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JP2016083200A - おしぼり製造装置 - Google Patents

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JP2016083200A
JP2016083200A JP2014218152A JP2014218152A JP2016083200A JP 2016083200 A JP2016083200 A JP 2016083200A JP 2014218152 A JP2014218152 A JP 2014218152A JP 2014218152 A JP2014218152 A JP 2014218152A JP 2016083200 A JP2016083200 A JP 2016083200A
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towel manufacturing
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昌隆 高畑
Masataka Takahata
昌隆 高畑
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Abstract

【課題】巻きおしぼり以外の形態のおしぼりを製造するおしぼり製造装置を提供することを目的とする。【解決手段】おしぼり製造装置1は、シート材3をおしぼり5に成形する成形手段7を備える。成形手段7では、予め含水させたシート材3を垂らした状態とし、このシート材3の一面側3Aに、横方向から第1移動部材9を当てつつ移動させることによって、シート材3を折り畳むことを特徴とする。本発明のおしぼり製造装置1では、シート材3を予め含水させ、その上で、第1移動部材9により、シート材3を折り畳んでいる。シート材3に水が含まれると、シート材3の弾性力が弱まる。本実施例では、水を含ませてシート材3の弾性力を弱めた状態で、折り畳んでいるから、折り畳みやすい。【選択図】図2

Description

本発明は、おしぼり製造装置に関し、更に詳しくは、折り畳まれたおしぼりを製造するおしぼり製造装置に関する。
従来、この種のおしぼり製造装置として、シートロールから帯状のシート材を引き出して所定長さに切断し、散水して湿り気を付与して、更に、ロール状に巻き込んで巻きおしぼりを成形するものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2009−90043号公報
ところで、おしぼりの使用用途は幅広いため、巻きおしぼり以外の形態のおしぼりも望まれていた。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、折り畳まれたおしぼりを製造する製造装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
帯状のシート材からおしぼりを製造するおしぼり製造装置であって、
前記シート材をおしぼりに成形する成形手段を備え、
前記成形手段では、予め含水させた前記シート材を垂らした状態とし、
この前記シート材の一面側に、横方向から第1移動部材を当てつつ移動させることによって、前記シート材を折り畳むことを特徴とするおしぼり製造装置である。
請求項2に記載の発明は、
更に、前記成形手段では、
前記第1移動部材と移動する向きが逆であり、かつ、前記第1移動部材と移動する高さが異なる前記第2移動部材を、前記シート材の他面側に、横方向から当てつつ移動させることを特徴とする請求項1に記載のおしぼり製造装置である。
本発明のおしぼり製造装置は、帯状のシート材からおしぼりを製造するものである。
おしぼり製造装置は、シート材をおしぼりに成形する成形手段を備える。成形手段では、予め含水させたシート材を垂らした状態とし、このシート材の一面側に、横方向から第1移動部材を当てつつ移動させることによって、シート材を折り畳む。
本発明のおしぼり製造装置では、シート材を予め含水させ、その上で、第1移動部材により、シート材を折り畳んでいる。シート材に水が含まれると、シート材の弾性力が弱まる。本発明では、水を含ませてシート材の弾性力を弱めた状態で、折り畳んでいるから、折り畳みやすい。
