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JP2016140057A - 撮像装置 - Google Patents

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JP2016140057A
JP2016140057A JP2015239815A JP2015239815A JP2016140057A JP 2016140057 A JP2016140057 A JP 2016140057A JP 2015239815 A JP2015239815 A JP 2015239815A JP 2015239815 A JP2015239815 A JP 2015239815A JP 2016140057 A JP2016140057 A JP 2016140057A
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喜博 冨倉
Yoshihiro Tomikura
喜博 冨倉
奈央 片岡
Nao Kataoka
奈央 片岡
由紀 佐藤
Yuki Sato
由紀 佐藤
周二 後藤
Shuji Goto
周二 後藤
隆史 山名
Takashi Yamana
隆史 山名
宮原 弘之
Hiroyuki Miyahara
弘之 宮原
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Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
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Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
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Abstract

【課題】被写体が移動しても自然な映像を生成できる撮像装置を、提供する。【解決手段】撮像装置は、撮像部と、露光部と、撮像処理部と、露光情報設定部と、画像処理部とを、備えている。撮像処理部は、撮像部が電荷を蓄積する時間を、第1蓄積時間、及び第1蓄積時間以下の第2蓄積時間に、制御する。露光情報設定部は、第1蓄積時間で生成された第1撮像信号の輝度を制御する第1露光制御情報、及び第2蓄積時間で生成された第2撮像信号の輝度を制御する第2露光制御情報を、設定する。画像処理部は、第1撮像信号と第2撮像信号とを合成する。ここで、第1露光制御情報が所定の条件を満足した場合には、露光情報設定部は、時間軸上において互いに隣接するフレームに対応するそれぞれの電荷を蓄積する時間が同じになるように、第1露光制御情報及び第2露光制御情報を設定する。【選択図】図4B

Description

本技術は、撮像装置に関する。
従来の撮像装置には、被写体を異なる露光時間で撮像した複数の撮像信号を合成できるものがある(特許文献1を参照)。このタイプの撮像装置では、例えば、第1の撮像信号および第1撮像信号より露光量の小さい第2撮像信号を合成することによって、明暗差が拡大された合成信号(合成画像)が、生成される。
特開平06−141229号公報
従来の撮像装置では、露光時間の長い第1撮像信号と、露光時間の短い第2撮像信号とを合成することによって、合成信号が生成される。このため、被写体が移動するような場合、第1撮像信号に基づいたブレが生じた画像と、第2撮像信号に基づいたブレのない鮮明な画像とが、重ね合わせられた合成信号が、生成される。このため、被写体は滑らかに移動しているにもかかわらず、第2撮像信号に基づくブレのない鮮明な画像が、合成信号に生じ、合成画像が不自然なものになる場合がある(図4Aを参照)。
本技術は、上記の問題に鑑みてなされたものであって、本技術の目的は、被写体が移動しても自然な映像を生成可能な撮像装置を、提供することにある。
ここに開示された撮像装置は、撮像部と、露光部と、撮像処理部と、露光情報設定部と、画像処理部とを、備えている。撮像部は、フレーム毎に、入射する光に応じた電荷を蓄積することにより、撮像信号を生成し出力する。露光部は、撮像部に入射する光を調節する。撮像処理部は、撮像部が電荷を蓄積する時間を、第1蓄積時間、及び第1蓄積時間以下の第2蓄積時間に、制御する。露光情報設定部は、第1蓄積時間で生成された第1撮像信号の輝度を制御する第1露光制御情報、及び第2蓄積時間で生成された第2撮像信号の輝度を制御する第2露光制御情報を、設定する。画像処理部は、第1撮像信号と第2撮像信号とを合成する。ここで、第1露光制御情報が所定の条件を満足した場合には、露光情報設定部は、時間軸上において互いに隣接するフレームに対応するそれぞれの電荷を蓄積する時間が同じになるように、第1露光制御情報及び第2露光制御情報を設定する。
本技術では、被写体が移動しても自然な映像を生成できる。
本実施形態に係る撮像装置のブロック図。 本実施形態に係る撮像部の動作を示す概念図。 本実施形態に係る輝度補完の形態を説明するための概念図。 従来のAE処理を用いて生成した合成信号を示す概念図。 本実施形態に係るAE処理を用いて生成した合成信号を示す概念図。 本実施形態に係る撮像装置におけるAE処理を示すフローチャート。 本実施形態に係る撮像装置におけるAE処理を示すフローチャート。 本実施形態に係る撮像装置におけるAE処理を示すフローチャート。
