JP2016092718A - Receiving device, broadcasting system, receiving method and program - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、受信装置、放送システム、受信方法及びプログラムに関する。 The present invention relates to a receiving apparatus, a broadcasting system, a receiving method, and a program.
従来から、放送の高度化について、様々な技術の採用が検討されている。採用が検討されている技術の一つにCAS(Conditional Access System、限定受信システム)の機能をソフトウェアで実現する限定受信プログラム(CASプログラム)の導入がある。CASは、暗号化技術により正規の契約者以外の者による放送番組の視聴や放送番組の不正な複製を防止する技術である。CASは、特許文献1に記載されているように従来IC(Integrated Circuit)カード等のハードウェアによって実現されていた。CASプログラムを導入することで、CASによる暗号化データが万一解読されてもCASプログラムを更新することにより、解読による被害の拡大を防止することができる。他方、正規の契約者の受信装置は、放送波で最新のCASプログラムをダウンロードし、受信したCASプログラムを用いて放送番組を視聴可能にする。
Conventionally, adoption of various technologies has been studied for the advancement of broadcasting. One of the technologies that are being studied for adoption is the introduction of a conditional access system (CAS program) that implements the functions of CAS (Conditional Access System) with software. CAS is a technology for preventing viewing of broadcast programs and unauthorized duplication of broadcast programs by parties other than legitimate subscribers using encryption technology. CAS is conventionally realized by hardware such as an IC (Integrated Circuit) card as described in
しかしながら、CASプログラムの更新が必要なタイミングにおいて、放送波によるダウンロードがなされず、受信装置において最新のCASプログラムに更新されないおそれがある。そのような場合には、例えば、受信障害の発生、受信装置に電源を投入していない、等の場合がある。一旦CASプログラムに更新されないと、次にダウンロードされるCASプログラムに更新されるまでの期間、ユーザーは放送番組を視聴することができないという課題があった。 However, at the timing when the CAS program needs to be updated, the broadcast wave is not downloaded, and the receiving apparatus may not be updated to the latest CAS program. In such a case, for example, there is a case where a reception failure has occurred or the power supply to the receiving device is not turned on. Once the CAS program is not updated, there is a problem that the user cannot view the broadcast program until the next CAS program is updated.
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであって、正規のユーザーが放送番組を確実に視聴することができる受信装置、放送システム、受信方法及びプログラムを提供する。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and provides a receiving device, a broadcasting system, a receiving method, and a program that allow a legitimate user to reliably view a broadcast program.
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、受信したデータを復号するための限定受信プログラムを起動するプログラム起動部と、前記プログラム起動部が起動した限定受信プログラムを実行することにより、前記データを復号するデータ復号部と、前記データの復号に失敗したとき、前記限定受信プログラムとは異なる版の限定受信プログラムを取得するプログラム取得部と、を備える受信装置である。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and one aspect of the present invention is a program activation unit that activates a limited reception program for decoding received data, and the program activation unit is activated. A data decoding unit that decodes the data by executing the limited reception program, and a program acquisition unit that acquires a limited reception program of a version different from the limited reception program when decoding of the data fails. A receiving device.
本発明によれば、放送番組を確実に視聴することができる。 According to the present invention, a broadcast program can be reliably viewed.
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。 Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、本実施形態に係る放送システム1の構成を示すブロック図である。
放送システム1は、送信装置11と、サーバー装置21と、受信装置31とを含んで構成される。送信装置11及びサーバー装置21は、例えば、放送事業者が有する放送設備を構成する。受信装置31は、送信装置11から放送される放送番組を受信し、受信した放送番組の映像を表示し、当該放送番組の音声を再生する。受信装置31は、例えば、各家庭や事業所等に設置される。
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a
The
送信装置11は、放送伝送路12を介して放送番組のデータ(番組データ)を受信装置31に送信する。また、送信装置11は、放送番組の限定受信に関する機能を有するCASプログラムをデータカルーセルで送信する。データカルーセルは、同一のデータを一定期間繰り返し送信する伝送方式である。送信装置11は、同一種類及び同一バージョンのCASプログラムを一定期間繰り返して送信する。セキュリティを確保するために、CASプログラムの暗号化に用いられる鍵(後述)が更新される。また、鍵が更新される毎にCASプログラムのバージョンが変更される。送信装置11は、例えば、受信装置31で使用されるCASプログラムの暗号鍵の流出の予防等、セキュリティを確保する場合、提供するサービスに応じて使用するCASプログラムを更新する場合などにおいて、新たなバージョンのCASプログラムを送信する。
The
放送伝送路12は、送信装置11が送信する各種のデータを同時に不特定多数の受信装置31に一方向的に伝送する伝送路である。放送伝送路12は、例えば、放送衛星13で中継される所定の周波数帯域の電波である。放送伝送路12の一部には、通信回線、例えば、送信装置11から電波を送信するための送信設備(図示せず)までの通信回線が含まれてもよい。
The
サーバー装置21は、送信装置11が送信する新たなCASプログラムを取得し、取得したCASプログラムを蓄積するサーバー装置である(CASサーバー)。サーバー装置21の所在は、例えば、URL(Uniform Resource Locator)として通信伝送路22を介して受信装置31に通知される。サーバー装置21は、受信装置31からCASプログラム要求信号を受信したときに、CASプログラムを受信装置31に送信する。
The
通信伝送路22は、サーバー装置21と受信装置31との間で各種のデータを双方向的に伝送する伝送路である。通信伝送路22は、例えば、有線の大容量の基幹網を有するインターネット、等である。通信伝送路22は、一部に無線のアクセス網を含む通信網、例えば、公衆無線通信網を含んで構成されてもよい。
The
受信装置31は、送信装置11から放送伝送路12を介して受信した暗号化データを復号するためのCASプログラムを起動し、起動したCASプログラムを実行することにより、受信したデータを復号する。受信したデータには番組データの他、起動しているCASプログラムよりも新しい版のCASプログラムが含まれることがある。受信装置31は、受信したデータの復号に失敗したとき(復号エラー)、起動したCASプログラムよりも新しい版のCASプログラムを要求するためのCASプログラム要求信号を、通信伝送路22を介してサーバー装置21に送信する。その後、受信装置31は、通信伝送路22を介してサーバー装置21から当該CASプログラムを取得する。受信装置31は、例えば、テレビジョン受信装置、映像記録装置、等である。
The
このように、受信装置31が送信装置11から受信したデータの復号に失敗したとき、より新しいバージョンのCASプログラムを取得し、取得したCASプログラムを当該データの復号に用いる。受信装置31が放送伝送路12を介してその版のCASプログラムを取得できなかった場合でも、その版のCASプログラムに対応した方式でスクランブルしたデータの復号に成功する。そのため、ユーザーはより確実に放送番組を視聴することができる。放送伝送路12を介してCASプログラムを取得できない場合には、例えば、受信装置31に電力が供給されていない場合、降雨によって放送波の電界強度が低下した場合、建造物その他の物体に放送波が遮られることによる受信障害、等がある。
As described above, when the
(送信装置の構成)
次に、本実施形態に係る送信装置11の構成について説明する。
図2は、本実施形態に係る送信装置11の構成を示すブロック図である。
送信装置11は、番組データスクランブル部110、ECM生成部111、EMM生成部112、配信データ生成部113、配信データスクランブル部114、DCM生成部115、DMM生成部116、告知情報生成部117、起動プログラム指定部118、多重化部119及び送信部120を含んで構成される。
(Configuration of transmitter)
Next, the configuration of the
FIG. 2 is a block diagram illustrating a configuration of the
The
図2において、破線で囲まれたC部分の構成は、CASプログラム及びそのバージョンの組毎に備えられる。以下の説明では、C部分の構成を限定受信機能部Cと呼ぶ。限定受信機能部Cは、番組データスクランブル部110、ECM生成部111、EMM生成部112、配信データスクランブル部114、DCM生成部115及びDMM生成部116を含む。
例えば、CASプログラムが、受信装置31のメーカ毎に異なる場合には、送信装置11は、メーカ毎の限定受信機能部Cを備える。また、一時的にバージョンの異なる複数のCASプログラムを配信する場合には、送信装置11は、バージョン毎に限定受信機能部Cを備える。
In FIG. 2, the configuration of part C surrounded by a broken line is provided for each set of CAS program and its version. In the following description, the configuration of the C part is referred to as a conditional access function unit C. The conditional access function unit C includes a program data scrambler 110, an
For example, when the CAS program differs for each manufacturer of the
番組データスクランブル部110は、入力された番組データCtをスクランブル鍵Ksでスクランブル(暗号化)し、暗号化コンテンツSctを生成する。スクランブル鍵Ksによる暗号化において共通鍵暗号アルゴリズム、例えば、AES(Advanced Encryption Standard)が用いられる。番組データスクランブル部110は、生成した暗号化コンテンツSctを多重化部119に出力する。
番組データCtは、番組の内容(コンテンツ)を示すデータである。番組データCtは、音声を示す音声データと映像を示す映像データを含む。音声データ、映像データは、それぞれストリーム形式のデータでもよいし、セクション形式のデータでもよい。
The program data scrambler 110 scrambles (encrypts) the input program data Ct with the scramble key Ks to generate the encrypted content Sct. In encryption with the scramble key Ks, a common key encryption algorithm, for example, AES (Advanced Encryption Standard) is used. The program data scramble unit 110 outputs the generated encrypted content Sct to the
The program data Ct is data indicating the content (content) of the program. The program data Ct includes audio data indicating audio and video data indicating video. The audio data and video data may each be stream format data or section format data.
スクランブル鍵Ksは、番組データスクランブル部110に入力されることにより更新される。スクランブル鍵Ksは、時間経過により更新されてもよい。スクランブル鍵Ksの更新間隔は、例えば、数秒である。 The scramble key Ks is updated by being input to the program data scramble unit 110. The scramble key Ks may be updated over time. The update interval of the scramble key Ks is, for example, several seconds.