更に、成形手段では、第2移動部材を用いることができる。この第2移動部材は、第1移動部材と移動する向きが逆であり、かつ、第1移動部材とスライドする高さが異なるものである。この第2移動部材を、シート材の他面側に、横方向から当てつつ移動させることにより、おしぼりを容易にジグザグに折り畳むことができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例1に係るおしぼり製造装置の正面図である。 実施例1に係るおしぼり製造装置の内部構造の要部を説明するための説明図である。 実施例1に係るおしぼり製造装置のおしぼり製造工程を示す説明図である。 実施例1に係るおしぼり製造装置のおしぼり製造工程を示す説明図である。 実施例1に係るおしぼり製造装置のおしぼり製造工程を示す説明図である。 実施例1に係るおしぼり製造装置のおしぼり製造工程を示す説明図である。 実施例2に係るおしぼり製造装置のおしぼり製造工程を示す説明図である。 実施例3に係るおしぼり製造装置のおしぼり製造工程を示す説明図である。 実施例4に係るおしぼり製造装置のおしぼり製造工程を示す説明図である。 実施例4に係るおしぼり製造装置のおしぼり製造工程を示す説明図である。 実施例4に係るおしぼり製造装置のおしぼり製造工程を示す説明図である。 実施例5に係るおしぼり製造装置のおしぼり製造工程を示す説明図である。 他の実施形態に係るおしぼり製造装置を説明するための説明図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
(1)本実施形態のおしぼり製造装置の構成
本実施形態に係るおしぼり製造装置(1)は、帯状のシート材(3)からおしぼり(5)を製造する装置である。
おしぼり製造装置(1)は、シート材(3)をおしぼり(5)に成形する成形手段(7)を備える。成形手段(7)では、予め含水させたシート材(3)を垂らした状態とし、このシート材(3)の一面側(3A)に、横方向から第1移動部材(9)を当てつつ移動させることによって、シート材(3)を折り畳むことを特徴とする。
本実施形態における水は、純粋な水の他、除菌水、殺菌水等も意味し、その成分として水を含んでいるものを広く意味する。
シート材(3)は、帯状である限り特に限定されず、目的に応じて適宜選択できる。シート材(3)としては、例えば、ロール状に巻回された状態でおしぼり製造装置(1)にセットされるものを用いることができる。また、ジグザグに折り曲げられた状態でおしぼり製造装置(1)にセットされるものも用いることができる。
シート材(3)の材質としては、例えば、不織布、織布、紙等を採用することができる。
シート材(3)は、成形手段(7)によって、おしぼり(5)に成形される前に所定長に切断されていてもよいし、成形後に所定長に切断されてもよい。
切断に用いられる切断手段(15)は、帯状のシート材(3)を所定長さに切断する手段であれば、特に限定されない。例えば、切断刃を備えたカッターや、切断刃によりシート材(3)を挟み込んで切り込むもの等、目的に応じて適宜選択できる。また、切断手段(15)の刃を構成する材質は特に制限はない。例えば、金属、プラスチックが挙げられる。
また、シート材(3)に予め、ミシン目等の切断予定線が入れられていてもよい。このように、切断予定線を入れておくと、所望の位置で切断しやすくなる。
本実施形態では、シート材(3)は、成形手段(7)で成形される前に、予め含水状態にされる。
シート材(3)を含水状態にするための手段は、特に限定されないが、通常、散水手段(17)が用いられる。散水手段(17)は、シート材(3)に散水して含水シート材(3)とする手段である。散水手段(17)は、水を散水する散水部(17A)を通常、備えている。
散水部(17A)は、シート材(3)に水を散水するものであれば、特に限定されず、目的に応じて適宜選択できる。複数の散水孔を備えた散水部(17A)であってもよいし、一の散水孔を備えた散水部(17A)でもよい。散水部(17A)は、シート材(3)の全面に散水することが好ましいことから、シート材(3)の幅と略同一の散水範囲を有することが好ましい。
なお、水を散水する圧力を得るためには、ポンプを用いることができる。
