JP2016025797A - 電力制御装置及び蓄電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】蓄電池をより効率的に制御する。【解決手段】本発明に係る電力制御装置(100)は、交流電力を直流電力に変換するAC/DCコンバータ(101)と、直流電力を交流電力に変換するインバータ(102)と、第1から第6スイッチ(SW1〜SW6)と、第1から第6スイッチ(SW1〜SW6)を制御する制御部(103)と、を備え、制御部(103)は、系統が停電している場合に、第1蓄電池(210)を充電して第2蓄電池(220)を放電させる第1の動作状態と、第1蓄電池(210)を放電させて第2蓄電池(220)を充電する第2の動作状態と、のいずれかの動作状態になるように第1から第6スイッチ(SW1〜SW6)を制御する。【選択図】図1
Description
本発明は、電力制御装置及び蓄電装置に関するものである。
太陽光発電装置と蓄電池とを系統に連系させて制御するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のシステムによれば、系統が正常な場合においては、系統電力又は太陽光発電電力によって蓄電池を充電することができ、また、系統に接続されている負荷機器を、系統電力、太陽光発電電力又は蓄電池放電電力によって給電して動作させることができる。
また、特許文献1に記載のシステムによれば、系統が停電している場合においては、太陽光発電装置及び蓄電池を自立運転させて、重要な負荷機器(例えば、HEMS(Home Energy Management System)コントローラ、冷蔵庫、照明、通信機器など)へ給電して動作させることができる。または、太陽光発電電力によって蓄電池を充電することができる。
しかしながら、蓄電池は充電と放電とを同時に行うことができないため、系統が停電している場合に、太陽光発電電力によって蓄電池を充電すると、蓄電池放電電力によって重要負荷機器へ給電することができなくなってしまう。また、系統が停電している場合に、蓄電池放電電力により重要負荷機器へ給電すると、太陽光発電電力によって蓄電池を充電することができず、太陽光発電電力が無駄になってしまう。このため、停電時に太陽光発電電力を無駄にすることがないよう、蓄電池をより効率的に制御することが求められていた。
かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、蓄電池をより効率的に制御することができる電力制御装置及び蓄電装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る電力制御装置は、系統及び分散電源に接続し、第1蓄電池及び第2蓄電池と共に用いられる電力制御装置であって、前記系統及び前記分散電源から供給される交流電力を直流電力に変換するAC/DCコンバータと、前記第1蓄電池及び前記第2蓄電池から供給される直流電力を交流電力に変換するインバータと、前記AC/DCコンバータと前記第1蓄電池との接続の有無を切り換える第1スイッチと、前記AC/DCコンバータと前記第2蓄電池との接続の有無を切り換える第2スイッチと、前記インバータと前記第1蓄電池との接続の有無を切り換える第3スイッチと、前記インバータと前記第2蓄電池との接続の有無を切り換える第4スイッチと、前記AC/DCコンバータと前記分散電源との接続の有無を切り換える第5スイッチと、前記AC/DCコンバータと前記系統との接続の有無を切り換える第6スイッチと、前記第1から第6スイッチを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記系統が停電している場合に、前記第5スイッチをオンし、前記第6スイッチをオフし、前記第1から第4スイッチについては、前記第1及び前記第4スイッチがオン、且つ、前記第2及び前記第3スイッチがオフである第1の動作状態と、前記第2及び前記第3スイッチがオン、且つ、前記第1及び前記第4スイッチがオフである第2の動作状態と、のいずれかの動作状態になるように制御することを特徴とする。
また、本発明に係る電力制御装置において、前記制御部は、停電状態において、前記第1の動作状態にしていて前記第1蓄電池が満充電になった場合は、前記第1から第4スイッチを、前記第1の動作状態から前記第2の動作状態に切り換えるように制御し、前記第2の動作状態にしていて前記第2蓄電池が満充電になった場合は、前記第1から第4スイッチを、前記第2の動作状態から前記第1の動作状態に切り換えるように制御することが好ましい。
