JP2016004337A - 工作機械 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作性と安全性とを両立させながら、タッチパネルによって各種の操作を実行させることができる工作機械を提供する。【解決手段】タッチパネル31には、第1の感度を有する第1の操作領域(低感度領域31L)と、第1の感度より感度が高い第2の感度を有する第2の操作領域(高感度領域31H)とが設けられている。表示装置30は、第1の操作領域に対応した第1の表示領域に、加工関連動作部を動作させる機能に割り当てられた第1の操作スイッチを表示し、第2の操作領域に対応した第2の表示領域に、加工関連動作部を動作させる機能以外の機能に割り当てられた第2の操作スイッチを表示する。【選択図】図4
Description
本発明は、レーザ加工機等の工作機械に関する。
金属の板材をレーザによって切断するレーザ加工機、金属の板材を曲げ加工するベンディングマシン等の各種の工作機械が普及している。工作機械は、オペレータが工作機械を操作するための機械的な操作スイッチを備える。
また、工作機械は、各種の情報を表示するための表示装置を備える。特許文献1に記載のように、近年、表示装置にはタッチパネルが装着されるのが一般的である。オペレータは、表示装置に表示させた操作スイッチをタッチパネルによって操作することによって、工作機械における一部の操作を実行させることができる。
タッチパネルによって操作する操作スイッチは工作機械以外の各種の装置でも多く採用されている。各種の装置において、機械的な操作スイッチがタッチパネルによって操作する操作スイッチに置き換えられる傾向にある。
工作機械においても、機械的な操作スイッチをタッチパネルによって操作する操作スイッチに置き換えて、より多くの操作をタッチパネルによって実行させることが考えられる。工作機械をタッチパネルで操作する場合、操作性がよく、しかも、工作機械の安全性が維持されることが必要である。
本発明は、操作性と安全性とを両立させながら、タッチパネルによって各種の操作を実行させることができる工作機械を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様によれば、材料の加工に関連した動作を行う加工関連動作部を有する機械本体部と、前記機械本体部を制御する制御部と、前記制御部による制御に基づいて文字または画像を表示する表示装置と、前記表示装置に装着され、前記文字または画像が触れられたことを検出するタッチパネルとを備え、前記タッチパネルには、第1の感度を有する第1の操作領域と、前記第1の感度より感度が高い第2の感度を有する第2の操作領域とが設けられ、前記制御部は、前記第1の操作領域に対応した前記表示装置における第1の表示領域に、画像による操作スイッチであり、前記加工関連動作部を動作させる機能に割り当てられた第1の操作スイッチを表示し、前記第2の操作領域に対応した前記表示装置における第2の表示領域に、画像による操作スイッチであり、前記加工関連動作部を動作させる機能以外の機能に割り当てられた第2の操作スイッチを表示するよう前記表示装置を制御することを特徴とする工作機械が提供される。
第1の態様において、前記機械本体部における動作を設定するための動作設定部をさらに備え、前記制御部は、前記第2の操作スイッチとして、前記機械本体部における動作を前記動作設定部に設定するための操作スイッチを前記第2の表示領域に表示するよう前記表示装置を制御することが好ましい。
第1の態様において、前記機械本体部は、材料の加工とは直接的には関連しない加工非関連動作部を有し、前記制御部は、前記第2の操作スイッチとして、前記加工非関連動作部を動作させるための操作スイッチを前記第2の表示領域に表示するよう前記表示装置を制御することが好ましい。
第1の態様において、前記タッチパネルには、前記第1及び第2の操作領域に加えて、前記第2の感度より感度が高い第3の感度を有する第3の操作領域が設けられ、前記制御部は、前記第3の操作領域に対応した前記表示装置における第3の表示領域に、表示状態を変更するためにフリック操作またはドラッグ操作が施される文字または図形情報を表示するよう前記表示装置を制御することが好ましい。