また、シート材(3)を含水状態にするための水は、水道等から直接供給されてもよいし、タンクに貯水してもよい。
貯水する場合に用いられるタンクの形状は、特に限定されず、目的に応じて任意の形状を適宜選択できる。タンクの材質は特に制限はない。例えば、金属、プラスチックが挙げられる。タンクは、加熱される場合には金属製が好ましい。
成形手段(7)では、まず、予め含水させたシート材(3)を垂らした状態とする(図2、3参照)。この際にシート材(3)の上側は、保持部材により保持されることが好ましい。保持部材としては、特に限定されず、目的に応じて適宜選択できる。例えば、保持部材として、シート材(3)を挟むことで保持する部材や、シート材(3)を挟み込む一対のローラ(19,19)が挙げられる。
シート材(3)の下端部は、無保持の状態でもよいが、保持部材により保持されたり、シート材(3)の下側に位置する底壁部材に接触していたりすることが望ましい。シート材(3)の下端部が保持部材により保持されたり、底壁部材に接触していたりすることにより、成形中のシート材(3)の姿勢を保ちやすくなり、その結果、成形しやすいからである。
成形手段(7)では、垂らした状態のシート材(3)の一面側(3A)に、横方向から第1移動部材(9)を当てる(図3参照)。そして、第1移動部材(9)を横方向に移動させる。これにより、シート材(3)を折り畳む(図4参照)。
第1移動部材(9)の形態は、特に限定されず、適宜選択できる。第1移動部材(9)の形態は、例えば、棒状や、板状であってもよい。また、第1移動部材(9)のうち、シート材(3)に最初に接触する側の端部の厚さは、端部以外の部分よりも薄いほうが好ましい。シート材(3)に折り目を形成しやすく、その折り目で折りやすいからである。
更に、成形手段(7)では、第1移動部材(9)と移動する向きが逆の第2移動部材(11)を用いることも可能である。この第2移動部材(11)は、第1移動部材(9)と移動する高さが異なっている。すなわち、第2移動部材(11)の移動する軌跡と、第1移動部材(9)の移動する軌跡とは、異なった高さとなっている。
第2移動部材(11)を用いることにより、おしぼり(5)をジグザグに折り畳むことができる。
第2移動部材(11)の形態は、特に限定されず、適宜選択できる。第2移動部材(11)の形態は、例えば、棒状や、板状であってもよい。また、第2移動部材(11)のうち、シート材(3)に最初に接触する側の端部の厚さは、端部以外の部分よりも薄いほうが好ましい。シート材(3)に折り目を形成しやすく、その折り目で折りやすいからである。
また、第1移動部材(9)、第2移動部材(11)の動作タイミングは、いずれかが先に動作を開始しても、略同一に動作を開始してもよい。また、動作の終了に関しても、いずれかが先に動作を終了しても、略同一に動作を終了してもよい。成形時間の短縮という観点からは、第1移動部材(9)、第2移動部材(11)の動作タイミングは、略同一に動作を開始して、略同一に動作を終了することが好ましい。
更に、成形手段(7)では、第3移動部材、第4移動部材、第5移動部材…を用いることができる。この場合において、第n移動部材と、第(n+1)移動部材は、移動する向きが逆とされている(但し、nは3以上の整数)。また、第(n+1)移動部材は、第n移動部材と移動する高さが異なっている。すなわち、第(n+1)移動部材の移動する軌跡と、第n移動部材の移動する軌跡とは、異なった高さとなっている。
移動部材を3以上設けることで、よりジグザグに折り畳まれたおしぼり(5)を製造することできる。
(2)本実施形態のおしぼり製造装置の効果
本実施形態に係るおしぼり製造装置(1)では、シート材(3)をおしぼり(5)に成形する成形手段(7)を備える。成形手段(7)では、予め含水させたシート材(3)を垂らした状態とし、このシート材(3)の一面側(3A)に、横方向から第1移動部材(9)を当てつつ移動させることによって、シート材(3)を折り畳む。
本実施形態のおしぼり製造装置(1)では、シート材(3)を予め含水させ、その上で、第1移動部材(9)により、シート材(3)を折り畳んでいる。シート材(3)に水が含まれると、シート材(3)の弾性力が弱まる。本実施形態では、水を含ませてシート材(3)の弾性力を弱めた状態で、折り畳んでいるから、折り畳みやすい。