また、本発明に係る電力制御装置において、前記制御部は、停電状態において、前記第1の動作状態にしていて前記第2蓄電池の充電量が所定の閾値以下になった場合は、前記第1から第4スイッチを、前記第1の動作状態から前記第2の動作状態に切り換えるように制御し、前記第2の動作状態にしていて前記第1蓄電池の充電量が所定の閾値以下になった場合は、前記第1から第4スイッチを、前記第2の動作状態から前記第1の動作状態になるように制御することが好ましい。
また、本発明に係る電力制御装置において、さらに、前記インバータと、停電状態においても給電を受け続ける負荷である特別負荷との接続の有無を切り換える第7スイッチを備えることが好ましい。
また、本発明に係る電力制御装置において、前記制御部は、停電状態において前記第7スイッチをオンすることが好ましい。
また、本発明に係る電力制御装置において、さらに、前記系統と前記特別負荷との接続の有無を切り換える第8スイッチを備えることが好ましい。
また、本発明に係る電力制御装置において、前記制御部は、停電状態に前記第8スイッチをオフすることが好ましい。
また、本発明に係る電力制御装置において、前記分散電源は太陽光発電装置であることが好ましい。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る蓄電装置は、系統及び分散電源に接続して用いられる蓄電装置であって、第1蓄電池及び第2蓄電池と、前記系統及び前記分散電源から供給される交流電力を直流電力に変換するAC/DCコンバータと、前記第1蓄電池及び前記第2蓄電池から供給される直流電力を交流電力に変換するインバータと、前記AC/DCコンバータと前記第1蓄電池との接続の有無を切り換える第1スイッチと、前記AC/DCコンバータと前記第2蓄電池との接続の有無を切り換える第2スイッチと、前記インバータと前記第1蓄電池との接続の有無を切り換える第3スイッチと、前記インバータと前記第2蓄電池との接続の有無を切り換える第4スイッチと、前記AC/DCコンバータと前記分散電源との接続の有無を切り換える第5スイッチと、前記AC/DCコンバータと前記系統との接続の有無を切り換える第6スイッチと、前記第1から第6スイッチを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記系統が停電している場合に、前記第5スイッチをオンし、前記第6スイッチをオフし、前記第1から第4スイッチについては、前記第1及び前記第4スイッチがオン、且つ、前記第2及び前記第3スイッチがオフである第1の動作状態と、前記第2及び前記第3スイッチがオン、且つ、前記第1及び前記第4スイッチがオフである第2の動作状態と、のいずれかの動作状態になるように制御することを特徴とする。
本発明に係る電力制御装置及び蓄電装置によれば、蓄電池をより効率的に制御することができる。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。図1から図4は、それぞれ、本発明の一実施形態に係る電力制御装置の第1から第4の動作状態を示す図である。電力制御装置の構成は、スイッチのオン/オフ状態を除いて、いずれの動作状態であっても同じである。代表して図1を参照し、電力制御装置100の構成を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電力制御装置100の第1の動作状態を示す図である。図1に示すように、電力制御装置100は、第1蓄電池210、第2蓄電池220、太陽光発電装置300、一般負荷400、特別負荷500、電流センサ600及び系統700に接続されている。
電力制御装置100は、系統700と、第1蓄電池210及び第2蓄電池220との間の接続を制御する。また、電力制御装置100は、太陽光発電装置300と、第1蓄電池210及び第2蓄電池220との間の接続を制御する。また、電力制御装置100は、第1蓄電池210及び第2蓄電池220の放電電力を、一般負荷400及び特別負荷500へ給電するか否かを制御する。電力制御装置100の構成の詳細については後述する。