ECM生成部111は、番組データスクランブル部110においてスクランブルに用いられたスクランブル鍵Ksをワーク鍵Kwで暗号化し、暗号化されたスクランブル鍵Ksを含む共通情報を生成する。生成された共通情報は、送信先の受信装置31の全てに共通なセキュリティ情報である。
ワーク鍵Kwによる暗号化において共通鍵暗号アルゴリズムが用いられる。ECM生成部111は、共通情報を、所定の伝送方式、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)−2 Systemsで規定されたECM(Entitlement Control Message)構造を有するメッセージとして生成する。ECM生成部111は、生成した共通情報(ECM)を多重化部119に出力する。
The
A common key encryption algorithm is used for encryption with the work key Kw. The
ワーク鍵Kwは、ECM生成部111に入力されることにより更新される。ワーク鍵Kwは、時間経過により更新されてもよい。ワーク鍵Kwは、スクランブル鍵Ksに比べて更新間隔が長くてもよい。ワーク鍵Kwの更新間隔は、例えば、1箇月である。
The work key Kw is updated by being input to the
EMM生成部112は、ECM生成部111において暗号化に用いられたワーク鍵Kwをマスタ鍵Kmで暗号化し、暗号化されたワーク鍵Kwを含む個別情報を生成する。生成された個別情報は、受信装置31毎に個別のセキュリティ情報である。
マスタ鍵Kmによる暗号化において共通鍵暗号アルゴリズムが用いられる。EMM生成部112は、個別情報を、所定の伝送方式、例えば、MPEG−2 Systemsで規定されたEMM(Entitlement Management Message)構造を有するメッセージとして生成する。EMM生成部112は、生成した個別情報(EMM)を多重化部119に出力する。
The
A common key encryption algorithm is used for encryption using the master key Km. The
マスタ鍵Kmは、受信装置31毎に異なり、予め個々の受信装置31に配布された暗号鍵である。個々のマスタ鍵Kmは、予め送信装置11の記憶部(図示せず)に記憶されている。EMM生成部112は、記憶部から個々のマスタ鍵Kmを読み取り、読み取ったマスタ鍵Kmを暗号化に用いる。
The master key Km is an encryption key that is different for each receiving
共通情報(ECM)及び個別情報(EMM)は、放送事業者と正規の受信契約がなされているユーザー個々の受信装置31のみがスクランブルを解くためのセキュリティ情報である。当該ユーザーの受信装置31のみが番組データに施されたスクランブルを解くことを可能とし、他のユーザーの受信装置31がスクランブルを解くことを不可能にすることで、限定受信が実現される。
The common information (ECM) and the individual information (EMM) are security information for only the receiving
配信データ生成部113には、新たなバージョンのCASプログラムPが入力される。配信データ生成部113は、入力されたCASプログラムPをデータカルーセルのデータ形式に変換し、配信用のデータ(配信データ)を生成する。配信データ生成部113は、生成した配信データを配信データスクランブル部114に出力する。配信データ生成部113の構成については、後述する。
The distribution
配信データスクランブル部114は、配信データ生成部113から入力された配信データを、伝送路保護鍵Ktでスクランブル(暗号化)して暗号化配信データScasを生成する。伝送路保護鍵Ktによる暗号化において共通鍵暗号アルゴリズム、例えば、AESが用いられる。配信データスクランブル部114は、生成した暗号化配信データScasを多重化部119に出力する。
伝送路保護鍵Ktは、配信データスクランブル部114に入力されることにより更新される。伝送路保護鍵Ktは、時間経過により更新されてもよい。伝送路保護鍵Ktの更新間隔は、例えば、数秒である。
The distribution data scramble
The transmission path protection key Kt is updated by being input to the distribution data scramble
DCM生成部115は、配信データスクランブル部114においてスクランブルに用いられた伝送路保護鍵Ktをダウンロード鍵Kdlで暗号化し、暗号化された伝送路保護鍵Ktを含む共通情報(DCM:Download Control Message)を生成する。生成された共通情報(DCM)は、送信先の受信装置31の全てに共通なセキュリティ情報である。
ダウンロード鍵Kdlによる暗号化において共通鍵暗号アルゴリズムが用いられる。DCM生成部115は、共通情報(DCM)を、所定の伝送方式、例えば、MPEG−2 Systemsで規定されたセクション拡張形式のメッセージとして生成する。DCM生成部115は、生成した共通情報(DCM)を多重化部119に出力する。
なお、ダウンロード鍵Kdlは、受信契約の有無に関わらず受信装置31に送信される鍵である。ダウンロード鍵Kdlは、DCM生成部115に入力されることにより更新される。
The
A common key encryption algorithm is used for encryption using the download key Kdl. The
The download key Kdl is a key transmitted to the receiving
また、起動プログラム指定部118において起動すべきCASプログラムが指定される場合、DCM生成部115は、番組配列情報で送信されるCASプログラムPの識別子(CAS−ID)、バージョン(CAS−Ver)、及びCASプログラムPのハッシュ値(CAS−H)を、共通情報(DCM)に付加する。当該ハッシュ値(CAS−H)は、CASプログラムPを構成するデータについて受信装置31で用いられるハッシュ関数と共通のハッシュ関数(例えば、SHA−256:Secure Hash Algorithm 256−bit)により算出された値である。
これにより、受信装置31は、PSI/SIで送信されるCASプログラムPの識別子(CAS−ID)やバージョン(CAS−Ver)の改ざんによる誤動作を防止することができる。また、受信装置31は、蓄積したCASプログラムPのハッシュ値の不整合を検出して誤動作を防止することができる。
When the CAS program to be activated is designated by the activation
Thereby, the receiving
DMM生成部116は、DCM生成部115において暗号化に用いられたダウンロード鍵KdlをCAS基盤鍵Kbで暗号化し、暗号化されたダウンロード鍵Kdlを含む個別情報(DMM:Download Management Message)を生成する。生成された個別情報(DMM)は、受信装置31毎に個別のセキュリティ情報である。
CAS基盤鍵Kbによる暗号化において共通鍵暗号アルゴリズムが用いられる。DMM生成部116は、個別情報(DMM)を、所定の伝送方式、例えば、MPEG−2 Systemsで規定されたセクション拡張形式のメッセージとして生成する。
なお、DMM生成部116は、配信データ生成部113において署名値の生成に用いた秘密鍵Kpsに対応した公開鍵(検証鍵)Kppに、予め認証局のデジタル署名を付加したルート公開鍵証明書RPKCを、個別情報(DMM)に付加する。DMM生成部116は、ルート公開鍵証明書RPKCを付加した個別情報(DMM)を多重化部119に出力する。
CAS基盤鍵Kbは、受信装置31間で共通の暗号鍵であって、予め個々の受信装置31に配布された暗号鍵である。CAS基盤鍵Kbを受信装置31間で共通とすることで、個別情報(DMM)の送出量を軽減することができる。なお、CAS基盤鍵Kbは、受信装置31毎に異なる暗号鍵であってもよい。
The
A common key encryption algorithm is used for encryption using the CAS infrastructure key Kb. The
The
The CAS infrastructure key Kb is an encryption key common to the receiving
共通情報(DCM)及び個別情報(DMM)は、正規の受信契約がなされているユーザーの受信装置31の全てがスクランブルを解くためのセキュリティ情報である。共通情報(DCM)及び個別情報(DMM)は、CASプログラムを暗号化して送信するために用いられる情報である。
The common information (DCM) and the individual information (DMM) are security information for all of the receiving
告知情報生成部117には、受信装置31がCASプログラムPをダウンロードする際の各種の情報を含むダウンロード制御情報Dcが入力される。告知情報生成部117は、入力されたダウンロード制御情報を含む告知情報(SDTT:Software Download Trigger Table)を生成し、生成した告知情報SDTTを多重化部119に出力する。告知情報SDTTは、例えば、セクション形式のデータテーブルである。ダウンロード制御情報Dcには、例えば、送信対象のCASプログラムPを特定するための識別情報、例えば、CASプログラムPの識別子(CAS−ID)、バージョン(CAS−Ver)、が含まれる。また、ダウンロード制御情報Dcには、放送によってCASプログラムPを送信するための情報、通信によってCASプログラムPを送信するための情報が含まれる。例えば、放送による送信に関して、開始時刻と配信継続時間が含まれる。通信による送信に関して、CASプログラムPを保持するサーバー装置21のアドレスが含まれる。告知情報のデータ構成例については、後述する。
The notification information generation unit 117 receives download control information Dc including various types of information when the receiving
起動プログラム指定部118は、受信装置31において起動すべきCASプログラムPを指定するプログラム指定情報を生成する。プログラム指定情報は、CASプログラムPの識別子(CAS−ID)とバージョン識別子(CAS−Ver)が含まれる。プログラム指定情報は、例えば、CA起動記述子(CA_startup_descriptor())として生成される。起動プログラム指定部118は、生成したプログラム指定情報を番組配列情報PSI(Program Specific Information)/SI(Service Information)のCAT(Conditional Access Table)およびPMT(Program Map Table)に配置する。起動プログラム指定部118は、プログラム指定情報を付加した番組配列情報PSI/SIを多重化部119に出力する。
The activation
多重化部119は、番組データスクランブル部110から入力された暗号化コンテンツSct、ECM生成部111から入力された共通情報(ECM)、EMM生成部112から入力された個別情報(EMM)、配信データスクランブル部114から入力された暗号化配信データScas、DCM生成部115から入力された共通情報(DCM)、DMM生成部116から入力された個別情報(DMM)、告知情報生成部117から入力された告知情報SDTT、および起動プログラム指定部118から入力された番組配列情報PSI/SI、を多重化して、所定の形式の多重化データを生成する。多重化部119は、例えば、入力された各情報をMPEG−2 Systemsで規定されたTS(Transport Stream)の形式(MPEG−2 TS)の多重化データを生成する。多重化部119は、生成した多重化データを送信部120に出力する。
送信部120は、多重化部119から入力された多重化データを受信装置31に放送伝送路12を介して送信する。ここで、送信部120は、ベースバンド信号である多重化データで所定の搬送周波数を有する搬送波を変調させて、搬送周波数に対応したチャネル帯域の電波を放射する。
The
The
放送システム1におけるセキュリティを確保するために、時間経過に応じて(例えば、1箇月間隔)にCASプログラムの鍵が更新され、鍵が更新される毎にバージョン番号が更新される。但し、新しいバージョンのCASプログラムPの更新直後において、全てのユーザーの受信装置31において当該CASプログラムPのダウンロードが直ちに一斉に行われるとは限らない。そこで、送信装置11が新たなCASプログラムの配信開始時刻から所定期間(例えば、1週間)、送信装置11は、更新前のバージョンのCASプログラムで復号可能な暗号化配信データScas及び暗号化コンテンツSctを配信するための限定受信機能部C’を設ける。そこで、次のバージョンのCASプログラムの配信を開始する開始時刻が既知である場合には、告知情報生成部117は、その時点の最新のバージョンのCASプログラムPの配信終了時刻が次のバージョンのCASプログラムPの開始時刻よりも前となる、配信継続時間を告知情報SDTTに設定する。また、起動プログラム指定部118は、プログラム指定情報に、最新のバージョンのよりも後のバージョンも起動対象のバージョンに含むことを指示する情報(起動指示(後述))を含める。これにより、放送によりプログラム指定情報が受信できなかった場合でも、受信装置31は、通信により新しいバージョンのCASプログラムを取得したときに、取得したCASプログラムを起動することができる。
In order to ensure security in the
(配信データ生成部の構成)
次に、配信データ生成部113の構成について説明する。
図3は、本実施形態に係る配信データ生成部113の構成を示すブロック図である。
配信データ生成部113は、署名値演算部1131、分割部1132、暗号化部1133及びセクションデータ生成部1134を含んで構成される。
(Configuration of distribution data generation unit)
Next, the configuration of the distribution
FIG. 3 is a block diagram illustrating a configuration of the distribution
The distribution
署名値演算部1131は、入力されたCASプログラムPについて、デジタル署名の署名値を演算する。署名値演算部1131は、受信装置31で用いられるハッシュ関数と共通のハッシュ関数を用いて、CASプログラムPを構成するデータからハッシュ値を生成する。署名値演算部1131は、公開鍵(検証鍵)Kppに対応する秘密鍵Kpsで生成したハッシュ値を暗号化して署名値を演算する。署名値演算部1131は、演算した署名値をセクションデータ生成部1134に出力する。署名値演算部1131は、署名値を演算する際、例えば、DSA(Digital Signature Algorithm)、RSA(Rivest Shamir Adelman)暗号を用いることができる。署名値の演算に用いた秘密鍵Kpsに対応したデジタル署名を検証する公開鍵(検証鍵)Kppは、前述したようにルート公開鍵証明書RPKCとして個別情報(DMM)に含まれ、受信装置31に送信される。
The signature
分割部1132は、入力されたCASプログラムPを所定の大きさに分割し、分割したデータ(分割データ)を暗号化部1133に出力する。分割データの大きさは、DDBメッセージで指定されるブロックサイズである。
暗号化部1133は、分割部1132から入力された分割データを、マスタ秘密鍵Kmsを用いて暗号化し、暗号化した分割データをセクションデータ生成部1134に出力する。暗号化部1133は、暗号化の際に、公開鍵暗号アルゴリズム、例えば、PKCS#1(Public−Key Cryptography Standards #1)で規定された方式を用いる。なお、マスタ秘密鍵Kmsは、受信装置31の全てに共通の暗号化鍵であり、送信装置11の記憶部(図示せず)に予め記憶しておく。
The
The
セクションデータ生成部1134は、暗号化部1133において暗号化された分割データをDDBメッセージとしてセクション化し、その構成情報をDIIメッセージとしてセクション化する。セクションデータ生成部1134は、入力されたCASプログラムPの識別子(CAS−ID)とバージョン(CAS−Ver)をDIIメッセージに配置する。これにより送信されるCASプログラムPの識別子やバージョンが、受信装置31に通知される。
また、セクションデータ生成部1134は、DIIメッセージをセクション化する際、署名値演算部1131で演算した署名値をDIIメッセージに配置する。これにより、受信装置31は、送信装置11から受信したCASプログラムPが正規のプログラムであるか否かをデジタル署名により検証することができる。
The section data generation unit 1134 sections the divided data encrypted by the
The section data generation unit 1134 arranges the signature value calculated by the signature
なお、番組データスクランブル部110に入力される番組データがストリーム形式の音声データと映像データを含む場合には、それらのデータを格納するデータブロックにエラーチェックブロックが付加されてもよい。エラーチェックブロックには、所定のアルゴリズム、例えば、巡回冗長検査(CRC:Cyclic Redundancy Check)で演算した誤り検出符号が付加される。巡回冗長検査によれば、誤り検出符号としてCRC値が算出される。また、番組データが、セクション形式のデータであるDIIメッセージとDDBメッセージからなるセクション形式のデータを含む場合には、演算したCRC値がDIIメッセージに付加されてもよい。受信装置31は、復号した番組データに基づいて演算したCRC値が、付加されたCRC値と一致するか否かにより正しく復号されたか否かを検証することができる。
When the program data input to the program data scramble unit 110 includes audio data and video data in the stream format, an error check block may be added to the data block that stores these data. An error detection code calculated by a predetermined algorithm, for example, cyclic redundancy check (CRC) is added to the error check block. According to the cyclic redundancy check, a CRC value is calculated as an error detection code. When the program data includes section format data consisting of a DII message and a DDB message, which are section format data, the calculated CRC value may be added to the DII message. The receiving
(DIIメッセージのデータ構造)
次に、CASプログラムPを送信する際のDIIメッセージの例について説明する。
図4は、DIIメッセージの例を示す図である。図4に示す例では、DIIメッセージは、コンパティビリティ記述子(compatibilityDescriptor())と、CASプログラムデジタル署名(CAS_digital_signatureと)を含む。コンパティビリティ記述子(compatibilityDescriptor())の例については後述する。CASプログラムデジタル署名(CAS_digital_signarure)は、署名値演算部1131で演算された署名値を示す。
また、DIIメッセージは、DII/DDBメッセージのモジュール数(num_of_modules)、モジュール識別(module_id)、及びモジュールサイズ(module_size)を含む。
(Data structure of DII message)
Next, an example of a DII message when the CAS program P is transmitted will be described.