更に、成形手段(7)では、第2移動部材(11)を用いることができる。この第2移動部材(11)は、第1移動部材(9)と移動する向きが逆であり、かつ、第1移動部材(9)とスライドする高さが異なるものである。この第2移動部材(11)を、シート材(3)の他面側(3B)に、横方向から当てつつ移動させることにより、容易にジグザグに折り畳むことができる。
以下、図面を参照して実施例により本発明をより具体的に説明する。
なお、図面において、おしぼり製造装置1の上側を「上方」、下側を「下方」として説明する。
<実施例1>
(1)おしぼり製造装置の構成
本実施例に係るおしぼり製造装置1は、図1〜図6に示されるように、帯状のシート材3から折り畳まれたおしぼり5を製造する装置である。おしぼり製造装置1は、成形手段7を備えている。また、本実施例に係るおしぼり製造装置1には、送りローラ13と、切断手段15と、散水手段17と、一対のローラ19,19と、が備えられている。これらはおしぼり製造装置1のケース内に収納されている。
本実施例では、シート材3として、不織布を用いている。不織布の厚みは、目的に応じて適宜選択できる。このシート材3には、凹凸の表面加工がされている。また、シート材3は、長尺であり、幅方向の略中央の長手方向に延びる線で2つに折られて2重とされている。この2重とされた状態で、シート材3はロール状に巻かれている。
ロール状のシート材3は、おしぼり製造装置1のケース内に収納されている。
送りローラ13は、ロール状の巻かれた状態のシート材3を引き出して送るものである。図2に示すように、送りローラ13は、ケース内部の略中央の上部に配されている。送りローラ13は図示しない駆動モータによって駆動される。引き出されたシート材3は、切断手段15へと送られる。
切断手段15は、帯状のシート材3を所定長さに切断して切断されたシート材3とするものである。この切断手段15には、図2に示されるように、回転刃15Aと固定刃15Bとが備えられている。回転刃15Aと固定刃15Bとの間を帯状のシート材3が通過するようにされている。この切断手段15では、図示しない駆動モータにより回転刃15Aが回転すると、帯状のシート材3が切断されるようになっている。また、回転刃15Aの回転のタイミングを変えることで、シート材3の長さを調整できるようにされている。
散水手段17は、シート材3に散水して含水したシート材3とする手段である。図2に示すように、散水手段17は、散水部17Aを備えている。
ケース内部には、図示しない給水タンクが、収納されている。この給水タンク内の水は、散水手段17に配管を通じて供給されるようにされている。給水タンクと散水手段17との間には、水を加熱するための加熱手段を設けてもよい。この加熱手段により、温水がシート材3に供給されて温かいおしぼり5を作製することができる。この場合における加熱手段は、特に限定されず、加熱タンク等の公知の加熱手段を幅広く用いることができる。
なお、配管の途中に、送液用のポンプが取り付けられている。
散水手段17の散水部17Aは、2重に折られたシート材3の幅よりもやや広い幅を有し、幅方向に複数の散水孔が並んでいる。複数の散水孔から水が放出することにより、幅方向に略均一に水分を付与することができるようになっている。
一対のローラ19,19は、シート材3を挟み込んで保持するものである。一対のローラ19,19は、散水部17Aの下方に配されている。
成形手段7は、シート材3をおしぼり5に成形する手段である。成形手段7には、第1移動部材9と、第2移動部材11とが備えられている。第1移動部材9は、平板状であり、横方向に移動可能とされている。第2移動部材11も、平板状であり、横方向に移動可能とされている。
図3に示されるように、第1移動部材9と第2移動部材11は、高さが異なるように配置されている。本実施例では、第1移動部材9の方が、第2移動部材11よりも上方に配置されている。
また、おしぼり5を作製する際に、第1移動部材9と、第2移動部材11とは動作する方向が逆になるようにされている(図3〜5参照)。すなわち、図3のように、側面視で略直線状のおしぼり5を折り畳む際には、第1移動部材9、及び第2移動部材11は互いに近接する方向で動作するようにされている。また、図5のように、おしぼり5を折り畳んだ後には、第1移動部材9、及び第2移動部材11は互いに離隔する方向で動作するようにされている。
