JP2016007023A - ワイヤレスネットワーク環境における測定結果および情報の収集 - Google Patents

Abstract

【課題】ネットワーク情報を通信するための方法を含む、方法、装置及びコンピュータ可読媒体を提供する。
【解決手段】方法は、モバイルデバイスからアクセスポイントに要求メッセージを送信することと、モバイルデバイスにおいて、要求メッセージを受信したことに応答してアクセスポイントから送信される応答メッセージを受信することとを含む。応答メッセージは、応答メッセージのアクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む。方法はさらに、アクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む受信された応答メッセージに基づいて、応答メッセージのモバイルデバイスにおける受信信号電力レベルと、要求メッセージがモバイルデバイスから送信された第１の時刻から応答メッセージがモバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間とを、決定することを含む。
【選択図】図６Ａ

Description

本開示は全般に、通信測定結果（たとえば、信号強度、往復遅延時間など）を決定するための、システム、デバイス、方法、製品、および他の実装形態に関し、より詳細には、通信測定（たとえば、ＷｉＦｉ（登録商標）通信測定）に関連するデータを効率的に収集／取得して、測位機能（たとえば、屋内の測位）を容易にすることに関する。

モバイルデバイスを使用して、屋内のナビゲーション動作を含むナビゲーション動作を実行するには、３つの情報が、モバイルデバイスの通信しているアクセスポイントノード（ＡＰ）からのデータに基づいて決定される必要があり得る。これらの情報は、１）モバイルデバイスのアンテナによって受信される電力レベルを示すものである、受信信号強度表示（ＲＳＳＩ）として表され得る受信信号強度と、２）モバイルデバイスからＡＰに信号が送信されるのにかかる時間の長さに、その信号への応答メッセージがモバイルデバイスにおいて受信されるのにかかる時間の長さを足したものに一般に相当する、往復遅延時間（ＲＴＴ）と、３）モバイルデバイスが通信しているＡＰによって送信される電力（Ｔｘ電力）とを含む。信号の経路損失の計算を可能にするために、またはデバイスの位置の決定を容易にするために、特に、アクセスポイントが動的な送信電力制御動作を実行する状況で、Ｔｘ電力が必要とされ得る。

いくつかの実装形態では、たとえば、双方向リンクの各方向の１つのメッセージの交換を使用した小型の交信に基づいて、ＲＴＴ、ＲＳＳＩおよび／またはＴｘ電力（すなわち、送信電力）を決定して、時間とエネルギーとの消費を最適化するための、システム、装置、デバイス、および方法が提供される。

したがって、いくつかの実施形態では、ネットワーク情報を通信するための方法が提供される。方法は、モバイルデバイスからアクセスポイントに要求メッセージを送信することと、モバイルデバイスにおいて、要求メッセージを受信したことに応答してアクセスポイントから送信される応答メッセージを受信することとを含み、応答メッセージは、応答メッセージのアクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む。方法はさらに、アクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む受信された応答メッセージに基づいて、応答メッセージのモバイルデバイスにおける受信信号電力レベルと、要求メッセージがモバイルデバイスから送信された第１の時刻から応答メッセージがモバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間とを、決定することを含む。

方法の実施形態は、次の特徴の１つまたは複数を含む、本開示で説明される特徴の少なくともいくつかを含み得る。

方法はさらに、受信された応答メッセージに基づいて、アクセスポイントにおける応答メッセージの送信信号電力レベルを決定することを含み得る。

方法はさらに、応答メッセージの決定された受信信号電力レベルおよび応答メッセージの送信信号電力レベルに基づいて、たとえば、受信信号強度表示（ＲＳＳＩ）、応答メッセージと関連付けられる経路損失、および／またはモバイルデバイスとアクセスポイントとの間の距離のうちの１つまたは複数を決定することを含み得る。

応答メッセージを受信することは、アクセスポイントに許容可能な最大の信号電力レベルで、アクセスポイントから送信される応答メッセージを受信することを含み得る。

要求メッセージを送信することは、モバイルデバイスの地理的な位置の決定を容易にするために、モバイルデバイスによって測位パケットを送信することを含み得る。

方法はさらに、モバイルデバイスにおいて応答メッセージが受信されると、応答メッセージの受信信号電力レベルを測定することを含み得る。

応答メッセージを受信することは、要求メッセージを受信したことに応答して、アクセスポイントから送信される確認応答メッセージを受信することであって、受信信号電力レベルと往復遅延時間の少なくとも１つが確認応答メッセージから決定される、受信することと、アクセスポイントによって送信される測定応答メッセージを受信することであって、測定応答メッセージが測定応答メッセージのアクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む、受信することとを含み得る。

応答メッセージは、８０２．１１ｋプロトコルのＴＰＣ Ｒｅｐｏｒｔ Ｅｌｅｍｅｎｔメッセージに基づいてフォーマットされたパケットを含み得る。

応答メッセージは、たとえば、ＣＩＳＣＯ ＣＯＭＰＡＴＩＢＬＥ ＥＸＴＥＮＳＩＯＮＳ（商標）（ＣＣＸ（商標））メッセージプロトコルに基づいてフォーマットされたパケット、および／またはＱＵＩＰＳ（商標）メッセージに基づいてフォーマットされたパケットのうちの、１つまたは複数を含み得る。

いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信装置が提供される。装置は、通信メッセージを送信および受信するための送受信機と、ワイヤレス通信装置からアクセスポイントに要求メッセージを送信することと、要求メッセージを受信したことに応答して、応答メッセージのアクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含むアクセスポイントから送信される応答メッセージを、ワイヤレス通信装置において受信することとを含む動作を引き起こすように構成される、プロセッサベースのデバイスとを含む。プロセッサベースのデバイスはまた、アクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む受信された応答メッセージに基づいて、応答メッセージのワイヤレス通信装置における受信信号電力レベル、および／または、要求メッセージがワイヤレス通信装置から送信された第１の時刻から応答メッセージがワイヤレス通信装置において受信された第２の時刻までの往復遅延時間を決定する動作を引き起こすように構成される。

装置の実施形態は、方法に関連して上で説明された機能の少なくともいくつか、さらには、次の特徴の１つまたは複数も含む、本開示で説明される機能の少なくともいくつかを含み得る。

プロセッサベースのデバイスはさらに、応答メッセージの決定された受信信号電力レベルおよび応答メッセージの送信信号電力レベルに基づいて、たとえば、受信信号強度表示（ＲＳＳＩ）、応答メッセージと関連付けられる経路損失、および／またはワイヤレス通信装置とアクセスポイントとの間の距離のうちの１つまたは複数を決定する動作を引き起こすように構成され得る。

応答メッセージを受信する動作を引き起こすように構成されるプロセッサベースのデバイスは、アクセスポイントに許容可能な最大の信号電力レベルでアクセスポイントから送信される応答メッセージを受信する動作を引き起こすように構成され得る。

要求メッセージを送信する動作を引き起こすように構成されるプロセッサベースのデバイスは、ワイヤレス通信装置の地理的な位置の決定を容易にするために、ワイヤレス通信装置によって測位パケットを送信する動作を引き起こすように構成され得る。

応答メッセージを受信する動作を引き起こすように構成されるプロセッサベースのデバイスは、要求メッセージを受信したことに応答して、アクセスポイントから送信される確認応答メッセージを受信する動作であって、受信信号電力レベルと往復遅延時間の少なくとも１つが確認応答メッセージから決定される、動作と、アクセスポイントによって送信される測定応答メッセージを受信する動作であって、測定応答メッセージが測定応答メッセージのアクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む、動作とを引き起こすように構成され得る。

いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信装置が提供される。装置は、ワイヤレス通信装置からアクセスポイントに要求メッセージを送信するための手段と、ワイヤレス通信装置において、要求メッセージを受信したことに応答してアクセスポイントから送信される応答メッセージを受信するための手段であって、応答メッセージが、応答メッセージのアクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む、手段とを含む。装置はさらに、アクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む受信された応答メッセージに基づいて、応答メッセージのワイヤレス通信装置における受信信号電力レベルと、要求メッセージがワイヤレス通信装置から送信された第１の時刻から応答メッセージがワイヤレス通信装置において受信された第２の時刻までの往復遅延時間とを、決定するための手段を含む。

装置の実施形態は、方法および最初の装置に関連して上で説明された特徴の少なくともいくつか、さらには次の特徴の１つまたは複数も含む、本開示で説明される特徴の少なくともいくつかを含み得る。

装置はさらに、応答メッセージの決定された受信信号電力レベルおよび応答メッセージの送信信号電力レベルに基づいて、たとえば、受信信号強度表示（ＲＳＳＩ）、応答メッセージと関連付けられる経路損失、および／またはワイヤレス通信装置とアクセスポイントとの間の距離のうちの１つまたは複数を決定するための手段を含み得る。

応答メッセージを受信するための手段は、アクセスポイントに許容可能な最大の信号電力レベルで、アクセスポイントから送信される応答メッセージを受信するための手段を含み得る。

要求メッセージを送信するための手段は、ワイヤレス通信装置の地理的な位置の決定を容易にするために、ワイヤレス通信装置によって測位パケットを送信するための手段を含み得る。

応答メッセージを受信するための手段は、要求メッセージを受信したことに応答して、アクセスポイントから送信される確認応答メッセージを受信するための手段であって、受信信号電力レベルと往復遅延時間の少なくとも１つが確認応答メッセージから決定される、手段と、アクセスポイントによって送信される測定応答メッセージを受信するための手段であって、測定応答メッセージが測定応答メッセージのアクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む、手段とを含み得る。

いくつかの実施形態では、非一時的コンピュータ可読媒体が提供される。コンピュータ可読媒体は、プロセッサ上で実行可能な命令のセットによってプログラムされ、命令のセットは実行されると、モバイルデバイスからアクセスポイントに要求メッセージを送信することと、モバイルデバイスにおいて、要求メッセージを受信したことに応答してアクセスポイントから送信される応答メッセージを受信することであって、応答メッセージが、応答メッセージのアクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む、受信することとを含む、ネットワーク情報を通信するための動作を引き起こす。命令のセットはさらに、アクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む受信された応答メッセージに基づいて、応答メッセージのモバイルデバイスにおける受信信号電力レベルと、要求メッセージがモバイルデバイスから送信された第１の時刻から応答メッセージがモバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間とを、決定することを含む動作を引き起こす、命令を備える。

コンピュータ可読媒体の実施形態は、方法および装置に関連して上で説明された特徴の少なくともいくつか、さらには次の特徴の１つまたは複数も含む、本開示で説明される特徴の少なくともいくつかを含み得る。

命令のセットはさらに、応答メッセージの決定された受信信号電力レベルおよび応答メッセージの送信信号電力レベルに基づいて、たとえば、受信信号強度表示（ＲＳＳＩ）、応答メッセージと関連付けられる経路損失、および／またはモバイルデバイスとアクセスポイントとの間の距離のうちの１つまたは複数を決定する動作を引き起こす命令を含み得る。

応答メッセージを受信する動作を引き起こすための命令は、アクセスポイントに許容可能な最大の信号電力レベルで、アクセスポイントから送信される応答メッセージを受信する動作を引き起こすための命令を含み得る。

要求メッセージを送信する動作を引き起こすための命令は、モバイルデバイスの地理的な位置の決定を容易にするために、モバイルデバイスによって測位パケットを送信する動作を引き起こすための命令を含み得る。

応答メッセージを受信する動作を引き起こすための命令は、要求メッセージを受信したことに応答して、アクセスポイントから送信される確認応答メッセージを受信する動作であって、受信信号電力レベルと往復遅延時間の少なくとも１つが確認応答メッセージから決定される、動作と、アクセスポイントによって送信される測定応答メッセージを受信する動作であって、測定応答メッセージが測定応答メッセージのアクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む、動作とを引き起こすための、命令を含み得る。

いくつかの実施形態では、ネットワーク情報を通信するための方法が提供される。方法は、モバイルデバイスから送信された要求メッセージをアクセスポイントにおいて受信することと、要求メッセージを受信したことに応答して、応答メッセージのアクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む応答メッセージを、アクセスポイントからモバイルデバイスに送信することとを含む。アクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む応答メッセージは、応答メッセージのモバイルデバイスにおける受信信号電力レベルと、要求メッセージがモバイルデバイスから送信された第１の時刻から応答メッセージがモバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間との決定を可能にするように構成される。

方法の実施形態は、最初の方法、装置、およびコンピュータ可読媒体、さらには次の特徴の１つまたは複数に関連して上で説明された特徴の少なくともいくつかを含む、本開示で説明される特徴の少なくともいくつかを含み得る。

応答メッセージはさらに、アクセスポイントにおける応答メッセージの送信信号電力レベルの決定を可能にするように構成され得る。

応答メッセージはさらに、応答メッセージの決定された受信信号電力レベルと応答メッセージの送信信号電力レベルとを使用して、たとえば、受信信号強度表示（ＲＳＳＩ）、応答メッセージと関連付けられる経路損失、および／またはモバイルデバイスとアクセスポイントとの間の距離のうちの１つまたは複数の決定を可能にするように構成され得る。

応答メッセージを送信することは、アクセスポイントに許容可能な最大の信号電力レベルで、アクセスポイントから応答メッセージを送信することを含み得る。

要求メッセージを受信することは、モバイルデバイスの地理的な位置の決定を容易にするために、アクセスポイントによって測位パケットを受信することを含み得る。

応答メッセージを送信することは、要求メッセージを受信したことに応答して、アクセスポイントから確認応答メッセージを送信することであって、受信信号電力レベルと往復遅延時間の少なくとも１つが確認応答メッセージから決定される、送信することと、アクセスポイントによって測定応答メッセージを送信することであって、測定応答メッセージが測定応答メッセージのアクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む、送信することとを含み得る。

いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信装置が提供される。装置は、通信メッセージを送信および受信するための送受信機と、モバイルデバイスから送信された要求メッセージをワイヤレス通信装置において受信することと、要求メッセージを受信したことに応答して、応答メッセージのワイヤレス通信装置における送信信号電力レベルを表すデータを含む応答メッセージを、ワイヤレス通信装置からモバイルデバイスに送信することとを含む動作を引き起こすように構成される、プロセッサベースのデバイスとを含む。ワイヤレス通信装置における送信信号電力レベルを表すデータを含む応答メッセージは、応答メッセージのモバイルデバイスにおける受信信号電力レベルと、要求メッセージがモバイルデバイスから送信された第１の時刻から応答メッセージがモバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間との決定を可能にするように構成される。

装置の実施形態は、方法、装置、およびコンピュータ可読媒体、さらには次の特徴の１つまたは複数に関連して上で説明された特徴の少なくともいくつかを含む、本開示で説明される特徴の少なくともいくつかを含み得る。

応答メッセージを送信する動作を引き起こすように構成されるプロセッサベースのデバイスは、ワイヤレス通信装置に許容可能な最大の信号電力レベルで、ワイヤレス通信装置から応答メッセージを送信する動作を引き起こすように構成され得る。

