JP2016038631A - 検針員決定システムおよび検針員決定方法 - Google Patents

Abstract

【課題】検針対象となる新規な顧客のガスメーターの検針員を決定する検針員割当システム等を提供する。【解決手段】サーバーは、複数の検針エリアと、各検針エリア内のガスメーターを検針する検針員とを対応付けて記憶する記憶装置３０７と、顧客のガスメーターの設置場所を含む顧客情報を受け付ける受付部３１と、記憶装置の検針エリアを参照して顧客情報に含まれるガスメーターの設置場所に対応する検針エリアを決定する検針エリア決定部３２と、記憶装置の検針エリアと検針員との対応関係から、決定された検針エリア内の検針員を決定する検針員決定部３３と、決定された検針員に対し、検針情報を出力する出力部３４とを含む。【選択図】図２

Description

本発明は、ガスメーターの検針員を決定する処理を行うためのシステムおよび方法に関する。

従来、ガス事業に関する作業員の作業を効率化するための装置が提案されている。例えば、公知の装置では、作業の情報と、作業員の情報とをデータベースに管理しておき、作業を担当する作業員を割り当てるものがある（特許文献１参照）。

特開２００７−１９３６２０号

上記装置のように、作業員の作業効率を行う装置は従来から存在したものの、検針対象となる新規な顧客のガスメーターの検針員を自動的に決定するシステムは存在しなかった。

このような状況に鑑み、本発明の目的は、検針対象となる新規な顧客のガスメーターの検針員を決定する検針員決定システムおよび検針員決定方法を提供することにある。

上記課題を解決するためのシステムは、検針員を決定するシステムであって、複数の検針エリアの各々と、当該検針エリア内のガスメーターを検針する検針員とを対応付けて記憶する記憶部と、顧客のメーターの設置場所を含む顧客情報を受け付ける受付部と、前記記憶部の前記検針エリアを参照して、前記顧客情報に含まれる前記メーターの設置場所に対応する前記検針エリアを決定する検針エリア決定部と、前記記憶部の前記検針エリアと前記検針員との対応関係から、前記決定された検針エリア内の検針員を決定する検針員決定部と、前記決定された検針員に対し、検針情報を出力する出力部とを含むものである。

また、上記課題を解決するための方法は、コンピューターが検針員の割り当てを実行する方法であって、前記コンピューターは、複数の検針エリアの各々と、当該検針エリア内のガスメーターを検針する検針員とを対応付けて記憶する記憶部を備えており、前記コンピューターは、顧客のメーターの設置場所を含む顧客情報を受け付けるステップと、前記記憶部の前記検針エリアを参照して、前記顧客情報に含まれる前記メーターの設置場所に対応する前記検針エリアを決定するステップと、前記記憶部の前記検針エリアと前記検針員との対応関係から、前記決定された検針エリア内の検針員を決定するステップと、前記決定された検針員に対し、検針情報を出力するステップとを含むものである。

本発明によれば、検針対象となる新規な顧客のガスメーターの検針員を決定することができる。

本発明の一実施形態に係るネットワーク構成例を示す図である。 図１のサーバーの構成例を示すブロック図である。 エリアと検針員との対応関係の一例を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係るサーバーの全体動作例を示すフローチャートである。

以下、本実施形態におけるシステムの概要構成を説明する。このシステムは、新規な顧客に取り付けられるガスメーターの設置場所を含む顧客情報を与えることによってそのガスメーターの検針エリアを決定し、その検針エリアを担当する検針員を決定するためのものである。

図１は本発明の一実施形態に係るネットワーク構成を示す図である。図１において、サーバー（検針員決定システム）１０１は、ネットワーク１０２を介して、複数のクライアントコンピューター１０３ａ、１０３ｂ、・・・、１０３ｎと通信可能に構成されている。さらに、このサーバー１０１は、ネットワーク１０４を介して、複数のモバイル端末（通信端末）１０５ａ、１０５ｂ、・・・、１０５ｎと通信可能に構成されている。なお、複数のクライアントコンピューター１０３ａ〜１０３ｎの各々に共通の説明では各クライアントコンピューターが単にクライアントコンピューター１０３として参照され、複数のモバイル端末１０５ａ〜１０５ｎの各々に共通の説明では各モバイル端末が単にモバイル端末１０５として参照される。モバイル端末は、例えば、携帯電話機、携帯情報端末、ノート型パソコンなどである。

