JP2016013818A - 自動二輪車 - Google Patents
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Abstract
【課題】左右のシートレール間に架設されるブリッジの下方のスペースを有効に利用して、燃料タンクの容量を確保できるようにする。
【解決手段】車体前後方向に延びる左右のシートレール3R、3L間にブリッジ9が架設される。ブリッジ9は、左右のシートレール3R、3Lの上面に立設された脚部9b、9bと、左右の脚部9b、9b間をつなぐ左右方向延伸部9aとからなる門型を呈する。また、左右のシートレール3R、3Lの後端部には、ブリッジ9よりも後方において、燃料タンク取付ブラケット20、20が内側に向けて突設される。左右のシートレール3R、3L間に配置される燃料タンク8は、ブリッジ9の下方を通って後方に延出して、燃料タンク8の後部が燃料タンク取付ブラケット20、20に固定される。
【選択図】図2
【解決手段】車体前後方向に延びる左右のシートレール3R、3L間にブリッジ9が架設される。ブリッジ9は、左右のシートレール3R、3Lの上面に立設された脚部9b、9bと、左右の脚部9b、9b間をつなぐ左右方向延伸部9aとからなる門型を呈する。また、左右のシートレール3R、3Lの後端部には、ブリッジ9よりも後方において、燃料タンク取付ブラケット20、20が内側に向けて突設される。左右のシートレール3R、3L間に配置される燃料タンク8は、ブリッジ9の下方を通って後方に延出して、燃料タンク8の後部が燃料タンク取付ブラケット20、20に固定される。
【選択図】図2
Description
本発明は、左右のシートレール間に燃料タンクが配置される自動二輪車に関する。
スクータ型自動二輪車では、シートの前方が下方に向かって湾入し、シートの前方の空間を利用して乗降する構成となっている。このようなスクータ型自動二輪車では、車体前部に燃料タンクを配置することができず、車体後部のシートの下方に燃料タンクを配置するようにしている。
この種の技術として、例えば特許文献1には、左右のシートレール間に前方に収納ボックスを、後方に燃料タンクを配置し、燃料タンクの下部の各側部を各シートレールの下方にまで延出させる構成とすることにより、容量を確保することが開示されている。
スクータ型自動二輪車では、左右のシートレールの後端部間にブリッジ(クロスメンバ)が架設される。左右のシートレール間に前方に収納ボックスを、後方に燃料タンクを配置する場合に、ブリッジとの干渉を避けるため、燃料タンクをブリッジよりも前方に配置する構成が考えられる。しかしながら、燃料タンクをブリッジよりも前方に配置する構成では、燃料タンクの前後長さが短くなり、燃料タンクの容量が小さくなってしまう。或いは、燃料タンクの前後長さを確保しようとしてすると、収納ボックスの容量が小さくなってしまう。
また、特許文献1では、燃料タンクの下部の各側部を各シートレールの下方にまで延出させる構成としている。しかしながら、シートレールの下方のスペースが占有されるため、シートレールの下方にエアクリーナやクッションユニット等を配置する際の自由度が低くなってしまう。
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、左右のシートレール間に架設されるブリッジの下方のスペースを有効に利用して、燃料タンクの容量を確保できるようにすることを目的とする。
本発明の自動二輪車は、車体前後方向に延びる左右のシートレールと、前記左右のシートレール間に架設されるブリッジと、前記左右のシートレール間に配置される燃料タンクと、前記ブリッジよりも後方で前記左右のシートレールに設けられた燃料タンク取付ブラケットとを備え、前記燃料タンクが前記ブリッジの下方を通って後方に延出して、前記燃料タンクの後部が前記燃料タンク取付ブラケットに固定される点に特徴を有する。