第1蓄電池210及び第2蓄電池220は、電力制御装置100によって、独立して充電/放電を制御される。電力制御装置100は、系統700が停電状態である場合において、第1蓄電池210及び第2蓄電池220のうちのいずれか一方を充電させ、他方を放電させるように制御することができる。また、電力制御装置100は、系統700が通常状態である場合において、第1蓄電池210及び第2蓄電池220の双方を、充電又は放電させるように制御することもできる。
また、第1蓄電池210及び第2蓄電池220は、電力制御装置100と有線又は無線により接続しており、充電状態などの情報を電力制御装置100に送信する。
なお、図1においては、電力制御装置100が、外部にある第1蓄電池210及び第2蓄電池220を制御する構成を示しているが、1つの蓄電装置に、電力制御装置100に相当する構成要素、並びに、第1蓄電池210及び第2蓄電池220が含まれる構成としてもよい。
太陽光発電装置300は、太陽電池301、インバータ302及びスイッチ303を備える。太陽電池301は、太陽光のエネルギーを直流電力に変換する。インバータ302は、太陽電池301から供給される直流電力を交流電力に変換する。スイッチ303は、インバータ302と系統700との間の接続の有無を切り換える。
太陽光発電装置300は、系統700が停電状態である場合は、スイッチ303をオフして太陽光発電装置300を系統700から切り離す。また、太陽光発電装置300は、系統700が通常状態である場合は、スイッチ303をオンして太陽光発電装置300を系統700に連系させる。なお、図1においては、太陽光発電装置300が太陽電池301を含む構成を示しているが、これは一例であり、太陽電池301が太陽光発電装置300の外部に設置されている構成であってもよい。
一般負荷400は、例えば、家庭用の電気機器などであり、系統700が通常状態である場合に、系統700の電力、太陽光発電装置300の発電電力、並びに、第1蓄電池210及び第2蓄電池220の放電電力などによって給電される。一般負荷400は、系統700が停電状態である場合には給電を受けない。なお、図1においては、1台の一般負荷400を示しているが、一般負荷400は任意の台数であってよい。
特別負荷500は、例えば、HEMSコントローラ、冷蔵庫、照明、通信機器などのような比較的重要な機器であり、系統700が停電状態になっても給電を受け続ける負荷である。系統700が停電状態である場合には、特別負荷500は、第1蓄電池210又は第2蓄電池220から給電を受ける。なお、図1においては、1台の特別負荷500を示しているが、特別負荷500は任意の台数であってよい。
電流センサ600は、第1蓄電池210及び第2蓄電池220の放電電力が系統700に逆潮流しているか否かを検出するためのセンサである。電流センサ600は、電力制御装置100と有線又は無線により接続しており、検出した電流情報を電力制御装置100に送信する。
以下、電力制御装置100の構成の詳細について説明する。
電力制御装置100は、AC/DCコンバータ101と、インバータ102と、制御部103と、第1から第8スイッチSW1〜SW8とを備える。
AC/DCコンバータ101は、系統700から供給される交流電力を直流電力に変換して、第1蓄電池210及び第2蓄電池220の双方、又は、いずれか一方を充電する。また、AC/DCコンバータ101は、太陽光発電装置300から供給される交流電力を直流電力に変換して、第1蓄電池210及び第2蓄電池220の双方、又は、いずれか一方を充電する。
インバータ102は、第1蓄電池210及び第2蓄電池220の双方、又は、いずれか一方から供給される直流電力を交流電力に変換して、特別負荷500へ給電するか、特別負荷500及び一般負荷400の双方へ給電する。
制御部103は、電力制御装置100全体を制御及び管理するものであり、例えばプロセッサにより構成することができる。
制御部103は、動作状態に応じて、第1から第8スイッチSW1〜SW8を制御し、接続の有無を切り換える。なお、以下の説明において、スイッチを「オンする」とは、スイッチを「閉じる」ことを意味し、スイッチを「オフする」とは、スイッチを「開放する」ことを意味する。
制御部103は、AC/DCコンバータ101が出力する直流電力によって第1蓄電池210を充電する場合は第1スイッチSW1をオンし、充電しない場合は第1スイッチSW1をオフする。
制御部103は、AC/DCコンバータ101が出力する直流電力によって第2蓄電池220を充電する場合は第2スイッチSW2をオンし、充電しない場合は第2スイッチSW2をオフする。