要求メッセージを受信する動作を引き起こすように構成されるプロセッサベースのデバイスは、モバイルデバイスの地理的な位置の決定を容易にするために、ワイヤレス通信装置によって測位パケットを受信する動作を引き起こすように構成され得る。

応答メッセージを送信する動作を引き起こすように構成されるプロセッサベースのデバイスは、要求メッセージを受信したことに応答して、ワイヤレス通信装置から確認応答メッセージを送信する動作であって、受信信号電力レベルと往復遅延時間の少なくとも１つが確認応答メッセージから決定される、動作と、ワイヤレス通信装置によって測定応答メッセージを送信する動作であって、測定応答メッセージが測定応答メッセージのワイヤレス通信装置における送信信号電力レベルを表すデータを含む、動作とを引き起こすように構成され得る。

いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信装置。装置は、モバイルデバイスから送信された要求メッセージをワイヤレス通信装置において受信するための手段と、要求メッセージを受信したことに応答して、応答メッセージのワイヤレス通信装置における送信信号電力レベルを表すデータを含む応答メッセージを、ワイヤレス通信装置からモバイルデバイスに送信するための手段とを含む。ワイヤレス通信装置における送信信号電力レベルを表すデータを含む応答メッセージは、応答メッセージのモバイルデバイスにおける受信信号電力レベルと、要求メッセージがモバイルデバイスから送信された第１の時刻から応答メッセージがモバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間との決定を可能にするように構成される。

装置の実施形態は、方法、装置、およびコンピュータ可読媒体、さらには次の特徴の１つまたは複数に関連して上で説明された特徴の少なくともいくつかを含む、本開示で説明される特徴の少なくともいくつかを含み得る。

応答メッセージを送信するための手段、ワイヤレス通信装置に許容可能な最大の信号電力レベルで、ワイヤレス通信装置から応答メッセージを送信するための手段を含み得る。

要求メッセージを受信するための手段は、モバイルデバイスの地理的な位置の決定を容易にするために、ワイヤレス通信装置によって測位パケットを受信するための手段を含み得る。

応答メッセージを送信するための手段は、要求メッセージを受信したことに応答して、ワイヤレス通信装置から確認応答メッセージを送信するための手段であって、受信信号電力レベルと往復遅延時間の少なくとも１つが確認応答メッセージから決定される、手段と、ワイヤレス通信装置によって測定応答メッセージを送信するための手段であって、測定応答メッセージが測定応答メッセージのワイヤレス通信装置における送信信号電力レベルを表すデータを含む、手段とを含み得る。

いくつかの実施形態では、非一時的コンピュータ可読媒体が提供される。コンピュータ可読媒体は、プロセッサ上で実行可能な命令のセットによってプログラムされ、命令のセットは実行されると、モバイルデバイスから送信された要求メッセージをアクセスポイントにおいて受信することと、要求メッセージを受信したことに応答して、応答メッセージのアクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む応答メッセージを、アクセスポイントからモバイルデバイスに送信することとを含む、ネットワーク情報を通信するための動作を引き起こす。アクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む応答メッセージは、応答メッセージのモバイルデバイスにおける受信信号電力レベルと、要求メッセージがモバイルデバイスから送信された第１の時刻から応答メッセージがモバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間との決定を可能にするように構成される。

コンピュータ可読媒体の実施形態は、方法、装置、および最初のコンピュータ可読媒体、さらには次の特徴の１つまたは複数に関連して上で説明された特徴の少なくともいくつかを含む、本開示で説明される特徴の少なくともいくつかを含み得る。

応答メッセージを送信する動作を引き起こすための命令は、アクセスポイントに許容可能な最大の信号電力レベルで、アクセスポイントから応答メッセージを送信する動作を引き起こすための命令を含み得る。

要求メッセージを受信する動作を引き起こすための命令は、モバイルデバイスの地理的な位置の決定を容易にするために、アクセスポイントによって測位パケットを受信する動作を引き起こすための命令を含み得る。

応答メッセージを送信する動作を引き起こすための命令は、要求メッセージを受信したことに応答して、アクセスポイントから確認応答メッセージを送信する動作であって、受信信号電力レベルと往復遅延時間の少なくとも１つが確認応答メッセージから決定される、動作と、アクセスポイントによって測定応答メッセージを送信する動作であって、測定応答メッセージが測定応答メッセージのアクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む、動作とを引き起こすための命令を含み得る。

本明細書で使用される「モバイルデバイス」、「移動局」、または「ワイヤレスデバイス／ワイヤレス局」という用語は、１つまたは複数のワイヤレス通信デバイスまたはネットワークから送信されたワイヤレス信号を捕捉することと、ワイヤレス信号を１つまたは複数のワイヤレス通信デバイスまたはネットワークに送信することとを行うように構成可能である任意のポータブルまたは移動可能なデバイスまたは機械であってよい。したがって、限定ではなく例として、モバイルデバイスは、無線デバイス、携帯電話デバイス、コンピューティングデバイス、パーソナル通信システム（ＰＣＳ）デバイス、個人情報マネージャ（ＰＩＭ）、携帯情報端末（ＰＤＡ）、ラップトップ、タブレット、または、ワイヤレス通信および／またはナビゲーション信号を受信することが可能な、他の同様の移動可能なワイヤレス通信を備えたデバイス、家電機器、もしくは機械を含み得る。また、上記の用語は、衛星信号受信、支援データ受信、および／または位置に関係する処理が当該デバイスで発生するかパーソナルナビゲーションデバイス（ＰＮＤ）で発生するかにかかわらず、短距離ワイヤレス接続、赤外線接続、有線接続、または他の接続などによってＰＮＤと通信するデバイスを含むものとする。また、上記の用語は、衛星信号受信、支援データ受信、および／または位置に関係する処理が当該デバイスで行われるか、サーバで行われるか、またはネットワークに関連する別のデバイスで行われるかにかかわらず、インターネット、ＷｉＦｉ、または他のネットワークなどを介してサーバとの通信が可能である、ワイヤレス通信デバイス、コンピュータ、ラップトップなどを含むすべてのデバイスを含むものとする。上記の任意の動作可能な組合せも、「モバイルデバイス」、「移動局」、または「ワイヤレスデバイス／ワイヤレス局」と見なされる。

本明細書で使用される「ワイヤレスアクセスポイント」（ＷＡＰ）という略語は、ＬＡＮ−ＷＡＰおよび／またはＷＡＮ−ＷＡＰを指すために使用され得る。具体的には、以下で提示される説明では、「ＷＡＰ」という用語が使用される場合、実施形態は、複数のＬＡＮ−ＷＡＰ、複数のＷＡＮ−ＷＡＰ、またはこれら２つの任意の組合せからの信号を利用できるモバイルデバイスを含み得ることを、理解されたい。モバイルデバイスによって利用されているＷＡＰの具体的なタイプは、動作の環境に応じたものであり得る。その上、モバイルデバイスは、正確な位置分解能を得るために、様々なタイプのＷＡＰから動的に選択することができる。

特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、「の少なくとも１つ」または「の１つまたは複数」が後に続く項目の列挙において使用される「および」は、列挙される項目の任意の組合せが使用され得ることを示す。たとえば、「Ａ、Ｂ、およびＣの少なくとも１つ」という列挙は、ＡまたはＢまたはＣまたはＡＢまたはＡＣまたはＢＣおよび／またはＡＢＣ（すなわち、ＡおよびＢおよびＣ）という組合せのいずれをも含む。さらに、項目Ａ、Ｂ、またはＣの２つ以上の発生または使用が可能である限り、Ａ、Ｂ、および／またはＣの複数の使用が、考えられる組合せの一部を形成し得る。たとえば、「Ａ、Ｂ、およびＣの少なくとも１つ」という列挙は、ＡＡ、ＡＡＢ、ＡＡＡ、ＢＢなども含み得る。

１つまたは複数の実装形態の詳細は、添付の図面および以下の説明に記載されている。さらなる特徴、態様、および利点は、説明、図面、および特許請求の範囲から明らかになるであろう。

モバイルデバイスの例示的な動作環境の概略図。 例示的なアクセスポイントの概略図。 例示的なモバイルデバイスの様々なコンポーネントを示す概略図。 ＲＴＴ、ＲＳＳＩ、およびアクセスポイントの送信電力の決定を可能にするための、例示的な交信の信号フロー図。 例示的なＴＰＣ報告要素メッセージパケット。 ＲＴＴ、ＲＳＳＩ、およびアクセスポイントの送信電力の決定を可能にするための、別の例示的な交信の信号フロー図。 モバイルデバイスによって一般に実行される、アクセスポイントから測定情報を取得するための例示的な手順のフローチャート。 アクセスポイントによって一般に実行される、アクセスポイントから測定情報を提供するための例示的な手順のフローチャート。 汎用コンピューティングシステムの概略図。

様々な図面中の同様の参照記号は、同様の要素を示す。

本明細書で説明されるのは、モバイルデバイスからアクセスポイントに要求メッセージを送信することと、モバイルデバイスにおいて、要求メッセージを受信したことに応答してアクセスポイントから送信される応答メッセージを受信することとを含む方法を含む、方法、システム、装置、および製品であり、応答メッセージは、応答メッセージのアクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む。方法はまた、応答メッセージのアクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む、モバイルデバイスにおいて受信された応答メッセージに基づいて、少なくとも、応答メッセージのモバイルデバイスにおける受信信号電力レベル、および／または、要求メッセージがモバイルデバイスから送信された第１の時刻から応答メッセージがモバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間を、決定することを含む。いくつかの実施形態では、応答メッセージのアクセスポイントにおける送信信号電力レベル。いくつかの実施形態では、往復遅延時間を計算する時、要求を処理し応答を送信するのにアクセスポイントにおいて必要とされる期間が、要求がモバイルデバイスから送信された第１の時刻から応答メッセージがモバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までに経過する時間から、差し引かれる。

いくつかの実施形態では、本明細書で説明される方法、システム、装置、および製品はまた、モバイルデバイスから送信された要求メッセージをアクセスポイントにおいて受信することと、要求メッセージを受信したことに応答して、応答メッセージのアクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む応答メッセージを、アクセスポイントからモバイルデバイスに送信することとを含み得る。応答メッセージ（応答メッセージのアクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む）は、少なくとも、応答メッセージのモバイルデバイスにおける受信信号電力レベル、および／または、要求メッセージがモバイルデバイスから送信された第１の時刻から応答メッセージがモバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間の決定を可能にするように構成される。応答メッセージはまた、応答メッセージの送信信号電力レベルを決定するために使用され得る。

したがって、図面を参照すると、図１は、モバイルデバイス１０８の例示的な動作環境１００の概略図である。モバイルデバイス（ワイヤレスデバイスまたは基地局とも呼ばれる）１０８は、ローカルエリアネットワークデバイス（またはノード）、ワイドエリアワイヤレスネットワークノード、衛星通信システムなどを含む、複数のタイプの他の通信システム／デバイスとともに動作し、またはそれらと対話するように構成されてよいので、モバイルデバイス１０８は、様々なタイプの通信システムと通信するための１つまたは複数のインターフェースを含み得る。本明細書で使用される場合、モバイルデバイス１０８が通信できる通信システム／デバイスは、アクセスポイント（ＡＰ）とも呼ばれる。モバイルデバイスはまた、モバイルデバイスの範囲内にある１つまたは複数の通信システムと通信することによってモバイルデバイスの位置（概略的な位置またはかなり正確な位置）を決定し、たとえば、往復遅延時間（ＲＴＴ）および／または受信信号強度インジケータ（ＲＳＳＩ）のようなパラメータを、決定／測定するように構成される。いくつかの実装形態では、以下でより詳しく説明されるように、モバイルデバイス１０８が通信できる様々な通信システムは、たとえばモバイルデバイスの位置のより正確な決定を可能にするためにモバイルデバイス１０８によって使用される様々な通信システム／ノードによって送信される信号電力についての情報を、モバイルデバイス１０８に送信するように構成され得る（特に、送信する通信システム／ノードが動的な電力制御動作を実行でき、このことが結果として、そうしたシステム／ノードによって送信される信号の送信電力の変動をもたらす状況において）。

動作環境１００は、１つまたは複数の異なるタイプのワイヤレス通信システムまたはノードを含み得る。たとえば、動作環境１００は、ワイヤレス音声および／またはデータ通信にも使用され位置データの別の独立な情報源としても利用され得る、ローカルエリアネットワークワイヤレスアクセスポイント（ＬＡＮ−ＷＡＰ）１０６ａ〜ｅを含み得る。ＬＡＮ−ＷＡＰ １０６は、ワイヤレスローカルエリアネットワーク（ＷＬＡＮ）の一部であってよく、ＷＬＡＮは、建物内で動作することができ、ＷＷＡＮよりも狭い地理的領域で通信を行うことができる。加えて、いくつかの実施形態では、アクセスポイント１０６ａ〜ｅはまた、ＷＷＡＮネットワークの一部であるピコセルまたはフェムトセルであってよい。いくつかの実施形態では、ＬＡＮ−ＷＡＰ １０６ａ〜ｅは、たとえば、ＷｉＦｉネットワーク（８０２．１１ｘ）、セルラーピコネットおよび／またはフェムトセル、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）ネットワークなどの一部であってよい。５個のＬＡＮ−ＷＡＰアクセスポイントが図１に図示されるが、任意の数のそのようなＬＡＮ−ＷＡＰが使用されてよく、いくつかの実施形態では、動作環境１００は、ＬＡＮ−ＷＡＰアクセスポイントをまったく含まなくてよく、または、単一のＬＡＮ−ＷＡＰアクセスポイントを含んでよい。さらに、図１に図示されるＬＡＮ−ＷＡＰ １０６ａ〜ｅの各々は移動可能なノードであってよく、または、他の方法で再配置可能であってよい。

モバイルデバイス１０８の位置は、いくつかの実装形態では、たとえば、到着時間の技法を使用して決定されてよく、この技法においては、送信するアクセスポイントまでの概略的な距離がアクセスポイントからの受信された信号に基づいて決定され、概略的な位置を決定するために、上記の決定された距離に対して動作が実行される。各信号は、受信された信号に含まれ得る何らかの形式の識別情報（たとえば、ＭＡＣアドレスのような）に基づいて、発信側のＬＡＮ−ＷＡＰと関連付けられ得る。モバイルデバイス１０８は次いで、たとえばＲＴＴを取得するために、受信された信号の各々と関連付けられる時間遅延を導出することができる。いくつかの実装形態では、モバイルデバイス１０８は次いで、ＬＡＮ−ＷＡＰの各々との時間遅延と識別情報とを含み得るメッセージを形成し、ネットワーク１１２を介して測位サーバ１１０にメッセージを送信することができる。受信されたメッセージに基づいて、測位サーバは次いで、モバイルデバイス１０８の位置を決定することができる。測位サーバ１１０は、たとえば、局所的な座標系におけるモバイルデバイスの位置を指し示すものを含む位置構成情報（ＬＣＩ）メッセージを生成し、それを基地局に提供することができる。モバイルデバイス１０８の位置を計算する時、測位サーバは、ワイヤレスネットワーク内の要素によってもたらされ得る様々な遅延を考慮することができる。いくつかの実装形態では、モバイルデバイス１０８の位置は、情報（１つまたは複数のアクセスポイントと関連付けられるＲＴＴおよびＲＳＳＩ、ならびに／または、１つまたは複数のアクセスポイントのそれぞれの送信信号電力のような）を測位サーバ１１０に送信する必要なく、モバイルデバイス１０８において決定され得る。デバイス１０８はまた、アクセスポイントから受信されたメッセージの信号電力／強度と、発信地点（すなわち、アクセスポイント）における信号電力／強度に関するデータとを測定して、それらのメッセージのＲＳＳＩを計算し、アクセスポイントまでの概略的な距離を決定し、その距離から、モバイルデバイスの概略的な位置を決定することができる。