<撮像装置の構成>
図1は、本技術の実施形態に係る撮像装置100の構成を示すブロック図である。本実施形態における撮像装置100は、動画撮影が可能なデジタルカメラ及びビデオカメラを含む。以下では、撮像装置100がデジタルカメラである場合を一例として、説明を行う。
撮像装置100は、主に、光学系110と、露光部170と、撮像部140と、信号処理部150と、制御部130と、レンズ駆動部120と、記録部160とを、備えている。なお、以下で用いる信号という文言は、画像、画像データ、映像、及び映像データを含む概念である。また、以下で用いる情報という文言は、情報データを含む概念である。
<光学系>
光学系110は、被写体像を形成する。光学系110は、主に、フォーカスレンズ111、ズームレンズ112を、有する。
フォーカスレンズ111は、被写体のフォーカス状態を調節するレンズである。ズームレンズ112は、被写体の画角を調節するレンズである。フォーカスレンズ111及びズームレンズ112は、制御部130から発行される制御信号に基づいて、レンズ駆動部120により駆動される。
なお、ここでは、代表的なレンズを説明したが、光学系110は、撮像に必要な他のレンズを有していてもよい。例えば、光学系110は、光学式手ぶれ補正レンズを、含んでいてもよい。また、光学系110に含まれるレンズは、何枚のレンズから構成されるものであってもよいし、何群のレンズから構成されるものであってもよい。
<露光部>
露光部170は、絞り113と、シャッタ114とを、有する。絞り113は、撮像部140に入射する光量を調節する。シャッタ114は、撮像部140に入射する光の露光時間を調節する。絞り113及びシャッタ114によって、撮像部140の露出量が、決定される。絞り113と、シャッタ114とは、制御部130から発行される制御信号に基づいて、図示しない駆動部により駆動される。
<撮像部>
撮像部140は、露光部170が調節した光を蓄積することによって、撮像信号を生成し出力する。撮像部140は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ141を有している。CMOSイメージセンサ141は、光学系110により形成された被写体像を撮像する撮像素子である。例えば、CMOSイメージセンサ141は、被写体からの光を周期的に蓄積することによって、撮像信号を生成し出力する。
<信号処理部>
信号処理部150は、AFE(Analog Front End)151を有している。AFE151は、CMOSイメージセンサ141により生成された撮像信号に対して、各種処理を施す。具体的には、AFE151は、相関二重サンプリングによる雑音抑圧、アナログゲイン制御部によるA/Dコンバータの入力レンジ幅への増幅、A/DコンバータによるA/D変換等の処理を施す。
<制御部>
制御部130は、撮像装置100全体の動作を統括制御する。例えば、制御部130は、光学系110(レンズ駆動部120)、露光部170、撮像部140、信号処理部150、及び記録部160等を、制御する。また、制御部130は、光学系110(レンズ駆動部120)、露光部170、撮像部140、信号処理部150、及び記録部160等を制御するための各種処理及び情報認識(データ認識を含む)を、実行する。
制御部130は、被写体の状態、例えば撮像信号から取得したAF(Auto Focus)制御情報に基づいて、光学系110(レンズ駆動部120)に対するAF制御を、指示する。AF制御情報には、例えばコントラスト情報が含まれる。また、制御部130は、被写体の状態、例えば撮像信号から取得したAE(Auto Exposure)制御情報に基づいて、露光部170に対するAE制御を、指示する。AE制御情報には、後述する露光制御情報が含まれる。
これにより、制御部130は、撮像信号及び/又は合成信号(合成画像)を生成し、これら信号に対応するデータを、静止画データ又は動画データとして、例えばメモリカード190及び内部メモリ160b(以下、メモリ等)に記録可能である。なお、内部メモリ160bは、記録部160に含まれる第2記録部(後述する)である。メモリカード190は、記録部160に含まれる第3記録部(カードスロット160c)に、装着される。
より具体的には、制御部130は、ROM及びCPU等から、構成される。ROMには、撮像装置100全体の動作を統括制御するための各種プログラムが、格納されている。各種プログラムには、信号制御(合成制御を含む)、レンズ駆動制御、AF制御、及びAE制御等に関するプログラムの他、撮像装置100全体の動作を統括制御するプログラムが、含まれている。CPUは、ROMに格納されているプログラムを実行することによって、上述した各種制御を実行する。なお、制御部130は、プログラムを実行するマイクロコンピュータから構成されていてもよいし、ハードワイヤードな電子回路であってもよい。
また、制御部130は、例えば、命令処理部131と、画像処理部133と、撮像処理部135と、輝度情報取得部136と、輝度情報補完部137と、輝度調整部138と、輝度平均処理部139と、露光情報設定部132とを、有している。
