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JP2016000565A - 自動車用ウェザストリップ - Google Patents

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JP2016000565A JP2014120747A JP2014120747A JP2016000565A JP 2016000565 A JP2016000565 A JP 2016000565A JP 2014120747 A JP2014120747 A JP 2014120747A JP 2014120747 A JP2014120747 A JP 2014120747A JP 2016000565 A JP2016000565 A JP 2016000565A
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Abstract

【課題】後閉じドア上縁のシール部17aがボディの外面から先閉じドアの先端側シール12に乗り上げる部分から滲み込む水を先閉じドアの外面側に排出する。
【解決手段】後閉じドア上縁のシール10が先端側シール12に乗り上げる部位の下方に、先端側シール12の車内側において水を受ける水受け31を設け、この水受け31から後閉じドアの先端側のシール部19Dよりも先閉じドアの基端側の外面に排水する排水路32を延設する。
【選択図】図12

Description

本発明は自動車用ウェザストリップに関する。
自動車のボディの開口(車室や荷室の開口)に観音開き式のドアを設け、その一方のドアを先に閉じる先閉じドアとし、他方のドアを後から閉じる後閉じドアとしたものは一般に知られている。
この種の自動車では、例えば、特許文献1に記載されているように、ボディの開口周縁に沿って車外側に突出する開口部シールが設けられ、先閉じドアの先端側の縁に沿って上下方向に延び且つ車外側に突出する先端側シールが設けられ、さらに、後閉じドアの周縁に沿って車内側に突出する後閉じシールが設けられている。
先閉じドアを閉じると、該ドアの内面がボディの開口部シールに当接し、ボディ外面視において、先閉じドアの先端側シールと残されたボディの開口部シールとが後閉じドアの周縁部に対応する枠状シール手段を形成した状態になる。そして、後閉じドアを閉じると、該ドア内面の周縁部が枠状シール手段に当接する一方、後閉じシールが枠状シール手段よりも外周側においてボディの開口周りの外面及び先閉じドアの先端側の外面に当接する。この場合、後閉じシールは先閉じドアのボディの外面から先端側シールに乗り上げた状態になる。
また、特許文献1には、先閉じドアと後閉じドアの合わせ部の上側の型成形部の中芯取り出しようスリット等から先閉じドアのウェザストリップの中空シール部に浸入した水を、中空シール部の下端から先閉じドアの内部(インナパネルとアウタパネルの間)に導くことが記載されている。
特開2011−219052号公報
上述の後閉じシールがボディの外面から先端側シールに乗り上げる部分では、後閉じシールとボディの外面の間に微小な隙間を生ずる。そのため、長時間の降雨があるときや洗車用の水が強く当るときには、上記微小な隙間から水が車内側に滲みこむ可能性がある。
これに対して、特許文献1に記載されているように、滲み水をウェザストリップの中空シール部によってドア内部に導くことが考えられる。しかし、その場合、ドア下端のインナパネルとアウタパネルを接続するフランジ部が水によって濡れる。このフランジ部は塗装がのりにくいことから、上記濡れによって錆を発生し易くなる。
そこで、本発明は、上記滲み水による発錆の問題を解決する排水構造を提供する。
本発明は、上記課題を解決するために、後閉じシールとボディの外面の微小隙間から滲み込む水を先閉じドアの外面側に排出するようにした。以下、具体的に説明する。