位置決定プロセスに参加するアクセスポイント（たとえば、ＷＡＰノードの任意の組合せ）は、モバイルデバイス１０８のようなモバイルデバイスから送信された要求メッセージ（測位パケットのような）を受信し、要求メッセージを受信したことに応答して、応答メッセージのアクセスポイントにおける送信信号電力レベル（Ｔｘと図示されることがある）を表すデータを含む応答メッセージを送信するように構成され得る。たとえば、応答メッセージの信号送信電力を表すデータは、信号中に符号化されまたは含まれる実際の電力値、モバイルデバイスに記憶された参照テーブルを使用して電力レベルに割り当てられ得る電力レベルを表す符号などを含み得る。いくつかの実施形態では、ワイヤレスＬＡＮアクセスポイントは、一連の測定要求を定義しレイヤ１およびレイヤ２のクライアント統計情報を提供する、ＩＥＥＥ ８０２．１１ｋ規格に基づいて、通信方式を実装することができる。８０２．１１ｋの改正が定義する測定のいくつかには、ローミング判断、高周波（ＲＦ）チャネルについての情報、隠されたノード、クライアント統計情報、および送信電力制御（ＴＰＣ）がある。したがって、たとえば、ＩＥＥＥ ８０２．１１ｋベースの実装形態を使用したアクセスポイントは、その送信信号電力に関連するＴＰＣ情報を、モバイルデバイスに提供することができる。述べられたように、ＩＥＥＥ ８０２．１１ｋベースの実装形態を使用してアクセスポイントからＴＰＣ情報を送信することは、モバイルデバイス（モバイルデバイス１０８のような）から送信された要求メッセージに応答して行われ得る。いくつかの実施形態では、アクセスポイントは、許容可能な最大の電力レベルで応答メッセージを送信することで、モバイルデバイスが通信できるＡＰの範囲と数とを大きくするように構成され得る。最大の電力レベルを示すものは、モバイルデバイスが通信できる様々なアクセスポイントによって送信される応答メッセージに含まれ得る。

アクセスポイントによって送信される応答メッセージは、応答メッセージの送信信号電力レベルと、モバイルデバイスにおける応答メッセージの受信信号電力レベルと、要求メッセージがモバイルデバイスから送信された第１の時刻から応答メッセージがモバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間との、決定を可能にするように構成される。したがって、そのような実施形態では、単一の要求メッセージの単一の交換および少なくとも１つの応答メッセージが、モバイルデバイスに少なくとも３つの情報を提供するために使用されてよく、３つの情報とはすなわち、アクセスポイントからの応答信号がモバイルデバイスに到達した時刻（到達時刻またはＴＯＡとも呼ばれる）、応答メッセージのモバイルデバイスにおける受信信号強度、およびアクセスポイントにおける送信信号電力である。これらの３つの情報は、たとえば、要求メッセージがモバイルデバイスから送信された第１の時刻から応答メッセージがモバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間と、ＲＳＳＩとを決定するために使用され得る。送信電力は、たとえば、モバイルデバイスの位置（たとえば、ＲＳＳＩおよびＴｘの値から決定されたモバイルデバイスとＡＰの間の距離に基づいて）、および／または応答メッセージと関連付けられる経路損失を決定するために、計算されたＲＳＳＩとともに使用され得る。以下でより詳しく説明されるように、いくつかの実施形態では、アクセスポイントは、要求メッセージに応答した返信を、２つ以上の応答メッセージに分割することができる。

決定されたＲＳＳＩおよび／またはモバイルデバイスが交換を完了したアクセスポイントに関連して決定されたＲＴＴに基づいて、かつ／または、追加のアクセスポイントに対する追加の決定されたＲＴＴおよびＲＳＳＩに基づいて、モバイルデバイス１０８の位置が決定され得る。一般に、決定された受信信号強度インジケータおよび／または１つまたは複数のアクセスポイントから受信されたＲＴＴ（各々が、アクセスポイントと関連付けられる固有のＭＡＣアドレスのような、アクセスポイント識別子によって識別され得る）が、デバイスの位置の推定を行うために使用され得る。たとえば、既知の地理的な位置に関する複数のアクセスポイントの、地理的な位置、電力プロファイル、およびＲＴＴを含むデータベース（デバイス１０８または測位サーバ１１０に記憶され得る）が、現在の決定されたＲＳＳＩおよび／またはＲＴＴの値と比較され得る。これらの既知の位置を使用して、アクセスポイントまでのデバイス１０８の相対的な距離を決定することができ、デバイスの概略的な地理的位置が（たとえば、三角測量動作を使用して）計算／導出され得る。応答メッセージに含まれるＴｘ電力が、メッセージを送信したＡＰまでのモバイルデバイスの相対的な距離をより正確に決定するために使用され得る。ＲＴＴおよび／またはＲＳＳＩのような測定結果に基づいてモバイルデバイスの位置を決定するさらなる例示的な実施形態は、たとえば、内容の全体が参照によって本明細書に組み込まれる、「Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｐｏｓｉｔｉｏｎ Ｄｅｔｅｒｍｉｎａｔｉｏｎ Ｕｓｉｎｇ Ａｄｊｕｓｔｅｄ Ｒｏｕｎｄ Ｔｒｉｐ Ｔｉｍｅ Ｍｅａｓｕｒｅｍｅｎｔｓ」という表題の、米国特許出願第１２／６２２，２８９号（米国特許出願公開第２０１０／０１３５１７８号）において提供される。いくつかの実施形態では、モバイルデバイスの位置はまた、たとえば、信号強度およびＲＴＴの実際の測定値を予測値と比較して、モバイルデバイスの位置の候補の各々において、測定されたＲＳＳＩ／ＲＴＴを観測する確率を評価することによって、決定され得る。

続けて図１を参照すると、動作環境１００はまた、いくつかの実施形態では、ワイヤレス音声および／またはデータ通信のために使用できかつモバイルデバイス１０８がその場所／位置を決定する材料になり得る別の独立した情報源として機能できる、複数の１つまたは複数のタイプのワイドエリアネットワークワイヤレスアクセスポイント（ＷＡＮ−ＷＡＰ）１０４ａ〜ｃを含み得る。ＷＡＮ−ＷＡＰ １０４ａ〜ｃは、セルラー基地局および／または、たとえばＷｉＭＡＸ（登録商標）（たとえば、８０２．１６）のような他のワイドエリアワイヤレスシステムを含み得る、ワイドエリアワイヤレスネットワーク（ＷＷＡＮ）の一部であってよい。ＷＷＡＮは、図１に示されていない他の既知のネットワークコンポーネントを含み得る。通常、ＷＷＡＮ内の各ＷＡＮ−ＷＡＰ １０４ａ〜１０４ｃは、固定された位置から動作し、広範囲の都市領域および／または地域的な領域にわたるネットワークカバレッジを提供することができる。３つのＷＡＮ−ＷＡＰが図１では図示されているが、任意の数のそのようなＷＡＮ−ＷＡＰが使用され得る。いくつかの実施形態では、動作環境１００は、ＷＡＮ−ＷＡＰをまったく含まなくてよく、または単一のＷＡＮ−ＷＡＰを含んでよい。加えて、図１に図示されるＷＡＮ−ＷＡＰ １０４の各々は移動可能なノードであってよく、または、他の方法で再配置可能であってよい。

したがってまた、いくつかの実施形態では、位置決定技法は、ワイドエリアワイヤレスネットワーク（ＷＷＡＮ）、ワイヤレスローカルエリアネットワーク（ＷＬＡＮ）、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク（ＷＰＡＮ）などのような様々なワイヤレス通信ネットワークを使用して実装され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は交換可能に使用されることがある。ＷＷＡＮは、符号分割多元接続（ＣＤＭＡ）ネットワーク、時間分割多元接続（ＴＤＭＡ）ネットワーク、周波数分割多元接続（ＦＤＭＡ）ネットワーク、直交周波数分割多元接続（ＯＦＤＭＡ）ネットワーク、シングルキャリア周波数分割多元接続（ＳＣ−ＦＤＭＡ）ネットワーク、ＷｉＭＡＸ（ＩＥＥＥ ８０２．１６）などであってよい。ＣＤＭＡネットワークは、ｃｄｍａ２０００、広帯域ＣＤＭＡ（Ｗ−ＣＤＭＡ（登録商標））などのような、１つまたは複数の無線アクセス技術（ＲＡＴ）を実装することができる。ｃｄｍａ２０００は、ＩＳ−９５規格、ＩＳ−２０００規格、および／またはＩＳ−８５６規格を含む。ＴＤＭＡネットワークは、Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ（ＧＳＭ）（登録商標）、Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｄｖａｎｃｅｄ Ｍｏｂｉｌｅ Ｐｈｏｎｅ Ｓｙｓｔｅｍ（Ｄ−ＡＭＰＳ）、または何らかの他のＲＡＴを実装することができる。ＧＳＭおよびＷ−ＣＤＭＡは、「３ｒｄ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ Ｐａｒｔｎｅｒｓｈｉｐ Ｐｒｏｊｅｃｔ」（３ＧＰＰ）という名称の組織からの文書に記載されている。ｃｄｍａ２０００は、「３ｒｄ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ Ｐａｒｔｎｅｒｓｈｉｐ Ｐｒｏｊｅｃｔ２」（３ＧＰＰ２）という名称の組織からの文書に記載されている。３ＧＰＰおよび３ＧＰＰ２の文書は公に入手可能である。ＷＬＡＮは、ＩＥＥＥ ８０２．１１ｘネットワークであってもよく、ＷＰＡＮは、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈネットワーク、ＩＥＥＥ ８０２．１５ｘネットワーク、または他の何らかのタイプのネットワークであってよい。本明細書で説明される技法はまた、ＷＷＡＮ、ＷＬＡＮ、および／またはＷＰＡＮの任意の組合せに対して使用され得る。

ＷＬＡＮを使用して位置を導出する時、モバイルデバイス１０８は、到達時刻の技法を、任意選択で、測位サーバ１１０およびネットワーク１１２の支援とともに利用することができる。したがって、モバイルデバイス１０８は、異なるタイプのＷＡＰ（たとえば、セルラー基地局、ＷｉＭＡＸ基地局など）を含み得るＷＡＮ−ＷＡＰ １０４を使用して、位置情報を決定するように構成され得る。そのような動作環境では、モバイルデバイス１０８は、各々の異なるタイプのＷＡＮ−ＷＡＰからの信号を使用して、精度を上げることが可能であり得る。測位サーバ１１０は、ネットワーク１１２を通じてモバイルデバイス１０８と通信することができる。いくつかの実施形態では、モバイルデバイスとの通信リンクを確立してモバイルデバイスの位置決定を可能にするように構成される少なくとも１つのＷＬＡＮ−ＷＡＰアクセスポイントは、モバイルデバイス１０８からの要求メッセージに応答して、アクセスポイントにおける信号送信電力を表す情報（たとえば、信号中に符号化されまたは含まれる実際の電力値、モバイルデバイスに記憶された参照テーブルを使用して電力レベルに割り当てられ得る電力レベルを表す符号など）を少なくとも含むメッセージを、モバイルデバイス１０８に送信するように構成され得る。アクセスポイントにおける信号送信電力を表す情報を含むそのような応答メッセージは、モバイルデバイス１０８において、アクセスポイントにおける送信電力、ＲＴＴ、および／またはＲＳＳＩを決定するために使用され得る。

いくつかの実施形態では、さらに図１に図示されるように、モバイルデバイス１０８はまた、衛星測位システム（ＳＰＳ）１０２からの情報を少なくとも受信するように構成されてよく、この情報は、モバイルデバイス１０８の位置情報の独立した情報源として使用され得る。したがって、モバイルデバイス１０８は、ＳＰＳ衛星から地理的な位置情報を導出するための信号を受信するように特別に設計される、１つまたは複数の専用のＳＰＳ受信機を含み得る。したがって、いくつかの実施形態では、モバイルデバイス１０８は、ＳＰＳ衛星１０２、ＷＡＮ−ＷＡＰ １０４、および／またはＬＡＮ−ＷＡＰ １０６のうちのいずれか１つまたは組合せから、位置情報を導出することができる。前述のシステムの各々が、異なる技法を使用して、モバイルデバイス１０８の位置の、独立した情報の推定を提供することができる。いくつかの実施形態では、モバイルデバイスは、異なるタイプのアクセスポイントの各々から導出された解決法を組み合わせて、位置データの精度を上げることができる。

モバイルデバイス１０８が衛星信号を受信できる実施形態では、モバイルデバイスは、ＳＰＳ衛星１０２によって送信される複数の信号から位置データを抽出する、ＳＰＳとともに使用するために特別に実装される受信機を利用することができる。送信される衛星信号は、たとえば、設定された数のチップの反復する擬似ランダム雑音（ＰＮ）コードでマークされた信号を含んでよく、地上ベースの制御局、ユーザ機器、および／または宇宙船上に位置し得る。衛星測位システムは、全地球測位システム（ＧＰＳ）、Ｇａｌｉｌｅｏ、Ｇｌｏｎａｓｓ、Ｃｏｍｐａｓｓ、日本の準天頂衛星システム（ＱＺＳＳ）、インドのＩｎｄｉａｎ Ｒｅｇｉｏｎａｌ Ｎａｖｉｇａｔｉｏｎａｌ Ｓａｔｅｌｌｉｔｅ Ｓｙｓｔｅｍ（ＩＲＮＳＳ）、中国の北斗などのようなシステム、ならびに／あるいは、１つまたは複数の世界的なおよび／または地域的なナビゲーション衛星システムに関連付けられ、または場合によってはそれらのシステムとともに使用することが可能であり得る、様々な補強システム（たとえば、静止衛星型衛星航法補強システム（ＳＢＡＳ））を含み得る。限定ではなく例として、ＳＢＡＳは、たとえば、Ｗｉｄｅ Ａｒｅａ Ａｕｇｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｓｙｓｔｅｍ（ＷＡＡＳ）、Ｅｕｒｏｐｅａｎ Ｇｅｏｓｔａｔｉｏｎａｒｙ Ｎａｖｉｇａｔｉｏｎ Ｏｖｅｒｌａｙ Ｓｅｒｖｉｃｅ（ＥＧＮＯＳ）、Ｍｕｌｔｉ−ｆｕｎｃｔｉｏｎａｌ Ｓａｔｅｌｌｉｔｅ Ａｕｇｍｅｎｔａｔｉｏｎ Ｓｙｓｔｅｍ（ＭＳＡＳ）、ＧＰＳ Ａｉｄｅｄ Ｇｅｏ Ａｕｇｍｅｎｔｅｄ Ｎａｖｉｇａｔｉｏｎ ｏｒ ＧＰＳ ａｎｄ Ｇｅｏ Ａｕｇｍｅｎｔｅｄ Ｎａｖｉｇａｔｉｏｎ ｓｙｓｔｅｍ（ＧＡＧＡＮ）などのような、完全性情報を提供し差分補正を行うなどする、（１つまたは複数の）補強システムを含み得る。

