JP2016095648A - 入力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】硬貨や水滴等の異物が除去されたことを検出する静電式の入力装置を提供する。【解決手段】入力装置100は、複数の容量検出部1aを有し、操作体60が近接操作を行う入力操作部1と、容量検出部ごとに静電容量値を計測し、計測した静電容量値を計測信号(ADi)として出力する容量計測部と、容量検出部と関連付けて計測信号(ADi)を取得し、計測信号(ADi)を用いてベース値(BASEi)を更新するとともに、計測信号(ADi)とベース値(BASEi)との差から容量変化値(ΔCi)を求め、容量変化値(ΔCi)が第1の閾値(THt)を越えたか否かを判別して操作の有無を検出する制御部と、を備える。制御部は、負の値となる容量変化値(ΔCi)の総和である合算値(ΣΔC)と第2の閾値(THw)とを比較することで異物が除去されたことを判断する。【選択図】図2
Description
本発明は、静電容量式の入力装置に関し、特に、異物などによる誤検出を低減することが可能な入力装置に関する。
従来から、静電容量式の入力装置は、操作者の指やタッチペンなどの操作体による近接操作に伴う静電容量の変化を検知することで入力操作を行うもので、携帯電話やタブレット型端末等の携帯機器や、ナビゲーション装置等の車載機器等に広く用いられている。
特許文献1(従来例)に記載の近接検知装置900では、図5に示すように、検知電極902a〜902eが配置されたタッチパネル901と、静電容量検出部903と、近接・接触検出部904と、ベースライン更新部905と、ベースライン格納部906と、制御部907とを備えている。
静電容量検出部903が、検知電極902a〜902eと指908の間の静電容量値を検出し、近接・接触検出部904が、静電容量値とベースライン値の差分値を近接基準容量値および接触基準容量値と比較して、指908の近接および接触状態を検出する。ベースライン更新部905は、近接・接触検出部904によって指908が近接または接触状態にないと判別された場合に、差分値分布に基づいて指908の接近がないことを判定して、静電容量値を新たなベースライン値として更新する。近接・接触検出部904で指908が近接状態にあると判別した場合、またはベースライン更新部905で差分値分布に基づいて指908が接近状態にあると判定した場合には、ベースライン更新部905はベースライン値を更新しない技術が開示されている。
しかしながら、上述した従来例では、硬貨や水滴等の異物について考慮されていない。このため、硬貨や水滴等の異物が載置されたり、除去されたりすることを検出できず、異物が載置された場合には使用者が目視で認識できるため問題は起きないが、異物が除去された場合には誤動作として認識されてしまう虞があるという課題があった。
本発明は、上述した課題を解決するもので、硬貨や水滴等の異物が除去されたことを検出することが可能な静電式の入力装置を提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明の入力装置は、複数の容量検出部を有し、操作体が近接操作を行う入力操作部と、前記容量検出部ごとに静電容量値を計測し、計測した静電容量値を計測信号として出力する容量計測部と、前記容量検出部と関連付けて前記計測信号を取得し、前記計測信号を用いてベース値を更新するとともに、前記計測信号と前記ベース値との差から容量変化値をもとめ、前記容量変化値が第1の閾値を越えたか否かを判別して操作の有無を検出する制御部と、を備え、前記制御部は、負の値となる前記容量変化値の総和と第2の閾値とを比較することで異物が除去されたことを判断することを特徴とする。
これによれば、制御部は、負の値となる容量変化値の総和と第2の閾値とを比較することで異物が除去されたことを判断するので、操作者の操作の有無と異物を区別して、異物が除去されたことを検出することができる。また、負の値となる容量変化値の総和で判断しているため、単発的なノイズによりマイナス成分が出力されたものを除去することができ安定した判定を行うことができる。従って、硬貨や水滴等の異物が除去されたことを検出することが可能な静電式の入力装置を提供することができる。