命令処理部131は、撮像装置100を動作させるために、各種の命令を処理する。例えば、命令処理部131は、レンズ駆動部120、露光部170、撮像部140、及び信号処理部150等に対する命令を処理し、処理後の命令を各部に対して指示する。これにより、上述したように、AF制御及び/又はAE制御が実行され、静止画用の撮像信号、及び/又は動画用の合成信号(合成画像)が、生成される。これら撮像信号及び/又は合成信号(合成画像)の生成は、主に、画像処理部133において行われる。
画像処理部133は、信号処理部150から出力された撮像信号に対して、各種の処理を施す。例えば、画像処理部133は、被写体に応じて設定された露出設定を用いて撮像された撮像信号に対して、各種の処理を施す。例えば、各種処理には、スミア補正、ホワイトバランス補正、ガンマ補正、YC変換処理、電子ズーム処理、圧縮処理、縮小処理、拡大処理等の処理等が、含まれる。
画像処理部133は、合成処理部134を含んでいる。合成処理部134は、複数の蓄積時間で蓄積することによって生成された複数の撮像信号を合成して、記録部160に記録する。
例えば、動画撮影時には、合成処理部134は、異なる露出設定で撮像された複数の撮像信号を合成する処理を、実行する。例えば、合成処理部134は、第1撮像信号及び第2撮像信号を合成し、合成後の撮像信号を記録部160に記録する。この合成処理によって、明暗差が拡大された合成信号(合成画像)が生成される。
このように、画像処理部133で処理された静止画用の撮像信号、及び/又は動画用の合成信号は、上述したように、静止画データ又は動画データとして、メモリ等に記録可能である。
撮像処理部135は、撮像部140例えばCMOSイメージセンサ141を、制御する。撮像処理部135は、CMOSイメージセンサ141の蓄積時間を、複数の蓄積時間で周期的に制御する。複数の蓄積時間は、例えば、第1蓄積時間及び第2蓄積時間である。具体的には、図2に示すように、撮像処理部135は、露光部170を制御することによって、撮像部140であるCMOSイメージセンサ141の蓄積時間を、第1蓄積時間及び第2蓄積時間で周期的に制御する。第1蓄積時間では、撮像処理部135は第1撮像信号を生成する。第2蓄積時間では、撮像処理部135は第2撮像信号を生成する。
図2に示す例では、1番目と3番目のフレーム(フレームaとフレームc)では撮像部140は各フレーム全体にわたって光を蓄積しており、2番目と4番目のフレーム(フレームbとフレームd)では撮像部140は各フレームの途中から光の蓄積を開始して蓄積時間を短くしている。ここで、フレームの途中から光の蓄積を開始する方法として、フレームの始まりから光の蓄積開始までの期間(非蓄積期間)において撮像部140に入射する光を遮断する方法(メカシャッタ)に限らず、非蓄積期間において蓄積された光による撮像信号を、光の蓄積開始時(フレームの途中)にリセットするという電子シャッタを用いてもよい。
本実施形態では、第1蓄積時間が、第2蓄積時間以上に設定される。基本的には、第1蓄積時間が第2蓄積時間より長く設定されるが、第1蓄積時間及び第2蓄積時間が同じに設定される場合がある。なお、上記のCMOSイメージセンサ141の蓄積時間とは、CMOSイメージセンサ141に電荷を蓄積する時間を示す文言である。CMOSイメージセンサ141が電荷を蓄積している時間が、CMOSイメージセンサ141が露光部170により露光されている時間である場合は、蓄積時間と露光時間とは同じになる。
輝度情報取得部136は、第1蓄積時間及び第2蓄積時間で生成された第1撮像信号及び第2撮像信号に基づいて、第1撮像信号の第1輝度情報及び第2撮像信号の第2輝度情報を、取得する。なお、第1輝度情報は第1輝度レベルを含む文言であり、第2輝度情報は第2輝度レベルを含む文言である。
具体的には、図3に示すように、輝度情報取得部136は、第1撮像信号及び第2撮像信号それぞれを複数に分割(例えばM×N個に分割)することによって、各区分の輝度部分情報(第1輝度部分情報・第2輝度部分情報)を、検出する。すなわち、輝度情報取得部136は、M×N個の第1輝度部分情報、及びM×N個の第2輝度部分情報を検出することによって、第1輝度情報及び第2輝度情報を、取得する。ここで、第1輝度情報は、M×N個の第1輝度部分情報から構成され、第2輝度情報は、M×N個の第2輝度部分情報から構成される。
輝度情報補完部137は、第1輝度情報に飽和部分が存在する場合、第2輝度情報から飽和部分に対応する対応部分を検出し、対応部分の第2輝度部分情報を用いて第1輝度情報の飽和部分を補完する。
具体的には、第1輝度部分情報の少なくとも1つが飽和した場合、第2輝度部分情報において、第1輝度部分情報の飽和部分に対応する対応部分が、検出される。そして、この対応部分の第2輝度部分情報を用いて、飽和部分の第1輝度部分情報が補完される。すなわち、第1輝度部分情報の少なくとも1つが飽和した場合、第1撮像信号における飽和部分の第1輝度部分情報が、第2撮像信号における対応部分の第2輝度部分情報によって、補完される。図3に示す例では、第1撮像信号cの第1輝度部分情報の一つに飽和部分があり、この飽和部分の第1輝度部分情報が第2撮像信号bの対応部分の第2輝度部分情報によって補完されている。ここで、飽和部分とは、輝度を算出する処理において桁溢れを起こした部分、すなわち輝度が最大又は最小になった部分を示す。言い換えると、飽和部分では輝度が最大又は最小になっている。