FIG. 4 is a diagram illustrating an example of the DII message. In the example shown in FIG. 4, the DII message includes a compatibility descriptor (compatibilityDescriptor ()) and a CAS program digital signature (CAS_digital_signature). An example of the compatibility descriptor (compatibilityDescriptor ()) will be described later. The CAS program digital signature (CAS_digital_signature) indicates a signature value calculated by the signature
The DII message includes the number of modules (num_of_modules), module identification (module_id), and module size (module_size) of the DII / DDB message.
(コンパティビリティ記述子のデータ構造)
次に、コンパティビリティ記述子のデータ構造について、説明する。
図5は、コンパティビリティ記述子の例を示す図である。図5に示す例では、コンパティビリティ記述子は、記述子タイプ(descriptorType)、識別子タイプ(specifierType)およびバージョンフィールド(version)を含む。記述子タイプ(descriptorType)に設定された値0xFDは、サブ記述子(subDescriptor()の補足情報(additionalInformation)領域に情報が設定されていることを示す値である。識別子タイプ(specifierType)に設定された値0xFDは、限定受信機能の更新、つまりCASプログラムPの更新を示す値である。バージョンフィールド(version)は、グループ識別(group_id)とバージョン識別(version_id)を示す。グループ識別(group_id)は、ダウンロード対象の受信装置のグループを特定する情報であり、グループ毎にダウンロード対象の受信装置を分散させることを目的とする。バージョン識別(version_id)として、バージョン(CAS−Ver)が記述される。
(Compatibility descriptor data structure)
Next, the data structure of the compatibility descriptor will be described.
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of the compatibility descriptor. In the example shown in FIG. 5, the compatibility descriptor includes a descriptor type (descriptorType), an identifier type (specifiertype), and a version field (version). The value 0xFD set in the descriptor type (descriptorType) is a value indicating that information is set in the supplementary information (additionalInformation) area of the subdescriptor (subDescriptor (), and is set in the identifier type (specifierType). The value 0xFD is a value indicating the update of the conditional access function, that is, the update of the CAS program P. The version field (version) indicates a group identification (group_id) and a version identification (version_id), and the group identification (group_id) is This is information for specifying a group of receiving devices to be downloaded, and is intended to distribute the receiving devices to be downloaded for each group. ) As, version (CAS-Ver) is described.
サブ記述子(subDescriptor())の補足情報(additionalInformation)領域には、CAS基盤のメーカを示すメーカ識別(maker_id)に対応するモデル識別(model_id)が記載される。また、モデル識別(model_id)としてCASプログラムPの識別子(CAS−ID)が格納される。 In the supplementary information (additionalInformation) area of the subdescriptor (subDescriptor ()), a model identification (model_id) corresponding to a manufacturer identification (maker_id) indicating a CAS-based manufacturer is described. Further, an identifier (CAS-ID) of the CAS program P is stored as model identification (model_id).
(DDBメッセージのデータ構造)
次に、CASプログラムPを配信する際に用いられるDDBメッセージのデータ構造について説明する。
図6は、DDBメッセージの例を示す図である。図6に示す例では、DDBメッセージは、ブロック番号(BlockNumber)、モジュール識別(moduleId)及びペイロード領域(blockDataByte)を含む。ブロック番号(BlockNumber)は、セクションデータ生成部1134によってブロックごとに1ずつインクリメント(増分)され、書き込まれる情報である。従って、ブロック番号(BlockNumber)は、ブロックに分割及び暗号化されたCASプログラムPの順序を示す数である。モジュール識別(moduleId)は、個々のDDBを特定する識別情報である。ペイロード領域(blockDataByte)は、セクションデータ生成部1134によって分割及び暗号化されたCASプログラムPが書き込まれる領域である。
(Data structure of DDB message)
Next, the data structure of the DDB message used when the CAS program P is distributed will be described.
FIG. 6 is a diagram illustrating an example of a DDB message. In the example shown in FIG. 6, the DDB message includes a block number (BlockNumber), a module identification (moduleId), and a payload area (blockDataByte). The block number (BlockNumber) is information that is incremented by 1 for each block by the section data generation unit 1134 and written. Therefore, the block number (BlockNumber) is a number indicating the order of the CAS program P divided and encrypted into blocks. The module identification (moduleId) is identification information that identifies each DDB. The payload area (blockDataByte) is an area in which the CAS program P divided and encrypted by the section data generation unit 1134 is written.
(告知情報のデータ構造)
次に、告知情報生成部117が生成する告知情報SDTTのデータ構造について説明する。
図7は、告知情報SDTTの例を示す図である。図7に示す例では、告知情報SDTTは、テーブル識別拡張(table_id_ext)、ターゲットバージョン(target_version)、新バージョン(new_version)、ダウンロードレベル(download_level)、バージョン指示(version_indicator)、開始時刻(start_time)、配信継続時間(duration)及び記述子領域(descriptors())を含む。
(Data structure of notification information)
Next, the data structure of the notification information SDTT generated by the notification information generation unit 117 will be described.
FIG. 7 is a diagram illustrating an example of the notification information SDTT. In the example illustrated in FIG. 7, the notification information SDTT includes a table identification extension (table_id_ext), a target version (target_version), a new version (new_version), a download level (download_level), a version instruction (version_indicator), a start time (start_time), and distribution. It includes a duration and a descriptor area (descriptors ()).
テーブル識別拡張(table_id_ext)の上位16ビットは、所定の値(0xFE)を示し、下位8ビットは、メーカ識別(maker_id)を示す。メーカ識別(maker_id)には、CASプログラムPの識別子(CAS−ID)が記述される。
ターゲットバージョン(target_version)には、アップデート対象となるバージョン番号が格納される。新バージョン(new_version)には、ダウンロードされるCASプログラムP、つまり、送信装置11が送信するCASプログラムPに係るバージョン(CAS−Ver)が記述される。
ダウンロードレベル(download_level)には、ダウンロードの態様を示す値が格納される。例えば、‘01’は強制ダウンロードを示し、‘00’は、任意ダウンロードを示す。
バージョン指示(version_indicator)は、アップデート対象のバージョンの範囲を示す。‘00’は、全バージョンを示し、‘03’は、指定されたバージョンのみを示す。
開始時刻(start_time)は、送信装置11がCASプログラムPの送信を開始する時刻を示す。
配信継続時間(duration)は、送信装置11がCASプログラムPの送信を継続する時間を示す。告知情報SDTTでは、開始時刻(start_time)及び配信継続時間(duration)は、複数通り設定可能である。
記述子領域(descriptors())には、ダウンロードコンテンツ記述子とネットワークダウンロードコンテンツ記述子が記述される。
The upper 16 bits of the table identification extension (table_id_ext) indicate a predetermined value (0xFE), and the lower 8 bits indicate a manufacturer identification (maker_id). In the manufacturer identification (maker_id), an identifier (CAS-ID) of the CAS program P is described.
The target version (target_version) stores a version number to be updated. In the new version (new_version), a CAS program P to be downloaded, that is, a version (CAS-Ver) related to the CAS program P transmitted by the
In the download level (download_level), a value indicating a download mode is stored. For example, “01” indicates forced download, and “00” indicates optional download.
The version instruction (version_indicator) indicates the range of versions to be updated. '00' indicates all versions, and '03' indicates only the specified version.
The start time (start_time) indicates the time at which the
The distribution continuation time (duration) indicates a time during which the
In the descriptor area (descriptors ()), a download content descriptor and a network download content descriptor are described.
(ダウンロードコンテンツ記述子のデータ構造)
次に、ダウンロードコンテンツ記述子のデータ構造について説明する。
図8は、ダウンロードコンテンツ記述子の例を示す図である。ダウンロードコンテンツ記述子は、コンパティビリティフラグ(compatibility_flag)、コンパティビリティ記述子(compatibilityDescriptor())、モジュール数(num_of_modules)、モジュール識別(module_id)、モジュールサイズ(module_size)及びプライベートデータ領域(private_data_byte)を含む。
コンパティビリティフラグ(compatibility_flag)は、コンパティビリティ記述子(compatibilityDescriptor())の有無を示すフラグである。図8に示す例では、コンパティビリティフラグ(compatibility_flag)は、コンパティビリティ記述子(compatibilityDescriptor())の「()」にその有無を示す値が記述される。コンパティビリティ記述子(compatibilityDescriptor())には、上述したコンパティビリティ記述子(図5)と同一の内容が含まれる。ここで、バージョン(CAS−Ver)が記述される。
(Data structure of download content descriptor)
Next, the data structure of the download content descriptor will be described.
FIG. 8 is a diagram illustrating an example of a download content descriptor. The download content descriptor includes a compatibility flag (compatibility_flag), a compatibility descriptor (compatibilityDescriptor ()), a module number (num_of_modules), a module identification (module_id), a module size (module_size), and a private data area (description). Including.
The compatibility flag (compatibility_flag) is a flag indicating the presence or absence of a compatibility descriptor (compatibilityDescriptor ()). In the example illustrated in FIG. 8, the compatibility flag (compatibility_flag) describes a value indicating the presence or absence in “()” of the compatibility descriptor (compatibilityDescriptor ()). The compatibility descriptor (compatibilityDescriptor ()) includes the same content as the above-described compatibility descriptor (FIG. 5). Here, the version (CAS-Ver) is described.
モジュール数(num_of_modules)、モジュール識別(module_id)、及びモジュールサイズ(module_size)は、DII/DDBメッセージのモジュール数、モジュール識別、及びモジュールサイズがそれぞれ記述される。
プライベートデータ領域(private_data_byte)の先頭バイトにはダウンロード優先(download_priority)が記述される。ダウンロード優先(download_priority)には、ダウンロード経路として放送と通信のどちらかの優先順位を指示する値が記述される。ダウンロード優先(download_priority)は、優先フラグとも呼ばれる。
The number of modules (num_of_modules), module identification (module_id), and module size (module_size) describe the number of modules, module identification, and module size of the DII / DDB message, respectively.
Download priority (download_priority) is described in the first byte of the private data area (private_data_byte). In the download priority (download_priority), a value indicating the priority order of either broadcasting or communication is described as a download path. Download priority (download_priority) is also called a priority flag.
