局301と同じであるため、ここでは繰り返し説明はしない。
(d2.端末101〜107,201〜203)
図18は、端末101のハードウェア構成を説明するための図である。図18を参照して、端末101は、各種プログラムを実行するCPU1501と、ROM(Read Only Memory)1502と、RAM(Random Access Memory)1503と、フラッシュメモリ1504と、操作キー1505と、スピーカ1506と、カメラ1507と、タッチスクリーン1508と、無線通信IF(Interface)1509と、アンテナ1510と、リーダライタ1511とを、少なくとも含んで構成されている。タッチスクリーン1508は、ディスプレイ1581と、タッチパネル1582とを含む。各構成要素1501〜1509,1511は、相互にデータバスによって接続されている。
リーダライタ1511は、メモリカード900が装着可能であって、メモリカード900に情報を記録あるいはメモリカード900から情報を読み出す。
アンテナ1510は、無線通信IF1509に接続されている。アンテナ1510および無線通信IF1509は、たとえば、基地局300を介した、他の端末、固定電話、およびPC(Personal Computer)との間における無線通信に用いられる。
ROM1502は、不揮発性の半導体メモリである。ROM1502は、端末101のブートプログラムが予め格納されている。フラッシュメモリ1504は、不揮発性の半導体メモリである。フラッシュメモリ1504は、一例としてNAND型で構成してもよい。フラッシュメモリ1504は、端末101のオペレーティングシステム、端末101を制御するための各種のプログラム、並びに、端末101が生成したデータ、端末101の外部装置から取得したデータ等の各種データを揮発的に格納する。
端末101における処理は、各ハードウェアおよびCPU1501により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、フラッシュメモリ1504に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、メモリカード900その他の記憶媒体に格納されて、プログラムプロダクトとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラムプロダクトとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、アンテナ1510および無線通信IF1509を介してダウンロードされた後、フラッシュメモリ1504に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU1501によってフラッシュメモリ1504から読み出され、さらにフラッシュメモリ1504に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU1501は、そのプログラムを実行する。
本発明の本質的な部分は、フラッシュメモリ1504その他の記憶媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。なお、記録媒体としては、DVD-ROM、CD−ROM、FD、ハードディスクに限られず、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。また、記録媒体は、当該プログラム等をコンピュータが読取可能な一時的でない媒体である。また、ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
なお、端末102〜107,201〜203のハードウェア構成は、端末101と同じであるため、ここでは繰り返し説明はしない。
今回開示された実施の形態は例示であって、上記内容のみに制限されるものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 通信システム、101,102,103,104,105,106,107,200,201,202,203 端末、301,302 基地局、391,392 セル、401 監視装置、1010,3010,4010 主制御部、1020,3020,4020 記憶部、1021,3021,4021 登録部、1022 ルーティングテーブル、1060 停止検知部、1070,3110 無線リソース割当部、1080 同期信号設定部、1130 電波強度測定部、1140,3090 D2Dモード指示部、1150 D2Dモード指示受信部、1160,3100 セルID送信部、1170 同期信号送信部、1501 CPU、1509 無線通信IF、1504 フラッシュメモリ、3030 停止情報受信部、3040 端末特定部、4050 監視部、4060 停止情報送信部、Z 重複エリア。

Claims (5)

  1. 基地局を介さないデバイス間通信が可能な複数の移動体端末と、複数の基地局と、前記複数の基地局の各々を監視する監視装置と、を備えた通信システムであって、
    前記複数の基地局のうちの第1の基地局は、
    前記監視装置からの通知に基づき、前記複数の基地局のうち、前記第1の基地局に隣接する第2の基地局が動作を停止したことを検知し、
    前記第2の基地局の動作が停止したことが検知された場合、前記複数の移動体端末の中から、前記第1の基地局が構成する第1のセルに在圏するとともに前記第2の基地局が構成する第2のセルの端部付近に位置する第1の移動体端末を特定し、
    前記特定された第1の移動体端末に対して、前記デバイス間通信を行なうように指示し、
    前記第1の移動体端末は、
    前記指示を受け付けたことに基づき、前記複数の移動体端末のうち前記第2のセルに在圏する移動体端末をサーチし、
    前記サーチによって発見された第2の移動体端末との間で前記デバイス間通信を行なう、通信システム。
  2. 前記第2の移動体端末は、
    前記複数の移動体端末のうち前記第2のセルに在圏する移動体端末をサーチし、
    前記サーチによって発見された第3の移動体端末との間で前記デバイス間通信を行なう、請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記複数の移動体端末のうち前記第2のセルに在圏する第4の移動体端末は、
    前記第2の基地局との通信が途絶えたことに基づき、前記複数の移動体端末のうち前記第2のセルに在圏する移動体端末をサーチし、
    前記サーチによって発見された第5の移動体端末との間で前記デバイス間通信を行なう、請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記第2の移動体端末および前記第3の移動体端末の各々は、
    前記複数の移動体端末のうち前記第2のセルに在圏する移動体端末をサーチし、
    前記サーチによって前記第4の移動体端末を発見した場合には、前記第4の移動体端末との間で前記デバイス間通信を行なう、請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記第1の移動体端末は、
    前記第1の移動体端末の存在を通知するためのディスカバリ信号を送信することによって、前記サーチを行ない、
    前記サーチによって発見された前記第2の移動体端末に対して、前記第1の基地局の識別情報を送信する、請求項1から4のいずれか1項に記載の通信システム。
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