JP2016095191A - 液位特定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 液体が分離し得る状況において、適切に液位を特定し得る技術を提供する。【解決手段】 制御装置80は、燃料が燃料タンク内に供給され、かつ、燃料が供給された後の燃料の密度が、燃料が供給される前の燃料の密度よりも高い場合に、燃料が燃料タンク内に供給されることによって上昇する液位上昇量を特定し(S32)、液位上昇量を、燃料が供給される前の燃料タンク内の液位に加算する(S34)特定処理を実行して、燃料が燃料タンク内に供給された後の液位を特定する。【選択図】 図3
Description
本明細書では、燃料の液位を特定する液位特定装置に関する。
特許文献1に、液面レベルセンサが開示されている。液面レベルセンサは、容器内に配置され、液面の変位方向に延在するメインセンサと、容器の底部に配置されるリファレンスセンサと、回路ユニットと、を備える。回路ユニットは、リファレンスセンサの出力に基づいて液体の比誘電率を求める。また、回路ユニットは、比誘電率及びメインセンサの出力に基づいて液面レベルを求める。
容器内に既に貯留されている液体(以下では「貯留液体」と呼ぶ)と異なる液体(以下では「供給液体」と呼ぶ)が容器に新たに供給される場合、容器内で、貯留液体と供給液体とが容器の深さ方向に分離する可能性がある。本明細書では、液体が分離し得る状況において、適切に液位を特定し得る技術を提供する。
本明細書は、液位特定装置である。液位特定装置は、第1センサと、第2センサと、演算装置と、を備える。第1センサは、液体の電気的特性を利用して、容器内の液体の液位を検出する。第2センサは、液体の電気的特性を利用して、容器内の液体の液質を検出する。演算装置は、第1センサの検出結果と、第2センサの検出結果と、を用いて、液位を特定する。演算装置は、液体が容器内に供給され、かつ、液体が供給された後の液体の密度が、液体が供給される前の容器内の液体の密度よりも高い場合に、液体が容器内に供給されることによって上昇する液位上昇量を特定し、液位上昇量を、液体が供給される前の容器内の液位に加算する特定処理を実行して、液体が容器内に供給された後の容器内の液位を特定する。
容器内に液体が供給された直後では、既に容器内に貯留されている液体(以下「貯留液体」と呼ぶ)と、新たに供給された液体(以下「供給液体」と呼ぶ)と、が十分に混合されていない。この結果、貯留液体の密度(即ち単位体積当たりの質量)と供給液体の密度とが異なる場合、貯留液体と供給液体とが、容器内で容器の深さ方向に分離する可能性がある。容器に供給液体が勢いよく供給されると、供給液体は、容器の底部に向かって流れる。このため、供給液体の密度が貯留液体の密度よりも高い場合、供給液体は、容器の底部に滞留して、貯留液体と供給液体とが、容器内で容器の深さ方向に分離する。貯留液体の電気的特性と供給液体の電気的特性とが異なると、容器の深さ方向で、液体の電気的特性が変化する。
上記の構成では、演算装置は、液体が供給された後の液体の密度が、液体が供給される前の液体の密度よりも高い場合、供給液体による液位上昇量を特定し、液体が供給される前の液位に加算する特定処理を実行して、液位を特定する。この結果、液体の電気的特性を利用して、適切に液位を特定し得る。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1)液位特定装置では、第2センサは、全体に亘って容器内の液体に浸漬されてもよい。この構成によれば、容器内の液体の液位に依存して、第2センサの検出結果が変動することを回避することができる。
(特徴2)液位特定装置では、第2センサは、第1センサの鉛直方向下方に配置されていてもよい。この構成によれば、第2センサを第1センサの横に並べて配置する構成と比較して、第1センサと第2センサとの水平方向の面積を小さくすることができる。この結果、第1センサと第2センサとを容器内に配置し易くすることができる。
(特徴3)液位特定装置は、容器内の液体の液質を検出する第3センサであって、第2センサと離れた位置に配置される第3センサを備えていてもよい。演算装置は、液体が容器内に供給され、かつ、第2センサの検出結果と第3センサの検出結果との差が、予め決められた差よりも大きい場合に、特定処理を実行して、液体が供給された後の液位を特定してもよい。容器内で液質が不均一である場合、第2センサの検出結果と第3センサの検出結果との差が大きくなる。この場合、容器内の液体が分離している可能性がある。上記の構成では、第2センサの検出結果と第3センサの検出結果との差が大きい場合、特定処理を実行することによって、液位を特定する。この構成によれば、液位を適切に特定し得る。
(特徴4)液位特定装置では、第1センサは、第3センサの下流側に配置されており、第3センサによって検出対象となった液体を用いて、液体の液位および液質を検出してもよい。
(特徴5)液位特定装置では、演算装置は、第2センサの検出結果の単位時間当たりの変化が予め決められた変化量よりも大きい場合に、特定処理を実行して、液体が供給された後の液位を特定してもよい。この構成によれば、容器内の液質が均一化されるまで、特定処理を実行することによって、液位を特定することができる。