輝度調整部138は、補完後の第1輝度情報、又は輝度情報取得部136が取得した第1輝度情報に対して、輝度調整処理を実行する。
具体的には、輝度調整部138は、第1輝度部分情報が飽和した場合、輝度情報補完部137によって補完された第1輝度情報に対して、重み付け処理を実行する。また、輝度調整部138は、第1輝度部分情報が非飽和であった場合、輝度情報取得部136が取得した第1輝度情報に対して、重み付け処理を実行する。図3に示す例では、第1撮像信号aは第1輝度部分情報が非飽和である場合であり、輝度情報取得部136が取得した第1輝度情報に対して重み付け処理が実行される。また、第1撮像信号cは第1輝度部分情報に飽和部分がある場合であり、この場合は飽和部分が補完された第1撮像信号cの第1輝度情報に対して重み付け処理が実行される。
輝度平均処理部139は、輝度調整部138が重み付け処理を実行した第1輝度情報に対して、輝度平均化処理を実行する。具体的には、輝度平均処理部139は、複数の第1輝度部分情報(M×N個の第1輝度部分情報)に対して、輝度平均化処理を実行する。これにより、第1輝度情報の輝度代表値(第1輝度平均)が算出される。
露光情報設定部132は、図1に示すように、第1露光情報設定部132aと、第2露光情報設定部132bと、第3露光情報設定部132cとを、有している。
第1露光情報設定部132aは、第1蓄積時間で生成される第1撮像信号の輝度を制御する第1露光制御情報、及び第2蓄積時間で生成される第2撮像信号の輝度を制御する第2露光制御情報を、設定する。
第1露光制御情報は、第1露出情報、第1シャッタ情報、及び第1感度情報を含む。第2露光制御情報及は、第2露出情報、第2シャッタ情報、及び第2感度情報を含む。すなわち、第1露光制御情報及び第2露光制御情報それぞれは、AE制御情報(AE制御値)である。
第1露出情報及び第2露出情報は、露光部170の絞り113を制御するための情報である。第1シャッタ情報及び第2シャッタ情報は、露光部170のシャッタ114を制御するための情報である。第1感度情報及び第2感度情報は、撮像部140のCMOSイメージセンサ141を制御するための情報である。第1露出情報及び第2露出情報は露出量データを含み、第1シャッタ情報及び第2シャッタ情報はシャッタスピードデータを含み、第1感度情報及び第2感度情報はゲインデータを含んでいる。
また、第1露光情報設定部132aは、第1輝度情報に飽和部分が存在する場合、補完後の第1輝度情報に基づいて、第1露光制御情報を設定する。詳細には、露光情報設定部132は、第1輝度情報に飽和部分が存在する場合、輝度調整部138が調整した第1輝度情報に基づいて、第1露光制御情報を設定する。より詳細には、第1露光情報設定部132aは、第1輝度情報に飽和部分が存在する場合、輝度平均処理部139が平均化した第1輝度情報の第1輝度平均に基づいて、第1露光制御情報を設定する。一方で、第1露光情報設定部132aは、第1輝度情報に飽和部分が存在しない場合、輝度情報取得部136が取得した第1輝度情報に基づいて、第1露光制御情報を、設定する。また、第1露光情報設定部132aは、輝度情報取得部136が取得した第2輝度情報に基づいて、第2露光制御情報を、設定する。
第2露光情報設定部132bは、被写体の輝度変化に応じて、第1輝度情報の輝度を変化させる第1輝度変化量(第1輝度情報用の輝度変化量)を、変更する。そして、第2露光情報設定部132bは、第1輝度変化量に基づいて、第1露光制御情報を、設定する。
詳細には、第2露光情報設定部132bは、被写体の輝度変化に応じて第1輝度変化量を変更する。そして、第2露光情報設定部132bは、第1輝度変化量を所定値以下(閾値以下)に設定する。そして、第2露光情報設定部132bは、第1輝度変化量に基づいて、第1輝度情報を、第1輝度情報の第1輝度目標レベルに向けて変化させる。これにより、第2露光情報設定部132bは、第1露光制御情報を、設定する。
例えば、第2露光情報設定部132bは、第1輝度情報の第1輝度目標レベル及び第1輝度情報の第1輝度平均に基づいて、第1輝度変化量が所定値以下になるように収束計算する。これにより、第1輝度変化量が所定値以下に設定される。そして、第2露光情報設定部132bは、第1輝度情報の第1輝度平均を、第1輝度変化量の収束値を用いて、第1輝度情報の第1輝度目標レベルに向けて変化させる。これにより、第2露光情報設定部132bは、第1露光制御情報を、設定する。
さらに、第2露光情報設定部132bは、第2輝度情報を第1輝度変化量に基づいて変化させることによって、第2露光制御情報を設定する。詳細には、第2露光情報設定部132bは、第1輝度変化量に基づいて第2輝度情報が第2輝度情報の第2輝度目標レベルに近づくように、第2露光制御情報を設定する。
第3露光情報設定部132cは、第1露光制御情報が所定の条件を満足した場合に、時間軸上において互いに隣接するフレームの露光時間が同じになるように、第1露光制御情報及び第2露光制御情報を設定する。
詳細には、第3露光情報設定部132cは、シャッタ設定部132dと、感度調整部132eとを、含んでいる。シャッタ設定部132dは、第1シャッタ情報が、低速情報である場合、時間軸上において互いに隣接するフレームの第1シャッタ情報及び第2シャッタ情報を、同じ情報に設定する。すなわち、時間軸上において互いに隣接するフレームの第1シャッタ情報及び第2シャッタ情報が、同じ情報に設定される。