第1の態様において、前記タッチパネルは1つの方式のタッチパネルであり、前記制御部は、ソフトウェアによって前記第1の感度と前記第2の感度とを設定することができる。
第1の態様において、前記第1の操作領域には第1の方式のタッチパネルが用いられ、前記第2の操作領域には前記第1の方式とは異なる第2の方式のタッチパネルが用いられていてもよい。
本発明の第2の態様によれば、材料を加工する機械本体部と、前記機械本体部を制御する制御部と、前記制御部による制御に基づいて文字または画像を表示する表示装置と、前記表示装置に装着され、前記文字または画像が触れられたことを検出するタッチパネルとを備え、前記タッチパネルには、第1の感度を有する第1の操作領域と、前記第1の感度より感度が高い第2の感度を有する第2の操作領域とが設けられ、前記制御部は、前記第1の操作領域に対応した前記表示装置における第1の表示領域に、前記機械本体部を動作させるための画像による操作スイッチを表示し、前記第2の操作領域に対応した前記表示装置における第2の表示領域に、表示状態を変更するためにフリック操作またはドラッグ操作が施される文字または図形情報を表示するよう前記表示装置を制御することを特徴とする工作機械が提供される。
第2の態様において、前記タッチパネルにおける少なくとも前記第2の表示領域は、静電容量方式のタッチパネルであることが好ましい。
本発明の工作機械によれば、操作性と安全性とを両立させながら、タッチパネルによって各種の操作を実行させることができる。
以下、一実施形態の工作機械について、添付図面を参照して説明する。一実施形態の工作機械は、レーザによって金属の材料(例えば板材)を切断するレーザ加工機を例とする。工作機械は、レーザ加工機の他、レーザ溶接機やベンディングマシン等の任意の工作機械でよい。
まず、図1を用いて、工作機械の全体構成例を説明する。図1において、NC装置10には、表示装置30と、機械的操作スイッチ40と、機械本体部50とが接続されている。
NC装置10は、機械本体部50及びその他の各部を制御する制御部である。NC装置10は、機械本体部50における動作を設定して保持する動作設定部11と、記憶部20とを有する。
記憶部20は、機械本体部50によって材料を加工するための加工プログラムMPを記憶している。記憶部20は、例えば書き換え可能な不揮発性メモリである。
表示装置30は例えば液晶パネルである。表示装置30にはタッチパネル31が装着されている。本実施形態の工作機械においては、機械本体部50を動作させたり、機械本体部50における動作を設定させたりする画像による操作スイッチを表示装置30に表示させ、操作スイッチをタッチパネル31で操作するようにしている。
図1においては、タッチパネル31の大きさを表示装置30の画面より小さくしているが、表示装置30の画面の全体にタッチパネル31を装着してもよい。
全ての操作スイッチをタッチパネル31による操作とする場合には、機械的操作スイッチ40は省略可能である。本実施形態の工作機械は、機械的操作スイッチ40を備えていてもよいし、備えていなくてもよい。
機械本体部50は、材料の加工に関連した動作を行う加工関連動作部51と、材料の加工とは直接的には関連しない加工非関連動作部52とを有する。加工非関連動作部52の一例は、機械本体部50に設けられている作業灯である。
加工関連動作部51は、例えば、図2に示すような構成を有する。図2に示すように、加工関連動作部51は、材料をXY平面で移動させるためのX軸とY軸、レーザヘッド(図示せず)を上下させるためのZ軸とよりなる移動軸511と、移動軸511を駆動する軸駆動部512とを有する。
加工関連動作部51は、材料が固定されていて、レーザヘッドが移動するように構成されていてもよい。
加工関連動作部51は、レーザヘッドからのレーザ光を出力可能にするためのシャッタ513と、シャッタ513を駆動するシャッタ駆動部514とを有する。加工関連動作部51は、材料を載せるパレット515と、パレット515を平面移動または上下移動させるパレット駆動部516とを有する。
軸駆動部512とシャッタ駆動部514とパレット駆動部516は、NC装置10によって制御される。