(特徴6)液位特定装置では、第1センサは、容器の深さ方向に伸びる第1電極対を備えていてもよい。第2センサは、第1電極対とは異なる第2電極対を備えていてもよい。演算装置は、第1センサの静電容量と、第2センサの静電容量と、を用いて、液位を特定してもよい。この構成によれば、液体の電気的特性を用いて、適切に液位を特定することができる。
(特徴7)液位特定装置の液位を特定する対象の液体は、ガソリンとアルコールとの少なくとも一方を含む車両用の燃料であってもよい。この場合、液質は、燃料に含まれるアルコールの濃度を含んでいてもよい。演算装置は、第2センサの検出結果を用いて、アルコール濃度を特定し、液体が供給された後の液体のアルコール濃度が、液体が供給される前の液体のアルコール濃度よりも高い場合に、液体が供給された後の液体の密度が、液体が供給される前の液体の密度よりも高いと判断してもよい。アルコールは、ガソリンと比較して密度が高い。このため、アルコール濃度を利用して、燃料の密度の高低を適切に判断することができる。
(第1実施例)
図1に示すように、本実施例の燃料供給ユニット1は、自動車等の車両に搭載され、図示省略したエンジンに燃料を供給する。燃料供給ユニット1は、燃料タンク2と、燃料ポンプユニット30と、燃料センサユニット10と、を備える。燃料タンク2には、ガソリンあるいはガソリンとアルコール(例えばエタノール)との混合燃料が貯留される。燃料タンク2には、図示省略した給油口から燃料が給油される。
図1に示すように、本実施例の燃料供給ユニット1は、自動車等の車両に搭載され、図示省略したエンジンに燃料を供給する。燃料供給ユニット1は、燃料タンク2と、燃料ポンプユニット30と、燃料センサユニット10と、を備える。燃料タンク2には、ガソリンあるいはガソリンとアルコール(例えばエタノール)との混合燃料が貯留される。燃料タンク2には、図示省略した給油口から燃料が給油される。
燃料ポンプユニット30は、燃料ポンプ34及びフィルタ等を備える。燃料ポンプユニット30は、燃料ポンプ34を用いて、リザーブカップ20内の燃料をフィルタで濾過し、パイプ40及び吐出ポート12を介して、エンジンに供給する。燃料ポンプ34から吐出される燃料は、プレッシャーレギュレータ42によって調圧される。これにより、エンジンに供給される燃料の圧力を一定圧力に調整する。プレッシャーレギュレータ42によって調圧された燃料は、パイプ40から吐出ポート12を通過して、エンジンに圧送される。プレッシャーレギュレータ42は、燃料ポンプ34から吐出される燃料の一部を、パイプ52に放出する。パイプ52の一端には、プレッシャーレギュレータ42が接続され、パイプ52の他端には、濃度センサユニット60が接続されている。
燃料センサユニット10は、燃料タンク2の上端の開口を閉塞するセットプレート14に取り付けられている。燃料センサユニット10は、制御装置80と、濃度センサユニット60と、液位センサユニット70と、を備える。なお、変形例では、燃料センサユニット10は、濃度センサユニット60を備えていなくてもよい。
濃度センサユニット60は、電極対を有するセンサを備える。電極対は、外側電極と内側電極を有する。外側電極と内側電極とは、それぞれ、円筒形状を有している。内側電極は、外側電極に収容されている。内側電極と外側電極とは、隙間を有して対向している。内側電極と外側電極との隙間には、プレッシャーレギュレータ42から伸びるパイプ52が連通している。燃料ポンプ34が駆動している間、内側電極と外側電極との隙間は、パイプ52を介してプレッシャーレギュレータ42から供給される燃料で満たされている。
濃度センサユニット60の内側電極と外側電極との隙間は、パイプ54を介して、液位センサユニット70に連通する。液位センサユニット70は、燃料タンク2内であって、リザーブカップ20の外側に配置されている。液位センサユニット70は、液位センサ100と、リファレンスセンサ110と、を備える。
液位センサ100は、2個の電極102,104を備える。電極102は、導電部材で作製されており、円柱形状を有する。電極102の中心軸は、燃料タンク2の深さ方向に伸びている。電極102は、燃料タンク2の深さ方向の延在している。電極102の外周には、電極104が配置されている。電極104は、導電部材で作製されており、円筒形状を有する。電極104は、電極102を収容している。電極104の中心軸は、電極102の中心軸に一致している。電極104の内周面は、電極102の外周面と間隔を有して配置されている。
電極104の上下端は、それぞれ、端壁72,73によって閉塞されている。端壁73の下端は、燃料タンク2の底面に接触している。電極104の内周面と、電極102の外周面と、端壁72の下面と、端壁73の上面と、によって、貯留空間75が画定されている。貯留空間75は、パイプ54を介して、濃度センサユニット60の内側電極と外側電極との隙間と連通している。また、貯留空間75は、端壁72,73を貫通する貫通孔によって、燃料タンク2内と連通している。
