JP2016142293A - Connection mechanism of thin wall stainless steel pipe and joint - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、薄肉ステンレス鋼管と継手とを現場で簡単かつ確実に接続することができ、加えてナットの螺合をスムーズに行うことができる薄肉ステンレス鋼管と継手の接続機構に関する。 The present invention relates to a connection mechanism between a thin stainless steel pipe and a joint, which can easily and reliably connect a thin stainless steel pipe and a joint on site, and can smoothly perform nut screwing.
従来の薄肉ステンレス鋼管と継手の接続機構としては、本出願人が先に提案している特許文献1に開示される接続機構がある。
この接続機構は、図10に示すように、薄肉ステンレス鋼管1、継手2、ナット3及びパッキン4から構成されている。そして、薄肉ステンレス鋼管1の端部外周を山型に外側へ拡管した2つの傾斜面5、6を有する山型突起部7より端部1a側を継手2の内部2aに収納すると共に前記山型突起部7の端部1a側の一方の傾斜面6に継手2を直接又はパッキン4を介して当接させ、前記山型突起部7のもう一方の傾斜面5にナット3を当接させて前記継手2と前記ナット3を螺合固定することによって、薄肉ステンレス鋼管1と継手2を接続する薄肉ステンレス鋼管1と継手2の接続機構であって、且つ、前記薄肉ステンレス鋼管1の2つの傾斜面5、6を有する山型突起部7より端部1a側の外周面1bを先細りとなるテーパー状になるように縮径すると共に、前記継手2の端部内周面2cに端縁から内部に向かって前記薄肉ステンレス鋼管1の端部に形成した先細りのテーパー状の外周面1bと密着するようにテーパー状の傾斜面を形成したものである。
As a conventional connection mechanism between a thin-walled stainless steel pipe and a joint, there is a connection mechanism disclosed in
As shown in FIG. 10, this connection mechanism includes a thin
このような接続機構とすることにより、組立て時において、薄肉ステンレス鋼管1の端部1a側を継手2の内部2aに挿入する際に挿入し易くなり、作業能率が向上するという利点をそのまま具備しつつ、挿入後には、薄肉ステンレス鋼管1の外周面1bと継手2の内周面2cが密着するので、継手2内部の流体のパッキン4方向への浸入を阻止することができる。又、この阻止力は、薄肉ステンレス鋼管1を継手2の内部へ強く押込むほど強くなるので、ナット3と継手2の螺合固定をする接続機構の組立て作業の過程で同時に行える利点がある。
By adopting such a connection mechanism, it is easy to insert the
しかしながら、上記の従来技術によると、組立て時の作業能率が向上し、その組立て時のナット3の螺合により、流体のパッキン4への浸入を阻止できるが、図10に示すように、ナット3の螺合時において、ナット3の傾斜面(第2切欠部15)と山型突起部7の傾斜面5との面接触となり、摩擦抵抗が大きいものとなっていた。従って、ナット3の螺合をスムーズに行うことができないおそれがあり、その点で改善の余地がある。
However, according to the above prior art, the work efficiency at the time of assembling is improved, and it is possible to prevent the fluid from entering the
この発明は、上記事情に鑑みて、ナットをスムーズに螺合させることにあり、その特徴とするところは、薄肉ステンレス鋼管の端部外周を山型に外側へ拡管した2つの傾斜面を有する山型突起部より端部側を継手の内部に収納すると共に前記山型突起部の端部側の一方の傾斜面に継手を直接又はパッキンを介して当接させ、前記山型突起部のもう一方の傾斜面にナットを当接させ、且つ前記継手と前記ナットを螺合固定することによって、薄肉ステンレス鋼管と継手を接続する薄肉ステンレス鋼管と継手の接続機構において、前記薄肉ステンレス鋼管の2つの傾斜面を有する山型突起部より端部側の外周面を先細りとなるテーパー状になるように縮径すると共に、前記継手の端部内周面に端縁から内部に向かって前記薄肉ステンレス鋼管の端部に形成した先細りのテーパー状の外周面と密着するようにテーパー状の傾斜面を形成し、前記ナットは、前記山型突起部のもう一方の傾斜面に接触しつつ前記継手に螺合し、前記ナットの前記山型突起部のもう一方の傾斜面との接触部を、前記山型突起部のもう一方の傾斜面と線接触または点接触する形状に形成したことを特徴とする薄肉ステンレス鋼管と継手の接続機構としたところにある。 In view of the above circumstances, the present invention is to smoothly screw the nut, and the feature thereof is a mountain having two inclined surfaces in which the outer periphery of the end of the thin stainless steel pipe is expanded outward in a mountain shape. The end side of the mold protrusion is housed in the joint, and the joint is brought into contact with one inclined surface on the end side of the angle protrusion directly or through packing, and