(ネットワークダウンロードコンテンツ記述子のデータ構造)
次に、ネットワークダウンロードコンテンツ記述子のデータ構造について説明する。
図9は、ネットワークダウンロードコンテンツ記述子の例を示す図である。ネットワークダウンロードコンテンツ記述子は、コンパティビリティフラグ(compatibility_flag)、コンパティビリティ記述子(compatibilityDescriptor())、セッションプロトコル番号(session_protocol_number)、再接続回数(retry)、アドレス種別(address_type)、アドレス、及びポート番号(port_number)を含む。
図9に示す例においても、コンパティビリティフラグ(compatibility_flag)には、図8に示す例と同様に、コンパティビリティ記述子(compatibilityDescriptor())の「()」にその有無を示す値が設定されている。コンパティビリティ記述子(compatibilityDescriptor())には、上述したコンパティビリティ記述子(図5)と同一の内容が含まれる。ここで、バージョン(CAS−Ver)が記述される。
セッションプロトコル番号(session_protocol_number)は、ネットワークダウンロード、つまり通信伝送路22を介したダウンロードの際に用いるプロトコル(例えば、TCP:Transmission Control Protocol)を示す番号である。再接続回数(retry)は、送信元の通信サーバー、つまりサーバー装置21への再接続を試みる回数の上限を示す。アドレス種別(address_type)は、送信元の通信サーバーの所在を示すアドレスの種別を示す番号である。図9に示す例では、アドレスの種別として、IPv4、IPv6、URL(Uniform Resource Locator)のいずれかが指定可能である。アドレスは、送信元の通信サーバーの所在を示し、アドレス種別(address_type)で指定された種別で表されたアドレスである。ポート番号(port_number)は、通信サーバーのポート番号を示す。
(Data structure of network download content descriptor)
Next, the data structure of the network download content descriptor will be described.
FIG. 9 is a diagram illustrating an example of a network download content descriptor. The network download content descriptor includes a compatibility flag (compatibility_flag), a compatibility descriptor (compatibilityDescriptor ()), a session protocol number (session_protocol_number), a reconnection count (retry), an address type (address_type), an address, and an address Contains a number (port_number).
Also in the example illustrated in FIG. 9, the compatibility flag (compatibility_flag) is set to a value indicating the presence or absence in “()” of the compatibility descriptor (compatibilityDescriptor ()), as in the example illustrated in FIG. 8. Has been. The compatibility descriptor (compatibilityDescriptor ()) includes the same content as the above-described compatibility descriptor (FIG. 5). Here, the version (CAS-Ver) is described.
The session protocol number (session_protocol_number) is a number indicating a protocol (for example, TCP: Transmission Control Protocol) used for network download, that is, download via the
(CA起動記述子のデータ構成)
次に、起動プログラム指定部118が生成したプログラム指定情報を示すCA起動記述子のデータ構成について説明する。
図10は、CA起動記述子の例を示す図である。CA起動記述子は、限定受信方式識別(CA_system_ID)、CASプログラム識別(CA_program_ID)及び起動指示(load_indicator)を含む。
限定受信方式識別(CA_system_ID)は、起動させるCASプログラムを送信するシステムを識別する情報であり、CASプログラムに対応する値で表される。
CASプログラム識別(CA_program_ID)は、起動させるCASプログラムの識別情報(ID)と、バージョンを示す情報である。
起動指示(load_indicator)は、起動させるCASプログラムに係るバージョンの範囲を下位3ビット又は下位4ビットに設定された値で示す情報である。具体的には、下位3ビットの値が、‘001’である場合には、CASプログラム識別(CA_program_ID)で指定されたバージョン以降のバージョンが起動対象であり、‘010’である場合には、CASプログラム識別(CA_program_ID)で指定されたバージョン以前のバージョンを起動対象であることを示す。下位3ビット(bit0〜bit2)で、起動させるCASプログラムのバージョンの範囲が示されているとき、最下位から第4ビット(bit3)の値が0とは、当該範囲の最大バージョンに係るCASプログラムが起動対象であり、当該第4ビット(bit3)の値が1とは、当該範囲の最小バージョンに係るCASプログラムが起動対象であることを示す。
(Data structure of CA activation descriptor)
Next, the data structure of the CA activation descriptor indicating the program designation information generated by the activation
FIG. 10 is a diagram illustrating an example of the CA activation descriptor. The CA activation descriptor includes a conditional access system identification (CA_system_ID), a CAS program identification (CA_program_ID), and an activation instruction (load_indicator).
The conditional access system identification (CA_system_ID) is information for identifying a system that transmits a CAS program to be activated, and is represented by a value corresponding to the CAS program.
The CAS program identification (CA_program_ID) is identification information (ID) of the CAS program to be activated and information indicating the version.
The activation instruction (load_indicator) is information indicating the range of the version related to the CAS program to be activated by a value set in the lower 3 bits or the lower 4 bits. Specifically, when the value of the lower 3 bits is “001”, the version after the version specified by the CAS program identification (CA_program_ID) is the activation target, and when it is “010”, This indicates that the version prior to the version specified by the CAS program identification (CA_program_ID) is the activation target. When the lower 3 bits (bit0 to bit2) indicate the range of the version of the CAS program to be activated, the value of the fourth bit (bit3) from the least significant is 0. Is the activation target, and the value of the fourth bit (bit3) being 1 indicates that the CAS program related to the minimum version of the range is the activation target.
(サーバー装置の構成)
次に、サーバー装置21の構成について説明する。
図11は、本実施形態に係るサーバー装置21の構成を示すブロック図である。
サーバー装置21は、制御部210、通信部214、及び記憶部215を含んで構成される。制御部210は、記憶部215に記憶されている制御プログラムを実行することにより、配信データ取得部211、バージョン応答部212、及び配信データ配信部213の機能を実現する。制御部210は、例えば、CPUである。
(Server device configuration)
Next, the configuration of the
FIG. 11 is a block diagram illustrating a configuration of the
The
配信データ取得部211は、送信装置11から配信データ生成部113で生成されたCASプログラムPの配信データを取得する。配信データ取得部211は取得した配信データに含まれるDIIからCASプログラムPの識別子(CAS−ID)ならびにバージョン識別子(CAS−Ver)を読み取る。配信データ取得部211は、読み取ったCASプログラムPの識別子(CAS−ID)及びバージョン識別子(CAS−Ver)と、取得した配信データとを対応付けて記憶部215に記憶する。従って、サーバー装置21には、その時点で送信可能なCASプログラムのうち最新のバージョンのCASプログラムに係る配信データが蓄積される。
The distribution
バージョン応答部212は、受信装置31からバージョン照会信号を受信する。バージョン照会信号は、指定された識別子(CAS−ID)で識別されるCASプログラムについて、サーバー装置21において蓄積されているバージョン(CAS−Ver)を照会するための信号である。バージョン応答部212は、受信したバージョン照会信号で指定された識別子(CAS−ID)で識別されるCASプログラムに係る配信データのうち、記憶部215に記憶された配信データに対応するバージョン識別子を検索する。バージョン応答部212は、検索したバージョン識別子(CAS−Ver)を含むバージョン応答信号を生成する。
また、受信したバージョン照会信号には、バージョン識別子(CAS−Ver)が含まれてもよい。その場合には、バージョン応答部212は、バージョン照会信号に含まれるバージョン識別子(CAS−Ver)よりも新しいバージョンを示すバージョン識別子を含むバージョン応答信号を生成する。
バージョン応答部212は、生成したバージョン応答信号を受信装置31に送信する。
The
Further, the received version inquiry signal may include a version identifier (CAS-Ver). In that case, the
The
配信データ配信部213は、受信装置31から配信要求信号を受信する。配信要求信号は、指定された識別子(CAS−ID)およびバージョン(CAS−Ver)で識別されるCASプログラムに係る配信データを要求するための信号である。配信データ配信部213は、配信要求信号で指定された識別子(CAS−ID)およびバージョン(CAS−Ver)に対応する配信データを記憶部215から読み取る。配信データ配信部213は、読み取った配信データを受信装置31に送信する。
The distribution
通信部214は、外部機器、例えば、送信装置11及び受信装置31との間で各種のデータを送信及び受信する。サーバー装置21の各構成部による送受信は、通信部214を介して行われる。通信部214は、例えば、通信インタフェースである。
記憶部215は、各種のデータを記憶する。記憶部215は、記憶媒体、例えば、HDD(Hard−disk Drive)、フラッシュメモリ、ROM(Read−only Memory)、RAM(Random Access Memory)又はそれらの組み合わせを含んで構成される。
The
The
(受信装置の構成)
次に、受信装置31の構成について説明する。
図12は、本実施形態に係る受信装置31の構成を示すブロック図である。
受信装置31は、チューナー311(受信部)、分離部312、復号部313、音声復号部314、音声レベル検出部315、再生部316、映像復号部317、映像レベル検出部318、表示部319、通信部321、制御部331、及び記憶部341を含んで構成される。
(Receiver configuration)
Next, the configuration of the receiving
FIG. 12 is a block diagram illustrating a configuration of the receiving
The receiving
チューナー311は、多重化信号を送信装置11から放送伝送路12を介して受信する。チューナー311は、電波で受信したチャネル帯域の受信信号を対応する搬送周波数でベースバンド信号である多重化信号に復調する。チューナー311は、復調した多重化信号を分離部312に出力する。
The
分離部312は、チューナー311から入力された多重化信号から暗号化コンテンツSct、限定受信用の情報を含んだ共通情報(ECM)ならびに個別情報(EMM)、CASプログラムの暗号伝送用の情報を含んだ共通情報(DCM)ならびに個別情報(DMM)、暗号化配信データScas、告知情報SDTT及び番組配列情報PSI/SIを分離する。また、分離部312は、告知情報解析部334(後述)から配信データ分離の指示が通知されたとき、多重化信号から暗号化配信データScasを分離する。分離部312は、分離した暗号化コンテンツSct、共通情報(ECM)、個別情報(EMM)、共通情報(DCM)、個別情報(DMM)及び暗号化配信データScasを復号部313に出力する。分離部312は、分離した告知情報SDTT及び番組配列情報PSI/SIを制御部331に出力する。
The
復号部313は、分離部312から入力された暗号化コンテンツSctを共通情報(ECM)および個別情報(EMM)を用いて復号して番組データを生成する。復号部313は、分離部312から入力された暗号化配信データScasを共通情報(DCM)および個別情報(DMM)を用いて復号して、配信データを再生する。