ここで、図２Ａを参照すると、図１に図示された様々なアクセスポイントのいずれかと同様であってよく、かつそれと同様の機能を有するように構成され得る、例示的なアクセスポイント２７０の概略図が示される。アクセスポイント２７０は、たとえば図１のモバイルデバイス１０８のような、ワイヤレスノードと通信するための送受信機２７２を含み得る。送受信機２７２は、信号（たとえば、ダウンリンクメッセージ）を送信するための送信機２７６と、信号（たとえば、アップリンクメッセージ）を受信するための受信機２７８とを含み得る。同様に、アクセスポイント２７０は、他のネットワークノードと通信する（たとえば、クエリおよび応答を送信し受信する）ためのネットワークインターフェース２８０を含み得る。たとえば、各ネットワーク要素は、１つまたは複数のコアネットワークノード（たとえば、図１に示される他のアクセスポイント、測位サーバ１１０、および／または他のネットワークデバイスもしくはノードのいずれか）との通信を容易にするために、ゲートウェイまたはネットワークの他の適切なエンティティと通信する（たとえば、有線またはワイヤレスバックホール通信）ように構成され得る。追加で、かつ／または代替的に、他のネットワークノードとの通信はまた、送受信機２７２を使用して実行され得る。

アクセスポイント２７０はまた、本明細書で説明される交信に関連して使用され得る他のコンポーネントを含み得る。たとえば、アクセスポイント２７０は、いくつかの実施形態では、他のノードとの通信を管理し（たとえば、メッセージを送信および受信し）、他の関連する機能を提供するための、通信コントローラ２８２を含み得る。加えて、アクセスポイント２７０は、近隣との関係を管理し（たとえば、近隣リスト２８６を保持し）他の関連する機能を提供するための、近隣関係コントローラ（たとえば、近隣発見モジュール）２８４を含み得る。通信コントローラは、いくつかの実施形態では、図７に関連して示され説明されるものと同様の構成および機能を伴う、プロセッサベースのデバイスとして実装され得る。

したがって、アクセスポイント２７０は、以下でより具体的に説明されるように、モバイルデバイスから送信された要求メッセージをアクセスポイントにおいて受信し、要求メッセージを受信したことに応答して、アクセスポイントにおける応答メッセージの送信信号電力レベルを表すデータを含む応答メッセージを、モバイルデバイスに送信するように構成され得る。そのような送信される応答メッセージは、応答メッセージの送信信号電力レベルと、モバイルデバイスにおける応答メッセージの受信信号電力レベルと、要求メッセージがモバイルデバイスから送信された第１の時刻から応答メッセージがモバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間との、決定を可能にするように構成され得る。

図２Ｂを参照すると、図１のモバイルデバイス１０８と同様であり得る、例示的なモバイルデバイス２００の様々なコンポーネントを示す概略図が示される。簡単のために、図２Ｂのボックス図に示される様々な特徴／コンポーネント／機能は、共通バスを使用して互いに接続されており、これらの様々な特徴／コンポーネント／機能が互いに動作可能に結合されることを表す。ポータブルワイヤレスデバイスを動作可能に結合し構成するために、他の接続、機構、特徴、機能などが必要に応じて提供され、適合され得る。さらに、図２Ｂの例に示される特徴または機能のうちの１つまたは複数は、さらに再分割されてよく、あるいは図２Ｂに示される特徴または機能のうちの２つ以上が組み合わされてよい。加えて、図２Ｂに示される特徴または機能の１つまたは複数は、除外されてよい。

示されるように、モバイルデバイス２００は、１つまたは複数のアンテナ２０２に接続され得る、１つまたは複数のローカルエリアネットワーク送受信機２０６を含み得る。ローカルエリアネットワーク送受信機２０６は、図１に図示されるＬＡＮ−ＷＡＰ １０６ａ〜ｅの１つまたは複数と通信し、かつ／またはＬＡＮ−ＷＡＰ １０６ａ〜ｅの１つまたは複数への／からの信号を検出し、かつ／またはネットワーク内の他のワイヤレスデバイスと直接通信するための、適切なデバイス、ハードウェア、および／またはソフトウェアを備える。いくつかの実施形態では、ローカルエリアネットワーク送受信機２０６は、１つまたは複数のワイヤレスアクセスポイントとの通信に適切なＷｉＦｉ（８０２．１１ｘ）通信システムを備え得るが、いくつかの実施形態では、ローカルエリアネットワーク送受信機２０６は、他のタイプのローカルエリアネットワーク、パーソナルエリアネットワーク（たとえば、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ）などを備え得る。加えて、任意の他のタイプのワイヤレスネットワーキング技術、たとえば、Ｕｌｔｒａ Ｗｉｄｅ Ｂａｎｄ、ＺｉｇＢｅｅ、ワイヤレスＵＳＢなどが使用され得る。

モバイルデバイス２００はまた、いくつかの実装形態では、１つまたは複数のアンテナ２０２に接続され得る１つまたは複数のワイドエリアネットワーク送受信機２０４を含み得る。ワイドエリアネットワーク送受信機２０４は、図１に示されるＷＡＮ−ＷＡＰ １０４ａ〜ｃの１つまたは複数と通信し、かつ／またはＷＡＮ−ＷＡＰ １０４ａ〜ｃの１つまたは複数への／からの信号を検出し、かつ／またはネットワーク内の他のワイヤレスデバイスと直接通信するための、適切なデバイス、ハードウェア、および／またはソフトウェアを備え得る。いくつかの実装形態では、ワイドエリアネットワーク送受信機２０４は、ワイヤレス基地局のＣＤＭＡネットワークと通信するのに適切な、ＣＤＭＡ通信システムを備え得る。いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信システムは、たとえば、ＴＤＭＡまたはＧＳＭのような別のタイプのセルラー電話ネットワークを備え得る。加えて、任意の他のタイプのワイヤレスネットワーキング技術、たとえばＷｉＭＡＸ（８０２．１６）などが使用され得る。

いくつかの実施形態では、ＳＰＳ受信機２０８は、モバイルデバイス２００にも含まれ得る。ＳＰＳ受信機２０８は、衛星信号を受信するための１つまたは複数のアンテナ２０２に接続され得る。ＳＰＳ受信機２０８は、ＳＰＳ信号を受信し処理するための、任意の適切なハードウェアおよび／またはソフトウェアを備え得る。ＳＰＳ受信機２０８は、他のシステムから適宜情報を要求することができ、任意の適切なＳＰＳ手順によって取得される測定結果を一部使用してモバイルデバイス２００の位置を決定するのに必要な計算を実行することができる。

いくつかの実施形態では、運動センサ２１２がプロセッサ２１０に結合されて、ワイドエリアネットワーク送受信機２０４、ローカルエリアネットワーク送受信機２０６、およびＳＰＳ受信機２０８によって受信される信号から導出される運動データとは独立の、相対的な運動情報および／または方向情報を提供することができる。限定ではなく例として、運動センサ２１２は、加速度計（たとえば、ＭＥＭＳデバイス）、ジャイロスコープ、地磁気センサ（たとえば、コンパス）、高度計（たとえば、気圧高度計）、および／または任意の他のタイプのセンサを利用することができる。その上、運動センサ２１２は、複数の異なるタイプのデバイスを含み、運動情報を提供するためにそれらの出力を合成することができる。

プロセッサ（コントローラとも呼ばれる）２１０は、ローカルエリアネットワーク送受信機２０６、ワイドエリアネットワーク送受信機２０４、ＳＰＳ受信機２０８、および運動センサ２１２に接続され得る。プロセッサは、処理機能と、さらに他の計算機能と制御機能とを提供する、１つまたは複数のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、および／またはデジタル信号プロセッサを含み得る。プロセッサ２１０はまた、データを記憶するためのメモリ２１４と、モバイルデバイス内でプログラムされた機能を実行するためのソフトウェア命令とを含み得る。メモリ２１４は、プロセッサ２１０に取り付けられていてよく（たとえば、同じＩＣパッケージ内にあってよく）、かつ／または、メモリは、プロセッサの外部のメモリであってよく、データバスを通じて機能的に結合されてよい。プロセッサ２１０と同様であり得る、プロセッサまたは計算システムの例示的な実施形態に関するさらなる詳細は、図７に関連して以下で与えられる。

多数のソフトウェアモジュールおよびデータテーブルが、メモリ２１４に存在してよく、遠隔のデバイス／ノード（図１に図示される様々なアクセスポイントのような）との通信と位置決定機能との両方を管理するために、プロセッサ２１０によって利用され得る。図２Ｂに示されるように、メモリ２１４は、測位モジュール２１６、アプリケーションモジュール２１８、受信信号強度インジケータ（ＲＳＳＩ）モジュール２２０、および／または往復遅延時間（ＲＴＴ）モジュール２２２を含み得る。モジュールおよび／またはデータ構造の機能は、モバイルデバイス２００の実装形態に応じて、様々な方法で組み合わされ、分離され、かつ／または構成され得ることに留意されたい。

アプリケーションモジュール２１８は、測位モジュール２１６からの位置情報を要求する、モバイルデバイス２００のプロセッサ２１０上で実行されるプロセスであってよい。アプリケーションは通常、ソフトウェアアーキテクチャの上位層内で実行され、屋内ナビゲーションアプリケーション、ショッピングアプリケーション、位置認識サービスアプリケーションなどを含み得る。測位モジュール２１６は、ＲＴＴから導出される情報を使用して、モバイルデバイス２００の位置を導出することができる。述べられたように、いくつかの実施形態では、位置決定は、図１の測位サーバ１１０のような遠隔のサーバによって実行され得る。ＲＴＴ技法を使用して正確に位置を決定するために、各ＷＡＰによってもたらされる処理時間の遅延の妥当な推定が、測定されたＲＴＴを較正／調整するために使用され得る。測定されたＲＴＴは、ＲＴＴモジュール２２２によって決定されてよく、ＲＴＴモジュール２２２は、モバイルデバイス２００とＷＡＰとの間で交換される信号のタイミングを測定し、往復遅延時間（ＲＴＴ）情報を導出することができる。いくつかの実施形態では、ＲＴＴ値は測定されると、モバイルデバイス２００の位置の決定を容易にするために測位モジュール２１６に渡され得る。

モバイルデバイス２００によって（たとえば、その送受信機の１つを使用して）受信される通信から決定され得る他の情報には、ＲＳＳＩの形式で表され得る（ＲＳＳＩモジュール２２０を使用して決定される）受信信号電力がある。ＲＳＳＩモジュール２２０は、信号に関する統計情報を測位モジュール２１６に提供することができる。モバイルデバイスの位置を決定するためにＲＳＳＩ測定結果を使用する場合、適切な較正／調整手順を実行する必要があり得る。モバイルデバイス２００の決定された位置は次いで、アプリケーションモジュール２１８に与えられ得る。

いくつかの実施形態では、モバイルデバイス２００はまた、他の情報源から決定され得る補足的な位置および／または運動のデータを含む、補足情報を受信するように構成され得る。そのような補足的な位置データは、不完全であることまたは雑音が多いことがあるが、ＷＡＰの処理時間を推定するための独立した別の情報源として有用であり得る。（破線を使用して）図２Ｂにおいて示されるように、モバイルデバイス２００は任意選択で、以下で説明されるように他の情報源から受信される情報から導出され得る補足的な位置／運動データ２２６を、メモリに記憶することができる。補足情報はまた、限定はされないが、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ信号、ビーコン、ＲＦＩＤタグ、および／または地図から導出される情報（たとえば、地理的な地図のデジタル表現物から、たとえばデジタル地図と対話するユーザによって座標を受信すること）から導出され得る、またはこれらに基づき得る、情報を含み得る。

モバイルデバイス２００はさらに、モバイルデバイス２００とのユーザ対話を可能にする、マイクロフォン／スピーカー２５２、キーパッド２５４、およびディスプレイ２５６のような、任意の適切なインターフェースシステムを提供する、ユーザインターフェース２５０を含み得る。マイクロフォン／スピーカー２５２は、ワイドエリアネットワーク送受信機２０４および／またはローカルエリアネットワーク送受信機２０６を使用して、音声通信サービスを提供する。キーパッド２５４は、ユーザ入力のための任意の適切なボタンを備える。ディスプレイ２５６は、たとえば、バックライト付きのＬＣＤディスプレイのような任意の適切なディスプレイを備え、追加のユーザ入力モードのために、タッチスクリーンディスプレイをさらに含み得る。

述べられたように、モバイルデバイスおよびアクセスポイント（たとえば、ＬＡＮタイプのワイヤレスアクセスポイント、ＷＡＮタイプのワイヤレスアクセスポイント）は、小型の交信を実施することができ、小型の交信はいくつかの実施形態では単一の要求メッセージと応答メッセージとを含んでよく、メッセージのその小型の交換に基づいて、モバイルデバイスの位置の計算を可能にするための情報が決定され得る。

したがって、図３を参照すると、ＲＴＴ、ＲＳＳＩ、および／またはアクセスポイントの送信電力（Ｔｘ）の決定を可能にするための、例示的な交信３００の信号フロー図が示される。モバイルデバイス３０２（局またはＳＴＡとも呼ばれる）は、図３において特定された要求メッセージ３１０を、測定要求パケットとしてアクセスポイント３０４に送信する。モバイルデバイス３０２は、図１および図２Ｂに関連してそれぞれ示され説明された、モバイルデバイス１０８および／または２００と同様であり得る。いくつかの実装形態では、交信は、８０２．１１ｋのようなワイヤレス交信プロトコルに基づいてよく、ワイヤレス通信プロトコルは、アクセスポイントによって送信される信号電力レベルを表すデータを含むＴＰＣ報告要素メッセージパケット（たとえば、図４に示されるパケット４００）をアクセスポイントが送信できる、送信電力制御（ＴＰＣ）機能を提供する。いくつかの実装形態では、要求メッセージは、モバイルデバイスの地理的な位置の決定を容易にするための測位パケットを含み得る。

