JP2016065888A - 電子写真感光体、画像形成装置、およびプロセスカートリッジ - Google Patents
電子写真感光体、画像形成装置、およびプロセスカートリッジ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016065888A JP2016065888A JP2014192849A JP2014192849A JP2016065888A JP 2016065888 A JP2016065888 A JP 2016065888A JP 2014192849 A JP2014192849 A JP 2014192849A JP 2014192849 A JP2014192849 A JP 2014192849A JP 2016065888 A JP2016065888 A JP 2016065888A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- phthalocyanine pigment
- mass
- layer
- photosensitive member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】単層型の感光層2で、ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料(HOGaPC)およびクロロガリウムフタロシアニン顔料(ClGaPC)、特定構造の正孔輸送材料、特定構造の電子輸送材料を含み、HOGaPCとClGaPCとの含有比が2:8乃至8:2、HOGaPCとClGaPCとの総含有率が0.8から1.5質量%である感光層を備える電子写真感光体。
【選択図】図1
Description
例えば、特定の分子構造を持たせ、電子輸送性を向上させ、感度を高めた電子輸送材料が知られている(特許文献1〜2参照)。また、特定の分子構造を持たせ、正孔輸送性を向上させた正孔輸送材料も知られている(特許文献3参照)。その他、電荷輸送材料としては、種々の材料が知られている(特許文献4参照)。
即ち、請求項1に係る発明は、
導電性基体と、
前記導電性基体上に設けられた単層型の感光層であって、結着樹脂、ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料およびクロロガリウムフタロシアニン顔料の2種の電荷発生材料、下記一般式(1)で表される正孔輸送材料、並びに、下記一般式(2)で表される電子輸送材料を含み、前記ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料とクロロガリウムフタロシアニン顔料との含有比(質量比)が2:8乃至8:2であり、且つ前記ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料およびクロロガリウムフタロシアニン顔料の総含有率が0.8質量%以上1.5質量%以下である感光層と、
を備える電子写真感光体である。
前記感光層は、前記ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料およびクロロガリウムフタロシアニン顔料の総含有率が0.8質量%以上1.2質量%以下である請求項1に記載の電子写真感光体である。
請求項1または請求項2に記載の電子写真感光体を備え、
画像形成装置に着脱するプロセスカートリッジ。
請求項1または請求項2に記載の電子写真感光体と、
前記電子写真感光体の表面を帯電する帯電手段と、
帯電した前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
トナーを含む現像剤により、前記電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記トナー像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
を備える画像形成装置。
本実施形態に係る電子写真感光体は、導電性基体と、前記導電性基体上に設けられた単層型の感光層、を有する、正帯電性の感光体である。
上記感光層は、結着樹脂、ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料およびクロロガリウムフタロシアニン顔料の2種の電荷発生材料、下記一般式(1)で表される正孔輸送材料、並びに、下記一般式(2)で表される電子輸送材料を含む。そして、前記ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料とクロロガリウムフタロシアニン顔料との含有比(質量比)が2:8乃至8:2であり、且つ前記ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料およびクロロガリウムフタロシアニン顔料の総含有率が0.8質量%以上1.5質量%以下である。
尚、単層型感光体の感光層において電荷発生材料の分散性を向上させるための手段として、一般的に分散助剤の添加や電荷発生材料の表面処理、結着樹脂と電荷発生材料の酸−塩基相互作用を利用した分散状態の安定化などが考えられる。しかし、いずれも電荷の輸送性が低下する傾向にあり、つまり感光体に求められる特性と二律背反の関係となる。
この理由は定かではないが、電荷発生材料を2種併用し、且つその2種としてヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料およびクロロガリウムフタロシアニン顔料を選択することで、2種の電荷発生材料間で相互作用が働き、種の異なる電荷発生材料が介在することで凝集が抑制されるものと考えられる。また、該2種の電荷発生材料の含有比が上記特定の範囲であることで、上記の相互作用が良好に奏されていると考えられる。
また、下限値としては、更に1.05質量%以上が好ましく、1.15質量%以上がより好ましい。