電極102,104は、燃料タンク2の下端付近から上端付近まで伸びている。このため、燃料タンク2内の燃料の液位に応じて、電極102,104の一部は、燃料から露出する。貯留空間75は、燃料タンク2内に連通しているため、貯留空間75内の燃料の液位は、貯留空間75外の燃料の液位に一致する。即ち、燃料タンク2内の燃料の液位に応じて、貯留空間75の一部には、燃料タンク2内の気体が存在することとなる。
リファレンスセンサ110は、2個の電極112,114を備える。電極112は、導電部材で作製されており、円柱形状を有する。電極112の中心軸は、燃料タンク2の深さ方向に伸びている。電極112は、燃料タンク2の深さ方向の延在している。電極102の外周には、電極114が配置されている。電極114は、導電部材で作製されており、円筒形状を有する。電極114は、電極112を収容している。電極114の中心軸は、電極112の中心軸に一致している。電極114の内周面は、電極112の外周面と間隔を有して配置されている。なお、電極112,114の中心軸は、燃料タンク2の深さ方向に伸びていなくてもよい。例えば、電極112,114の中心軸は、燃料タンク2の深さ方向に直交する方向に伸びていてもよい。同一の条件で、同一の燃料を検出する場合、濃度センサユニット60の静電容量とリファレンスセンサ110の静電容量とが一致するように、電極112,114の大きさ及び間隔が調整されている。
電極114の上下端は、それぞれ、端壁76,77によって閉塞されている。端壁77の下端は、燃料タンク2の底面に接触している。電極114の内周面と、電極112の外周面と、端壁76の下面と、端壁77の上面と、によって、貯留空間79が画定されている。貯留空間79は、端壁76,77を貫通する貫通孔によって、燃料タンク2内と連通している。
電極112,114の中心軸方向の長さは、燃料タンク2の深さに対して十分に短い。このため、通常、電極112,114は、常に燃料に浸漬されている。従って、通常、貯留空間79は、燃料タンク2の底部付近の燃料によって満たされている。
濃度センサユニット60及び液位センサユニット70、即ち、液位センサ100及びリファレンスセンサ110は、制御装置80によって制御される。制御装置80は、セットプレート14上に配置されている。制御装置80は、CPU、メモリ等を含む回路を有する。制御装置80は、図示省略したハーネスによって、濃度センサユニット60及び液位センサユニット70のそれぞれに電気的に接続されている。制御装置80は、図示省略したバッテリに接続されている。制御装置80は、バッテリから供給される電力を、予め決められた周波数(例えば、10Hz〜3MHz)の信号(交流電流)に変換して、濃度センサユニット60及び液位センサユニット70のそれぞれに供給する。制御装置80は、車両の制御部(例えばECU(Engine Control Unitの略))(ともに図示省略)に通信可能に接続されている。
制御装置80のメモリは、後述の計測処理を実行するための様々な情報を格納している。例えば、制御装置80のメモリは、濃度計測データベースと、静電容量Clfull、Crfull、Clair、Crairを格納している。濃度計測データベースは、予め実験によって得られた濃度センサユニット60の電極対の静電容量と燃料中のアルコール濃度との相関関係を示すデータベースである。なお、制御装置80のメモリは、濃度計測データベースに代えて、予め実験によって得られた濃度センサユニット60の電極対の静電容量と燃料中のアルコール濃度との相関関係を示す数式を格納していてもよい。
静電容量Clfull、Crfull、Clair、Crairは、予め実験によって特定された静電容量である。具体的には、静電容量Clfullは、アルコール濃度が既知のX%(0≦X≦100)の燃料が、貯留空間75に満たされている場合の液位センサ100の静電容量である。静電容量Crfullは、アルコール濃度が既知のX%の燃料が、貯留空間79に満たされている場合のリファレンスセンサ110の静電容量である。静電容量Clairは、貯留空間75が大気に満たされている場合の液位センサ100の静電容量である。静電容量Crairは、貯留空間79が大気に満たされている場合のリファレンスセンサ110の静電容量である。
(燃料供給ユニット1の動作)
次いで、燃料供給ユニット1の動作について説明する。運転者が、例えば、イグニションスイッチを操作して、エンジンを始動させると、燃料供給ユニット1は駆動する。最初に、燃料供給ユニット1が駆動している間の燃料の流れについて説明する。燃料供給ユニット1が駆動すると、リザーブカップ20内の燃料は、燃料ポンプ34内に吸引される。燃料は、燃料ポンプ34によって昇圧され、パイプ40に吐出される。パイプ40に吐出された燃料の一部は、吐出ポート12からエンジンに供給される。パイプ40に吐出された燃料の他の一部は、プレッシャーレギュレータ42から、パイプ52を介して、濃度センサユニット60に吐出される。