また、本発明の入力装置は、前記制御部は、負の値となる前記容量変化値の総和が前記第2の閾値を超えた場合は前記ベース値を更新することを特徴とする。
これによれば、制御部は、負の値となる容量変化値の総和が第2の閾値を超えた場合はベース値を更新するので、異物が除去された場合に、誤検出が生じてもベース値が追従することで誤検出から復帰することができる。
本発明によれば、硬貨や水滴等の異物が除去されたことを検出することが可能な静電式の入力装置を提供することができる。
[第1実施形態]
以下に第1実施形態における入力装置100について説明する。
以下に第1実施形態における入力装置100について説明する。
まず始めに本実施形態における入力装置100の構成について図1および図2を用いて説明する。図1は入力装置100の構成を示すブロック図である。図2は入力装置100の外観模式図である。
入力装置100は図1に示すように、入力操作部1と、容量計測部2と、制御部3と、を備えている。入力操作部1は容量計測部2に接続されており、容量計測部2は制御部3に接続されている。制御部3は、外部機器50に接続されており、外部機器50に対して制御信号を出力する。
入力操作部1は図2に示すように、操作者の指等の操作体60が入力操作面に近接または接触する近接操作によって入力操作が行われる。入力操作部1には、入力操作面に沿って複数の容量検出部1aが設けられている。
容量検出部1aは静電容量を有しており、操作者が入力操作を行うために入力操作部1に指等の操作体60を接触すると、接触された位置およびその近傍にある容量検出部1aの静電容量値が変化する。
容量計測部2は複数の容量検出部1aごとの静電容量を計測し、計測した静電容量をアナログ信号からデジタル信号へ変換するAnalog‐to‐Digital変換(以下、AD変換と記す)を行う。また、容量計測部2は、AD変換によってデジタル信号に変換された静電容量のデータを計測信号(ADi)として制御部3へ出力する。
容量計測部2は複数の容量検出部1aごとの静電容量値を計測し、計測した静電容量値をアナログ信号からデジタル信号へ変換するAnalog‐to‐Digital変換(以下、AD変換と記す)を行う。また、容量計測部2は、AD変換によってデジタル信号に変換された静電容量値を計測信号(ADi)として制御部3へ出力する。
制御部3は容量計測部2を制御し、容量検出部1aごとの計測信号(ADi)を容量検出部1aの座標情報と関連付けて取得する。また制御部3は、容量計測部2から座標情報と関連付けて取得した計測信号(ADi)の値を用いて演算し、その結果に基づいて外部機器50に対して制御信号を出力する。また、制御部3にはタイマ機能やメモリ(図示せず)が備えられ、タイマ機能による制御間隔の管理や、取得した計測信号(ADi)の値や計測信号(ADi)の値を演算した結果を記憶することなどを行うことができる。
次に入力装置100の動作について図3および図4を用いて説明する。図3は入力装置100の動作を示すフローチャートで、示された処理手順は、制御部3に内蔵されているタイマ機能などによって定期的に繰り返して行われる。図4は、静電容量を検出する際の容量検出部1aの状態を示す模式図である。図4(a)は操作体60が入力操作部1に接触している場合の、容量検出部1aの状態を説明する図であり、図4(b)は硬貨や水滴等の異物Mが入力操作部1に接触している場合の、容量検出部1aの状態を説明する図である。なお、制御部3に含まれるメモリには、入力操作部1への操作の有無を判断する第1の閾値(THt)、コインや水等が除去されたことを判断する第2の閾値(THw)、容量変化値を算出するためのベース値(BASE)の初期値が、予め記憶されている。また、動作状態を判定した結果を示すフラグ等は初期値として”0”が設定されているものとして説明を進める。入力操作部1の容量検出部1aは”N”個設けられており、そのうちのi番目の容量検出部1aに関する値を、計測信号(ADi)、容量変化値(ΔCi)、ベース値(BASEi)、と表すものする。