なお、第1移動部材9、第2移動部材11を駆動するためのアクチュエータは特に限定されず、公知のアクチュエータが幅広く用いられる。例えば、ソレノイド、モータ、シリンダ等が用いられる。
なお、本実施例に係るおしぼり製造装置1には、各駆動モータ等のアクチュエータの駆動制御等を司る制御部を備えている。この制御部は、CPU(Central Processing Unit)と、メモリ(例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等と、を備えている。また、制御部は、各スイッチからの操作信号が入力される入力回路と、駆動モータ等のアクチュエータを駆動するための駆動回路と、を備えている。
(2)おしぼり製造装置の作用
次に上記構成のおしぼり製造装置1の作用について説明する。
おしぼり製造装置1を用いておしぼり5を製造する際には、最初に、ロール状のシート材3をおしぼり製造装置1にセットする。
スイッチを押すと、シート材3は送りローラ13によって送られて、切断手段15まで運ばれる。そして、シート材3が予め定められた所定長さとなったら、回転刃15Aが回転してシート材3を切断する。
次に、ポンプを作動して、散水部17Aから、水が散水されて、含水したシート材3が作製される。
図3に示されるように、このシート材3の上端をローラ19、19で挟みつつ、シート材3を垂らす。
そして、図3〜4に示すように、垂らした状態のシート材3の一面側3Aに、横方向から第1移動部材9を当てた状態で、第1移動部材9を横の一方向に移動させる。一方、シート材3の他面側3Bに、横方向から第2移動部材11を当てた状態で、第2移動部材11を横の他方向に移動させる。なお、このときの第1移動部材9の動作と、第2移動部材11の動作は、略同タイミングで行われる。
次に、図5に示されるように、第1移動部材9及び第2移動部材11をおしぼり5から抜く方向へ移動させる。なお、このときの第1移動部材9の動作と、第2移動部材11の動作は、略同タイミングで行われる。
このようにして、図6のように折り畳まれたおしぼり5が作製される。
(3)実施例1の効果
本実施例に係るおしぼり製造装置1は、シート材3をおしぼり5に成形する成形手段7を備える。成形手段7では、散水手段17により、予め含水させたシート材3を垂らした状態とし、このシート材3の一面側3Aに、横方向から第1移動部材9を当てつつ移動させることによって、シート材3を折り畳む。
本実施例のおしぼり製造装置1では、シート材3を予め含水させ、その上で、第1移動部材9により、シート材3を折り畳んでいる。シート材3に水が含まれると、シート材の弾性力が弱まる。本実施例では、水を含ませてシート材3の弾性力を弱めた状態で、折り畳んでいるから、折り畳みやすい。
更に、本実施例のおしぼり製造装置1では、成形手段7では、第2移動部材11を用いている。この第2移動部材11は、第1移動部材9と移動する向きが逆であり、かつ、第1移動部材9とスライドする高さが異なるものである。この第2移動部材11を、シート材3の他面側3Bに、横方向から当てつつ移動させることにより、おしぼり5を容易にジグザグに折り畳むことができる。
また、本実施例のおしぼり製造装置1では、第1移動部材9の動作と、第2移動部材11の動作は、略同タイミングで行われるから、各々の部材をそれぞれ動かすよりも、短時間で動作が完了する。よって、短時間で、おしぼり5を量産できる。
<実施例2>
次に、実施例2に係るおしぼり製造装置1を、図7を参照しつつ説明する。なお、実施例2のおしぼり製造装置1において、上記実施例1のおしぼり製造装置1と略同じ構成部位には同符号を付けて、構造、作用及び効果の説明は省略する。実施例2のおしぼり製造装置1では、次の点が、実施例1のおしぼり製造装置1と相違している。すなわち、実施例2のおしぼり製造装置1では、予め含水させたシート材3の下部を保持部材21により保持している。このようにすると、成形中のシート材3の姿勢を保ちやすくなり、その結果、成形しやすい。
<実施例3>