図1に戻り、動作設定部11は、加工非関連動作部52における作業灯の点灯または消灯の状態を設定する。動作設定部11は、加工プログラムMPを1行ずつ加工関連動作部51に実行させるシングルブロックとするか否かを設定する。動作設定部11は、機械本体部50の電源を予め定めた時刻に遮断する自動電源断を設定することができる。
<第1の例>
まず、タッチパネル31の第1の例を説明する。第1の例において、タッチパネル31は図3に示すように構成されている。図3に示すように、タッチパネル31には、低感度領域31Lと高感度領域31Hとの2つの領域が設けられている。低感度領域31Lは、第1の感度を有する第1の操作領域である。高感度領域31Hは、第1の感度より感度が高い第2の感度を有する第2の操作領域である。
まず、タッチパネル31の第1の例を説明する。第1の例において、タッチパネル31は図3に示すように構成されている。図3に示すように、タッチパネル31には、低感度領域31Lと高感度領域31Hとの2つの領域が設けられている。低感度領域31Lは、第1の感度を有する第1の操作領域である。高感度領域31Hは、第1の感度より感度が高い第2の感度を有する第2の操作領域である。
低感度領域31Lは、操作する際に比較的長い時間を要して、確実な操作が必要な領域ということができる。高感度領域31Hは、操作する際に比較的短い時間での操作が可能で、軽快に操作が可能な領域ということができる。感度が高い・低いとは、操作の軽快性や容易性の大・小ということができる。
タッチパネル31としては、例えば、抵抗膜方式のタッチパネルや静電容量方式のタッチパネルを用いることができる。NC装置10は、タッチパネル31からの出力信号に基づいて、タッチパネル31に指等が接触したか否かを検出する。NC装置10は、指等の接触を検出する際の感度をソフトウェアによって2段階に設定することによって、低感度領域31Lと高感度領域31Hとを設定することができる。
タッチパネル31が抵抗膜方式のタッチパネルである場合、タッチパネル31が触れられていると検出するまでの時間を、比較的長い第1の時間と比較的短い第2の時間とに設定することによって、低感度領域31Lと高感度領域31Hとを設定することができる。
タッチパネル31が静電容量方式のタッチパネルである場合、タッチパネル31が触れられていると検出するまでの静電容量値を、比較的大きい第1の値と比較的小さい第2の値とに設定することによって、低感度領域31Lと高感度領域31Hとを設定することができる。
また、一般的に、静電容量方式のタッチパネルは抵抗膜方式のタッチパネルと比較して高感度である。そこで、低感度領域31Lには抵抗膜方式のタッチパネルを用い、高感度領域31Hには静電容量方式のタッチパネルを用いてもよい。
タッチパネル31に2つの感度の領域を設定する方法は任意である。タッチパネル31は、任意の方法によって、互いに感度が異なる低感度領域31Lと高感度領域31Hとを有すればよい。低感度領域31Lと高感度領域31Hとの左右の位置は逆でもよく、上下に並んでいてもよい。
図4に示すように、表示装置30には、画像による操作スイッチであり、加工関連動作部51を動作させる機能に割り当てられた第1の操作スイッチ(S1L,S2L,S3L,S4L)が表示されている。また、表示装置30には、画像による操作スイッチであり、加工関連動作部51を動作させる機能以外の機能に割り当てられた第2の操作スイッチ(S5H,S6H,S7H,S8H,S9H)が表示されている。
これらの画像による操作スイッチは、タッチパネル31によって操作可能に構成されている。
加工関連動作部51を動作させる機能以外の機能に割り当てられた第2の操作スイッチとは、機械本体部50における動作を動作設定部11に設定するための操作スイッチや、加工非関連動作部52を動作させるための操作スイッチである。動作設定部11は動作の設定情報を保持するものであるから、動作の設定によって加工関連動作部51を動作させることはない。
図4において、低感度領域31Lに対応した表示領域(第1の表示領域)には、開始スイッチS1L,ジョグ送りスイッチS2L,シャッタスイッチS3L,パレットスイッチS4Lが表示されている。これらの操作スイッチは、低感度領域31Lに対応した表示領域に表示する第1の操作スイッチの例である。