図３の参照を続けると、要求メッセージ３１０を受信したことに応答して、ＡＰ ３０４は、図３において特定された少なくとも１つの応答メッセージ３２０を、測定報告パケットとして送信する。応答メッセージは、送信信号電力を表すデータを含む。述べられたように、送信信号電力を表すデータは、応答メッセージに符号化されまたは含まれる実際の電力値、モバイルデバイスに記憶された参照テーブルを使用して電力レベルに割り当てられ得る電力レベルを表す符号などを含み得る。たとえば、８０２．１１ｋプロトコルに基づく応答メッセージの実装形態では、送信電力を表すデータの信号は、図４に図示されるパケット４００の「Ｔｘ電力」フィールドにおいて符号化され得る。交換を開始したモバイルデバイス（ＳＴＡ）３０２は、ＡＰから送信信号電力レベルを表すデータを含む応答メッセージを受信する。述べられたように、いくつかの実施形態では、モバイルデバイスが通信しているアクセスポイントは、許容可能な最大の電力レベルで応答メッセージを送信することで、モバイルデバイスが通信できるアクセスポイントの範囲と数とを大きくするように構成され得る。最大の電力レベルを示すものは、モバイルデバイスが通信できる様々なアクセスポイントによって送信される応答メッセージに含まれる。そのような応答メッセージを送信できるＡＰの数を増やすために最大の許容可能な電力レベルを使用して応答メッセージを送信することで、たとえば、応答メッセージから決定されるＲＳＳＩ、ＲＴＴ、および／またはＴｘの測定結果に基づく、モバイルデバイスのより正確な位置決定が可能になる。

本明細書で説明されるように、ＲＴＴは、要求メッセージが送信された時刻と応答メッセージが受信された時刻とに基づいて計算されてよく、データフレーム（この場合、要求メッセージ）の受信と、ＡＰによる確認応答または応答メッセージの送信との間の期間である、あらゆる短フレーム間隔（ＳＩＦＳ）を考慮する。図３の矢印３３０は、ＳＩＦＳ＋ＲＴＴに相当する間隔を特定する。送信電力は、たとえば、受信された応答メッセージにおいて提供される値に基づいて決定され得る。いくつかの実施形態では、アクセスポイントによって使用される実際の送信電力レベルは、応答メッセージにおいて提供され得る。いくつかの実施形態では、送信電力レベルを特定するために、符号化された指標が使用されてよく、符号化された指標は次いで、モバイルデバイスまたは何らかの他の遠隔デバイス（たとえば、図１の測位サーバ１１０）にある参照テーブルと相互参照され、列挙された電力レベルと符号を照合することができる。

ＲＳＳＩは、たとえば、応答メッセージの測定された受信信号電力に基づいて決定され得る。加えて、受信された応答メッセージは、応答メッセージを送信したアクセスポイントの送信電力も含み、または示すので、応答メッセージから計算されたＲＳＳＩおよび応答メッセージにおいて受信された送信電力は、応答メッセージと関連付けられる経路損失（たとえば、信号電力の減衰）を決定するために、かつ／または、たとえば以下の関係式を使用して、アクセスポイントまでのモバイルデバイスの距離を決定するために使用され得る。

ここで、μ_RSSIは、計算されたＲＳＳＩパラメータであり、ＡＰ_TxPowerは、アクセスポイントにおける送信電力であり、ｄｉｓｔａｎｃｅはアクセスポイントまでの測定するデバイス（たとえば、モバイルデバイス）の距離であり、αとβは、実験的に決定されたパラメータである。

追加で、かつ／または代替的に、送信するアクセスポイントのＲＳＳＩおよび送信電力は、モバイルデバイスの位置を予測するためにヒートマップにおいて利用され得る。

図３で図示される手順３００は、モバイルデバイス３０２が通信できる複数のアクセスポイントに対して実行され得る。手順３００が十分な数のアクセスポイント（所定の数のアクセスポイントであり得る）に対して実行されると、または、すべてのアクセスポイントがモバイルデバイスの範囲内に入ると、それぞれの参加しているアクセスポイントに対応するＲＴＴ、ＲＳＳＩ、および／またはＴｘの決定された値（受信された応答メッセージから決定された）が、モバイルデバイスの位置を決定するために（たとえば、記憶された信号指紋データを使用して、三角測量位置測定手順を実行することによって、など）使用され得る。

本明細書で説明される交信において使用され得るメッセージの例には、たとえば、８０２．１１ｋプロトコルに基づくメッセージ、ＣｉｓｃｏのＣＣＸ（商標）（Ｃｉｓｃｏ Ｃｏｍｐａｔｉｂｌｅ Ｅｘｔｅｎｓｉｏｎｓ）メッセージ、ＱＵＩＰＳ（商標）メッセージに基づいてフォーマットされるメッセージなどがある。

図５は、ＲＴＴと、ＲＳＳＩと、アクセスポイントの送信電力との決定を可能にするための、別の例示的な交信５００の信号フロー図である。例示的な交信５００において、送信電力レベルを決定する（たとえば、測定する）際に遅延（ＳＩＦＳ遅延５３０よりも大きい可能性がある）が存在し得る。そのような遅延の例が、図５において間隔５４５として図示されている。そのような状況では、送信電力レベルを決定し、ＡＰにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む応答メッセージを生成し、その応答メッセージをモバイルデバイスに送信するための時間をアクセスポイントにより多く与えるように、確認応答信号をモバイルデバイスに送信することが必要であり得る。したがって、そのような実装形態では、モバイルデバイス（ＳＴＡ）５０２における応答メッセージを受信することは、モバイルデバイスによって送信された要求メッセージ５１０を受信したことに応答して、アクセスポイントから送信される確認応答メッセージ５４０を受信することと、要求メッセージに応答してアクセスポイントによって送信される、ＡＰにおける測定応答メッセージの送信信号電力レベルを表すデータを含む第２の応答メッセージ５２０（測定応答メッセージとも呼ばれる）を受信することとを含み得る。受信信号電力レベルおよび往復遅延時間は、そのような実装形態では、測定応答メッセージからではなく確認応答メッセージから決定され得る。Ｔｘ電力が次いで、応答メッセージから決定され得る。決定されたＴｘは、たとえば、確認応答メッセージと応答メッセージとを送信したアクセスポイントまでのモバイルデバイスの距離を決定するために、ＲＳＳＩとともに使用され得る。送信するＡＰからの決定された距離は、他の応答メッセージから決定された追加の距離の値とともに、モバイルデバイスの位置を決定するために使用され得る。

図６Ａを参照すると、ネットワーク情報を通信して、たとえば、モバイルデバイス（図１のモバイルデバイス１０８のような）の位置の決定を容易にするためにアクセスポイントからの測定情報を取得するための、例示的な手順６００のフローチャートが示される。手順６００の動作は、モバイルデバイスにおいて一般に実行される動作である。具体的には、モバイルデバイスは、測位パケットであり得る要求メッセージを、図１に図示されるＬＡＮワイヤレスアクセスポイント１０６ａ〜ｅのいずれかのようなアクセスポイントに送信する（６１０）。いくつかの実施形態では、モバイルデバイスは、たとえば、ＷＡＮワイヤレスアクセスポイント（たとえば、図１のアクセスポイント１０４ａ〜ｃ）のような他のタイプのアクセスポイントと、本明細書で説明される交信を実行するように構成され得る。要求メッセージを送信すると、要求メッセージを受信したことに応答してアクセスポイントから送信される応答メッセージが、モバイルデバイスにおいて受信される（６２０）。応答メッセージは、応答メッセージのアクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む。

アクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む、モバイルデバイスにおいて受信された応答メッセージに基づいて、少なくとも、応答メッセージのモバイルデバイスにおける受信信号電力レベルが（たとえば、受信された応答メッセージの信号振幅を測定し、かつ／またはＲＳＳＩを計算することによって）、および／または、要求メッセージがモバイルデバイスから送信された第１の時刻から応答メッセージがモバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間が（たとえば、要求メッセージを送信した後にタイマーを始動することによって）、決定される（６３０）。いくつかの実施形態では、受信された応答メッセージに基づいて、応答メッセージの送信信号電力レベルについてのさらなる決定が、（たとえば、応答メッセージに含まれる値にアクセスすることによって）行われる。

いくつかの実施形態では、受信された応答メッセージは、たとえば、送信電力を測定し、または他の方式で決定するためのアクセスポイントにおける遅延が長すぎる状況では、少なくとも２つの別個のメッセージを含み得る。したがって、確認応答メッセージは、送信信号電力を含む後続のメッセージを送信する前に、モバイルデバイスに送信される。したがって、そのような実施形態では、応答メッセージを受信することは、要求メッセージを受信したことに応答してアクセスポイントから送信される確認応答メッセージを受信することと、アクセスポイントによって送信される第２の応答メッセージ（測定応答メッセージとも呼ばれる）を受信することとを含み得る。

図６Ｂは、アクセスポイントから情報を提供するための例示的な手順６５０のフローチャートである。手順６５０の動作は、アクセスポイントにおいて一般に実行される動作である。したがって、モバイルデバイスから送信される要求メッセージは、アクセスポイントにおいて受信される（６６０）。要求メッセージを受信したことに応答して、応答メッセージのアクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む応答メッセージが、アクセスポイントからモバイルデバイスに送信される（６７０）。述べられたように、アクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む応答メッセージは、少なくとも、モバイルデバイスにおける応答メッセージの受信信号電力レベル、および／または、要求メッセージがモバイルデバイスから送信された第１の時刻から応答メッセージがモバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間の決定を可能にするように構成される。いくつかの実施形態では、応答メッセージはさらに、アクセスポイントにおける応答メッセージの送信信号電力レベルの決定を可能にするように構成され得る。

本明細書で説明される、交信手順、測定データ処理、および位置決定手順を実行することは、プロセッサベースのコンピューティングシステムによって容易にされ得る。図７を参照すると、例示的なコンピューティングシステム７００の概略図が示される。コンピューティングシステム７００は、中央処理装置７１２を通常含む、パーソナルコンピュータ、専用のコンピューティングデバイスなどのような、プロセッサベースのデバイス７１０を含む。ＣＰＵ ７１２に加えて、システムは、メインメモリと、キャッシュメモリと、バスインターフェース回路（図示せず）とを含む。プロセッサベースのデバイス７１０は、コンピュータシステムと関連付けられるハードドライブおよび／またはフラッシュドライブのような、大容量記憶デバイス７１４を含み得る。コンピューティングシステム７００はさらに、ユーザがアクセスできる場所（たとえば、モバイルデバイスのスクリーン）に配置され得る、キーボードまたはキーパッド７１６と、モニタ７２０、たとえばＣＲＴ（陰極線管）またはＬＣＤ（液晶ディスプレイ）モニタとを含み得る。

プロセッサベースのデバイス７１０は、たとえば、モバイルデバイスと１つまたは複数のアクセスポイントとの間の交信手順の実施を容易にして、交信に関連するデータ（たとえば、ＲＴＴ、ＲＳＳＩ、Ｔｘなど）を決定し、かつ／または、そのような決定されたデータに基づいてモバイルデバイスの位置を決定するように構成される。したがって、大容量記憶デバイス７１４は、プロセッサベースのデバイス７１０上で実行されると、プロセッサベースのデバイスに、上で説明された手順の実施を容易にするように動作を実行させる、コンピュータプログラム製品を含み得る。プロセッサベースのデバイスはさらに、入力／出力機能を可能にするための、周辺デバイスを含み得る。そのような周辺デバイスは、たとえば、接続されたシステムへの関連するコンテンツのダウンロードのための、ＣＤ−ＲＯＭドライブおよび／またはフラッシュドライブ、またはネットワーク接続を含み得る。そのような周辺デバイスはまた、それぞれのシステム／デバイスの一般的な動作を可能にするためのコンピュータ命令を含むソフトウェアをダウンロードするために使用され得る。代替的に、かつ／または加えて、いくつかの実施形態では、専用の論理回路、たとえば、ＦＰＧＡ（フィールドプログラマブルゲートアレイ）、ＤＳＰプロセッサ、またはＡＳＩＣ（特定用途向け集積回路）が、コンピューティングシステム７００の実装形態において使用され得る。プロセッサベースのデバイス７１０とともに含まれ得る他のモジュールは、スピーカー、サウンドカード、ポインティングデバイス、たとえばマウスまたはトラックボールであり、ユーザはこれらによって、コンピューティングシステム７００に入力を与えることができる。プロセッサベースのデバイス７１０は、オペレーティングシステムを含み得る。

コンピュータプログラム（プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーションまたはコードとしても知られる）は、プログラム可能なプロセッサのための機械命令を含み、高水準手続き型言語および／またはオブジェクト指向プログラミング言語で、かつ／または、アセンブリ言語／機械語で実装され得る。本明細書で使用される場合、「機械可読媒体」という用語は、機械可読信号として機械命令を受け取る非一時的機械可読媒体を含む、機械命令および／またはデータをプログラム可能なプロセッサに提供するために使用される、任意の非一時的コンピュータプログラム製品、装置、および／またはデバイス（たとえば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブルロジックデバイス（ＰＬＤ））を指す。

メモリは、処理ユニットの内部または処理ユニットの外部に実装され得る。本明細書で使用される「メモリ」という用語は、長期メモリ、短期メモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、または他のメモリのいずれかのタイプを指し、メモリの特定のタイプまたはメモリの特定の数、あるいはメモリが記憶される媒体の特定のタイプに限定されない。

ファームウェアおよび／またはソフトウェアで実装する場合、機能は、１つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶され得る。例としては、データ構造で符号化されたコンピュータ可読媒体、およびコンピュータプログラムで符号化されたコンピュータ可読媒体がある。コンピュータ可読媒体は、物理的コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体であってよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ（登録商標）、ＣＤ−ＲＯＭもしくは他の光ディスク（ｄｉｓｋ）ストレージ、磁気ディスク（ｄｉｓｋ）ストレージ、半導体ストレージ、または他の記憶デバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用でき、コンピュータによってアクセスできる任意の他の媒体を備えてよく、本明細書で使用されるディスク（ｄｉｓｋ）およびディスク（ｄｉｓｃ）は、コンパクトディスク（ｄｉｓｃ）（ＣＤ）、レーザーディスク（登録商標）（ｄｉｓｃ）、光ディスク（ｄｉｓｃ）、デジタル多用途ディスク（ｄｉｓｃ）（ＤＶＤ）、フロッピー（登録商標）ディスク（ｄｉｓｋ）およびブルーレイ（登録商標）ディスク（ｄｉｓｃ）を含み、ディスク（ｄｉｓｋ）は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク（ｄｉｓｃ）は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。

コンピュータ可読媒体への記憶に加えて、命令および／またはデータは、通信装置中に含まれる伝送媒体上に信号として提供され得る。たとえば、通信装置は、命令とデータとを示す信号を有する送受信機を含み得る。命令およびデータは、１つまたは複数の処理ユニットに、特許請求の範囲で概説する機能を実装させるように構成される。すなわち、通信装置は、開示された機能を実行するための情報を示す信号をもつ伝送媒体を含む。初めに、通信装置中に含まれる伝送媒体は、開示された機能を実行するための情報の第１の部分を含んでよく、次に、通信装置中に含まれる伝送媒体は、開示された機能を実行するための情報の第２の部分を含んでよい。