ここに提示する自動車用ウェザストリップは、ボディの開口を観音開き式の先閉じドアと後閉じドアで開閉するようにした自動車に係るものであり、
上記先閉じドアの先端側の縁に沿って設けられて車外側に突出する先端側シールと、
上記後閉じドアの周縁に沿って設けられて車内側に突出する後閉じシールとを備え、
上記後閉じドアが閉じられたときに、上記後閉じシールは、上記後閉じドアの上縁に沿って設けられたシール部が、上記ボディの外面に当接して該ボディの外面から上記先閉じドアの先端側シールに乗り上げ、上記後閉じドアの先端側の縁に沿って設けられたシール部が、上記先閉じドアにおける上記先端側シールよりも基端側の外面に当接した状態になるものであり、
上記先端側シールに、上記乗り上げ部の下方に位置付けられ該先端側シールの車内側において水を受ける水受けと、該水受けから上記後閉じドアの先端側の縁に沿って設けられたシール部よりも上記先閉じドアの基端側の外面に排水する排水路とが設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、後閉じドア上縁のシール部がボディの外面から先閉じドアの先端側シールに乗り上げた部分には、後閉じドア上縁のシール部とボディの外面の間に微小隙間を生ずる。しかし、その隙間から先端側シールの内側(車内側)に滲み込む水は、水受けで受けられるため、車内に浸入することが避けられる。
そうして、水受けで受けられた水は、排水路によって、後閉じドアの先端側の縁に沿って設けられたシール部よりも上記先閉じドアの基端側の外面に排出される。従って、上記隙間より滲み込んだ水が後閉じドアの内側(車内側)に浸入することがなく、さらに、先閉じドアのフランジ部にかかることがなく、ドアパネルの発錆防止に有利になる。
本発明の好ましい態様では、上記先端側シールの水受けは、上記後閉じドアを閉じた状態では該後閉じドアの先端側の縁に沿って設けられた上記シール部よりも上記後閉じドアの基端側に位置し、
上記先端側シールに、上記水受けから上記先閉じドアの基端側に向かって斜め下方に延び上記先閉じドアの外面に対する上記先端側シールの取付面側に開口した排水孔と、該取付面に形成され上記排水孔の下端から上記先閉じドアの基端側に向かって斜め下方に延びるビードとが設けられ、
上記取付面のビードが上記先閉じドアの外面に当接して、上記取付面と上記先閉じドアの外面と上記ビードとによって、上記排水孔と共に上記排水路を構成する排水空間が形成されている。
この態様は、排水路を斜め下方へ延びる構成として、後閉じドアの先端側のシール部よりも後閉じドアの基端側において水受けによって受けた滲み水を、該シール部よりも先閉じドアの基端側の外面に排出することにより、滲み水が後閉じドアの内側(車内側)に浸入することを防止している。そして、排水路の下部については、先端側シールの取付面に排水孔の下端に続くビードを設け、当該取付面と先閉じドアの外面とビードとによって排水空間を形成するようにしたから、先端側シールの取付面の形状を複雑にすることなく、水を先閉じドアの外面に排出することができる。
本発明によれば、後閉じドア上縁のシール部がボディの外面から先閉じドアの先端側シールに乗り上げる部位の下方に、該先端側シールの車内側において水を受ける水受けを設け、この水受けから後閉じドアの先端側のシール部よりも先閉じドアの基端側の外面に排水する排水路を延設したことから、上記乗り上げ部の隙間から先端側シールの内側に滲み込む水が後閉じドアの内側(車内側)に浸入することがなく、さらに、先閉じドアの内部に浸入してフランジ部にかかることもなく、ドアパネルの発錆防止に有利になる。