また、本発明の自動二輪車の他の特徴とするところは、前記ブリッジは、前記左右のシートレールの上面に立設された脚部と、前記左右の脚部間をつなぐ左右方向延伸部とからなる門型を呈する点にある。前記ブリッジの左右方向延伸部には、後方に延出するブラケットが設けられ、車体平面視において、前記燃料タンク取付ブラケットへの前記燃料タンクの固定箇所の内側に、前記ブラケットへのグラブバー又はキャリアの固定箇所が配置されるようにしてもよい。
また、本発明の自動二輪車の他の特徴とするところは、前記燃料タンクの上面は、前部側の面に比べて後部側の面が一段下がった形状を有し、前記ブリッジの下方に、前記燃料タンクの上面の後部側の面が位置する点にある。
また、本発明の自動二輪車の他の特徴とするところは、前記燃料タンクは、車体側面視において前記シートレールの上下に膨出する点にある。
また、本発明の自動二輪車の他の特徴とするところは、前記ブリッジは、前記左右のシートレールの上面に立設された脚部と、前記左右の脚部間をつなぐ左右方向延伸部とからなる門型を呈する点にある。前記ブリッジの左右方向延伸部には、後方に延出するブラケットが設けられ、車体平面視において、前記燃料タンク取付ブラケットへの前記燃料タンクの固定箇所の内側に、前記ブラケットへのグラブバー又はキャリアの固定箇所が配置されるようにしてもよい。
また、本発明の自動二輪車の他の特徴とするところは、前記燃料タンクの上面は、前部側の面に比べて後部側の面が一段下がった形状を有し、前記ブリッジの下方に、前記燃料タンクの上面の後部側の面が位置する点にある。
また、本発明の自動二輪車の他の特徴とするところは、前記燃料タンクは、車体側面視において前記シートレールの上下に膨出する点にある。
本発明によれば、左右のシートレール間に架設されるブリッジの下方のスペースを有効に利用して、燃料タンクの容量を確保することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るスクータ型自動二輪車の概略構成を示す左側面図である。以下に説明する各図において、車両の前方を矢印Fr、後方を矢印Rrによりそれぞれ示す。なお、前後左右の方向は、乗車時の運転者から見た方向をいう。
図1は、本実施形態に係るスクータ型自動二輪車の概略構成を示す左側面図である。以下に説明する各図において、車両の前方を矢印Fr、後方を矢印Rrによりそれぞれ示す。なお、前後左右の方向は、乗車時の運転者から見た方向をいう。
図1に示すように、スクータ型自動二輪車の車体フレームは、ヘッドパイプ1と、ヘッドパイプ1から下方に延び、途中から後方に向かって略水平に延設されるダウンチューブ2と、ダウンチューブ2の後端部から左右幅方向に延設されるブリッジチューブ32と、ブリッジチューブ32の略左右両端部からそれぞれ後上方に延設される左右のシートレール(リヤフレームとも呼ばれる)3R、3Lとを主要素として構成される。
ヘッドパイプ1によって左右2本のフロントフォーク4が左右に回動可能に支持される。フロントフォーク4の下部には前輪5が回転自在に支持されており、ハンドルバー6により前輪5が左右に操舵される。
ヘッドパイプ1によって左右2本のフロントフォーク4が左右に回動可能に支持される。フロントフォーク4の下部には前輪5が回転自在に支持されており、ハンドルバー6により前輪5が左右に操舵される。
シートレール3R、3Lはパイプ状に成形されており、ブリッジチューブ32の略左右両端部からそれぞれシート12の裏面に向かって立ち上がるとともに、途中から立ち上がりの度合いが緩やかになって湾曲し、シート12の下端縁に略平行にテールランプ10に向かって後方に延出する。
図2にも示すように、左右のシートレール3R、3L間には、収納ボックス7が配置される。収納ボックス7は、その前部がシートレール3R、3Lより前方に突出するかたちで搭載される。また、左右のシートレール3R、3L間で収納ボックス7の後方には、燃料タンク8が配置される。
