JP2016151829A - タッチパネル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タッチパネル10は透明基板1と、透明基板1上に設けられた透明電極4とを備えている。IM層11が透明電極4上に設けられており、透明電極4をエッチング加工により形成する際、エッチング液にIM層11が晒されることはない。
【選択図】図1
Description
以下に、本発明において用いる主要な用語について、その定義をここで説明しておく。
となるかは任意である。
上述のようにタッチパネル10は、中央に表示用領域A1を有し、表示用領域A1の外周部に、可視光を遮蔽する不透明領域A2を有する。
透明基板1は、少なくとも可視光線に対して透明で、タッチパネル10の表面を保護し得る機械強度を有するものであれば、特に制限はなく、代表的には、例えばソーダ石灰ガラス、ホウケイ酸ガラス、石英ガラス、アルミノケイ酸ガラスなどのガラス板を用いることができる。とくに、ガラス板として、化学強化ガラスはフロートガラスに比べて機械的強度に優れ、その分薄くできる点で好ましい。
遮光層2は、本実施形態においては、透明基板1側から順に配置された、白色系樹脂層2wと、色調整層2aと、裏打ち層2bとを含む。
本実施形態においては、遮光層2の最表面に設けられた裏打ち層2bが黒色顔料又は金属性反射層を含み、このことにより導電性を示す場合、この遮光層2の最表面に配線や透明電極などの導体がさらに形成されるため、遮光層2の面上に第1絶縁層5aが形成される。そしてこの第1絶縁層5aによって、互いに独立な導体同士がショートするのを防ぐことができる。
透明電極4は、上述のように、互いに絶縁されて形成される第1透明電極4a及び第2透明電極4bから構成される。
第2絶縁層5bとしては、公知の材料及び形成法を採用することができる。例えば、第2絶縁層5bとして樹脂を用いる場合には、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ポリイミド系樹脂などを用いることができ、具体例を挙げれば、例えば、これらの樹脂系の感光性樹脂などを用いることができる。感光性樹脂の場合は、フォトリソグラフィ法を利用して形成することができる。また、第2絶縁層5bとしては、酸化ケイ素などの無機材料を用いることもできる。
配線6としては、公知の材料及び形成法を採用することができる。例えば、配線6には、銀、金、銅、クロム、プラチナ、アルミニウム、パラジウム、モリブデンなどの金属(含むその合金)などを用いることができる。配線6は、例えば、銀、パラジウム及び銅からなる銀合金(APCとも言う)の金属層としてスパッタ法により製膜後、フォトリソグラフィ法及びエッチング法によりパターン形成することができる。
本発明においては、例えば、図1に例示するタッチパネル10のように、IM層11の面上に保護層7が形成されていてもよい。図1に示すように、保護層7は透明基板1の第2面S2の面上の最表層として、表示用領域A1及び不透明領域A2の全面に形成されている。この保護層7は絶縁性であるとき絶縁層7と言うこともできる。
IM層(Index Matching層)11は、白色系樹脂層2wに対する黄変を抑制するとともに、表示用領域A1にパターン形成され得る透明電極4に対して、そのパターンを見えにくく不可視化層として機能する。
不可視化層11の屈折率はn3、
透明電極4の屈折率はn4、
保護層7の屈折率はn5。
不可視化層11の屈折率n3=1.8、
透明電極4の屈折率n4=2.0、
保護層7の屈折率n5=1.5。
n1<n3≦n4〔式1〕
の関係を満たす設定である。
透明基板1と透明電極4との界面での屈折率差△n14は0.5であり、
透明電極4と不可視化層11との界面での屈折率差△n43は0.2である。
率n4と等しく設定された場合を説明する。図5はIM層11の機能を示すタッチパネルの概略断面図である。
n3=n4〔式2〕
にて、n3=n4=2.0の場合で説明する。
透明基板1と透明電極4との界面での屈折率差△n14は0.5であり、
透明電極4と不可視化層11との界面での屈折率差△n43は0.0である。
n3>n4〔式3〕
である。
透明基板1と透明電極4との界面での屈折率差△n14は0.5であり、
透明電極4と不可視化層11との界面での屈折率差△n43は0.3である。
n3<n1