次いで、燃料供給ユニット1の動作について説明する。運転者が、例えば、イグニションスイッチを操作して、エンジンを始動させると、燃料供給ユニット1は駆動する。最初に、燃料供給ユニット1が駆動している間の燃料の流れについて説明する。燃料供給ユニット1が駆動すると、リザーブカップ20内の燃料は、燃料ポンプ34内に吸引される。燃料は、燃料ポンプ34によって昇圧され、パイプ40に吐出される。パイプ40に吐出された燃料の一部は、吐出ポート12からエンジンに供給される。パイプ40に吐出された燃料の他の一部は、プレッシャーレギュレータ42から、パイプ52を介して、濃度センサユニット60に吐出される。
濃度センサユニット60に吐出された燃料は、濃度センサユニット60内を通過して、パイプ54に放出される。そして、パイプ54内の燃料は、端壁72の貫通孔を介して、貯留空間75に流入する。貯留空間75内の燃料は、燃料タンク2内の燃料の液位に応じて、貯留空間75外に排出される。
次に、図2を参照して、制御装置80が実行する計測処理を説明する。燃料ポンプ34の駆動中、制御装置80は、計測処理を実行する。具体的には、制御装置80は、濃度センサユニット60を用いて、燃料タンク2内の燃料に含まれるアルコール濃度を検出する。また、制御装置80は、液位センサユニット70を用いて、燃料タンク2内の燃料の液位を計測する。制御装置80は、エンジンが停止されるまで、計測処理を繰り返し実行する。
S12において、制御装置80は、燃料中のアルコール濃度を計測する。具体的には、制御装置80は、濃度センサユニット60に交流電力を供給し、濃度センサユニット60の電極対の静電容量を特定する。濃度センサユニット60の電極対の隙間は、燃料が充満している。このため、濃度センサユニット60の電極対の静電容量は、燃料の誘電率に相関して変動する。その一方で、燃料タンク2内の液位の高低によっては変動しない。制御装置80には、特定済みの濃度センサユニット60の電極対の静電容量と、濃度計測データベースとを用いて、燃料中のアルコール濃度を計測する。制御装置80は、計測済みのアルコール濃度を、ECUに出力する。ECUは、燃料中のアルコール濃度に応じて、エンジンに供給する燃料量を調整する。
次いで、S14において、制御装置80は、液位センサ100に交流電圧を供給し、液位センサ100の静電容量を算出する。制御装置80は、算出済みの液位センサ100の静電容量を制御装置80のメモリに格納する。貯留空間75内の燃料の液位は、燃料タンク2内の燃料の液位と一致する。燃料と燃料タンク2内の気体との誘電率が異なるため、貯留空間75の燃料の液位に相関して、液位センサ100の静電容量は変動する。さらに、液位センサ100の静電容量は、燃料の誘電率に相関して変動する。
次いで、S16において、制御装置80は、リファレンスセンサ110に交流電圧を供給し、リファレンスセンサ110の静電容量を算出する。制御装置80は、算出済みのリファレンスセンサ110の静電容量を制御装置80のメモリに格納する。貯留空間79には、燃料が充満している。このため、リファレンスセンサ110の静電容量は、燃料の誘電率に相関して変動する。その一方で、燃料タンク2内の液位の高低によっては変動しない。
S20では、制御装置80は、S16で算出済みのリファレンスセンサ110の静電容量(以下では「静電容量Crme2」と呼ぶ)が、静電容量Crme2が算出される直前に算出済みの静電容量(以下では「静電容量Crme1」と呼ぶ)よりも大きいか否かを判断する。
静電容量Crme2が、静電容量Crme1よりも大きくない場合、即ち、静電容量Crme1に等しい、あるいは静電容量Crme1より小さい場合(S20でNO)、S22において、制御装置80は、通常処理によって、液位を特定して、S12に戻る。
具体的には、制御装置80は、S14で算出済みの静電容量(以下では静電容量「Clme2」と呼ぶ)と、S16で算出済みの静電容量Crme2と、予め制御装置80に格納されている静電容量Clfull、Crfull、Clair、Crairと、を用いて、以下の数式1によって液位Lを特定する。なお、液位Lは、貯留空間75が燃料で満たされている状態に対する割合を示す。
一方、静電容量Crme2が、静電容量Crme1よりも大きい場合(S20でYES)、S24において、制御装置80は、特定処理を実行して、S12に戻る。
S20の処理の直前のS16で算出済みのリファレンスセンサ110の静電容量Crme2が、静電容量Crme2が算出されたS16の処理の直前のS16で算出済みのリファレンスセンサ110の静電容量Crme1と異なる場合とは、既に貯留されていた燃料(即ち静電容量Crme1に対応する燃料)とは異なるアルコール濃度を有する燃料が、燃料タンク2内に給油された可能性が高い。
さらに、静電容量Crme2が、静電容量Crme1よりも大きい場合(S20でYES)には、既に貯留されていた燃料(即ち静電容量Crme1に対応する燃料)よりも密度が高い燃料、即ちアルコール濃度が高い燃料が燃料タンク2内に給油された可能性が高い。燃料タンク2内に燃料が給油される状況では、給油ノズルから吐出される燃料は、昇圧されているため、燃料タンク2内に燃料が貯留されている状態でも、燃料タンク2内の底部側に流れる。アルコールの密度(即ち単位体積当たりの質量)は、ガソリンの密度よりも大きい。このため、新たに給油された燃料(以下『給油燃料』と呼ぶ)のアルコール濃度が、既に燃料タンク2内に貯留されている燃料(以下『貯留燃料』と呼ぶ)のアルコール濃度よりも高い場合、給油燃料は燃料タンク2の底側に留まる一方、貯留燃料は給油燃料の上方に移動される。この結果、給油燃料と貯留燃料とが、燃料タンク2の深さ方向に分離する。