次に、実施例3に係るおしぼり製造装置1を、図8を参照しつつ説明する。なお、実施例3のおしぼり製造装置1において、上記実施例1のおしぼり製造装置1と略同じ構成部位には同符号を付けて、構造、作用及び効果の説明は省略する。実施例3のおしぼり製造装置1では、次の点が、実施例1のおしぼり製造装置1と相違している。すなわち、実施例3のおしぼり製造装置1では、予め含水させたシート材3の下部を底壁部材23に接触させている。このようにすると、成形中のシート材3の姿勢を保ちやすくなり、その結果、成形しやすい。
<実施例4>
次に、実施例4に係るおしぼり製造装置1を、図9〜11を参照しつつ説明する。なお、実施例4のおしぼり製造装置1において、上記実施例1のおしぼり製造装置1と略同じ構成部位には同符号を付けて、構造、作用及び効果の説明は省略する。実施例4のおしぼり製造装置1では、次の点が、実施例1のおしぼり製造装置1と相違している。すなわち、実施例4のおしぼり製造装置1では、第1移動部材9、第2移動部材11に加えて、第3移動部材25を備えている。
第3移動部材25は、第2移動部材11と移動する向きが逆である。また、この第3移動部材25は、第2移動部材11よりも下に配置されている。
実施例4では、図9の状態から、図10の状態を経て、図11のようにおしぼり5が成形される。
<実施例5>
次に、実施例5に係るおしぼり製造装置1を、図12を参照しつつ説明する。なお、実施例5のおしぼり製造装置1において、上記実施例1のおしぼり製造装置1と略同じ構成部位には同符号を付けて、構造、作用及び効果の説明は省略する。実施例5のおしぼり製造装置1では、次の点が、実施例1のおしぼり製造装置1と相違している。すなわち、実施例5のおしぼり製造装置1では、第1移動部材9、第2移動部材11のシート材3に当たる側の端部の厚さは、他の部分の厚さに比して薄くなっている。これにより、シート材3に折り目を付けやすく、折り畳まれた状態を保持しやすい。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。
上記実施例では、移動部材の数は、2つ又は3つの例を挙げて説明したが、移動部材の数は、1つであっても、4つ以上であってもよい。
また、上記実施例では、シート材3を切断した後に成形する場合を例示したが、これに限定されず、例えば、シート材3を成形後に切断するようにしてもよいし、成形の過程で切断するようにしてもよい。例えば、図13に示すように、切断手段15を、成形手段7と散水手段17の間に配置する構成により、成形後のシート材3の切断や成形過程におけるシート材3の切断を実現できる。更に、切断手段15を、成形手段7の下方(下流側)に配する構成においても、成形後のシート材3の切断や成形過程におけるシート材3の切断を実現できる。
また、上記実施例では、複数の移動部材9、11、25の動作が略同タイミングで行われる場合を例示したが、これに限定されず、異なるタイミングで動作するものであってもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
医療の現場、介護の現場、外食産業、エステ・ネイルサロン等で使用されるおしぼりの製造に関する技術として広く利用される。
1;おしぼり製造装置
3;シート材
3A;一面側
3B;他面側
5;おしぼり
7;成形手段
9;第1移動部材
11;第2移動部材
13;送りローラ
15;切断手段
15A;回転刃
15B;固定刃
17;散水手段
17A;散水部
19;ローラ
21;保持部材
23;底壁部材
25;第3移動部材

Claims (2)

  1. 帯状のシート材からおしぼりを製造するおしぼり製造装置であって、
    前記シート材をおしぼりに成形する成形手段を備え、
    前記成形手段では、予め含水させた前記シート材を垂らした状態とし、
    この前記シート材の一面側に、横方向から第1移動部材を当てつつ移動させることによって、前記シート材を折り畳むことを特徴とするおしぼり製造装置。
  2. 更に、前記成形手段では、
    前記第1移動部材と移動する向きが逆であり、かつ、前記第1移動部材と移動する高さが異なる前記第2移動部材を、前記シート材の他面側に、横方向から当てつつ移動させることを特徴とする請求項1に記載のおしぼり製造装置。

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