具体的には、シャッタ設定部132dは、前フレームの第1シャッタ情報が低速情報である場合、現フレームの第2シャッタ情報に対して、前フレームの第1シャッタ情報を、設定する。なお、低速情報は、シャッタスピードが低速であることを示す情報である。
ここで、例えば、被写体が移動しているような場合に、図4Aに示すように、シャッタスピードの差により異なる露光時間(露光時間A>露光時間B)で撮像された第1撮像信号(露光時間A)及び第2撮像信号(露光時間B)が合成されると、合成信号(合成画像)は、第1撮像信号に基づいたブレが生じた画像と、第2撮像信号に基づいたブレのない鮮明な画像とが、重ね合わせられたものになる。このとき、被写体は滑らかに移動しているにもかかわらず、第2撮像信号によるブレのない鮮明な画像が、合成信号に生じるために、合成画像は不自然なものになる。
しかしながら、シャッタ設定部132dにおいて、第1シャッタ情報及び第2シャッタ情報が同じ情報に設定され、例えば、図4Bに示すように、第1撮像信号の露光時間Aと第2撮像信号の露光時間Bとが同じに設定されると、被写体が移動している場合であっても、第2撮像信号にブレのない鮮明な画像は生成されないので、自然な合成信号(合成画像)を生成することができる。
感度調整部132eは、第1撮像信号及び第2撮像信号の間の輝度レベル差を設定するために、シャッタ設定部132dで設定されたシャッタ情報に対応する感度情報を、調整する。すなわち、感度調整部132eは、シャッタ設定部132dで設定されたシャッタ情報に対応する感度情報を、調整することによって、第1撮像信号及び第2撮像信号の間の輝度レベル差を設定する。
例えば、シャッタ設定部132dで設定されたシャッタ情報が、現フレームの第2シャッタ情報である場合、感度調整部132eは、現フレームの第2露光制御情報において第2シャッタ情報に対応する感度情報を調整することによって、第1撮像信号及び第2撮像信号の間の輝度レベル差を設定する。
<レンズ駆動部>
レンズ駆動部120は、図1に示すように、光学系110を駆動するためのものである。レンズ駆動部120は、例えば、DCモータ又はステッピングモータ等の駆動ユニットから、構成される。レンズ駆動部120は、制御部130からの命令に基づいて、駆動する。例えば、レンズ駆動部120が、AF制御のためのAF制御情報を制御部130から受け取ると、このAF制御情報に基づいて、レンズ駆動部120が光学系110を駆動する。例えば、レンズ駆動部120は、第1蓄積時間が経過した後に、第1蓄積時間で生成された第1撮像信号を用いて、光学系110例えばフォーカスレンズ111を、駆動する。また、第2蓄積時間が経過した後には、第2蓄積時間で生成された第2撮像信号を用いて、光学系110を、駆動する。
<記録部>
記録部160は、第1記録部であるバッファ160aと、第2記録部である内部メモリ160bと、第3記録部であるカードスロット160cとを、有している。バッファ160aは、揮発性の記憶媒体であり、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のようなバッファメモリである。バッファ160aは、制御部130例えば画像処理部133のワークメモリとして、機能する。内部メモリ160bは、不揮発性の記録媒体であり、例えばフラッシュメモリである。カードスロット160cは、メモリカード190を着脱可能であり、メモリカード190と電気的及び機械的に接続可能である。メモリカード190は、撮像装置100の外部メモリである。例えば、メモリカード190は、不揮発性の記録媒体である。
<その他の構成>
また、撮像装置100は、表示部210と、操作部220とを、備えている。表示部210は、例えば、液晶モニタや有機ELモニタ等である。表示部210は、スルー画像及び記録画像等の画像を、表示する。スルー画像及び記録画像は、制御部130(画像処理部133)により、生成される。記録画像は、メモリ等の静止画データ又は動画データを、デコードすることにより得られる画像である。操作部220は、ユーザから操作を受け付ける操作インターフェースである。操作部220は、撮像装置100の外部に配置される操作釦や操作ダイヤル等の総称である。操作部220は、ユーザによる操作を受け付けると、操作内容に対応する信号を、制御部130に送信する。
<動画撮影時のAE処理>
図2は、撮像装置100において動画撮影が実行される場合のタイミングチャートである。この動画撮影では、合成信号(合成画像)が生成され、この合成信号がメモリ等に記録される。
ここでは、図2を参照して、合成信号の生成時の基本動作を説明する。動画撮影は、所定の時間間隔、例えば1/60秒(1フレーム)ごとの垂直同期信号によって、実行される。図2では、フレームa、フレームb・・・の順で、動画撮影が実行される様子を示している。このときに、撮像処理部135は、露光部170を制御することによって、撮像部140(CMOSイメージセンサ141)の蓄積時間が、第1蓄積時間及び第2蓄積時間で周期的に変化するように、制御する。これにより、撮像部140が、第1蓄積時間に対応する第1撮像信号、及び第2蓄積時間に対応する第2撮像信号を、時間軸に沿って、周期的に生成し、出力する。すなわち、撮像部140は、第1蓄積時間と第2蓄積時間とのそれぞれの蓄積時間の終了のタイミングで、第1撮像信号と第2撮像信号とを順次出力する。