収納ボックス7及び燃料タンク8の上方には、シート12が設置される。シート12は前部がヒンジ機構により上下に回動自在に支持され、収納ボックス7及び燃料タンク8を上方から覆い隠すとともに、上方に開口した収納ボックス7の開口を閉じる蓋を兼ねる。
図2にも示すように、左右のシートレール3R、3L間には、収納ボックス7が配置される。収納ボックス7は、その前部がシートレール3R、3Lより前方に突出するかたちで搭載される。また、左右のシートレール3R、3L間で収納ボックス7の後方には、燃料タンク8が配置される。
収納ボックス7及び燃料タンク8の上方には、シート12が設置される。シート12は前部がヒンジ機構により上下に回動自在に支持され、収納ボックス7及び燃料タンク8を上方から覆い隠すとともに、上方に開口した収納ボックス7の開口を閉じる蓋を兼ねる。
シートレール3R、3Lの下部には支持フレームが設けられており、この支持フレームにエンジンユニット15が揺動可能に結合する。エンジンユニット15は、シリンダヘッドを前方に向けてシリンダ軸線が水平に近いかたちで車両の前後方向に沿って配置された4サイクル単気筒のエンジン本体16と、エンジン本体16の左側から後方に延出する伝動ケース17とを一体的に備える。伝動ケース17はスイングアームを兼ねており、その後端で駆動輪である後輪18を軸支するとともに、伝動ケース17はリヤクッションユニット19によりシートレール3Lに弾性的に支持される。なお、リヤクッションユニット19の上端を後述するブリッジチューブ25に支持させてもよい。エンジンユニット15の伝動ケース17上には、外気を清浄化してエンジンユニット15に供給するエアクリーナ22が設けられる。エアクリーナ22はエンジン本体16に接続し、エンジンユニット15に一体化されている。
また、伝動ケース17とは反対側、すなわち車体の右側では、エンジンユニット15のエンジン本体16の排気ポートに排気管が接続し、排気管の後端には後斜め上方に向かって延出するマフラ21が接続する。
また、伝動ケース17とは反対側、すなわち車体の右側では、エンジンユニット15のエンジン本体16の排気ポートに排気管が接続し、排気管の後端には後斜め上方に向かって延出するマフラ21が接続する。
スクータ型自動二輪車では、シート12の前方が下方に向かって湾入し、その底部に乗員が足を乗せるステップフロア26が構成される。車体フレームはその廻りを車体カバーに覆われ、この車体カバーによって車体の外観を構成する。車体カバーは、ステップフロア26の後端からシート12の前縁の間に配置されるシートレールカバーフロント27や、左右のシートレール3R、3L、収納ボックス7及び燃料タンク8の側方を覆うシートレールカバー28等の複数個のカバーエレメントを組み合わせることにより構成される。シートレールカバー28の後端にはテールランプ10が配設される。また、リヤフェンダ29が燃料タンク8の下方からシートレールカバー28に連なるように配置され、テールランプ10の後端下方から後下方に延出する。
以下、図2〜図5を参照して、燃料タンク8まわりの構造を説明する。図2は、燃料タンク8まわりの構造を示す斜視図である。図3は、燃料タンク8まわりの構造を示す左側面図である。図4は、燃料タンク8まわりの構造を後方から見た図である。図5は、燃料タンク8まわりの構造を示す平面図であり、グラブバー(タンデムグリップ)13を装着した状態を示す。
左右のシートレール3R、3Lの後端部間には、ブリッジ9が架設される。ブリッジ9は、パイプ材からなり、左右のシートレール3R、3Lの上面に立設された脚部9b、9bと、左右の脚部9b、9b間をつなぐ左右方向延伸部9aとからなる門型を呈する。シートレール3R、3Lとブリッジ9の脚部9bとの接合は補強板31により補強される。補強板31は、シートレール3R、3Lの上面とブリッジ9の脚部9bの前面とにそれぞれ接合され、脚部9bの倒れを抑制することにより補強される。また、このように左右のシートレール3R、3Lの後端部間にブリッジ9を架設することにより、フレームの剛性向上に大きく寄与する。