図4には、給油前の貯留空間75,79内の燃料の状態が模式的に示されており、図5には、給油後の貯留空間75,79内の燃料の状態が模式的に示されている。図4と図5を比較して明らかなように、貯留燃料OFは、より密度の高い給油燃料SFの上方に分離している。この状態では、給油後のリファレンスセンサ110の静電容量Crme2は、給油燃料SFの誘電率に応じた静電容量となる。一方、液位センサ100の静電容量Clme2は、貯留燃料OFに応じた静電容量と、給油燃料SFに応じた静電容量と、を組み合わせた静電容量となる。貯留燃料OFに応じた静電容量は、給油前の液位Lv1(図4参照)に対応する範囲Lv1(図5参照)における静電容量Clme1であり、給油燃料SFに応じた静電容量は、液位センサ100の範囲dLv(即ち液位上昇量dLvに対応する範囲)における静電容量dClv(即ち静電容量Clme2と静電容量Clme1との差)である。
この状態では、液位センサ100の計測対象の燃料の誘電率が、リファレンスセンサ110の計測対象の燃料の誘電率と一致することを前提とするS22の通常処理を実行することによって、液位を特定したのでは、正確な液位を特定することが難しい。以下では、図3を参照して、S24の特定処理を説明する。
制御装置80は、以下の数式2を利用して、S32において、図5の液位上昇量dLvを算出する。
次いで、S34において、給油直前の図2のS22で特定済みの液位Lv1にS24で算出済みの液位上昇量dLvを加算して、液位Lv2を特定して、特定処理を終了する。
(本実施例の効果)
静電容量Crme2が、静電容量Crme1よりも大きい場合(S20でYES)、即ち、既に貯留されていた燃料よりも密度が高い燃料、即ちアルコール濃度が高い燃料が燃料タンク2内に給油されたために貯留燃料と給油燃料とが分離する場合に、特定処理を実行することによって、給油後の液位を適切に特定することができる。
静電容量Crme2が、静電容量Crme1よりも大きい場合(S20でYES)、即ち、既に貯留されていた燃料よりも密度が高い燃料、即ちアルコール濃度が高い燃料が燃料タンク2内に給油されたために貯留燃料と給油燃料とが分離する場合に、特定処理を実行することによって、給油後の液位を適切に特定することができる。
なお、静電容量Crme2が、静電容量Crme1よりも小さい場合(S20でNO)には、貯留燃料よりも密度が低い給油燃料、即ちアルコール濃度が低い給油燃料が燃料タンク2内に給油された可能性が高い。この場合、給油燃料は、一旦、燃料タンク2の底部付近に移動した後、燃料タンク2内を上昇する。この結果、貯留燃料と給油燃料とが混合するため、図2のS22の通常処理を実行することによって、液位を適切に特定することができる。
上記の構成では、図2のS20において、制御装置80は、リファレンスセンサ110の静電容量を用いて、燃料の密度の高低を判断している。リファレンスセンサ110の静電容量は、燃料のアルコール濃度に応じて変化することから、S20の処理は、燃料のアルコール濃度に応じて燃料の密度の高低を判断していると言うことができる。この構成によれば、燃料の密度を適切に判断することができる。
(第2実施例)
本実施例では、液位センサユニット270の構成が第1実施例の液位センサユニット70の構成と異なる。第1実施例と同様の構成については、説明を省略する。
本実施例では、液位センサユニット270の構成が第1実施例の液位センサユニット70の構成と異なる。第1実施例と同様の構成については、説明を省略する。
図6に示すように、液位センサユニット270は、液位センサ200と、リファレンスセンサ210と、を備える。液位センサ200は、液位センサ100の電極102,104と同様の電極202,204を備える。電極204の上下端は、それぞれ、端壁72,73と同様の端壁272,273によって閉塞されている。電極204の内周面と、電極202の外周面と、端壁272の下面と、端壁273の上面と、によって、貯留空間275が画定されている。貯留空間275は、パイプ54を介して、濃度センサユニット60の内側電極と外側電極との隙間と連通している。また、貯留空間275は、端壁273を貫通する貫通孔によって、後述する貯留空間279に連通している。
端壁273の下端には、リファレンスセンサ210が配置されている。即ち、リファレンスセンサ210は、液位センサ200の鉛直方向下方に配置されている。この構成によれば、リファレンスセンサ210と液位センサ200とを横に並べて配置する構成と比較して、液位センサユニット270の水平方向の面積を小さくすることができる。この結果、液位センサユニット270を燃料タンク2の開口から燃料タンク2内に配置し易くすることができる。
リファレンスセンサ210は、リファレンスセンサ110の電極112,114と同様の電極212,214を備える。電極214の上下端は、それぞれ、端壁273,277によって閉塞されている。電極214の内周面と、電極212の外周面と、端壁273の下面と、端壁277の上面と、によって、貯留空間279が画定されている。貯留空間279は、端壁277を貫通する貫通孔によって、燃料タンク2内と連通している。