の場合は、透明基板1の屈折率n1よりも大きくなる透明電極4の屈折率n4に対して、さらに透明電極4の屈折率n4との屈折率差が大きい層を重ねることになるので、この点において、屈折率差の増加によって、不可視化と逆行することになる。
n1<n3<n4+(n4−n1)〔式4〕
とするのが好ましい。
本実施形態のタッチパネル10を構成する各層は、例えば、次の様にして形成される。先ず、透明基板1の第2面S2の不透明領域A2とする領域に、遮光層2して、白色系樹脂層2wと、色調整層2aと、裏打ち層2bとをこの順にパターン形成する。次に、透明基板1の第2面S2および遮光層2に第1絶縁層5aを形成し、その後第1絶縁層5a上であって不透明領域A2である遮光層2の部分に、配線6をパターン形成する。次に、表示用領域A1から不透明領域A2にかけて、透明基板1の面上及び遮光層2の面上に設けられた第1絶縁層5aに、透明電極4をパターン形成する。このとき、透明電極4は、遮光層2の面上に形成された配線6上に接して形成されるようにパターン形成する。次に、透明電極4の交差部分には第2絶縁層5bをパターン形成し、この層間絶縁層5を跨いで、透明電極4の欠損部分をパターン形成して接続部4aCを形成して第1透明電極4aと第2透明電極4bとを含む透明電極4の全体を完成させる。次に表示用領域A1に設けられた透明電極4および不透明領域A2の遮光層2に設けられた配線6を覆ってIM層11が設けられ、IM層11上に保護層7が形成される。こうして、タッチパネル10が製造される。
以上のような構成のタッチパネル10において、透明基板1上に透明電極4および配線6を形成した後、この透明電極4および配線6を覆ってIM層11を設けるため、第1透明電極4aおよび第2透明電極4bからなる透明電極4をエッチング加工で形成する際、あるいは配線6をエッチング加工により形成する際、エッチング加工時のエッチング液にIM層11が晒されることはない。このため、IM層11がエッチング液により腐食して膜厚が減少することもない。
次に本発明の変形例を述べる。
前記した実施形態では、透明電極4は層自体が透明な透明導電体膜によって形成されている例を示したが、これに限らず透明電極4は層自体が不透明な導体が、メッシュ状に形成されることで、見かけ上あたかも透明であるようにした導電性メッシュによって形成されていてもよい。導電性メッシュのメッシュパターンを構成する線の線幅は、不可視性の観点から好ましくは30μm以下、より好ましくは10μm以下である。
透明電極4をタッチパネル用とする形態においては、タッチパネルの位置検知方式として、透明電極4が互いに異なる面に2層になる位置検知方式では、このうちの少なくとも1層を設ける形態もあり得る。
本発明においては、図2にて点線で示すように、不透明領域A2の部分に、可視情報8が形成されているが、この可視情報8は、不透明領域A2の領域内において、製品ロゴマーク、操作説明用の文字や記号、模様などの任意の目視可能な情報である。可視情報8には、公知の材料及び形成法を採用することができる。
本発明においては、図示はしないが、不透明領域A2の部分に、通知窓、赤外透過窓などが形成されていてもよい。
2 遮光層
2a 色調整層
2b 裏打ち層
2w 白色系樹脂層
4 透明電極
4a 第1透明電極
4aC 接続部
4b 第2透明電極
5a 第1絶縁層
5b 第2絶縁層
6 配線
7 保護層
8 可視情報
10 タッチパネル
11 IM層
A1 表示用領域
A2 不透明領域
S1 第1面
S2 第2面
V 観察者
Claims (5)
- 表示用領域と不透明領域とを有するタッチパネルにおいて、
透明基板と、
前記透明基板の表示用領域上に設けられた透明電極とを備え、
前記透明電極上にIM層を設けたことを特徴とするタッチパネル。 - 前記透明基板上に、前記透明領域を形成する遮光層を設けたことを特徴とする請求項1記載のタッチパネル。
- 遮光層上に配線層が設けられ、前記IM層は前記透明電極上から前記配線層上へ延びていることを特徴とする請求項3記載のタッチパネル。
- 前記IM層を覆って保護層が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のタッチパネル。
- 前記遮光層は白色系樹脂層と、色調整層と、裏打ち層とを有することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか記載のタッチパネル。
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