クライアントコンピューター１０３は、例えば各配送拠点の配送を一元で管理する配送センターに設置され、配送センターのユーザーによって使用される端末である。ユーザーは、クライアントコンピューター１０３を介してサーバー１０１に接続し、配送状況の確認、配送データの作成指示など、配送業務を専用で行う。なお、クライアントコンピューター１０３の設置場所は、例えば配送拠点などとしてもよい。

モバイル端末１０５は、ガス容器を備える供給設備に取り付けられたガスメーターのメーター指針を確認する検針員によって使用される端末であり、ＣＰＵ、メモリ、入力装置および表示装置などを備える。上記検針員は、モバイル端末１０５を介してガスメーターのメーター指針を含む指針データを収集して、サーバー１０１へ送信する。

[サーバーの構成]
図２はサーバー１０１の構成例を示すブロック図である。なお、図２では、単一のコンピューターシステムが採用される場合について説明するが、サーバー１０１が複数のコンピューターシステムによる多機能の分散システムの一部として構成されることもあり得る。

図２に示すように、サーバー１０１は、ＣＰＵ３０１、システムバス３０２、ＲＡＭ３０３、入力装置３０４、出力装置３０５、通信制御装置３０６および記憶装置３０７を有する。

ＣＰＵ３０１は、各構成要素とシステムバス３０２で接続されて制御信号やデータの転送処理を行うとともに、サーバー１０１全体の動作を実現するための各種のソフトウェアプログラムの実行、演算処理等を行う。

ＲＡＭ３０３には、データやソフトウェアプログラムを一時的に記憶するためのワークエリアが設けられている。

記憶装置３０７は、ＲＯＭやＨＤＤなどの不揮発性記憶媒体で構成され、ソフトウェアプログラムを格納するプログラム格納領域と、随時取得するデータや処理結果としてのデータなどを格納するデータ格納領域とを備える。例えば記憶装置３０７のプログラム格納領域からソフトウェアプログラムがＲＡＭ３０３のワークエリアに読み出されてＣＰＵ３０１によって当該ソフトウェアプログラムが実行されることにより、この実施形態のＣＰＵ３０１は後述する各部３１〜３４の機能を実現する。

ＣＰＵ３０１は、図２に示すように、受付部３１、検針エリア決定部３２、検針員決定部３３および出力部３４を備える。

受付部３１は、顧客情報を受け付ける。顧客情報には、顧客に取り付けられるガスメーターの設置場所、顧客ＩＤ、メーター番号等を含む。この実施形態では、ガスメーターの設置場所は、例えば郵便番号、住所等によって示される。

検針エリア決定部３２は、顧客情報に含まれるガスメーターの設置場所に対応する検針エリアを決定する。この決定の処理については、後に詳細に説明する。

検針員決定部３３は、上記決定された検針エリア内のガスメーターの検針員を決定する。この決定の処理についても、後に詳細に説明する。

出力部３４は、上記決定された検針員に対し、検針情報を出力する。この出力は、電子メールを用いて行われるようにしてもよいし、サーバー１０１が例えばモバイル端末１０５からの問い合わせを受け付けたときに行うようにしてもよい。この出力の処理については、後に詳細に説明する。

図２に示すように、記憶装置３０７は、エリア別検針員管理部３０７１を備える。エリア別検針員管理部３０７１は、図３に一例を示すように、複数の検針エリアの各々と、当該検針エリア内のガスメーターを検針する検針員とを対応付けて記憶する。検針エリアは、ガスメーターの設置場所に応じて、いずれかの検針エリアが確定できるように予め決められている。この検針エリアには、例えば、郵便番号、住所等が記憶される。図３の例では、エリアＡが検針員Ａと対応付けられている。後述する検針員の決定時は、対応する検針エリアの検針員がエリア別検針員管理部３０７１から読み出される。