更に、感光層中におけるヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料およびクロロガリウムフタロシアニン顔料の含有比率は、電荷発生材料の凝集をより抑制する観点で、4:6乃至7:3の範囲がより好ましく、5:5乃至6:4の範囲が更に好ましい。
図1は、本実施形態に係る電子写真感光体10の一部の断面を概略的に示している。
図1に示した電子写真感光体10は、例えば、導電性基体3を備え、導電性基体3上に、下引層1、および単層型の感光層2がこの順で設けられて構成されている。
なお、下引層1は必要に応じて設けられる層である。また、他の層を設けてもよく、例えば単層型の感光層2状に更に保護層を設けてもよい。
導電性基体としては、例えば、金属(アルミニウム、銅、亜鉛、クロム、ニッケル、モリブデン、バナジウム、インジウム、金、白金等)又は合金(ステンレス鋼等)を含む金属板、金属ドラム、及び金属ベルト等が挙げられる。また、導電性基体としては、例えば、導電性化合物(例えば導電性ポリマー、酸化インジウム等)、金属(例えばアルミニウム、パラジウム、金等)又は合金を塗布、蒸着又はラミネートした紙、樹脂フィルム、ベルト等も挙げられる。ここで、「導電性」とは体積抵抗率が1013Ωcm未満であることをいう。
酸性処理液による処理は、例えば、以下のようにして実施される。先ず、リン酸、クロム酸及びフッ酸を含む酸性処理液を調製する。酸性処理液におけるリン酸、クロム酸及びフッ酸の配合割合は、例えば、リン酸が10質量%以上11質量%以下の範囲、クロム酸が3質量%以上5質量%以下の範囲、フッ酸が0.5質量%以上2質量%以下の範囲であって、これらの酸全体の濃度は13.5質量%以上18質量%以下の範囲がよい。処理温度は例えば42℃以上48℃以下が好ましい。被膜の膜厚は、0.3μm以上15μm以下が好ましい。
下引層は、例えば、無機粒子と結着樹脂とを含む層である。
これらの中でも、上記抵抗値を有する無機粒子としては、例えば、酸化錫粒子、酸化チタン粒子、酸化亜鉛粒子、酸化ジルコニウム粒子等の金属酸化物粒子がよく、特に、酸化亜鉛粒子が好ましい。
無機粒子の体積平均粒径は、例えば、50nm以上2000nm以下(好ましくは60nm以上1000nm以下)がよい。
特に、電子受容性化合物としては、アントラキノン構造を有する化合物が好ましい。アントラキノン構造を有する化合物としては、例えば、ヒドロキシアントラキノン化合物、アミノアントラキノン化合物、アミノヒドロキシアントラキノン化合物等が好ましく、具体的には、例えば、アントラキノン、アリザリン、キニザリン、アントラルフィン、プルプリン等が好ましい。
下引層に用いる結着樹脂としては、例えば、電荷輸送性基を有する電荷輸送性樹脂、導電性樹脂(例えばポリアニリン等)等も挙げられる。
これら結着樹脂を2種以上組み合わせて使用する場合には、その混合割合は、必要に応じて設定される。
添加剤としては、多環縮合系、アゾ系等の電子輸送性顔料、ジルコニウムキレート化合物、チタニウムキレート化合物、アルミニウムキレート化合物、チタニウムアルコキシド化合物、有機チタニウム化合物、シランカップリング剤等の公知の材料が挙げられる。シランカップリング剤は前述のように無機粒子の表面処理に用いられるが、添加剤として更に下引層に添加してもよい。
下引層の表面粗さ(十点平均粗さ)は、モアレ像抑制のために、使用される露光用レーザ波長λの1/4n(nは上層の屈折率)から1/2λまでに調整されていることがよい。
表面粗さ調整のために下引層中に樹脂粒子等を添加してもよい。樹脂粒子としてはシリコーン樹脂粒子、架橋型ポリメタクリル酸メチル樹脂粒子等が挙げられる。また、表面粗さ調整のために下引層の表面を研磨してもよい。研磨方法としては、バフ研磨、サンドブラスト処理、湿式ホーニング、研削処理等が挙げられる。
これらの溶剤として具体的には、例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、iso−プロパノール、n−ブタノール、ベンジルアルコール、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、メチレンクロライド、クロロホルム、クロロベンゼン、トルエン等の通常の有機溶剤が挙げられる。
図示は省略するが、下引層と感光層との間に中間層をさらに設けてもよい。
中間層は、例えば、樹脂を含む層である。中間層に用いる樹脂としては、例えば、アセタール樹脂(例えばポリビニルブチラール等)、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、カゼイン樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ゼラチン、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリビニルアセテート樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸樹脂、シリコーン樹脂、シリコーン−アルキッド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂等の高分子化合物が挙げられる。
中間層は、有機金属化合物を含む層であってもよい。中間層に用いる有機金属化合物としては、ジルコニウム、チタニウム、アルミニウム、マンガン、ケイ素等の金属原子を含有する有機金属化合物等が挙げられる。
これらの中間層に用いる化合物は、単独で又は複数の化合物の混合物若しくは重縮合物として用いてもよい。
中間層を形成する塗布方法としては、浸漬塗布法、突き上げ塗布法、ワイヤーバー塗布法、スプレー塗布法、ブレード塗布法、ナイフ塗布法、カーテン塗布法等の通常の方法が用いられる。
単層型の感光層は、結着樹脂(a)、電荷発生材料(b)、正孔輸送材料(c)、および電子輸送材料(d)に加え、必要に応じて、その他添加剤を含んで構成される。