the other end of the angle protrusion is In the connection mechanism between the thin stainless steel pipe and the joint, the two slopes of the thin stainless steel pipe are connected to each other by bringing the nut into contact with the inclined surface and screwing and fixing the joint and the nut. The diameter of the outer peripheral surface on the end side of the angled protrusion having a surface is reduced so as to be tapered, and the end of the thin stainless steel pipe is directed from the end edge to the inside on the inner peripheral surface of the end of the joint. A tapered inclined surface is formed so as to be in close contact with the tapered outer peripheral surface formed in the above, and the nut is screwed into the joint while being in contact with the other inclined surface of the mountain-shaped protrusion, A thin-walled stainless steel pipe characterized in that a contact portion of the nut with the other inclined surface of the chevron-shaped protrusion is formed into a line contact or point contact with the other inclined surface of the chevron-shaped protrusion. And the joint connection mechanism.
この発明によると、ナットが薄肉ステンレス鋼管のもう一方の傾斜面に接触しつつ継手に螺合され、ナットの薄肉ステンレス鋼管のもう一方の傾斜面との接触部が、その傾斜面と線接触または点接触する形状に形成されることで、ナットと薄肉ステンレス鋼管との摩擦抵抗を低減することができる。従って、ナットを円滑に継手に螺合することができ、組立て時の作業能率をより向上させることができる。 According to the present invention, the nut is screwed into the joint while being in contact with the other inclined surface of the thin-walled stainless steel pipe, and the contact portion of the nut with the other inclined surface of the thin-walled stainless steel tube is in line contact with the inclined surface or By forming a point contact shape, the frictional resistance between the nut and the thin stainless steel pipe can be reduced. Therefore, the nut can be smoothly screwed into the joint, and the work efficiency during assembly can be further improved.
この発明の最良の実施態様について説明する。なお、従来技術と同じ構成要素については同じ記号を用いて説明する。
(実施態様1)
前記薄肉ステンレス鋼管1は、図1及び図3に示すように、その端部外周に2つの傾斜面5、6を有する山型突起部7が形成されている。前記継手2は、前記薄肉ステンレス鋼管1を内部2aに挿入する内径を有すると共に、その細く形成された端部外周面2bには雄ねじ8が形成され、その端部内周には前記山型突起部7の端部側の一方の傾斜面6に当接する角部9及びパッキン嵌め込み部10からなる第1切欠部11が形成されている。前記ナット3は、前記山型突起部7を境に前記継手2と対向して前記薄肉ステンレス鋼管1を外嵌する嵌合部12と、前記継手2の雄ねじ8に螺合する雌ねじ部13と、前記嵌合部12と雌ねじ部13の内径差によって形成される継手当接面14とを有し、前記嵌合部12の内側端部には前記山型突起部7のもう一方の傾斜面5に接触する第2切欠部15が形成されている。この第2切欠部15には、周方向へ沿うようにして、環状の溝15aが複数形成されており、これにより、内方へ突出するようにして、複数の環状の凸部15bが形成されている。各凸部15bは、内周面が断面略円弧状に形成されている。本実施態様では、溝15aおよび凸部15bは、嵌合部12の第2切欠部15側の端部にも形成されている。前記パッキン4は、前記継手2と前記薄肉ステンレス鋼管1の間に嵌め込まれ、前記ナット3の雌ねじ部13と前記継手2の雄ねじ8が螺合固着した際に前記山型突起部7の一方の傾斜面6、前記ナット3の継手当接面14及び前記継手2のパッキン嵌め込み部10にそれぞれ密着するように形成されている。
The best mode of the present invention will be described. Note that the same constituent elements as those in the prior art will be described using the same symbols.