左右方向延伸部9aの中央部の前側には、シート12の後部を係合保持するシートロック機構11が設けられる。シートロック機構11は、後述する燃料タンク8の上面8bの内、前部側の面8cに比べて一段下がった後部側の面8dの上方に配置される。
また、左右方向延伸部9aの中央部には、図5に示すように、ブラケット14が後方に延出するように設けられる。ブラケット14は、左右方向延伸部9aよりも左右方向に短く形成され、ブラケット14の左右端部に取付穴14aが形成されており、これら取付穴14aを利用してグラブバー13をネジ締結、固定することが可能である。グラブバー13の前部は、シートレール3R、3Lの後部に沿うようにその外側にそれぞれ配置され、グラブバー13の後部はシートレール3R、3Lよりも後方に延出して湾曲し、左右が連続することで全体として前方に開口するU字状の基本形状を有する。グラブバー13は、U字状の基本形状から内側に延びる取付腕部を有し、この取付腕部の先端部をブラケット14の左右端部に重ね、グラブバー13をブラケット14にネジ締結、固定する。なお、ここではグラブバー13を説明したが、同様にシートレール3R、3Lの後部両側に沿うように配置され、後方に延出するキャリア(荷台)をブラケット14に固定することも可能である。
ブラケット14において、取付穴14a間の領域14bはフレーム番号の打刻スペースとして利用される。また、ブラケット14に、例えばテールランプ10をネジ締結、固定するための取付穴も形成するようにしてもよい。
ブラケット14において、取付穴14a間の領域14bはフレーム番号の打刻スペースとして利用される。また、ブラケット14に、例えばテールランプ10をネジ締結、固定するための取付穴も形成するようにしてもよい。
左右のシートレール3R、3Lの後端部には、ブリッジ9よりも後方において、燃料タンク取付ブラケット20、20が内側に向けて突設される。燃料タンク取付ブラケット20、20は、略水平な燃料タンク取付面を有し、この取付面にて面状に荷重を受けるものである。
図2に示すように、燃料タンク8は、シートレール3R、3L間の幅に合わせるように前方が幅広で、後方がやや幅狭となる形状を有する。つまり、シートレール3R、3Lは、燃料タンク8の左右の側方を通過して前後に延びている。燃料タンク8は上側部材と下側部材を接合して形成され、燃料タンク8の周囲には、上側部材と下側部材の接合箇所であり取付け部としても機能するフランジ8aが形成されている。また、図3に示すように、燃料タンク8は、車体側面視においてシートレール3R、3Lの上下に膨出し、下部の前側部にリヤクッションユニット19の逃げ形状8eを有する。逃げ形状8eは、燃料タンク8の前左下の角部をへこませることで形成されている。
燃料タンク8の上面8bは、前部側の面8cに比べて後部側の面8dが一段下がった形状を有する。燃料タンク8の上面8bには、ブリッジ9よりも前方に給油口23が設けられる。つまり、給油口23は、一段高く形成された前部側の面8cに配置されている。また、給油口23は前部側の面8cの車両の左右方向の一方側に偏った位置に配置され、前部側の面8cの他方側に燃料ポンプが配置されている。
燃料タンク8の上面8bは、前部側の面8cに比べて後部側の面8dが一段下がった形状を有する。燃料タンク8の上面8bには、ブリッジ9よりも前方に給油口23が設けられる。つまり、給油口23は、一段高く形成された前部側の面8cに配置されている。また、給油口23は前部側の面8cの車両の左右方向の一方側に偏った位置に配置され、前部側の面8cの他方側に燃料ポンプが配置されている。
ここで、燃料タンク8の取付け構造について説明する。
ブリッジ9よりも前方となるシートレール3R、3Lの中間位置間にブリッジチューブ25が架設されており、燃料タンク8の前部は、フランジ8aがブリッジチューブ25に載置されるかたちで支持される。つまり、ブリッジチューブ25は、燃料タンク8の前側を横切るように収納ボックス7と燃料タンク8の間に配置される。