開始スイッチS1Lが操作されると、NC装置10は、機械本体部50の動作を開始させる。開始スイッチS1Lは、機械本体部50による材料の加工を開始する操作スイッチであってもよい。ジョグ送りスイッチS2Lが操作されると、NC装置10は、軸駆動部512を制御して、移動軸511を動作させる。
シャッタスイッチS3Lが操作されると、NC装置10は、レーザヘッドからのレーザ光を出力可能にするために、シャッタ駆動部514を制御して、シャッタ513を開状態とする。パレットスイッチS4Lが操作されると、NC装置10は、パレット駆動部516制御して、パレット515を移動させる。
また、図4において、高感度領域31Hに対応した表示領域(第2の表示領域)には、シングルブロック設定スイッチS5H,自動電源断設定スイッチS6H,時刻設定スイッチS7H,作業灯スイッチS8H,非常停止スイッチS9Hが表示されている。これらの操作スイッチは、高感度領域31Hに対応した表示領域に表示する第2の操作スイッチの例である。
シングルブロック設定スイッチS5Hが操作されると、NC装置10は、加工関連動作部51における動作をシングルブロックとするよう動作設定部11に設定する。自動電源断設定スイッチS6Hが操作されると、NC装置10は、機械本体部50の電源を予め定めた時刻に遮断するよう動作設定部11に設定する。時刻設定スイッチS7Hが操作されると、NC装置10は、自動電源断の時刻を設定して動作設定部11に保持させる。
作業灯が消灯しているときに作業灯スイッチS8Hが操作されると、NC装置10は、作業灯を点灯させるよう加工非関連動作部52を制御する。作業灯が点灯しているときに作業灯スイッチS8Hが操作されると、NC装置10は、作業灯を消灯させるよう加工非関連動作部52を制御する。
非常停止スイッチS9Hが操作されると、NC装置10は、加工関連動作部51における動作を非常停止させるよう機械本体部50を制御する。
以上のように、図4に示す第1の例は、機械本体部50における加工に関連した動作を行わせるための第1の操作スイッチを、比較的感度の低い低感度領域31Lに対応した表示領域に表示させている。
また、図4に示す第1の例は、機械本体部50における加工に関連しない動作を行わせたり、機械本体部50における動作を設定したりするための第2の操作スイッチを、比較的感度の高い高感度領域31Hに対応した表示領域に表示させている。
低感度領域31Lにおいては、高感度領域31Hと比較すると確実な操作が要求される。よって、第1の操作スイッチが不用意に操作される可能性を低くすることができ、工作機械を動作させる際の安全性を確保することができる。
一方、高感度領域31Hにおいては、低感度領域31Lと比較すると軽快な操作を行うことができる。よって、第2の操作スイッチを軽快に操作性よく操作することができる。
第1の例によれば、操作性と安全性とを両立させながら、タッチパネル31によって各種の操作を実行させることができる。
図4に示すように、非常停止スイッチS9Hは、動作している機械本体部50を停止させる操作スイッチであり、即座に応答することが求められることから、加工に関連しない動作を行わせる第2の操作スイッチとして扱うのが好ましい。非常停止スイッチS9Hを高感度領域31Hに対応した表示領域に表示させることにより、さらに安全性を確保することができる。
<第2の例>
次に、タッチパネル31の第2の例を説明する。タッチパネル31の第2の例において、第1の例と共通部分の説明を省略することがある。第2の例において、タッチパネル31は図5に示すように構成されている。図5に示すように、タッチパネル31には、低感度領域31Lと中感度領域31Mと高感度領域31Hとの3つの領域が設けられている。
次に、タッチパネル31の第2の例を説明する。タッチパネル31の第2の例において、第1の例と共通部分の説明を省略することがある。第2の例において、タッチパネル31は図5に示すように構成されている。図5に示すように、タッチパネル31には、低感度領域31Lと中感度領域31Mと高感度領域31Hとの3つの領域が設けられている。