(Embodiment 1)
As shown in FIGS. 1 and 3, the thin
尚、前記角部9は傾斜面6に沿ってパッキン4の下方を押し込むように作用しても、あるいはパッキン4を押し込みつつ傾斜面6の表面に食い込むようにして、パッキン4への流体の浸入をパッキン4と共に阻止するようにしても良い。
In addition, the
次に、前記薄肉ステンレス鋼管1の山型突起部7より端部側にある端縁の外周面はテーパー状に縮径されてテーパー外周面1bとしている。又、前記継手2の第1切欠部11を形成している角部9より内部2a側へ向かっての継手2の内周面もテーパー状に形成されたテーパー内周面2cとなっている。そして、薄肉ステンレス鋼管1のテーパー外周面1bと継手2のこのテーパー内周面2cとは密着するようになっている。
Next, the outer peripheral surface of the end edge of the thin
本実施態様の接続機構では、薄肉の筒状のリング部材26が用いられる。リング部材26は、外径が継手2の内部2aの直径と対応しており、厚さが薄肉ステンレス鋼管1の厚さとほぼ同一に形成されている。また、リング部材26の軸方向の長さは、継手2の両側に薄肉ステンレス鋼管1、1が接続された状態における薄肉ステンレス鋼管1、1の間の距離とほぼ同一長さとされている。図1に示すように、継手2の両側に薄肉ステンレス鋼管1、1が接続された状態において、リング部材26は、軸方向が水平方向へ沿うようにして、両側の薄肉ステンレス鋼管1、1の間に配置され、継手2の内部2aに設けられる。
In the connection mechanism of this embodiment, a thin
前記薄肉ステンレス鋼管1の縮径は、拡管装置を用いて従来と同じように山型突起部7の拡管を行う際に同時に行うことが出来る。これを図4、図5を参照して説明する。
The diameter of the thin
拡管装置16は、図外の基台に固定された拡管ヘッド17と、該拡管ヘッド17内に移動自在に挿通されたシャフト18、該シャフト18に外嵌したゴム受け19、拡管ゴム20及びゴム押え21、前記シャフト18の先端に固定した係止部22を主な構成要素とするものである。
The
そして、その拡管操作は次の通り行う。まず、図4に示すように、前記拡管ヘッド17の外周に形成された雄ねじ23と前記薄肉ステンレス鋼管1に外嵌したナット3の雌ねじ部13の雌ねじを螺合固着する。このとき、前記薄肉ステンレス鋼管1の端部からは、前記シャフト18、ゴム受け19、拡管ゴム20、ゴム押え21及び係止部22が同時に挿入されている。そして、図外の装置によって、前記シャフト18を矢符P方向へ引張ると、図5に示すように、前記係止部22が前記ゴム押え21を矢印P方向へ押圧するので、前記ゴム受け19及び前記ゴム押え21により挟まれて両側から押圧された前記拡管ゴム20はその軸方向の幅が縮小され、該縮小された体積分だけ円周方向に膨張する。この膨張した拡管ゴム20の外周には、前記ナット3の第2切欠部15及び前記拡管ヘッド17の先端内周面に形成した切欠部24により形成される山型の空間が存在しているので、前記拡管ゴム20の円周方向への膨張に伴い、前記薄肉ステンレス鋼管1はその端部において前記ナット3の第2切欠部15及び前記拡管ヘッド17の先端内周面に形成した切欠部24に沿うように膨出して山型突起部7が形成される。
And the tube expansion operation is performed as follows. First, as shown in FIG. 4, a
そして、薄肉ステンレス鋼管1の先端が位置する拡管ヘッド17内周面とゴム受け19の外周面の間には、薄肉ステンレス鋼管1の肉厚以上の間隙Xが形成されている。これによって、図5に示すように、拡管の時に拡管ゴム20の圧力が加わった際に、薄肉ステンレス鋼管1の端縁がゴム受け19方向へ曲がって先細りとなるようにテーパー状に内側方向へ縮径される。
A gap X greater than the thickness of the thin
このようにして、拡管が終了すると、ナット3の雌ねじ部13の雌ねじと拡管ヘッド17の雄ねじ23の螺合を外して、シャフト18を薄肉ステンレス鋼管1の内部から引き抜くだけでよい。螺合を外したナット3はそのまま継手2との接続に使用する。
In this way, when the pipe expansion is completed, the internal thread of the
なお、薄肉ステンレス鋼管1の外周の縮径は、このような拡管装置を使用しないで他の手段によっても可能である。例えば、薄肉ステンレス鋼管1の端縁の外周を研磨材によって削って先細りとなるようにテーパー状に加工してもよい。この場合には、薄肉ステンレス鋼管1の内径は縮径されることはないので、流体の通過量には影響を与えない。