制御部103は、第1蓄電池210を放電させて、インバータ102によって第1蓄電池210が出力する直流電力を交流電力に変換する場合は、第3スイッチSW3をオンし、第1蓄電池210を放電させない場合は第3スイッチSW3をオフする。
制御部103は、第2蓄電池220を放電させて、インバータ102によって第2蓄電池220が出力する直流電力を交流電力に変換する場合は、第4スイッチSW4をオンし、第2蓄電池220を放電させない場合は第4スイッチSW4をオフする。
制御部103は、太陽光発電装置300から供給される交流電力を直流電力に変換して、第1蓄電池210及び第2蓄電池220の双方、又は、いずれか一方を充電する場合は第5スイッチSW5をオンし、太陽光発電装置300から交流電力の供給を受けない場合は第5スイッチSW5をオフする。
制御部103は、系統700から供給される交流電力を直流電力に変換して、第1蓄電池210及び第2蓄電池220の双方、又は、いずれか一方を充電する場合は第6スイッチSW6をオンし、系統700から供給される交流電力によって第1蓄電池210及び第2蓄電池220の双方、又は、いずれか一方を充電しない場合は第6スイッチSW6をオフする。
制御部103は、インバータ102が出力する交流電力を特別負荷500へ給電する場合は第7スイッチSW7をオンし、特別負荷500へ給電しない場合は第7スイッチSW7をオフする。
制御部103は、インバータ102が出力する交流電力を系統700に連系させる場合は、第7スイッチSW7とともに第8スイッチSW8をオンする。また、制御部103は、系統700の電力及び太陽光発電装置300の発電電力を特別負荷500へ給電する場合も第8スイッチSW8をオンする。
制御部103は、電流センサ600から受信した電流情報により、第1蓄電池210又は第2蓄電池220から系統700への逆潮流が起こっていると判定した場合は、第8スイッチSW8をオフし、逆潮流を防ぐ。
以下、図1から図4に示している電力制御装置100の第1から第4の動作状態の各々について、制御部103が第1から第8スイッチSW1〜SW8を制御する様子を説明する。
(第1の動作状態)
図1に示す第1の動作状態は、系統700が停電状態である場合の動作状態の例であり、第1の動作状態においては、電力制御装置100は、太陽光発電装置300によって第1蓄電池210を充電しつつ、第2蓄電池220を放電させて特別負荷500へ給電する。すなわち、制御部103は、第1スイッチSW1、第4スイッチSW4、第5スイッチSW5及び第7スイッチSW7をオンし、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3をオフする。また、制御部103は、停電状態にある系統700と電力制御装置100とを切り離すため、第6スイッチSW6及び第8スイッチSW8をオフする。
図1に示す第1の動作状態は、系統700が停電状態である場合の動作状態の例であり、第1の動作状態においては、電力制御装置100は、太陽光発電装置300によって第1蓄電池210を充電しつつ、第2蓄電池220を放電させて特別負荷500へ給電する。すなわち、制御部103は、第1スイッチSW1、第4スイッチSW4、第5スイッチSW5及び第7スイッチSW7をオンし、第2スイッチSW2及び第3スイッチSW3をオフする。また、制御部103は、停電状態にある系統700と電力制御装置100とを切り離すため、第6スイッチSW6及び第8スイッチSW8をオフする。
(第2の動作状態)
図2に示す第2の動作状態は、系統700が停電状態である場合の動作状態の例であり、第2の動作状態においては、電力制御装置100は、太陽光発電装置300によって第2蓄電池220を充電しつつ、第1蓄電池210を放電させて特別負荷500へ給電する。すなわち、制御部103は、第2スイッチSW2、第3スイッチSW3、第5スイッチSW5及び第7スイッチSW7をオンし、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4をオフする。また、制御部103は、停電状態にある系統700と電力制御装置100とを切り離すため、第6スイッチSW6及び第8スイッチSW8をオフする。
図2に示す第2の動作状態は、系統700が停電状態である場合の動作状態の例であり、第2の動作状態においては、電力制御装置100は、太陽光発電装置300によって第2蓄電池220を充電しつつ、第1蓄電池210を放電させて特別負荷500へ給電する。すなわち、制御部103は、第2スイッチSW2、第3スイッチSW3、第5スイッチSW5及び第7スイッチSW7をオンし、第1スイッチSW1及び第4スイッチSW4をオフする。また、制御部103は、停電状態にある系統700と電力制御装置100とを切り離すため、第6スイッチSW6及び第8スイッチSW8をオフする。