なお、検針エリアに対応する検針員が複数存在する場合には、複数の検針員の中から選択された任意の検針員が一つ読み出される。

[検針員の決定処理]
次に、このサーバー１０１によって実現される検針員の決定処理の全体について、図１〜図４を参照して説明する。図４はサーバー１０１の全体動作例を示すフローチャートである。

図４において、サーバー１０１のＣＰＵ３０１（受付部３１）は、例えばクライアントコンピューター１０３から、顧客情報を受け付ける（Ｓ１０１）。例えば、顧客宅においてガスメーターを取り付ける場合、クライアントコンピューター１０３は、サーバー１０１に対して、そのガスメーターの設置場所を含む顧客情報を出力する。顧客情報には、例えば、上記ガスメーターの設置場所のほか、顧客ＩＤ、メーター番号等を含む。これにより、ＣＰＵ３０１は、ガスメーターの設置場所を含む顧客情報を受け付けることになる。

本実施形態では、顧客情報が受け付けられる場合には、新築やガス供給会社の切り替えなどの理由でガスメーターが取り付けられて、そのガスメーターの検針が開始されること意味し、ガスメーターの検針員を決定するようにする。

なお、ＣＰＵ３０１は、例えばモバイル端末１０５から顧客情報を受け付けるようにしてもよい。

さらにＣＰＵ３０１（検針エリア決定部３２）は、エリア別検針員管理部３０７１を参照して、ステップＳ１０１で受け付けられた顧客情報に含まれるガスメーターの設置場所に対応する検針エリアを決定する（ステップＳ１０２）。例えば、図３に示した例で説明すると、ガスメーターの設置場所に対応する検針エリアが「検針エリアＡ」の場合には、ＣＰＵ３０１は、ガスメーターの検針エリアを「検針エリアＡ」と決定する。

次に、ＣＰＵ３０１（検針員決定部３３）は、エリア別検針員管理部３０７１の検針エリアと検針員との対応関係から、ステップＳ１０２で決定された検針エリア内の検針員を決定する（ステップＳ１０３）。例えば、検針エリアが「検針エリアＡ」の場合（図３）には、ＣＰＵ３０１は、検針エリアＡに対応した「検針員Ａ」を検針員として決定する。

そして、ＣＰＵ３０１（出力部３３）は、ステップＳ１０３で決定された検針員に対し、検針情報を出力する（ステップＳ１０４）。図４では、例えば上記ガスメーターの設置場所および次回の検針日等が検針情報として設定され、この検針情報が当該検針員の端末（例えば、モバイル端末１０５）に送信される。なお、この場合、検針情報にどの情報を含めるかについては、予め設定しておけばよい。これにより、顧客のガスメーターを取り付けるタイミングで検針員に対してそのガス検針を行うよう指示することができる。

なお、検針員によって実施されるガス検針は、検針期間内に複数の顧客に対して行われることになるので、ＣＰＵ３０１は、新規な顧客だけではなく、当該検針エリア内において検針員によって実施されることになる顧客すべての検針先リストを、検針情報として出力するようにしてもよい。この場合、検針先リスト内にどの顧客のガスメーターを含めるかについては、ランダムに設定してもよいし、ある程度の規則性をもって設定するようにしてもよい。例えば、検針先リストには、顧客の住所（ガスメーターの設置場所を含む）、顧客名、検針日などを含んでおり、モバイル端末１０５は、上記検針先リストを表示画面上に表示する。これにより、検針員は、新規の顧客を含むすべての検針先を確認することができる。

以上説明したように、本実施形態のサーバー１０１は、ガスメーターの設置場所を含む顧客情報を受け付けることによってそのガスメーターの検針エリアを決定し、その検針エリアを担当する検針員を決定する。ここで、顧客情報は、顧客のガスメーターが取り付けられるたびに受け付けられるので、新規なガスメーターの検針員が自動的に決定される。

なお、検針エリアと検針員との対応関係は、本実施形態で例示したものに限られない。例えば、検針エリアと検針員との対応関係は、検針月ごとに変化するようにしてもよい。あるいは、上記対応関係は、所定の期間単位（例えば、２ヶ月単位、３ヶ月単位）ごとに変更するようにしてもよい。