まず制御部3は手順S1で、容量計測部2を制御し全ての容量検出部1aについて順次、計測信号(ADi:i=1からNまで)の値を取得する。取得した計測信号(ADi)は、容量検出部1aの座標情報に対応させて、制御部3に含まれるメモリに計測信号記憶領域を設定して記憶し、手順S2へ移行する。
手順S1で容量計測部2が容量検出部1aの容量を検出する場合、容量を検出する信号をそれぞれの容量検出部1aに対して順次出力する。入力操作部1に操作体60が入力操作を行っている場合、図4(a)に示すように容量検出部1aの(A)で示された側に+(プラス)の検出信号が印加されると、操作体60は相対的に−(マイナス)の電荷を帯びる。このため、近くに位置する(B)で示された容量検出部1aには+(プラス)の信号が検出される。
入力操作部1にコインや水滴等の異物Mが置かれた場合、図4(b)に示すように容量検出部1aの(A)で示された側に+(プラス)の検出信号が印加されると、異物Mが電気的に分極する。このため、近くに位置する(B)で示された容量検出部1aには−(マイナス)の信号が検出される。
このような現象が起きるために、手指等の操作体60が入力操作を行っている場合には、操作している箇所の容量検出部1aが増加すると、周辺の容量検出部1aの静電容量も増加する。異物Mが置かれた場合には、異物Mが分極を起こす影響によって、容量が増加する部分と減少する部分が生じることになる。なお、図4では理解を助けるため、容量検出部1aを2つだけに簡素化した模式図としたが、実際には周辺に存在する容量検出部1aにも同様の現象が生じることとなる。
入力操作部1にコインや水滴等の異物Mがある状態で、ベース値(BASEi)が更新されると、静電容量が増加している箇所のベース値(BASEi)は大きな値となり、静電容量が減少している箇所では小さな値となる。ベース値が異物Mのある状態に追従した状態で、異物Mが除去されると、ベース値が大きくなった部分では静電容量が減少し、ベース値が小さくなった部分では静電容量が増加して計測される。
手順S2で制御部3は、手順S1で取得した計測信号(ADi)とメモリに記憶されている容量検出部1aごとのベース値(BASEi)との差から容量変化値(ΔCi)をもとめる。ベース値(BASEi)は、入力操作されていない場合の容量検出部1aごとの静電容量値に近くなるように値が設定されている。このため、容量変化値(ΔCi)は、容量検出部1aの静電容量が増加し、計測信号(ADi)の値が大きくなった場合には正の値となり、容量検出部1aの静電容量が減少し、計測信号(ADi)の値が小さくなった場合には負の値となる。算出した容量変化値(ΔCi)を容量検出部1aの座標情報に対応させて、制御部3に含まれるメモリに容量変化値(ΔCi)の記憶領域を設定して記憶し手順S3へ移行する。
手順S3で制御部3は、手順S2で算出した容量変化値(ΔCi)を演算するため、合算値(ΣΔC)の値に0(零)を、合算した数をカウントするカウンタ(i)の値に”1”を設定し、手順S4へ移行する。
手順S4で制御部3は、カウンタ(i)の値に対応する容量検出部1aの容量変化値(ΔCi)の符号を調べ、負の値の場合は手順S5へ移行し、負の値でない場合には手順S6へ移行する。
手順S5で制御部3は、合算値(ΣΔC)の値にカウンタ(i)の値に対応する容量検出部1aの容量変化値(ΔCi)を加算し、手順S6へ移行する。
手順S6で制御部3は、カウンタ(i)の値に”1”を加算して手順S7へ移行する。
手順S7で制御部3は、カウンタ(i)の値と容量検出部1aの数”N”とを比較しカウンタ(i)の値が”N”を超えた場合、手順S8へ移行する。カウンタ(i)の値が”N”以下の場合には手順S4に戻って、更新されたカウンタ(i)の値に対応した容量検出部1aの容量変化値(ΔCi)の符号を調べる。以降、上記と同様に手順S4から手順S7までを、カウンタ(i)の値が容量検出部1aの数”N”より大きくなるまで繰り返すことで、合算値(ΣΔC)には負の値となった容量検出部1aの容量変化値(ΔCi)が全て合算されて総和がもとめられる。