結着樹脂としては、特に制限はないが、例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート樹脂、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニルアセテート樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、シリコーン樹脂、シリコーンアルキッド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、スチレン−アルキッド樹脂、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリシラン等が挙げられる。これらの結着樹脂は、単独または2種以上混合して用いてもよい。
これらの結着樹脂の中でも、特に、感光層の成膜性の観点から、例えば、粘度平均分子量30000以上80000以下のポリカーボネート樹脂がよい。
電荷発生材料としては、ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料およびクロロガリウムフタロシアニン顔料の2種が併用される。
ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料としては、特に制限はないが、V型のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料がよい。
特に、ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料としては、例えば、600nm以上900nm以下の波長域での分光吸収スペクトルにおいて、810nm以上839nm以下の範囲に最大ピーク波長を有するヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料がより優れた分散性が得られる観点から望ましい。電子写真感光体の材料として用いた場合に、優れた分散性と、十分な感度、帯電性および暗減衰特性とが得られ易くなる。
ここで、平均粒径が0.20μmより大きい場合、または比表面積値が45m2/g未満である場合は、顔料粒子が粗大化しているか、または顔料粒子の凝集体が形成される傾向があり、分散性や、感度、帯電性および暗減衰特性といった特性に欠陥が生じやすい傾向にあり、それにより画質欠陥を生じ易くなることがある。
クロロガリウムフタロシアニン顔料としては、特に制限はないが、電子写真感光体材料として優れた感度が得られる、ブラッグ角度(2θ±0.2°)7.4°、16.6°、25.5°および28.3°に回折ピークを有するものであることが望ましい。
クロロガリウムフタロシアニン顔料の好適な分光吸収スペクトルの最大ピーク波長、平均粒径、最大粒径、および比表面積値は、ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料と同様である。
尚、上限値としては、更に1.4質量%以下が好ましく、1.25質量%以下がより好ましく、1.2質量%以下が更に好ましい。また、下限値としては、更に1.05質量%以上が好ましく、1.15質量%以上がより好ましい。
含有比率が上記範囲外であると、感光層中での電荷発生層の凝集が良好に抑制し得ない。
正孔輸送材料としては、下記一般式(1)で表される正孔輸送材料が適用される。
尚、低級アルキル基および低級アルコキシ基における「低級」とは、炭素数が4以下であることを表す。
これらの中でも、低級アルキル基としては、メチル基、エチル基が望ましい。
なお、フェニル基に置換し得る置換基としては、例えば、R1〜R6が示す低級アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子が挙げられる。
・4−Me:フェニル基の4−位に置換するメチル基
・3−Me:フェニル基の3−位に置換するメチル基
・4−Cl:フェニル基の4−位に置換する塩素原子
・4−MeO:フェニル基の4−位に置換するメトキシ基
・4−F:フェニル基の4−位に置換するフッ素原子
・4−Pr:フェニル基の4−位に置換するプロピル基
・4−PhO:フェニル基の4−位に置換するフェノキシ基
電子輸送材料としては、下記一般式(2)で表される電子輸送材料が適用される。
これらの中でも、フェニル基が望ましい。
上記特定の正孔輸送材料および電子輸送材料以外にも、機能を損ねない範囲で、他の電荷輸送材料(他の正孔輸送材料、他の電子輸送材料)を併用してもよい。但し、他の電荷輸送材料は、正孔輸送材料および電子輸送材料全体に対して40質量%以下で併用することがよい。
正孔輸送材料と電子輸送材料との比率は、質量比(正孔輸送材料/電子輸送材料)で、50/50以上90/10以下が望ましく、より望ましくは60/40以上80/20以下である。
なお、本比率は、他の電荷輸送材料を併用した場合、その合計での比率である。
単層型の感光層には、酸化防止剤、光安定剤、熱安定剤等の周知のその他添加剤を含んでいてもよい。また、単層型の感光層が表面層となる場合、フッ素樹脂粒子、シリコーンオイル等を含んでいてもよい。
単層型の感光層は、上記成分を溶剤に加えた感光層形成用塗布液を用いて形成される。
溶剤としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロルベンゼン等の芳香族炭化水素類、アセトン、2−ブタノン等のケトン類、塩化メチレン、クロロホルム、塩化エチレン等のハロゲン化脂肪族炭化水素類、テトラヒドロフラン、エチルエーテル等の環状若しくは直鎖状のエーテル類等の通常の有機溶剤が挙げられる。これら溶剤は単独または2種以上混合して用いる。
保護層は、必要に応じて感光層上に設けられる。保護層は、例えば、帯電時の感光層の化学的変化を防止したり、感光層の機械的強度をさらに改善する目的で設けられる。
そのため、保護層は、硬化膜(架橋膜)で構成された層を適用することがよい。これら層としては、例えば、下記1)又は2)に示す層が挙げられる。
2)非反応性の電荷輸送材料と、電荷輸送性骨格を有さず、反応性基を有する反応性基含有非電荷輸送材料と、を含む組成物の硬化膜で構成された層(つまり、非反応性の電荷輸送材料と、当該反応性基含有非電荷輸送材料の重合体又は架橋体と、を含む層)