復号部313は、復号した番組データのうち音声データを音声復号部314に出力し、映像データを映像復号部317に出力する。復号部313は、告知情報SDTTが示すスケジュールで取得した配信データ、又は制御部331がサーバー装置21から受信した配信データを復号してCASプログラムPを再生する。復号部313は、再生したCASプログラムPを、そのバージョン(CAS−Ver)と対応付けて記憶部341に記憶する。
復号部313の機能構成については、後述する。
The
The
The functional configuration of the
音声復号部314は、復号部313から音声データが入力される。入力された音声データは、所定の音声符号化方式(例えば、MPEG−2 オーディオ)で符号化されたデータである。音声復号部314は、符号化に用いられた符号化方式と対応する復号方式で入力された音声データを復号し、復号した音声データを生成する。復号した音声データは、各時刻における音声のレベルを示すデータである。音声復号部314は、復号した音声データを音声レベル検出部315に出力する。
The
音声レベル検出部315は、音声復号部314から入力された音声データが示す音声の振幅レベルが異常であるか否かを検出する。振幅レベルの異常は、例えば、振幅レベルがゼロまたはゼロに近似する状態である。この状態は、無音であることを示す。以下、この状態をレベルゼロと呼ぶ。音声レベル検出部315は、例えば、音声データが示す振幅レベルの絶対値が所定の振幅レベルの閾値よりも低い状態が、所定の継続時間(例えば、0.1秒)以上継続するとき、音声の振幅レベルが異常であると判定し、それ以外の場合、正常であると判定する。音声レベル検出部315は、異常であると判定したとき、音声の振幅レベルが異常であることを示す音声レベル異常信号(音声レベル異常)を生成し、生成した音声レベル異常信号を制御部331に出力する。音声レベル検出部315は、正常であると判定したとき、入力された音声データを再生部316に出力する。
再生部316は、音声レベル検出部315から入力された音声データに基づく音声を再生する。再生部316は、例えば、スピーカを含んで構成される。
The voice
The
映像復号部317は、復号部313から映像データが入力される。入力された映像データは、所定の映像符号化方式(例えば、MPEG−2 ビデオ)で符号化されたデータである。映像復号部317は、符号化に用いられた符号化方式と対応する復号方式で入力された映像データを復号し、復号した映像データを生成する。復号した映像データは、各時刻における映像を形成する信号値を示すデータである。映像復号部317は、復号した映像データを映像レベル検出部318に出力する。
The
映像レベル検出部318は、映像復号部317から入力された映像データを形成する各フレーム内の信号レベルが異常であるか否かを検出する。異常とは、例えば、信号レベルがゼロまたはゼロに近似する状態である。映像レベル検出部318は、例えば、映像データが示す信号レベルが所定のレベルの閾値よりも低い状態が、所定の継続時間(例えば、0.1秒)以上継続するとき、映像の信号レベルが異常であると判定し、それ以外の場合、正常であると判定する。映像レベル検出部318は、異常であると判定したとき、映像の信号レベルが異常であることを示す映像レベル異常信号を生成し、生成した映像レベル異常信号を制御部331に出力する。映像レベル検出部318は、正常であると判定したとき、入力された映像データを表示部319に出力する。
表示部319は、映像レベル検出部318から入力された映像データに基づく映像を再生する。表示部319は、例えば、ディスプレイを含んで構成される。
The video
The
通信部321は、外部機器、例えば、送信装置11及びサーバー装置21との間で各種のデータを送信及び受信する。受信装置31の各構成部による送受信は、通信部321を介して行われる。通信部321は、例えば、通信インタフェースである。
The
制御部331は、受信装置31の種々の動作を制御する。例えば、制御部331は、分離部312から入力された告知情報SDTTを解析し、受信すべきCASプログラムPのバージョン(CAS−Ver)を特定し、特定した時刻に放送伝送路12から受信したCASプログラムPを復号部313に取得させる。
制御部331は、送信装置11から放送伝送路12を介して受信したデータの復号に失敗したとき、サーバー装置21におけるCASプログラムPの更新情報を確認する。データの復号の失敗には、(1)復号部313におけるCASプログラムの復号の失敗、(2)復号部313における番組データの復号の失敗、(3)音声レベル検出部315で検出された音声の振幅レベルの異常、または(4)映像レベル検出部318で検出された映像の信号レベルの異常がある。
The
The
制御部331は、CASプログラムPの更新情報が示すバージョンのうち、記憶部341に記憶されたCASプログラムPよりも新しいバージョンのCASプログラムPの有無を判定する。制御部331は、CASプログラムPよりも新しいバージョンのCASプログラムPがあると判定した場合、その最新のバージョンのCASプログラムをサーバー装置21に要求する。制御部331は、その応答としてサーバー装置21からCASプログラムPを示す配信データを受信し、受信した配信データを復号部313に復号させる。
制御部331は、CASプログラムPよりも新しいバージョンのCASプログラムPがないと判定した場合、データの復号の失敗事由(1)−(4)に応じたメッセージを表示部319に出力する。(1)の場合には、当該メッセージはCASプログラムの復号処理の失敗を示し、(2)の場合には、当該メッセージは音声・映像(番組)復号エラーを示し、(3)または(4)の場合には、当該メッセージは警告を示す。
The
When the
また、制御部331は、分離部312から入力された番組配列情報PSI/SIからプログラム指定情報を抽出し、抽出したプログラム指定情報が指定するバージョン(CAS−Ver)のCASプログラムPを記憶部341から抽出する。制御部331は、抽出したCASプログラムPを実行して復号部313の機能を実現する。制御部331の機能構成については、後述する。
Further, the
記憶部341は、各種のデータを記憶する。記憶部341は、記憶媒体、例えば、HDD、フラッシュメモリ、ROM、RAM、又はそれらの任意の組み合わせを含んで構成される。
The
(復号部、制御部の構成)
次に、本実施形態に係る復号部313および制御部331の構成について説明する。
図13は、本実施形態に係る復号部313および制御部331の構成を示すブロック図である。
復号部313は、EMM復号部3131、ECM復号部3132、番組データ復号部3133、DMM復号部3134、DCM復号部3135、配信データ復号部3136、配信データ分離部3137、及びプログラム復号部3138を含んで構成される。復号部313は、プログラム起動部333により起動したCASプログラムを実行することによって実現される。復号部313は、自部に独自のCPU等の制御デバイスにより構成されてもよいし、他の機能部と共通した制御デバイスにより構成されてもよい。
(Configuration of decoding unit and control unit)
Next, configurations of the
FIG. 13 is a block diagram illustrating configurations of the
The
EMM復号部3131は、分離部312から入力された個別情報(EMM)をマスタ鍵Kmで復号する。EMM復号部3131は、EMMの非暗号化領域に含まれている受信装置31の識別子が、予め記憶部341に記憶された識別子と一致する場合にのみ、記憶部341から予め記憶されたマスタ鍵Kmを読み取る。EMM復号部3131は、読み取ったマスタ鍵Kmを用いて、EMMの暗号化領域を復号し、ワーク鍵Kwを抽出する。これにより、放送事業者と正規に契約したユーザーの受信装置31のみワーク鍵Kwが抽出される。EMM復号部3131は、復号したワーク鍵KwをECM復号部3132に出力する。
The
ECM復号部3132は、分離部312から入力された共通情報(ECM)をEMM復号部3131から入力されたワーク鍵Kwで復号する。ECMには、番組データをスクランブルする際に用いたスクランブル鍵Ksが含まれている。復号した共通情報(ECM)として、暗号化コンテンツSctを生成する際に用いたスクランブル鍵Ksが再生される。ECM復号部3132は、復号したスクランブル鍵Ksを番組データ復号部3133に出力する。
The
番組データ復号部3133は、分離部312から入力された暗号化コンテンツSctを、ECM復号部3132から入力されたスクランブル鍵Ksで復号(デスクランブル)し、番組データCtを抽出する。番組データ復号部3133が実行する復号処理は、番組データスクランブル部110が実行するスクランブル処理の逆演算に相当する。
The program
番組データCtが、番組データがストリーム形式の音声データと映像データを含む場合には、それらのデータを格納するデータブロックに誤り検出符号、例えば、CRC値が記述されたエラーチェックブロックが付加されていることがある。番組データ復号部3133は、データブロックから抽出された番組データCtについて、誤り検出符号の演算に用いられたアルゴリズムと同一のアルゴリズムを用いて誤り検出符号を演算する。番組データ復号部3133は、演算した誤り検出符号とエラーチェックブロックに記述された誤り検出符号とが一致するか否かを判定する。
また、番組データCtが、DIIメッセージとDDBメッセージを含む場合には、DIIメッセージに誤り検出符号として、例えば、CRC記述子(図示せず)に記述されることがある。その場合には、番組データ復号部3133は、DDBメッセージの全モジュールから抽出された番組データCtについて、誤り検出符号の演算に用いられたアルゴリズムと同一のアルゴリズムを用いて誤り検出符号を演算する。番組データ復号部3133は、演算した誤り検出符号とDIIメッセージに記述された誤り検出符号とが一致するか否かを判定してもよい。
When the program data Ct includes audio data and video data in the stream format, an error detection code, for example, an error check block in which a CRC value is described is added to the data block for storing the data. There may be. The program
When the program data Ct includes a DII message and a DDB message, the DII message may be described as an error detection code, for example, in a CRC descriptor (not shown). In this case, the program
上述した判定において一致すると判定した場合、番組データ復号部3133は、番組データの復号に成功したと判定し、抽出した番組データCtを音声復号部314及び映像復号部317に出力する。一致しないと判定した場合、番組データ復号部3133は、番組データの復号に失敗したと判定し、番組データの復号に失敗したことを示す番組復号結果信号(音声・映像復号エラー)を制御部331の更新情報確認部336に出力する。
When it is determined that they match in the above determination, the program
DMM復号部3134は、分離部312から入力された個別情報(DMM)の非暗号化領域に含まれている受信装置31の識別子が、予め記憶部341に記憶された識別子と一致する場合にのみ、記憶部341から予め記憶されたCAS基盤鍵Kbを読み取る。DMM復号部3134は、読み取ったCAS基盤鍵Kbを用いて、DMMの暗号化領域を復号し、ダウンロード鍵Kdlを抽出する。DMM復号部3134は、復号したダウンロード鍵KdlをDCM復号部3135に出力する。
なお、DMMにルート公開鍵証明書RPKCが含まれている場合、DMM復号部3134は、DMMからルート公開鍵証明書RPKCを抽出し、抽出したルート公開鍵証明書RPKCを記憶部341に記憶する。
The
When the root public key certificate RPKC is included in the DMM, the
DCM復号部3135は、分離部312から入力された共通情報(DCM)をDMM復号部3134から入力されたダウンロード鍵Kdlで復号する。DCMには、配信データをスクランブルする際に用いた伝送路保護鍵Ktが抽出される。DCM復号部3135は、復号した伝送路保護鍵Ktを配信データ復号部3136に出力する。
なお、DCMにPSI/SIで送信されるCASプログラムPの識別子(CAS−ID)、バージョン(CAS−Ver)、及びCASプログラムPのハッシュ値(CAS−H)が付加されている場合がある。その場合には、DCM復号部3135は、これら付加された情報(CAS−ID、CAS−Ver、CAS−H)を制御部331のプログラム起動部333に出力する。
The
In some cases, an identifier (CAS-ID), a version (CAS-Ver), and a hash value (CAS-H) of CAS program P transmitted by PSI / SI are added to DCM. In that case, the
配信データ復号部3136は、制御部331から受信指示信号が入力されたとき、分離部312から入力された暗号化配信データScasを、DCM復号部3135から入力された伝送路保護鍵Ktでデスクランブル(復号)し、配信データを抽出する。受信指示信号は、CASプログラムPの受信を指示する信号である。配信データ復号部3136が実行するデスクランブル処理は、配信データスクランブル部114が実行するスクランブル処理の逆演算に相当する。配信データ復号部3136は、抽出した配信データを配信データ分離部3137に出力する。
When the reception instruction signal is input from the
配信データ分離部3137は、配信データ復号部3136または制御部331のプログラム取得部335から入力された配信データから暗号化されたCASプログラムPを分離する。具体的には、配信データ分離部3137は、配信データのDIIメッセージを参照し、DDBメッセージに含まれるペイロード領域(blockDataByte)内に記述されたデータを抽出し、抽出したデータを連結して暗号化されたCASプログラムPを構成する。
The distribution
また、配信データ分離部3137は、DIIメッセージ内のコンパティビリティ記述子からCASプログラムPの識別子(CAS−ID)とバージョン(CAS−Ver)を抽出し、DIIメッセージに記述されたCASプログラムPの署名値を抽出する。配信データ分離部3137は、暗号化されたCASプログラムP、抽出した識別子(CAS−ID)、バージョン(CAS−Ver)、及び署名値をプログラム復号部3138に出力する。
Further, the distribution
プログラム復号部3138は、配信データ分離部3137から入力されたCASプログラムを復号する。プログラム復号部3138は、暗号復号部3138a及び署名検証部3138bを含んで構成される。
The
暗号復号部3138aは、記憶部341から予め記憶したマスタ秘密鍵Kmsを読み取り、読み取ったマスタ秘密鍵Kmsを用いて配信データ分離部3137から暗号化されたCASプログラムPを復号する。マスタ秘密鍵Kmsは、送信装置11の暗号化部1133においてCASプログラムPの暗号化に用いたマスタ秘密鍵Kms鍵と同一である。暗号復号部3138aは、復号したCASプログラムPを署名検証部3138bに出力する。
The encryption /