一方、燃料タンク8はブリッジ9の下方を通ってブリッジ9よりも後方に延出して(本実施形態では、ブラケット14の後端よりも後方に延出し、燃料タンク8の容量が確保されている)、燃料タンク8の後部は、フランジ8aが燃料タンク取付けブラケット20、20に載置されるかたちで支持される。ブリッジ9の下方には、燃料タンク8の上面8bの後部側の面8d(一段下がった形状の面)が位置する。言い換えると、ブリッジ9は、その脚部9b、9bが燃料タンク8の後部の側方に配置されて燃料タンク8の上面よりも高く上方に延び、左右の脚部9b、9b間をつなぐ左右方向延伸部9aが燃料タンク8の上面8bの後部側の面8dの上方を横切っている。
ブリッジ9よりも前方となるシートレール3R、3Lの中間位置間にブリッジチューブ25が架設されており、燃料タンク8の前部は、フランジ8aがブリッジチューブ25に載置されるかたちで支持される。つまり、ブリッジチューブ25は、燃料タンク8の前側を横切るように収納ボックス7と燃料タンク8の間に配置される。
一方、燃料タンク8はブリッジ9の下方を通ってブリッジ9よりも後方に延出して(本実施形態では、ブラケット14の後端よりも後方に延出し、燃料タンク8の容量が確保されている)、燃料タンク8の後部は、フランジ8aが燃料タンク取付けブラケット20、20に載置されるかたちで支持される。ブリッジ9の下方には、燃料タンク8の上面8bの後部側の面8d(一段下がった形状の面)が位置する。言い換えると、ブリッジ9は、その脚部9b、9bが燃料タンク8の後部の側方に配置されて燃料タンク8の上面よりも高く上方に延び、左右の脚部9b、9b間をつなぐ左右方向延伸部9aが燃料タンク8の上面8bの後部側の面8dの上方を横切っている。
燃料タンク8の後部の取付け構造をより詳細に説明する。燃料タンク取付けブラケット20には、取付面の裏側にタンク固定用ナット(不図示)が固定されている。また、図2に示すように、燃料タンク8の後部のフランジ8aの左右のコーナには、燃料タンク取付けブラケット20のナットに対応する穴が形成されている。取付けブラケット20にフランジ8aを載置した状態で、上方から穴にネジ30を締結することにより、燃料タンク8の後部を固定することができる。燃料タンク取付けブラケット20に関し、左右一対配置する構成で中央が連結されていない構造のため、燃料タンク8との干渉が回避でき、燃料タンク8側の取付箇所をフランジ8aの左右のコーナ部としたことで、燃料タンク8の後部を燃料タンク取付けブラケット20の前端縁よりも後方に配置することが可能となって、燃料タンクの容量をより確保することができる。
また、図2に示すように、車体平面視において、燃料タンク取付ブラケット20への燃料タンク8の固定箇所(ネジ30を参照)の内側に、ブラケット14へのグラブバー13(又はキャリア)の固定箇所(取付穴14aを参照)が配置される。つまり、ブリッジ9の後ろ側であってブラケット14の車両左右方向の外側に燃料タンク8の固定箇所が配置されている。これにより、燃料タンク8の組み付けと、グラブバー13の組み付けとが干渉するのを避けて、組み付け作業が容易になる。図5に示すように、グラブバー13が組み付けられると、グラブバー13の取付腕部が燃料タンク8の固定箇所の上方に配置され、グラブバー13により、燃料タンク取付ブラケット20への燃料タンク8の固定箇所が覆い隠されることになる。なお、グラブバー13の取付腕部は、シート12の下面に取り付けられた荷重受けのクッションが当接する当接面としても働き、広いクッション間隔を確保しつつブラケット14の小型化に寄与している。
以上述べたように、燃料タンク8がブリッジ9の下方を通って後方に延出する構造としたので、ブリッジ9の下方のスペースを有効に利用して、燃料タンク8の容量を確保することができる。或いは、燃料タンク8を後方に位置させて、燃料タンク8の前方の収納ボックス7の容量を確保することができる。