なお、保護層形成用塗布液は、無溶剤の塗布液であってもよい。
本実施形態に係る画像形成装置は、電子写真感光体と、電子写真感光体の表面を帯電する帯電手段と、帯電した電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、トナーを含む現像剤により電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、トナー像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、を備える。そして、電子写真感光体として、上記本実施形態に係る電子写真感光体が適用される。
本実施形態に係る画像形成装置100は、図2に示すように、電子写真感光体7を備えるプロセスカートリッジ300と、露光装置9(静電潜像形成手段の一例)と、転写装置40(一次転写装置)と、中間転写体50とを備える。なお、画像形成装置100において、露光装置9はプロセスカートリッジ300の開口部から電子写真感光体7に露光し得る位置に配置されており、転写装置40は中間転写体50を介して電子写真感光体7に対向する位置に配置されており、中間転写体50はその一部が電子写真感光体7に接触して配置されている。図示しないが、中間転写体50に転写されたトナー像を記録媒体(例えば用紙)に転写する二次転写装置も有している。なお、中間転写体50、転写装置40(一次転写装置)、及び二次転写装置(不図示)が転写手段の一例に相当する。
帯電装置8としては、例えば、導電性又は半導電性の帯電ローラ、帯電ブラシ、帯電フィルム、帯電ゴムブレード、帯電チューブ等を用いた接触型帯電器が使用される。また、非接触方式のローラ帯電器、コロナ放電を利用したスコロトロン帯電器やコロトロン帯電器等のそれ自体公知の帯電器等も使用される。
露光装置9としては、例えば、電子写真感光体7表面に、半導体レーザ光、LED光、液晶シャッタ光等の光を、定められた像様に露光する光学系機器等が挙げられる。光源の波長は電子写真感光体の分光感度領域内とする。半導体レーザの波長としては、780nm付近に発振波長を有する近赤外が主流である。しかし、この波長に限定されず、600nm台の発振波長レーザや青色レーザとして400nm以上450nm以下に発振波長を有するレーザも利用してもよい。また、カラー画像形成のためにはマルチビームを出力し得るタイプの面発光型のレーザ光源も有効である。
現像装置11としては、例えば、現像剤を接触又は非接触させて現像する一般的な現像装置が挙げられる。現像装置11としては、上述の機能を有している限り特に制限はなく、目的に応じて選択される。例えば、一成分系現像剤又は二成分系現像剤をブラシ、ローラ等を用いて電子写真感光体7に付着させる機能を有する公知の現像器等が挙げられる。中でも現像剤を表面に保持した現像ローラを用いるものが好ましい。
クリーニング装置13は、クリーニングブレード131を備えるクリーニングブレード方式の装置が用いられる。
なお、クリーニングブレード方式以外にも、ファーブラシクリーニング方式、現像同時クリーニング方式を採用してもよい。
転写装置40としては、例えば、ベルト、ローラ、フィルム、ゴムブレード等を用いた接触型転写帯電器、コロナ放電を利用したスコロトロン転写帯電器やコロトロン転写帯電器等のそれ自体公知の転写帯電器が挙げられる。
中間転写体50としては、半導電性を付与したポリイミド、ポリアミドイミド、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエステル、ゴム等を含むベルト状のもの(中間転写ベルト)が使用される。また、中間転写体の形態としては、ベルト状以外にドラム状のものを用いてもよい。
図3に示す画像形成装置120は、プロセスカートリッジ300を4つ搭載したタンデム方式の多色画像形成装置である。画像形成装置120では、中間転写体50上に4つのプロセスカートリッジ300がそれぞれ並列に配置されており、1色に付き1つの電子写真感光体が使用される構成となっている。なお、画像形成装置120は、タンデム方式であること以外は、画像形成装置100と同様の構成を有している。
なお、以下に示す「部」および「%」は特に断りのない限り質量基準である。
<感光体1の作製>
電荷発生材料としてCukα特性X線を用いたX線回折スペクトルのブラッグ角度(2θ±0.2°)が少なくとも7.3゜,16.0゜,24.9゜,28.0゜の位置に回折ピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料(HOGaPC)、およびCukα特性X線を用いたX線回折スペクトルのブラッグ角度(2θ±0.2°)が少なくとも7.4゜,16.6゜,25.5゜,28.3゜の位置に回折ピークを有するクロロガリウムフタロシアニン顔料(ClGaPC)1.2部(HOGaPC:ClGaPC=5:5(質量比))と、結着樹脂としてビスフェノールZポリカーボネート樹脂(粘度平均分子量:5万)46.8部と、表1に示す電子輸送材料15部と、表1に示す正孔輸送材料37部と、溶剤としてテトラヒドロフラン250部と、からなる混合物を、直径1mmφのガラスビーズを用いてサンドミルにて4時間分散し、感光層形成用塗布液を得た。
この感光層形成用塗布液を浸漬塗布法にて、直径30mm、長さ244.5mmのアルミニウム基材上に塗布し、140℃、30分の乾燥硬化を行い、厚さ30μmの単層型の感光層を形成した。
以上の工程を経て、実施例1における電子写真感光体(感光体1)を作製した。
<感光体2〜20、および、比較感光体1〜18の作製>
表1、表2に従って、電荷発生材料、電子輸送材料、正孔輸送材料、および結着樹脂(バインダ樹脂)について、種類および量を変更した以外は、感光体1と同様にして、電子写真感光体を作製した。得られた感光体2〜20、および、比較感光体1〜18を、それぞれ、実施例および比較例における電子写真感光体とした。