そして、制御部130の画像処理部133(合成処理部134)が、撮像部140から出力された第1撮像信号及び第2撮像信号に基づいて、合成信号を生成し、この合成信号を合成画像データとしてメモリ等に記録する。図2では、第1撮像信号aと第2撮像信号bに基づいて合成信号Aが、第2撮像信号bと第1撮像信号cに基づいて合成信号Bが生成される様子を示している。このように、第1撮像信号と第2撮像信号に基づいて合成信号が順次生成される。
このようして合成信号を生成している際には、1フレームごとに、第1撮像信号及び第2撮像信号に対して、AE処理が実行される。まず、露光部170が作動し、撮像部140に対する光量及び露光時間が調節される。これにより、撮像部140において、上記の第1蓄積時間及び第2蓄積時間が、決定される。すると、第1蓄積時間又は第2蓄積時間に基づいて、撮像部140が、第1撮像信号又は第2撮像信号を生成する。この処理は、1フレームごとに実行され、第1撮像信号及び第2撮像信号を用いて、AE処理が実行される。このAE処理に基づいて、露光部170がAE制御される。
以下では、図5A〜図5Cのフローチャートを参照して、このAE処理を詳細に説明する。まず、図5Aに示すように、現フレームの撮像信号が第1撮像信号であるか否かが、判断される(ステップS1)。ここで、現フレームの撮像信号が第1撮像信号であった場合(ステップS1でYes)、第1撮像信号の第1輝度情報が取得される(ステップS2)。具体的には、図3に示したように、第1撮像信号をM×N個に分割することによって、各区分の第1輝度部分情報が検出される。各区分の第1輝度部分情報を検出することによって、第1輝度情報が取得される。ここで、第1輝度情報は、M×N個の第1輝度部分情報から構成される。
続いて、第1輝度情報に飽和部分が存在するか否か、すなわち第1輝度情報が飽和情報(飽和部分の輝度を示す情報)を有しているか否かが、判断される(ステップS3)。
ここで、第1輝度情報が飽和情報を有していた場合(ステップS3でYes)、前フレームの第2輝度情報から、現フレームの第1輝度情報の飽和部分に対応する第2輝度部分情報が、検出される。そして、図3に示すように、この検出された第2輝度部分情報を用いて、現フレームの第1輝度情報における飽和部分の第1輝度部分情報が、補完される。具体的には、第1輝度情報及び第2輝度情報の間の輝度レベル差に応じた所定の補完倍率によって、第2輝度部分情報が変換され、変換された第2輝度部分情報によって、第1輝度部分情報が補完される。そして、補完後の第1輝度情報(補完後のM×N個の第1輝度部分情報)は、第1記録部(バッファ160a)に記録される(ステップS4)。
一方で、第1輝度情報が飽和情報を有してない場合(ステップS3でNo)、現フレームの第1輝度情報(M×N個の第1輝度部分情報)が、第1記録部(バッファ160a)に記録される(ステップS5)。
続いて、第1記録部に記録された第1輝度情報に対して、輝度調整部138により輝度調整処理が実行される。具体的には、M×N個の第1輝度部分情報に対して、重み付け処理が実行される。詳細には、所定の重み付け関数によって算出される倍率によって、M×N個の第1輝度部分情報が、重み付けされる(ステップS6)。
続いて、重み付けされた第1輝度情報に対して、輝度平均処理部139による輝度平均化処理が実行される(ステップS7)。具体的には、M×N個の第1輝度部分情報を平均化する処理が、実行される。これにより、現フレームの第1輝度情報の輝度代表値(第1輝度平均)が、算出される。そして、この第1輝度情報の輝度代表値が、第1記録部に記録される。
なお、ステップS1において現フレームの撮像信号が第2撮像信号であった場合(ステップS1でNo)、第2撮像信号の第2輝度情報が、取得される(ステップS8)。そして、この第2輝度情報が、現フレームの輝度情報として、第1記録部に記録される。なお、ステップS8における第2輝度情報の取得は、ステップS2における処理と同様であるので、説明は省略する。
続いて、上記の第1輝度情報又は第2輝度情報に基づいて、第1露光制御情報又は第2露光制御情報(AE制御情報)が、設定される(ステップS9)。そして、第1露光制御情報又は第2露光制御情報(AE制御情報)に基づいて、AE制御が実行される(ステップS10)。
以下では、ステップS9において実行される処理について、説明する。まず、ステップS9の処理概要を、説明する。現フレームの撮像信号が第1撮像信号である場合、図5Aに示すステップS7で平均化された第1輝度情報(M×N個の第1輝度部分情報)の第1輝度平均に基づいて、第1露光制御情報が設定される。一方で、現フレームの撮像信号が第2撮像信号である場合、ステップS8で取得された第2輝度情報(M×N個の第2輝度部分情報)に基づいて、第2露光制御情報が設定される。
次に、図5Aに示すステップS9の処理について、図5Bを参照して、詳細に説明する。まず、現フレームの撮像信号が第1撮像信号であるか否かが、判断される(ステップS11)。なお、図5Aに示すステップS1において、制御部130は、既に、現フレームの撮像信号が第1撮像信号であるか否かを認識している。このため、ステップS11の判断は敢えて行う必要はないが、ここでは、説明を容易にするために、ステップS1と同じ処理を記載している。