自動車の斜視図。 フロントとリヤのドアを閉じた状態の自動車の一部を示す側面図。 図2からフロンドドアを削除した図。 図3から後閉じシールを削除した図。 図4からボディを削除した図。 ボディの開口部シールの全体構成を示す正面図。 リヤドアの先閉じシールの全体構成を示す正面図。 フロントドアの後閉じシールの全体構成を示す正面図。 先閉じシールのコーナー部の正面図。 先閉じシールのコーナー部の斜視図。 後閉じシールのコーナー部の斜視図。 先閉じシールのコーナー部の背面図。 図9のA−A線での断面図。 図9のB−B線での断面図。 図9のC−C線での断面図。 図9のD−D線での断面図。 フロントとリヤのドアを閉じた状態(ボディ省略)の自動車の一部を示す平面図。 図2のA−A線での断面図。 図2のB−B線での断面図。 図2のC−C線での断面図。 図2のD−D線での断面図。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1に示す自動車は、ボディ1の側面の車室乗降用の開口2を観音開き式のフロントドア3とリヤドア4で開閉するようになっている。本実施形態では、リヤドア4が先に閉じられ、その後からフロントドア3が閉じられる。開口2を先閉じのリヤドア4側と後閉じのフロントドア3側とに仕切るピラーは設けられていない。
なお、本発明は、ボディ側面の荷室開口を先閉じドアと後閉じドアで開閉するケースや、ボディ後面の荷室開口を観音開き式の先閉じドアと後閉じドアで開閉するケース等にも適用することができる。
以下、本実施形態を具体的に説明する。なお、以下において、「シール」部材はEPDMゴムなどのゴムや熱可塑性エラストマーなどによるゴム様弾性体からなっている。
<ボディ1、ドア3,4及びシールの重なり関係>
図2はフロントドア3及びリヤドア4を閉じた状態を示す。同図の符号5はリヤドア4の上端側フレーム、符号6はリヤドア4のウィンドガラスである。図3は図2からフロントドア3を削除した図面であり、ボディ1の開口周縁に沿って設けられた図6に示す開口部シール7、リヤドア4の先端側フレーム8、先閉じのリヤドア4の周縁に沿って設けられた図7に示す先閉じシール9、並びに後閉じのフロントドア3の周縁に沿って設けられた図8に示す後閉じシール10が表されている。図4は図3から後閉じシール10を削除した図面であり、図5はさらにボディ1を削除した図面である。
図3乃至図5に示すように、リヤドア4の先端側フレーム8は、その外面形状が3段に変化していて、ウインドガラス6側の縁部8aが車外側に出張り、続いて中間部8b、フロントドア3側の縁部8cの順で車内側に引っ込んだ形状になっている。
<先閉じシール9及び後閉じシール10の全体構成>
図7に示すように、先閉じシール9は、ドア上縁、ドア基端側(ヒンジ側)の側縁及びドア下縁に沿って設けられて車内側に突出するインナシール11と、ドア先端側の縁に沿って設けられて車外側に突出する先端側シール12とよりなる。インナシール11はドア基端側の上側コーナー部が型成形され、他の部分は押出成形されている。先端側シール12は、ドア上側のコーナーシール部13、ドア下側のコーナーシール部14、及びこの両者を結ぶ中間シール部15を備えてなる。さらに、中間シール部15よりも内周側において上側コーナーシール部13から自動車のベルトライン位置まで延びるサブシール16が設けられている。先閉じシール9の上下のコーナーシール部13,14は型成形され、他の部分は押出成形されている。なお、図7等において、ラインLは型成形部と押出成形部の境界を示す。
図8に示すように、後閉じシール10は、ドア先端上側のコーナーシール部17、ドア先端下側のコーナーシール部18及びドア基端上側のコーナーシール部20が型成形され、ドア上縁に沿って設けられるシール部19A、ドア基端側の側縁に沿って設けられるシール部19B、ドア下縁に沿って設けられるシール部19C、並びにドア先端側の縁に沿って設けられるシール部19Dは、いずれも押出成形されている。後閉じシール10はフロントドア3の内面側に取り付けられて、車内側に突出した状態になる。
<先閉じシール9の上側のコーナーシール部13>