特定の実施形態が本明細書で詳しく開示されたが、これは説明のために例として行われたにすぎず、以下の添付の特許請求の範囲を限定することは意図されない。具体的には、様々な置換、変更、および修正が、特許請求の範囲によって定義される本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく行われ得ると考えられる。他の態様、利点、および修正は、以下の特許請求の範囲内にあるものと考えられる。提示される特許請求の範囲は、本明細書で開示された実施形態および特徴を表すものである。特許請求されない他の実施形態および機能も考えられる。したがって、他の実施形態が、以下の特許請求の範囲内にある。

特定の実施形態が本明細書で詳しく開示されたが、これは説明のために例として行われたにすぎず、以下の添付の特許請求の範囲を限定することは意図されない。具体的には、様々な置換、変更、および修正が、特許請求の範囲によって定義される本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく行われ得ると考えられる。他の態様、利点、および修正は、以下の特許請求の範囲内にあるものと考えられる。提示される特許請求の範囲は、本明細書で開示された実施形態および特徴を表すものである。特許請求されない他の実施形態および機能も考えられる。したがって、他の実施形態が、以下の特許請求の範囲内にある。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
［Ｃ１］ ネットワーク情報を通信するための方法であって、
モバイルデバイスからアクセスポイントに要求メッセージを送信することと、
前記モバイルデバイスにおいて、前記要求メッセージを受信したことに応答して前記アクセスポイントから送信される応答メッセージを受信することであって、前記応答メッセージが、前記応答メッセージの前記アクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む、受信することと、
前記アクセスポイントにおける前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む前記受信される応答メッセージに基づいて、前記応答メッセージの前記モバイルデバイスにおける受信信号電力レベルと、前記要求メッセージが前記モバイルデバイスから送信された第１の時刻から前記応答メッセージが前記モバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間とを決定することとを備える、方法。
［Ｃ２］ 前記受信される応答メッセージに基づいて、前記アクセスポイントにおける前記応答メッセージの前記送信信号電力レベルを決定することをさらに備える、Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ３］ 前記応答メッセージの前記決定された受信信号電力レベルと前記応答メッセージの前記送信信号電力レベルとに基づいて、受信信号強度表示（ＲＳＳＩ）と、前記応答メッセージと関連付けられる経路損失と、前記モバイルデバイスと前記アクセスポイントとの間の距離とのうちの１つまたは複数を決定することをさらに備える、Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ４］ 前記応答メッセージを受信することが、前記アクセスポイントに許容可能な最大の信号電力レベルで、前記アクセスポイントから送信される前記応答メッセージを受信することを備える、Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ５］ 前記要求メッセージを送信することが、
前記モバイルデバイスの地理的な位置の決定を容易にするために、前記モバイルデバイスによって測位パケットを送信することを備える、Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ６］ 前記モバイルデバイスにおいて前記応答メッセージが受信されると、前記応答メッセージの前記受信信号電力レベルを測定することをさらに備える、Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ７］ 前記応答メッセージを受信することが、
前記要求メッセージを受信したことに応答して前記アクセスポイントから送信される確認応答メッセージを受信することであって、前記受信信号電力レベルおよび前記往復遅延時間の少なくとも１つが、前記確認応答メッセージから決定される、受信することと、
前記アクセスポイントによって送信される測定応答メッセージを受信することであって、前記測定応答メッセージが、前記測定応答メッセージの前記アクセスポイントにおける前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む、受信することとを備える、Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ８］ 前記応答メッセージが、８０２．１１ｋプロトコルのＴＰＣ報告要素メッセージに基づいてフォーマットされたパケットを含む、Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ９］ 前記応答メッセージが、ＣＩＳＣＯ ＣＯＭＰＡＴＩＢＬＥ ＥＸＴＥＮＳＩＯＮＳ（商標）（ＣＣＸ（商標））メッセージプロトコルに基づいてフォーマットされたパケットと、ＱＵＩＰＳ（商標）メッセージに基づいてフォーマットされたパケットとのうちの、１つまたは複数を含む、Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ１０］ 通信メッセージを送信および受信するための送受信機と、
動作を引き起こすように構成されるプロセッサベースのデバイスとを備え、前記動作が、
前記ワイヤレス通信装置からアクセスポイントに要求メッセージを送信することと、
前記ワイヤレス通信装置において、前記要求メッセージを受信したことに応答して前記アクセスポイントから送信される応答メッセージを受信することであって、前記応答メッセージが、前記応答メッセージの前記アクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む、受信することと、
前記アクセスポイントにおける前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む前記受信される応答メッセージに基づいて、前記応答メッセージの前記ワイヤレス通信装置における受信信号電力レベルと、前記要求メッセージが前記ワイヤレス通信装置から送信された第１の時刻から前記応答メッセージが前記ワイヤレス通信装置において受信された第２の時刻までの往復遅延時間とを、決定することとを備える、ワイヤレス通信装置。
［Ｃ１１］ 前記プロセッサベースのデバイスがさらに、
前記応答メッセージの前記決定された受信信号電力レベルと前記応答メッセージの前記送信信号電力レベルとに基づいて、受信信号強度表示（ＲＳＳＩ）と、前記応答メッセージと関連付けられる経路損失と、前記ワイヤレス通信装置と前記アクセスポイントとの間の距離とのうちの１つまたは複数を決定するという動作を引き起こすように構成される、Ｃ１０に記載のワイヤレス通信装置。
［Ｃ１２］ 前記応答メッセージを受信するという動作を引き起こすように構成される前記プロセッサベースのデバイスが、
前記アクセスポイントに許容可能な最大の信号電力レベルで、前記アクセスポイントから送信される前記応答メッセージを受信するという動作を引き起こすように構成される、Ｃ１０に記載のワイヤレス通信装置。
［Ｃ１３］ 前記要求メッセージを送信するという動作を引き起こすように構成される前記プロセッサベースのデバイスが、
前記ワイヤレス通信装置の地理的な位置の決定を容易にするために、前記ワイヤレス通信装置によって測位パケットを送信するという動作を引き起こすように構成される、Ｃ１０に記載のワイヤレス通信装置。
［Ｃ１４］ 前記応答メッセージを受信するという動作を引き起こすように構成される前記プロセッサベースのデバイスが、
前記要求メッセージを受信したことに応答して前記アクセスポイントから送信される確認応答メッセージを受信することであって、前記受信信号電力レベルおよび前記往復遅延時間の少なくとも１つが、前記確認応答メッセージから決定される、受信することと、
前記アクセスポイントによって送信される測定応答メッセージを受信することであって、前記測定応答メッセージが、前記測定応答メッセージの前記アクセスポイントにおける前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む、受信することという動作を引き起こすように構成される、Ｃ１０に記載のワイヤレス通信装置。
［Ｃ１５］ 前記応答メッセージが、８０２．１１ｋプロトコルのＴＰＣ報告要素メッセージに基づいてフォーマットされたパケットを含む、Ｃ１０に記載のワイヤレス通信装置。
［Ｃ１６］ 前記ワイヤレス通信装置からアクセスポイントに要求メッセージを送信するための手段と、
前記ワイヤレス通信装置において、前記要求メッセージを受信したことに応答して前記アクセスポイントから送信される応答メッセージを受信するための手段であって、前記応答メッセージが、前記応答メッセージの前記アクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む、手段と、
前記アクセスポイントにおける前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む前記受信される応答メッセージに基づいて、前記応答メッセージの前記ワイヤレス通信装置における受信信号電力レベルと、前記要求メッセージが前記ワイヤレス通信装置から送信された第１の時刻から前記応答メッセージが前記ワイヤレス通信装置において受信された第２の時刻までの往復遅延時間とを、決定するための手段とを備える、ワイヤレス通信装置。
［Ｃ１７］ 前記応答メッセージの前記決定された受信信号電力レベルと前記応答メッセージの前記送信信号電力レベルとに基づいて、受信信号強度表示（ＲＳＳＩ）と、前記応答メッセージと関連付けられる経路損失と、前記ワイヤレス通信装置と前記アクセスポイントとの間の距離とのうちの１つまたは複数を決定するための手段をさらに備える、Ｃ１６に記載のワイヤレス通信装置。
［Ｃ１８］ 前記応答メッセージを受信するための前記手段が、
前記アクセスポイントに許容可能な最大の信号電力レベルで、前記アクセスポイントから送信される前記応答メッセージを受信するための手段を備える、Ｃ１６に記載のワイヤレス通信装置。
［Ｃ１９］ 前記要求メッセージを送信するための前記手段が、
前記ワイヤレス通信装置の地理的な位置の決定を容易にするために、前記ワイヤレス通信装置によって測位パケットを送信するための手段を備える、Ｃ１６に記載のワイヤレス通信装置。
［Ｃ２０］ 前記応答メッセージを受信するための前記手段が、
前記要求メッセージを受信したことに応答して前記アクセスポイントから送信される確認応答メッセージを受信するための手段であって、前記受信信号電力レベルおよび前記往復遅延時間の少なくとも１つが、前記確認応答メッセージから決定される、手段と、
前記アクセスポイントによって送信される測定応答メッセージを受信するための手段であって、前記測定応答メッセージが、前記測定応答メッセージの前記アクセスポイントにおける前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む、手段とを備える、Ｃ１６に記載のワイヤレス通信装置。
［Ｃ２１］ 前記応答メッセージが、８０２．１１ｋプロトコルのＴＰＣ報告要素メッセージに基づいてフォーマットされたパケットを含む、Ｃ１６に記載のワイヤレス通信装置。
［Ｃ２２］ 実行されると、ネットワーク情報を通信するための動作を引き起こす、プロセッサ上で実行可能な命令のセットによってプログラムされる、非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記動作が、
モバイルデバイスからアクセスポイントに要求メッセージを送信することと、
前記モバイルデバイスにおいて、前記要求メッセージを受信したことに応答して前記アクセスポイントから送信される応答メッセージを受信することであって、前記応答メッセージが、前記応答メッセージの前記アクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む、受信することと、
前記アクセスポイントにおける前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む前記受信される応答メッセージに基づいて、前記応答メッセージの前記モバイルデバイスにおける受信信号電力レベルと、前記要求メッセージが前記モバイルデバイスから送信された第１の時刻から前記応答メッセージが前記モバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間とを決定することとを備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
［Ｃ２３］ 命令の前記セットがさらに、
前記応答メッセージの前記決定された受信信号電力レベルと前記応答メッセージの前記送信信号電力レベルとに基づいて、受信信号強度表示（ＲＳＳＩ）と、前記応答メッセージと関連付けられる経路損失と、前記モバイルデバイスと前記アクセスポイントとの間の距離とのうちの１つまたは複数を決定するという動作を引き起こす命令を備える、Ｃ２２に記載のコンピュータ可読媒体。
［Ｃ２４］ 前記応答メッセージを受信するという動作を引き起こすための前記命令が、