低感度領域31Lは、第1の感度を有する第1の操作領域である。中感度領域31Mは、第1の感度より感度が高い第2の感度を有する第2の操作領域である。高感度領域31Hは、第2の感度より感度が高い第3の感度を有する第3の操作領域である。
図5における中感度領域31Mが有する第2の感度は、図3における高感度領域31Hが有する第2の感度と同じであってもよいし、異なっていてもよい。図5における高感度領域31Hが有する第3の感度は、図3における高感度領域31Hが有する第2の感度よりも高いことが好ましい。
NC装置10は、指等の接触を検出する際の感度をソフトウェアによって3段階に設定することによって、低感度領域31Lと中感度領域31Mと高感度領域31Hとを設定することができる。
タッチパネル31が抵抗膜方式のタッチパネルである場合、タッチパネル31が触れられていると検出するまでの時間を3つの時間に設定することによって、低感度領域31Lと中感度領域31Mと高感度領域31Hとを設定することができる。
タッチパネル31が静電容量方式のタッチパネルである場合、タッチパネル31が触れられていると検出するまでの静電容量値を3つの値に設定することによって、低感度領域31Lと中感度領域31Mと高感度領域31Hとを設定することができる。
図5において、タッチパネル31に抵抗膜方式のタッチパネルと静電容量方式のタッチパネルとを混在させてもよい。例えば、低感度領域31Lと中感度領域31Mに抵抗膜方式のタッチパネルを用い、高感度領域31Hに静電容量方式のタッチパネルを用いてもよい。
タッチパネル31に3つの感度の領域を設定する方法は任意である。タッチパネル31は、任意の方法によって、互いに感度が異なる低感度領域31Lと中感度領域31Mと高感度領域31Hとを有すればよい。低感度領域31Lと中感度領域31Mと高感度領域31Hとの位置関係は図5に限定されない。
図6に示すように、表示装置30には、画像による操作スイッチであり、加工関連動作部51を動作させる機能に割り当てられた第1の操作スイッチ(S1L,S2L,S3L,S4L)が表示されている。また、表示装置30には、画像による操作スイッチであり、加工関連動作部51を動作させる機能以外の機能に割り当てられた第2の操作スイッチ(S5M,S6M,S7M,S8M,S9M)が表示されている。
さらに、表示装置30には、操作スイッチ以外の文字情報In1Hや図形情報In2Hが表示されている。
図6において、低感度領域31Lに対応した表示領域(第1の表示領域)には、開始スイッチS1L,ジョグ送りスイッチS2L,シャッタスイッチS3L,パレットスイッチS4Lが表示されている。これらの操作スイッチは、低感度領域31Lに対応した表示領域に表示する第1の操作スイッチの例である。
また、図6において、中感度領域31Mに対応した表示領域(第2の表示領域)には、シングルブロック設定スイッチS5M,自動電源断設定スイッチS6M,時刻設定スイッチS7M,作業灯スイッチS8M,非常停止スイッチS9Mが表示されている。これらの操作スイッチは、中感度領域31Mに対応した表示領域に表示する第2の操作スイッチの例である。
第2の例における低感度領域31L及び中感度領域31Mによれば、第1の例と同様に、操作性と安全性とを両立させながら、タッチパネル31によって各種の操作を実行させることができる。
さらに、図6において、高感度領域31Hに対応した表示領域(第3の表示領域)には、NC装置10による制御に基づいて、加工プログラムMPを示す文字列よりなる文字情報In1Hと、加工プログラムMPを図形で表現した図形情報In2Hとが表示されている。
文字情報In1Hは高感度領域31Hに対応した表示領域に表示されているため、文字情報In1Hが表示されている部分で指をはじくフリック操作を行うことによって、文字情報In1Hを容易にスクロールさせることができる。これによって、オペレータは、加工プログラムMPを確認することができる。
オペレータは、加工プログラムMPを編集することがある。図形情報In2Hは高感度領域31Hに対応した表示領域に表示されているため、オペレータは、図形情報In2Hを指で触れたまま移動させるドラッグ操作を行うことによって、加工プログラムMPを容易に編集することができる。