先閉じシール9の上側のコーナーシール部13は、リヤドア4の先端上側コーナー部の外面側に取り付けられる。図9及び図10に示すように、このコーナーシール部13は、サブシール16に連なり先端側フレーム8のウインドガラス6側の縁部8aに車外側から被さる基部13a、先端側フレーム8の中間部8bに車外側から被さる中間部13b、及び先端側フレーム8のフロントドア3側の縁部8cに車外側から被さる先端部13cを備えている。基部13a及び中間部13bの下端部は下方へいくほど厚さが薄くなっている。先端部13cは中間シール部15に続いている。
そうして、コーナーシール部13は、その先端部13cの上部よりフロントドア3側に延び、リヤドア4が閉じられたときにボディ1の開口部シール7に車外側から重なる第1ヒレ21を備えている。さらに、コーナーシール部13は、その中間部13bの上端よりフロントドア3側に延び、リヤドア4が閉じられたときにボディ1の開口部シール7よりも外周側の外面1aに重なる第2ヒレ22を備えている。
ここに、第1ヒレ21及び第2ヒレ22は、先端側シール12の本体部(コーナーシール部13)から互いに分岐してフロントドア3側に延びている。すなわち、第1ヒレ21の基部であるコーナーシール部13の先端部13c(図9では中間部13b寄り)と第2ヒレ22の間にはスリット23が設けられている。従って、第1ヒレ21と第2ヒレ22は互いに独立して変形することができる。また、第1ヒレ21は、先端に行くほど上下幅が狭くなり、且つ先端に行くほど厚さが薄くなっている。第2ヒレ22も、先端に行くほど厚さが薄くなっている。
以上のとおり、本実施形態は、先端側シール12から延びる互いに分岐したヒレ21,22を備えているが、分岐したヒレ21,22に代えてこの両者を一体化した一枚のヒレを設けるようにしてもよい。ただし、以下に述べるように、良好なシール性を得る観点から、分岐したヒレ21,22を設けることが望ましい。
<後閉じシール10の上側コーナーシール部17>
後閉じシール10の上側コーナーシール部17は、フロントドア3の先端上側コーナー部の内面側に取り付けられる。図9及び図11に示すように、このコーナーシール部17は、その上部が、先閉じシール9の上側コーナーシール部13の基部13a、中間部13b及び先端部13cに車外側から重なるように幅広に形成されている。そして、コーナーシール部17は、下方へ行くに従って幅狭になり、先閉じシール9の上側コーナーシール部13の中間部13bの外面側を下方へ延びて、押出成形されたドア先端側のシール部19Dに続いている。
コーナーシール部17の上端部は先閉じシール9の第2ヒレ22に車外側から重なるように配置されている。詳細には、図12に示すように、フロントドア3の上縁に沿って延びるシール部19Aの車内側に突出した中空突出部19aは、コーナーシール部17の車内側に突出した中空突出部17aに続いており、この中空突出部17aが先閉じシール9の第2ヒレ22に車外側から重なるようになっている。
<ヒレ21,22におけるシール性>
リヤドア4を閉じると、その内面の周縁部(ドア上縁側、ドア基端側及びドア下縁側)がボディ1の開口部シール7に当接する。一方、開口部シールよりも外周側において、先閉じシール9のインナシール11がボディ1の外面に当接し、図7に示すように、先閉じシール9の先端側シール12が開口部シール7の上辺から下辺に渡った状態になる。その結果、残された自動車前方側の開口部シール7と先端側シール12がフロントドア3の周縁部に対応する枠状シール手段を形成した状態になる。先閉じシール9の上側のコーナーシール部13においては、図10に示すように、第1ヒレ21がボディ1の開口部シール7に車外側から重なり、第2ヒレ22がボディ1の外面に重なった状態になる。
次いでフロントドア3を閉じると、その内面の周縁部がボディ1の開口部シール7とリヤドア4の先端側シール12よりなる枠状シール手段に当接する。一方、枠状シール手段よりも外周側において、後閉じシール10のシール部19A〜19Cがボディ1の外面に当接し、フロントドア3の先端側のシール部19Dがリヤドア4の先端側フレーム8の外面に当接する。