前記アクセスポイントに許容可能な最大の信号電力レベルで、前記アクセスポイントから送信される前記応答メッセージを受信するという動作を引き起こすための命令を備える、Ｃ２２に記載のコンピュータ可読媒体。
［Ｃ２５］ 前記要求メッセージを送信するという動作を引き起こすための前記命令が、
前記モバイルデバイスの地理的な位置の決定を容易にするために、前記モバイルデバイスによって測位パケットを送信するという動作を引き起こすための命令を備える、Ｃ２２に記載のコンピュータ可読媒体。
［Ｃ２６］ 前記応答メッセージを受信するという動作を引き起こすための前記命令が、
前記要求メッセージを受信したことに応答して前記アクセスポイントから送信される確認応答メッセージを受信することであって、前記受信信号電力レベルおよび前記往復遅延時間の少なくとも１つが、前記確認応答メッセージから決定される、受信することと、
前記アクセスポイントによって送信される測定応答メッセージを受信することであって、前記測定応答メッセージが、前記測定応答メッセージの前記アクセスポイントにおける前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む、受信することという動作を引き起こすための命令を備える、Ｃ２２に記載のコンピュータ可読媒体。
［Ｃ２７］ 前記応答メッセージが、８０２．１１ｋプロトコルのＴＰＣ報告要素メッセージに基づいてフォーマットされたパケットを含む、Ｃ２２に記載のコンピュータ可読媒体。
［Ｃ２８］ ネットワーク情報を通信するための方法であって、
モバイルデバイスから送信された要求メッセージをアクセスポイントにおいて受信することと、
前記要求メッセージを受信したことに応答して、前記応答メッセージの前記アクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む応答メッセージを、前記アクセスポイントから前記モバイルデバイスに送信することとを備え、
前記アクセスポイントにおける前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む前記応答メッセージが、前記応答メッセージの前記モバイルデバイスにおける受信信号電力レベルと、前記要求メッセージが前記モバイルデバイスから送信された第１の時刻から前記応答メッセージが前記モバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間との決定を可能にするように構成される、方法。
［Ｃ２９］ 前記応答メッセージがさらに、前記アクセスポイントにおける前記応答メッセージの前記送信信号電力レベルの決定を可能にするように構成される、Ｃ２８に記載の方法。
［Ｃ３０］ 前記応答メッセージがさらに、前記応答メッセージの前記決定された受信信号電力レベルと前記応答メッセージの前記送信信号電力レベルとを使用して、受信信号強度表示（ＲＳＳＩ）と、前記応答メッセージと関連付けられる経路損失と、前記モバイルデバイスと前記アクセスポイントとの間の距離とのうちの１つまたは複数の決定を可能にするように構成される、Ｃ２８に記載の方法。
［Ｃ３１］ 前記応答メッセージを送信することが、
前記アクセスポイントに許容可能な最大の信号電力レベルで、前記アクセスポイントから前記応答メッセージを送信することを備える、Ｃ２８に記載の方法。
［Ｃ３２］ 前記要求メッセージを受信することが、
前記モバイルデバイスの地理的な位置の決定を容易にするために、前記アクセスポイントによって測位パケットを受信することを備える、Ｃ２８に記載の方法。
［Ｃ３３］ 前記応答メッセージを送信することが、
前記要求メッセージを受信したことに応答して前記アクセスポイントから確認応答メッセージを送信することであって、前記受信信号電力レベルおよび前記往復遅延時間の少なくとも１つが、前記確認応答メッセージから決定される、送信することと、
前記アクセスポイントによって測定応答メッセージを送信することであって、前記測定応答メッセージが、前記測定応答メッセージの前記アクセスポイントにおける前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む、送信することとを備える、Ｃ２８に記載の方法。
［Ｃ３４］ 前記応答メッセージが、８０２．１１ｋプロトコルのＴＰＣ報告要素メッセージに基づいてフォーマットされたパケットを含む、Ｃ２８に記載の方法。
［Ｃ３５］ 前記応答メッセージが、ＣＩＳＣＯ ＣＯＭＰＡＴＩＢＬＥ ＥＸＴＥＮＳＩＯＮＳ（商標）（ＣＣＸ（商標））メッセージプロトコルに基づいてフォーマットされたパケットと、ＱＵＩＰＳ（商標）メッセージに基づいてフォーマットされたパケットとのうちの、１つまたは複数を含む、Ｃ２８に記載の方法。
［Ｃ３６］ 通信メッセージを送信および受信するための送受信機と、
動作を引き起こすように構成されるプロセッサベースのデバイスとを備え、前記動作が、
前記ワイヤレス通信装置において、モバイルデバイスから送信される要求メッセージを受信することと、
前記要求メッセージを受信したことに応答して、応答メッセージの前記ワイヤレス通信装置における送信信号電力レベルを表すデータを含む前記応答メッセージを、前記ワイヤレス通信装置から前記モバイルデバイスに送信することとを備え、
前記ワイヤレス通信装置における前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む前記応答メッセージが、前記応答メッセージの前記モバイルデバイスにおける受信信号電力レベルと、前記要求メッセージが前記モバイルデバイスから送信された第１の時刻から前記応答メッセージが前記モバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間との決定を可能にするように構成される、ワイヤレス通信装置。
［Ｃ３７］ 前記応答メッセージがさらに、前記応答メッセージの前記決定された受信信号電力レベルと前記応答メッセージの前記送信信号電力レベルとを使用して、受信信号強度表示（ＲＳＳＩ）と、前記応答メッセージと関連付けられる経路損失と、前記モバイルデバイスと前記ワイヤレス通信装置との間の距離とのうちの１つまたは複数の決定を可能にするように構成される、Ｃ３６に記載のワイヤレス通信装置。
［Ｃ３８］ 前記応答メッセージを送信するという動作を引き起こすように構成される前記プロセッサベースのデバイスが、
前記ワイヤレス通信装置に許容可能な最大の信号電力レベルで、前記ワイヤレス通信装置から前記応答メッセージを送信するという動作を引き起こすように構成される、Ｃ３６に記載のワイヤレス通信装置。
［Ｃ３９］ 前記要求メッセージを受信するという動作を引き起こすように構成される前記プロセッサベースのデバイスが、
前記モバイルデバイスの地理的な位置の決定を容易にするために、前記ワイヤレス通信装置によって測位パケットを受信するという動作を引き起こすように構成される、Ｃ３６に記載のワイヤレス通信装置。
［Ｃ４０］ 前記応答メッセージを送信するという動作を引き起こすように構成される前記プロセッサベースのデバイスが、
前記要求メッセージを受信したことに応答して前記ワイヤレス通信装置から確認応答メッセージを送信することであって、前記受信信号電力レベルおよび前記往復遅延時間の少なくとも１つが、前記確認応答メッセージから決定される、送信することと、
前記ワイヤレス通信装置によって測定応答メッセージを送信することであって、前記測定応答メッセージが、前記測定応答メッセージの前記ワイヤレス通信装置における前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む、送信することという動作を引き起こすように構成される、Ｃ３６に記載のワイヤレス通信装置。
［Ｃ４１］ 前記応答メッセージが、８０２．１１ｋプロトコルのＴＰＣ報告要素メッセージに基づいてフォーマットされたパケットを含む、Ｃ３６に記載のワイヤレス通信装置。
［Ｃ４２］ 前記ワイヤレス通信装置において、モバイルデバイスから送信される要求メッセージを受信するための手段と、
前記要求メッセージを受信したことに応答して、応答メッセージの前記ワイヤレス通信装置における送信信号電力レベルを表すデータを含む前記応答メッセージを、前記ワイヤレス通信装置から前記モバイルデバイスに送信するための手段とを備え、
前記ワイヤレス通信装置における前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む前記応答メッセージが、前記応答メッセージの前記モバイルデバイスにおける受信信号電力レベルと、前記要求メッセージが前記モバイルデバイスから送信された第１の時刻から前記応答メッセージが前記モバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間との決定を可能にするように構成される、ワイヤレス通信装置。
［Ｃ４３］ 前記応答メッセージがさらに、前記応答メッセージの前記決定された受信信号電力レベルと前記応答メッセージの前記送信信号電力レベルとを使用して、受信信号強度表示（ＲＳＳＩ）と、前記応答メッセージと関連付けられる経路損失と、前記モバイルデバイスと前記ワイヤレス通信装置との間の距離とのうちの１つまたは複数の決定を可能にするように構成される、Ｃ４２に記載のワイヤレス通信装置。
［Ｃ４４］ 前記応答メッセージを送信するための前記手段が、
前記ワイヤレス通信装置に許容可能な最大の信号電力レベルで、前記ワイヤレス通信装置から前記応答メッセージを送信するための手段を備える、Ｃ４２に記載のワイヤレス通信装置。
［Ｃ４５］ 前記要求メッセージを受信するための前記手段が、
前記モバイルデバイスの地理的な位置の決定を容易にするために、前記ワイヤレス通信装置によって測位パケットを受信するための手段を備える、Ｃ４２に記載のワイヤレス通信装置。
［Ｃ４６］ 前記応答メッセージを送信するための前記手段が、
前記要求メッセージを受信したことに応答して前記ワイヤレス通信装置から確認応答メッセージを送信するための手段であって、前記受信信号電力レベルおよび前記往復遅延時間の少なくとも１つが、前記確認応答メッセージから決定される、手段と、
前記ワイヤレス通信装置によって測定応答メッセージを送信するための手段であって、前記測定応答メッセージが、前記測定応答メッセージの前記ワイヤレス通信装置における前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む、手段とを備える、Ｃ４２に記載のワイヤレス通信装置。
［Ｃ４７］ 前記応答メッセージが、８０２．１１ｋプロトコルのＴＰＣ報告要素メッセージに基づいてフォーマットされたパケットを含む、Ｃ４２に記載のワイヤレス通信装置。
［Ｃ４８］ 実行されると、ネットワーク情報を通信するための動作を引き起こす、プロセッサ上で実行可能な命令のセットによってプログラムされる、非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記動作が、
モバイルデバイスから送信された要求メッセージをアクセスポイントにおいて受信することと、
前記要求メッセージを受信したことに応答して、前記応答メッセージの前記アクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む応答メッセージを、前記アクセスポイントから前記モバイルデバイスに送信することとを備え、
前記アクセスポイントにおける前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む前記応答メッセージが、前記応答メッセージの前記モバイルデバイスにおける受信信号電力レベルと、前記要求メッセージが前記モバイルデバイスから送信された第１の時刻から前記応答メッセージが前記モバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間との決定を可能にするように構成される、非一時的コンピュータ可読媒体。
［Ｃ４９］ 前記応答メッセージがさらに、前記応答メッセージの前記決定された受信信号電力レベルと、前記応答メッセージの前記送信信号電力レベルとを使用して、受信信号強度表示（ＲＳＳＩ）と、前記応答メッセージと関連付けられる経路損失と、前記モバイルデバイスと前記アクセスポイントとの間の距離とのうちの１つまたは複数の決定を可能にするように構成される、Ｃ４８に記載のコンピュータ可読媒体。
［Ｃ５０］ 前記応答メッセージを送信するという動作を引き起こすための前記命令が、
前記アクセスポイントに許容可能な最大の信号電力レベルで、前記アクセスポイントから前記応答メッセージを送信するという動作を引き起こすための命令を備える、Ｃ４８に記載のコンピュータ可読媒体。
［Ｃ５１］ 前記要求メッセージを受信するという動作を引き起こすための前記命令が、
前記モバイルデバイスの地理的な位置の決定を容易にするために、前記アクセスポイントによって測位パケットを受信するという動作を引き起こすための命令を備える、Ｃ４８に記載のコンピュータ可読媒体。
［Ｃ５２］ 前記応答メッセージを送信するという動作を引き起こすための前記命令が、
前記要求メッセージを受信したことに応答して前記アクセスポイントから確認応答メッセージを送信することであって、前記受信信号電力レベルおよび前記往復遅延時間の少なくとも１つが、前記確認応答メッセージから決定される、送信することと、
前記アクセスポイントによって測定応答メッセージを送信することであって、前記測定応答メッセージが、前記測定応答メッセージの前記アクセスポイントにおける前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む、送信することという動作を引き起こすための命令を備える、Ｃ４８に記載のコンピュータ可読媒体。
［Ｃ５３］ 前記応答メッセージが、８０２．１１ｋプロトコルのＴＰＣ報告要素メッセージに基づいてフォーマットされたパケットを含む、Ｃ４８に記載のコンピュータ可読媒体。