In addition, the diameter reduction of the outer periphery of the thin-walled
上記の構成からなる前記薄肉ステンレス鋼管1、継手2、ナット3及びパッキン4は、次のようにして接続機構を構成する。
まず、図1(b)によく現れているように、前記継手2のパッキン嵌め込み部10に前記パッキン4を嵌め込む。その後、前記薄肉ステンレス鋼管1の端部1aを前記継手2の内部2aに挿入するが、端部1aはテーパー状になって先細りのために継手2の内部2aへ入り易い。次に、前記継手2の端部外周面2bに形成した雄ねじ8と前記ナット3の内周面に形成している雌ねじ部13の雌ねじとを螺合させ、前記ナット3の継手当接面14が前記継手2の先端面2dに当接するまで螺入させる。これにより、前記薄肉ステンレス鋼管1の山型突起部7は、前記継手2の角部9及び前記パッキン4と前記ナット3の第2切欠部15とによって両側から挟まれて固定される。
このような組立て時において、薄肉ステンレス鋼管1の端部1aの外周面1bが縮径されているために、継手2の内部への挿入が容易となり、作業能率が向上する。
The thin
First, as shown in FIG. 1B, the
At the time of such assembly, since the outer
しかも、継手2の内周面2aのうち、端部内周面2cは、薄肉ステンレス鋼管1の端部1aの外周面1bと同じ角度のテーパー状に形成されているので、双方の外周面と内周面が面接触して密着することから間隙が生ぜず、内部2aを流れる流体のパッキン4側への漏れは殆ど生じなくなる。
Moreover, among the inner
また、組み立てる際、ナット3は、薄肉ステンレス鋼管1の傾斜面5に接触しつつ、継手2に螺合される。ナット3の第2切欠部15に凸部15bが形成されることで、ナット3の薄肉ステンレス鋼管1の傾斜面5との接触部が傾斜面5と線接触する形状に形成されている。これにより、ナット3を継手2に螺合する際に、ナット3と薄肉ステンレス鋼管1との摩擦抵抗を低減することができる。従って、ナット3を継手2にスムーズに螺合することができ、組立て時の作業能率をより向上させることができる。
Further, when assembling, the
さらに、リング部材26が用いられることで、両側に配置される薄肉ステンレス鋼管1、1同士を滑らかに接続することができる。これにより、両側の薄肉ステンレス鋼管1、1の接続箇所において、流体の流れの乱れを少なくすることができ、流体をスムーズに流すことができる。
Furthermore, by using the
図1において、25はナット3と継手2のそれぞれの相対向する外周側面の間に介在させた皿ワッシャであって、図1の右側の締め込み前のように外部から見えていた皿ワッシャ25の着色面25aが、図1の左側の継手2へのナット3の締め込み後のように、皿ワッシャ25の傾斜角度が垂直方向に立って着色面25aが外部から見えなくなる。これによって、ナット3と継手2の螺合固着が完了したことを目視で確認できるようになっている。同時にこの皿ワッシャ25の反力によって継手2とナット3の緩みを防止できる利点がある。
In FIG. 1,
(実施態様2)
次に、本発明の薄肉ステンレス鋼管と継手の接続機構の実施態様2について、図6及び図7を参照して説明する。実施態様2の薄肉ステンレス鋼管と継手の接続機構も、基本的には前記実施態様1の薄肉ステンレス鋼管と継手の接続機構と同様の構成である。そこで、以下においては、両者の異なる点を中心に説明し、対応する箇所には同一の符号を付して説明する。
(Embodiment 2)
Next,
前記実施態様1では、ナット3の第2切欠部15に周方向へ沿って環状の凸部15bが形成されて、ナット3と薄肉ステンレス鋼管1とが線接触するように構成されたが、本実施態様2では、ナット3の第2切欠部15に板状の突部27が形成されている。具体的には、図6に示すように、突部27は、板面が左右方向へ沿うようにして、第2切欠部15に一体形成されて立設されており、それらは互いに周方向等間隔に離隔して放射状に形成されている。各突部27の内面は、断面略円弧状に形成されている。
In the first embodiment, the
本実施態様2の薄肉ステンレス鋼管と継手の接続機構によれば、ナット3の第2切欠部15に突部27が形成されることで、ナット3の薄肉ステンレス鋼管1の傾斜面5との接触部が傾斜面5と線接触する形状に形成されている。これにより、ナット3を継手2に螺合する際に、ナット3と薄肉ステンレス鋼管1との摩擦抵抗を低減することができる。
According to the connection mechanism between the thin stainless steel pipe and the joint according to the second embodiment, the
(実施態様3)