なお、表1および表2中の「部」は質量部を示しており、「比」は電荷発生材料の含有比(質量比)を示している。
前述のようにして得られた電子写真感光体について、以下の評価を行った。その結果を表1〜表2にまとめて示す。
電荷発生材料の分散性について、以下の粒子散乱係数をもって評価した。
本実施形態における「粒子散乱係数」は、1000nmにおける吸光度の感光層膜厚1μm当たりの変化量を散乱の主となる電荷発生材料の質量部数で割ったものであり、感光層中の凝集状態の指標となるものである。
粒子散乱係数の値が大きいと電荷発生材料の分散性が悪く、特に、粒子散乱係数が0.017以上であると、感光層内にて顔料の凝集により画質欠陥が生じ易い。
まず、感光体を作製する際に用いる感光層形成用塗布液と同様のサンプル用塗布液を準備し、これをガラスプレート上に塗布し、感光層の形成の際の同条件で乾燥硬化し、ある厚さ(L1(μm))の膜を作製した。また、同様にして、L1とはそれぞれ異なる厚さ(L2(μm)、L3(μm))の膜をガラスプレート上に作製した。
このようにして得られた3枚のサンプルについて、1000nmにおける吸光度を測定し、その値を、膜厚L1のサンプルの場合「A1」、膜厚L2のサンプルの場合「A2」、膜厚L3のサンプルの場合「A3」とした。
そして、膜厚を横軸、吸光度を縦軸としたときのプロットから接線の傾きを算出し、更に電荷発生材料の質量部数で割った値を粒子散乱係数とした。
なお、ガラスプレート上に成膜される膜厚は5μm以上15μm以下の範囲とした。
また、吸光度は、日立社製、紫外可視分光光度計U2000を用いて測定した。
感光体の感度の評価は、+800Vに帯電させた時の半減露光量として、評価した。
具体的には、静電複写紙試験装置(エレクトロスタティックアナライザーEPA−8100、川口電気社製)を用いて、20℃、40%RHの環境下、+800Vに帯電させた後、タングステンランプの光を、モノクロメーターを用いて800nmの単色光にし、感光体表面上で1μW/cm2になるように調整して、照射した。
そして、帯電直後における感光体表面の表面電位V0(V)、感光体表面の光照射により表面電位が1/2×VO(V)となる半減露光量E1/2(μJ/cm2)を測定した。
なお、感光体の感度は、2.0μJ/cm2以下の半減露光量が得られたとき、高感度化されたと評価する。
画質評価は、Brother社製HL2270DWに対して、前述のようにして得られた電子写真感光体を取り付けた改造機を用いて行った。
この改造機を用い、50%ハーフトーン画像を印刷し、画像の点欠陥を表3に示した基準で評価した。評価方法の詳細としては、得られた画像の点欠陥を3つの大きさに分類し、各々の大きさの点欠陥の個数が基準に対して最も悪くなる評価を与えることとした。
評価基準は下記表3の通りである。なお、評価基準「5」以下であると実用上問題を生ずることがあると評価する。
−電子輸送材料−
・(2−1)乃至(2−10): 一般式(2)で表される電子輸送材料の例示化合物
・化合物A: 下記構造の電子輸送材料
・化合物B: 下記構造の電子輸送材料
・化合物C: 下記構造の電子輸送材料
・化合物1: 一般式(2)中、R11〜R17=H、R18=n−C4H9の電子輸送材料
・化合物2: 一般式(2)中、R11〜R17=H、R18=n−C11H23の電子輸送材料
・化合物3: 一般式(2)中、R11〜R17=H、R18=2−エチルヘキシル基の電子輸送材料
・(1−1)、(1−21)、(1−22)、(1−41)、(1−42): 一般式(1)で表される正孔輸送材料の例示化合物
・化合物X: N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−[1,1’]ビフェニル−4,4’−ジアミン(正孔輸送材料)
・PCZ:ビスフェノールZポリカーボネート樹脂(粘度平均分子量:5万)
・HOGaPC: Cukα特性X線を用いたX線回折スペクトルのブラッグ角度(2θ±0.2°)が少なくとも7.3゜,16.0゜,24.9゜,28.0゜の位置に回折ピークを有するV型のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料(600nm以上900nm以下の波長域での分光吸収スペクトルにおける最大ピーク波長=820nm、平均粒径=0.12μm、最大粒径=0.2μm、比表面積値=60m2/g)
・ClGaPC: Cukα特性X線を用いたX線回折スペクトルのブラッグ角度(2θ±0.2°)が少なくとも7.4゜,16.6゜,25.5゜,28.3゜の位置に回折ピークを有するクロロガリウムフタロシアニン顔料(600nm以上900nm以下の波長域での分光吸収スペクトルにおける最大ピーク波長=780nm、平均粒径=0.15μm、最大粒径=0.2μm、比表面積値=56m2/g)
・H2PC(x型): 無金属フタロシアニン顔料(フタロシアニン骨格の中心に2個の水素原子が配位したフタロシアニン)
・TiOPC(II型): チタニルフタロシアニン顔料
Claims (4)
- 導電性基体と、
前記導電性基体上に設けられた単層型の感光層であって、結着樹脂、ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料およびクロロガリウムフタロシアニン顔料の2種の電荷発生材料、下記一般式(1)で表される正孔輸送材料、並びに、下記一般式(2)で表される電子輸送材料を含み、前記ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料とクロロガリウムフタロシアニン顔料との含有比(質量比)が2:8乃至8:2であり、且つ前記ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料およびクロロガリウムフタロシアニン顔料の総含有率が0.8質量%以上1.5質量%以下である感光層と、
を備える電子写真感光体。