NC装置10は、オペレータによるドラッグ操作に対応して加工プログラムMPを編集する。NC装置10は、編集された加工プログラムMPを示す文字情報In1Hを表示装置30に表示させる。
高感度領域31Hに対応した表示領域に表示される文字情報In1H及び図形情報In2Hは、表示状態を変更するためにフリック操作またはドラッグ操作が施される文字または図形情報の例である。文字情報In1Hがドラッグ操作されてもよいし、図形情報In2Hがフリック操作されてもよい。
高感度領域31Hが、フリック操作またはドラッグ操作が行われる操作領域である場合には、高感度領域31Hとしては静電容量方式のタッチパネルを用いるのがよい。タッチパネル31の全体が静電容量方式のタッチパネルであってもよい。
第2の例によれば、高感度領域31Hを設けることによって、操作性と安全性とを両立させながら、タッチパネル31によって加工プログラムMPの確認や編集を含む各種の操作を実行させることができる。
図6においては、非常停止スイッチS9Mを中感度領域31Mに対応した表示領域に表示させているが、高感度領域31Hに対応した表示領域に表示させてもよい。
<第3の例>
さらに、タッチパネル31の第3の例を説明する。タッチパネル31の第3の例において、第1の例または第2の例と共通部分の説明を省略することがある。第3の例において、タッチパネル31は図7に示すように構成されている。図7に示すように、タッチパネル31には、低感度領域31Lと高感度領域31Hとの2つの領域が設けられている。
さらに、タッチパネル31の第3の例を説明する。タッチパネル31の第3の例において、第1の例または第2の例と共通部分の説明を省略することがある。第3の例において、タッチパネル31は図7に示すように構成されている。図7に示すように、タッチパネル31には、低感度領域31Lと高感度領域31Hとの2つの領域が設けられている。
低感度領域31Lは、第1の感度を有する第1の操作領域である。高感度領域31Hは、第1の感度より感度が高い第2の感度を有する第2の操作領域である。図7における高感度領域31Hが有する第2の感度は、図6における高感度領域31Hが有する第3の感度と同じ程度でよい。
図7において、表示装置30における低感度領域31Lに対応した表示領域(第1の表示領域)には、開始スイッチS1L,ジョグ送りスイッチS2L,シャッタスイッチS3L,パレットスイッチS4Lが表示されている。また、低感度領域31Lに対応した表示領域には、シングルブロック設定スイッチS5L,自動電源断設定スイッチS6L,時刻設定スイッチS7L,作業灯スイッチS8Lが表示されている。
これらの操作スイッチは、低感度領域31Lに対応した表示領域に表示する第1の操作スイッチの例である。
また、図7において、高感度領域31Hに対応した表示領域(第2の表示領域)には、加工プログラムMPを示す文字列よりなる文字情報In1Hと、加工プログラムMPを図形で表現した図形情報In2Hと、非常停止スイッチS9Hが表示されている。
文字情報In1H及び図形情報In2Hは、表示状態を変更するためにフリック操作またはドラッグ操作が施される文字または図形情報の例である。非常停止スイッチS9Hは、高感度領域31Hに対応した表示領域に表示する第2の操作スイッチの例である。
高感度領域31Hとしては静電容量方式のタッチパネルを用いるのがよい。低感度領域31Lに抵抗膜方式のタッチパネルを用い、高感度領域31Hに静電容量方式のタッチパネルを用いてもよい。タッチパネル31の全体が静電容量方式のタッチパネルであってもよい。
第3の例においても、操作性と安全性とを両立させながら、タッチパネル31によって加工プログラムMPの確認や編集を含む各種の操作を実行させることができる。
本発明は以上説明した本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
本実施形態においては、タッチパネル31の方式として抵抗膜方式及び静電容量方式を例示したが、これに限定されない。2種類の方式のタッチパネルを用いる場合には、互いに感度が異なる第1の方式のタッチパネルと第2の方式のタッチパネルを用いればよい。