次に、本発明の薄肉ステンレス鋼管と継手の接続機構の実施態様3について、図8及び図9を参照して説明する。実施態様3の薄肉ステンレス鋼管と継手の接続機構も、基本的には前記実施態様1の薄肉ステンレス鋼管と継手の接続機構と同様の構成である。そこで、以下においては、両者の異なる点を中心に説明し、対応する箇所には同一の符号を付して説明する。
(Embodiment 3)
Next,
前記実施態様1では、ナット3の第2切欠部15に周方向へ沿って環状の凸部15bが形成されて、ナット3と薄肉ステンレス鋼管1とが線接触するように構成されたが、本実施態様3では、ナット3と薄肉ステンレス鋼管1とが点接触するように構成されている。具体的には、ナット3の第2切欠部15に、内方へ突出するようにして、略円柱状の突起部28が複数形成されている。突起部28は、第2切欠部15に左右方向へ沿って互いに離隔して複数形成されており、これが、周方向等間隔に離隔して放射状に形成されている。各突起部28の先端部は、略半球状に形成されている。
In the first embodiment, the
本実施態様3の薄肉ステンレス鋼管と継手の接続機構によれば、ナット3の第2切欠部15に突起部28が形成されることで、ナット3の薄肉ステンレス鋼管1の傾斜面5との接触部が傾斜面5と点接触する形状に形成されている。これにより、ナット3を継手2に螺合する際に、ナット3と薄肉ステンレス鋼管1との摩擦抵抗をより低減することができる。
According to the connection mechanism between the thin stainless steel pipe and the joint according to the third embodiment, the
以上説明したように、本発明に係る薄肉ステンレス鋼管と継手の接続機構は、薄肉ステンレス鋼管の山型突起部より端部側にある端縁の外周を縮径したものであるから、前記薄肉ステンレス鋼管と継手とを組立てて接続する際に、継手の内孔へ薄肉ステンレス鋼管の端部を差し込み易くなるので、作業能率が向上するという点に加えて、薄肉ステンレス鋼管1の端部1aの外周面1bと継手2の端部内周面2cとが密着することから、この間に隙間が生じなく、パッキン4への流体の漏れが殆どなくなることから、パッキン4と流体の接触が発生し難くなり、パッキン4の寿命が長くなる。また、ナットの薄肉ステンレス鋼管の傾斜面との接触部が傾斜面と線接触または点接触する形状に形成されることから、ナットを継手に螺合する際に、ナットと薄肉ステンレス鋼管との摩擦抵抗を低減することができる。これにより、ナットを継手にスムーズに螺合することができ、組み立て時の作業能率をより向上させることができる。
As described above, the connection mechanism between the thin stainless steel pipe and the joint according to the present invention has a reduced diameter on the outer periphery of the end edge located on the end side from the mountain-shaped protrusion of the thin stainless steel pipe. When the steel pipe and the joint are assembled and connected, the end of the thin stainless steel pipe can be easily inserted into the inner hole of the joint, so that the work efficiency is improved and the outer periphery of the
本発明の薄肉ステンレス鋼管と継手の接続機構は、前記各実施態様の構成に限らず、適宜変更可能である。たとえば、前記各実施態様では、ナット3の第2切欠部15に、凸部15b、突部27または突起部28が形成されたが、これに限定されるものではなく、ナット3の薄肉ステンレス鋼管1の傾斜面5との接触部が前記傾斜面5と線接触または点接触する形状であればよい。また、凸部15b、突部27および突起部28の数は、適宜に変更可能である。
The connection mechanism between the thin stainless steel pipe and the joint of the present invention is not limited to the configuration of each of the embodiments described above, and can be changed as appropriate. For example, in each of the above embodiments, the