(第3の動作状態)
図3に示す第3の動作状態は、系統700が通常状態である場合の動作状態の例であり、第3の動作状態においては、電力制御装置100は、系統700及び太陽光発電装置300によって第1蓄電池210及び第2蓄電池220を充電する。すなわち、制御部103は、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2及び第6スイッチSW6をオンし、第3スイッチSW3、第4スイッチSW4、第5スイッチSW5及び第7スイッチSW7をオフする。また、制御部103は、系統700の電力及び太陽光発電装置300の発電電力を特別負荷500へ給電するため、第8スイッチSW8をオンする。
図3に示す第3の動作状態は、系統700が通常状態である場合の動作状態の例であり、第3の動作状態においては、電力制御装置100は、系統700及び太陽光発電装置300によって第1蓄電池210及び第2蓄電池220を充電する。すなわち、制御部103は、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2及び第6スイッチSW6をオンし、第3スイッチSW3、第4スイッチSW4、第5スイッチSW5及び第7スイッチSW7をオフする。また、制御部103は、系統700の電力及び太陽光発電装置300の発電電力を特別負荷500へ給電するため、第8スイッチSW8をオンする。
(第4の動作状態)
図4に示す第4の動作状態は、系統700が通常状態である場合の動作状態の例であり、第4の動作状態においては、第1蓄電池210及び第2蓄電池220を放電させて系統700に連係させ、一般負荷400及び特別負荷500へ給電する。すなわち、制御部103は、第3スイッチSW3、第4スイッチSW4、第7スイッチSW7及び第8スイッチSW8をオンし、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2、第5スイッチSW5及び第6スイッチSW6をオフする。
図4に示す第4の動作状態は、系統700が通常状態である場合の動作状態の例であり、第4の動作状態においては、第1蓄電池210及び第2蓄電池220を放電させて系統700に連係させ、一般負荷400及び特別負荷500へ給電する。すなわち、制御部103は、第3スイッチSW3、第4スイッチSW4、第7スイッチSW7及び第8スイッチSW8をオンし、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2、第5スイッチSW5及び第6スイッチSW6をオフする。
(第1の動作状態と第2の動作状態の切り換え)
制御部103は、図1に示す第1の動作状態において、第1蓄電池210から、第1蓄電池210が満充電になったとの情報を取得すると、第1スイッチSW1をオフ、第3スイッチSW3をオンとする制御をして、第1蓄電池210の接続先をAC/DCコンバータ101からインバータ102に切り換える。続いて、制御部103は、第2スイッチSW2をオン、第4スイッチSW4をオフとする制御をして、第2蓄電池220の接続先をインバータ102からAC/DCコンバータ101に切り換える。この制御により、電力制御装置100は、図1に示す第1の動作状態から図2に示す第2の動作状態に移行する。
制御部103は、図1に示す第1の動作状態において、第1蓄電池210から、第1蓄電池210が満充電になったとの情報を取得すると、第1スイッチSW1をオフ、第3スイッチSW3をオンとする制御をして、第1蓄電池210の接続先をAC/DCコンバータ101からインバータ102に切り換える。続いて、制御部103は、第2スイッチSW2をオン、第4スイッチSW4をオフとする制御をして、第2蓄電池220の接続先をインバータ102からAC/DCコンバータ101に切り換える。この制御により、電力制御装置100は、図1に示す第1の動作状態から図2に示す第2の動作状態に移行する。
