JP2016072798A - 音声振動出力装置 - Google Patents
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Abstract
Description
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合わせを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
図1から図3を用いて、本実施形態に係る音声振動出力装置について説明する。
なお、図1及び図2を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
本実施形態に係る音声振動出力装置は、図1に示すように、振動子111と、配線120と、挿入部130と、貫通路131と、筐体部材140と、発光素子210と、受光素子220とから構成されている。この音声振動出力装置は、イヤホンとして用いることができる装置である。
また、挿入部130には、上述したように振動子111が内蔵されており、この振動子111の振動により振動する。
また、筐体部材140は、挿入部130と共に振動子111の振動により振動する。
本実施形態の振動子111は、圧電セラミックを用いた圧電バイモルフ素子であり、ベンディングモード(撓み振動)で駆動する。振動子111に使用する圧電材料は、高変位な圧電材料を積層した素子であり、アンプから音響信号に忠実な電圧を圧電素子へ印加することにより、振動子111は、(結果として)音響信号を再現するように振動する。
本実施形態では、図1に示すように、挿入部130の筒方向に沿って振動子111がモールドされている。振動子111の固定方法は、振動子111を破断しないよう、人の押し圧力で生じる曲げに強い樹脂(例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等)で固定し、防水絶縁に対応するよう軟質樹脂(シリコーン等)でモールドするとよい。
本実施形態に係る音声振動出力装置は、図1に示すように、駆動部150と、発光素子210と受光素子220とからなるセンサ170とから構成されている。また、有線または無線によって、再生機器160やコントロールユニット180と接続されている。
また、振動イヤホンは動作原理が通常の電磁スピーカとは異なり、コイルが無い為磁界を発生させることがなく、したがって電磁誘導による他デバイスへのノイズが低いという利点がある。したがって、本振動イヤホンにバイタルセンサを搭載する事により、センサーノイズが少ない方法にてバイタル情報が取得可能となる。また、人体で心臓に近い部分で外光が入りにくい部位は鼻腔と外耳道の2種類だが、鼻腔は呼吸する為に存在するため、異物には極めて強い違和感がある。その点、外耳道は通常の音楽聴収などでカナル型イヤホンとして使われるため、違和感が少なく長時間の装用に耐える。したがって、外耳道奥の頭部中心に近い部分にセンサを設置する事で、より深部の脈波状況が判明する。
また、赤外線センサ自体は、外耳道周辺の血管の個人状態に左右されるため、外周に複数のセンサを設け、比較する事でより良いバイタル情報の取得が可能となる。
また、左右の外耳道内に同時に装着し解析することで、脈波の差が判明するため、例えば血管内で脈波の反射などが多くなるなど、左右の経路の差から血管の新たな情報が判別可能となる。
図4を用いて、本実施形態に係る音声振動出力装置について説明する。
本実施形態に係る音声振動出力装置は、第1の実施形態に対して、発光素子と受光素子とからなるセンサを電極に置き換えたものである。なお、音声振動出力装置の構造は、第1の実施形態と同様であるため、その詳細な説明は、省略する。
図5を用いて、本実施形態に係る音声振動出力装置について説明する。
本実施形態に係る音声振動出力装置は、第1、第2の実施形態に対して、発光素子と受光素子とからなるセンサ、電極からなるセンサを温度センサに置き換えたものである。なお、音声振動出力装置の構造は、第1の実施形態と同様であるため、その詳細な説明は、省略する。
図6を用いて、本実施形態に係る音声振動出力装置について説明する。
本実施形態に係る音声振動出力装置は、第1の実施形態の発光素子と受光素子とからなるセンサを外耳道の挿入方向と直交する方向の筐体表面に帯状に設けたものである。なお、音声振動出力装置の構造は、第1の実施形態と同様であるため、その詳細な説明は、省略する。
図7を用いて、本実施形態に係る音声振動出力装置について説明する。
本実施形態に係る音声振動出力装置は、第1の実施形態の発光素子と受光素子とからなるセンサあるいは、第2の実施形態の電極からなるセンサを筐体の上下に対向する位置に設け、さらに、挿入端部に温度センサを設けたものである。なお、音声振動出力装置の構造は、第1の実施形態と同様であるため、その詳細な説明は、省略する。
図8を用いて、本実施形態に係る音声振動出力装置について説明する。
本実施形態に係る音声振動出力装置は、第1から第5の実施形態に係る音声振動出力装置の外耳道の挿入端と対向する面の外周につば141を設けている。このような構造にすることにより、センサと血管との位置関係を常に適切な状態にすることができる。
111 振動子
120 配線
130 挿入部
131 貫通路
140 筐体部材
150 駆動部
151 イコライザ部
152 アンプ部
160 再生機器
161 出力部
170 センサ
180 コントロールユニット
181 検出部
182 通信部
210 発光素子
211 発光素子
212A 発光素子
212B 発光素子
220 受光素子
221 受光素子
222A 受光素子
222B 受光素子
230 電極
240 電極
250 温度センサ
251 温度センサ
251A 温度センサ
251B 温度センサ
Claims (8)
- 音声に対応して振動する圧電バイモルフ素子により形成された振動子と、
人体の外耳道内に挿入可能に形成され、かつ、外耳道内に挿入された状態においても外耳道を塞がないように外耳道内部と外部とを外耳道内部側から外部側へ向かうほど、断面積が大きくなる断面形状で繋ぐ少なくとも1つの貫通路を有し、前記振動子の振動により振動する挿入部と、
筐体表面に設けられ、血管の脈動を検出するための赤外線発光素子と受光素子と、
を備えたことを特徴とする音声振動出力装置。 - 前記赤外線発光素子と受光素子とを前記外耳道の挿入方向と直交する方向の筐体表面に帯状に設けたことを特徴とする請求項1に記載の音声振動出力装置。
- 音声に対応して振動する圧電バイモルフ素子により形成された振動子と、
人体の外耳道内に挿入可能に形成され、かつ、外耳道内に挿入された状態においても外耳道を塞がないように外耳道内部と外部とを外耳道内部側から外部側へ向かうほど、断面積が大きくなる断面形状で繋ぐ少なくとも1つの貫通路を有し、前記振動子の振動により振動する挿入部と、
筐体表面に設けられ、血管の脈動を検出するための電極群と、
を備えたことを特徴とする音声振動出力装置。 - 前記電極群を前記外耳道の挿入方向と直交する方向の筐体表面に帯状に設けたことを特徴とする請求項3に記載の音声振動出力装置。
- 音声に対応して振動する圧電バイモルフ素子により形成された振動子と、
人体の外耳道内に挿入可能に形成され、かつ、外耳道内に挿入された状態においても外耳道を塞がないように外耳道内部と外部とを外耳道内部側から外部側へ向かうほど、断面積が大きくなる断面形状で繋ぐ少なくとも1つの貫通路を有し、前記振動子の振動により振動する挿入部と、
筐体表面に設けられ、体温を検出するための温度センサと、
を備えたことを特徴とする音声振動出力装置。 - 前記温度センサを前記外耳道の挿入方向と直交する方向の筐体表面に帯状に設けたことを特徴とする請求項5に記載の音声振動出力装置。
- さらに、体温を検出するための温度センサを前記筐体表面に設けたことを特徴とする請求項1または請求項3に記載の音声振動出力装置。
- 前記外耳道の挿入端と対向する面の外周につばを設けたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の音声振動出力装置。
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