３１ 受付部
３２ 検針エリア決定部
３３ 検針員決定部
３４ 出力部
１０１ 配送サーバー
１０５ モバイル端末
３０１ ＣＰＵ
３０７ 記憶装置

上記課題を解決するためのシステムであって、複数の検針エリアの各々と、当該検針エリア内のガスメーターを検針する検針員とを対応付けて記憶する記憶部と、新規な顧客の住所または住所地の郵便番号を受け付ける受付部と、前記記憶部の前記検針エリアを参照して、前記住所または住所地の郵便番号に対応する前記検針エリアを決定する検針エリア決定部と、前記記憶部の前記検針エリアと前記検針員との対応関係から、前記決定された検針エリア内に取り付けられる前記新規な顧客のガスメーターの初検針を実施する検針員を決定する検針員決定部と、前記決定された検針員に対し、検針情報を出力する出力部とを含み、前記検針情報は、検針期間内に、前記決定された検針員に検針が実施されることになる前記新規な顧客を含む複数の顧客のガスメーターの設置場所、および各顧客の次回の検針日を含む検針リストであり、前記出力部は、前記検針リストを、前記決定された検針員の端末に送信する。

上記課題を解決するための方法は、前記コンピューターは、複数の検針エリアの各々と、当該検針エリア内のガスメーターを検針する検針員とを対応付けて記憶する記憶部を備えており、前記コンピューターは、新規な顧客のガスメーターの住所または住所地の郵便番号を受け付けるステップと、前記記憶部の前記検針エリアを参照して、前記住所または住所地の郵便番号に対応する前記検針エリアを決定するステップと、前記記憶部の前記検針エリアと前記検針員との対応関係から、前記決定された検針エリア内に取り付けられる前記新規な顧客の前記ガスメーターの初検針を実施する検針員を決定するステップと、前記決定された検針員に対し、検針情報を出力するステップとを含み、前記検針情報は、検針期間内に、前記決定された検針員に検針が実施されることになる前記新規な顧客を含む複数の顧客のガスメーターの設置場所、および各顧客の次回の検針日を含む検針リストであり、前記出力するステップは、前記検針リストを、前記決定された検針員の端末に送信する。

Claims (5)

1. 検針員を決定するシステムであって、
   複数の検針エリアの各々と、当該検針エリア内のガスメーターを検針する検針員とを対応付けて記憶する記憶部と、
   顧客のガスメーターの設置場所を含む顧客情報を受け付ける受付部と、
   前記記憶部の前記検針エリアを参照して、前記顧客情報に含まれる前記ガスメーターの設置場所に対応する前記検針エリアを決定する検針エリア決定部と、
   前記記憶部の前記検針エリアと前記検針員との対応関係から、前記決定された検針エリア内の前記ガスメーターの検針員を決定する検針員決定部と、
   前記決定された検針員に対し、検針情報を出力する出力部と
   を含むことを特徴とするシステム。
2. 前記出力部は、前記検針エリア内において前記検針員によって実施されることになる顧客すべての検針先リストを、前記検針情報として前記検針員の端末に送信することを特徴とする請求項１に記載のシステム。
3. 前記メーターの設置場所は、郵便番号または住所によって特定されることを特徴とする請求項１または２に記載のシステム。
4. コンピューターが検針員の割り当てを実行する方法であって、
   前記コンピューターは、複数の検針エリアの各々と、当該検針エリア内のガスメーターを検針する検針員とを対応付けて記憶する記憶部を備えており、
   前記コンピューターは、
   顧客のガスメーターの設置場所を含む顧客情報を受け付けるステップと、
   前記記憶部の前記検針エリアを参照して、前記顧客情報に含まれる前記ガスメーターの設置場所に対応する前記検針エリアを決定するステップと、
   前記記憶部の前記検針エリアと前記検針員との対応関係から、前記決定された検針エリア内の前記ガスメーターの検針員を決定するステップと、
   前記決定された検針員に対し、検針情報を出力するステップと
   を含むことを特徴とする方法。
5. 請求項４に記載の方法をコンピューターに実行させるためのプログラム。

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