また、制御部103は、図2に示す第2の動作状態において、第2蓄電池220から、第2蓄電池220が満充電になったとの情報を取得すると、第2スイッチSW2をオフ、第4スイッチSW4をオンとする制御をして、第2蓄電池220の接続先をAC/DCコンバータ101からインバータ102に切り換える。続いて、制御部103は、第1スイッチSW1をオン、第3スイッチSW3をオフとする制御をして、第1蓄電池210の接続先をインバータ102からAC/DCコンバータ101に切り換える。この制御により、電力制御装置100は、図2に示す第2の動作状態から図1に示す第1の動作状態に移行する。
また、制御部103は、図1に示す第1の動作状態において、第2蓄電池220から、第2蓄電池220の充電量が所定の閾値以下になったとの情報を取得すると、第1スイッチSW1をオフ、第3スイッチSW3をオンとする制御をして、第1蓄電池210の接続先をAC/DCコンバータ101からインバータ102に切り換える。続いて、制御部103は、第2スイッチSW2をオン、第4スイッチSW4をオフとする制御をして、第2蓄電池220の接続先をインバータ102からAC/DCコンバータ101に切り換える。この制御により、電力制御装置100は、図1に示す第1の動作状態から図2に示す第2の動作状態に移行する。
また、制御部103は、図2に示す第2の動作状態において、第1蓄電池210から、第1蓄電池210の充電量が所定の閾値以下になったとの情報を取得すると、第2スイッチSW2をオフ、第4スイッチSW4をオンとする制御をして、第2蓄電池220の接続先をAC/DCコンバータ101からインバータ102に切り換える。続いて、制御部103は、第1スイッチSW1をオン、第3スイッチSW3をオフとする制御をして、第1蓄電池210の接続先をインバータ102からAC/DCコンバータ101に切り換える。この制御により、電力制御装置100は、図2に示す第2の動作状態から図1に示す第1の動作状態に移行する。
(第1の動作状態と第2の動作状態の選択)
系統700が通電状態から停電状態になった場合、制御部103は第1蓄電池210及び第2蓄電池220の充電量の情報を取得する。第1蓄電池210の充電量が第2蓄電池220の充電量以下である場合、制御部103は、第1の動作状態になるように、第1から第8スイッチSW1〜SW8を制御する。第1蓄電池210の充電量が第2蓄電池220の充電量より多い場合、制御部103は、第2の動作状態になるように、第1から第8スイッチSW1〜SW8を制御する。
系統700が通電状態から停電状態になった場合、制御部103は第1蓄電池210及び第2蓄電池220の充電量の情報を取得する。第1蓄電池210の充電量が第2蓄電池220の充電量以下である場合、制御部103は、第1の動作状態になるように、第1から第8スイッチSW1〜SW8を制御する。第1蓄電池210の充電量が第2蓄電池220の充電量より多い場合、制御部103は、第2の動作状態になるように、第1から第8スイッチSW1〜SW8を制御する。
このように、本実施形態によれば、電力制御装置100は、系統700が停電している場合に、第1蓄電池210を充電しつつ第2蓄電池220を放電させる第1の動作モードと、第2蓄電池220を充電しつつ第1蓄電池210を放電させる第2の動作モードとのいずれかの動作状態で動作する。これにより、電力制御装置100は、蓄電池をより効率的に制御し、分散電源による発電電力を無駄にすることを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、制御部103が、停電状態において、第1の動作状態にしていて第1蓄電池210が満充電になった場合は、第1の動作状態から第2の動作状態に切り換えるように制御し、第2の動作状態にしていて第2蓄電池220が満充電になった場合は、第2の動作状態から第1の動作状態に切り換えるように制御することにより、常に満充電状態でない蓄電池が充電されるようにすることができる。
また、本実施形態によれば、制御部103が、停電状態において、第1の動作状態にしていて第2蓄電池220の充電量が所定の閾値以下になった場合は、第1の動作状態から第2の動作状態に切り換えるように制御し、第2の動作状態にしていて第1蓄電池210の充電量が所定の閾値以下になった場合は、第2の動作状態から第1の動作状態になるように制御することにより、蓄電池の充電量が不足して特別負荷500に電力を給電できなくなる状態になることを防ぐことができる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、本発明について装置を中心に説明してきたが、本発明は装置が備えるプロセッサにより実行される方法、プログラム、又はプログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