ここで、現フレームの撮像信号が第1撮像信号であった場合(ステップS11でYes)、図5AのステップS7で算出された第1輝度平均及び第1輝度目標レベルに基づいて、第1輝度変化量が設定される(ステップS12)。具体的には、第1輝度平均及び第1輝度目標レベルに基づいて、輝度レベル差が設定され、この輝度レベル差を調整値で除算する処理(=輝度レベル差/調整値)を実行することによって、第1輝度変化量が設定される。調整値は、輝度レベル差の大きさを調整するためのものである。
続いて、第1輝度変化量が、輝度を変化させる上限値(閾値)以下であるか否かが、判断される(ステップS13)。ここで、第1輝度変化量が、輝度を変化させる上限値より大きい場合(ステップS13でNo)、調整値が増加される(ステップS14)。そして、ここで増加させた調整値に基づいて、ステップS12の処理が実行される。ステップS13及びステップS14の処理は、第1輝度変化量が上限値以下になるまで収束計算される。
そして、第1輝度変化量が上限値以下になった場合(ステップS13でYes)、第1輝度変化量に基づいて第1輝度情報を第1輝度目標レベルに向けて変化させることによって、2フレーム先の第1輝度情報が設定される(ステップS15)。すると、この第1輝度情報に基づいて、2フレーム先の第1露光制御情報(第1露出情報、第1シャッタ情報、第1感度情報)が、設定される(ステップS16)。すると、この第1露光制御情報に基づいて、上述したAE制御が実行される(図5AのステップS10)。
ここで、ステップS16の処理について、具体的に説明する。第1撮像信号から取得した第1輝度情報が、第1輝度目標レベルに対して低い場合、第1シャッタ情報を低速情報に(シャッタスピードを遅く)設定したり、第1感度情報を高感度情報に(ゲインを上げて)設定したりする。これにより、次の第1輝度情報を取得する時に、第1輝度情報が高くなるように、第1露光制御情報が設定される。
また、第1撮像信号から取得した第1輝度情報が、第1輝度目標レベルに対して高い場合、第1シャッタ情報を高速情報に(シャッタスピードを速く)設定したり、第1感度情報を低感度に(ゲインを下げて)設定したりする。これにより、次の第1輝度情報を取得する時に、第1輝度情報が低くなるように、第1露光制御情報が設定される。なお、第1シャッタ情報及び第1感度情報を変化させる量は、第1輝度情報が第1輝度目標レベルに徐々に近付くように、1フレームごとに調整される。
一方で、現フレームの撮像信号が第2撮像信号であった場合(ステップS11でNo)、第2露光制御情報が設定される(ステップS17)。
以下では、ステップS17の処理を、図5Cを参照して、詳細に説明する。前フレームの第1露光制御情報において、第1シャッタ情報が低速情報であるか否かが、判断される(ステップS18)。ここで、前フレームの第1シャッタ情報が低速情報である場合(ステップS18でYes)、現フレームの第2シャッタ情報に対して、前フレームの第1シャッタ情報が設定される(ステップS19)。
そして、第1撮像信号及び第2撮像信号の間の輝度レベル差を設定するために、第2シャッタ情報に対応する第2感度情報が、調整される(ステップS20)。具体的には、第2シャッタ情報に対応する第2感度情報のゲインを調整することによって、第1撮像信号及び第2撮像信号の間の輝度レベル差が設定される。ここで、露光部170は、1フレーム(1/60秒)ごとの調整に追随することが難しいため、第2露出情報は、第2シャッタ情報に基づいて所定の露出量に設定されている。
このようにして、第2輝度情報、第2感度情報、及び第2露出情報を設定することによって、2フレーム先の第2露光制御情報が設定される(ステップS21)。すると、この第2露光制御情報に基づいて、上述したAE制御が実行される(図5AのステップS10)。
ここで、前フレームの第1シャッタ情報が低速情報ではない場合(ステップS18でNo)、前フレームの第1撮像信号の第1輝度変化量に基づいて、第2露光制御情報が設定される(ステップS22)。具体的には、第2感度情報は、前フレームの第1撮像信号の第1輝度変化量に基づいて、現フレームの第2輝度情報が第2輝度情報の第2輝度目標レベルに近づくように、2フレーム先の第2露光制御情報が設定される。
より具体的には、前フレームの第1撮像信号の第1輝度変化量に基づいて、現フレーム第2輝度変化量が設定される。第2輝度変化量は、第2輝度情報の輝度を変化させるためのものである。この第2輝度変化量に基づいて、第2輝度情報が第2輝度目標レベルに近づくように、2フレーム先の第2輝度情報が設定される。第2輝度目標レベルは、第1輝度情報との輝度レベル差が一定となるような輝度レベルである。このようにして、第2輝度情報が設定されると、この第2輝度情報に基づいて、2フレーム先の第2露光制御情報が設定される。すると、この第2露光制御情報に基づいて、上述したAE制御が実行される(図5AのステップS10)。
上記のAE処理では、図3及び図5Aに示すように、第1輝度情報が飽和したとしても、第2輝度情報によって、第1輝度情報の飽和部分を補完することができるので、欠損のない輝度情報によって、AE制御を実行することができる。すなわち、輝度の欠損を適切に評価した上で、AE制御を実行することができる。