手順S8で制御部3は、手順S2で算出したそれぞれの容量検出部1aに対応した容量変化値(ΔCi)と、入力操作部1への操作の有無を判別する第1の閾値(THt)とを比較する。比較した結果、容量変化値(ΔCi)が第1の閾値(THt)を越えた場合は手順S9へ移行し、容量変化値(ΔCi)が第1の閾値(THt)を超えない場合には手順S12へ移行する。
手順S9で制御部3は、入力操作部1への操作の有無を表すTフラグに操作が有ったことを示す”1”を設定してメモリに記憶し、手順S10へ移行する。
手順S10で制御部3は、手順S4から手順S7までで算出した負の値となる容量変化値(ΔCi)の総和である合算値(ΣΔC)とコインや水等の異物が除去されたことを判断する第2の閾値(THw)とを比較する。比較した結果、合算値(ΣΔC)が第2の閾値を超えた場合は手順S11へ移行し、合算値(ΣΔC)が第2の閾値を超えない場合には手順S13へ移行する。なお、負の値となる容量変化値(ΔCi)の総和である合算値(ΣΔC)は負の値であり、第2の閾値も負の値が設定されるており、合算値(ΣΔC)が第2の閾値を超えるのは、第2の閾値よりも小さい値となった場合となる。
手順S11で制御部3は、入力操作部1から異物の除去の有無を表すWフラグに異物の除去を検知したことを示す”1”を設定してメモリに記憶し、手順S14へ移行する。
手順S12は、手順S8で容量変化値(ΔCi)が第1の閾値(THt)を超えないと判断されたので、制御部3は入力操作部1への操作の有無を表すTフラグに操作がなかったことを示す”0”(零)を設定してメモリに記憶し、手順S13へ移行する。
手順S13は、手順S8で容量変化値(ΔCi)が第1の閾値(THt)を超えないと判断され手順S9から移行する場合、または手順S10で負の値となる容量変化値(ΔCi)の総和である合算値(ΣΔC)が第2の閾値を超えないと判断された場合である。いずれの場合も入力操作部1への操作または、異物の除去による操作の誤検知がないと判断されるので、制御部3は異物の除去の有無を表すWフラグに異物の除去を検知していないことを示す”0”(零)を設定してメモリに記憶し、手順S14へ移行する。
手順S14で制御部3は、操作の有無を表すTフラグを調べ、”0”が設定されている場合には手順S16へ、”1”が設定されている場合には手順S15へ移行する。
手順S15で制御部3は、異物の除去の有無を表すWフラグを調べ、”0”が設定されている場合には手順S18へ、”1”が設定されている場合には手順S16へ移行する。
手順S16へ移行してくるのは、手順S14で操作の有無を表すTフラグが”0”であった場合、またはTフラグが1で、手順S15で異物の除去の有無を表すWフラグが”1”であった場合である。言い換えると、入力操作部1への操作がない場合、または操作を検出したが、異物が除去されたことによって誤検知が発生していると判断される場合である。このため制御部3は計測信号(ADi)を用いてベース値を更新するため新たなベース値(N_BASEi)を容量検出部1aごとに算出し、制御部3に含まれるメモリに記憶して手順S17へ移行する。
手順S17で制御部3は、手順S16でもとめた新たなベース値(N_BASEi)をベース値(BASEi)として更新して記憶し、処理を終了する。
手順S18へ移行してくるのは、手順S14で操作の有無を表すTフラグが”1”であり、手順S15で異物の除去の有無を表すWフラグが”0”であった場合である。言い換えると、入力操作部1への操作があり、異物が除去されたことによって誤検知を検出していないと判断される場合である。このため制御部3は最も大きな値となる容量変化値(ΔCi)を調べ手順S19へ移行する。
手順S19で制御部3は、手順S18で調べた最も大きな値となる容量変化値(ΔCi)の座標情報に対応した制御信号を出力して処理を終了する。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