署名検証部3138bは、暗号復号部3138aから入力されたCASプログラムPに付加されたデジタル署名を検証する。ここで、署名検証部3138bは、送信装置11の署名値演算部1131と共通のハッシュ関数を用いて、CASプログラムPのハッシュ値を演算する。そして、署名検証部3138bは、記憶部341からルート公開鍵証明書RPKCを読み取り、ルート公開鍵証明書RPKCに含まれる公開鍵Kppで配信データ分離部3137から入力された署名値を復号する。署名検証部3138bは、復号した署名値と演算したハッシュ値とが一致するか否かを判定する。両者が一致するか否かにより、受信したCASプログラムPが、改ざん等されていない正規のプログラムであるか否かが検証可能である。
The
署名検証部3138bは、復号した署名値と演算したハッシュ値とが一致する場合、受信したCASプログラムPの復号に成功したと判定する。署名検証部3138bは、復号に成功したと判定したとき、暗号復号部3138aから入力されたCASプログラムを、その識別子(CAS−ID)及びバージョン(CAS−Ver)と対応付けて記憶部341に記憶する。また、署名検証部3138bは、復号した署名値と演算したハッシュ値とが一致しない場合、復号に失敗したと判定する。署名検証部3138bは、復号に失敗したと判定したとき、暗号復号部3138aから入力されたCASプログラムを記憶部341に記憶せず、CASプログラムの復号に失敗したことを示すCAS復号結果信号を生成する。署名検証部3138bは、生成したCAS復号結果信号(CASプログラム復号エラー)を制御部331の更新情報確認部336に出力する。
If the decrypted signature value matches the calculated hash value, the
制御部331は、起動プログラム判定部332、プログラム起動部333、告知情報解析部334、プログラム取得部335、更新情報確認部336、及びメッセージ出力部337を含んで構成される。制御部331は、記憶部341に予め記憶された制御プログラムを実行することによって実現される。制御部331は、自部に独自のCPU等の制御デバイスにより構成されてもよいし、他の機能部と共通した制御デバイスにより構成されてもよい。
The
起動プログラム判定部332は、分離部312から入力された番組配列情報PSI/SIのCATまたはPMTからプログラム指定情報であるCASプログラムPの識別子(CAS−ID)およびバージョン(CAS−Ver)を抽出する。これにより、起動させるCASプログラムPが特定される。起動プログラム判定部332は、抽出したCASプログラムPの識別子(CAS−ID)およびバージョン(CAS−Ver)をプログラム起動部333に出力する。
The activation
プログラム起動部333は、起動プログラム判定部332から入力された識別子(CAS−ID)およびバージョン(CAS−Ver)で特定されるCASプログラムPを起動し、その機能を実行させる。ここで、プログラム起動部333は、起動プログラム判定部332から入力された識別子(CAS−ID)およびバージョン(CAS−Ver)に基づいて、記憶部341から該当する識別子およびバージョンと対応付けられたCASプログラムPを読み取る。そして、プログラム起動部333は、読み取ったCASプログラムを実行させ復号部313の機能を実現する。なお、初期動作時、つまりCASプログラムPが受信されていない場合には、プログラム起動部333は、予め記憶部341に記憶されたCASプログラムPを起動する。
The
但し、プログラム起動部333は、DCM復号部3135から入力された識別子(CAS−ID)およびバージョン(CAS−Ver)と起動プログラム判定部332から入力された識別子(CAS−ID)およびバージョン(CAS−Ver)とがそれぞれ一致するか否かを判定する。一致しないと判定した場合には、プログラム起動部333は、CASプログラムPの起動を行わない。この判定において、番組配列情報PSI/SIで配信される識別子(CAS−ID)およびバージョン(CAS−Ver)とDCMで送信される識別子(CAS−ID)およびバージョン(CAS−Ver)が照合されるので、識別子(CAS−ID)およびバージョン(CAS−Ver)の改ざんによるCASプログラムPの誤動作が防止される。
そこで、プログラム起動部333は、DCM復号部3135から入力された識別子(CAS−ID)およびバージョン(CAS−Ver)と起動プログラム判定部から入力された識別子(CAS−ID)およびバージョン(CAS−Ver)がそれぞれ一致しないと判定した場合、プログラム起動部333は、CASプログラムの復号に失敗したことを示すCAS復号結果信号(CASプログラム復号エラー)を生成し、生成したCAS復号結果信号を更新情報確認部336に出力してもよい。
However, the
Therefore, the
また、プログラム起動部333は、読み取ったCASプログラムPのハッシュ値を、送信装置11のDCM生成部115で用いられたハッシュ関数と共通のハッシュ関数を用いて算出する。プログラム起動部333は、算出したハッシュ関数とDCM復号部3135から入力されたCASプログラムPのハッシュ値(CAS−H)が一致するか否かを判定する。一致しないと判定した場合には、プログラム起動部333は、CASプログラムPの起動を行わない。これにより、改ざん等がなされた不正なCASプログラムPの起動が防止される。
そこで、プログラム起動部333は、DCM復号部3135から入力されたCASプログラムPのハッシュ値(CAS−H)と算出したハッシュ値が一致しないと判定した場合には、プログラム起動部333は、CASプログラムの復号に失敗したことを示すCAS復号結果信号を生成し、生成したCAS復号結果信号(CASプログラム復号エラー)を更新情報確認部336に出力してもよい。
In addition, the
Therefore, when the
告知情報解析部334は、分離部312から入力された告知情報SDTTを解析してCASプログラムPの受信に関する情報を特定する。告知情報解析部334は、告知情報SDTTのテーブル識別拡張(table_id_ext)から配信対象のCASプログラムPの識別子(CAS−ID)を特定する。告知情報解析部334は、告知情報SDTTのターゲットバージョン(target_version)から、アップデート対象のバージョンを特定する。告知情報解析部334は、告知情報SDTTの新バージョン(new_version)から配信対象のバージョン(CAS−Ver)を特定する。
告知情報解析部334は、特定した識別子(CAS−ID)及びアップデート対象バージョンが記憶部341に記憶され、かつ配信対象のバージョン(CAS−Ver)が記憶されていないとき、配信対象のバージョンのCASプログラムPを受信すると判定する。受信すると判定した場合には、告知情報SDTTの開始時刻(start_time)と配信継続時間(duration)からCASプログラムPの配信時間を特定し、特定した配信時間において告知情報SDTTをプログラム取得部335に出力する。特定される配信時間は、開始時刻(start_time)に開始し、開始時刻(start_time)から配信継続時間(duration)だけ経過した時刻に終了する時間帯である。告知情報解析部334は、特定した識別子(CAS−ID)及びアップデート対象バージョンが記憶部341に記憶されていない、または配信対象のバージョン(CAS−Ver)が記憶されているとき、配信対象のバージョンのCASプログラムPを受信しないと判定する。
The notification
When the identified identifier (CAS-ID) and the update target version are stored in the
プログラム取得部335には、告知情報解析部334から告知情報SDTTが入力される。プログラム取得部335は、告知情報SDTTのダウンロードコンテンツ記述子に含まれるダウンロード優先(download_priority)に設定された値に基づいて、放送伝送路12と通信伝送路22のどちらを介してCASプログラムPをダウンロードするかを判定する。例えば、ダウンロード優先(download_priority)に設定された値が0x01または0x02である場合は、告知情報解析部334は、放送伝送路12を介してCASプログラムPをダウンロードすると判定する。
ダウンロードコンテンツ記述子にダウンロード優先(download_priority)が設定されていない場合にも、告知情報解析部334は、放送伝送路12を介してCASプログラムPをダウンロードすると判定する。プログラム取得部335は、告知情報SDTTにより特定されたバージョン(CAS−Ver)CASプログラムPの受信を指示する受信指示信号を生成し、生成した受信指示信号を配信データ復号部3136に出力する。
The
Even when download priority (download_priority) is not set in the download content descriptor, the notification
他方、プログラム取得部335には、更新情報確認部336から通信でのダウンロードを指示する更新情報が入力される場合には、通信伝送路22を介してCASプログラムをダウンロードすると判定する。更新情報では、配信対象のCASプログラムPの識別子(CAS−ID)とバージョン(CAS−Ver)が指定される。
プログラム取得部335は、告知情報SDTTのネットワークダウンロードコンテンツ記述子で指定されたサーバー装置21のアドレス、ポート番号を特定する。プログラム取得部335は、更新情報で指定された識別子(CAS−ID)およびバージョン(CAS−Ver)で識別されるCASプログラムに係る配信データの要求を指示する配信要求信号を生成する。プログラム取得部335は、生成した配信要求信号をネットワークダウンロードコンテンツ記述子で指定されたプロトコルを用いて通信部321を介してサーバー装置21に送信する。
On the other hand, when update information instructing download via communication is input from the update
The
なお、プログラム取得部335は、告知情報SDTTのダウンロードコンテンツ記述子に含まれるダウンロード優先(download_priority)に設定された値に基づいて、通信伝送路22を介してダウンロードすると判定する場合がある。その場合には、プログラム取得部335は、配信要求信号において告知情報SDTTから特定した識別子(CAS−ID)およびバージョン(CAS−Ver)を指示する。
プログラム取得部335は、その応答として、サーバー装置21から配信データを受信し、受信した配信データを配信データ分離部3137に出力する。これにより、要求された配信データから復号されたCASプログラムPが記憶部341に記憶される。
Note that the
As a response, the
更新情報確認部336は、送信装置11から受信したデータの復号に失敗した場合、復号に係る識別子(CAS−ID)で識別されるCASプログラムについて、記憶部341に記憶されているバージョンのうち、最も新しいバージョン(CAS−Ver)を読み取る。データの復号に失敗した場合には、例えば、(1)CASプログラムの復号に失敗した場合、(2)番組データの復号に失敗した場合、(3)音声の振幅レベルが異常である場合、(4)映像の信号レベルが異常である場合がある。(1)は、署名検証部3138bまたはプログラム起動部333からCAS復号結果信号が入力されることにより検出される。(2)は、番組データ復号部3133から番組復号結果信号が入力されることにより検出される。(3)は、音声レベル検出部315から音声レベル異常信号が入力されることにより検出される。(4)は、映像レベル検出部318から映像レベル異常信号が入力されることにより検出される。
When the decryption of the data received from the
更新情報確認部336は、その識別子(CAS−ID)で識別され、読み取ったバージョン(CAS−Ver)よりも新しいバージョンを照会するためのバージョン照会信号を生成する。更新情報確認部336は、生成したバージョン照会信号をプログラム取得部335でアドレスが特定したサーバー装置21に対して、過去に受信した告知情報SDTTで指定されたプロトコルを用い通信部321を介して送信する。その時点では、放送によるデータの受信に失敗しているため、その時点では告知情報も受信できないか、受信できたとしても信頼できないためである。更新情報確認部336は、バージョン照会信号に対する応答として、通信部321を介してサーバー装置21からバージョン応答信号を受信する。更新情報確認部336は、受信したバージョン応答信号が示すバージョンのうち、抽出したバージョンよりも新しいバージョンがあるとき、最新のバージョンのCASプログラムがサーバー装置21にあると判定する。その場合、更新情報確認部336は、復号に係る識別子(CAS−ID)とバージョン応答信号が示すバージョンのうち最新のバージョン(CAS−Ver)で識別されるCASプログラムPを示す更新情報を生成する。更新情報確認部336は、生成した更新情報をプログラム取得部335に出力する。
The update
他方、受信したバージョン応答信号が示すバージョンのうち、抽出したバージョンよりも新しいバージョンがないとき、最新のバージョンのCASプログラムがサーバー装置21にないと判定する。更新情報確認部336は、復号に失敗した原因として(1)〜(4)のいずれかを示す失敗原因信号を生成し、生成した失敗原因信号をメッセージ出力部337に出力する。
On the other hand, when there is no version newer than the extracted version among the versions indicated by the received version response signal, it is determined that the
メッセージ出力部337は、更新情報確認部336から入力された失敗原因信号に対応するメッセージを記憶部341から読み取る。例えば、失敗原因信号が(1)CASプログラムの復号の失敗を示す場合には、メッセージ出力部337は、予め記憶したCASプログラムの復号エラーのメッセージを読み取る。失敗原因信号が(2)番組データの復号の失敗を示す場合には、メッセージ出力部337は、予め記憶した音声・映像の復号エラーのメッセージを読み取る。失敗原因信号が、(3)音声の振幅レベルの異常、または(4)映像の信号レベルの異常である場合には、メッセージ出力部337は、記憶部341から予め記憶した警告メッセージを読み取る。メッセージ出力部337は、読み取ったメッセージを表示部319に出力する。表示部319には、メッセージ出力部から入力されたメッセージが表示される。
The
(受信装置の動作)
次に、本実施形態に係る受信装置31の動作について説明する。
図14は、本実施形態に係る受信装置31の動作を示すフローチャートである。
(ステップS101)復号部313は、送信装置11から告知情報SDTTで指定されたスケジュールで受信した個別情報(DMM)と共通情報(DCM)から、CASプログラムPを暗号化した暗号化配信データを復号する。その後、ステップS102に進む。
(ステップS102)復号部313は、CASプログラムの復号処理に失敗(復号処理エラー)か否かを判定する。失敗したと判定された場合には(ステップS102 YES)、ステップS103に進む。成功したと判定された場合には(ステップS102 NO)、ステップS107に進む。
(Receiver operation)
Next, the operation of the receiving
FIG. 14 is a flowchart showing the operation of the receiving
(Step S101) The
(Step S102) The
(ステップS103)更新情報確認部336は、サーバー装置21におけるCASプログラムの更新情報を確認する。具体的には、更新情報確認部336は、バージョン照会信号をサーバー装置21に送信することにより記憶部341に記憶されたCASプログラムよりも新しいバージョンのCASプログラムが配信可能であるかを照会する。その後、ステップS104に進む。
(ステップS104)更新情報確認部336は、サーバー装置21に最新のバージョンの