また、本実施例では、計測処理の内容が、第1実施例と異なる。詳細には、図7に示すように、S222で実行される通常処理が、S22で実行される通常処理と異なる。S22の通常処理では、以下の数式3を利用して、液位Lvを算出する。
数式3から明らかなように、S222では、S12で算出済みの液位センサ200の静電容量Clme2に、S14で算出済みのリファレンスセンサ210の静電容量Crme2を加算した静電容量を用いて、液位Lvを算出する。この構成によれば、リファレンスセンサ210を液位センサ200の鉛直方向下方に配置しても、液位センサ200とリファレンスセンサ210とを用いて、適切に液位Lvを算出することができる。
(本実施例の効果)
図8には、給油前の貯留空間275,279内の燃料の状態が模式的に示されており、図9には、給油後の貯留空間275,279内の燃料の状態が模式的に示されている。なお、端壁273,277の厚みは、燃料タンク2の深さに対して十分小さいため、考慮していない。そのため、図9では、静電容量Clme1+Crme1が、液位Lv1に対応して記載されている。
図8には、給油前の貯留空間275,279内の燃料の状態が模式的に示されており、図9には、給油後の貯留空間275,279内の燃料の状態が模式的に示されている。なお、端壁273,277の厚みは、燃料タンク2の深さに対して十分小さいため、考慮していない。そのため、図9では、静電容量Clme1+Crme1が、液位Lv1に対応して記載されている。
図8と図9を比較して明らかなように、貯留燃料OFは、より密度の高い給油燃料SFの上方で、給油燃料SFと分離している。この状態では、リファレンスセンサ110の静電容量Crme2は、給油燃料SFの誘電率に応じた静電容量となる。一方、液位センサ100の静電容量Clme2は、貯留燃料OFに応じた静電容量と、給油燃料SFに応じた静電容量と、を組み合わせた静電容量となる。貯留燃料OFに応じた静電容量は、液位センサ100の液位Lv1(図8参照)に対応する範囲Lv1(図9参照)の範囲における静電容量であり、給油燃料SFに応じた静電容量dClvは、液位センサ100の範囲dLv(即ち液位上昇量dLvに対応する範囲)における静電容量(即ち静電容量Clme2と静電容量Clme1+Crme1との差)である。
本実施例では、特定処理によって、貯留燃料OFと給油燃料SFとが分離した状態であっても、適切に液位Lv2を特定することができる。
(第3実施例)
第1実施例と異なる点を説明する。第3実施例では、特定処理の内容が、第1実施例と異なる。図10に示すように、第3実施例の特定処理では、S34において液位が特定されると、S336において、制御装置80は、濃度センサユニット60の静電容量とリファレンスセンサ110の静電容量とが一致するか否かを判断する。なお、多少の検出誤差を考慮して、予め決められた誤差範囲を設定してもよい。濃度センサユニット60の検出対象の燃料のアルコール濃度と、リファレンスセンサ110の検出対象の燃料のアルコール濃度と、が一致する場合、濃度センサユニット60の静電容量とリファレンスセンサ110の静電容量とは一致する。即ち、燃料タンク2の底部付近の燃料のアルコール濃度と、濃度センサユニット60に供給される燃料のアルコール濃度と、が一致している。このため、燃料タンク2内の貯留燃料OFと給油燃料SFとが十分に混合された状態である可能性が高い。即ち、S26の通常処理によって、適切に液位を特定することができる。制御装置80は、濃度センサユニット60の静電容量が一致する場合(S336でYES)、特定処理を終了する。
第1実施例と異なる点を説明する。第3実施例では、特定処理の内容が、第1実施例と異なる。図10に示すように、第3実施例の特定処理では、S34において液位が特定されると、S336において、制御装置80は、濃度センサユニット60の静電容量とリファレンスセンサ110の静電容量とが一致するか否かを判断する。なお、多少の検出誤差を考慮して、予め決められた誤差範囲を設定してもよい。濃度センサユニット60の検出対象の燃料のアルコール濃度と、リファレンスセンサ110の検出対象の燃料のアルコール濃度と、が一致する場合、濃度センサユニット60の静電容量とリファレンスセンサ110の静電容量とは一致する。即ち、燃料タンク2の底部付近の燃料のアルコール濃度と、濃度センサユニット60に供給される燃料のアルコール濃度と、が一致している。このため、燃料タンク2内の貯留燃料OFと給油燃料SFとが十分に混合された状態である可能性が高い。即ち、S26の通常処理によって、適切に液位を特定することができる。制御装置80は、濃度センサユニット60の静電容量が一致する場合(S336でYES)、特定処理を終了する。
一方、静電容量が一致しない場合(S336でNO)、燃料タンク2内の貯留燃料OFと給油燃料SFとが十分に混合されていない可能性が高い。この場合、S32に戻って、制御装置80は、特定処理を実行することによって、液位を特定する。この構成によれば、燃料タンク2内の貯留燃料OFと給油燃料SFとが十分に混合されるまで、特定処理を実行することによって液位を特定することができ、一方、貯留燃料OFと給油燃料SFとが十分に混合されると、通常処理を実行することによって液位を特定することができる。