また、本実施形態においては、電力制御装置100が分散電源として太陽光発電装置300に接続されている場合を例に挙げて説明したが、太陽光発電装置以外の分散電源が電力制御装置100に接続される構成であってもよい。例えば、分散電源として、燃料電池装置や風力発電装置が、太陽光発電装置300の代わりに、または、太陽光発電装置300に併せて電力制御装置100に接続される構成であってもよい。
100 電力制御装置
101 AC/DCコンバータ
102 インバータ
103 制御部
210 第1蓄電池
220 第2蓄電池
300 太陽光発電装置
301 太陽電池
302 インバータ
303 スイッチ
400 一般負荷
500 特別負荷
600 電流センサ
700 系統
SW1〜SW8 第1スイッチ〜第8スイッチ
101 AC/DCコンバータ
102 インバータ
103 制御部
210 第1蓄電池
220 第2蓄電池
300 太陽光発電装置
301 太陽電池
302 インバータ
303 スイッチ
400 一般負荷
500 特別負荷
600 電流センサ
700 系統
SW1〜SW8 第1スイッチ〜第8スイッチ
Claims (9)
- 系統及び分散電源に接続し、第1蓄電池及び第2蓄電池と共に用いられる電力制御装置であって、
前記系統及び前記分散電源から供給される交流電力を直流電力に変換するAC/DCコンバータと、
前記第1蓄電池及び前記第2蓄電池から供給される直流電力を交流電力に変換するインバータと、
前記AC/DCコンバータと前記第1蓄電池との接続の有無を切り換える第1スイッチと、
前記AC/DCコンバータと前記第2蓄電池との接続の有無を切り換える第2スイッチと、
前記インバータと前記第1蓄電池との接続の有無を切り換える第3スイッチと、
前記インバータと前記第2蓄電池との接続の有無を切り換える第4スイッチと、
前記AC/DCコンバータと前記分散電源との接続の有無を切り換える第5スイッチと、
前記AC/DCコンバータと前記系統との接続の有無を切り換える第6スイッチと、
前記第1から第6スイッチを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記系統が停電している場合に、
前記第5スイッチをオンし、
前記第6スイッチをオフし、
前記第1から第4スイッチについては、
前記第1及び前記第4スイッチがオン、且つ、前記第2及び前記第3スイッチがオフである第1の動作状態と、
前記第2及び前記第3スイッチがオン、且つ、前記第1及び前記第4スイッチがオフである第2の動作状態と、のいずれかの動作状態になるように制御することを特徴とする電力制御装置。 - 請求項1に記載の電力制御装置において、前記制御部は、停電状態において、
前記第1の動作状態にしていて前記第1蓄電池が満充電になった場合は、前記第1から第4スイッチを、前記第1の動作状態から前記第2の動作状態に切り換えるように制御し、
前記第2の動作状態にしていて前記第2蓄電池が満充電になった場合は、前記第1から第4スイッチを、前記第2の動作状態から前記第1の動作状態に切り換えるように制御することを特徴とする電力制御装置。 - 請求項1又は2に記載の電力制御装置において、前記制御部は、停電状態において、
前記第1の動作状態にしていて前記第2蓄電池の充電量が所定の閾値以下になった場合は、前記第1から第4スイッチを、前記第1の動作状態から前記第2の動作状態に切り換えるように制御し、
前記第2の動作状態にしていて前記第1蓄電池の充電量が所定の閾値以下になった場合は、前記第1から第4スイッチを、前記第2の動作状態から前記第1の動作状態になるように制御することを特徴とする電力制御装置。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の電力制御装置において、さらに、前記インバータと、停電状態においても給電を受け続ける負荷である特別負荷との接続の有無を切り換える第7スイッチを備えることを特徴とする電力制御装置。
- 請求項4に記載の電力制御装置において、前記制御部は、停電状態において前記第7スイッチをオンすることを特徴とする電力制御装置。
- 請求項4又は5に記載の電力制御装置において、さらに、前記系統と前記特別負荷との接続の有無を切り換える第8スイッチを備えることを特徴とする電力制御装置。