そうして、先閉じシール9の上側のコーナーシール部13においては、図13に示すように、ボディ1の開口部シール7に当接したフロントドア3の内面が、第1ヒレ21からコーナーシール部13の先端部13cに乗り上げた状態になる。また、図14に示すように、ボディ1の外面に当接した後閉じシール10のコーナーシール部17の中空突出部17aが、先閉じシール9の第2ヒレ22からコーナーシール部13の中間部13bに乗り上げた状態になる。
図15に示すように、フロントドア3を閉じたときは、ボディ1の開口部シール7及びこれに重なる第1ヒレ21がフロントドア3の内面に押圧されて変形する。このフロントドア3を閉じたときの開口部シール7の変形は必ずしも一様ではなく、従って、第1ヒレ21の変形の仕方も変わる。
これに対して、コーナーシール部13の先端部13cと第2ヒレ22の間にスリット23が設けられているため、第2ヒレ22は第1ヒレ21の変形の影響を受けず、第1ヒレ21とは別個に変形することができる。従って、図16に示すように、フロントドア3が閉じられたとき、第2ヒレ22は、第1ヒレ21の変形につられて位置ずれ或いは異常変形することなく、所期の位置でボディ1の外面に当接した状態を保つ。
よって、フロントドア3の内面がボディ1の開口部シール7から先閉じシール9に乗り上げる部分において、第1ヒレ21によってシール性の向上効果が得られるとともに、後閉じシール10がボディ1の外面から先閉じシール9に乗り上げる部分においても、第2ヒレ22によってシール性の向上効果を確実に得ることができる。
<滲み水の排水構造>
図14に示すように、先閉じシール9に第2ヒレ22を設け、ボディ1の外面に当接した後閉じシール10が第2ヒレ22から先閉じシール9の本体部に乗り上げるようにした場合、シール性が高まる。しかし、長時間の降雨があるときや洗車用の水が強く当るときには、第2ヒレ22の先端のボディ1の外面と後閉じシール10の微小な隙間から水がボディ1の外面を伝ってドア内側に滲みこむことが考えられる。
すなわち、図12に示す第2ヒレ22の先端からの矢符Rで示す水の滲み込みである。この滲み水対策として、先閉じシール9の先端側シール12の上側コーナーシール部13の背面側(リヤドア4に対する取付面側であって、リヤドア4の表面と接触する面)に、水受け31及び排水路32が設けられている。
水受け31は、中間シール部15からその上方のコーナーシール部13に延設された延設部によって形成されている。この水受け31は、その上面に開口した凹部33を備えている。凹部33は第2ヒレ22の先端下方に位置付けられている。図12及び図17に示すように、フロントドア3を閉じた状態では、水受け31は、フロントドア3の先端側の縁に沿って設けられたシール部19Dよりもフロントドア3の基端側に位置する。
図12に示すように、排水路32は、排水孔34とビード35,36を備えて形成されている。図18及び図19にも示すように、排水孔34は、先端部13cの先端側にある水受け31の凹部33からリヤドア4の基端側に向かって斜め下方に延び、すなわち、図19に示すように、先端部13cの基端側の中間部13bとの際まで延び、図20に開口部34aを示すように、コーナーシール部13のリヤドア4に対する取付面側に開口している。
図12に示すように、ビード35,36は、コーナーシール部13の取付面における中間部13bの部位に形成され、排水孔34の下端からリヤドア4の基端側に向かって斜め下方に且つ互いに平行になって延びている(図20,図21参照)。
コーナーシール部13をリヤドア4に取り付けると、上記取付面のビード35,36がリヤドア4の外面に当接し、上記取付面と上記リヤドア4の外面とビード35,36とによって、排水孔34に連続する排水空間が形成される。斜めに延びる2本のビード35,36のうちの下側のビード36は、コーナーシール部13の中間部13bの下端まで延び、且つビード36の下端は基部13aの際に位置付けられている。