(第4実施例)
第1実施例と異なる点を説明する。第4実施例の液位センサユニット70は、液位センサ100を備える一方、リファレンスセンサ110を備えていない。第3実施例では、制御装置80は、計測処理において、S16の処理を実行しない。また、制御装置80は、S12で算出済みの濃度センサユニット60の静電容量を用いて、S20の処理を実行する。具体的には、制御装置80は、S12で算出済みの濃度センサユニット60の静電容量(以下では「静電容量Ccme2」と呼ぶ)が、静電容量Ccme2が算出される直前に算出済みの静電容量(以下では「静電容量Ccme1」と呼ぶ)よりも大きいか否かを判断し、大きい場合にS24に進み、大きくない場合にS26に進む。S26では、静電容量Crme2に代えて、静電容量Ccme2を用いて、液位を特定する。
第1実施例と異なる点を説明する。第4実施例の液位センサユニット70は、液位センサ100を備える一方、リファレンスセンサ110を備えていない。第3実施例では、制御装置80は、計測処理において、S16の処理を実行しない。また、制御装置80は、S12で算出済みの濃度センサユニット60の静電容量を用いて、S20の処理を実行する。具体的には、制御装置80は、S12で算出済みの濃度センサユニット60の静電容量(以下では「静電容量Ccme2」と呼ぶ)が、静電容量Ccme2が算出される直前に算出済みの静電容量(以下では「静電容量Ccme1」と呼ぶ)よりも大きいか否かを判断し、大きい場合にS24に進み、大きくない場合にS26に進む。S26では、静電容量Crme2に代えて、静電容量Ccme2を用いて、液位を特定する。
図11は、本実施例の特定処理を示すフローチャートを示す。S32、S34の処理は、第1実施例の特定処理における図3のS32、S34の処理と同様である。但し、S32では、静電容量Crme2に代えて、静電容量Ccme2を用いて、液位を特定する。
S34において液位が特定されると、S436において、制御装置80は、濃度センサユニット60の静電容量を算出し、直前に算出済みの濃度センサユニット60の静電容量と一致するか否かを判断する。なお、今回のS436の直前に、S436が実行されておらず、S12が実行されている場合、S12で算出済みの濃度センサユニット60の静電容量が、「直前に算出済みの濃度センサユニット60の静電容量」であり、今回のS436の直前に、S436が実行されている場合、S436で算出済みの濃度センサユニット60の静電容量が、「直前に算出済みの濃度センサユニット60の静電容量」である。
濃度センサユニット60の静電容量が一致する場合(S436でYES)、濃度センサユニット60に流入する燃料のアルコール濃度が変化していない。即ち、燃料タンク2内の貯留燃料OFと給油燃料SFとが十分に混合された状態である可能性が高い。即ち、S26の通常処理によって、適切に液位を特定することができる。制御装置80は、濃度センサユニット60の静電容量が一致する場合(S436でYES)、特定処理を終了する。
一方、濃度センサユニット60の静電容量が一致しない場合(S436でNO)、濃度センサユニット60に流入する燃料のアルコール濃度が変化している。即ち、燃料タンク2内の貯留燃料OFと給油燃料SFとが十分に混合されていない可能性が高い。この場合、S32に戻って、制御装置80は、特定処理を実行することによって、液位を特定する。この構成によれば、燃料タンク2内の貯留燃料OFと給油燃料SFとが十分に混合されるまで、特定処理を実行することによって液位を特定することができ、一方、貯留燃料OFと給油燃料SFとが十分に混合されると、通常処理を実行することによって液位を特定することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(変形例)
(1)電極102等の形状は、円筒形状、円柱形状に限定されない。例えば、電極102,104は、互いに対向する平板形状であってもよいし、多角形の筒状であってもよい。
(1)電極102等の形状は、円筒形状、円柱形状に限定されない。例えば、電極102,104は、互いに対向する平板形状であってもよいし、多角形の筒状であってもよい。
(2)上記の各実施例では、貯留空間75等の一部は、電極によって画定されている。しかしながら、貯留空間75等は、電極以外の壁部、例えば、端壁72,73の間に配置される側壁によって、画定されていてもよい。この場合、電極は、貯留空間に収容されていてもよい。
(3)上記の各実施例では、プレッシャーレギュレータ42から吐出される燃料が、ケース71に供給される。しかしながら、燃料ポンプ34から吐出される燃料が、プレッシャーレギュレータ42を介さずに、ケース71に供給されてもよい。例えば、パイプ40とケース71とを連通する連通パイプが配置されており、燃料が、連通パイプから、ケース71に供給されてもよい。あるいは、燃料ポンプ34のペーパジェットとケース71とを連通する連通パイプが配置されており、ペーパジェットから吐出された燃料が、ケース71に供給されてもよい。