CASプログラムの有無を判定する。具体的には、更新情報確認部336は、サーバー装置21から受信したバージョン応答信号が示すバージョンのうち、記憶部341に記憶されたCASプログラムよりも新しいバージョンのCASプログラムの有無を判定する。あると判定された場合には(ステップS104 YES)、ステップS105に進む。ないと判定された場合には(ステップS104 NO)、ステップS106に進む。
(Step S103) The update
(Step S104) The update
(ステップS105)プログラム取得部335は、ネットワーク経由でCASプログラムを更新する。ここで、プログラム取得部335は、サーバー装置21に当該装置が有する最新のバージョンのCASプログラムに係る配信要求信号を送信し、当該CASプログラムを暗号化した配信データをサーバー装置21から受信する。プログラム復号部3138は、配信データを復号して当該CASプログラムを再生する。プログラム起動部333は、再生した当該CASプログラムを起動する。その後、ステップS101に戻る。
(ステップS106)メッセージ出力部337は、CASプログラムの復号エラーのメッセージを取得し、取得したメッセージを表示部319に表示させる。その後、図14に示す処理を終了する。
(Step S105) The
(Step S106) The
(ステップS107)復号部313は、送信装置11から番組配列情報PSI/SIで指定されるスケジュールで受信した個別情報(EMM)と共通情報(ECM)から番組データを復号する(音声・映像復号処理)。その後、ステップS108に進む。
(ステップS108)復号部313は、番組データの復号処理に失敗(復号処理エラー)か否かを判定する。失敗したと判定された場合には(ステップS109 YES)、ステップS109に進む。成功したと判定された場合には(ステップS109 NO)、ステップS113に進む。
(Step S107) The
(Step S108) The
(ステップS109)更新情報確認部336は、サーバー装置21におけるCASプログラムの更新情報を確認する。具体的には、更新情報確認部336は、ステップS103の処理と同様の処理を行う。その後、ステップS110に進む。
(ステップS110)更新情報確認部336は、サーバー装置21に最新のバージョンの
CASプログラムの有無を判定する。具体的には、更新情報確認部336は、ステップS104の処理と同様の処理を行う。あると判定された場合には(ステップS110 YES)、ステップS111に進む。ないと判定された場合には(ステップS110 NO)、ステップS112に進む。
(Step S109) The update
(Step S110) The update
(ステップS111)プログラム取得部335は、ネットワーク経由でCASプログラムを更新する。具体的には、プログラム取得部335、プログラム復号部3138、およびプログラム起動部333は、ステップS105の処理と同様の処理を行う。その後、ステップS101に戻る。
(ステップS112)メッセージ出力部337は、音声・映像復号エラーのメッセージを取得し、取得したメッセージを表示部319に表示させる。その後、図14に示す処理を終了する。
(Step S111) The
(Step S112) The
(ステップS113)音声レベル検出部315は、復号された番組データに含まれる音声データの振幅レベルを検出する。映像レベル検出部318は、復号された番組データに含まれる映像データの信号レベルを検出する。その後、ステップS114に進む。
(ステップS114)音声レベル検出部315は、検出した振幅レベルが異常であるか否かを判定する。映像レベル検出部318は、検出した信号レベルが異常であるか否かを判定する。音声の振幅レベルと映像の信号レベルのいずれか、もしくは両者が異常であると判定された場合には(ステップS114 YES)、ステップS115に進む。音声の振幅レベルと映像の信号レベルの両者が正常であると判定された場合には(ステップS114 NO)、音声レベル検出部315は、再生部316に音声データを出力し、映像レベル検出部318は、映像データを表示部319に出力する。その後、図14に示す処理を終了する。
(Step S113) The
(Step S114) The sound
(ステップS115)更新情報確認部336は、サーバー装置21におけるCASプログラムの更新情報を確認する。具体的には、更新情報確認部336は、ステップS103の処理と同様の処理を行う。その後、ステップS116に進む。
(ステップS116)更新情報確認部336は、サーバー装置21に最新のバージョンの
CASプログラムの有無を判定する。具体的には、更新情報確認部336は、ステップS104の処理と同様の処理を行う。あると判定された場合には(ステップS116 YES)、ステップS117に進む。ないと判定された場合には(ステップS116 NO)、ステップS118に進む。
(Step S115) The update
(Step S116) The update
(ステップS117)プログラム取得部335は、ネットワーク経由でCASプログラムを更新する。具体的には、プログラム取得部335、プログラム復号部3138、およびプログラム起動部333は、ステップS105の処理と同様の処理を行う。その後、ステップS101に戻る。
(ステップS118)メッセージ出力部337は、警告メッセージを取得し、取得したメッセージを表示部319に表示させる。その後、図14に示す処理を終了する。
(Step S117) The
(Step S118) The
なお、プログラム取得部335は、CASプログラムを更新する処理(例えば、ステップS105、S111、S117)を開始する前に、実行確認画面を表示部319に表示させてもよい。実行確認画面には、ユーザーに対してCASプログラムの更新を行うか否かの確認を促すメッセージ、確認ボタン、及び拒否ボタンが表示される。実行確認画面には、更新対象のCASプログラムのバージョンと更新後のCASプログラムのバージョンがさらに表示されてもよい。プログラム取得部335は、操作入力による確認ボタンの押下を検出したとき、CASプログラムを更新する処理を実行する。操作入力による拒否ボタンの押下を検出したとき、プログラム取得部335は、CASプログラムを更新する処理を実行せずに、図14に示す処理を終了する。よって、ユーザーの意思が確認されたうえで、CASプログラムの更新が実行される。
Note that the
以上、説明したように、本実施形態に係る受信装置31は、受信したデータを復号するためのCASプログラムを起動するプログラム起動部333と、プログラム起動部333が起動したCASプログラムを実行することにより、データを復号する復号部313を備える。また、受信装置31は、データの復号に失敗したとき、実行しているCASプログラムとは異なるバージョンのCASプログラムを取得するプログラム取得部335を備える。
この構成により、受信したデータの復号に失敗したとき、異なるバージョンのCASプログラムを復号に用いることで、その版のCASプログラムに対応した方式で暗号化したデータの復号に成功する。そのため、ユーザーはより確実に放送番組を視聴することができる。
As described above, the
With this configuration, when the received data fails to be decrypted, a different version of the CAS program is used for decryption, thereby successfully decrypting the data encrypted by the method corresponding to that version of the CAS program. Therefore, the user can view the broadcast program more reliably.
また、受信装置31は、データの復号に失敗したとき、異なるバージョンのCASプログラムの有無を確認する更新情報確認部336を備える。また、受信装置31は、更新情報確認部336が異なるバージョンのCASプログラムがないと判定したとき、データの復号の失敗を示すメッセージを出力するメッセージ出力部を備える。
この構成により、受信したデータの復号に失敗したとき、起動しているCASプログラムとは異なるバージョンのCASプログラムの有無を確認することができる。そのため、ユーザーに対して、受信したデータの復号に失敗した理由を知得させることができる。従って、ユーザーに対して復号の失敗を回避するための行動、例えば、受信環境の改善、放送事業者との正規の受信契約の締結、等を促すことができる。
In addition, the
With this configuration, when decryption of the received data fails, it is possible to confirm the presence or absence of a CAS program whose version is different from the activated CAS program. Therefore, it is possible to make the user know why the received data has failed to be decrypted. Therefore, it is possible to urge the user to take actions for avoiding decoding failure, for example, improvement of the reception environment, conclusion of a regular reception contract with the broadcaster, and the like.
また、受信装置31において、上述したデータは、番組データを復号するCASプログラムまたは番組データである。
この構成により、受信したCASプログラムまたは放送番組データの復号に失敗したとき、異なるバージョンのCASプログラムを取得し、取得したCASプログラムを用いることで、そのバージョンのCASプログラムに対応した方式で暗号化したCASプログラムまたは番組データの復号に成功する。そのため、ユーザーは確実に放送番組を視聴することができる。
In the receiving
With this configuration, when decryption of the received CAS program or broadcast program data fails, a different version of the CAS program is acquired, and the acquired CAS program is used to encrypt in a method corresponding to that version of the CAS program. Successful decoding of CAS program or program data. Therefore, the user can surely view the broadcast program.
また、受信装置31において、番組データを構成する音声データの振幅レベルまたは映像データの信号レベルがそれぞれ所定の範囲にあるとき、プログラム取得部335は、前記限定受信プログラムとは異なるバージョンの限定受信プログラムを取得する。
この構成により、受信した番組データの音声データの振幅レベルまたは映像データの信号レベルが所定の範囲、例えば、異常値の範囲であるとき、起動しているCASプログラムとは異なるバージョンの限定受信プログラムが取得される。そのバージョンのCASプログラムに対応した方式で暗号化した番組データの復号に成功し、音声データの振幅レベルまたは映像データの信号レベルとして通例生じない振幅レベルを示す音声データ、信号レベルを示す映像データの生成が回避される。そのため、ユーザーはより確実に放送番組を視聴することができる。
In the receiving
With this configuration, when the amplitude level of the audio data of the received program data or the signal level of the video data is in a predetermined range, for example, an abnormal value range, the limited reception program of a version different from the activated CAS program is provided. To be acquired. The program data encrypted by a method corresponding to the version of the CAS program is successfully decrypted, and the audio data indicating the amplitude level that does not normally occur as the amplitude level of the audio data or the signal level of the video data, and the video data indicating the signal level Generation is avoided. Therefore, the user can view the broadcast program more reliably.
また、受信装置31は、番組データの音声データの振幅レベルまたは映像データの信号レベルが所定の範囲にあるとき、起動しているCASプログラムとは異なるバージョンのCASプログラムの有無を判定する更新情報確認部336を備える。また、受信装置31は、更新情報確認部336が異なるバージョンのCASプログラムがないと判定したとき、番組データの異常を警告する警告メッセージを出力するメッセージ出力部337を備える。
この構成により、受信した番組データの音声データの振幅レベルまたは映像データの信号レベルが所定の範囲、例えば、異常値の範囲であるとき、ユーザーに対して、受信した番組データの音声データの振幅レベルまたは映像データの信号レベルに注意を促すことができる。従って、ユーザーに対して番組データの異常を回避するための行動、例えば、受信環境の改善、放送事業者との正規の受信契約の締結、等を促すことができる。
In addition, when the amplitude level of the audio data of the program data or the signal level of the video data is within a predetermined range, the receiving
With this configuration, when the amplitude level of the audio data of the received program data or the signal level of the video data is within a predetermined range, for example, an abnormal value range, the amplitude level of the audio data of the received program data is given to the user Alternatively, attention can be drawn to the signal level of the video data. Therefore, it is possible to prompt the user to take actions for avoiding abnormalities in the program data, for example, improvement of the reception environment, conclusion of a regular reception contract with the broadcaster, and the like.