このように燃料タンク8の容量を確保できるので、特許文献1のように、燃料タンクの下部の各側部を各シートレールの下方にまで延出させる必要もなくなる。したがって、シートレールの下方にエアクリーナやクッションユニット等を配置する際の自由度を確保することができる。
このように燃料タンク8の容量を確保できるので、特許文献1のように、燃料タンクの下部の各側部を各シートレールの下方にまで延出させる必要もなくなる。したがって、シートレールの下方にエアクリーナやクッションユニット等を配置する際の自由度を確保することができる。
また、燃料タンク8を、ブリッジ9ではなく、ブリッジ9とは別体の燃料タンク取付ブラケット20、20により支持するようにしたので、ブリッジ9に作用するシート荷重や衝撃等が燃料タンク8に伝わらないようにすることができる。また、ブリッジ9で燃料タンク8を支持しなくてよいので、ブリッジ9の設計の自由度が高まり、例えばシート12の後部の支持箇所をできるだけ後方に配置して、シート座面を拡げることができる。また、図5に示すように、ブリッジ9にグラブバー13やキャリアを固定する際に、グラブバー13やキャリアの支持箇所を後方に配置して、力点との距離を縮めることによりグラブバー13やキャリアに作用する曲げモーメントを低減させることができる。
また、燃料タンク8のフランジ8aが燃料タンク取付けブラケット20に載置されるかたちで支持されるので、燃料タンク8の重量を面状に受けることができる。これにより、例えば燃料タンク8を吊り下げるかたちで支持するのに比べて、燃料タンク8にかかる負担を軽減させ、強度上有利になる。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
上記実施形態では、ブリッジ9がパイプ材からなる例を説明したが、それに限定されるものではなく、例えばブリッジ9が板材からなる構成としてもよい。
上記実施形態では、ブリッジ9がパイプ材からなる例を説明したが、それに限定されるものではなく、例えばブリッジ9が板材からなる構成としてもよい。
1:ヘッドパイプ、2:ダウンチューブ、3R、3L:シートレール、8:燃料タンク、8a:フランジ、8b:上面、9:ブリッジ、9a:左右方向延伸部、9b:脚部、12:シート、13:グラブバー、14:ブラケット、15:エンジンユニット、20:燃料タンク取付けブラケット
Claims (5)
- 車体前後方向に延びる左右のシートレールと、
前記左右のシートレール間に架設されるブリッジと、
前記左右のシートレール間に配置される燃料タンクと、
前記ブリッジよりも後方で前記左右のシートレールに設けられた燃料タンク取付ブラケットとを備え、
前記燃料タンクが前記ブリッジの下方を通って後方に延出して、前記燃料タンクの後部が前記燃料タンク取付ブラケットに固定されることを特徴とする自動二輪車。 - 前記ブリッジは、前記左右のシートレールの上面に立設された脚部と、前記左右の脚部間をつなぐ左右方向延伸部とからなる門型を呈することを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
- 前記ブリッジの左右方向延伸部には、後方に延出するブラケットが設けられ、
車体平面視において、前記燃料タンク取付ブラケットへの前記燃料タンクの固定箇所の内側に、前記ブラケットへのグラブバー又はキャリアの固定箇所が配置されることを特徴とする請求項2に記載の自動二輪車。 - 前記燃料タンクの上面は、前部側の面に比べて後部側の面が一段下がった形状を有し、
前記ブリッジの下方に、前記燃料タンクの上面の後部側の面が位置することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の自動二輪車。 - 前記燃料タンクは、車体側面視において前記シートレールの上下に膨出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の自動二輪車。
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