すなわち、図9及び図12に示すように、フロントドア3が閉じられたとき、後閉じシール10のコーナーシール部17は、先閉じシール9のコーナーシール部13の中間部13bに重なり、さらに、中間部13bを越えて先端側フレーム8の中間部8bの外面に弾接してシールする。具体的には、コーナーシール部17の下方へ延びるシール部19Dが先端側フレーム8の中間部8bの外面に弾接する。言わば、後閉じシール10のシール面が先閉じシール9のコーナーシール部13の中間部13bから先端側フレーム8の外面に移っている。
そうして、ビード36の下端はシール部19Dよりもリヤドア4の基端側に位置付けられているため、ビード35,36によって下方へ導かれる水は、リヤドア4におけるシール部19Dよりも基端側の外面、つまり、先端側フレーム8の縁部8aと中間部8bの間に排出されることになる。
従って、上記滲み水が車内に浸入することが避けられるとともに、その滲み水は、リヤドア4の先端側フレーム8の外面を伝って落ち、より詳しくは、後閉じシール10のコーナーシール部17から下方に延びるシール部19Dとリヤドア4の先端側フレーム8の縁部8aの間を伝って下方へ落ち、フロントドア3のインナパネル3aとアウタパネル3bの間や、リヤドア4のインナパネル4aとアウタパネル4bの間には浸入しないから、かかるドアパネルの発錆が避けられる。
1 ボディ
2 開口
3 フロントドア
4 リヤドア
7 開口部シール
8 リヤドアの先端側フレーム
9 リヤドア周縁の先閉じシール
10 フロントドア周縁の後閉じシール
12 リヤドアの先端側シール
13 リヤドアの上側コーナーシール部
15 リヤドアの中間シール部
16 リヤドア先端側のサブシール
17 フロントドアの上側コーナーシール部
19A フロントドア上縁のシール部
19D フロントドア先端側の縁のシール部
21 第1ヒレ
22 第2ヒレ
23 スリット
31 水受け
32 排水路
33 凹部
34 排水孔
35 ビード
36 ビード

Claims (2)

  1. ボディの開口を観音開き式の先閉じドアと後閉じドアで開閉するようにした自動車のウェザストリップであって、
    上記先閉じドアの先端側の縁に沿って設けられて車外側に突出する先端側シールと、
    上記後閉じドアの周縁に沿って設けられて車内側に突出する後閉じシールとを備え、
    上記後閉じドアが閉じられたときに、上記後閉じシールは、上記後閉じドアの上縁に沿って設けられたシール部が、上記ボディの外面に当接して該ボディの外面から上記先閉じドアの先端側シールに乗り上げ、上記後閉じドアの先端側の縁に沿って設けられたシール部が、上記先閉じドアにおける上記先端側シールよりも基端側の外面に当接した状態になるものであり、
    上記先端側シールに、上記乗り上げ部の下方に位置付けられ該先端側シールの車内側のおいて水を受ける水受けと、該水受けから上記後閉じドアの先端側の縁に沿って設けられたシール部よりも上記先閉じドアの基端側の外面に排水する排水路とが設けられていることを特徴とする自動車用ウェザストリップ。
  2. 請求項1において、
    上記先端側シールの水受けは、上記後閉じドアを閉じた状態では該後閉じドアの先端側の縁に沿って設けられた上記シール部よりも上記後閉じドアの基端側に位置し、
    上記先端側シールに、上記水受けから上記先閉じドアの基端側に向かって斜め下方に延び上記先閉じドアの外面に対する上記先端側シールの取付面側に開口した排水孔と、該取付面に形成され上記排水孔の下端から上記先閉じドアの基端側に向かって斜め下方に延びるビードとが設けられ、
    上記取付面のビードが上記先閉じドアの外面に当接して、上記取付面と上記先閉じドアの外面と上記ビードとによって、上記排水孔と共に上記排水路を構成する排水空間が形成されていることを特徴とする自動車用ウェザストリップ。
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