(一般式(1)中、R1、R2、R3、R4、R5、およびR6は、各々独立に、水素原子、低級アルキル基、アルコキシ基、フェノキシ基、ハロゲン原子、または、低級アルキル基、低級アルコキシ基、およびハロゲン原子から選ばれる置換基を有していてもよいフェニル基を示す。mおよびnは、各々独立に0または1を示す。)
(一般式(2)中、R11、R12、R13、R14、R15、R16、およびR17は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、またはアリール基を示す。R18は、炭素数5以上10以下の直鎖状アルキル基を示す。) - 前記感光層は、前記ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料およびクロロガリウムフタロシアニン顔料の総含有率が0.8質量%以上1.2質量%以下である請求項1に記載の電子写真感光体。
- 請求項1または請求項2に記載の電子写真感光体を備え、
画像形成装置に着脱するプロセスカートリッジ。 - 請求項1または請求項2に記載の電子写真感光体と、
前記電子写真感光体の表面を帯電する帯電手段と、
帯電した前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
トナーを含む現像剤により、前記電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記トナー像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
を備える画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014192849A JP2016065888A (ja) | 2014-09-22 | 2014-09-22 | 電子写真感光体、画像形成装置、およびプロセスカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014192849A JP2016065888A (ja) | 2014-09-22 | 2014-09-22 | 電子写真感光体、画像形成装置、およびプロセスカートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016065888A true JP2016065888A (ja) | 2016-04-28 |
Family
ID=55805325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014192849A Pending JP2016065888A (ja) | 2014-09-22 | 2014-09-22 | 電子写真感光体、画像形成装置、およびプロセスカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016065888A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018049149A (ja) * | 2016-09-21 | 2018-03-29 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
CN107870527A (zh) * | 2016-09-26 | 2018-04-03 | 富士施乐株式会社 | 电子照相感光体、处理盒和图像形成装置 |
JP2018159761A (ja) * | 2017-03-22 | 2018-10-11 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
JP2019053181A (ja) * | 2017-09-14 | 2019-04-04 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
JP2019105739A (ja) * | 2017-12-12 | 2019-06-27 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10148954A (ja) * | 1996-11-18 | 1998-06-02 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体および電子写真法 |
JP2008268877A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-11-06 | Kyocera Mita Corp | 単層型電子写真感光体及び画像形成装置 |
JP2008304621A (ja) * | 2007-06-06 | 2008-12-18 | Sharp Corp | 単層型電子写真感光体およびそれを備えた電子写真装置 |
JP2013231867A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
-
2014
- 2014-09-22 JP JP2014192849A patent/JP2016065888A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10148954A (ja) * | 1996-11-18 | 1998-06-02 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体および電子写真法 |
JP2008268877A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-11-06 | Kyocera Mita Corp | 単層型電子写真感光体及び画像形成装置 |
JP2008304621A (ja) * | 2007-06-06 | 2008-12-18 | Sharp Corp | 単層型電子写真感光体およびそれを備えた電子写真装置 |