Claims (53)

1. ネットワーク情報を通信するための方法であって、
   モバイルデバイスからアクセスポイントに要求メッセージを送信することと、
   前記モバイルデバイスにおいて、前記要求メッセージを受信したことに応答して前記アクセスポイントから送信される応答メッセージを受信することであって、前記応答メッセージが、前記応答メッセージの前記アクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む、受信することと、
   前記アクセスポイントにおける前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む前記受信される応答メッセージに基づいて、前記応答メッセージの前記モバイルデバイスにおける受信信号電力レベルと、前記要求メッセージが前記モバイルデバイスから送信された第１の時刻から前記応答メッセージが前記モバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間とを決定することとを備える、方法。
2. 前記受信される応答メッセージに基づいて、前記アクセスポイントにおける前記応答メッセージの前記送信信号電力レベルを決定することをさらに備える、請求項１に記載の方法。
3. 前記応答メッセージの前記決定された受信信号電力レベルと前記応答メッセージの前記送信信号電力レベルとに基づいて、受信信号強度表示（ＲＳＳＩ）と、前記応答メッセージと関連付けられる経路損失と、前記モバイルデバイスと前記アクセスポイントとの間の距離とのうちの１つまたは複数を決定することをさらに備える、請求項１に記載の方法。
4. 前記応答メッセージを受信することが、前記アクセスポイントに許容可能な最大の信号電力レベルで、前記アクセスポイントから送信される前記応答メッセージを受信することを備える、請求項１に記載の方法。
5. 前記要求メッセージを送信することが、
   前記モバイルデバイスの地理的な位置の決定を容易にするために、前記モバイルデバイスによって測位パケットを送信することを備える、請求項１に記載の方法。
6. 前記モバイルデバイスにおいて前記応答メッセージが受信されると、前記応答メッセージの前記受信信号電力レベルを測定することをさらに備える、請求項１に記載の方法。
7. 前記応答メッセージを受信することが、
   前記要求メッセージを受信したことに応答して前記アクセスポイントから送信される確認応答メッセージを受信することであって、前記受信信号電力レベルおよび前記往復遅延時間の少なくとも１つが、前記確認応答メッセージから決定される、受信することと、
   前記アクセスポイントによって送信される測定応答メッセージを受信することであって、前記測定応答メッセージが、前記測定応答メッセージの前記アクセスポイントにおける前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む、受信することとを備える、請求項１に記載の方法。
8. 前記応答メッセージが、８０２．１１ｋプロトコルのＴＰＣ報告要素メッセージに基づいてフォーマットされたパケットを含む、請求項１に記載の方法。
9. 前記応答メッセージが、ＣＩＳＣＯ ＣＯＭＰＡＴＩＢＬＥ ＥＸＴＥＮＳＩＯＮＳ（商標）（ＣＣＸ（商標））メッセージプロトコルに基づいてフォーマットされたパケットと、ＱＵＩＰＳ（商標）メッセージに基づいてフォーマットされたパケットとのうちの、１つまたは複数を含む、請求項１に記載の方法。
10. 通信メッセージを送信および受信するための送受信機と、
    動作を引き起こすように構成されるプロセッサベースのデバイスとを備え、前記動作が、
    前記ワイヤレス通信装置からアクセスポイントに要求メッセージを送信することと、
    前記ワイヤレス通信装置において、前記要求メッセージを受信したことに応答して前記アクセスポイントから送信される応答メッセージを受信することであって、前記応答メッセージが、前記応答メッセージの前記アクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む、受信することと、
    前記アクセスポイントにおける前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む前記受信される応答メッセージに基づいて、前記応答メッセージの前記ワイヤレス通信装置における受信信号電力レベルと、前記要求メッセージが前記ワイヤレス通信装置から送信された第１の時刻から前記応答メッセージが前記ワイヤレス通信装置において受信された第２の時刻までの往復遅延時間とを、決定することとを備える、ワイヤレス通信装置。
11. 前記プロセッサベースのデバイスがさらに、
    前記応答メッセージの前記決定された受信信号電力レベルと前記応答メッセージの前記送信信号電力レベルとに基づいて、受信信号強度表示（ＲＳＳＩ）と、前記応答メッセージと関連付けられる経路損失と、前記ワイヤレス通信装置と前記アクセスポイントとの間の距離とのうちの１つまたは複数を決定するという動作を引き起こすように構成される、請求項１０に記載のワイヤレス通信装置。
12. 前記応答メッセージを受信するという動作を引き起こすように構成される前記プロセッサベースのデバイスが、
    前記アクセスポイントに許容可能な最大の信号電力レベルで、前記アクセスポイントから送信される前記応答メッセージを受信するという動作を引き起こすように構成される、請求項１０に記載のワイヤレス通信装置。
13. 前記要求メッセージを送信するという動作を引き起こすように構成される前記プロセッサベースのデバイスが、
    前記ワイヤレス通信装置の地理的な位置の決定を容易にするために、前記ワイヤレス通信装置によって測位パケットを送信するという動作を引き起こすように構成される、請求項１０に記載のワイヤレス通信装置。
14. 前記応答メッセージを受信するという動作を引き起こすように構成される前記プロセッサベースのデバイスが、
    前記要求メッセージを受信したことに応答して前記アクセスポイントから送信される確認応答メッセージを受信することであって、前記受信信号電力レベルおよび前記往復遅延時間の少なくとも１つが、前記確認応答メッセージから決定される、受信することと、
    前記アクセスポイントによって送信される測定応答メッセージを受信することであって、前記測定応答メッセージが、前記測定応答メッセージの前記アクセスポイントにおける前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む、受信することという動作を引き起こすように構成される、請求項１０に記載のワイヤレス通信装置。
15. 前記応答メッセージが、８０２．１１ｋプロトコルのＴＰＣ報告要素メッセージに基づいてフォーマットされたパケットを含む、請求項１０に記載のワイヤレス通信装置。
16. 前記ワイヤレス通信装置からアクセスポイントに要求メッセージを送信するための手段と、
    前記ワイヤレス通信装置において、前記要求メッセージを受信したことに応答して前記アクセスポイントから送信される応答メッセージを受信するための手段であって、前記応答メッセージが、前記応答メッセージの前記アクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む、手段と、
    前記アクセスポイントにおける前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む前記受信される応答メッセージに基づいて、前記応答メッセージの前記ワイヤレス通信装置における受信信号電力レベルと、前記要求メッセージが前記ワイヤレス通信装置から送信された第１の時刻から前記応答メッセージが前記ワイヤレス通信装置において受信された第２の時刻までの往復遅延時間とを、決定するための手段とを備える、ワイヤレス通信装置。
17. 前記応答メッセージの前記決定された受信信号電力レベルと前記応答メッセージの前記送信信号電力レベルとに基づいて、受信信号強度表示（ＲＳＳＩ）と、前記応答メッセージと関連付けられる経路損失と、前記ワイヤレス通信装置と前記アクセスポイントとの間の距離とのうちの１つまたは複数を決定するための手段をさらに備える、請求項１６に記載のワイヤレス通信装置。
18. 前記応答メッセージを受信するための前記手段が、
    前記アクセスポイントに許容可能な最大の信号電力レベルで、前記アクセスポイントから送信される前記応答メッセージを受信するための手段を備える、請求項１６に記載のワイヤレス通信装置。
19. 前記要求メッセージを送信するための前記手段が、
    前記ワイヤレス通信装置の地理的な位置の決定を容易にするために、前記ワイヤレス通信装置によって測位パケットを送信するための手段を備える、請求項１６に記載のワイヤレス通信装置。
20. 前記応答メッセージを受信するための前記手段が、
    前記要求メッセージを受信したことに応答して前記アクセスポイントから送信される確認応答メッセージを受信するための手段であって、前記受信信号電力レベルおよび前記往復遅延時間の少なくとも１つが、前記確認応答メッセージから決定される、手段と、
    前記アクセスポイントによって送信される測定応答メッセージを受信するための手段であって、前記測定応答メッセージが、前記測定応答メッセージの前記アクセスポイントにおける前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む、手段とを備える、請求項１６に記載のワイヤレス通信装置。
21. 前記応答メッセージが、８０２．１１ｋプロトコルのＴＰＣ報告要素メッセージに基づいてフォーマットされたパケットを含む、請求項１６に記載のワイヤレス通信装置。
22. 実行されると、ネットワーク情報を通信するための動作を引き起こす、プロセッサ上で実行可能な命令のセットによってプログラムされる、非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記動作が、
    モバイルデバイスからアクセスポイントに要求メッセージを送信することと、
    前記モバイルデバイスにおいて、前記要求メッセージを受信したことに応答して前記アクセスポイントから送信される応答メッセージを受信することであって、前記応答メッセージが、前記応答メッセージの前記アクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む、受信することと、
    前記アクセスポイントにおける前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む前記受信される応答メッセージに基づいて、前記応答メッセージの前記モバイルデバイスにおける受信信号電力レベルと、前記要求メッセージが前記モバイルデバイスから送信された第１の時刻から前記応答メッセージが前記モバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間とを決定することとを備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
23. 命令の前記セットがさらに、
    前記応答メッセージの前記決定された受信信号電力レベルと前記応答メッセージの前記送信信号電力レベルとに基づいて、受信信号強度表示（ＲＳＳＩ）と、前記応答メッセージと関連付けられる経路損失と、前記モバイルデバイスと前記アクセスポイントとの間の距離とのうちの１つまたは複数を決定するという動作を引き起こす命令を備える、請求項２２に記載のコンピュータ可読媒体。
24. 前記応答メッセージを受信するという動作を引き起こすための前記命令が、
    前記アクセスポイントに許容可能な最大の信号電力レベルで、前記アクセスポイントから送信される前記応答メッセージを受信するという動作を引き起こすための命令を備える、請求項２２に記載のコンピュータ可読媒体。
25. 前記要求メッセージを送信するという動作を引き起こすための前記命令が、
    前記モバイルデバイスの地理的な位置の決定を容易にするために、前記モバイルデバイスによって測位パケットを送信するという動作を引き起こすための命令を備える、請求項２２に記載のコンピュータ可読媒体。
26. 前記応答メッセージを受信するという動作を引き起こすための前記命令が、
    前記要求メッセージを受信したことに応答して前記アクセスポイントから送信される確認応答メッセージを受信することであって、前記受信信号電力レベルおよび前記往復遅延時間の少なくとも１つが、前記確認応答メッセージから決定される、受信することと、
    前記アクセスポイントによって送信される測定応答メッセージを受信することであって、前記測定応答メッセージが、前記測定応答メッセージの前記アクセスポイントにおける前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む、受信することという動作を引き起こすための命令を備える、請求項２２に記載のコンピュータ可読媒体。
27. 前記応答メッセージが、８０２．１１ｋプロトコルのＴＰＣ報告要素メッセージに基づいてフォーマットされたパケットを含む、請求項２２に記載のコンピュータ可読媒体。
28. ネットワーク情報を通信するための方法であって、
    モバイルデバイスから送信された要求メッセージをアクセスポイントにおいて受信することと、
    前記要求メッセージを受信したことに応答して、前記応答メッセージの前記アクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む応答メッセージを、前記アクセスポイントから前記モバイルデバイスに送信することとを備え、
    前記アクセスポイントにおける前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む前記応答メッセージが、前記応答メッセージの前記モバイルデバイスにおける受信信号電力レベルと、前記要求メッセージが前記モバイルデバイスから送信された第１の時刻から前記応答メッセージが前記モバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間との決定を可能にするように構成される、方法。
29. 前記応答メッセージがさらに、前記アクセスポイントにおける前記応答メッセージの前記送信信号電力レベルの決定を可能にするように構成される、請求項２８に記載の方法。
30. 前記応答メッセージがさらに、前記応答メッセージの前記決定された受信信号電力レベルと前記応答メッセージの前記送信信号電力レベルとを使用して、受信信号強度表示（ＲＳＳＩ）と、前記応答メッセージと関連付けられる経路損失と、前記モバイルデバイスと前記アクセスポイントとの間の距離とのうちの１つまたは複数の決定を可能にするように構成される、請求項２８に記載の方法。
31. 前記応答メッセージを送信することが、
    前記アクセスポイントに許容可能な最大の信号電力レベルで、前記アクセスポイントから前記応答メッセージを送信することを備える、請求項２８に記載の方法。
32. 前記要求メッセージを受信することが、
    前記モバイルデバイスの地理的な位置の決定を容易にするために、前記アクセスポイントによって測位パケットを受信することを備える、請求項２８に記載の方法。
33. 前記応答メッセージを送信することが、
    前記要求メッセージを受信したことに応答して前記アクセスポイントから確認応答メッセージを送信することであって、前記受信信号電力レベルおよび前記往復遅延時間の少なくとも１つが、前記確認応答メッセージから決定される、送信することと、
    前記アクセスポイントによって測定応答メッセージを送信することであって、前記測定応答メッセージが、前記測定応答メッセージの前記アクセスポイントにおける前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む、送信することとを備える、請求項２８に記載の方法。
34. 前記応答メッセージが、８０２．１１ｋプロトコルのＴＰＣ報告要素メッセージに基づいてフォーマットされたパケットを含む、請求項２８に記載の方法。
35. 前記応答メッセージが、ＣＩＳＣＯ ＣＯＭＰＡＴＩＢＬＥ ＥＸＴＥＮＳＩＯＮＳ（商標）（ＣＣＸ（商標））メッセージプロトコルに基づいてフォーマットされたパケットと、ＱＵＩＰＳ（商標）メッセージに基づいてフォーマットされたパケットとのうちの、１つまたは複数を含む、請求項２８に記載の方法。
36. 通信メッセージを送信および受信するための送受信機と、
    動作を引き起こすように構成されるプロセッサベースのデバイスとを備え、前記動作が、
    前記ワイヤレス通信装置において、モバイルデバイスから送信される要求メッセージを受信することと、
    前記要求メッセージを受信したことに応答して、応答メッセージの前記ワイヤレス通信装置における送信信号電力レベルを表すデータを含む前記応答メッセージを、前記ワイヤレス通信装置から前記モバイルデバイスに送信することとを備え、
    前記ワイヤレス通信装置における前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む前記応答メッセージが、前記応答メッセージの前記モバイルデバイスにおける受信信号電力レベルと、前記要求メッセージが前記モバイルデバイスから送信された第１の時刻から前記応答メッセージが前記モバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間との決定を可能にするように構成される、ワイヤレス通信装置。
37. 前記応答メッセージがさらに、前記応答メッセージの前記決定された受信信号電力レベルと前記応答メッセージの前記送信信号電力レベルとを使用して、受信信号強度表示（ＲＳＳＩ）と、前記応答メッセージと関連付けられる経路損失と、前記モバイルデバイスと前記ワイヤレス通信装置との間の距離とのうちの１つまたは複数の決定を可能にするように構成される、請求項３６に記載のワイヤレス通信装置。
38. 前記応答メッセージを送信するという動作を引き起こすように構成される前記プロセッサベースのデバイスが、
    前記ワイヤレス通信装置に許容可能な最大の信号電力レベルで、前記ワイヤレス通信装置から前記応答メッセージを送信するという動作を引き起こすように構成される、請求項３６に記載のワイヤレス通信装置。
39. 前記要求メッセージを受信するという動作を引き起こすように構成される前記プロセッサベースのデバイスが、
    前記モバイルデバイスの地理的な位置の決定を容易にするために、前記ワイヤレス通信装置によって測位パケットを受信するという動作を引き起こすように構成される、請求項３６に記載のワイヤレス通信装置。
40. 前記応答メッセージを送信するという動作を引き起こすように構成される前記プロセッサベースのデバイスが、
    前記要求メッセージを受信したことに応答して前記ワイヤレス通信装置から確認応答メッセージを送信することであって、前記受信信号電力レベルおよび前記往復遅延時間の少なくとも１つが、前記確認応答メッセージから決定される、送信することと、
    前記ワイヤレス通信装置によって測定応答メッセージを送信することであって、前記測定応答メッセージが、前記測定応答メッセージの前記ワイヤレス通信装置における前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む、送信することという動作を引き起こすように構成される、請求項３６に記載のワイヤレス通信装置。
41. 前記応答メッセージが、８０２．１１ｋプロトコルのＴＰＣ報告要素メッセージに基づいてフォーマットされたパケットを含む、請求項３６に記載のワイヤレス通信装置。
42. 前記ワイヤレス通信装置において、モバイルデバイスから送信される要求メッセージを受信するための手段と、
    前記要求メッセージを受信したことに応答して、応答メッセージの前記ワイヤレス通信装置における送信信号電力レベルを表すデータを含む前記応答メッセージを、前記ワイヤレス通信装置から前記モバイルデバイスに送信するための手段とを備え、
    前記ワイヤレス通信装置における前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む前記応答メッセージが、前記応答メッセージの前記モバイルデバイスにおける受信信号電力レベルと、前記要求メッセージが前記モバイルデバイスから送信された第１の時刻から前記応答メッセージが前記モバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間との決定を可能にするように構成される、ワイヤレス通信装置。
43. 前記応答メッセージがさらに、前記応答メッセージの前記決定された受信信号電力レベルと前記応答メッセージの前記送信信号電力レベルとを使用して、受信信号強度表示（ＲＳＳＩ）と、前記応答メッセージと関連付けられる経路損失と、前記モバイルデバイスと前記ワイヤレス通信装置との間の距離とのうちの１つまたは複数の決定を可能にするように構成される、請求項４２に記載のワイヤレス通信装置。
44. 前記応答メッセージを送信するための前記手段が、
    前記ワイヤレス通信装置に許容可能な最大の信号電力レベルで、前記ワイヤレス通信装置から前記応答メッセージを送信するための手段を備える、請求項４２に記載のワイヤレス通信装置。
45. 前記要求メッセージを受信するための前記手段が、
    前記モバイルデバイスの地理的な位置の決定を容易にするために、前記ワイヤレス通信装置によって測位パケットを受信するための手段を備える、請求項４２に記載のワイヤレス通信装置。
46. 前記応答メッセージを送信するための前記手段が、
    前記要求メッセージを受信したことに応答して前記ワイヤレス通信装置から確認応答メッセージを送信するための手段であって、前記受信信号電力レベルおよび前記往復遅延時間の少なくとも１つが、前記確認応答メッセージから決定される、手段と、
    前記ワイヤレス通信装置によって測定応答メッセージを送信するための手段であって、前記測定応答メッセージが、前記測定応答メッセージの前記ワイヤレス通信装置における前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む、手段とを備える、請求項４２に記載のワイヤレス通信装置。
47. 前記応答メッセージが、８０２．１１ｋプロトコルのＴＰＣ報告要素メッセージに基づいてフォーマットされたパケットを含む、請求項４２に記載のワイヤレス通信装置。
48. 実行されると、ネットワーク情報を通信するための動作を引き起こす、プロセッサ上で実行可能な命令のセットによってプログラムされる、非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記動作が、
    モバイルデバイスから送信された要求メッセージをアクセスポイントにおいて受信することと、
    前記要求メッセージを受信したことに応答して、前記応答メッセージの前記アクセスポイントにおける送信信号電力レベルを表すデータを含む応答メッセージを、前記アクセスポイントから前記モバイルデバイスに送信することとを備え、
    前記アクセスポイントにおける前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む前記応答メッセージが、前記応答メッセージの前記モバイルデバイスにおける受信信号電力レベルと、前記要求メッセージが前記モバイルデバイスから送信された第１の時刻から前記応答メッセージが前記モバイルデバイスにおいて受信された第２の時刻までの往復遅延時間との決定を可能にするように構成される、非一時的コンピュータ可読媒体。
49. 前記応答メッセージがさらに、前記応答メッセージの前記決定された受信信号電力レベルと、前記応答メッセージの前記送信信号電力レベルとを使用して、受信信号強度表示（ＲＳＳＩ）と、前記応答メッセージと関連付けられる経路損失と、前記モバイルデバイスと前記アクセスポイントとの間の距離とのうちの１つまたは複数の決定を可能にするように構成される、請求項４８に記載のコンピュータ可読媒体。
50. 前記応答メッセージを送信するという動作を引き起こすための前記命令が、
    前記アクセスポイントに許容可能な最大の信号電力レベルで、前記アクセスポイントから前記応答メッセージを送信するという動作を引き起こすための命令を備える、請求項４８に記載のコンピュータ可読媒体。
51. 前記要求メッセージを受信するという動作を引き起こすための前記命令が、
    前記モバイルデバイスの地理的な位置の決定を容易にするために、前記アクセスポイントによって測位パケットを受信するという動作を引き起こすための命令を備える、請求項４８に記載のコンピュータ可読媒体。
52. 前記応答メッセージを送信するという動作を引き起こすための前記命令が、
    前記要求メッセージを受信したことに応答して前記アクセスポイントから確認応答メッセージを送信することであって、前記受信信号電力レベルおよび前記往復遅延時間の少なくとも１つが、前記確認応答メッセージから決定される、送信することと、
    前記アクセスポイントによって測定応答メッセージを送信することであって、前記測定応答メッセージが、前記測定応答メッセージの前記アクセスポイントにおける前記送信信号電力レベルを表す前記データを含む、送信することという動作を引き起こすための命令を備える、請求項４８に記載のコンピュータ可読媒体。
53. 前記応答メッセージが、８０２．１１ｋプロトコルのＴＰＣ報告要素メッセージに基づいてフォーマットされたパケットを含む、請求項４８に記載のコンピュータ可読媒体。

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