NC装置10は、表示装置30に工作機械の種類に応じた操作スイッチを表示させればよい。NC装置10は、必要に応じて、表示装置30に工作機械の種類に応じた文字または図形情報を表示させればよい。
タッチパネル31の第1〜第3の例では、それぞれの操作領域を矩形としているが、操作領域の形状は任意である。感度をソフトウェアによって設定する場合には、タッチパネル31の同じ位置の操作領域であっても、用途に応じて、感度を切り替えてもよい。
10 NC装置(制御部)
11 動作設定部
30 表示装置
31 タッチパネル
31L 低感度領域(操作領域)
31M 中感度領域(操作領域)
31H 高感度領域(操作領域)
50 機械本体部
51 加工関連動作部
52 加工非関連動作部
S1L 開始スイッチ(操作スイッチ)
S2L ジョグ送りスイッチ(操作スイッチ)
S3L シャッタスイッチ(操作スイッチ)
S4L パレットスイッチ(操作スイッチ)
S5H,S5L,S5M シングルブロック設定スイッチ(操作スイッチ)
S6H,S6L,S6M 自動電源断設定スイッチ(操作スイッチ)
S7H,S7L,S7M 時刻設定スイッチ(操作スイッチ)
S8H,S8L,S8M 作業灯スイッチ(操作スイッチ)
S9H,S9M 非常停止スイッチ(操作スイッチ)
In1H 文字情報
In2H 図形情報
11 動作設定部
30 表示装置
31 タッチパネル
31L 低感度領域(操作領域)
31M 中感度領域(操作領域)
31H 高感度領域(操作領域)
50 機械本体部
51 加工関連動作部
52 加工非関連動作部
S1L 開始スイッチ(操作スイッチ)
S2L ジョグ送りスイッチ(操作スイッチ)
S3L シャッタスイッチ(操作スイッチ)
S4L パレットスイッチ(操作スイッチ)
S5H,S5L,S5M シングルブロック設定スイッチ(操作スイッチ)
S6H,S6L,S6M 自動電源断設定スイッチ(操作スイッチ)
S7H,S7L,S7M 時刻設定スイッチ(操作スイッチ)
S8H,S8L,S8M 作業灯スイッチ(操作スイッチ)
S9H,S9M 非常停止スイッチ(操作スイッチ)
In1H 文字情報
In2H 図形情報
Claims (8)
- 材料の加工に関連した動作を行う加工関連動作部を有する機械本体部と、
前記機械本体部を制御する制御部と、
前記制御部による制御に基づいて文字または画像を表示する表示装置と、
前記表示装置に装着され、前記文字または画像が触れられたことを検出するタッチパネルと、
を備え、
前記タッチパネルには、第1の感度を有する第1の操作領域と、前記第1の感度より感度が高い第2の感度を有する第2の操作領域とが設けられ、
前記制御部は、前記第1の操作領域に対応した前記表示装置における第1の表示領域に、画像による操作スイッチであり、前記加工関連動作部を動作させる機能に割り当てられた第1の操作スイッチを表示し、前記第2の操作領域に対応した前記表示装置における第2の表示領域に、画像による操作スイッチであり、前記加工関連動作部を動作させる機能以外の機能に割り当てられた第2の操作スイッチを表示するよう前記表示装置を制御する
ことを特徴とする工作機械。 - 前記機械本体部における動作を設定するための動作設定部をさらに備え、
前記制御部は、前記第2の操作スイッチとして、前記機械本体部における動作を前記動作設定部に設定するための操作スイッチを前記第2の表示領域に表示するよう前記表示装置を制御する
ことを特徴とする請求項1記載の工作機械。 - 前記機械本体部は、材料の加工とは直接的には関連しない加工非関連動作部を有し、
前記制御部は、前記第2の操作スイッチとして、前記加工非関連動作部を動作させるための操作スイッチを前記第2の表示領域に表示するよう前記表示装置を制御する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の工作機械。 - 前記タッチパネルには、前記第1及び第2の操作領域に加えて、前記第2の感度より感度が高い第3の感度を有する第3の操作領域が設けられ、