(4)「液位計測装置」は、燃料以外の液体、例えば、冷却水の液位、エンジンオイルの液位を検出するために用いられてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1:燃料供給ユニット、2:燃料タンク、10:燃料センサユニット、30:燃料ポンプユニット、34:燃料ポンプ、60:濃度センサユニット、70:液位センサユニット、71:ケース、74:流路空間、74a、74b、74c:燃料流路、76:計測空間、77:貯留空間、100:電極対、102、104:電極
Claims (8)
- 液体の電気的特性を利用して、容器内の前記液体の液位を検出する第1センサと、
前記液体の前記電気的特性を利用して、前記容器内の前記液体の前記液質を検出する第2センサと、
前記第1センサの検出結果と、前記第2センサの検出結果と、を用いて、前記液位を特定する演算装置と、を備え、
前記演算装置は、前記液体が前記容器内に供給され、かつ、前記液体が供給された後の前記液体の密度が、前記液体が供給される前の前記容器内の前記液体の密度よりも高い場合に、前記液体が前記容器内に供給されることによって上昇する液位上昇量を特定し、前記液位上昇量を、前記液体が供給される前の前記容器内の前記液位に加算する特定処理を実行して、前記液体が前記容器内に供給された後の前記容器内の前記液位を特定する、液位特定装置。 - 前記第2センサは、全体に亘って前記容器内の前記液体に浸漬される、請求項1に記載の液位特定装置。
- 前記第2センサは、前記第1センサの鉛直方向下方に配置されている、請求項1又は2に記載の液位特定装置。
- 前記容器内の前記液体の前記液質を検出する第3センサであって、前記第2センサと離れた位置に配置される前記第3センサを、さらに備え、
前記演算装置は、前記液体が前記容器内に供給され、かつ、前記第2センサの検出結果と前記第3センサの検出結果との差が、予め決められた差よりも大きい場合に、前記特定処理を実行して、前記液体が供給された後の前記液位を特定する、請求項2又は3に記載の液位特定装置。 - 前記第1センサは、前記第3センサの下流側に配置されており、前記第3センサによって検出対象となった液体を用いて、前記液体の前記液位および前記液質を検出する、請求項1から4のいずれか一項に記載の液位特定装置。
- 前記演算装置は、前記第2センサの検出結果の単位時間当たりの変化が予め決められた変化量よりも大きい場合に、前記特定処理を実行して、前記液体が供給された後の前記液位を特定する、請求項1から4に記載の液位特定装置。
- 前記第1センサは、前記容器の深さ方向に伸びる第1電極対を備え、
前記第2センサは、前記第1電極対とは異なる第2電極対を備え、
前記演算装置は、前記第1センサの静電容量と、前記第2センサの静電容量と、を用いて、前記液位を特定する、請求項1から6のいずれか一項に記載の液位特定装置。 - 前記液体は、ガソリンとアルコールとの少なくとも一方を含む車両用の燃料であり、
前記液質は、燃料に含まれるアルコールの濃度を含み、
前記演算装置は、
前記第2センサの検出結果を用いて、前記アルコール濃度を特定し、
前記液体が供給された後の前記液体のアルコール濃度が、前記液体が供給される前の前記液体の前記アルコール濃度よりも高い場合に、前記液体が供給された後の前記液体の密度が、前記液体が供給される前の前記液体の密度よりも高いと判断する、請求項1から7のいずれか一項に記載の液位特定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014230566A JP2016095191A (ja) | 2014-11-13 | 2014-11-13 | 液位特定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014230566A JP2016095191A (ja) | 2014-11-13 | 2014-11-13 | 液位特定装置 |
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JP2016095191A true JP2016095191A (ja) | 2016-05-26 |
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ID=56070195
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JP2014230566A Pending JP2016095191A (ja) | 2014-11-13 | 2014-11-13 | 液位特定装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2016095191A (ja) |
-
2014
- 2014-11-13 JP JP2014230566A patent/JP2016095191A/ja active Pending
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