本実施形態の入力装置100では、複数の容量検出部1aを有し、操作体60が近接操作を行う入力操作部1と、容量検出部1aごとに静電容量値を計測し、計測した静電容量値を計測信号(ADi)として出力する容量計測部2と、容量検出部1aと関連付けて計測信号(ADi)を取得し、計測信号(ADi)を用いてベース値(BASEi)を更新するとともに、計測信号(ADi)とベース値(BASEi)との差から容量変化値(ΔCi)をもとめ、容量変化値(ΔCi)が第1の閾値(THt)を越えたか否かを判別して操作の有無を検出する制御部3と、を備え、制御部3は、負の値となる容量変化値(ΔCi)の総和である合算値(ΣΔC)と第2の閾値(THw)とを比較することで異物が除去されたことを判断するよう構成した。
これにより、制御部3は、負の値となる容量変化値(ΔCi)の総和である合算値(ΣΔC)と第2の閾値(THw)とを比較することで異物Mが除去されたことを判断するので、操作者の操作の有無と異物Mを区別して、異物Mが除去されたことを検出することができる。また、負の値となる容量変化値の総和である合算値(ΣΔC)で判断しているため、単発的なノイズによりマイナス成分が出力されたものを除去することができ安定した判定を行うことができる。従って、硬貨や水滴等の異物Mが除去されたことを検出することが可能な静電式の入力装置を提供することができる。
また、本実施形態の入力装置100では、制御部3は、負の値となる容量変化値(ΔCi)の総和である合算値(ΣΔC)が第2の閾値(THw)を超えた場合はベース値(BASEi)を更新する。
これにより、制御部3は、負の値となる容量変化値の総和である合算値(ΣΔC)が第2の閾値(THw)を超えた場合はベース値(BASEi)を更新するので、異物が除去された場合に、誤検出が生じてもベース値(BASEi)が追従することで誤検出から復帰することができる。
以上のように、本発明の実施形態に係る入力装置100を具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本発明の技術的範囲に属する。
(1)本実施形態において、制御部3で使用する第1の閾値(THt)や第2の閾値(THw)等について具体的な数値を示さずに説明を行ったが、組込む機器や想定される使用状態に合わせ適宜値を設定して実施するのが望ましい。また、固定の値を設定せずに周囲温度や動作環境の変動等に応じて補正等を行うようして実施しても良い。
(2)本実施形態において、雑音除去処理や平滑化処理を行わない動作例で説明を行ったが、累積処理を併用した雑音処理や平滑化処理を行うように構成しても良い。
1 入力操作部
1a 容量検出部
2 容量計測部
3 制御部
60 操作体
100 入力装置
ADi 計測信号
THt 第1の閾値
THw 第2の閾値
BASEi ベース値
ΣΔC 合算値
1a 容量検出部
2 容量計測部
3 制御部
60 操作体
100 入力装置
ADi 計測信号
THt 第1の閾値
THw 第2の閾値
BASEi ベース値
ΣΔC 合算値
Claims (2)
- 複数の容量検出部を有し、操作体が近接操作を行う入力操作部と、
前記容量検出部ごとに静電容量値を計測し、計測した静電容量値を計測信号として出力する容量計測部と、
前記容量検出部と関連付けて前記計測信号を取得し、前記計測信号を用いてベース値を更新するとともに、前記計測信号と前記ベース値との差から容量変化値をもとめ、前記容量変化値が第1の閾値を越えたか否かを判別して操作の有無を検出する制御部と、を備えた入力装置であって、
前記制御部は、負の値となる前記容量変化値の総和と第2の閾値とを比較することで異物が除去されたことを判断することを特徴とする入力装置。 - 前記制御部は、負の値となる前記容量変化値の総和が前記第2の閾値を超えた場合は前記ベース値を更新することを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
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