前記制御部は、前記第3の操作領域に対応した前記表示装置における第3の表示領域に、表示状態を変更するためにフリック操作またはドラッグ操作が施される文字または図形情報を表示するよう前記表示装置を制御する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の工作機械。 - 前記タッチパネルは1つの方式のタッチパネルであり、前記制御部は、ソフトウェアによって前記第1の感度と前記第2の感度とを設定していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の工作機械。
- 前記第1の操作領域には第1の方式のタッチパネルが用いられ、前記第2の操作領域には前記第1の方式とは異なる第2の方式のタッチパネルが用いられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の工作機械。
- 材料を加工する機械本体部と、
前記機械本体部を制御する制御部と、
前記制御部による制御に基づいて文字または画像を表示する表示装置と、
前記表示装置に装着され、前記文字または画像が触れられたことを検出するタッチパネルと、
を備え、
前記タッチパネルには、第1の感度を有する第1の操作領域と、前記第1の感度より感度が高い第2の感度を有する第2の操作領域とが設けられ、
前記制御部は、前記第1の操作領域に対応した前記表示装置における第1の表示領域に、前記機械本体部を動作させるための画像による操作スイッチを表示し、前記第2の操作領域に対応した前記表示装置における第2の表示領域に、表示状態を変更するためにフリック操作またはドラッグ操作が施される文字または図形情報を表示するよう前記表示装置を制御する
ことを特徴とする工作機械。 - 前記タッチパネルにおける少なくとも前記第2の表示領域は、静電容量方式のタッチパネルであることを特徴とする請求項7記載の工作機械。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2014122982A JP2016004337A (ja) | 2014-06-16 | 2014-06-16 | 工作機械 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014122982A JP2016004337A (ja) | 2014-06-16 | 2014-06-16 | 工作機械 |
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021135771A (ja) * | 2020-02-27 | 2021-09-13 | 株式会社アマダ | 加工システム及び加工機の加工実績管理方法 |
DE112022000332T5 (de) | 2021-02-01 | 2023-09-07 | Fanuc Corporation | Diagnosevorrichtung zur bestimmung des rauschpegels |
DE112022000430T5 (de) | 2021-02-12 | 2023-11-02 | Fanuc Corporation | Diagnosevorrichtung und Diagnoseverfahren |
-
2014
- 2014-06-16 JP JP2014122982A patent/JP2016004337A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021135771A (ja) * | 2020-02-27 | 2021-09-13 | 株式会社アマダ | 加工システム及び加工機の加工実績管理方法 |
JP7454404B2 (ja) | 2020-02-27 | 2024-03-22 | 株式会社アマダ | 加工システム及び加工機の加工実績管理方法 |
DE112022000332T5 (de) | 2021-02-01 | 2023-09-07 | Fanuc Corporation | Diagnosevorrichtung zur bestimmung des rauschpegels |
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