水道水などの流体の薄肉ステンレス鋼管の配管をする必要のある種々のビルディング、集合住宅、一般家屋などの全ての建造物に有効に利用できる。 It can be effectively used for all buildings such as various buildings, apartment buildings, and general houses that require piping of thin-walled stainless steel pipes for fluids such as tap water.
1 薄肉ステンレス鋼管
2 継手
3 ナット
4 パッキン
5 傾斜面
6 傾斜面
7 山型突起部
8 雄ねじ
9 角部
10 パッキン嵌め込み部
11 第1切欠部
12 嵌合部
13 雌ねじ部
14 継手当接面
15 第2切欠部
15b 凸部
27 突部
28 突起部
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記薄肉ステンレス鋼管の2つの傾斜面を有する山型突起部より端部側の外周面を先細りとなるテーパー状になるように縮径すると共に、前記継手の端部内周面に端縁から内部に向かって前記薄肉ステンレス鋼管の端部に形成した先細りのテーパー状の外周面と密着するようにテーパー状の傾斜面を形成し、
前記ナットは、前記山型突起部のもう一方の傾斜面に接触しつつ前記継手に螺合し、前記ナットの前記山型突起部のもう一方の傾斜面との接触部を、前記山型突起部のもう一方の傾斜面と線接触または点接触する形状に形成したことを特徴とする薄肉ステンレス鋼管と継手の接続機構。 The end side of the thin stainless steel pipe is accommodated in the joint from the angled protrusion having two inclined surfaces that are expanded outwardly in the shape of a mountain, and one inclination on the edge side of the angled protrusion is A thin stainless steel pipe by bringing a joint into contact with the surface directly or via a packing, bringing a nut into contact with the other inclined surface of the angled projection, and screwing and fixing the joint and the nut In the connection mechanism between the thin stainless steel pipe connecting the joint and the joint,
The outer peripheral surface of the thin-walled stainless steel pipe is tapered so that the outer peripheral surface on the end side is tapered so as to be tapered, and the end inner peripheral surface of the joint extends from the end edge to the inside. A tapered inclined surface is formed so as to be in close contact with the tapered tapered outer peripheral surface formed at the end of the thin stainless steel pipe,
The nut is screwed into the joint while being in contact with the other inclined surface of the mountain-shaped protrusion, and the contact portion of the nut with the other inclined surface of the mountain-shaped protrusion is defined as the mountain-shaped protrusion. A thin-walled stainless steel pipe-joint connection mechanism characterized in that it is formed in a shape that makes line contact or point contact with the other inclined surface of the part.
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