また、上記のAE処理では、被写体の輝度変化に応じて、輝度情報を変化させている。例えば、図5Bで説明したように、輝度レベル差に基づいて、輝度変化量が閾値以下になるように設定し、設定後の輝度変化量に基づいて輝度を変化させている。これにより、輝度レベル差が大きい場合に、輝度情報を緩やかに変化させることができる。すなわち、輝度レベル差が大きい場合に、輝度が自然に変化する映像を、生成することができる。
さらに、上記のAE処理では、図4B及び図5Cに示すように、第1露光制御情報が所定の条件を満足した場合、例えば第1シャッタ情報が低速情報を有する場合に、第2シャッタ情報に対して第1シャッタ情報を適用している。これにより、移動する被写体を撮影する場合であっても、シャッタスピードの差に伴う第1撮像信号と第2撮像信号とにおける画像のブレ方の差が抑制され、自然な合成信号(合成画像)を生成することができる。
[他の実施形態]
本技術は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本技術の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
(a)上記実施形態では、画像処理部133が制御部130に含まれる場合の例を示したが、画像処理部133は、制御部130とは独立した構成としてもよい。
(b)上記実施形態では、本技術の特徴を説明するために必要な構成を説明した。しかし、ここに示されてはいないものの撮像装置100を動作させるために必要な他の構成については、従来技術と同様に構成されている。すなわち、ここで説明が省略された他の構成は、従来技術に準ずる。
(c)上記実施形態では、第1輝度情報が飽和情報を有している場合に、第1輝度情報の輝度代表値に基づいて、第1露光制御情報が設定される場合の例を示した。これに代えて、この場合、図5Aに示すステップS4で補完された第1輝度情報に基づいて、第1露光制御情報を設定してもよい。
(d)上記実施形態では、第1輝度情報が飽和情報を有している場合に、第1輝度情報の輝度代表値に基づいて、第1露光制御情報が設定される場合の例を示した。これに代えて、この場合、図5Aに示すステップS6で調整された第1輝度情報に基づいて、第1露光制御情報を設定してもよい。
100 撮像装置
110 光学系
130 制御部
132 露光情報設定部
132a 第1露光情報設定部
132b 第2露光情報設定部
132c 第3露光情報設定部
132d シャッタ設定部
132e 感度調整部
133 画像処理部
134 合成処理部
135 撮像処理部
136 輝度情報取得部
137 輝度情報補完部
138 輝度調整部
139 輝度平均処理部
140 撮像部
170 露光部

Claims (5)

  1. フレーム毎に、入射する光に応じた電荷を蓄積することにより、撮像信号を生成し出力する撮像部と、
    前記撮像部に入射する光を調節する露光部と、
    前記撮像部が前記電荷を蓄積する時間を、第1蓄積時間、及び前記第1蓄積時間以下の第2蓄積時間に、制御する撮像処理部と、
    前記第1蓄積時間で生成される第1撮像信号の輝度を制御するための第1露光制御情報、及び前記第2蓄積時間で生成される第2撮像信号の輝度を制御するための第2露光制御情報を、設定する露光情報設定部と、
    前記第1撮像信号と前記第2撮像信号とを合成する画像処理部と、
    を備え、
    前記第1露光制御情報が所定の条件を満足した場合には、前記露光情報設定部は、時間軸上において互いに隣接する前記フレームに対応するそれぞれの前記電荷を蓄積する時間が同じになるように、前記第1露光制御情報及び前記第2露光制御情報を設定する、
    撮像装置。
  2. 前記第1露光制御情報及び前記第2露光制御情報それぞれは、シャッタ情報を含み、
    前記露光情報設定部は、前記シャッタ情報を設定するシャッタ設定部を、有し、
    前記シャッタ設定部は、前記第1露光制御情報の前記シャッタ情報が、低速シャッタを示す低速情報である場合に、時間軸上において互いに隣接する前記フレームに対応する前記第1露光制御情報及び前記第2露光制御情報の前記シャッタ情報を、同じ情報に設定する、
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記シャッタ設定部は、前記第1露光制御情報の前記シャッタ情報が前記低速情報である場合に、前記第2露光制御情報の前記シャッタ情報に対して、前記第1露光制御情報の前記シャッタ情報を、設定する、
    請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1露光制御情報及び前記第2露光制御情報それぞれは、感度情報をさらに含み、
    前記露光情報設定部は、前記第1撮像信号及び前記第2撮像信号の間の輝度レベル差を設定するために、前記シャッタ設定部で設定された前記シャッタ情報に対応する前記感度情報を、調整する感度調整部を、さらに有する、
    請求項2又は3に記載の撮像装置。
  5. 前記シャッタ設定部は、前記第1露光制御情報の前記シャッタ情報が前記低速情報である場合に、前記第2露光制御情報の前記シャッタ情報に対して、前記第1露光制御情報の前記シャッタ情報を、設定し、
    前記感度調整部は、前記輝度レベル差を設定するために、前記第2露光制御情報において前記シャッタ情報に対応する前記感度情報を、調整する、
    請求項4に記載の撮像装置。
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