- 請求項6に記載の電力制御装置において、前記制御部は、停電状態において前記第8スイッチをオフすることを特徴とする電力制御装置。
- 請求項1から7のいずれか一項に記載の電力制御装置において、前記分散電源は太陽光発電装置であることを特徴とする電力制御装置。
- 系統及び分散電源に接続して用いられる蓄電装置であって、
第1蓄電池及び第2蓄電池と、
前記系統及び前記分散電源から供給される交流電力を直流電力に変換するAC/DCコンバータと、
前記第1蓄電池及び前記第2蓄電池から供給される直流電力を交流電力に変換するインバータと、
前記AC/DCコンバータと前記第1蓄電池との接続の有無を切り換える第1スイッチと、
前記AC/DCコンバータと前記第2蓄電池との接続の有無を切り換える第2スイッチと、
前記インバータと前記第1蓄電池との接続の有無を切り換える第3スイッチと、
前記インバータと前記第2蓄電池との接続の有無を切り換える第4スイッチと、
前記AC/DCコンバータと前記分散電源との接続の有無を切り換える第5スイッチと、
前記AC/DCコンバータと前記系統との接続の有無を切り換える第6スイッチと、
前記第1から第6スイッチを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記系統が停電している場合に、
前記第5スイッチをオンし、
前記第6スイッチをオフし、
前記第1から第4スイッチについては、
前記第1及び前記第4スイッチがオン、且つ、前記第2及び前記第3スイッチがオフである第1の動作状態と、
前記第2及び前記第3スイッチがオン、且つ、前記第1及び前記第4スイッチがオフである第2の動作状態と、のいずれかの動作状態になるように制御することを特徴とする蓄電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014149896A JP2016025797A (ja) | 2014-07-23 | 2014-07-23 | 電力制御装置及び蓄電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014149896A JP2016025797A (ja) | 2014-07-23 | 2014-07-23 | 電力制御装置及び蓄電装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2016025797A true JP2016025797A (ja) | 2016-02-08 |
Family
ID=55272134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014149896A Pending JP2016025797A (ja) | 2014-07-23 | 2014-07-23 | 電力制御装置及び蓄電装置 |
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JP (1) | JP2016025797A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101900930B1 (ko) | 2018-01-26 | 2018-09-21 | 대일코리아 주식회사 | 변전 설비용 충전기 및 그 교체 방법 |
JP2021005978A (ja) * | 2019-06-27 | 2021-01-14 | 住友電気工業株式会社 | 自立電源システム及びその制御方法 |
JP2022113080A (ja) * | 2021-01-22 | 2022-08-03 | 公彦 岡上 | 充放電装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH09121461A (ja) * | 1995-10-23 | 1997-05-06 | Hitachi Ltd | 自己充電型電池およびそれを用いた電気用品 |
JP2013172477A (ja) * | 2012-02-17 | 2013-09-02 | Daiwa House Industry Co Ltd | 電力供給システム |
-
2014
- 2014-07-23 JP JP2014149896A patent/JP2016025797A/ja active Pending
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