JP2013231867A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018049149A (ja) * | 2016-09-21 | 2018-03-29 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
CN107861341A (zh) * | 2016-09-21 | 2018-03-30 | 富士施乐株式会社 | 电子照相感光体、处理盒和图像形成装置 |
CN107870527A (zh) * | 2016-09-26 | 2018-04-03 | 富士施乐株式会社 | 电子照相感光体、处理盒和图像形成装置 |
JP2018054695A (ja) * | 2016-09-26 | 2018-04-05 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
JP2018159761A (ja) * | 2017-03-22 | 2018-10-11 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
JP2019053181A (ja) * | 2017-09-14 | 2019-04-04 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
JP2019105739A (ja) * | 2017-12-12 | 2019-06-27 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5915363B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP6357823B2 (ja) | 電子写真感光体、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ | |
JP6413548B2 (ja) | 電子写真感光体、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ | |
JP2015184462A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2016065888A (ja) | 電子写真感光体、画像形成装置、およびプロセスカートリッジ | |
JP2016151754A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、画像形成装置 | |
JP2017049459A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP6485161B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP6402527B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP6229513B2 (ja) | 画像形成装置、及びプロセスカートリッジ | |
JP6221853B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2016066062A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
US10152013B2 (en) | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, and image forming apparatus | |
JP6503667B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP6307968B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
US9829812B2 (en) | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, and image forming apparatus | |
JP6136996B2 (ja) | 電子写真感光体、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ | |
JP6464863B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、画像形成装置 | |
JP6620461B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP6372274B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、画像形成装置 | |
JP6172006B2 (ja) | 画像形成装置、及びプロセスカートリッジ | |
JP6699248B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP6244994B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6724655B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2015175909A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170831 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180605 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180612 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180813 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20180911 |