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的構成を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、本発明の各構成要素は、任意に取捨選択することができ、取捨選択した構成を具備する発明も本発明に含まれるものである。
It should be noted that the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications are possible within the scope indicated in the claims, and the technical configurations disclosed in different embodiments are appropriately combined. The obtained embodiment is also included in the technical scope of the present invention.
Each component of the present invention can be arbitrarily selected, and an invention having a selected configuration is also included in the present invention.
例えば、送信装置11とサーバー装置21は、単一の送信装置として構成されてもよい。
受信装置31において、再生部316と表示部319の両方または一方が省略されてもよい。また、音声復号部314と音声レベル検出部315の組と、映像復号部317と映像レベル検出部318の組のうちいずれか一方の組が省略されてもよい。
上述した実施形態では、各種のデータを伝送するための伝送方式として、MPEG−2 Systemsで規定された方式を用いる場合を例にしたが、その他の伝送方式、例えば、MPEG−Hで規定されたMMT(MPEG Media Transport)によるメディアトランスポート方式が用いられていてもよい。また、伝送に係るデータ形式、暗号化方式、符号化方式も、その伝送方式で規定された形式または方式が用いられてもよい。
For example, the
In the receiving
In the above-described embodiment, the case where the system defined by MPEG-2 Systems is used as an example of the transmission system for transmitting various types of data. However, other transmission systems such as MPEG-H are used. A media transport system based on MMT (MPEG Media Transport) may be used. In addition, a data format, an encryption method, and an encoding method related to transmission may be a format or a method defined by the transmission method.
また、上述した実施形態における送信装置11の一部、サーバー装置21の一部、受信装置31の一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、認識データ伝送装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバーやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
In addition, a part of the
なお、本発明は次の態様でも実施することができる。
(1)受信したデータを復号するための限定受信プログラムを起動するプログラム起動部と、前記プログラム起動部が起動した限定受信プログラムを実行することにより、前記データを復号するデータ復号部と、前記データの復号に失敗したとき、前記限定受信プログラムとは異なる版の限定受信プログラムを取得するプログラム取得部と、を備える受信装置。
In addition, this invention can be implemented also in the following aspect.
(1) A program activation unit that activates a limited reception program for decoding received data, a data decoding unit that decodes the data by executing the conditional reception program activated by the program activation unit, and the data And a program acquisition unit that acquires a limited reception program of a version different from that of the limited reception program when the decryption fails.
(2)前記データの復号に失敗したとき、前記異なる版の限定受信プログラムの有無を確認する更新情報確認部と、前記更新情報確認部が前記異なる版の限定受信プログラムがないと判定したとき、前記データの復号の失敗を示すエラー情報を出力する出力部とを備える(1)の受信装置。 (2) When the decryption of the data fails, an update information confirmation unit that confirms the presence / absence of the different version of the conditional access program, and the update information confirmation unit determines that there is no different version of the conditional reception program, The receiving apparatus according to (1), further comprising: an output unit that outputs error information indicating failure in decoding the data.
(3)前記データは、放送番組データを復号する限定受信プログラム、または放送番組データである(1)または(2)の受信装置。 (3) The reception device according to (1) or (2), wherein the data is a limited reception program for decoding broadcast program data or broadcast program data.
(4)前記放送番組データが示す信号値が所定の範囲にあるとき、前記プログラム取得部は、前記限定受信プログラムとは異なる版の限定受信プログラムを取得する(3)の受信装置。 (4) The receiving device according to (3), wherein when the signal value indicated by the broadcast program data is within a predetermined range, the program acquisition unit acquires a limited reception program of a version different from the limited reception program.
(5)前記放送番組データの信号値が所定の範囲にあるとき、前記限定受信プログラムとは異なる版の限定受信プログラムの有無を確認する更新情報確認部と、前記更新情報確認部が前記異なる版の限定受信プログラムがないと判定したとき、前記放送番組データの異常を警告する警告情報を出力する出力部とを備える(4)の受信装置。 (5) When the signal value of the broadcast program data is within a predetermined range, an update information confirmation unit that confirms the presence or absence of a limited reception program of a version different from the limited reception program; (4) A receiving apparatus comprising: an output unit that outputs warning information that warns of abnormality of the broadcast program data when it is determined that there is no limited reception program.
(6)データならびに前記データを復号するための限定受信プログラムを送信する送信装置と、前記限定受信プログラムを記憶するサーバー装置と、受信装置と、を備える放送システムであって、前記受信装置は、前記送信装置から受信したデータを復号する限定受信プログラムを起動するプログラム起動部と、前記プログラム起動部が起動した限定受信プログラムを実行することにより、前記データを復号するデータ復号部と、前記データの復号に失敗したとき、前記限定受信プログラムとは異なる版の限定受信プログラムを前記サーバー装置から取得するプログラム取得部と、を備える放送システム。 (6) A broadcasting system including data and a transmission device that transmits a conditional reception program for decoding the data, a server device that stores the conditional reception program, and a reception device, wherein the reception device includes: A program activation unit that activates a limited reception program that decodes data received from the transmission device; a data decoding unit that decodes the data by executing the limited reception program activated by the program activation unit; and A broadcast system comprising: a program acquisition unit that acquires, from the server device, a limited reception program of a version different from the limited reception program when decoding fails.
(7)受信装置における受信方法であって、受信したデータを復号するための限定受信プログラムを起動するプログラム起動過程と、前記プログラム起動過程で起動した限定受信プログラムを実行することにより、前記データを復号するデータ復号過程と、前記データの復号に失敗したとき、前記限定受信プログラムとは異なる版の限定受信プログラムを取得するプログラム取得過程と、を有する受信方法。 (7) A receiving method in a receiving apparatus, wherein a program starting process for starting a conditional access program for decoding received data and executing the conditional access program started in the program starting process A receiving method comprising: a data decoding process for decoding; and a program acquisition process for acquiring a limited reception program of a version different from the limited reception program when decoding of the data fails.
(8)受信装置のコンピュータに、受信したデータを復号するための限定受信プログラムを起動するプログラム起動手順、前記プログラム起動手順において起動した限定受信プログラムを実行することにより、前記データを復号するデータ復号手順、前記データの復号に失敗したとき、前記限定受信プログラムとは異なる版の限定受信プログラムを取得するプログラム取得手順、を実行させるためのプログラム。 (8) A program start procedure for starting a conditional access program for decoding received data in a computer of the reception device, and a data decoding for decoding the data by executing the conditional access program started in the program start procedure A program for executing a procedure, a program acquisition procedure for acquiring a limited reception program of a version different from the limited reception program when decoding of the data fails.
11…送信装置、110…番組データスクランブル部、111…ECM生成部、112…EMM生成部、113…配信データ生成部、1131…署名値演算部、1132…分割部、1133…暗号化部、1134…セクションデータ生成部、114…配信データスクランブル部、115…DCM生成部、116…DMM生成部、117…告知情報生成部、118…起動プログラム指定部、119…多重化部、120…送信部、12…放送伝送路、13…放送衛星、21…サーバー装置、210…制御部、211…配信データ取得部、212…バージョン応答部、213…配信データ配信部、214…通信部、215…記憶部、22…通信伝送路、31…受信装置、311…チューナー、312…分離部、313…復号部、3131…EMM復号部、3132…ECM復号部、3133…番組データ復号部、3134…DMM復号部、3135…DCM復号部、3136…配信データ復号部、3137…配信データ分離部、3138…プログラム復号部、3138a…暗号復号部、3138b…署名検証部、314…音声復号部、315…音声レベル検出部、316…再生部、317…映像復号部、318…映像レベル検出部、319…表示部、321…通信部、331…制御部、332…起動プログラム判定部、333…プログラム起動部、334…告知情報解析部、335…プログラム取得部、336…更新情報確認部、337…メッセージ出力部、341…記憶部
DESCRIPTION OF
Claims (8)
前記プログラム起動部が起動した限定受信プログラムを実行することにより、前記データを復号するデータ復号部と、
前記データの復号に失敗したとき、前記限定受信プログラムとは異なる版の限定受信プログラムを取得するプログラム取得部と、
を備える受信装置。 A program launcher that launches a conditional access program for decrypting the received data;
A data decoding unit that decodes the data by executing a conditional access program started by the program starting unit;
A program acquisition unit for acquiring a limited reception program of a version different from the limited reception program when decoding of the data fails;
A receiving device.
前記更新情報確認部が前記異なる版の限定受信プログラムがないと判定したとき、前記データの復号の失敗を示すエラー情報を出力する出力部と
を備える請求項1に記載の受信装置。 An update information confirmation unit for confirming the presence or absence of the limited edition program of the different version when decryption of the data fails;
The receiving apparatus according to claim 1, further comprising: an output unit that outputs error information indicating a failure in decoding the data when the update information confirmation unit determines that there is no limited reception program of the different version.
請求項3に記載の受信装置。 The receiving device according to claim 3, wherein when the signal value indicated by the broadcast program data is within a predetermined range, the program acquisition unit acquires a limited reception program of a version different from the limited reception program.
前記更新情報確認部が前記異なる版の限定受信プログラムがないと判定したとき、前記放送番組データの異常を警告する警告情報を出力する出力部と、
を備える請求項4に記載の受信装置。 When the signal value of the broadcast program data is within a predetermined range, an update information confirmation unit that confirms the presence or absence of a limited reception program of a version different from the limited reception program;
An output unit that outputs warning information that warns of abnormality of the broadcast program data when the update information confirmation unit determines that there is no limited edition program of the different version;
The receiving apparatus according to claim 4.
前記受信装置は、
前記送信装置から受信したデータを復号する限定受信プログラムを起動するプログラム起動部と、
前記プログラム起動部が起動した限定受信プログラムを実行することにより、前記データを復号するデータ復号部と、
前記データの復号に失敗したとき、前記限定受信プログラムとは異なる版の限定受信プログラムを前記サーバー装置から取得するプログラム取得部と、
を備える放送システム。 A broadcasting system comprising: a transmission device that transmits data and a limited reception program for decoding the data; a server device that stores the limited reception program; and a reception device,
The receiving device is:
A program activation unit that activates a limited reception program for decoding data received from the transmission device;
A data decoding unit that decodes the data by executing a conditional access program started by the program starting unit;
A program acquisition unit for acquiring, from the server device, a limited reception program of a version different from the limited reception program when decoding of the data fails;
A broadcasting system comprising:
受信したデータを復号するための限定受信プログラムを起動するプログラム起動過程と、
前記プログラム起動過程で起動した限定受信プログラムを実行することにより、前記データを復号するデータ復号過程と、
前記データの復号に失敗したとき、前記限定受信プログラムとは異なる版の限定受信プログラムを取得するプログラム取得過程と、
を有する受信方法。 A receiving method in a receiving device,
A program start process for starting a conditional access program for decoding received data;
A data decoding process for decoding the data by executing a conditional access program started in the program starting process;
A program acquisition step of acquiring a version of the conditional access program different from the conditional access program when decoding of the data fails;
Receiving method.
受信したデータを復号するための限定受信プログラムを起動するプログラム起動手順、
前記プログラム起動手順において起動した限定受信プログラムを実行することにより、前記データを復号するデータ復号手順、
前記データの復号に失敗したとき、前記限定受信プログラムとは異なる版の限定受信プログラムを取得するプログラム取得手順、
を実行させるためのプログラム。 In the computer of the receiving device,
A program start procedure for starting a conditional access program for decrypting received data;
A data decoding procedure for decoding the data by executing the conditional access program started in the program starting procedure;
A program acquisition procedure for acquiring a conditional access program of a version different from the conditional access program when decoding of the data fails;
A program for running
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